JP6813004B2 - 鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法 - Google Patents

鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、製鉄業において棒鋼又は線材からなる鋼材を圧延する際に発生する非圧下部の幅を検出する鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法に関し、特に孔型を有する圧延ロールの対でパスラインを搬送される鋼材を圧延する場合に好適なものである。
棒鋼又は線材などの丸断面形状の鋼材は、孔型(カリバー)を有する2つの圧延ロールを平行配置させ、所定の孔型に鋼材を通過させることで圧延成形している。ここで、鋼材を圧下する2つの圧延ロールには、丸断面形状の鋼材と接触しない部分が必ず存在し、この鋼材非接触部分は鋼材の充満部分の逃げ代であり、ロールスキ(隙間)と呼ばれている。鋼材側から見ると、孔型が接触している部分が圧下部であり、孔型が接触していない部分が非圧下部となる。この鋼材の非圧下部は、丸断面の鋼材において対向する2ヵ所、例えば上下2ヵ所に現れる。鋼材が孔型の中心(パスライン)からずれて孔型を通過すると、鋼材の上下2ヵ所に現れる非圧下部幅に差が生じ、鋼材の噛み出し、折れ込みキズ発生の要因となる。このため、従来より、棒鋼又は線材からなる鋼材を圧延する際に発生する非圧下部の幅を検出するようにしている。
従来の鋼材非圧下部幅検出装置として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示す鋼材非圧下部幅検出装置は、対をなす圧延ロールでパスラインに沿って搬送される棒鋼又は線材からなる鋼材を圧延する際に、演算処理機能を有する計算機を用いて鋼材のうち圧延ロールの孔型と非接触な非圧下部の鋼材径方向の幅を検出する鋼材非圧下部幅検出装置であり、圧延ロールの出側にあってパスラインを挟んで圧延ロールの圧下方向と交差する方向に対向配置されて鋼材の表面を撮像する二個一対の撮像装置と、二個一対の撮像装置で撮像された画像の夫々の鋼材撮像における鋼材径方向のエッジを夫々の画像から抽出する鋼材エッジ抽出部と、鋼材エッジ抽出部で抽出された鋼材撮像の夫々の鋼材径方向エッジから夫々の鋼材撮像における鋼材の撮像径を夫々算出する鋼材撮像径算出部と、鋼材撮像径算出部で算出された二個の鋼材撮像径を同じ径に統一する鋼材撮像径統一部と、鋼材撮像径統一部で同じ径に統一された鋼材撮像径を撮像装置で撮像された鋼材の外径として鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度に対し、それと輝度の異なる非圧下部の幅を統一された鋼材撮像径に対する長さ成分の比から算出する非圧下部幅算出部とを備えている。
この特許文献1に示す鋼材非圧下部幅検出装置によれば、圧延ロール出側における鋼材の非圧下部の幅を適正に検出することができ、更に鋼材の長手方向全長にわたって非圧下部の幅を定量的に把握することができる。
特開2017−177197号公報
しかしながら、この従来の特許文献1に示す鋼材非圧下部幅検出装置にあっては、以下の問題点があった。
即ち、鋼材への圧延水飛散による温度低下により、撮像画像上で黒い斑点が映り込み、撮像画像上において圧下部と非圧下部の境界が曖昧となり、非圧下部の幅を適正に検出できないことがあった。
また、圧延の操業条件によっては圧下部と非圧下部との温度差が小さく、撮像画像上において圧下部と非圧下部の境界が曖昧となり、非圧下部の幅を適正に検出できないことがあった。
従って、本発明はこれら従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、圧延水飛散による温度低下や圧下部と非圧下部との温度差が小さい場合にあっても、鋼材の非圧下部の幅を適正に検出することができる鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る鋼材非圧下部幅検出装置は、対をなす圧延ロールでパスラインに沿って搬送される棒鋼又は線材からなる鋼材を圧延する際に、演算処理機能を有する計算機を用いて前記鋼材のうち前記圧延ロールの孔型と非接触な非圧下部の鋼材径方向の幅を検出する鋼材非圧下部幅検出装置であって、前記圧延ロールの出側にあって前記パスラインを挟んで前記圧延ロールの圧下方向と交差する方向に対向配置されて前記鋼材の表面を撮像する二個一対の撮像装置と、前記二個一対の撮像装置で撮像された画像の夫々の鋼材撮像における前記鋼材径方向のエッジを夫々の画像から抽出する鋼材エッジ抽出部と、前記鋼材エッジ抽出部で抽出された前記鋼材撮像の夫々の鋼材径方向エッジから夫々の前記鋼材撮像における前記鋼材の撮像径を夫々算出する鋼材撮像径算出部と、前記鋼材撮像径算出部で算出された前記鋼材の撮像径の夫々を鋼材の外径として前記鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度の夫々に対し、輝度が高い非圧下部の夫々の幅を、前記鋼材の撮像径の夫々に対する長さ成分の比から算出する非圧下部幅算出部とを備え、前記非圧下部幅算出部は、前記非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の全ての画素のうちの特定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の高いものに前記特定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記鋼材撮像の全ての画素について行う輝度値最大化処理部と、前記輝度値最大化処理部で更新された前記鋼材撮像の全ての画素うちの所定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の低いものに前記所定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記全ての画素について行う輝度値最小化処理部と、前記輝度値最小化処理部で全ての画素が更新された非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像の輝度値を画素毎に積算する鋼材輝度積算部と、前記鋼材輝度積算部で積算された鋼材撮像の輝度値を前記非圧下部の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出し、当該輝度微分値が所定の閾値を越えた幅方向画素位置のところを前記非圧下部のエッジとして抽出する非圧下部エッジ抽出部と、前記非圧下部エッジ抽出部で抽出された非圧下部のエッジから前記非圧下部の幅を算出する非圧下部エッジ幅算出部とを備えたことを要旨とする。
