JPH035197Y2 - - Google Patents

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JPH035197Y2
JPH035197Y2 JP5492785U JP5492785U JPH035197Y2 JP H035197 Y2 JPH035197 Y2 JP H035197Y2 JP 5492785 U JP5492785 U JP 5492785U JP 5492785 U JP5492785 U JP 5492785U JP H035197 Y2 JPH035197 Y2 JP H035197Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、半潜水型石油掘削船に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、上記半潜水型石油掘削船は、一般に左右
1対のポンツーン(ロワーハル)とポンツーン上
に立設された左右計6本のコラムと上記左右6本
のコラム上端に固着されこれらコラムを介してポ
ンツーンに支持されたプラツトフオームと上記各
構造物を連結する各種ブレースとから基本的には
構成され、上記各種ブレースとしてはムーンプー
ルの上方に設けられるデリツクから加わる大荷重
をミツドコラム下部へ伝える左右各2本の斜めム
ーンプールブレース、左右側面のコラムとプラツ
トフオームを連結する対角線ブレース、前後面の
コラムとプラツトフオームを連結する対直線ブレ
ース及び左右のコラム下部を連結する水平ブレー
ス等が設けられていた。
上記トラス構造の石油掘削船においては、流氷
の衝突などによるブレースの損傷が掘削船全構造
の崩壊を来し、莫大な損害につながることから、
北海油田等寒冷海域で使用される石油掘削船とし
て、海面を貫くムーンプールブレースや対角線ブ
レースを有しない石油掘削船が実用化されてい
る。
例えば、特開昭57−95290号公報には、左右1
対のポンツーンと各ポンツーンの前後部に夫々立
設された計4本のコラムとこれらのコラムの上端
に固着されコラムを介してポンツーンに支持され
た多層構造のプラツトフオームと前側のコラムの
下部同士及び後側のコラムの下部同士を連結する
前後各1対の水平ブレースとを備えた石油掘削船
が記載されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記公報に記載の石油掘削船においては、全て
の対角線ブレースを省略した結果、船体中心線に
対して斜め方向から来る波により左右のポンツー
ンが相互に反対方向へ上下揺動及び前後方向相対
移動するような船体全体捩り力に耐え得るよう
に、プラツトフオームの深さを大きくしてプラツ
トフオームの剛性を上げなければならず、またミ
ツドコラムを省略しデリツクからプラツトフオー
ム中央部に加わる大荷重をプラツトフオームを介
して前後4本のコラムで支持するようにしたの
で、左右及び前後のコラム間隔(左右方向及び前
後方向スパン)を小さくするとともにプラツトフ
オームの深さを大きくしなければならないという
欠点がある。
上記のように左右方向スパン並びに前後方向の
スパンが小さくなるので、プラツトフオームのオ
ープンデツキ面積が不足することから、所要デツ
キ面積確保のためプラツトフオームを多層構造と
しなければならないという欠点がある。
そして、プラツトフオームの深さ増大により側
部受風面積が増して風荷重が増大すること、また
左右方向スパンの縮小及びミツドコラムの省略に
より水線面積の船体中心線回りの慣性モーメント
が著しく小さくなつてスタビリテイが悪化するこ
との対策として、4本のコラムを極力大径化しな
ければならない。
本考案は、上記の諸欠点に鑑みてなされたもの
で、スタビリテイに優れ、オープンデツキ面積が
広く且つ深さの浅いプラツトフオームを備え、全
体重量を軽減し且つ製作費を低減し得るような半
