JP6812151B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
従来、感光ドラム等の像担持体に露光、現像により形成されたトナー像を中間転写ベルト等の中間転写体を介して記録材に転写する。その後、定着フィルムや定着ローラ等を有する定着装置により加熱及び加圧してトナー像を熱溶融して記録材に熱定着する画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置において、転写部と定着部との搬送速度差により記録材の引っ張り合いやループ過多が生じる。すると、記録材の挙動が不安定となってジャムを起こしたり、記録材が斜行、旋回することで画像位置にずれが発生したり、転写部やその上流に位置する画像形成部に衝撃や振動が伝達して画像ぶれや色ずれが発生する場合がある。例えば、特許文献1、2では、転写部と定着部との間において、記録材のループ量を検知し、その検知結果に基づいて定着ローラの速度を制御している。
特開2007−017538号公報 特開2003−345150号公報
しかしながら、転写部と定着部との間の搬送距離が長く、その間に記録材を吸引して搬送する搬送ベルトを有するような構成の場合、転写部による記録材の搬送速度と、定着部による記録材の搬送速度との相対速度を調整するだけでは不十分である。転写部による記録材の搬送速度と、搬送ベルトによる記録材の搬送速度との相対速度、更には、搬送ベルトによる記録材の搬送速度と、定着部による記録材の搬送速度との相対速度も同様に適正でないと、上述したような課題が発生する場合がある。
特に、搬送ベルトによる記録材の搬送速度と、定着部による記録材の搬送速度との相対速度が適正でない場合には、上述した課題に加えて、定着部の定着ニップ部で画像乱れや記録材の皺(しわ)、折れ等が発生する場合がある。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、画像乱れや記録材の皺(しわ)、折れ等の発生を抑制することができる画像形成装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録材を搬送する第一の回転部材であって、転写位置においてトナー像を前記記録材に転写する第一の回転部材と、記記録材を搬送する第二の回転部材であって、前記記録材に転写されたトナー像を定着位置において前記記録材に定着させる第二の回転部材と、ベルトと吸着部を含み、前記転写位置と前記定着位置との間に配置される搬送部であって、前記吸着部により前記ベルトに吸着された記録材を搬送方向に搬送する搬送部と、を有し、前記搬送部は、前記第一の回転部材によって搬送されてくる第一の記録材の搬送を、前記ベルトの周速度が前記第一の回転部材の周速度よりも遅い第一の速度である状態で開始し、前記搬送部は、前記ベルトの周速度が前記第二の回転部材の周速度よりも速く且つ前記第一の速度より速い第二の速度である状態で、前記第二の回転部材によって搬送されている前記第一の記録材を搬送し、前記ベルトの周速度が前記第一の速度から前記第二の速度に変更されるタイミングにおいて、前記ベルトにより搬送される前記第一の記録材の前記搬送方向における後端部は、前記搬送方向において前記転写位置よりも上流側に位置し、前記搬送部は、前記ベルトの周速度を前記第一の速度から前記第二の速度に変更した後、前記第一の記録材に後続する第二の記録材の搬送を開始する前に、前記ベルトの周速度を前記第二の速度から前記第一の速度に変更することを特徴とする。
本発明によれば、画像乱れや記録材の皺(しわ)、折れ等の発生を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 転写部と定着部との間の構成を示す斜視説明図である。 転写部と定着部との間の構成を示す断面説明図である。 ベルト搬送部の構成を示す斜視説明図である。 ベルト搬送部の構成を示す断面説明図である。 除電板の構成を示す平面説明図である。 除電板の構成を示す断面説明図である。 搬送ベルトの変速制御を示すフローチャートである。 搬送ベルトの変速制御を示すタイムチャート図である。 定着ニップ部で画像乱れや皺(しわ)、折れ等が発生するメカニズムを説明する斜視説明図である。 定着ニップ部で画像乱れや皺(しわ)、折れ等が発生するメカニズムを説明する斜視説明図である。 画像乱れが発生した一例を示す平面説明図である。 (a)は、搬送ベルトの変速制御を実施したときの記録材の挙動を示す断面説明図である。(b)は、搬送ベルトの変速制御を実施しなかったときの記録材の挙動を示す断面説明図である。 搬送ベルトの変速制御を実施したときの画像乱れを抑制する効果を示す図である。 搬送ベルトと転写部との間で記録材のループ量を検知するセンサ部の構成を示す断面説明図である。 記録材のループ量制御を示すタイムチャート図である。
図により本発明に係る画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
<画像形成装置>
先ず、図1を用いて本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面説明図である。図1において、1Y,1M,1C,1Kは、像露光手段となるレーザスキャナである。2Y,2M,2C,2Kは、像担持体となる感光ドラムである。尚、感光ドラム2Y,2M,2C,2Kを代表して感光ドラム2を用いて説明する場合もある。他の画像形成プロセス手段についても同様である。
各色ステーションには、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色の感光ドラム2の表面を帯電させる帯電手段となる帯電ローラ3Y,3M,3C,3Kが設けられている。各色ステーションには、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色のトナーにより現像を行う現像手段となる現像装置4Y,4M,4C,4Kが設けられている。各現像装置4には、各感光ドラム2に各色の現像剤(トナー)を搬送する現像剤担持体となる現像スリーブ5Y,5M,5C,5Kが設けられている。6Y,6M,6C,6Kは、感光ドラム2の表面をクリーニングするクリーニング手段となるクリーナである。
7は、中間転写体となる中間転写ベルトである。8Y,8M,8C,8Kは、一次転写手段となる一次転写ローラである。9は、中間転写ベルト7を回転駆動する駆動ローラである。中間転写ベルト7は、駆動ローラ9と、テンションローラ36a〜36dと、内転写ローラ28とにより図1の時計回り方向に回転可能に張架されている。中間転写ベルト7の内周面側には、各感光ドラム2に対向して一次転写手段となる各一次転写ローラ8が設けられている。10は、中間転写ベルト7の外周面をクリーニングするクリーニング手段となるクリーナである。
<転写部>
11は、二次転写部である。二次転写部11は、トナー像を記録材19に転写する転写部として構成される。12は、二次転写手段となる二次転写ローラである。中間転写ベルト7の外周面と、二次転写ローラ12とにより二次転写ニップ部N1が形成される。記録材19は、二次転写ニップ部N1において中間転写ベルト7の外周面と二次転写ローラ12とにより挟持搬送される。このときの記録材19の搬送速度Vが二次転写部11(転写部)による記録材19の搬送速度Vである。
<ベルト搬送部>
13は、ベルト搬送部である。ベルト搬送部13は、二次転写部11(転写部)と、定着装置15(定着部)との間で記録材19を吸着させて搬送するベルト搬送部として構成される。14は、搬送ベルトである。搬送ベルト14の外周面は、搬送ベルト面として構成される。搬送ベルト14の外周面に吸着されて該搬送ベルト14の回転により搬送される記録材19の搬送速度Vがベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vである。
<定着部>
15は、トナー像を記録材19に熱定着する定着部となる定着装置である。16は、定着ローラである。17は、加圧ローラである。定着ローラ16と加圧ローラ17とにより定着部の定着ニップ部N2が形成される。記録材19は、定着ニップ部N2において定着ローラ16と加圧ローラ17とにより挟持搬送される。このときの記録材19の搬送速度Vが定着装置15(定着部)による記録材19の搬送速度Vである。
18a〜18dは、給送カセットである。19a〜19dは、記録材である。20a〜20dは、給送ローラである。21a〜21dは、中間搬送ローラである。22は、レジスト前ローラである。23は、レジストローラである。図2に示す制御手段となるCPU49により入出力装置(I/O)50を介して駆動源となるレジストモータ54が駆動制御され、レジストローラ23が回転駆動する。24a,24bは、排出ローラである。25a,25bは、反転ローラである。26a〜26dは、両面搬送ローラである。
