JPS5820475Y2 - 軽合金製高速艇の船殻構造 - Google Patents
軽合金製高速艇の船殻構造Info
- Publication number
- JPS5820475Y2 JPS5820475Y2 JP10449677U JP10449677U JPS5820475Y2 JP S5820475 Y2 JPS5820475 Y2 JP S5820475Y2 JP 10449677 U JP10449677 U JP 10449677U JP 10449677 U JP10449677 U JP 10449677U JP S5820475 Y2 JPS5820475 Y2 JP S5820475Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- well
- light alloy
- boat
- alloy high
- speed boat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、沿海区域等波浪条件の厳しい海域を高速で航
行する軽合金製高速艇の船殻構造に関する。
行する軽合金製高速艇の船殻構造に関する。
一般に、沿海区域を高速で航行する高速艇は構造部材に
軽量の部材を使用し、塔載する推進機器等も軽量高馬力
のものを使用し、軽吃水となるようにし、高速航行が可
能なように構成されている。
軽量の部材を使用し、塔載する推進機器等も軽量高馬力
のものを使用し、軽吃水となるようにし、高速航行が可
能なように構成されている。
他方、水面上の構造物による風圧面積が大きくなると対
空気紙肌が増加し所要の性能を出すことが困難になる。
空気紙肌が増加し所要の性能を出すことが困難になる。
従って風浪条件の厳しい海域を航行する目的で高速艇を
設計する場合、基本性能を損わずに極力風圧面積を減少
させることが必要である。
設計する場合、基本性能を損わずに極力風圧面積を減少
させることが必要である。
このため、高速艇の上部に客室等を設ける場合、船内ス
ペースを有効に利用することを兼ねて船室又は貨物室の
床を上甲板より下に設けるウェルタイプにして、軽吃水
で、かつ風圧面積を極力少なくすることが行なわれてい
る。
ペースを有効に利用することを兼ねて船室又は貨物室の
床を上甲板より下に設けるウェルタイプにして、軽吃水
で、かつ風圧面積を極力少なくすることが行なわれてい
る。
この場合、構造物には第１図、第２図に示すように、上
甲板２に対して極めて大きいウェル部１を形成しこのウ
ェル部１に上甲板２より下方のウェル部床面６を張架し
て客室等を構成することが行なわれている。
甲板２に対して極めて大きいウェル部１を形成しこのウ
ェル部１に上甲板２より下方のウェル部床面６を張架し
て客室等を構成することが行なわれている。
しかしながらこのようなウェルを構成した船体構造では
港内等比較的静穏な水域を航行する小型船の場合は船体
強度上問題となることはないが、船体が大型化し、かつ
外力条件の厳しい海域を航行する高速艇では、このよう
な大きなウェル部１を有する場合は、所要の縦強度を保
持し得なくなり、ウェル部１を小さくしたり、縦強度部
材での補強を行い、所要の縦強度を保持することが必要
になる。
港内等比較的静穏な水域を航行する小型船の場合は船体
強度上問題となることはないが、船体が大型化し、かつ
外力条件の厳しい海域を航行する高速艇では、このよう
な大きなウェル部１を有する場合は、所要の縦強度を保
持し得なくなり、ウェル部１を小さくしたり、縦強度部
材での補強を行い、所要の縦強度を保持することが必要
になる。
しかしウェル部１を小さくすることは客室又は貨物室等
を小さくすることになり運航採算上好捷しくない。
を小さくすることになり運航採算上好捷しくない。
本考案は、このようなウェル構造を有する高速艇の縦強
度を有効に保持するためウェル部の舷側に強固な、かつ
軽量の箱形術を縦通せしめ大つェル部舷側構造とし所要
の縦強度を保持する軽合金製高速艇の船殻構造を提供す
ることを目的とする。
度を有効に保持するためウェル部の舷側に強固な、かつ