潜水型石油掘削船を提供することを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る半潜水型海洋構造物は、左右に相
隔てて対置された1対のポンツーンと、各ポンツ
ーンの前後部と中央部とに夫々立設されたコラム
と、上記左右6本のコラムの上端に固着されこれ
らのコラムを介して上記両ポンツーンに支持され
たプラツトフオームとを備えた半潜水型海洋構造
物において、上記各ポンツーンの前後部に夫々立
設された鉛直のコーナコラムの下端部はその外側
がポンツーン外側からはみ出さない範囲でポンツ
ーンの外側へできるだけ偏心させてポンツーンに
固着され、上記各ポンツーンの中央部に立設され
たミツドコラムはその上端部がその下端部よりも
プラツトフオーム中心側へシフトするように傾斜
させるとともに、上記ミツドコラムの下端部はそ
の内側がポンツーンの内側からはみ出さない範囲
でポンツーンの内側へできるだけ偏心させてポン
ツーンに固着され、上記ミツドコラムの上端部は
プラツトフオームの中央部のムーンプールを構成
する前後1対の横隔壁を備えたムーンプールガー
ダの端部に固着され、上記前側の左右のコーナコ
ラムの下部同士が水平なブレースで連結されると
ともに後側の左右のコーナコラムの下部同士が水
平なブレースで連結され、各ミツドコラムの下部
とこのミツドコラムに対して対角関係にあるコー
ナコラムの下部とが水平な対角線ブレースで連結
されたものである。
(作用) 本考案に係る半潜水型海洋構造物においては、
ミツドコラムの下端部をポンツーンの内側へ極力
偏心させ且つその上端部がその下端部よりもプラ
ツトフオーム中心側へシフトするようにミツドコ
ラムを傾斜させたので、ムーンプールガーダの左
右方向の支持点間長さ即ちスパンを短縮してムー
ンプールガーダの深さつまりプラツトフオームの
深さを浅くすることが出来る。
そして、コーナコラムをポンツーンの外側へ極
力偏心させたので、左右のコーナコラム間隔を拡
大してプラツトフオームの幅を広げ広いオープン
デツキ面積を確保し且つ船体のスタビリテイを向
上させることが出来る。
このように、ムーンプールガーダの左右方向ス
パンを短縮し且つ左右のコーナコラム間隔を拡大
するという相矛盾した課題を見事に解決すること
が出来る。
上記のように、左右方向スパンの短いムーンプ
ールガーダの両端をミツドコラムで支持すること
により、水面を貫くムーンプールブレースの省略
が可能となる。
更に、左右のコーナコラム同士を水平のブレー
スで連結し、またミツドコラムとコーナコラムと
を水平の対角線ブレースで連結したので、左右の
ポンツーンを外方へ押し開こうとするスプリツト
フオースや前記船体全体捩り力に対し十分な強度
を有する構造が得られ、プラツトフオームの深さ
を比較的浅いものにするとともに、水面を貫く対
角線ブレースを省略することが出来る。
また、ミツドコラムを設けるのでプラツトフオ
ームの前後方向長さを短縮する必要もなく、所要
の長さとすることが出来る。
このようにして、プラツトフオームは深さが比
較的浅く且つ広い面積のものとなる。
加えて、上記プラツトフオームの深さが浅くそ
の側部受風面積が小さくなること及び左右のコー
ナコラム間隔が増大することによつて船体のスタ
ビリテイが向上する結果、ミツドコラムの大きさ
は構造強度のみの要求を満たせばよいためコーナ
コラムよりも格段に小径のコラムとすることが出
来る。
また、ミツドコラムの下端部をポンツーンの内
側へまたコーナコラムの下端部をポンツーンの外
側へ偏心させたことにより、ポンツーンの前後方
向主軸回りのモーメントバランスを図ることが出
来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は、本実施例に係る半潜水型石油掘削船
のデリツク、その下部構造、各種機械装置類を図
示省略した主要船体構造の全体斜視図である。こ
の石油掘削船の鋼製の主要船体構造は、左右に相
隔てて平行に対置された1対のポンツーン1と、
