JPH1184910A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH1184910A JPH1184910A JP10178807A JP17880798A JPH1184910A JP H1184910 A JPH1184910 A JP H1184910A JP 10178807 A JP10178807 A JP 10178807A JP 17880798 A JP17880798 A JP 17880798A JP H1184910 A JPH1184910 A JP H1184910A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/1605—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
- G03G2215/0167—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
- G03G2215/0174—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member plural rotations of recording member to produce multicoloured copy
- G03G2215/0177—Rotating set of developing units
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間転写ドラムにブレーキがかかることによ
り、中間転写ドラムに形成されるトナー像の位置ずれが
発生した。 【解決手段】 レジストローラ対19による転写材Pの
搬送速度は2次転写ニップ部T2における転写材Pの搬
送速度よりも速く、かつ、2次転写ニップ部T2におけ
る転写材Pの搬送速度は2次転写ニップ部T2における
中間転写ドラム7の周速よりも速いので、中間転写ドラ
ム7に形成されるトナー像の位置ずれを防止することが
できる。
り、中間転写ドラムに形成されるトナー像の位置ずれが
発生した。 【解決手段】 レジストローラ対19による転写材Pの
搬送速度は2次転写ニップ部T2における転写材Pの搬
送速度よりも速く、かつ、2次転写ニップ部T2におけ
る転写材Pの搬送速度は2次転写ニップ部T2における
中間転写ドラム7の周速よりも速いので、中間転写ドラ
ム7に形成されるトナー像の位置ずれを防止することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式を利用
した複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装
置に関する。
した複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の画像形成装置の概略図を示
す。ドラム型の電子写真感光体101(以下、感光ドラ
ムという)上に形成したトナー像を、一旦中間転写体1
05上に1次転写させ、該中間転写体上に転写されたト
ナー像を転写材Pへ2次転写ローラ108により2次転
写して画像形成を行う画像形成装置は、カラー画像情報
や多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転写して
カラー画像や多色画像を合成再現した画像形成物を出力
するカラー画像形成装置や多色画像形成装置、またはカ
ラー画像形成機能や多色画像形成機能を備えた画像形成
装置として有効である。
す。ドラム型の電子写真感光体101(以下、感光ドラ
ムという)上に形成したトナー像を、一旦中間転写体1
05上に1次転写させ、該中間転写体上に転写されたト
ナー像を転写材Pへ2次転写ローラ108により2次転
写して画像形成を行う画像形成装置は、カラー画像情報
や多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転写して
カラー画像や多色画像を合成再現した画像形成物を出力
するカラー画像形成装置や多色画像形成装置、またはカ
ラー画像形成機能や多色画像形成機能を備えた画像形成
装置として有効である。
【0003】前記したカラー画像形成可能な画像形成装
置では、従来、感光ドラム101と中間転写体105の
回転周速は同一であり、また、中間転写体105と2次
転写ローラ108、レジストローラ対109、定着器の
定着ローラ対110との回転周速も同一になるように構
成されている。
置では、従来、感光ドラム101と中間転写体105の
回転周速は同一であり、また、中間転写体105と2次
