JPH0433192Y2 - - Google Patents

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JPH0433192Y2
JPH0433192Y2 JP600785U JP600785U JPH0433192Y2 JP H0433192 Y2 JPH0433192 Y2 JP H0433192Y2 JP 600785 U JP600785 U JP 600785U JP 600785 U JP600785 U JP 600785U JP H0433192 Y2 JPH0433192 Y2 JP H0433192Y2
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JP
Japan
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hull
stool
ship
box
shaped
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JP600785U
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JPS61122188U (ja
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は船体構造に関するものである。
従来例の構成とその問題点 航行中の船舶において、その船体には、種々の
力、例えば船体自身には縦曲げモーメント、及び
ねじり力、船底外板及び船側外板には水圧力、船
倉(油倉)内底板及び側壁には貨物油重量による
荷重がそれぞれ働く。このような種々の力に対処
するため、船体には、船首尾方向の縦通材(ロン
ジ材、ガーダ材等)及び船幅方向の横置材(トラ
ンス材、フロア材等)が多数配設されている。し
かし、上記のような構造によると、縦通材と横置
材とが交差して設けられているため、船体建造時
の工作の自動化、特に溶接の自動化のさまたげに
なつていた。そこで工作自動化達成のために、横
置材を無くし、縦通材だけを有する二重殻構造に
することが考えられる。この二重殻構造の船舶
は、大型プロダクト・キヤリヤーとして好適する
が、かかるプロダクト・キヤリヤーにおける船体
外板と船体内板との間の間隔は、国際条約の規格
で、分離バラストスペースの防護的配置から決め
られる。これによると第1図〜第3図に示すごと
く、貨物油タンク長さの範囲内にある分離バラス
トタンク1は、座礁または衝突時における油流出
に対し、船側部2または船底部3の何れかの二重
殻深さds,dpを2m≪船底部3ではB/15または
2mのうち小さい方(ただしBは船幅)≫としな
ければならない。船底部3の二重底深さdpを2m
以上とし、船側部2の二重殻深さdsを小さくすれ
ば、鋼材を少なくすることができるが、横置材を
省略し、縦通材4のみで船体外板5と船体内板6
とを連結しただけの構造では、縦通材4のスパン
と桁深さdの比/dにより水圧に耐えられる
限界があり、船側部2の二重殻深さdsをあまり小
さくすることはできない。また第3図にイで示す
ごとく他船が船側部2に衝突してきた場合を想定
すると、台形スツール7と仕切壁8とからなる横
置隔壁9では、2つのタンク10が同時に破損さ
せられる危険がある。
考案の目的 本考案は上記従来の欠点を解消する船体構造を
提供することを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するため、本考案の船体構造
は、少なくとも船倉周囲の船側部および船底部を
船体外板と船体内板とよりなる二重殻構造にする
と共にその船体外板と船体内板とを船首尾方向の
縦通材のみにより連続し、横置隔壁を、ロの字形
のスツールと、そのスツール内の空間に配設され
た仕切壁とで構成し、上記スツールを、一対の箱
形側部と、台形の上部および下部とで構成したも
のである。
実施例と作用 以下、本考案の一実施例を第4図〜第6図に基
づいて説明する。すなわち横置隔壁12を、ロの
字形のスツール13と、そのスツール13内の空
間に配設された仕切壁14とで構成し、上記スツ
ール13を、一対の箱形側部13A,13Bと、
台形の上部13Cおよび下部13Dとで構成した
ものである。
以下、上記構成における作用について説明す
る。船首尾方向に沿つて互いに対向する箱形側部
13A,13B間に設けられた縦通材4のスパン
が大型の箱形側部13A,13Bの存在によつ
て短かくなる。したがつてその短かくなつた分に
応じて縦通材4の桁深さdを小さくすることがで
きる。したがつて船側部2の二重殻深さdsを小さ
くでき、鋼材量を減少させることができる。また
この二重殻構造船では横置材を設けていないの
で、水圧や積荷荷重がすべて横置隔壁12にかか
つてくるが、その横置隔壁12の側部13A,1
3Bを強度大なる箱形としてあるので、十分耐え
ることができるものである。さらに第6図にロで
示すごとく他船が船側部2に衝突してきた場合を
想定すると、箱形側部13A,13Bの幅と深さ
が大きいため、同時に2つのタンク10が破損さ
せられることはない。またスツール13内を通路
または配管経路とすることができる。
考案の効果 以上述べたごとく本考案によれば、スツールの
箱形側部の存在によつて縦通材のスパンが短かく
なるから、その短かくなつた分に応じて縦通材の
桁深さを小さくすることができ、これによつて船
側部の二重殻深さを小さくして鋼材量を減少させ
ることができるものである。また水圧や積荷荷重
がすべて横置隔壁にかかつてくるが、その横置隔
壁の側部を強度大なる箱形としてあるので、十分
耐えることができるものである。さらに他船が船
側部に衝突したとしても、箱形側部の幅と深さが
大きいため、同時に2つのタンクが破損させられ
ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例を示し、第1図は横断
面図、第2図は縦断面図、第3図は水平断面図で
ある。第4図〜第6図は本考案の一実施例を示
し、第4図は横断面図、第5図は縦断面図、第6
図は水平断面図である。 1……バラストタンク、2……船側部、3……
船底部、4……縦通材、5……船体外板、6……
船体内板、12……横置隔壁、13……スツー
ル、13A,13B……箱形側部、13C……台
形上部、13D……台形下部、14……仕切壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも船倉周囲の船側部および船底部を船
    体外板と船体内板とよりなる二重殻構造にすると
    共にその船体外板と船体内板とを船首尾方向の縦
    通材のみにより連結し、横置隔壁を、ロの字形の
    スツールと、そのスツール内の空間に配設された
    仕切壁とで構成し、上記スツールを、一対の箱形
    側部と、台形の上部および下部とで構成したこと
    を特徴とする船体構造。
JP600785U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH0433192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP600785U JPH0433192Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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JP600785U JPH0433192Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61122188U JPS61122188U (ja) 1986-08-01
JPH0433192Y2 true JPH0433192Y2 (ja) 1992-08-10

Family

ID=30483049

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JP600785U Expired JPH0433192Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

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JP (1) JPH0433192Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179327A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Shin Kurushima Dockyard Co Ltd 液体貨物輸送船の貨物倉構造
JP2014226986A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社新来島どっく チップ専用船の貨物倉内構造

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JP4550842B2 (ja) * 2007-01-26 2010-09-22 株式会社新来島どっく 液体貨物輸送船の貨物倉構造
JP2014226986A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社新来島どっく チップ専用船の貨物倉内構造

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JPS61122188U (ja) 1986-08-01

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