各ポンツーン1の前後部に夫々立設された鉛直の
コーナコラム3a,3b及び各ポンツーン1の中
央部に立設されたミツドコラム4と、上記左右6
本のコラム3a,3b,4の上端に固着されこれ
らコラム3a,3b,4を介してポンツーン1に
支持されたプラツトフオーム2と、前側の左右の
ミツドコラム3aの下部間に架着された水平のブ
レース5a及び各ミツドコラム4の下部とこのミ
ツドコラム4に対して対角関係にあるコーナコラ
ム3a,3bの下部との間に架着された計4本の
水平の対角線ブレース6a,6B及び後側の左右
のコーナコラム3bの下部間に架着された水平の
ブレース5bと、プラツトフオーム2の前端部上
に略全幅に互つて設けられた前部デツキハウス7
aと、プラツトフオーム2の後端部上に略全幅に
互つて設けられた後部デツキハウス7bとを備え
ている。
尚、プラツトフオーム2の中央部には左右に細
長いムーンプール8が開口され、このムーンプー
ル8の上方にデリツク9(第2図〜第4図参照)
が配設され、デリツク9は下部構造10を介して
ムーンプールガーダ11に支持されるようになつ
ている。
上記プラツトフオーム2は上甲板12と第2甲
板13とを備えた比較的深さの浅い2層構造で、
プラツトフオーム2の前端部は前側壁14aと横
隔壁15aと上甲板12と第2甲板13とからな
るフオアボツクスガーダとして構成され、プラツ
トフオーム2の後端部は後側壁14bと横隔壁1
5bと上甲板12と第2甲板13とからなるアフ
トボツクスガーダとして構成され、プラツトフオ
ーム2の左右側部は夫々側壁16と2枚の縦隔壁
17,18と上甲板12と第2甲板13とからな
るサイドボツクスガーダとして構成されている。
上記フオアボツクスガーダは両端部において各
サイドボツクスガーダの前端に接合され、その接
合部が前側のコーナコラム3aの上端に接合され
る。
これと同様に、アフトボツクスガーダは両端部
において各サイドボツクスガーダの後端に接合さ
れ、その接合部が後側のコーナコラム3bの上端
に接合される。
上記ムーンプールガーダ11は、ムーンプール
8を構成する前後1対の横隔壁19a,19bと
上甲板12と第2甲板13とから構成され、その
各端部が各サイドボツクスガーダに接合され、こ
の接合部が各ミツドコラム4の上端に接合され
る。
上記フオアボツクスガーダ、アフトボツクスガ
ーダ及び両サイドボツクスガーダは、船体が大角
度傾斜した緊急時に排水体として機能するように
水密構造となつている。
上記各ポンツーン1は水中へ潜水した浮力体と
して機能するように水密構造の排水体に構成さ
れ、内部は多数の横隔壁20,20aや縦隔壁2
1,21aで区画され、内部の各タンクへバラス
トウオータを注排水することによりその浮力を調
節するようになつている。
上記各コーナコラム3a,3bは、その上部が
上部コラム部3uで、中段部が筒状コラム部3m
で、その下部が下部テーパコラム部3kで構成さ
れる。
上部コラム3uは上方に向かつて断面が変形し
ていつて上端では略直角四辺形状となる。
前側のコーナコラム3aについては、その上部
コラム部3uの上端の4辺のうち、前側の1辺が
前側壁14aの下端に、外側の1辺が外側壁16
の下端に、後側の1辺が横隔壁15aの下端に、
内側の1辺が縦隔壁17の下端に、夫々接合され
る。
後側のコーナコラム3bについては、その上部
コラム部3uの上端4辺のうち、後側の1辺が後
側壁14bの下端に、外側の1辺が外側壁16の
下端に、前側の1辺が横隔壁15bの下端に、内
側の1辺が縦隔壁17の下端に、夫々接合され
る。
下部テーパコラム部3kは下方に向つて断面が
変形且つ拡大していつて下端では直角四辺形状と
なる。
上記コーナコラム3a,3bの下部テーパコラ
ム部3kの下端における幅はポンツーン1の幅よ
りも幾分小さく形成されていて、この下端部をそ
の外側がポンツーン1の外側からはみ出さない範
囲で極力ポンツーン1の外側へ偏心させ(第3図
参照)、上記下部テーパコラム部3kの下端四辺
