JPS5851118Y2 - 改造船の船体構造 - Google Patents
改造船の船体構造Info
- Publication number
- JPS5851118Y2 JPS5851118Y2 JP15210078U JP15210078U JPS5851118Y2 JP S5851118 Y2 JPS5851118 Y2 JP S5851118Y2 JP 15210078 U JP15210078 U JP 15210078U JP 15210078 U JP15210078 U JP 15210078U JP S5851118 Y2 JPS5851118 Y2 JP S5851118Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- ship
- bulkheads
- chemical tank
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は改造船の船体構造に関するものである。
近年多目的貨物運搬船の必要性に鑑み、現在のタンカー
の貨物油含の一部を改造し、ケミカルタンクを容易かつ
安価に建造することが船主から要望されている。
の貨物油含の一部を改造し、ケミカルタンクを容易かつ
安価に建造することが船主から要望されている。
ところが、既存タンカーは船首尾方向に走る２列の縦隔
壁と船幅方向に走る複数の横隔壁とによって中心タンク
と側タンクに区画されており、その縦隔壁は強度上船側
から船幅の約Ｘの位置に配置されているので、中心タン
クの幅はあまり大きくない。
壁と船幅方向に走る複数の横隔壁とによって中心タンク
と側タンクに区画されており、その縦隔壁は強度上船側
から船幅の約Ｘの位置に配置されているので、中心タン
クの幅はあまり大きくない。
一方、ケミカルキャリアーのタンク側壁はその衝突時の
安全性上、船側より船幅の約Ｘ以内の位置に配置するこ
とが規定されている。
安全性上、船側より船幅の約Ｘ以内の位置に配置するこ
とが規定されている。
したがって、既存タンカーの貨物油タンクを改造してケ
ミカルタンクを新設する場合、既存タンカーの要求する
縦隔壁間の幅と、ケミカルタンクが要求する縦隔壁（側
壁）間の幅とが一致しないことから、単に既存タンカー
にケミカルタンクを設けてもその縦隔壁の連続性がたた
れてしまうという強度上の問題があった。
ミカルタンクを新設する場合、既存タンカーの要求する
縦隔壁間の幅と、ケミカルタンクが要求する縦隔壁（側
壁）間の幅とが一致しないことから、単に既存タンカー
にケミカルタンクを設けてもその縦隔壁の連続性がたた
れてしまうという強度上の問題があった。
本考案はこのような問題を解決することを目的とし、船
首尾方向に走る２列の縦隔壁と船幅方向に走る複数の横
隔壁とによって中心タンクと側タンクに区画してなる船
体において、適宜の隣接横隔壁間の縦隔壁を船側側に張
り出すように屈折し、これにより横隔壁および屈折した
縦隔壁によって囲まれる新設のケミカルタンクを形成し
、このケミカルタンクの屈折縦隔壁の船側側および横隔
壁の該ケミカルタンク側にコファダムを設けた構成の改
造船の船体構造を提供することによって、その目的を達
成するものであり、これにより、既存タンカーの縦隔壁
と新設のケミカルタンクの８壁との連続性を保持して充
分な強度を確保することができるものである。
首尾方向に走る２列の縦隔壁と船幅方向に走る複数の横
隔壁とによって中心タンクと側タンクに区画してなる船
体において、適宜の隣接横隔壁間の縦隔壁を船側側に張
り出すように屈折し、これにより横隔壁および屈折した
縦隔壁によって囲まれる新設のケミカルタンクを形成し
、このケミカルタンクの屈折縦隔壁の船側側および横隔
壁の該ケミカルタンク側にコファダムを設けた構成の改
造船の船体構造を提供することによって、その目的を達
成するものであり、これにより、既存タンカーの縦隔壁
と新設のケミカルタンクの８壁との連続性を保持して充
分な強度を確保することができるものである。
以下本考案の構成を、その一実施例を示す図面に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第１図および第２図において、１は既存タンカーの船体
で、この船体１の中央部は２列の縦隔壁２と複数の横隔
壁３によって中心タンク４と側タンク５に区画されてい
る。
で、この船体１の中央部は２列の縦隔壁２と複数の横隔
壁３によって中心タンク４と側タンク５に区画されてい
る。
６は上記多数の中心タンク４と側タンク５からなる既存
タンク群の一部タンクを撤去して新設された断面略方形
状のケミカルタンクである。
タンク群の一部タンクを撤去して新設された断面略方形
状のケミカルタンクである。
このケミカルタンク６は隣設タンクの縦隔壁２より船側
側に位置するタンク側壁７によって隣接タンクより幅広
に構成し、タンク側壁７０前後部は傾斜状に屈折して隣
設タンクの縦隔壁２と接続させ、縦強度部材となるよう
に構成しである。
側に位置するタンク側壁７によって隣接タンクより幅広
に構成し、タンク側壁７０前後部は傾斜状に屈折して隣
設タンクの縦隔壁２と接続させ、縦強度部材となるよう
に構成しである。
さらに上記ケミカルタンク６の周辺部、すなわちタンク
側壁７の船側側および横隔壁３のケミカルタンク６側に
２重壁としたコファダム８を設けである。
側壁７の船側側および横隔壁３のケミカルタンク６側に
