JPH06250462A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH06250462A JPH06250462A JP5061064A JP6106493A JPH06250462A JP H06250462 A JPH06250462 A JP H06250462A JP 5061064 A JP5061064 A JP 5061064A JP 6106493 A JP6106493 A JP 6106493A JP H06250462 A JPH06250462 A JP H06250462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- speed
- fixing
- image
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像形成部の画像形成速度を早くすることは
困難な問題が多い。一方画像形成部の能力を向上して
も、1枚目のファーストコピー時間はその割合には早く
ならない。画像形成部の速度をそのまま、つまりシート
材への転写速度をそのままにしておいて、ファーストコ
ピー及び2枚目以降のコピー速度を早くする。 【構成】 転写帯電器5で感光ドラム4上の像を転写さ
れたシート材は分離帯電器6で分離されてベルト搬送装
置19上を進む。シート材の後端が検知センサ71で検
知されるとベルト搬送装置19、定着器8、排紙ローラ
9の速度を転写速度より早くする。これによってファー
ストコピー、2枚目以降コピーの速度が早くなる。
困難な問題が多い。一方画像形成部の能力を向上して
も、1枚目のファーストコピー時間はその割合には早く
ならない。画像形成部の速度をそのまま、つまりシート
材への転写速度をそのままにしておいて、ファーストコ
ピー及び2枚目以降のコピー速度を早くする。 【構成】 転写帯電器5で感光ドラム4上の像を転写さ
れたシート材は分離帯電器6で分離されてベルト搬送装
置19上を進む。シート材の後端が検知センサ71で検
知されるとベルト搬送装置19、定着器8、排紙ローラ
9の速度を転写速度より早くする。これによってファー
ストコピー、2枚目以降コピーの速度が早くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機やプリンター等の
画像形成装置に関する。その中でコピースピード特にフ
ァーストコピー(1枚目のコピー)を早くするための装
置に関する。
画像形成装置に関する。その中でコピースピード特にフ
ァーストコピー(1枚目のコピー)を早くするための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機においてはファーストコピー時間
を短縮するために、シート材の給紙速度のみを早くし、
感光ドラム等の像担持体のスピード(いわゆるプロセス
速度)と搬送系の速度を合せた例は多い。又、同一機械
で複写時の諸条件で全体的に速度を可変にする例もあ
る。画像形成部の感光ドラム上に形成された像をシート
材に転写する転写部とローラ定着装置の定着ニップ部ま
での搬送路の長さは、その画像形成装置で用いる最長の
シート材よりも長く設定しておくと、転写部と定着部に
おける速度差の影響、高湿度状態における転写部からシ
ート材を通じての電荷移動による転写への影響が絶たれ
るので好適である。しかし、このようにすると、例えば
複写機では原稿ガラス長に比して装置のシート材移動方
向の長さが大きなものとなってしまう、つまり、複写機
が大きくなってしまう。そこで転写部と定着部を接近さ
せて装置全体を小さくするのが通常である。そうすると
少くともその装置で用いる最長のシート材が給紙される
と、同じシート材に定着部で定着が行われると同時に転
写部で転写が行われるので定着速度と転写速度は厳密に
一致させることが望ましい。処がこの速度の一致は困難
であるので転写速度よりも定着速度をわずかに遅くて対
応している。
を短縮するために、シート材の給紙速度のみを早くし、
感光ドラム等の像担持体のスピード(いわゆるプロセス
速度)と搬送系の速度を合せた例は多い。又、同一機械
で複写時の諸条件で全体的に速度を可変にする例もあ