のうち外側の1辺がポンツーン1の外側壁22の
上端に、前後の各1辺が夫々ポンツーン1の横隔
壁20aの上端に、内側の1辺がポンツーン1の
縦隔壁21aの上端に、夫々接合される。尚、横
隔壁20a及び縦隔壁21aとの接合はポンツー
ン1の天板23を介して接合される。
尚、上記コーナコラム3a,3bの上端部と下
端部に関する上記接合構造は、基本的構造部材の
接合構造を示すものにすぎず、上記以外の補助的
構造部材による接合もなされることは勿論であ
り、コーナコラム3a,3bの内部にも構造部材
が設けられるが、設計的事項なので詳しい説明は
省略する。
第1図及び第2図に示すように、ミツドコラム
4はコーナコラム3a,3bの約50〜60%の太さ
の比較的細いストラクチヤコラムであつて、その
下端部はポンツーン1の内側へ一杯に偏心させて
ポンツーン1の中央部上面に固着されるととも
に、その上端部は下端部よりもプラツトフオーム
2の中心側へシフトさせ、これによりミツドコラ
ム4は鉛直線に対して約10度程傾けて配設され
る。
このように、ミツドコラム4の下端部をポンツ
ーン1の内側へ極力偏心させ、且つ左右のミツド
コラム4が正面視にて台形の左右両脚部をなすよ
うに傾けることにより、前記ムーンプールガーダ
11の支点間長さを短縮してムーンプールガーダ
11の深さつまりプラツトフオーム2の深さを浅
くすることが出来る。
上記ミツドコラム4は、その上部が上部テーパ
コラム部4uで、その中段部が筒状コラム4m
で、その下部が下部テーパコラム部4kで構成さ
れる。
上記上部テーパコラム部4uは、上方に向つて
断面が変形且つ拡大していつて上端では直角四辺
形状となる。
この上部テーパコラム部4uの上端の四辺のう
ち、外側の1辺が縦隔壁17の下端に、前側の1
辺が横隔壁19aの下端に、後側の1辺が横隔壁
19bの下端に、内側の1辺が縦隔壁18の下端
に、夫々接合される。
上記下部テーパコラム部4kは、下方に向つて
断面が変形且つ拡大していつて下端では直角四辺
形状となる。
この下部テーパコラム部4kの下端の4辺のう
ち、内側の1辺はポンツーン1の内側壁24の上
端に、前後の各1辺は夫々ポンツーン1の横隔壁
20aの上端に、外側の1辺はポンツーン1の縦
隔壁21の上端に、夫々接合される。尚、横隔壁
20a及び縦隔壁21との接合はポンツーン1の
天板23を介して接合される。
尚、上記ミツドコラム4の上端部と下端部に関
する上記接合構造は、基本的構造部材の接合構造
を示すものにすぎず、上記以外の補助的構造部材
による接合もなされることは勿論であり、ミツド
コラム4の内部にも構造部材が設けられるが、設
計的事項なので詳しい説明は省略する。
以上のように、コーナコラム3a,3bの下端
部をポンツーン1の外側へ偏心させる一方、ミツ
ドコラム4の下端部をポンツーン1の内側へ偏心
させることにより、ポンツーン1の前後方向主軸
回りのモーメントをバランスさせることが出来
る。
上記のように、各コラム3a,3b,4の上部
及び下部に各コラム3u,3k,4u,4kを設
けることにより、コラム3a,3b,4とプラツ
トフオーム2及びコラム3a,3b,4とポンツ
ーン1との接合構造が著しく単純化されるうえ、
構造強度上も優れたものとなる。
次に前記ブレース5a,5b及び対角線ブレー
ス6a,6bについて説明すると、前側の左右の
コーナコラム3aの下部テーパコラム部3k同士
間が円筒状の水平のブレース5aで連結され、後
側の左右のコーナコラム3bの下部テーパコラム
部3k同士間も円筒状の水平のブレース5bで連
結される。
また、左側のミツドコラム4の下部テーパコラ
ム部4kは右側の前後のコーナコラム3a,3b
の下部テーパコラム部3kと夫々円筒状の水平な
対角線ブレース6aで連結され、右側のミツドコ
ラム4の下部テーパコラム部4kは左側の前後の
コーナコラム3a,3bの下部テーパコラム部3
kと夫々円筒状の水平な対角線ブレース6bで連
結される。