<制御部>
次に、図2を用いて画像形成装置27の制御系の構成について説明する。図2は、本発明に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。図2において、UI(ユーザインターフェース)58やパーソナルコンピュータ(PC)により印刷ジョブ条件が設定される。そして、設定された印刷ジョブ条件に応じて、制御手段となるCPU(Central Processing Unit;中央演算装置)49やメモリ59を有する画像形成装置27のコントローラ51により画像形成部55を制御する。また、コントローラ51により入出力装置(I/O)50を介して各種センサや各種モータを制御する。
検知手段となる各種センサとしては、転写後センサ31、ループ量検知センサ32、定着後センサ33、ループ量検知センサ34、定着入口センサ56、環境センサ60の各検知結果が入出力装置(I/O)50を介してCPU49に伝達される。駆動源となる各種モータとしては、定着モータ52、搬送ベルトモータ53、レジストモータ54が入出力装置(I/O)50を介してCPU49により駆動制御される。
搬送ベルトモータ53は、駆動ローラ45を回転駆動して搬送ベルト14を回転駆動する。定着モータ52は、加圧ローラ17を回転駆動して定着装置15を回転駆動する。これによりCPU49(制御手段)は、定着装置15(定着部)による記録材19の搬送速度Vを制御する。レジストモータ54は、レジストローラ23を回転駆動する。
<画像形成動作>
次に、画像形成装置27の画像形成動作について説明する。図1に示す各感光ドラム2は、アルミシリンダの外周に有機光導電層を塗布して構成され、図示しない駆動源となるモータの回転駆動力が伝達され、画像形成動作に応じて図1の反時計回り方向に回転する。
図1の反時計回り方向に回転する各感光ドラム2の表面は、各帯電ローラ3により一様に帯電される。図2に示すコントローラ51から送られる画像データに基づいて各レーザスキャナ1から射出された画像情報に応じたレーザ光1aが一様に帯電された各感光ドラム2の表面に照射されて各感光ドラム2の表面が選択的に露光される。これにより各感光ドラム2の表面に静電潜像が形成される。各感光ドラム2の表面に形成された静電潜像に各現像スリーブ5の表面に担持された各色のトナーを供給することによりトナー像として現像して可視化する。
一方、中間転写ベルト7の外周面は、各感光ドラム2の表面に接触しており、画像形成時に駆動ローラ9により図1の時計周り方向に回転駆動される。中間転写ベルト7を介在して各感光ドラム2の表面と、各々に当接する各一次転写ローラ8の回転に伴って各感光ドラム2の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト7の外周面上に順次重畳して一次転写される。
中間転写ベルト7を介在して内転写ローラ28に対向する二次転写ローラ12は、画像形成時に該中間転写ベルト7の外周面に接触して該中間転写ベルト7の外周面と二次転写ローラ12とにより記録材19を挟持搬送する。二次転写ローラ12には図示しない二次転写バイアス電源から二次転写バイアスが印加されて中間転写ベルト7の外周面上のトナー像が一括して記録材19に二次転写される。二次転写ローラ12は、中間転写ベルト7の外周面上のトナー像を記録材19に二次転写している間は該中間転写ベルト7の外周面に当接しているが、画像形成動作が終了すると中間転写ベルト7の外周面から離間する。
定着装置15(定着部)は、記録材19を加熱する定着ローラ16と、該記録材19を定着ローラ16に圧接させる加圧ローラ17とを備えている。定着ローラ16は、中空状に形成され、内部には図示しないヒータが内蔵されている。定着ローラ16と加圧ローラ17とにより記録材19を挟持搬送する過程において二次転写されたトナー像を加熱及び加圧して熱溶融して記録材19に熱定着する。
画像形成動作が終了すると、各感光ドラム2の各クリーナ6がそれぞれの感光ドラム2の表面上に残ったトナーを掻き取ってクリーニングする。また、中間転写ベルト7のクリーナ10が該中間転写ベルト7の外周面上に残ったトナーを掻き取ってクリーニングする。感光ドラム2の表面上に形成されたトナー像が中間転写ベルト7の外周面上に一次転写される。その後に、該感光ドラム2の表面上に残った残トナー、或いは、中間転写ベルト7の外周面上に形成されたトナー像が記録材19に二次転写された後の該中間転写ベルト7の外周面上に残った残トナーは、図示しないクリーナ容器内に蓄えられる。
<搬送動作>
次に、画像形成装置27における記録材19の搬送動作について説明する。図1に示す給送カセット18a〜18dのうち、何れかの給送カセット18が選択され、該給送カセット18から給送ローラ20より給送された記録材19は、図示しない分離手段との協働により一枚ずつ分離給送される。
その後、搬送ローラ29により挟持搬送されて搬送路30に合流した後、更に、中間搬送ローラ21a〜21dによりレジスト前ローラ22に送られる。そして、該レジスト前ローラ22により挟持搬送される記録材19の進行方向の先端部が一旦停止しているレジストローラ23のニップ部に付き当てられて該記録材19の腰の強さにより斜行が補正される。
レジストローラ23は、レーザスキャナ1の露光と同期をとって記録材19を二次転写ローラ12と中間転写ベルト7の外周面とにより形成される二次転写ニップ部N1へと送り出す。そして二次転写ローラ12に二次転写バイアスが印加されて中間転写ベルト7の外周面上のトナー像が記録材19に二次転写される。
その後、ベルト搬送部13に設けられた搬送ベルト14によって未定着トナー像が担持された記録材19を吸引しながら定着装置15へと搬送する。そして、該定着装置15に設けられた定着ローラ16と加圧ローラ17とにより記録材19を挟持搬送する。その過程において加熱及び加圧して二次転写されたトナー像を記録材19に熱定着する。
<ストレート排出>
トナー像が定着された記録材19を搬送路37aを経由してトナー像が上向きの状態でストレート排出する場合には、定着装置15を通過した記録材19をフラッパ38を回動させて搬送路37aに導いた後、排出ローラ24aに受け渡す。
<反転排出>
トナー像が定着された記録材19を搬送路37bから反転搬送路39を経由して表裏面を反転させてトナー像が下向きの状態で反転排出する。その場合には、定着装置15を通過した記録材19をフラッパ38を回動させて搬送路37bに導いた後、反転搬送路39に設けられた反転ローラ25aに受け渡す。
反転ローラ25aは、正逆回転可能である。反転ローラ25aは、記録材19を定着装置15から受け取った後に所定のタイミングで逆回転駆動されて該記録材19を排出ローラ24a,24bへと受け渡す。これにより記録材19の表裏面を反転させた状態で画像形成装置27本体外へ排出する。或いは、更に、図示しない後処理装置に受け渡たして所定の後処理を行った後、印刷動作を終了する。ストレート排出と反転排出の設定に応じて、図1に示すフラッパ38の回動により搬送路37a,37bを適宜切り替えて、記録材19を排出ローラ24aと反転ローラ25aとに適宜選択して受け渡す。
<両面印刷>
記録材19の表裏面に両面印刷する場合には、定着装置15を通過した記録材19をフラッパ38を回動させて搬送路37bに導いた後、反転搬送路39に設けられた反転ローラ25a,25bに受け渡す。反転ローラ25a,25bは、何れも正逆回転可能である。両面印刷時には、記録材19を反転ローラ25bまで搬送し、その後、反転ローラ25bを逆回転駆動して、該記録材19を両面搬送路40に設けられた両面搬送ローラ26a〜26dに受け渡す。
両面搬送ローラ26a〜26dは、記録材19を再び搬送路30に搬送してレジスト前ローラ22からレジストローラ23へと送り出す。このとき、記録材19の表裏面が反転し、二次転写ニップ部N1において、二次転写ローラ12に二次転写バイアスが印加されて中間転写ベルト7の外周面上のトナー像が記録材19の第二面(裏面)に二次転写される。これにより記録材19の表裏面に両面印刷を行う。
反転排出と両面印刷の設定に応じて、図1に示すフラッパ38を回動して搬送路37bに切り替える。フラッパ47,48は、図示しない付勢手段により一方向に付勢されており、通過する記録材19により付勢手段の付勢力に抗して押し回されて回動し、記録材19が通過すると付勢手段の付勢力によりホームポジションに戻る。
フラッパ47は、搬送路37bを通過する記録材19により付勢手段の付勢力に抗して押し回されて図1の時計回り方向に回動し、記録材19が通過すると付勢手段の付勢力により図1の反時計回り方向に回動して反転搬送路39を開放する。フラッパ48は、反転搬送路39を通過する記録材19により付勢手段の付勢力に抗して押し回されて図1の反時計回り方向に回動し、記録材19が通過すると付勢手段の付勢力により図1の時計回り方向に回動して両面搬送路40を開放する。