また、本発明の別の態様に係る鋼材非圧下部幅検出方法は、対をなす圧延ロールでパスラインに沿って搬送される棒鋼又は線材からなる鋼材を圧延する際に、前記圧延ロールの出側にあって前記パスラインを挟んで前記圧延ロールの圧下方向と交差する方向に対向配置された二個一対の撮像装置で、前記鋼材の表面を撮像し、演算処理機能を有する計算機を用いて前記鋼材のうち前記圧延ロールの孔型と非接触な非圧下部の鋼材径方向の幅を検出する鋼材非圧下部幅検出方法であって、前記二個一対の撮像装置で撮像された画像の夫々の鋼材撮像における前記鋼材径方向のエッジを夫々の画像から抽出する鋼材エッジ抽出ステップと、前記鋼材エッジ抽出ステップで抽出された前記鋼材撮像の夫々の鋼材径方向エッジから夫々の前記鋼材撮像における前記鋼材の撮像径を夫々算出する鋼材撮像径算出ステップと、前記鋼材撮像径算出ステップで算出された前記鋼材の撮像径の夫々を鋼材の外径として前記鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度の夫々に対し、輝度が高い非圧下部の夫々の幅を、前記鋼材の撮像径の夫々に対する長さ成分の比から算出する非圧下部幅算出ステップとを含み、前記非圧下部幅算出ステップは、前記非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の全ての画素のうちの特定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の高いものに前記特定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記鋼材撮像の全ての画素について行う輝度値最大化処理ステップと、前記輝度値最大化処理ステップで更新された前記鋼材撮像の全ての画素うちの所定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の低いものに前記所定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記全ての画素について行う輝度値最小化処理ステップと、前記輝度値最小化処理ステップで全ての画素が更新された非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像の輝度値を画素毎に積算する鋼材輝度積算ステップと、 前記鋼材輝度積算ステップで積算された鋼材撮像の輝度値を前記非圧下部の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出し、当該輝度微分値が所定の閾値を超えた幅方向画素位置のところを前記非圧下部のエッジとして抽出する非圧下部エッジ抽出ステップと、前記非圧下部エッジ抽出ステップで抽出された非圧下部のエッジから前記非圧下部の幅を算出する非圧下部エッジ幅算出ステップとを含むことを要旨とする。
本発明に係る鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法によれば、圧延水飛散による温度低下や圧下部と非圧下部との温度差が小さい場合であっても、鋼材の非圧下部の幅を適正に検出することができる鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法が適用される鋼材圧延設備の概略構成図である。 図1に示す鋼材圧延設備における圧延ロールの説明図である。 圧延後の鋼材に発生する非圧下部の説明図である。 図1に示す鋼材圧延設備に設けられた鋼材非圧下部検出装置の概略構成図である。 図4に示す鋼材非圧下部検出装置における撮像装置で撮像された鋼材画像の説明図である。 図4に示す鋼材非圧下部検出装置におけるコンピュータシステムで実行される鋼材非圧下部算出のための演算処理のフローチャートである。 図6の演算処理で行われるサブルーチン処理のフローチャートである。 図4に示す鋼材非圧下部検出装置におけるコンピュータシステムで実行される鋼材非圧下部幅表示のための演算処理のフローチャートである。 図6の演算処理で行われる撮像領域の切出しの説明図である。 図6の演算処理で行われる鋼材撮像エッジ抽出及び鋼材撮像径算出の説明図である。 図6の演算処理で行われる鋼材撮像径統一化の説明図である。 図6の演算処理で行われる中心ずれ補正の説明図である。 図6の演算処理で得られた鋼材撮像を鋼材長さ方向に並べた画像の説明図である。 図13に示す画像において、鋼材への圧延水飛散による温度低下により黒い斑点が映り込み、画像上において圧下部と非圧下部の境界が曖昧となっている部分を説明ずるため図である。 図7の演算処理で行われる輝度値最大化処理を説明するための図である。 図7の演算処理で行われる輝度値最小化処理を説明するための図である。 図7の演算処理で行われる輝度値最小化処理を説明するための図である。 図7の演算処理で行われる複数の鋼材撮像の抽出及び複数の鋼材撮像の輝度値の積算を説明するための図である。 図7の演算処理で行われる輝度微分値の算出、非圧下部エッジ抽出、及び非圧下部幅算出の説明図である。 複数の鋼材撮像の輝度値を積算せずに、単独(積算枚数1枚)の鋼材画像における輝度微分値の算出、非圧下部エッジ抽出、及び非圧下部幅算出の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
また、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