る。画像形成部の感光ドラム上に形成された像をシート
材に転写する転写部とローラ定着装置の定着ニップ部ま
での搬送路の長さは、その画像形成装置で用いる最長の
シート材よりも長く設定しておくと、転写部と定着部に
おける速度差の影響、高湿度状態における転写部からシ
ート材を通じての電荷移動による転写への影響が絶たれ
るので好適である。しかし、このようにすると、例えば
複写機では原稿ガラス長に比して装置のシート材移動方
向の長さが大きなものとなってしまう、つまり、複写機
が大きくなってしまう。そこで転写部と定着部を接近さ
せて装置全体を小さくするのが通常である。そうすると
少くともその装置で用いる最長のシート材が給紙される
と、同じシート材に定着部で定着が行われると同時に転
写部で転写が行われるので定着速度と転写速度は厳密に
一致させることが望ましい。処がこの速度の一致は困難
であるので転写速度よりも定着速度をわずかに遅くて対
応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ファーストコピーを得
るためには前回転によって感光体の電位制御等を行わね
ばならないのでこのような前回転時間を短縮する方向
と、上述のように画像形成速度を早くしこれに合せてシ
ート材の搬送速度を早くする方向でファーストコピー時
間を短縮することが計られている。処が画像形成部では
露光、現像、転写、クリーニング夫々の速度を短縮する
には各々が関連しており、この速度短縮は限界がある。
るためには前回転によって感光体の電位制御等を行わね
ばならないのでこのような前回転時間を短縮する方向
と、上述のように画像形成速度を早くしこれに合せてシ
ート材の搬送速度を早くする方向でファーストコピー時
間を短縮することが計られている。処が画像形成部では
露光、現像、転写、クリーニング夫々の速度を短縮する
には各々が関連しており、この速度短縮は限界がある。
【0004】本発明は画像形成速度(プロセス速度)を
変更しないでファーストコピーを早くできる画像形成装
置を提供することを目的とする。
変更しないでファーストコピーを早くできる画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は像
担持体上の像をシート材に転写後シート材を像担持体か
ら分離し、分離部から装置外へシート材を搬送する搬送
部を備え、シート材を挟持し像を定着するローラ定着器
を該搬送部に有する画像形成装置において、分離部から
定着器の定着ニップ部までのシート材の通路を同装置で
用いる最長のシート材よりも短く設定し、前記分離部か
らシート材の後端が離れた後、分離部よりシート材の進
行方向下流の搬送部の搬送速度を早くし、搬送部をシー
ト材が通過した後搬送部の搬送速度を元の速度に戻すこ
とを特徴とする画像形成装置である。
担持体上の像をシート材に転写後シート材を像担持体か
ら分離し、分離部から装置外へシート材を搬送する搬送
部を備え、シート材を挟持し像を定着するローラ定着器
を該搬送部に有する画像形成装置において、分離部から
定着器の定着ニップ部までのシート材の通路を同装置で
用いる最長のシート材よりも短く設定し、前記分離部か
らシート材の後端が離れた後、分離部よりシート材の進
行方向下流の搬送部の搬送速度を早くし、搬送部をシー
ト材が通過した後搬送部の搬送速度を元の速度に戻すこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0006】本発明の第2の発明は像担持体上の像をシ
ート材に転写後シート材を像担持体から分離し、分離部
から装置外へシート材を搬送する搬送部を備え、シート
材を挟持し像を定着するローラ定着器を該搬送部に有す
る画像形成装置において、分離部から定着器の定着ニッ
プ部までのシート材の通路を同装置で用いる最長のシー
ト材よりも短く設定し、分離部から定着ニップ部に至る
シート材の搬送部を複数に分割し、シート材の位置に応
じて各々の搬送速度を変化させることを特徴とする画像
形成装置である。
ート材に転写後シート材を像担持体から分離し、分離部
から装置外へシート材を搬送する搬送部を備え、シート
材を挟持し像を定着するローラ定着器を該搬送部に有す
る画像形成装置において、分離部から定着器の定着ニッ