これにより反転搬送路39に導かれた記録材19を反転ローラ25a,25bに受け渡すか、或いは、両面搬送路40に設けられた両面搬送ローラ26a〜26dへ受け渡すかを切り替える。
二次転写ニップ部N1において、二次転写ローラ12に二次転写バイアスが印加されて中間転写ベルト7の外周面上のトナー像が記録材19に二次転写される。その後、ベルト搬送部13に設けられた搬送ベルト14により記録材19を吸引しながら定着装置15へと搬送する。そして、該定着装置15によりトナー像が記録材19に熱定着される。
その後、フラッパ38の回動により搬送路37aに導かれて排出ローラ24aにより画像形成装置27本体外にストレート排出されるか、或いは、図示しない後処理装置に記録材19を受け渡たして所定の後処理を行った後、両面印刷動作を終了する。このように、ストレート排出、反転排出、両面印刷は、印刷ジョブに対して任意に設定することができる。
<転写部と定着部との間の構成>
次に、図3及び図4を用いて転写部と定着部との間の構成について説明する。図3は、転写部と定着部との間の構成を示す斜視説明図である。図4は、転写部と定着部との間の構成を示す断面説明図である。図4において、31は、二次転写部11(転写部)とベルト搬送部13との間に設けられた記録材19を検知する検知手段となる転写後センサである。
56は、定着入口センサである。33は、定着後センサである。34は、二次転写部11(転写部)と定着装置15(定着部)との間に設けられ、記録材19のループ量を検知するループ検知手段となるループ量検知センサである。
<除電板>
次に、図7及び図8を用いて除電手段となる除電板の構成について説明する。図7は、除電板の構成を示す平面説明図である。図8は、除電板の構成を示す断面説明図である。図7及び図8において、35は、二次転写部11(転写部)とベルト搬送部13との間に設けられた搬送ガイドとなる転写後ガイドである。転写後ガイド35(搬送ガイド)には、記録材19の除電手段となる導電性を有する金属製の除電板61が設けられている。除電板61は、図16に示すように、画像形成装置27の導電性のフレームに接地Gされている。除電板61は、転写後ガイド35に立設された搬送リブ62の間に配置されている。
二次転写時に中間転写ベルト7の外周面上に担持されたトナー像を記録材19に二次転写する。その際に二次転写ローラ12に図示しない二次転写バイアス電源から二次転写バイアス電圧が印加されて記録材19は帯電する。電荷を帯びた記録材19は、転写後ガイド35に立設された搬送リブ62上を摺動搬送される。その過程で、接地Gされた除電板61にアーク放電により除電される。尚、除電板61が搬送される記録材19に電気的に接触して除電される構成でも良い。
尚、導電性を有する金属製の除電板61の代わりに導電性を有する除電布を用いて構成しても良い。また、二次転写ローラ12と、除電板61が配置された転写後ガイド35(搬送ガイド)との間に導電性を有する除電針を追加的に設け、該除電針が搬送される記録材19に電気的に接触して除電される構成でも良い。
図4に示すT1〜T4は、二次転写部11(転写部)とベルト搬送部13と定着装置15(定着部)との間を搬送される記録材19の搬送速度Vを制御するタイミング位置を示す。転写後センサ31、定着入口センサ56、定着後センサ33は、それぞれ搬送する記録材19の通過を検知する検知手段である。
ループ量検知センサ34は以下の検知手段である。記録材19の進行方向(図4の左方向)における後端部が二次転写部11の中間転写ベルト7の外周面と二次転写ローラ12とにより挟持搬送される。そして、該記録材19の進行方向(図4の左方向)における先端部が定着装置15の定着ローラ16と加圧ローラ17とにより挟持搬送される。そのときに記録材19に生じるループの図4の下方向のループ高さHを検知する検知手段である。
ループ量検知センサ34の検知結果に基づいて制御手段となるCPU49は、入出力装置(I/O)50を介して定着モータ52を駆動制御して加圧ローラ17の回転速度を制御する。定着ローラ16は、加圧ローラ17の回転に従動回転する。これにより定着装置15による記録材19の搬送速度Vを制御する。
転写後ガイド35は、二次転写ローラ12と中間転写ベルト7の外周面とにより形成される二次転写ニップ部N1から搬送ベルト14へと記録材19を受け渡すガイドである。転写後ガイド35に設けられた図示しないアース板は以下の通りである。二次転写ローラ12に高電圧からなる二次転写バイアス電圧を印加して中間転写ベルト7の外周面上に担持されたトナー像を記録材19に二次転写する。その際に帯電した記録材19に導電性を有するアース板が接触して記録材19の搬送中に除電しながら搬送ベルト14に受け渡していく。
<ベルト搬送部>
次に、図5及び図6を用いてベルト搬送部13の構成について説明する。図5は、ベルト搬送部の構成を示す斜視説明図である。図6は、ベルト搬送部の構成を示す断面説明図である。図5及び図6において、14は、搬送ベルトである。41は、搬送ガイドである。42は、下カバーである。43は、連結ダクトである。44は、吸引ファンである。45は、搬送ベルト14を回転駆動する駆動ローラである。46は、従動ローラである。搬送ベルト14は、駆動ローラ45と従動ローラ46とにより張架されて回転駆動される。
図5に示すように、ベルト搬送部13は、搬送ガイド41の中央部(一部)に搬送ベルト14を有する。搬送ベルト14は、所定のピッチで配置された駆動ローラ45と従動ローラ46とによって所定の張力で張架されて支持される。CPU49は、入出力装置(I/O)50を介して搬送ベルトモータ53を駆動制御して図示しないギアやタイミングベルト等の駆動伝達手段を介して駆動ローラ45を回転駆動する。駆動ローラ45の回転に伴なって搬送ベルト14が摩擦搬送させられて回転する。搬送ベルト14の表面には、複数の貫通穴14aが設けられている。
図6に示すように、搬送ガイド41の下側には、下カバー42が設けられており、該搬送ガイド41と一体となってダクトが形成される。このダクトは、搬送ベルト14の内周部に連通される。また、このダクトは、連結ダクト43内に連通される。そして、吸引ファン44の回転に伴い、搬送ベルト14の表面に設けられた貫通穴14aから搬送ベルト14の内周部、搬送ガイド41と下カバー42とにより形成されたダクト、連結ダクト43の順にエアの流れDを形成する。このエアの流れDによって搬送ベルト14上の記録材19を複数の貫通穴14aから図6の矢印F1方向の吸引力で吸引しながら図4の左方向に搬送する。
図6の矢印F1方向に吸引したエアは、搬送ベルト14と、搬送ガイド41と、下カバー42とにより形成されたダクトと連結ダクト43を介して図6の矢印F2方向に排出される。その後、画像形成装置27本体に設けられた図示しない本体ダクトに合流し、フィルターを介して画像形成装置27本体外に排出される。
搬送ベルト14、搬送ガイド41の構成は、図5及び図6に示す構成に限らず、複数の搬送ベルト14と複数の搬送ガイド41を有して構成しても良い。また、エアの流れDを形成する構成についても同様に、図6に示す構成に限らず、例えば、搬送ベルト14の直下に軸流ファンを1つ以上設け、ダクトを介さずに直接、記録材19を吸引する構成であっても良い。
<記録材の搬送速度>
次に、図10を用いて搬送ベルトによる記録材の搬送速度制御について説明する。図10は、搬送ベルトの変速制御を示すタイムチャート図である。図10において、図1に示すレジストローラ23がレーザスキャナ1の露光と同期をとって記録材19を二次転写ニップ部N1に送り出す。そのタイミングT0をCPU49により入出力装置(I/O)50を介して駆動制御されるレジストモータ54がONとなるタイミングとする。
印刷ジョブの一枚目は、レジストモータ54がONとなるタイミングT0でCPU49により入出力装置(I/O)50を介して搬送ベルトモータ53を駆動制御して駆動ローラ45を回転駆動する。これにより搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを図10に示す第一の速度V1(300mm/sec)で起動する。第一の速度V1(300mm/sec)は、ベルト搬送部13が二次転写部11(転写部)から記録材19の進行方向の先端部(図4の左方向)を受け取るときの該ベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vである。
即ち、ベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vは、記録材19の進行方向の先端部(図4の左方向)がベルト搬送部13の搬送ベルト14(搬送ベルト面)に到達するよりも前に前記第一の速度V1(300mm/sec)に設定される。
搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)は、中間転写ベルト7の外周面の移動速度と略同一速度とする。二次転写ニップ部N1を通過した記録材19は、転写後センサ31により検知されて該転写後センサ31がタイミングT11でONとなる。尚、印刷ジョブの一枚目は、転写後センサ31は図10に破線で示すOFFの状態から開始される。
図10に示すタイミングT1で搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを第二の速度V2(306mm/sec)に変速する。第二の速度V2(306mm/sec)は、ベルト搬送部13が定着装置15(定着部)に記録材19の進行方向の先端部(図4の左方向)を受け渡すときの該ベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vである。前記第二の速度V2(306mm/sec)は、前記第一の速度V1(300mm/sec)よりも速い。
図4及び図10に示すタイミングT1は、図4に示す記録材19の進行方向(図4の左方向)先端部が搬送ベルト14を抜ける直前の位置に到達したタイミングである。タイミングT1で、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを第一の速度V1(300mm/sec)から、該第一の速度V1よりも速い第二の速度V2(306mm/sec)に変更して搬送ベルト14から定着装置15へと受け渡す。
即ち、ベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vは以下の通り制御される。記録材19の進行方向(図4の左方向)先端部が定着装置15(定着部)の定着ニップ部N2に到達する。そのタイミングよりも前に、第一の速度V1(300mm/sec)から、該第一の速度V1よりも速い第二の速度V2(306mm/sec)に変更して設定される。
ベルト搬送部13が定着装置15(定着部)に記録材19の進行方向(図4の左方向)先端部を受け渡す。そのときのベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2(306mm/sec)は、定着装置15(定着部)による記録材19の初期設定の搬送速度V10(297mm/sec〜300mm/sec)よりも速い。
また、前記第二の速度V2(306mm/sec)は、二次転写部11(転写部)による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)よりも速い。また、定着装置15(定着部)による記録材19の初期設定の搬送速度V10(297mm/sec〜300mm/sec)は、二次転写部11(転写部)による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)以下(搬送速度以下)である。
図2に示すCPU49により入出力装置(I/O)50を介して定着モータ52により回転駆動される加圧ローラ17によって定着装置15が動作する。そして、定着装置15による記録材19の搬送速度Vf(297mm/sec〜300mm/sec)は、二次転写部11での記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)と同一、又は、それよりも遅い速度に設定する。これにより二次転写部11と定着装置15(定着部)との間で記録材19の引っ張り合いが生じないように設定される。
印刷ジョブの二枚目以降では、CPU49により入出力装置(I/O)50を介して駆動制御されるレジストモータ54がONとなるタイミングT0を起点とする。そして、タイミングT2(T2>T0)でCPU49により入出力装置(I/O)50を介して駆動制御される搬送ベルトモータ53により駆動ローラ45を回転駆動する。そして、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを第一の速度V1(300mm/sec)に戻す。
タイミングT2は、図4に示す記録材19の進行方向(図4の左方向)先端部が搬送ベルト14に到達する直前の位置に到達したタイミングとする。その後、レジストモータ54がONとなるタイミングT0を起点として、タイミングT1とタイミングT2とで搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vの変速を繰り返す。レジストモータ54をON(T0)してから所定時間にタイミングT1になったとCPU49が判断する。
タイミングT2は、レジストモータ54をON(T0)してから所定時間にタイミングT2になったとCPU49が判断する。尚、タイミングT1,T2をレジストモータ54のONに基づいて判断するのに代えて、記録材19を検知するセンサからの信号に基づいて判断しても良い。例えば、タイミングT1は、転写後センサ31による記録材19の検知に基づいてCPU49が判断するようにしても良い。具体的には転写後センサ31が記録材19を検知してから所定時間後にタイミングT1になったとCPU49が判断する。
検知手段となる転写後センサ31は、二次転写部11(転写部)を通過した記録材19の浮き上がりや該二次転写部11(転写部)での中間転写ベルト7の外周面に対する巻き付きを検知する。図4及び図10で示すタイミングT3は、該転写後センサ31による記録材19の検知結果から該記録材19が浮き上がったり、中間転写ベルト7の外周面に巻き付いているか否かを検知するタイミングである。
二次転写部11(転写部)の二次転写ニップ部N1を通過した記録材19が中間転写ベルト7の外周面に静電的に引き付けられて浮いたり、巻き突いたりしている場合を考慮する。その場合は、記録材19は、定着装置15の定着ローラ16と加圧ローラ17との定着ニップ部N2に真っ直ぐな状態で導入することができず、搬送不良となってしまう。そのためCPU49は、図4及び図10で示すタイミングT3のタイミングで、転写後センサ31がONの状態を維持していることを確認する。
このように記録材19が二次転写部11の二次転写ニップ部N1を通過する。その後に、中間転写ベルト7の外周面に対する巻き付き検知を実施する。そのような場合で、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを中間転写ベルト7の移動速度よりも速い速度に設定する場合を考慮する。すると、中間転写ベルト7の外周面に対する巻き付き検知を正常に行うことができない恐れがある。このため搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vの変速タイミングT1は、タイミングT3よりも遅い方が良い。
即ち、本実施形態では、ベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vは以下の通り制御される。記録材19の進行方向(図4の左方向)先端部が定着装置15(定着部)の定着ニップ部N2に到達するよりも前に以下の通り制御される。転写後センサ31(検知手段)による記録材19の検知終了後に第一の速度V1(300mm/sec)から第二の速度V2(306mm/sec)に変更して設定する。
図4及び図10で示すタイミングT4は、ループ量制御の開始タイミングである。記録材19が二次転写部11と定着装置15に跨って搬送される際に該記録材19の引っ張り合いやループ過多が生じる。すると、記録材19の挙動が不安定となってジャムを起こしたり、記録材19が斜行、旋回する。これにより画像位置にずれが発生したり、二次転写部11やその上流に位置する画像形成部55に衝撃や振動が伝達して画像ぶれや色ずれが発生したりする場合がある。
そのためCPU49は、二次転写部11と定着装置15との間で形成される記録材19のループ量が適正になるように以下の通り制御する。ループ検知手段となるループ量検知センサ32,34により検知した記録材19のループ量の検知結果に基づいて定着モータ52を駆動制御して加圧ローラ17の回転駆動を制御する。これにより定着装置15による記録材19の搬送速度Vを制御する。
記録材19のループ量制御については、搬送ベルト14の変速制御と独立して考えても問題ない。即ち、ループ量検知センサ32,34(ループ検知手段)による記録材19のループ量の検知開始と同時、又は、ループ量の検知開始後にベルト搬送部13による記録材19の搬送速度Vを以下の通り制御する。第一の速度V1(300mm/sec)から第二の速度V2(306mm/sec)に変更する。
<転写部と定着部との間における課題と効果>