上記前側のコーナコラム3aに連結される対角
線ブレース6aと対角線ブレース6bとはスパン
中央部で交叉し相互に結合され、後側のコーナコ
ラム3bに連結される対角線ブレース6aと対角
線ブレース6bとはスパン中央部で交叉し相互に
結合される。
上記ブレース5a,5b及び対角線ブレース6
a,6bにより、左右のポンツーン1が強力に連
結され、左右のポンツーン1の左右方向への相互
離反及び前後方向への相対移動が拘束されること
になる。
次に、前述の前部デツキハウス7aは、フオア
ボツクスガーダを補強し、プラツトフオーム2の
前部の横強度を高めるための構部材を兼ねるもの
で、十分な剛性と強度を備えるように比較的厚い
鋼板にて構成される。
この前部デツキハウス7aの前壁25は前側壁
14aの上端に、またその後壁26は横隔壁15
aの上端に夫々接合され、この前部デツキハウス
7aは前壁25と後壁26とルーフ壁27と上甲
板12とでボツクスガーダを構成し、その左右両
端部は少なくともコーナコラム3aの中心直上に
達している。
前述の後部デツキハウス7bは、アフトボツク
スガーダを補強し、プラツトフオーム2の後部の
横強度を高めるための構造部材を兼ねるもので、
十分な剛性と強度を備えるように比較的厚い鋼板
にて構成される。
この後部デツキハウス7bの前壁28は横隔壁
15bの上端に、またその後壁29は後側壁14
bの上端に夫々接合され、この後部デツキハウス
7bは前壁28と後壁29とルーフ壁30と上甲
板12とでボツクスガーダを構成し、その左右両
端部は少なくともコーナコラム3bの中心直上に
達している。
上記前部デツキハウス7a及び後部デツキハウ
ス7bは左右側面の受風面積が小さく風荷重も僅
かしか増加しないので、スタビリテイに悪影響を
及ぼすこともない。
尚、図中符号31はヘリポート、符号32はサ
バイバル吃水、符号33はドリリング吃水、符号
34はドリルフロアである。
(考案の効果) 本考案に係る半潜水型海洋構造物によれば、以
上説明したように、コーナコラムをポンツーンの
外側へ寄せ且つミツドコラムをポンツーンの内側
へ寄せるとともに台形脚状に傾斜させたので、左
右のコーナコラム間隔を広めながらもムーンプー
ルガーダのミツドコラムで支持される支持点間長
さ即ちスパンを短縮することができる。
上記ムーンプールガーダのスパン短縮によりそ
の深さを浅くできること及び左右のコラム同士を
水平ブレースで強力に連結したことによりプラツ
トフオームの深さを浅くすることが出来る。
このようにして、プラツトフオームを側部受風
面積が小さく軽量で且つ十分なオープンデツキ面
積を有する広いものにすることが出来る。
上記左右のコーナコラム間隔が増大すること及
びプラツトフオームの深さが浅くなつて風荷重が
低減することにより、船体のスタビリテイが著し
く向上する結果ミツドコラムを船体全体構造強度
からのみ要求される格段に細径のものにして軽量
化を図ることが出来る。
上記ムーンプールガーダのスパン短縮より水面
を貫くムーンプールブレースを省略し、また左右
のコラムを連結する水平ブレースを設けたことに
より水面を貫く各種対角線ブレースを省略して流
氷による船体の損傷・崩壊の危険性を解消するこ
とが出来る。
上記コーナコラムをポンツーンの外側へ寄せま
たミツドコラムをポンツーンの内側へ寄せること
によりポンツーンの前後方向主軸回りのモーメン
トバランスを図り、ポンツーンの捩れ変形に伴う
ミツドコラムのコーナコラムに対する沈下を防ぐ
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
半潜水型石油掘削船の主要船体構造の全体斜視
図、第2図は同石油掘削船の中央縦断正面図、第
3図は同正面図、第4図は同側面図である。 1……ポンツーン、2……プラツトフオーム、
3a,3b……コーナコラム、3u……3a,3
bの上部コラム部、3k……3a,3bの下部テ
ーパコラム部、4……ミツドコラム、4u……4
の上部テーパコラム部、4k……4の下部テーパ