プ部までのシート材の通路を同装置で用いる最長のシー
ト材よりも短く設定し、分離部から定着ニップ部に至る
シート材の搬送部を複数に分割し、シート材の位置に応
じて各々の搬送速度を変化させることを特徴とする画像
形成装置である。
【0007】本発明の第3の発明は分離部後のシート材
の搬送を行う各部材の駆動源が像担持体の駆動源とは異
なることを特徴とする第1又は第2の発明に記載の画像
形成装置である。
の搬送を行う各部材の駆動源が像担持体の駆動源とは異
なることを特徴とする第1又は第2の発明に記載の画像
形成装置である。
【0008】本発明の第4の発明は定着器の速度を早め
るタイミングを定着器からみてシート材の進行方向の上
流側の搬送部の速度を早めるタイミングよりも遅くした
ことを特徴とする第1又は第2もしくは第3の発明に記
載の画像形成装置である。
るタイミングを定着器からみてシート材の進行方向の上
流側の搬送部の速度を早めるタイミングよりも遅くした
ことを特徴とする第1又は第2もしくは第3の発明に記
載の画像形成装置である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
る。
【0010】「実施例1」図1は本発明の複写機におけ
る実施例の縦断面図である。カセット1あるいは2から
給紙ローラ11あるいは21によって送り出されたシー
ト材はレジストローラ3によって一旦停止され、原稿台
20上の原稿Oを照明するランプ12、このランプ12
で照明された原稿像を反射して像担持体の感光ドラム4
へ導く反射ミラー13,14,15群と像担持体上へ原
稿像を結像させる結像レンズ16を備えた光学装置10
1と同期され、再び搬送され、感光ドラム4と接触し光
学装置101で感光ドラム4上露光され、周知の電子写
真法により感光ドラム4の周囲に配された一時帯電器1
7、現像器18で形成された感光ドラム4上の画像を転
写帯電器5で転写され分離帯電器6の作用で感光ドラム
4からはがされ搬送部7へ送り出される。
る実施例の縦断面図である。カセット1あるいは2から
給紙ローラ11あるいは21によって送り出されたシー
ト材はレジストローラ3によって一旦停止され、原稿台
20上の原稿Oを照明するランプ12、このランプ12
で照明された原稿像を反射して像担持体の感光ドラム4
へ導く反射ミラー13,14,15群と像担持体上へ原
稿像を結像させる結像レンズ16を備えた光学装置10
1と同期され、再び搬送され、感光ドラム4と接触し光
学装置101で感光ドラム4上露光され、周知の電子写
真法により感光ドラム4の周囲に配された一時帯電器1
7、現像器18で形成された感光ドラム4上の画像を転
写帯電器5で転写され分離帯電器6の作用で感光ドラム
4からはがされ搬送部7へ送り出される。
【0011】搬送部7にはベルト搬送装置19、定着器
8、排紙ローラ9が設けられ、定着器8は互いに圧接す
る加熱ローラ8aと加圧ローラ8bを有し、定着ローラ
8aが駆動され、加圧ローラ8bが従動して図示矢印方
向に回転することにより、シート材上の未定着画像を現
像すると共にシート材を搬送する機能を持っている。
8、排紙ローラ9が設けられ、定着器8は互いに圧接す
る加熱ローラ8aと加圧ローラ8bを有し、定着ローラ
8aが駆動され、加圧ローラ8bが従動して図示矢印方
向に回転することにより、シート材上の未定着画像を現
像すると共にシート材を搬送する機能を持っている。
【0012】搬送部7へ送り出されたシート材は図示矢
印方向に移動するベルト搬送装置19によって定着器8
のローラ対8a,8bに送られ画像が定着されてから排
紙ローラ9によって排出トレイ10に送り出される。
印方向に移動するベルト搬送装置19によって定着器8
のローラ対8a,8bに送られ画像が定着されてから排
紙ローラ9によって排出トレイ10に送り出される。
【0013】搬送部7の入口の検知センサ71は分離帯
電器6の出口直後に設けられ、シート材でアーム下端を
中心に反時計回りに回され感光ドラム4からのシート材
の分離を検知すると共にシート材の後端を検知しシート
材の通過を認識する。又ベルト搬送装置19には穴のあ
いた搬送ベルト19aがプーリ群21に張架され、搬送
ベルト19aの上部張設部の背面から吸引ダクト22と
吸引ファン(不図示)によってシート材を搬送ベルト1