次に、図3、図11〜図14を用いて転写部と定着部との間における課題と効果について説明する。図3は、転写部と定着部との間の構成を示す斜視説明図である。図11は、定着ニップ部で画像乱れや皺(しわ)、折れ等が発生するメカニズムを説明する斜視説明図である。図12は、定着ニップ部で画像乱れや皺(しわ)、折れ等が発生するメカニズムを説明する斜視説明図である。図13は、画像乱れが発生した一例を示す平面説明図である。図14(a)は、搬送ベルトの変速制御を実施したときの記録材の挙動を示す断面説明図である。図14(b)は、搬送ベルトの変速制御を実施しなかったときの記録材の挙動を示す断面説明図である。
図3では、説明の都合上、中間転写ベルト7を省略している。二次転写ローラ12と、定着ローラ16と、加圧ローラ17と、定着ニップ部N2と、二次転写ローラ12と定着ニップ部N2との間の搬送ベルト14を示す。図3に示す二次転写部11と定着装置15との間において、図11に示すように、二次転写部11から定着装置15に向けて記録材19を搬送する。その際に、記録材19が搬送方向と直行する方向に波打ちやカールが形成されていると、定着ローラ16と加圧ローラ17との定着ニップ部N2に記録材19が真っ直ぐな状態で導入されない場合がある。
図11に示すように、記録材19が波打った状態で定着ローラ16と加圧ローラ17との定着ニップ部N2に搬送されていくと、記録材19上の未定着のトナー像が、定着ニップ部N2の直前の定着ローラ16の表面で部分的に画像が乱されてしまう。そうすると、図13に示すような画像乱れP等の画像不良が発生してしまう。
記録材19の波打ちやカールが更に大きくなると、記録材19に皺(しわ)や折れ等が発生してしまう場合もある。記録材19の波打ちやカールによる画像乱れPや折れ、皺(しわ)等の不具合は、記録材19の坪量、厚さ、すき目(紙を漉くときに生じる流れ方向の目)、剛度、水分量むら等の条件によって発生する。薄くて剛度の低い用紙ほど発生し易く、環境も高温高湿ほど発生し易くなる傾向がある。
また、図12に示すように、記録材19が定着ローラ16と加圧ローラ17との定着ニップ部N2に入る瞬間から、入った直後において記録材19は、以下の通り挙動する。該定着ニップ部N2よりも記録材19の進行方向(図12の左方向)上流側に配置された搬送ベルト14による記録材19の吸引力Fpが影響して搬送ベルト14と定着装置15との間で記録材19の引っ張り合いが生じる。すると、該記録材19の波打ちが悪化し、画像乱れPや折れ、皺(しわ)等が更に発生し易くなる。
図14(a)では、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vが二次転写部11や定着装置15による記録材19の搬送速度Vと同一又はそれよりも遅い搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)で記録材19を搬送する。その場合の記録材19の挙動を示す。図14(b)では、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vが二次転写部11や定着装置15による記録材19の搬送速度Vよりも速い搬送速度Vとなる第二の速度V2(306mm/sec)で記録材19を搬送した場合の記録材19の挙動を示す。
図14(a)に示すように、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度VがV1(300mm/sec)の場合は以下の通りである。図14(a)に示すA部のように、二次転写部11と搬送ベルト14との間で転写後ガイド35に沿って記録材19に湾曲したループが形成される。一方、図14(a)に示すB部のように、搬送ベルト14と定着装置15との間では記録材19に湾曲したループがなくなり、記録材19と定着前ガイド57との間に隙間がある状態で搬送される。
それに対して、図14(b)に示すように、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vが第二の速度V2(306mm/sec)の場合は以下の通りである。図14(b)示すA部のように、二次転写部11と搬送ベルト14との間では記録材19に湾曲したループがなくなる。そして、記録材19と転写後ガイド35との間に隙間がある状態で搬送される。一方、図14(b)示すB部のように、搬送ベルト14と定着装置15との間では定着前ガイド57に沿って記録材19に湾曲したループが形成される。
定着装置15の定着ローラ16と加圧ローラ17との定着ニップ部N2で発生する画像乱れP等の問題に対しては、図14(b)に示すように、搬送ベルト14と定着装置15との間で記録材19にループが形成されている状態が望ましい。定着前ガイド57に沿って下方から記録材19を定着装置15の定着ニップ部N2に案内する。これにより記録材19と定着ローラ16との距離を遠ざけ、擦れによる画像乱れPを防止することができる。
また、定着装置15の直前に設けられた定着前ガイド57に沿わせながら記録材19を定着ローラ16と加圧ローラ17との定着ニップ部N2に案内する。これにより記録材19に形成される波打ちの影響を低減しながら定着ニップ部N2に受け渡すことができる。
更に、搬送ベルト14と定着装置15との間で記録材19に十分なループが形成されているため該記録材19が定着ローラ16と加圧ローラ17との定着ニップ部N2に導入された直後に搬送ベルト14の影響を受け難くなる。これらの理由により記録材19に画像乱れPや皺(しわ)、折れ等の発生を抑制することができる。
図15は、搬送ベルト14の変速制御を実施したときの画像乱れPを抑制する効果を示す図である。図15の横軸は、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2(306mm/sec)に対する増減比率を示す。横軸の中央に記載された0.0%が306mm/secである。横軸の左側が減速、横軸の右側が増速である。二種類の薄紙a,bを使用したときの搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vと、画像乱れPとの関係を示す。
図15に示すように、搬送ベルト14から定着装置15に記録材19を受け渡す際の搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2(306mm/sec)を振っていく。すると、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2が速いほど、搬送ベルト14と定着装置15との間で記録材19に形成されるループ量が大きくなり、画像乱れPのレベルが良化する結果が得られた。
一方で、二次転写部11から搬送ベルト14に記録材19を受け渡す際には、図14(a)のA部に示すように、二次転写部11と搬送ベルト14との間で記録材19にループが形成されている状態が望ましい。図4に示すように、二次転写ニップ部N1を通過した記録材19を図示しない除電手段を有する転写後ガイド35に沿わせて搬送する。
これにより記録材19の進行方向先端側を確実に除電し、静電的なばたつきや浮きの発生を抑制する。この状態で、記録材19の進行方向下流側(図4の左側)の搬送ベルト14や定着装置15に受け渡していくことができる。これにより定着装置15への受け渡しの際にも記録材19のばたつきや浮きが発生し難くなる。このため画像乱れPや皺(しわ)、折れ等の発生を抑制することができる。
このため記録材19を搬送ベルト14から定着装置15に受け渡す際には、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2(306mm/sec)は速い速度に設定すると良い。また、記録材19を二次転写部11から搬送ベルト14に受け渡す際には、二次転写部11による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)は遅い速度に設定すると良い。従って、前記第一の速度V1(300mm/sec)よりも前記第二の速度V2(306mm/sec)の方が速い。
二次転写部11を通過した記録材19の静電的な浮き上がりや中間転写ベルト7の外周面への巻き付きに対して図4に示す転写後センサ31が記録材19の進行方向の先端部を検知する。その後、所定時間が経過した後のタイミングT3に、転写後センサ31の状態が変化していないことを確認する場合がある。そのような場合は、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを第二の速度V2(306mm/sec)に変速するタイミングT1は以下のタイミングである。二次転写部11を通過した記録材19の静電的な浮き上がりや中間転写ベルト7の外周面への巻き付きを検知するタイミングT3よりも後のタイミングが望ましい。