図1には、本発明の一実施形態に係る鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法が適用される鋼材圧延設備の概略構成が示されており、鋼材圧延設備は、棒鋼又は線材からなる鋼材1を長手方向に搬送しながら圧延する圧延設備である。この鋼材圧延設備は、鋼材1の入側から計19スタンドの圧延機A、B、#1〜#16および4ロール圧延機であるCを有する。この鋼材圧延設備では、加熱炉11で予め設定された温度に加熱された鋼材1を圧延機A、B、#1〜#16、Cで順次圧延して最終的な形状とする。棒鋼や線材を鋼材1とする圧延設備では、圧延機を通過する毎に徐々に径を成形しながら最終的に製品径に仕上げる。なお、鋼材1の搬送ラインをパスラインと称する。また、鋼材1の搬送を通材ともいう。
A、B、#1〜#16の各圧延機は、例えば図2に示すように、左右(又は上下)で対をなす2ロールの圧延ロール4で鋼材1を圧延する。各圧延ロール4には、該当する圧延機、つまり圧延スケジュールに対応した孔型5が形成されている。対向する孔型5は、圧延する棒鋼や線材の鋼材1の丸断面形状に合わせてほぼ丸孔形状を有する。また、対をなす圧延ロール4の入側には、対をなすガイドロール6が配置されている。これにより、パスラインに沿って搬送される鋼材1は、ガイドロール6によって圧延ロール4に案内され、対をなす圧延ロール4の対向する孔型5で圧延されて搬出される。一般に、ガイドロール6の対向方向は、それらによって鋼材1が案内される圧延ロール4の対向方向と90°向きをずらして配置されている。例えば、図2のように圧延ロール4がパスラインの左右に対向する場合にはガイドロール6は上下に対向し、圧延ロール4がパスラインの上下に対向する場合にはガイドロール6は左右に対向する。また、各スタンドの圧延ロール4の配置方向は、前段のスタンドの圧延ロール4の配置方向と90°ずらして配置されている。即ち、各スタンドの圧延ロール4の配置方向は、上下方向と左右方向とが交互になっている。
このような孔型5を有する圧延ロール4は、一般にカリバーロールとも呼ばれ、鋼材1を挟み込む構造となっている。例えば図2の圧延ロール4には、断面形状がほぼ円形の孔型5が形成されているが、図の左右方向から鋼材1を圧下する孔型5には、図の左右方向の鋼材接触部分に対し、図の上下方向に鋼材1と接触していない部分がある。この孔型5の鋼材非接触部分は、鋼材接触部分、つまり鋼材1の充満部分の逃げ代であり、ロールスキ(隙間)と呼ばれている。鋼材側からは、孔型5が接触している部分は圧下部であり、孔型5の非接触部分が非圧下部となる。図3には、鋼材1に生じる圧下部3及び非圧下部2の状態を示す。前述のように、パスラインに対する鋼材1の通材位置はガイドロール6によって決まるので、仮にガイドロール6のセッティングに誤差や不良が生じると、孔型5の中心、つまりパスラインと通材中心にズレが生じる。この通材中心のズレによって、例えば図2では、鋼材1に対する上下のロールスキ量が異なり、鋼材1の上下に生じる非圧下部幅に差が生じ、仕上圧延形状に影響を及ぼす。従って、例えば仕上圧延機の入側における鋼材1の非圧下部幅を適正に検出する必要がある。
そこで、この実施形態では、図1の#16スタンドの圧延ロールの出側に鋼材非圧下部幅検出装置を配置している。図4には、この実施形態の鋼材非圧下部幅検出装置の概略構成を示す。この鋼材非圧下部幅検出装置は、#16スタンドの圧延ロールの出側でパスライン上の鋼材1を撮像する撮像装置として2個一対のカメラ7を有する。この例では、#16スタンドの圧延ロールが左右方向に対向しているのに対し、2個一対のカメラ7は#16スタンドの圧延ロールの圧下方向と交差する方向、より具体的には#16スタンドの圧延ロールによる左右からの圧下方向に対して上下方向に対向配置されている。また、パスラインの上下に対向配置された2個一対のカメラ7は、夫々、パスラインから等距離、例えば高さで上下400mmの位置に配置されている。これらのカメラ7は、CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子を用いたいわゆるデジタルカメラであり、集積されている素子の個々が画素として輝度や色合いを検出して記録する。また、この実施形態のカメラ7は、フレーム速度で1000枚以上/秒の高速撮影が可能である。この実施形態では、これら2個一対のカメラ7を用いて、鋼材搬送方向(鋼材長手方向)に3mm、パスライン左右方向(鋼材径方向)に120mmの領域をサンプリング周期0.05sec.(フレーム速度20枚/sec.)で鋼材1の表面を撮像する。
カメラ7の撮像画像は、カメラ制御装置10を介して、例えば圧延運転室内に配置されたコンピュータシステム(計算機)8に読込まれる。このコンピュータシステム8は、高度な演算処理機能を有し、周知のコンピュータシステムと同様に、情報や演算処理結果を表示する表示部9の他、図示しない各種情報を入力する入力部、各種演算処理を行う演算処理部、実際に各装置の駆動源の駆動状態を制御する制御部等を備えて構成される。即ち、このコンピュータシステム8内で実行されるプログラム(演算処理)が、この実施形態の鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法を構築する。
即ち、本実施形態の鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法は、鋼材エッジ抽出部(鋼材エッジ抽出ステップ、後述のステップS3)、鋼材撮像径算出部(鋼材撮像径算出ステップ、後述のステップS4)、鋼材撮像径統一部(鋼材撮像径統一ステップ、後述のステップS5)、中心ずれ補正部(中心ずれ補正ステップ、後述のステップS6)、非圧下部幅算出部(非圧下部幅算出ステップ、後述のステップS7)、輝度値最大化処理部(輝度値最大化処理ステップ、後述のステップS11)、輝度値最小化処理部(輝度値最小化処理ステップ、後述のステップS12)、鋼材輝度積算部(鋼材輝度積算ステップ、後述のステップS13及びステップS14)、非圧下部エッジ抽出部(非圧下部エッジ抽出ステップ、後述のステップS15及びステップS16)、及び非圧下部エッジ幅算出部(非圧下部エッジ幅算出ステップ、後述のステップS17)の各機能をコンピュータシステム8内でプログラム(演算処理)を実行することで実現する。