転写ローラ108、レジストローラ対109、定着器の
定着ローラ対110との回転周速も同一になるように構
成されている。
【0004】前記感光ドラム101と中間転写体105
は所定の圧力で当接され、この当接部であるニップ部1
06a(1次転写部)にて、感光ドラム101上に形成
された複数色のトナー像は中間転写体105上に順次重
ねて1次転写される。
は所定の圧力で当接され、この当接部であるニップ部1
06a(1次転写部)にて、感光ドラム101上に形成
された複数色のトナー像は中間転写体105上に順次重
ねて1次転写される。
【0005】前記2次転写ローラ108は、中間転写体
105上に複数色のトナー像が重ねられるまでの間は、
中間転写体105から離間されており、これらの複数色
のトナー像が一括して転写材P上に2次転写されるタイ
ミングに合わせて、中間転写体105に当接されるよう
に構成されている。
105上に複数色のトナー像が重ねられるまでの間は、
中間転写体105から離間されており、これらの複数色
のトナー像が一括して転写材P上に2次転写されるタイ
ミングに合わせて、中間転写体105に当接されるよう
に構成されている。
【0006】また、上記レジストローラ対109は、2
次転写ローラ108よりも転写材Pの搬送方向上流側に
配置されており、2次転写ニップ部106bにて中間転
写体105上の複数色のトナー像が転写材P上の所定の
位置に2次転写されるように中間転写体105と同期を
とって、所定のタイミングで転写材Pの搬送を行う。
次転写ローラ108よりも転写材Pの搬送方向上流側に
配置されており、2次転写ニップ部106bにて中間転
写体105上の複数色のトナー像が転写材P上の所定の
位置に2次転写されるように中間転写体105と同期を
とって、所定のタイミングで転写材Pの搬送を行う。
【0007】また、前記定着器の定着ローラ対110
は、2次転写ローラよりも転写材の搬送方向下流側に配
置されており、転写材P上の未定着の複数色のトナー像
を転写材Pに所定の圧力と熱により定着する。
は、2次転写ローラよりも転写材の搬送方向下流側に配
置されており、転写材P上の未定着の複数色のトナー像
を転写材Pに所定の圧力と熱により定着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の画像形成装置においては、感光ドラム101と中間
転写体105とのニップ部106a(1次転写ニップ
部)は、感光ドラム101と中間転写体105は静的に
加圧されている状態となっているため、感光ドラム10
1上のトナー像を1色ずつ中間転写体105上に転写す
る際に、トナー像の中央部に転写不良(中抜け)が発生
する場合があった。例えば、図6に示すようにアルファ
ベットの「A」の文字の場合、中抜けによってエッジが
強調された袋文字のようになってしまう。
来の画像形成装置においては、感光ドラム101と中間
転写体105とのニップ部106a(1次転写ニップ
部)は、感光ドラム101と中間転写体105は静的に
加圧されている状態となっているため、感光ドラム10
1上のトナー像を1色ずつ中間転写体105上に転写す
る際に、トナー像の中央部に転写不良(中抜け)が発生
する場合があった。例えば、図6に示すようにアルファ
ベットの「A」の文字の場合、中抜けによってエッジが
強調された袋文字のようになってしまう。
【0009】また、前記中間転写体105、2次転写ロ
ーラ108、レジストローラ対109、定着器110の
加熱ローラ、加圧ローラのいずれかの周速の同期がずれ
た場合には、転写材Pの搬送速度が各ユニットの間で一
定でなくなる。このため、転写ぶれの発生により画像品
質が劣化したり、転写材搬送方向の所定位置に形成され
なかったり、トナー像の先端側と後端側とで伸びたり、
又は縮んだりしてトナー像が形成される位置精度が低下
する等の問題が発生する。
ーラ108、レジストローラ対109、定着器110の
加熱ローラ、加圧ローラのいずれかの周速の同期がずれ
た場合には、転写材Pの搬送速度が各ユニットの間で一
定でなくなる。このため、転写ぶれの発生により画像品
質が劣化したり、転写材搬送方向の所定位置に形成され
なかったり、トナー像の先端側と後端側とで伸びたり、
又は縮んだりしてトナー像が形成される位置精度が低下
する等の問題が発生する。
【0010】さらに、2次転写ニップ部106bを通過
している転写材Pの移動速度が中間転写体の周速よりも
遅くなってしまった場合には、中間転写体にとってはブ
レーキがかかった状態となる。また、同様にレジストロ
ーラ対109による転写材Pの搬送速度が中間転写体1
05の周速よりも遅いと、転写材Pが中間転写体105
を引っ張り、中間転写体105にブレーキをかけること