9aへ吸着し、シート材を確実に搬送する能力を維持し
ている。感光ドラム4の駆動装置と搬送部7のベルト搬
送装置19の駆動装置および定着器8のローラ8a,8
bと排紙ローラ9の駆動装置はいずれも不図示であるが
各々別個のモータを用いており感光ドラム4と搬送部7
にシート材がまたがっている状態では各々の駆動装置の
シート材の搬送速度は合せられている。
電器6の出口直後に設けられ、シート材でアーム下端を
中心に反時計回りに回され感光ドラム4からのシート材
の分離を検知すると共にシート材の後端を検知しシート
材の通過を認識する。又ベルト搬送装置19には穴のあ
いた搬送ベルト19aがプーリ群21に張架され、搬送
ベルト19aの上部張設部の背面から吸引ダクト22と
吸引ファン(不図示)によってシート材を搬送ベルト1
9aへ吸着し、シート材を確実に搬送する能力を維持し
ている。感光ドラム4の駆動装置と搬送部7のベルト搬
送装置19の駆動装置および定着器8のローラ8a,8
bと排紙ローラ9の駆動装置はいずれも不図示であるが
各々別個のモータを用いており感光ドラム4と搬送部7
にシート材がまたがっている状態では各々の駆動装置の
シート材の搬送速度は合せられている。
【0014】感光ドラム4から分離され搬送速度Vで進
行しているシート材は検知センサ71のアームを倒すこ
とによって分離されたことを検知され、シート材後端が
このアームを離れると、搬送部7の搬送ベルト19aの
搬送速度がVから2倍の搬送速度2Vに切り換ると共に
定着器8のローラ対8a,8bの搬送速度と排紙ローラ
9の搬送速度も2Vに切り換る。この時搬送ベルト19
aの搬送速度の切り換る時間、つまり搬送速度Vから2
Vになるまでの時間よりも定着器8のローラ対8a,8
bの搬送速度(および排紙ローラ9の搬送速度)がVか
ら2Vになるまでの時間がわずかに遅くなる様に設定さ
れている。これによって定着器8のローラ対8a,8b
によってシート材が強く引張られることがなく転写ズレ
やシワの発生を防ぐことが可能となった。
行しているシート材は検知センサ71のアームを倒すこ
とによって分離されたことを検知され、シート材後端が
このアームを離れると、搬送部7の搬送ベルト19aの
搬送速度がVから2倍の搬送速度2Vに切り換ると共に
定着器8のローラ対8a,8bの搬送速度と排紙ローラ
9の搬送速度も2Vに切り換る。この時搬送ベルト19
aの搬送速度の切り換る時間、つまり搬送速度Vから2
Vになるまでの時間よりも定着器8のローラ対8a,8
bの搬送速度(および排紙ローラ9の搬送速度)がVか
ら2Vになるまでの時間がわずかに遅くなる様に設定さ
れている。これによって定着器8のローラ対8a,8b
によってシート材が強く引張られることがなく転写ズレ
やシワの発生を防ぐことが可能となった。
【0015】定着器8を通ったシート材は排紙検知セン
サ102のアームによって検知され、このアームをシー
ト材の後端が通過した所定時間後、つまりシート材が排
紙ローラ9を通過し終った時に、搬送ベルト19aおよ
び定着ローラ8a、排紙ローラ9の搬送速度をVに戻
す。これらの動作の繰返しによりシート材を搬送する。
サ102のアームによって検知され、このアームをシー
ト材の後端が通過した所定時間後、つまりシート材が排
紙ローラ9を通過し終った時に、搬送ベルト19aおよ
び定着ローラ8a、排紙ローラ9の搬送速度をVに戻
す。これらの動作の繰返しによりシート材を搬送する。
【0016】図2に実施例の搬送路の距離関係の模式図
を示したP1 は搬送部入口検知センサ71が位置する分
離検知部とする。分離検知部P1 から定着器8の定着ニ
ップ部までの距離を搬送部7の長さ(210mm)+ガ
イド部30の長さ(90mm)=300mm、定着ニッ
プ部と排紙ローラ9のある排紙部P2 間を100mmと
する。シート材はA3サイズ(長手420mm)とす
る。
を示したP1 は搬送部入口検知センサ71が位置する分
離検知部とする。分離検知部P1 から定着器8の定着ニ
ップ部までの距離を搬送部7の長さ(210mm)+ガ
イド部30の長さ(90mm)=300mm、定着ニッ
プ部と排紙ローラ9のある排紙部P2 間を100mmと
する。シート材はA3サイズ(長手420mm)とす
る。