このコンピュータシステム8で実行される演算処理を説明する前に、カメラ7の鋼材撮像画像について図5を用いて説明する。図5は、何れも、コンピュータシステム8内に構築した、若しくは外部に独立して構築された画像処理装置によって、カメラの鋼材撮像画像の輝度を表示したもの(輝度画像)である。各分図の白く見えている部分が、前述した撮像領域における鋼材撮像(以下、画像中の物体の像を撮像という)である。この白く見えている鋼材撮像部分のうち、輝度が高く、その結果、より一層、白く見えている部分が鋼材の非圧下部である。鋼材の圧延では、圧延による塑性変形に伴う熱で鋼材の温度が上昇するが、例えば圧延ロールとの接触熱伝達で圧下部の方が非圧下部より温度が低く、相対的に非圧下部は圧下部よりも温度が高い。そのため、非圧下部の輝度は圧下部の輝度よりも高く、輝度画像上では圧下部よりも白く見える。例えば図5(a)が正規パスラインを通材している鋼材の撮像だとすると、図5(b)は、カメラ側に寄って通材している(パスライン変動)状態であり、図5(c)は、画像中、右側に寄って通材している(横振れ)状態である。
次に、コンピュータシステムで鋼材非圧下部幅を検出するために実行される演算処理について図6のフローチャートを用いて説明する。この演算処理は、例えば1秒といった規定周期で繰り返し実行され、まずステップS1で、2個一対のカメラによる鋼材画像を取得する。
次にステップS2に移行して、取得した鋼材画像から鋼材撮像を含む撮像領域を切出す。このステップS2では、例えば、図9に示すように、カメラ7で撮像された画像のうち、図に白の破断線で示す鋼材撮像領域を切出す。
次にステップS3に移行して、例えば周知の二値化処理などにより、切出された撮像領域における鋼材撮像のうち、鋼材径方向の両端部をエッジとして抽出する。ここで、ステップS2において、パスラインの上方に配置されたカメラ7の画像から切出された鋼材撮像領域が図10の(上)に示すようなものであり、パスラインの下方に配置されたカメラ7の画像から切出された鋼材撮像領域が図10(下)に示すようなものであった場合、ステップS3では、これら鋼材撮像領域の輝度を二値化処理して、輝度の立上がり・立下がり箇所を二値化処理して鋼材撮像のエッジを抽出する。
次にステップS4に移行して、抽出された鋼材撮像のエッジ間の距離(画素数)から鋼材の撮像径を算出する。
次にステップS5に移行して、2個一対のカメラの画像における鋼材の撮像径を統一化することにより、パスライン変動抑止処理を行う。図5(b)に示すように、鋼材がパスラインよりもカメラ側に寄って通材していれば鋼材の撮像径は大きくなり、逆にカメラから遠ざかって通材すれば鋼材の撮像径は小さくなる。そこで、このようなパスライン変動を抑止するために、例えば2個の画像における鋼材の撮像径の平均値を求め、その平均値に一致するように鋼材撮像を拡大又は縮小することにより鋼材の撮像径を統一化する。
ここで、図10の(上)と(下)の鋼材撮像では、(上)の鋼材撮像において、鋼材がパスラインよりもカメラ側に寄って通材していて鋼材の撮像径は大きくなっている。これに対して、(下)の鋼材撮像においては、鋼材がカメラから遠ざかりパスライン側に寄って通材していて鋼材の撮像径は小さくなっている。
従って、ステップS5においては、図11に示すように、2個一対(上下一対)のカメラの画像における鋼材の撮像径を統一化し、パスライン変動抑止処理を行う。
次にステップS6に移行して、2個一対のカメラの画像における鋼材撮像の中心を一致する中心ズレ補正を行うことにより、横振れ抑止処理を行う。この実施形態では、例えば2個一対のカメラによる画像の上下を逆転して取得することにより、図5(c)に示す鋼材の横振れの方向を2個の画像で逆方向に発生させる。従って、これら2個の画像における鋼材撮像の中心を一致させることで鋼材の通材位置をパスラインに一致又はほぼ一致させることができ、これにより鋼材の横振れを抑止することができる。
ここで、ステップS5でパスライン変動抑止処理を行った図11の(上)と(下)の鋼材撮像では、夫々、鋼材撮像の中心が左右にずれており、横振れが生じている。
従って、ステップS6では、図12に示すように、2個一対のカメラの画像における鋼材撮像の中心を一致する中心ズレ補正を行い、横振れ抑止を行う。
次にステップS7に移行して、例えば後述する図7の演算処理によって、鋼材の非圧下部の幅を算出してからステップS1に移行する。この実施形態では、例えばステップS5で同じ径に統一された鋼材撮像径を鋼材の外径として、この鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度に対し、それよりも輝度の高い非圧下部2の夫々幅を、統一された鋼材撮像径に対する長さ成分(画素数)の比から算出する。
次に、図6の演算処理のステップS7で実行される図7の演算処理について説明する。
この演算処理では、先ず、ステップS11で、非圧下部2の幅を算出しようとする鋼材撮像の全ての画素n(図15参照)のうちの特定の画素n1(図15参照)の周辺の所定範囲の周辺画素N1(図15参照)を探索し、探索された周辺画素N1のうち最も輝度値の高いものに前述の特定の画素n1の輝度値を更新し、この更新を鋼材撮像の全ての画素nについて行う(輝度値最大化処理ステップ)。
前述のステップS5でパスライン変動抑止を行い、かつステップS6で横振れの抑止のみを行った鋼材撮像を、例えば後述の図8の演算処理を行って鋼材搬送方向に並べて表示したのが図13に示されている。図13(a)は、鋼材の非圧下部と圧下部との輝度差が明確であり、鋼材撮像上で圧下部と非圧下部の境界が明確な場合を示し、図13(b)は、鋼材の非圧下部と圧下部との輝度差が不明確であり、鋼材撮像上で圧下部と非圧下部の境界が曖昧な場合を示している。図13に示すように、パスライン変動抑止及び横振れの抑止のみを行った鋼材撮像には、圧下部と非圧下部の境界が明確な場合と圧下部と非圧下部の境界が曖昧な場合とがある。
図13(b)に示す圧下部と非圧下部の境界が曖昧な場合につき、図14を参照して説明する。
圧下部と非圧下部の境界が曖昧となる原因は、図14に示すように、鋼材1への圧延水飛散による温度低下により、鋼材撮像上で黒い斑点2aが映り込み、撮像画像上において圧下部3と非圧下部2の境界が曖昧となる場合と、また、鋼材1の圧延速度、鋼材1の温度、鋼材1の鋼種、圧延ロール4の状態等の圧延の操業条件により圧下部3と非圧下部2との温度差が小さく、これにより圧下部3と非圧下部2との輝度差が小さく、鋼材撮像上において圧下部3と非圧下部2の境界が曖昧となる場合とがある。