になってしまう。このため、中間転写体105の回転方
向において、1次転写ニップ部106aから2次転写ニ
ップ部106bまでの周上のキョリが形成されるトナー
像の長さよりも短い構成において、最終色のトナー像の
1次転写中に、そのトナー像の先端部の2次転写が開始
されるような場合、または、2次転写中に次の1色目の
トナー像の1次転写が開始されるような場合、中間転写
体105に回転ムラが生じてしまったり、1次転写ニッ
プ部106aでの中間転写体105の感光ドラム101
への当接圧も変化してしまい、例えば、フルカラー画像
を形成する場合、中間転写体105上に1次転写される
1〜3色目のトナー像と4色目(最終色)のトナー像と
の位置ずれ、または、1次転写される次の1色目のトナ
ー像と2〜4色目のトナー像との位置ずれ(色ずれ)が
発生してしまうという問題があった。
している転写材Pの移動速度が中間転写体の周速よりも
遅くなってしまった場合には、中間転写体にとってはブ
レーキがかかった状態となる。また、同様にレジストロ
ーラ対109による転写材Pの搬送速度が中間転写体1
05の周速よりも遅いと、転写材Pが中間転写体105
を引っ張り、中間転写体105にブレーキをかけること
になってしまう。このため、中間転写体105の回転方
向において、1次転写ニップ部106aから2次転写ニ
ップ部106bまでの周上のキョリが形成されるトナー
像の長さよりも短い構成において、最終色のトナー像の
1次転写中に、そのトナー像の先端部の2次転写が開始
されるような場合、または、2次転写中に次の1色目の
トナー像の1次転写が開始されるような場合、中間転写
体105に回転ムラが生じてしまったり、1次転写ニッ
プ部106aでの中間転写体105の感光ドラム101
への当接圧も変化してしまい、例えば、フルカラー画像
を形成する場合、中間転写体105上に1次転写される
1〜3色目のトナー像と4色目(最終色)のトナー像と
の位置ずれ、または、1次転写される次の1色目のトナ
ー像と2〜4色目のトナー像との位置ずれ(色ずれ)が
発生してしまうという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、中間転写体上に
形成されるトナー像の位置ズレの発生を防止することが
できる画像形成装置を提供することである。
形成されるトナー像の位置ズレの発生を防止することが
できる画像形成装置を提供することである。
【0012】本発明の更なる目的及び特徴とするところ
は、添付図面を参照しつつ、以下の詳細な説明を読むこ
とにより明らかになるであろう。
は、添付図面を参照しつつ、以下の詳細な説明を読むこ
とにより明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は達成される。本発明は、トナー像を担持する移動可
能な像担持体と、前記像担持体上のトナー像が第1の転
写位置で転写される移動可能な中間転写体と、前記中間
転写体上のトナー像を第2の転写位置で転写材に転写す
る移動可能な転写手段と、前記転写手段へ搬送位置で転
写材を搬送する搬送手段と、を有し、前記像担持体上の
トナー像の前記中間転写体への転写と、前記転写手段に
よる前記中間転写体上のトナー像の転写材への転写とを
同時に行うことが可能な画像形成装置において、前記搬
送手段による転写材の搬送速度は前記第2の転写位置に
おける転写材の搬送速度よりも速く、かつ、前記第2の
転写位置における転写材の搬送速度は前記第2の転写位
置における前記中間転写体の移動速度よりも速いことを
特徴とする。
的は達成される。本発明は、トナー像を担持する移動可
能な像担持体と、前記像担持体上のトナー像が第1の転
写位置で転写される移動可能な中間転写体と、前記中間
転写体上のトナー像を第2の転写位置で転写材に転写す
る移動可能な転写手段と、前記転写手段へ搬送位置で転
写材を搬送する搬送手段と、を有し、前記像担持体上の
トナー像の前記中間転写体への転写と、前記転写手段に
よる前記中間転写体上のトナー像の転写材への転写とを
同時に行うことが可能な画像形成装置において、前記搬
送手段による転写材の搬送速度は前記第2の転写位置に
おける転写材の搬送速度よりも速く、かつ、前記第2の
転写位置における転写材の搬送速度は前記第2の転写位
置における前記中間転写体の移動速度よりも速いことを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態に係る画像形成装置(本実施の形態ではカラー画像形
成可能なレーザビームプリンター)を示す概略構成図で
ある。
態に係る画像形成装置(本実施の形態ではカラー画像形
成可能なレーザビームプリンター)を示す概略構成図で