図14(b)に示すように、二次転写部11を通過した記録材19の静電的な浮き上がりや中間転写ベルト7の外周面への巻き付きを検知するタイミングT3で以下の場合を考慮する。例えば、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vが第二の速度V2(306mm/sec)に設定されている場合を考慮する。すると、二次転写部11と搬送ベルト14との間で記録材19にループがなくなり、転写後センサ31から記録材19の距離が所定量以上離れてしまう。その場合、転写後センサ31はOFF状態となって誤検知してしまう恐れがある。
例えば、転写後センサ31が非接触型センサの場合、記録材19の画像印字面の裏面が黒色だった場合や、両面印刷時の一面目が黒色画像だった場合に、転写後センサ31の検知可能範囲が狭くなり誤検知が発生し易くなる。このような問題を回避するためにも記録材19を搬送ベルト14から定着装置15に受け渡す際は、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2(306mm/sec)は速い速度に設定する。また、記録材19を二次転写部11から搬送ベルト14に受け渡す際は、二次転写部11による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)を遅い速度に設定する。
更に、記録材19が二次転写部11を通過した後に、転写後センサ31により記録材19の中間転写ベルト7の外周面への巻き付きや静電的な浮き上がりを検知する。その場合には、その検知タイミングT3よりも後に搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを第二の速度V2(306mm/sec)に変速すると良い。
搬送ベルト14と定着装置15との間で記録材19に形成されるループに対して、定着装置15は、昇温による搬送速度Vの変化が大きい。このため定着装置15に搬送速度Vの検知手段や、温度の検知手段を有し、それらの検知結果に基づいて、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2の設定値を変更するようにすると、より好ましい。
また、画像形成装置27の設置環境の温湿度条件や、記録材19の坪量、厚さ、水分量によって搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第二の速度V2の設定値を変更するようにすると更に良い。
即ち、ユーザが選択する印刷モードに関連付けて予め使用する記録材19の坪量データを記憶手段となるメモリ59に記憶しておく。そして、該印刷モードに応じて使用する記録材19の坪量データに応じてベルト搬送部13から定着装置15(定着部)に記録材19の進行方向の先端部を受け渡すときの第二の速度V2の設定値を変更するように構成しても良い。
記録材19の坪量は、操作部からユーザ入力(使用する記録材19の種類の選択)により画像形成装置27のCPU49が知得する。記録材19の坪量が小さいと、坪量が大きい場合よりも、第二の速度V2は高速度に設定される。第二の速度V2を高速度に変更することにより防止される記録材19の皺(しわ)の発生は薄紙(坪量の小さな紙)で顕著である。例えば、記録材19の坪量が大きければ搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを第二の速度V2に変速しないで第一の速度V1のままで搬送ベルト14から定着装置15(定着部)の定着ニップ部N2に記録材19を進入させるようにしても良い。
<搬送ベルト変速制御>
次に、図9を用いて搬送ベルト14の変速制御について説明する。図9は、搬送ベルトの変速制御を示すフローチャートである。図9に示すように、ステップS1において印刷ジョブがスタートすると、ステップS2において、CPU49は、ユーザが設定した印刷ジョブに基づいて画像形成装置27で使用する記録材19が薄紙又は普通紙設定か否かを確認する。
前記ステップS2において、使用する記録材19が薄紙又は普通紙の場合は、ステップS3に進む。前記ステップS3において、CPU49は、入出力装置50(I/O)を介して搬送ベルトモータ53を駆動制御して駆動ローラ45を回転駆動し、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度VをV1(300mm/sec)に設定して変速制御を実施する。
画像乱れPや折れ、皺(しわ)等の発生は、記録材19の剛度の影響が大きい。このため記録材19が薄紙ほど画像乱れPや折れ、皺(しわ)等が発生し易い。また、記録材19が厚紙ほど画像乱れPや折れ、皺(しわ)等が発生し難い傾向がある。
また、記録材19が厚紙やコート紙(coated paper;表面に塗料を塗布し、美感や平滑さを高めた紙)の場合には、二次転写部11と搬送ベルト14との間で記録材19の引っ張り合いが生じた際に、画像位置ずれや衝撃が発生する恐れもある。このため本実施形態では、記録材19が薄紙と普通紙のみについて搬送ベルト14の変速制御を実施する。
つまり、前記ステップS2において、記録材19が厚紙やコート紙の場合は、ステップS9に進む。前記ステップS9において、CPU49は、入出力装置50(I/O)を介して搬送ベルトモータ53を駆動制御して駆動ローラ45を回転駆動する。そして、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度VをV1(300mm/sec)に設定する。そして、印刷ジョブが終了するまで搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V1(300mm/sec)を固定速度に設定する。
その後、ステップS10において、CPU49は、ユーザが設定した印刷ジョブに基づいて次のページがあるか否かを判断し、複数ページの印刷ジョブで次のページがある場合には、前記ステップS9〜S10を繰り返す。前記ステップS10において、全ページの印刷ジョブが終了したらステップS8に進んでCPU49は、処理を終了する。
前記ステップS2において、記録材19が薄紙や普通紙の場合には、ステップS3に進む。前記ステップS3において、CPU49は、入出力装置50(I/O)を介して搬送ベルトモータ53を駆動制御して駆動ローラ45を回転駆動する。そして、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度VをV1(300mm/sec)に設定する。
その後、ステップS4において、CPU49は、記録材19の進行方向の先端部(図4の左方向)が二次転写部11の二次転写ニップ部N1を通過した後、位置Y1(二次転写ニップ部N1から120mmの位置)に到達したか否かを判断する。
前記ステップS4において、記録材19の進行方向の先端部が位置Y1に到達した場合は、ステップS5に進む。前記ステップS5において、CPU49は、入出力装置50(I/O)を介して搬送ベルトモータ53を駆動制御して駆動ローラ45を回転駆動する。そして、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度VをV1(300mm/sec)から第二の速度V2(306mm/sec)に変速する。
その後、ステップS6において、複数ページの印刷ジョブの場合は、CPU49は、次のページがあると判断して、ステップS7に進む。前記ステップS7において、CPU49は、次ページ以降の記録材19の進行方向の先端部(図4の左方向)が二次転写部11の二次転写ニップ部N1を通過した後、位置Y2(二次転写ニップ部N1から20mmの位置)に到達したか否かを判断する。
前記ステップS7において、次ページ以降で記録材19の進行方向の先端部(図4の左方向)が位置Y2(二次転写ニップ部N1から20mmの位置)に到達したら前記ステップS3に戻る。そして、前記ステップS3において、CPU49は、入出力装置50(I/O)を介して搬送ベルトモータ53を駆動制御して駆動ローラ45を回転駆動する。そして、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを第二の速度V2(306mm/sec)からV1(300mm/sec)に戻す。
前記ステップS3〜S7に示す搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vの変速制御をページ毎に繰り返し実施する。前記ステップS6において、全ページの印刷ジョブが終了したらステップS8に進んでCPU49は、処理を終了する。尚、図9での位置Y1は、図10でのタイミングT1に相当する。図9での位置Y2は、図10でのタイミングT2に相当する。
<転写部と定着部との間の記録材のループ制御>