そこで、ステップS7(非圧延部幅算出ステップ)におけるステップS11(輝度値最大化処理ステップ)では、図14における黒い斑点2aを鋼材撮像上で消去する処理を行う。
これにつき、図15を参照して具体的に説明すると、先ず、非圧下部2の幅を算出しようとする鋼材撮像の全ての画素nのうちの特定の画素n1の周辺の所定範囲(横:非圧下部の幅方向における画素数X、縦:非圧下部の長手方向(鋼材搬送方向)における画素数Y)の周辺画素N1の探索を行う。ここで、周辺画素N1の範囲は、黒い斑点2aを囲むことができる範囲であればよく、横の非圧下部の幅方向における画素数Xは10個、縦の非圧下部の長手方向(鋼材搬送方向)における画素数Yは5個に設定してある。横の画素数Xは、黒い斑点2aが属する画素数よりも多く、鋼材1の幅の画素数に対して半分の画素数よりも少ない画素数であることが好ましい。縦の画素数Yは、黒い斑点2aが属する画素数よりも多ければよい。画素数Yを多くし過ぎると、データ処理に時間がかかるため、上限を設けてもよい。
次に、特定の画素n1の輝度値を、探索された周辺画素N1のうち最も高い輝度値のものに更新する。
次に、この特定の画素n1の輝度値の更新を鋼材撮像の全ての画素nについて行う。
これにより、鋼材撮像上における温度低下による黒い斑点2aのところが白くなり、当該斑点2aを全て消去することができる。
そして、ステップS11(輝度値最大化処理ステップ)が終了したら、ステップS12に移行し、ステップS11(輝度値最大化処理ステップ)で更新された鋼材撮像の全ての画素nうちの所定の画素n2(図17参照)の周辺の所定範囲の周辺画素N2を探索し、探索された周辺画素N2のうち最も輝度値の低いものに所定の画素n2の輝度値を更新し、この更新を全ての画素nについて行う(輝度値最小化処理ステップ)。
ステップS11が終了すると、黒い斑点2a以外の本来のノイズでない部分の画素の輝度値も高くなり白くなってしまう。このため、図16(a),(b)に示すように、圧下部3の非圧下部2との境界部における画素の輝度値も高くなりそこが白くなって非圧下部2の幅があたかも広がってしまうようになる。
そこで、ステップS12(輝度値最小化処理ステップ)では、16(b)の矢印で示すように、白くなった圧下部3の部分を元の状態に戻し、非圧下部2の幅を元の状態に戻す処理を行う必要がある。
これにつき、図17を参照して具体的に説明すると、先ず、ステップS11(輝度値最大化処理ステップ)で更新された鋼材撮像の全ての画素nうちの所定の画素n2の周辺の所定範囲(横:非圧下部の幅方向における画素数X、縦:非圧下部の長手方向(鋼材搬送方向)における画素数Y)の周辺画素N2を探索する。ここで、周辺画素N2の範囲は、周辺画素N1の範囲と同等にすればよい。
次に、所定の画素n2の輝度値を、探索された周辺画素N2のうち最も輝度値の低いものに更新する。
次に、この所定の画素n2の輝度値の更新を鋼材撮像の全ての画素nについて行う。
これにより、鋼材撮像上において、ステップS11で白くなった圧下部3の部分を元の状態に戻し、非圧下部2の幅を元の状態に戻すことができる。
次に、ステップS12(輝度値最小化処理ステップ)が終了したら、ステップS13に移行し、ステップS12(輝度値最小化処理ステップ)で全ての画素が更新された非圧下部2の幅を算出しようとする鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像を抽出する。
ステップS11で輝度値最大化処理を行い、ステップS12で輝度値最小化処理を行っても、圧延の操業条件により圧下部3と非圧下部2との温度差が小さく、これにより圧下部3と非圧下部2との輝度差が小さく、鋼材撮像上において圧下部3と非圧下部2の境界が曖昧となる場合がある。非圧下部2は圧下部3に対して表面温度が20〜40℃程度(輝度値差で数十の差)しか高くなく、鋼材撮像上において圧下部3と非圧下部2の境界が判明しづらい。
そこで、先ず、ステップS13(鋼材輝度積算ステップ)では、ステップS12(輝度値最小化処理ステップ)で全ての画素が更新された非圧下部2の幅を算出しようとする鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像を抽出する。鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像の抽出に際しては、非圧下部幅を算出しようとする鋼材撮像の鋼材搬送方向前方の9つ(9枚)の鋼材撮像と、鋼材搬送方向後方の10個(10枚)の鋼材撮像との合計20個(20枚)の鋼材撮像を抽出する。なお、鋼材搬送方向前後の抽出数は、非圧下部の幅を算出しようとする鋼材撮像の周辺の予め設定された複数の数であればよく、20個(20枚)以上でも20個(20枚)未満であってもよい。
次いで、ステップS14(鋼材輝度積算ステップ)に移行して、ステップS13で抽出された複数の鋼材撮像の輝度値を画素毎に積算する。
前述のステップS13では、例えば図18(a)に示すように、例えば、時刻t10が非圧下部2の幅を算出しようとする鋼材撮像である場合に、それよりも鋼材搬送方向前方の時刻t1〜t9の鋼材撮像並びに鋼材搬送方向後方の時刻t11〜t20の鋼材撮像を抽出する。
そして、ステップS14では、図18(a)に示すステップS13で抽出された例えば時刻t1〜t20の鋼材撮像の輝度値を、図18(b)に示すように、画素毎に積算する。
ステップS13及びステップS14の鋼材輝度積算ステップにより、圧下部3と非圧下部2との輝度差が際立ち、鋼材撮像上において圧下部3と非圧下部2の境界が明確になる。
なお、鋼材撮像の抽出数、即ち積算数は、多ければ多いほど圧下部3と非圧下部2との輝度差が際立つが、処理時間との兼ね合いを考慮して決定することが好ましい。但し、鋼材1の非圧下部2の幅は鋼材1本の圧延中に一律の幅で発生するものであり、その非圧下部幅の測定において高速性は高いレベルで求められていないため、圧下部3と非圧下部2との輝度差を際立たせるのに十分な20枚としている。
次いで、ステップS15(非圧下部エッジ抽出ステップ)に移行し、ステップS14で積算された鋼材撮像の輝度値を非圧下部2の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出する。