【0017】分離検知部P1 にシート材の先端が到達し
てから排紙部P2 をシート材の後端が通過するまで、搬
送速度をV=200mm/sとすれば、途中からシート
材後端を分離検知部P1 で検知して2V=400mm/
sに切換わるのでシート材の先端が分離検知部P1 に到
達してから排紙部P2 から排出までの時間(以下転写定
着排出時間という)は3.1secを要する。給送され
るシート材の間隔を200mmとすれば2枚目のシート
材は1枚目のシート材が排出された後3.1sec後に
排出される。もし、搬送速度がV=200mm/sが切
換わらなければ1枚目のシート材はシート材の先端が分
離検知部P1 到達してから4.1sec後に排出され、
2枚目のシート材はその3.1sec後に排出される。
従って本実施例ては従来例に比して分離検知部P1 を通
過後排紙までの時間は1枚目が1sec短縮されること
になる。A4サイズのシート材を短手送りをした場合、
シート材間隔をA3サイズのシート材と同じ200mm
とすれば、本実施例は1枚目のシート材の転写定着排出
時間が2.05sec、2枚目のシート材はその2.0
5sec後に排出される。速度一定の従来例では1枚目
のシート材の転写定着排出時間が3.05sec、2枚
目のシート材はその2.05sec後に排出され、A3
サイズのシート材と同様に1枚目のシート材の転写定着
排出時間は本例は従来例より1sec早い。
てから排紙部P2 をシート材の後端が通過するまで、搬
送速度をV=200mm/sとすれば、途中からシート
材後端を分離検知部P1 で検知して2V=400mm/
sに切換わるのでシート材の先端が分離検知部P1 に到
達してから排紙部P2 から排出までの時間(以下転写定
着排出時間という)は3.1secを要する。給送され
るシート材の間隔を200mmとすれば2枚目のシート
材は1枚目のシート材が排出された後3.1sec後に
排出される。もし、搬送速度がV=200mm/sが切
換わらなければ1枚目のシート材はシート材の先端が分
離検知部P1 到達してから4.1sec後に排出され、
2枚目のシート材はその3.1sec後に排出される。
従って本実施例ては従来例に比して分離検知部P1 を通
過後排紙までの時間は1枚目が1sec短縮されること
になる。A4サイズのシート材を短手送りをした場合、
シート材間隔をA3サイズのシート材と同じ200mm
とすれば、本実施例は1枚目のシート材の転写定着排出
時間が2.05sec、2枚目のシート材はその2.0
5sec後に排出される。速度一定の従来例では1枚目
のシート材の転写定着排出時間が3.05sec、2枚
目のシート材はその2.05sec後に排出され、A3
サイズのシート材と同様に1枚目のシート材の転写定着
排出時間は本例は従来例より1sec早い。
【0018】「実施例2」実施例2は本発明の効果を更
に上げるためベルト搬送装置19の搬送速度と定着器8
から排紙ローラ9までの搬送速度を独自に切換えられる
様にしたものである。搬送速度の切換はクラッチによる
切換でも良いし、各々にモータを備えても良い。このよ
うにして、搬送装置19の搬送速度と定着器8から排紙
ローラ9までの搬送速度を切換えるタイミングについて
の例を次にのべる。
に上げるためベルト搬送装置19の搬送速度と定着器8
から排紙ローラ9までの搬送速度を独自に切換えられる
様にしたものである。搬送速度の切換はクラッチによる
切換でも良いし、各々にモータを備えても良い。このよ
うにして、搬送装置19の搬送速度と定着器8から排紙
ローラ9までの搬送速度を切換えるタイミングについて
の例を次にのべる。
【0019】分離検知部P1 にてシート材の後端を検知
し2V(=400mm/s)としたベルト搬送装置19
の搬送速度を所定時間(0.75sec)後即ち、この
シート材の後端が定着ニップ部に達したときV(=20
0mm/s)に戻し、定着器8及び排紙ローラ9の搬送
速度はシート材が排紙ローラ9を過ぎてからVに戻し2
枚目のシート材の後端が分離検知部P1 を過ぎて2Vに
増速する。これによって例えばA3サイズのシート材の
間隔を200mmから150mmに縮めることができ1
枚目のシート材は前述の様に転写定着排出時間は3.1
secだが2枚目以降は先行するシート材の排出後2.