次に、図16及び図17を用いて転写部と定着部との間の記録材のループ制御について説明する。図16は、搬送ベルトと転写部との間で記録材のループ量を検知するセンサ部の構成を示す断面説明図である。図17は、記録材のループ量制御を示すタイムチャート図である。
図16において、32aは、記録材19のループ高さHを検知するために記録材19に摺動可能なセンサフラグである。32b,32cは、フォトセンサである。Hは、記録材19のループ高さを示す。記録材19の進行方向の先端部(図16の左方向)が定着装置15の定着ニップ部N2から進行方向(図16の左方向)に所定距離搬送したら、図16に示すセンサフラグ32aにより記録材19のループ高さHを検知する。
センサフラグ32aは、二次転写部11の記録材19の進行方向下流に設けられた転写後ガイド35の図示しない支持フレームに回動中心32dを中心に回動可能に支持されている。センサフラグ32aは、上部を記録材19の下面が摺動することで該記録材19のループ高さHに応じて回動中心32dを中心に回動する。センサフラグ32aと一体的に回動中心32dを中心に回動する遮光部32e,32fがフォトセンサ32b,32cのそれぞれの光路を遮光/透過して各フォトセンサ32b,32cのON/OFF状態をそれぞれ変化させる。
本実施形態では、記録材19は、図16の下側に凸のループを形成する。このため記録材19の図16の下方側をループ高さHが高い状態とする。また、記録材19の図16の上方側をループ高さHが低い状態とする。図16の下方側に記録材19のループ高さHが高くなると、センサフラグ32aは、回動中心32dを中心に図16の反時計回り方向に回動する。これにより遮光部32e,32fがフォトセンサ32b,32cのそれぞれの光路を遮光して該フォトセンサ32b,32cはON状態となる。
一方、図16の上方側に記録材19のループ高さHが低くなると、センサフラグ32aは、回動中心32dを中心に図16の時計回り方向に回動する。これにより遮光部32e,32fがフォトセンサ32b,32cの光路から外れて該フォトセンサ32b,32cはOFF状態となる。
本実施形態では、フォトセンサ32b,32cは、二個使用している。記録材19が薄紙や普通紙の場合は、記録材19のループ量は、フォトセンサ32cで検知し、記録材19が厚紙やコート紙の場合は、記録材19のループ量は、フォトセンサ32bで検知する。
フォトセンサ32cは、図16の下方側に記録材19のループ高さHがより高いループ量を検知し、フォトセンサ32bはフォトセンサ32cよりも図16の下方側に記録材19のループ高さHがより低いループ量を検知する。画像形成装置27が設置された環境条件や記録材19の種類によって制御する記録材19のループ量の高さHを変更することができるように構成している。
例えば、記録材19が厚紙やコート紙の場合は、記録材19のループ量が大きすぎると、二次転写部11に記録材19の腰の強さによるループ反力が伝わり二次転写ニップ部N1における画像位置ずれや衝撃が発生する可能性がある。このためフォトセンサ32bにより図16の下方側に記録材19のループ高さHがより低めのループ量を検知して制御する。
一方、記録材19が薄紙や普通紙の場合は、記録材19を転写後ガイド35に沿わせて該記録材19のバタつきや浮き上がりを防止したり、波打ちやカールの影響を低減する。このためフォトセンサ32cにより図16の下方側に記録材19のループ高さHがより高めのループ量を検知して制御する。
図17に示すように、定着装置15による記録材19の搬送速度Vの初期設定は、搬送速度V10(297mm/sec〜300mm/sec)で立ち上げる。図2に示すCPU49は、入出力装置50(I/O)を介して定着モータ52を駆動制御して定着装置15の加圧ローラ17を回転駆動する。そして、図17に示すレジストモータ54がONになるタイミングX0を起点として、二次転写部11がタイミングX1の位置で、定着装置15による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V11に設定する。
タイミングX1は、定着装置15が記録材19を受け取る直前のタイミングである。本実施形態のタイミングX1は、定着装置15の定着ニップ部N2よりも記録材19の進行方向上流に10mmの位置である。また、定着装置15による記録材19の搬送速度Vとなる第一の速度V11は、294mm/secである。
その後、タイミングX2の位置で記録材19のループ量制御を開始する。タイミングX2は、定着装置15が記録材19を受け取った直後のタイミングである。本実施形態では、タイミングX2は、定着装置15の定着ニップ部N2から記録材19の進行方向下流に5mmの位置である。
CPU49により記録材19のループ量制御を開始してタイミングX3,X5,X7において、ループ量検知センサ32が図17に示すHighの状態からLowの状態に変化する。すると、定着装置15による記録材19の搬送速度VをV11(294mm/sec)からV12(306mm/sec)に変速する。
これにより二次転写部11と定着装置15との間で記録材19のループ量を増加させる。その後、タイミングX4,X6,X8においてループ量検知センサ32が図17に示すLowの状態からHighの状態に変化したら、定着装置15による記録材19の搬送速度VをV12(306mm/sec)からV11(294mm/sec)に変速する。これにより二次転写部11と定着装置15との間で記録材19のループ量を減少させる。
その後、図17に示すタイミングX9において、記録材19の進行方向後端部が二次転写部11の二次転写ニップ部N1を通過する。その後、図17に示すタイミングX10の位置でCPU49は、記録材19のループ量制御を終了する。そして、定着装置15による記録材19の搬送速度Vを初期設定のV10(297mm/sec〜300mm/sec)に戻す。
本実施形態では、図17に示すタイミングX10は、二次転写部11の二次転写ニップ部N1から記録材19の進行方向下流に5mmの位置とする。尚、図17において、ループ量検知センサ32がHighの状態では、ループ量検知センサ32がONの状態で、記録材19の図16の下方向へのループ量であるループ高さHが大きい状態である。一方、ループ量検知センサ32がLowの状態では、ループ量検知センサ32がOFFの状態で、記録材19の図16の下方向へのループ量であるループ高さHが小さい状態である。これを印刷ジョブのページ毎に繰り返す。
CPU49が記録材19のループ量制御を開始するタイミングは、記録材19の進行方向の先端部が定着装置15の定着ニップ部N2を所定距離通過したタイミングである。その後の記録材19に作用する搬送力は以下の通りである。
二次転写ローラ12と中間転写ベルト7の外周面とにより形成される二次転写ニップ部N1で記録材19を挟持搬送する二次転写部11を考慮する。更に、定着ローラ16と加圧ローラ17とにより形成される定着ニップ部N2で記録材19を挟持搬送する定着装置15を考慮する。そして、記録材19に作用する搬送力は、二次転写部11と定着装置15とによる搬送力が支配的となる。このため記録材19を吸引ファン44による吸引力のみで吸着し、ニップしていない搬送ベルト14による搬送力の影響はほぼなくなる。
二次転写部11と定着装置15とによる記録材19の搬送力は、搬送ベルト14による記録材19の搬送力よりも十分大きい。このため記録材19のループ量制御と、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vの変速制御とは独立して考えても問題ない。もちろん定着装置15による記録材19の搬送速度Vの変速制御と連動して、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vの変速制御を更に実施しても良い。
二次転写部11と定着装置15との間において、記録材19の進行方向の先端部が定着装置15の定着ニップ部N2に到達するまでは、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vの変速制御を実施する。そして、記録材19の進行方向の先端部が定着装置15の定着ニップ部N2に到達した後は、図14(a)に示す定着装置15と搬送ベルト14との間で記録材19のループ制御を実施する。これにより二次転写部11と定着装置15との間の記録材19のループ量を常に最適化することができる。
記録材19の搬送経路上において、二次転写部11と定着装置15との間の搬送距離が長く、二次転写部11と定着装置15との間に搬送ベルト14を設けた場合を考慮する。この場合は、二次転写部11と定着装置15との間の記録材19のループ制御だけでは、画像乱れPや折れ、皺(しわ)等の発生に対して不十分である。