非圧下部2の幅を測定するということは、非圧下部2と圧下部3との境界(非圧下部2のエッジ)を抽出することであるが、輝度値の大きさは鋼材の温度に依存することから、輝度値の絶対値でエッジを抽出する場合、鋼材の温度が異なると適切なエッジを抽出することができない。
そこで、ステップS15において、ステップS14で積算された鋼材撮像の輝度値を非圧下部2の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出し、輝度値の変化量を検出し、鋼材の温度に左右されないで非圧下部2のエッジを抽出するようにしている。
ステップS15では、ステップS14で積算された例えば18(b)に示す鋼材撮像の輝度値を、図19に示すように、非圧下部2の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出する。
このステップS15における鋼材撮像の輝度値の微分は、鋼材撮像の幅方向中心から両端に向けて行う。この際、輝度値が増加すると微分値は正となり、輝度値が減少すると微分値が負となるが、本実施形態の場合、図19に示すように、輝度値が増加しても減少しても輝度微分値としては正となるようにしている。
次いで、ステップS16(非圧下部エッジ抽出ステップ)に移行し、ステップS15(非圧下部エッジ抽出ステップ)で算出した輝度微分値が所定の閾値を超える幅方向画素位置のところを非圧下部2のエッジとして抽出する。
非圧下部2のエッジは、非圧下部2が鋼材1の長手方向に沿って所定の幅で形成されていることから、2つ抽出される。
ここで、本実施形態にあっては、ステップS13及びステップS14の鋼材輝度積算ステップにより、圧下部3と非圧下部2との輝度差が際立ち、鋼材撮像上において圧下部3と非圧下部2の境界が明確になり、更に、ステップS15及びステップS16の非圧下部抽出ステップにおいて鋼材撮像の輝度微分値を算出してから輝度微分値が所定の閾値を超える幅方向画素位置のところを非圧下部2のエッジとして抽出するので、鋼材の温度に依存することなく、圧下部3と非圧下部2との温度差が小さい場合であっても、非圧下部2のエッジを確実に抽出することができる。ここで、「所定の閾値」は、条件設定のために予め採取したデータに基づき、如何なる値とすれば非圧下部2のエッジとして抽出が可能かを求めておき、求めた値を予め設定する。
なお、ステップS13及びステップS14による鋼材輝度積算ステップを行わずに、非圧下部2の幅を算出しようとする1つの鋼材撮像を抽出し、ステップS15で鋼材撮像の輝度値を非圧下部2の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出した場合、圧下部3と非圧下部2との輝度差が小さく、図20に示すように、その輝度微分値も小さいため、非圧下部2のエッジを抽出することが困難である。
次に、ステップS17(非圧下部エッジ幅算出ステップ)に移行し、ステップS16(非圧下部エッジ抽出ステップ)で抽出された非圧下部2のエッジから非圧下部2の幅を算出する。
この非圧下部2の幅の算出は、ステップS5で統一化された鋼材の撮像径(鋼材撮像のエッジ間の画素数)に対する抽出された非圧下部2のエッジ間の長さ(画素数)の比によって算出する。
次に、図6、図7の演算処理とは別個に、コンピュータシステム8内で実行される鋼材非圧下部表示のための演算処理について図8のフローチャートを用いて説明する。
この演算処理では、先ず、ステップS21において、非圧下部2の幅の算出が鋼材1の全長にわたって完了したか否かを判定し、非圧下部2の幅の算出が鋼材1の全長にわたって完了した場合にはステップS22に移行し、そうでない場合には待機する。
ステップS22では、図6、図7の演算処理による非圧下部2の幅の算出結果を、鋼材1の全長にわたって読込む。
次に、ステップS23に移行して、図示しない別個の演算処理に従って、鋼材1の中心を全長にわたって合わせ、非圧下部2の幅を高輝度、その他の部分を低輝度として、鋼材1の全長にわたって表示部9に表示してから復帰する。
このように、本実施形態に係る鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法によれば、対をなす圧延ロール4でパスラインに沿って搬送される棒鋼又は線材からなる鋼材1を圧延する際に、圧延ロール4の出側にあってパスラインを挟んで圧延ロール4の圧下方向と交差する方向に対向配置された二個一対のカメラ(撮像装置)7で、鋼材1の表面を撮像し、演算処理機能を有するコンピュータシステム(計算機)8を用いて鋼材1のうち圧延ロール4の孔型5と非接触な非圧下部2の鋼材径方向の幅を検出する。この検出に際し、ステップS3(鋼材エッジ抽出ステップ、鋼材エッジ抽出部)では、二個一対のカメラ7で撮像された画像の夫々の鋼材撮像における鋼材径方向のエッジを夫々の画像から抽出する。また、ステップS4(鋼材撮像径算出ステップ、鋼材撮像径算出部)では、抽出された鋼材撮像の夫々の鋼材径方向エッジから夫々の鋼材撮像における鋼材1の撮像径を夫々算出する。また、ステップS5(鋼材撮像径統一ステップ、鋼材撮像径統一部)では、算出された二個の鋼材1の撮像径を同じ径に統一する。そして、ステップS6(中心ずれ補正ステップ、中心ずれ補正部)では、同じ径に統一された二個の鋼材1の撮像径の鋼材撮像が鋼材径方向にずれている場合に、それらの鋼材撮像の中心を一致させる。そして、ステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)では、統一された鋼材1の撮像径をカメラ7で撮像された鋼材1の外径として鋼材1の外径相当の鋼材撮像輝度に対し、輝度が高い非圧下部2の夫々の幅を、統一された鋼材の撮像径に対する長さ成分の比から算出する。
ここで、ステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)におけるステップS11(輝度値最大化処理ステップ、輝度値最大化処理部)では、非圧下部2の幅を算出しようとする鋼材撮像の全ての画素nのうちの特定の画素n1の周辺の所定範囲の周辺画素N1を探索し、探索された周辺画素N1のうち最も輝度値の高いものに特定の画素n1の輝度値を更新し、この更新を鋼材撮像の全ての画素nについて行う。また、ステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)におけるステップS12(輝度値最小化処理ステップ、輝度値最小化処理部)では、ステップS11で更新された鋼材撮像の全ての画素nうちの所定の画素n2の周辺の所定範囲の周辺画素N2を探索し、探索された周辺画素N2のうち最も輝度値の低いものに所定の画素n2の輝度値を更新し、この更新を全ての画素nについて行う。