軽量の箱形術を縦通せしめ大つェル部舷側構造とし所要
の縦強度を保持する軽合金製高速艇の船殻構造を提供す
ることを目的とする。
このため本考案の軽合金製高速艇の船殻構造は、ウェル
構造の軽合金製高速艇において、ウェル部床面とほぼ同
一面をなしウニ〃舷側部と艇の外板間に張架された船室
床延長部材と該船室床延長部材の舷側端面と上部甲板間
に配設され艇の外板を兼用するように構成されたシャー
ストレーキと該船室床延長部材の上面と主甲板間のウェ
ル舷側に配設されたウェル縁部ガーダとウェル舷側端と
外板間の主甲板と同一面に張架された主甲板材との各接
触部を固着し構成された箱形術がウェルの船首端側横隔
壁とウェル船尾端側横隔壁との間の両舷側部に配設され
たことを特徴とする。
構造の軽合金製高速艇において、ウェル部床面とほぼ同
一面をなしウニ〃舷側部と艇の外板間に張架された船室
床延長部材と該船室床延長部材の舷側端面と上部甲板間
に配設され艇の外板を兼用するように構成されたシャー
ストレーキと該船室床延長部材の上面と主甲板間のウェ
ル舷側に配設されたウェル縁部ガーダとウェル舷側端と
外板間の主甲板と同一面に張架された主甲板材との各接
触部を固着し構成された箱形術がウェルの船首端側横隔
壁とウェル船尾端側横隔壁との間の両舷側部に配設され
たことを特徴とする。
以下、図面により本考案の軽合金製高速艇の船殻構造に
ついて説明すると、第３図は、本考案の実施例としての
第１図のウェル部１の横断面を示す図で、第４図は、第
１図の上甲板２部分の横断面を示す図であって、８はウ
ェル部床面６とほぼ同一面をなし、ウェル舷側部と外板
間に張架された船室法延長部材で舷側部は外板上部構造
のシャーストレーキ５に溶着されている。
ついて説明すると、第３図は、本考案の実施例としての
第１図のウェル部１の横断面を示す図で、第４図は、第
１図の上甲板２部分の横断面を示す図であって、８はウ
ェル部床面６とほぼ同一面をなし、ウェル舷側部と外板
間に張架された船室法延長部材で舷側部は外板上部構造
のシャーストレーキ５に溶着されている。
７はその下端が船室法延長部材８の上面にその上端が主
甲板部材４にそれぞれ溶着されウェル部の壁を兼用する
ウェル縁部ガーダである。
甲板部材４にそれぞれ溶着されウェル部の壁を兼用する
ウェル縁部ガーダである。
また、主甲板部材４は本来は上甲板２に連続し上甲板を
構成する部材である。
構成する部材である。
船室法延長部材８とシャーストレーキ５とウェル縁部ガ
ーダ７および主甲板部材４は断面形状が四辺形をなす箱
形術に構成され、船首端側ウェル部横隔壁９と船尾端側
ウェル部横隔壁１２の間を上甲板２部分の横隔壁１０．
１１を含めて、艇体の舷側部で連続的に縦通せしめて縦
強度部材となされている。
ーダ７および主甲板部材４は断面形状が四辺形をなす箱
形術に構成され、船首端側ウェル部横隔壁９と船尾端側
ウェル部横隔壁１２の間を上甲板２部分の横隔壁１０．
１１を含めて、艇体の舷側部で連続的に縦通せしめて縦
強度部材となされている。
さらに、ウェル部の床板６を第２図の構造とすることに
より、船体の捩り剛性を格段に上げている。
より、船体の捩り剛性を格段に上げている。
以上、詳述したように、本考案の軽合金製高速艇の船殻
構造はウェルを有する軽合金製高速艇において、ウェル
部の床板を舷側端迄延長し、シャーストレーキと強固に
結合した船室法延長部材、シャーストレーキ、主甲板部
材、ウェル縁部ガーダよケ成る箱形術を船首側より船尾
側芽での両舷側部に縦通せしめ、船体縦強度上の甲板強
力部材とする簡素な構成で、軽吃水で、風圧面積が小さ
く、しかも縦強度が強固で外力条件の厳しい海域と自由
に高速で航行出来る軽合金製高速艇を容易に建造出来る
利点がもたらされるのである。
構造はウェルを有する軽合金製高速艇において、ウェル
部の床板を舷側端迄延長し、シャーストレーキと強固に
結合した船室法延長部材、シャーストレーキ、主甲板部
材、ウェル縁部ガーダよケ成る箱形術を船首側より船尾
側芽での両舷側部に縦通せしめ、船体縦強度上の甲板強
力部材とする簡素な構成で、軽吃水で、風圧面積が小さ
く、しかも縦強度が強固で外力条件の厳しい海域と自由