２重壁としたコファダム８を設けである。
そしてタンク側壁７前後部の傾斜している部分に設けら
れた比較的広い区画のコファダム８の一部を利用して、
ケミカルタンク６の荷役時に必要なポンプ室９およびモ
ーター室１０等を収納している。
れた比較的広い区画のコファダム８の一部を利用して、
ケミカルタンク６の荷役時に必要なポンプ室９およびモ
ーター室１０等を収納している。
本考案は上記のような構成であって、既存タンカーの貨
物油含を改造してケミカルタンク６を新設する場合、先
ずあらかじめ工場において、ケミカルタンク６を製作し
、タンク側壁７の外側および前後部の内壁外側に２重壁
としたコファダム８を取付け、ケミカルタンク６の下部
コファダム８の一区画に設けたポンプ室９とモーター室
１０に諸機器および配管などを設置し、船体との取合い
部分のみを残してユニット組立てしたものを準備してお
き、これを本船が入渠した時に、改造する既存貨物油含
の諸部材を撤去したタンク内に搭載し、各部材の端部を
船体に取付けて新設工事を完了する。
物油含を改造してケミカルタンク６を新設する場合、先
ずあらかじめ工場において、ケミカルタンク６を製作し
、タンク側壁７の外側および前後部の内壁外側に２重壁
としたコファダム８を取付け、ケミカルタンク６の下部
コファダム８の一区画に設けたポンプ室９とモーター室
１０に諸機器および配管などを設置し、船体との取合い
部分のみを残してユニット組立てしたものを準備してお
き、これを本船が入渠した時に、改造する既存貨物油含
の諸部材を撤去したタンク内に搭載し、各部材の端部を
船体に取付けて新設工事を完了する。
以上本考案によれば、既存タンカーの縦隔壁と新設のケ
ミカルタンクの縦隔壁との連続性を保持して充分な強度
を確保することができる。
ミカルタンクの縦隔壁との連続性を保持して充分な強度
を確保することができる。
また、簡単な構造であるので、工期の短縮化および改造
コストの低減化を図ることができる。
コストの低減化を図ることができる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図はケミカ
ルタンクを内蔵する改造船体の平面図、第２図は第１図
のＡ−Ａ線横断面図である。 １・・・・・・既存タンカーの船体、２・・・・・・縦
隔壁、３・・・・・・横隔壁、４・・・・・・中心タン
ク、５・・・・・・側タンク、６・・・・・・ケミカル
タンク、７・・・−・・タンク側壁、８・・・・・・コ
ファダム。
ルタンクを内蔵する改造船体の平面図、第２図は第１図
のＡ−Ａ線横断面図である。 １・・・・・・既存タンカーの船体、２・・・・・・縦
隔壁、３・・・・・・横隔壁、４・・・・・・中心タン
ク、５・・・・・・側タンク、６・・・・・・ケミカル
タンク、７・・・−・・タンク側壁、８・・・・・・コ
ファダム。
Claims (1)
- 船首尾方向に走る２列の縦隔壁２と船幅方向に走る複数
の横隔壁３とによって中心タンク４と側タンク５に区画
してなる船体１において、適宜の隣接横隔壁３間の縦隔
壁７を船側側に張り出すように屈折し、これにより横隔
壁３および屈折した縦隔壁７によって囲まれる新設のケ
ミカルタンク６を形成し、このケミカルタンク６の屈折
縦隔壁７の船側側および横隔壁３の該ケミカルタンク６
側にコファダム８を設けたことを特徴とする改造船の船
体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15210078U JPS5851118Y2 (ja) | 1978-11-04 | 1978-11-04 | 改造船の船体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15210078U JPS5851118Y2 (ja) | 1978-11-04 | 1978-11-04 | 改造船の船体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5568695U JPS5568695U (ja) | 1980-05-12 |
| JPS5851118Y2 true JPS5851118Y2 (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=29137988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15210078U Expired JPS5851118Y2 (ja) | 1978-11-04 | 1978-11-04 | 改造船の船体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5851118Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6578580B2 (ja) * | 2017-07-10 | 2019-09-25 | 三菱造船株式会社 | 船舶 |
-
1978
- 1978-11-04 JP JP15210078U patent/JPS5851118Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5568695U (ja) | 1980-05-12 |
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