これにより、鋼材1への圧延水飛散による温度低下により、鋼材撮像上で映り込んだ黒い斑点2aが消去され、撮像画像上において圧下部3と非圧下部2の境界が曖昧となることを回避できる。
また、ステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)におけるステップS13(鋼材輝度積算ステップ、鋼材輝度積算部)では、ステップS12で全ての画素が更新された非圧下部2の幅を算出しようとする鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像を抽出し、また、ステップS14(鋼材輝度積算ステップ、鋼材輝度積算部)では、抽出された複数の鋼材撮像の輝度値を画素毎に積算する。
これにより、圧下部3と非圧下部2との温度差が小さい場合であっても、圧下部3と非圧下部2との輝度差が際立ち、鋼材撮像上において圧下部3と非圧下部2の境界を明確にすることができる。
また、ステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)におけるステップS15(非圧下部エッジ抽出ステップ、非圧下部エッジ抽出部)では、ステップS14で積算された鋼材撮像の輝度値を非圧下部2の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出し、ステップS16(非圧下部エッジ抽出ステップ、非圧下部エッジ抽出部)では、当該輝度微分値が所定の閾値を超えた幅方向画素位置のところを非圧下部2のエッジとして抽出する。
これにより、鋼材の温度に依存することなく、圧下部3と非圧下部2との温度差が小さい場合であっても、非圧下部2のエッジを確実に抽出することができる。
そして、ステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)におけるステップS17(非圧下部エッジ幅算出ステップ、非圧下部エッジ幅算出部)では、ステップS16で抽出された非圧下部2のエッジから非圧下部2の幅を算出する。
以上のことから、本実施形態に係る鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法によれば、圧延水飛散による温度低下や圧下部3と非圧下部2との温度差が小さい場合であっても、鋼材1の非圧下部2の幅を適正に検出することができる鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法を提供できる。
また、本実施形態に係る鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法によれば、ステップS5(鋼材撮像径統一ステップ、鋼材撮像径統一部)において、ステップS7で非圧下部2の幅を算出する前に、ステップS4で算出された二個の鋼材1の撮像径を同じ径に統一するので、パスラインの変動を抑止することができる。
また、本実施形態に係る鋼材非圧下部幅検出装置及びその検出方法によれば、ステップS6(中心ずれ補正ステップ、中心ずれ補正部)において、ステップS7で非圧下部2の幅を算出する前に、ステップS5で同じ径に統一された二個の鋼材1の撮像径の鋼材撮像が鋼材径方向にずれている場合に、それらの鋼材撮像の中心を一致させる。これにより、鋼材1の横振れを抑止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、ステップS5(鋼材撮像径統一ステップ、鋼材撮像径統一部)及びステップS6(中心ずれ補正ステップ、中心ずれ補正部)を省略し、ステップS4(鋼材撮像径算出ステップ、鋼材撮像径算出部)からステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)を直接実行するようにしてもよい。この場合、ステップS7(非圧下部幅算出ステップ、非圧下部幅算出部)では、ステップS4(鋼材撮像径算出ステップ、鋼材撮像径算出部)で算出された鋼材1の撮像径の夫々を鋼材の外径として鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度の夫々に対し、輝度が高い非圧下部2の夫々の幅を、鋼材1の撮像径の夫々に対する長さ成分の比から算出するようにする。
1 鋼材
2 非圧下部
3 圧下部
4 圧延ロール
5 孔型
6 ガイドロール
7 カメラ(撮像装置)
8 コンピュータシステム(計算機)
9 表示部
10 カメラ制御装置
11 加熱炉

Claims (6)

  1. 対をなす圧延ロールでパスラインに沿って搬送される棒鋼又は線材からなる鋼材を圧延する際に、演算処理機能を有する計算機を用いて前記鋼材のうち前記圧延ロールの孔型と非接触な非圧下部の鋼材径方向の幅を検出する鋼材非圧下部幅検出装置であって、
    前記圧延ロールの出側にあって前記パスラインを挟んで前記圧延ロールの圧下方向と交差する方向に対向配置されて前記鋼材の表面を撮像する二個一対の撮像装置と、
    前記二個一対の撮像装置で撮像された画像の夫々の鋼材撮像における前記鋼材径方向のエッジを夫々の画像から抽出する鋼材エッジ抽出部と、
    前記鋼材エッジ抽出部で抽出された前記鋼材撮像の夫々の鋼材径方向エッジから夫々の前記鋼材撮像における前記鋼材の撮像径を夫々算出する鋼材撮像径算出部と、
    前記鋼材撮像径算出部で算出された前記鋼材の撮像径の夫々を鋼材の外径として前記鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度の夫々に対し、輝度が高い非圧下部の夫々の幅を、前記鋼材の撮像径の夫々に対する長さ成分の比から算出する非圧下部幅算出部とを備え、
    前記非圧下部幅算出部は、