85secに1枚ずつ排出される。従って1分間に可能
な複写枚数も増すことが可能となった。
し2V(=400mm/s)としたベルト搬送装置19
の搬送速度を所定時間(0.75sec)後即ち、この
シート材の後端が定着ニップ部に達したときV(=20
0mm/s)に戻し、定着器8及び排紙ローラ9の搬送
速度はシート材が排紙ローラ9を過ぎてからVに戻し2
枚目のシート材の後端が分離検知部P1 を過ぎて2Vに
増速する。これによって例えばA3サイズのシート材の
間隔を200mmから150mmに縮めることができ1
枚目のシート材は前述の様に転写定着排出時間は3.1
secだが2枚目以降は先行するシート材の排出後2.
85secに1枚ずつ排出される。従って1分間に可能
な複写枚数も増すことが可能となった。
【0020】「実施例3」更にもっと効果的な方法を以
下の実施例3で記述する。これは特にA4等の小サイズ
紙に有効な方法である。図3にその縦断面図を示す。こ
の装置は図1と比べて転写部から定着部までの搬送路を
2分割したものである。加えて感光ドラム4や給紙装置
の駆動モータ(不図示)とは別個の駆動モータを用いて
いる。上記搬送路にベルト搬送装置23,24を連設
し、これらに夫々モータを備え、又、定着器8及び排紙
ローラ9用に1台のモータを各々の負荷に応じて用いて
いる。ベルト搬送装置23,24の間に搬送検知センサ
77を配置しシート材の通過を検知する。ベルト搬送装
置23,24はそれぞれ図1に示したベルト搬送装置と
同様搬送ベルト23a,24aがプーリに巻掛けられ吸
引ダクト25,26が配備されている。
下の実施例3で記述する。これは特にA4等の小サイズ
紙に有効な方法である。図3にその縦断面図を示す。こ
の装置は図1と比べて転写部から定着部までの搬送路を
2分割したものである。加えて感光ドラム4や給紙装置
の駆動モータ(不図示)とは別個の駆動モータを用いて
いる。上記搬送路にベルト搬送装置23,24を連設
し、これらに夫々モータを備え、又、定着器8及び排紙
ローラ9用に1台のモータを各々の負荷に応じて用いて
いる。ベルト搬送装置23,24の間に搬送検知センサ
77を配置しシート材の通過を検知する。ベルト搬送装
置23,24はそれぞれ図1に示したベルト搬送装置と
同様搬送ベルト23a,24aがプーリに巻掛けられ吸
引ダクト25,26が配備されている。
【0021】図4に模式図を示したのでこの図でシート
材の動きと搬送速度の切換を説明する。シート材PはA
4サイズて短手方向(210mm)送りとする。シート
材間隔は100mmであり、前述の例200mmの半分
である。図4(a)に示すように転写部を通過中速度V
で送られていたシート材Pの後端が図4(b)に示すう
よに分離検知部P1 に達するとP1 〜P2 までの搬送部
が速度2Vに切換る。図4(c)に示すようにシート材
Pの後端が搬送検知センサ77のある中間検知部P11に
達するとP1 〜P11間に設けた搬送ベルト23aが速度
Vに戻る。同時に搬送検知センサ77によりタイマーの
カウントが始まる。次に図4(d)に示すようにシート
材Pの後端がベルト搬送装置24の終点P12と定着ニッ
プ部P13間に達すると搬送検知センサ77によりカウン
トが始まったタイマーがタイムアップし、P11〜P12間
の搬送ベルト24aが速度Vに戻る。この時後続のシー
ト材P(2)はすでにVの速度に戻っている搬送部(P