に高速で航行出来る軽合金製高速艇を容易に建造出来る
利点がもたらされるのである。
第１図は本考案の軽合金製高速艇の船殻構造を設ける高
速艇の上甲板にウェル部を設けた平面図（第２図の矢視
Ｉ−Ｉ図）、第２図は第１図の矢視■−■で示す船体中
央縦断面図、第３図は第１図のウェル部の横断面図、第
４図は上甲板部の横断面図の片側を示す図である。 １・・・・・・ウェル部、２・・・・・・上甲板、３・
・・・・・客室天井、４・・・・・・主甲板部材、５・
・・・・・シャーストレーキ、６・・・・・・客室床、
７・・・・・・ウェル縁部ガーダ、８・・・・・・船室
法延長部材、９・・・・・・ウェル部船首端側横隔壁、
１２・・・・・・ウェル部船尾端側横隔壁。
速艇の上甲板にウェル部を設けた平面図（第２図の矢視
Ｉ−Ｉ図）、第２図は第１図の矢視■−■で示す船体中
央縦断面図、第３図は第１図のウェル部の横断面図、第
４図は上甲板部の横断面図の片側を示す図である。 １・・・・・・ウェル部、２・・・・・・上甲板、３・
・・・・・客室天井、４・・・・・・主甲板部材、５・
・・・・・シャーストレーキ、６・・・・・・客室床、
７・・・・・・ウェル縁部ガーダ、８・・・・・・船室
法延長部材、９・・・・・・ウェル部船首端側横隔壁、
１２・・・・・・ウェル部船尾端側横隔壁。
Claims (1)
- ウェル構造の軽合金製高速艇において、ウェル部床面と
ほぼ同一面をなしウニＡａ側部と艇の外板間に張架され
た船室床延長部材と該船室床延長部材の舷側端面と上部
甲板間に配設され艇の外板を兼用するように構成された
シャーストレーキと該船室床延長部材の上面と主甲板間
のウェル舷側に配設されたウェル縁部ガーダとウェル舷
側端と外板間の上甲板と同一面に張架された主甲板材と
の各接触部を固着し構成された箱形術がウェルの船首端
側横隔壁とウェル船尾端側横隔壁との間の両舷側部に配
設されたことを特徴とする軽合金製高速艇の船殻構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10449677U JPS5820475Y2 (ja) | 1977-08-04 | 1977-08-04 | 軽合金製高速艇の船殻構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10449677U JPS5820475Y2 (ja) | 1977-08-04 | 1977-08-04 | 軽合金製高速艇の船殻構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5431691U JPS5431691U (ja) | 1979-03-01 |
| JPS5820475Y2 true JPS5820475Y2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=29045924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10449677U Expired JPS5820475Y2 (ja) | 1977-08-04 | 1977-08-04 | 軽合金製高速艇の船殻構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5820475Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56160225A (en) * | 1980-05-16 | 1981-12-09 | Hitachi Ltd | Engine controller for hydraulically driven vehicle |
-
1977
- 1977-08-04 JP JP10449677U patent/JPS5820475Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5431691U (ja) | 1979-03-01 |
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