コラム部、5a,5b……ブレース、6a,6b
……対角線ブレース、11……ムーンプールガー
ダ、14a……2の前側壁、14b……2の後側
壁、15a,15b……横隔壁、16……外側
壁、17,18……縦隔壁、20a……1の横隔
壁、21a……1の縦隔壁、22……1の外側
壁、24……1の内側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 左右に相隔てて対置された1対のポンツーン
    と、各ポンツーンの前後部と中央部とに夫々立
    設されたコラムと、上記左右6本のコラムの上
    端に固着されこれらのコラムを介して上記両ポ
    ンツーンに支持されたプラツトフオームとを備
    えた半潜水型海洋構造物において、 上記各ポンツーンの前後部に夫々立設された
    鉛直のコーナコラムの下端部はその外側がポン
    ツーンの外側からはみ出さない範囲でポンツー
    ンの外側へできるだけ偏心させてポンツーンに
    固着され、上記各ポンツーンの中央部に立設さ
    れたミツドコラムはその上端部がその下端部よ
    りもプラツトフオーム中心側へシフトするよう
    に傾斜させるとともに、上記ミツドコラムの下
    端部はその内側がポンツーンの内側からはみ出
    さない範囲でポンツーンの内側へできるだけ偏
    心させてポンツーンに固着され、上記ミツドコ
    ラムの上端部はプラツトフオームの中央部のム
    ーンプールを構成する前後1対の横隔壁を備え
    たムーンプールガーダの端部に固着され、上記
    前側の左右のコーナコラムの下部同士が水平な
    ブレースで連結されるとともに後側の左右のコ
    ーナコラムの下部同士が水平なブレースで連結
    され、各ミツドコラムの下部とこのミツドコラ
    ムに対して対角関係にあるコーナコラムの下部
    とが水平な対角線ブレースで連結されたことを
    特徴とする半潜水型海洋構造物。 (2) 上記コーナコラムの下部は下方に向つて断面
    が変形且つ拡大しその下端面が直角四辺形状を
    なす下部テーパコラム部に形成され、このテー
    パコラム部の下端がポンツーンの外側壁及び縦
    横の隔壁に接合されたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の半潜水型海洋
    構造物。 (3) 上記ミツドコラムの下部は下方に向つて断面
    が変形且つ拡大しその下端面が直角四辺形状を
    なす下部テーパコラム部に形成され、このテー
    パコラム部の下端がポンツーンの内側壁及び縦
    横の隔壁に接合されたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の半潜水型海洋
    構造物。 (4) 上記コーナコラムの上部は上方に向つて断面
    が変形しその上端面が略直角四辺形状をなす上
    部コラム部に形成され、この上部コラム部の上
    端がプラツトフオームの外側壁及び縦横の隔壁
    に接合されたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の半潜水型海洋構造物。 (5) 上記ミツドコラムの上部は上方に向つて断面
    が変形且つ拡大しその上端面が直角四辺形状を
    なす上部テーパコラム部に形成され、この上部
    テーパコラム部の上端がプラツトフオームの縦
    横の隔壁に接合されたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の半潜水型海洋
    構造物。
JP5492785U 1985-04-13 1985-04-13 Expired JPH035197Y2 (ja)

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