1 〜P11)に達している。図4(e)に示すように更に
先行シート材Pの後端が排紙部P2 を過ぎるとP13〜P
2 の搬送速度がVに戻る。図4(f)に示すように後続
のシート材P(2)の後端が分離検知部P1 に達すると
再びP1 〜P2 間の搬送ベルト23aの速度が2Vに切
換り前述と同じ動作を繰返す。
材の動きと搬送速度の切換を説明する。シート材PはA
4サイズて短手方向(210mm)送りとする。シート
材間隔は100mmであり、前述の例200mmの半分
である。図4(a)に示すように転写部を通過中速度V
で送られていたシート材Pの後端が図4(b)に示すう
よに分離検知部P1 に達するとP1 〜P2 までの搬送部
が速度2Vに切換る。図4(c)に示すようにシート材
Pの後端が搬送検知センサ77のある中間検知部P11に
達するとP1 〜P11間に設けた搬送ベルト23aが速度
Vに戻る。同時に搬送検知センサ77によりタイマーの
カウントが始まる。次に図4(d)に示すようにシート
材Pの後端がベルト搬送装置24の終点P12と定着ニッ
プ部P13間に達すると搬送検知センサ77によりカウン
トが始まったタイマーがタイムアップし、P11〜P12間
の搬送ベルト24aが速度Vに戻る。この時後続のシー
ト材P(2)はすでにVの速度に戻っている搬送部(P
1 〜P11)に達している。図4(e)に示すように更に
先行シート材Pの後端が排紙部P2 を過ぎるとP13〜P
2 の搬送速度がVに戻る。図4(f)に示すように後続
のシート材P(2)の後端が分離検知部P1 に達すると
再びP1 〜P2 間の搬送ベルト23aの速度が2Vに切
換り前述と同じ動作を繰返す。
【0022】この一連の動作によってA4サイズ以下の
シート材の1分間当りの複写枚数が増加する。前記例と
同じ様に搬送速度Vを200mm/sとすれば転写定着
排紙時間は1枚目のシート材Pが2.05sec、2枚
目のシート材P(2)先端は1枚目のシート材P後端が
排紙 検出部P2に達した際、図4(b)の位置より10
0mm進行した位置にあるから、シート材P(2)の後
端が分離検出部P2に達するまでに0.55secかか
り、その後2V(400m/s)で進行し、シート材P
(2)の後端は1sec後に排紙部P2を通過するので
2枚目のシート材P(2)は1枚目のシート材排出後
1.55sec後に排出される。従って、この実施例に
よれば実施例1における2枚目以降のシート材排出間隔
が2.05secであるのに対してシート材1枚で0.
5秒短縮できたことになる。これは搬送手段を分離部と
定着部間において分割し搬送速度の切換が早くできるた
めシート材の間隔を短くすることが可能になったからで
ある。
シート材の1分間当りの複写枚数が増加する。前記例と
同じ様に搬送速度Vを200mm/sとすれば転写定着
排紙時間は1枚目のシート材Pが2.05sec、2枚
目のシート材P(2)先端は1枚目のシート材P後端が
排紙 検出部P2に達した際、図4(b)の位置より10
0mm進行した位置にあるから、シート材P(2)の後
端が分離検出部P2に達するまでに0.55secかか
り、その後2V(400m/s)で進行し、シート材P
(2)の後端は1sec後に排紙部P2を通過するので
2枚目のシート材P(2)は1枚目のシート材排出後
1.55sec後に排出される。従って、この実施例に
よれば実施例1における2枚目以降のシート材排出間隔
が2.05secであるのに対してシート材1枚で0.