そこで、CPU49は、二次転写部11と搬送ベルト14との間や、搬送ベルト14と定着装置15との間で記録材19のループ量が適正になるように以下の通り制御する。搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vを変速する。これにより画像乱れPや折れ、皺(しわ)等の発生を抑制し、高品位な画像、成果物を得ることができる。
二次転写部11と定着装置15との間で記録材19を吸引して搬送する搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vは以下の通りである。搬送ベルト14が二次転写部11から記録材19を受け取る第一の速度V1を有する。更に、該搬送ベルト14から定着装置15に記録材19を受け渡す第二の速度V2と、を有する。
そして、第二の速度V2は、第一の速度V1よりも速い速度に設定する。そして、記録材19を定着装置15へ受け渡す際に、搬送ベルト14と定着装置15との間で記録材19に積極的にループを形成する。これにより記録材19の波打ちを抑制し、記録材19にストレスがかからない状態とする。これにより定着装置15の定着ニップ部N2での画像乱れPや皺(しわ)、折れ等の発生を抑制し、高品位な画像及び成果物を得るることができる。また、これにより転写後センサ31による記録材19の検知が確実にできる。
本実施形態では、二次転写部11(転写部)による記録材19の搬送速度(転写速度)Vと、二次転写部11(転写部)から記録材19を受けるときの搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vとを概ね同じに設定している。これにより搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vが二次転写部11(転写部)による記録材19の搬送速度(転写速度)Vよりも速くならないように設定している。
転写後センサ31(検知手段)により記録材19を検知する。このとき中間転写ベルト7の外周面に記録材19が巻き付いていないかを確認する。そのときに二次転写部11(転写部)と搬送ベルト14との間において記録材19が転写後ガイド35(搬送ガイド)から離れることがないようにしている。
仮に最初から搬送ベルト14が第二の速度V2(306mm/sec)の高速度で回転している場合を考慮する。この場合、二次転写部11(転写部)と搬送ベルト14との間で転写後ガイド35(搬送ガイド)から記録材19が離れてしまう場合がある。すると、該記録材19が中間転写ベルト7の外周面に巻き付いていないにもかかわらず転写後センサ31(検知手段)により記録材19を検知できないという誤検知が発生する。
例えば、転写後センサ31(検知手段)側に向かって図4の下に凸の状態で記録材19が膨らむようにループを形成する。このとき二次転写部11(転写部)による記録材19の搬送速度(転写速度)Vが二次転写部11(転写部)から記録材19を受けるときの搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vよりも速くなるように設定しても良い。
尚、中間転写ベルト7の外周面に記録材19が巻き付いていないことを確認する。このために図4及び図10に示すタイミングT3は、転写後センサ31(検知手段)により記録材19をより確実に検知できるように以下のタイミングに設定される。ベルト搬送部13に記録材19が到達しているであろうタイミングに設定される。更に、記録材19の進行方向の先端部が定着ニップ部N2に到達するよりも前のタイミングに設定される。更に、搬送ベルト14による記録材19の搬送速度Vが第一の速度V1(300mm/sec)から第二の速度V2(306mm/sec)に変速される前のタイミングに設定されている。
ベルト搬送部13は、記録材19を吸着する。このためベルト搬送部13に記録材19が到達済みであろうタイミングで該記録材19を転写後センサ31(検知手段)により検知する。それ以降のタイミングでは、中間転写ベルト7の外周面に記録材19が巻き付いたり記録材19に浮き上がりが生じることがない。
V1…第一の速度(記録材19を二次転写部11から搬送ベルト14に受け渡す際の搬送ベルト14による記録材19の搬送速度)(300mm/sec)
V2…第二の速度(記録材19を搬送ベルト14から定着装置15に受け渡す際の搬送ベルト14による記録材19の搬送速度)(306mm/sec)
11…二次転写部(転写部)
13…ベルト搬送部
15…定着装置(定着部)
19,19a〜19d…記録材

Claims (10)

  1. 記録材を搬送する第一の回転部材であって、転写位置においてトナー像を前記記録材に転写する第一の回転部材と、
    記記録材を搬送する第二の回転部材であって、前記記録材に転写されたトナー像を定着位置において前記記録材に定着させる第二の回転部材と、
    ベルトと吸着部を含み、前記転写位置と前記定着位置との間に配置される搬送部であって、前記吸着部により前記ベルトに吸着された記録材を搬送方向に搬送する搬送部と、
    を有し、
    前記搬送部は、前記第一の回転部材によって搬送されてくる第一の記録材の搬送を、前記ベルトの周速度が前記第一の回転部材の周速度よりも遅い第一の速度である状態で開始し、
    前記搬送部は、前記ベルトの周速度が前記第二の回転部材の周速度よりも速く且つ前記第一の速度より速い第二の速度である状態で、前記第二の回転部材によって搬送されている前記第一の記録材を搬送し、
    前記ベルトの周速度が前記第一の速度から前記第二の速度に変更されるタイミングにおいて、前記ベルトにより搬送される前記第一の記録材の前記搬送方向における後端部は、前記搬送方向において前記転写位置よりも上流側に位置し、
    前記搬送部は、前記ベルトの周速度を前記第一の速度から前記第二の速度に変更した後、前記第一の記録材に後続する第二の記録材の搬送を開始する前に、前記ベルトの周速度を前記第二の速度から前記第一の速度に変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送部は、前記ベルトによる前記第一の記録材の搬送が開始されてから前記第一の記録材の前記搬送方向における先端部が前記定着位置に到達するまでの期間におけるタイミングにおいて前記ベルトの周速度を前記第一の速度から前記第二の速度に変更し、当該タイミングから前記周速度が前記第二の速度である前記ベルトによる前記第一の記録材の搬送を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、搬送される記録材の坪量に関する情報を取得する取得部を有し、
    前記搬送部は、前記搬送される記録材の坪量が第一の坪量である場合は、前記ベルトの周速度を前記第一の速度から前記第二の速度に変更する処理を行い、
    前記搬送部は、前記搬送される記録材の坪量が前記第一の坪量より大きい第二の坪量である場合は、前記ベルトの周速度を前記第一の速度から前記第二の速度に変更する処理を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第二の速度は、前記第の回転部材の周速度よりも速いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第の回転部材の周速度は、前記第の回転部材の周速度以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、前記転写位置と前記搬送部との間に配置され且つ前記記録材を除電する除電部を有する搬送ガイドを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、前記搬送部と前記定着位置との間に設けられ且つ前記記録材のループ量を検知するループ検知部を有し、
    前記画像形成装置は、前記ループ検知部の検知結果に基づいて、前記第の回転部材の周速度を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第二の速度は、前記記録材の坪量に基づいて設定されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録材の前記搬送方向の長さは、前記転写位置と前記定着位置との間の長さよりも長いことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録材の先端部が前記搬送方向において前記定着位置よりも下流側に位置し、且つ、前記記録材の後端部が前記搬送方向において前記転写位置よりも上流側に位置している状態において、前記記録材は、周速度が前記第二の速度である前記ベルトにより搬送されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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