    前記非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の全ての画素のうちの特定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の高いものに前記特定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記鋼材撮像の全ての画素について行う輝度値最大化処理部と、
    前記輝度値最大化処理部で更新された前記鋼材撮像の全ての画素うちの所定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の低いものに前記所定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記全ての画素について行う輝度値最小化処理部と、
    前記輝度値最小化処理部で全ての画素が更新された非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像の輝度値を画素毎に積算する鋼材輝度積算部と、
    前記鋼材輝度積算部で積算された鋼材撮像の輝度値を前記非圧下部の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出し、当該輝度微分値が所定の閾値を越えた幅方向画素位置のところを前記非圧下部のエッジとして抽出する非圧下部エッジ抽出部と、
    前記非圧下部エッジ抽出部で抽出された非圧下部のエッジから前記非圧下部の幅を算出する非圧下部エッジ幅算出部とを備えたことを特徴とする鋼材非圧下部幅検出装置。
  2. 前記非圧下部幅算出部で非圧下部の幅を算出する前に、前記鋼材撮像径算出部で算出された二個の前記鋼材の撮像径を同じ径に統一する鋼材撮像径統一部を備え、
    前記非圧下部幅算出部は、前記鋼材撮像径統一部で同じ径に統一された前記鋼材の撮像径を前記撮像装置で撮像された鋼材の外径として前記鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度に対し、輝度が高い非圧下部の夫々の幅を、統一された前記鋼材の撮像径に対する長さ成分の比から算出することを特徴とする請求項1に記載の鋼材非圧下部幅検出装置。
  3. 前記非圧下部幅算出部で非圧下部の幅を算出する前に、前記鋼材撮像径統一部で同じ径に統一された二個の前記鋼材の撮像径の鋼材撮像が鋼材径方向にずれている場合に、それらの鋼材撮像の中心を一致する中心ずれ補正部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の鋼材非圧下部幅検出装置。
  4. 対をなす圧延ロールでパスラインに沿って搬送される棒鋼又は線材からなる鋼材を圧延する際に、前記圧延ロールの出側にあって前記パスラインを挟んで前記圧延ロールの圧下方向と交差する方向に対向配置された二個一対の撮像装置で、前記鋼材の表面を撮像し、演算処理機能を有する計算機を用いて前記鋼材のうち前記圧延ロールの孔型と非接触な非圧下部の鋼材径方向の幅を検出する鋼材非圧下部幅検出方法であって、
    前記二個一対の撮像装置で撮像された画像の夫々の鋼材撮像における前記鋼材径方向のエッジを夫々の画像から抽出する鋼材エッジ抽出ステップと、
    前記鋼材エッジ抽出ステップで抽出された前記鋼材撮像の夫々の鋼材径方向エッジから夫々の前記鋼材撮像における前記鋼材の撮像径を夫々算出する鋼材撮像径算出ステップと、
    前記鋼材撮像径算出ステップで算出された前記鋼材の撮像径の夫々を鋼材の外径として前記鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度の夫々に対し、輝度が高い非圧下部の夫々の幅を、前記鋼材の撮像径の夫々に対する長さ成分の比から算出する非圧下部幅算出ステップとを含み、
    前記非圧下部幅算出ステップは、
    前記非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の全ての画素のうちの特定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の高いものに前記特定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記鋼材撮像の全ての画素について行う輝度値最大化処理ステップと、
    前記輝度値最大化処理ステップで更新された前記鋼材撮像の全ての画素うちの所定の画素の周辺の所定範囲の周辺画素を探索し、探索された周辺画素のうち最も輝度値の低いものに前記所定の画素の輝度値を更新し、この更新を前記全ての画素について行う輝度値最小化処理ステップと、
    前記輝度値最小化処理ステップで全ての画素が更新された非圧下部の幅を算出しようとする前記鋼材撮像の周辺の複数の鋼材撮像の輝度値を画素毎に積算する鋼材輝度積算ステップと、
    前記鋼材輝度積算ステップで積算された鋼材撮像の輝度値を前記非圧下部の幅方向画素位置で微分して輝度微分値を算出し、当該輝度微分値が所定の閾値を超えた幅方向画素位置のところを前記非圧下部のエッジとして抽出する非圧下部エッジ抽出ステップと、
    前記非圧下部エッジ抽出ステップで抽出された非圧下部のエッジから前記非圧下部の幅を算出する非圧下部エッジ幅算出ステップとを含むことを特徴とする鋼材非圧下部幅検出方法。
  5. 前記非圧下部幅算出ステップで非圧下部の幅を算出する前に、前記鋼材撮像径算出ステップで算出された二個の前記鋼材の撮像径を同じ径に統一する鋼材撮像径統一ステップを含み、
    前記非圧下部幅算出ステップでは、前記鋼材撮像径統一ステップで同じ径に統一された前記鋼材の撮像径を前記撮像装置で撮像された鋼材の外径として前記鋼材の外径相当の鋼材撮像輝度に対し、輝度が高い非圧下部の夫々の幅を、統一された前記鋼材の撮像径に対する長さ成分の比から算出することを特徴とする請求項4に記載の鋼材非圧下部幅検出方法。
  6. 前記非圧下部幅算出ステップで非圧下部の幅を算出する前に、前記鋼材撮像径統一ステップで同じ径に統一された二個の前記鋼材の撮像径の鋼材撮像が鋼材径方向にずれている場合に、それらの鋼材撮像の中心を一致する中心ずれ補正ステップを含んでいることを特徴とする請求項5に記載の鋼材非圧下部幅検出方法。
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