JPH0121920Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、釣りや、水遊びに幅広く使用する
ことができると共に、保管や搬送に便利なレジヤ
ーボートに関する。

従来の技術 特開昭53−71409号（以下従来技術という）に
は第６図の如く、FRP製サンドウイツチ構造の
小型舟１１を上下逆転し舟底を頂面にしてルーフ
パネルに代用し、車体に着脱できるように取り付
けたことを特徴とする自動車」が記載されてお
り、小型舟１１の舷側には第７図の如く自動車の
上部に設けられたパツキンに対し水密な防舷材１
２が設けられている。

考案が解決しようとする問題点 上記従来技術における小型舟は、特定自動車の
ルーフパネルの代用として使用するよう構成され
ており、このままでは、普通乗用車の屋根に搭載
して搬送したり、或いは多段に積み重ねて格納で
きない不便があつた。

而も、これを釣り舟として使用しようとしても
釣り竿とか、魚を入れる魚篭などを掛止すること
ができず、また、水面に複数のボートを浮かべ、
それを互いに連繋させようとしても、ロープを掛
けることが難しく、レジヤーボートとして幅広く
利用できない欠点があつつた。

問題点を解決するための手段 この考案は、上記従来技術の欠点を除去するこ
とを目的としており、普通乗用車の屋根上に搭載
自在なレジヤーボートを提供しようとするもので
ある。

またこの考案は、ボートを多段に積み重ねて収
納できるレジヤーボートを提供しようとするもの
である。

またこの考案は、魚釣りや、水浴など、レジヤ
ー用ボートとして幅広く使用することのできるレ
ジヤーボートを提供しようとするものである。

即ちこの考案は、「舷側上面に竪牢な弾性体か
らなるゴム脚を適当間隔をあけ、上方に突出させ
て設けたことを特徴とするレジヤーボート。」の
構造を要旨とするものである。

作 用 この考案は、舷側上面に、竪牢な弾性体からな
るゴム脚が、適当間隔に突出して設けられている
ため、船体を逆転するだけで普通乗用車の屋根上
に安定よく搭載することができる。

またこれを利用すれば、多段にボートを積載す
ることができるため、狭い場所に多数のボートが
収納できて便利である。

而も、このゴム脚は、釣り竿や魚篭の掛止具と
しても利用できるだけでなく、船体相互を連繋す
る際のロープ用のフツクとしても利用できる効果
がある。

実施例 この考案を図示実施例により説明すると、１は
船体であり、例えば合成樹脂材により二重構造と
して構成されている。船体１の左右の舷側２，２
上面には、竪牢な弾性体からなるゴム脚３…が適
当間隔に突出して設けられている。このゴム脚３
は船体１を多段に積載して保管する場合、或いは
普通乗用車の屋根上に安定よく搭載するためのも
ので、簡単な掛止バンド４で乗用車の屋根上に、
安全且つ、確実に掛止することができる。

而もこのゴム脚は、釣り竿や魚篭を掛止するた
めの掛止具として、また船体相互を連繋する際の
ロープ用のフツクとしても使用できるものであ
る。

効 果 このように本願考案によるときは、船体の搬送
或いは保管に極めて便利な実益がある。

また、この考案によるときは、釣り竿、魚篭な
どの掛止具としても使用自在であり、更には複数
の船体を相互に連繋する場合などロープ用のフツ
クとしても有用な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図はＡ−Ａ断面図、第３
図はＢ−Ｂ断面図、第４図は多段に積み重ねた側
面図、第５図は乗用車の屋根に搭載した斜視図、
第６図及び第７図は従来技術の解説図である。 図中の符号を説明すると次の通りである。１…
…船体、２……舷側、３……ゴム脚、４……掛止
バンド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 舷側上面に、竪牢な弾性体からなるゴム脚を適
   当間隔をあけ、上方に突出させて設けたことを特
   徴とするレジヤーボート。