5秒短縮できたことになる。これは搬送手段を分離部と
定着部間において分割し搬送速度の切換が早くできるた
めシート材の間隔を短くすることが可能になったからで
ある。
【0023】
【発明の効果】画像形成装置において、像担持体周囲に
関する条件(除電、露光帯電、現像、転写、分離、クリ
ーニング等のプロセス条件)は速度を変えることで変化
し新たな条件を確立するためには多くの検討時間、費用
がかかるばかりかトナーの統一、感光ドラムの統一が難
しくなる場合も多い。
関する条件(除電、露光帯電、現像、転写、分離、クリ
ーニング等のプロセス条件)は速度を変えることで変化
し新たな条件を確立するためには多くの検討時間、費用
がかかるばかりかトナーの統一、感光ドラムの統一が難
しくなる場合も多い。
【0024】本発明の第1の発明によれば、シート材の
進行途中で搬送速度を早め、また元に戻すことによって
同じプロセス速度で、つまり、多くのプロセス条件を変
えずに、ファーストコピー速度を早くすることができる
ばかりか、単位時間当りのコピー枚数も増すことが可能
となった。
進行途中で搬送速度を早め、また元に戻すことによって
同じプロセス速度で、つまり、多くのプロセス条件を変
えずに、ファーストコピー速度を早くすることができる
ばかりか、単位時間当りのコピー枚数も増すことが可能
となった。
【0025】本発明の第2の発明によれば第1の発明に
おいて搬送部を分割して各々の搬送速度が変えられるの
で、ファーストコピー速度及び2枚目以降コピー速度を
一層早くできる。
おいて搬送部を分割して各々の搬送速度が変えられるの
で、ファーストコピー速度及び2枚目以降コピー速度を
一層早くできる。
【0026】本発明の第3の発明によれば第1又は第2
の発明において像担持体と搬送部の駆動源を異にしたの
で構成が簡単で制御が自在に行える。
の発明において像担持体と搬送部の駆動源を異にしたの
で構成が簡単で制御が自在に行える。
【0027】本発明の第4の発明は定着器の速度を早め
るタイミングを定着器の上流側の搬送部の速度を早める
タイミングよりも遅くしたので、シート材が引張られる
ことがなく、定着作用に影響を与えない。
るタイミングを定着器の上流側の搬送部の速度を早める
タイミングよりも遅くしたので、シート材が引張られる
ことがなく、定着作用に影響を与えない。
【図1】本発明の実施例1の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例1,2の作用を示す模式図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例3の縦断面図である。
【図4】本発明の実施例3の作用を示す模式図である。
【符号の説明】 5 転写帯電器 6 分離帯電器 7 搬送部 8 定着器 9 排紙ローラ 19 ベルト搬送装置 23 ベルト搬送装置 24 ベルト搬送装置 71 搬送部入口センサ 77 搬送検知センサ 102 排紙検知センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 像担持体上の像をシート材に転写後シー
ト材を像担持体から分離し、分離部から装置外へシート
材を搬送する搬送部を備え、シート材を挟持し像を定着
するローラ定着器を該搬送部に有する画像形成装置にお
いて、分離部から定着器の定着ニップ部までのシート材
の通路を同装置で用いる最長のシート材よりも短く設定
し、前記分離部からシート材の後端が離れた後、分離部
よりシート材の進行方向下流の搬送部の搬送速度を早く
し、搬送部をシート材が通過した後搬送部の搬送速度を
元の速度に戻すことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 像担持体上の像をシート材に転写後シー
ト材を像担持体から分離し、分離部から装置外へシート
材を搬送する搬送部を備え、シート材を挟持し像を定着
するローラ定着器を該搬送部に有する画像形成装置にお
いて、分離部から定着器の定着ニップ部までのシート材
の通路を同装置で用いる最長のシート材よりも短く設定
し、分離部から定着ニップ部に至るシート材の搬送部を
複数に分割し、シート材の位置に応じて各々の搬送速度
を変化させることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 分離部後のシート材の搬送を行う各部材
の駆動源が像担持体の駆動源とは異なることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 定着器の速度を早めるタイミングを定着
器からみてシート材の進行方向の上流側の搬送部の速度
を早めるタイミングよりも遅くしたことを特徴とする請
求項1又は2もしくは3に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5061064A JPH06250462A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5061064A JPH06250462A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06250462A true JPH06250462A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13160361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5061064A Pending JPH06250462A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06250462A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008046340A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Ricoh Co Ltd | 定着制御方法,装置および画像形成装置 |
JP2012083415A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US20180011439A1 (en) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP5061064A patent/JPH06250462A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008046340A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Ricoh Co Ltd | 定着制御方法,装置および画像形成装置 |
JP2012083415A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US20180011439A1 (en) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
CN107589640A (zh) * | 2016-07-07 | 2018-01-16 | 佳能株式会社 | 成像设备 |
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