ある。
【0016】この画像形成装置は、像担持体である感光
ドラム1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転
写装置5、定着装置6などを備えている。
ドラム1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転
写装置5、定着装置6などを備えている。
【0017】感光ドラム1は、本実施の形態では直径6
2mmの負帯電の有機感光体で、アルミニウム製のドラ
ム基体(不図示)上に光導電層(不図示)を有してお
り、所定の周速(プロセススピード)Vで矢印a方向に
回転駆動される。
2mmの負帯電の有機感光体で、アルミニウム製のドラ
ム基体(不図示)上に光導電層(不図示)を有してお
り、所定の周速(プロセススピード)Vで矢印a方向に
回転駆動される。
【0018】帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に対し
て所定の押圧力で圧接され、感光ドラム1の回転駆動に
伴い従動回転し、帯電バイアス電源(不図示)から帯電
ローラ2に対して所定の帯電バイアス(例えば、直流電
圧に交流電圧を重畳した電圧)を印加して、感光ドラム
1を負極性の所定の電位に帯電処理する。
て所定の押圧力で圧接され、感光ドラム1の回転駆動に
伴い従動回転し、帯電バイアス電源(不図示)から帯電
ローラ2に対して所定の帯電バイアス(例えば、直流電
圧に交流電圧を重畳した電圧)を印加して、感光ドラム
1を負極性の所定の電位に帯電処理する。
【0019】現像装置4は、イエロー(Y)現像器4
Y、マゼンタ(M)現像器4M、シアン(C)現像器4
C、ブラック(BK)現像器4BKが回転体4aに搭載
されており、回転駆動装置(不図示)による回転体4a
の矢印b方向の回転によって、イエロー現像器4Y、マ
ゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、ブラック現像器
4BKが現像過程で感光ドラム1と対向する現像位置D
に配置される。現像剤であるトナーは、非磁性トナーで
平均粒径8.5μm、通常環境(温度25℃、相対湿度
50%)での平均トナートリボは約−25μC/gであ
る。
Y、マゼンタ(M)現像器4M、シアン(C)現像器4
C、ブラック(BK)現像器4BKが回転体4aに搭載
されており、回転駆動装置(不図示)による回転体4a
の矢印b方向の回転によって、イエロー現像器4Y、マ
ゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、ブラック現像器
4BKが現像過程で感光ドラム1と対向する現像位置D
に配置される。現像剤であるトナーは、非磁性トナーで
平均粒径8.5μm、通常環境(温度25℃、相対湿度
50%)での平均トナートリボは約−25μC/gであ
る。
【0020】転写装置5は、ローラ状の多層構成の中間
転写体としての中間転写ドラム7と、2次転写を行う転
写手段である転写ベルト8とを備えている。中間転写ド
ラム7と、感光ドラム1と第1の転写位置としての1次
転写ニップ部T2 で当接し、さらに転写ベルト8は中間
転写ドラム7に第2の転写位置としての2次転写ニップ
部T2 にて可能である。中間転写ドラム7は、矢印c方
向に感光ドラム1の周速Vに対して1%未満の周速差の
周速V1で回転駆動される。中間転写ドラム7には1次
転写バイアス電源9が接続されており、中間転写ドラム
7に正極性の所定の1次転写バイアス(直流電圧)を印
加する。
転写体としての中間転写ドラム7と、2次転写を行う転
写手段である転写ベルト8とを備えている。中間転写ド
ラム7と、感光ドラム1と第1の転写位置としての1次
転写ニップ部T2 で当接し、さらに転写ベルト8は中間
転写ドラム7に第2の転写位置としての2次転写ニップ
部T2 にて可能である。中間転写ドラム7は、矢印c方
向に感光ドラム1の周速Vに対して1%未満の周速差の
周速V1で回転駆動される。中間転写ドラム7には1次
転写バイアス電源9が接続されており、中間転写ドラム
7に正極性の所定の1次転写バイアス(直流電圧)を印
加する。
【0021】本実施の形態では、中間転写ドラム7の周
速V1を感光ドラム1の周速Vに対して1%未満の周速
差を持たせるために、感光ドラムと中間転写ドラムとが
等しい周速で回転するように構成した画像形成装置に対
して、中間転写ドラム7の外径だけを少し大きめにして
いる。
速V1を感光ドラム1の周速Vに対して1%未満の周速
差を持たせるために、感光ドラムと中間転写ドラムとが
等しい周速で回転するように構成した画像形成装置に対
して、中間転写ドラム7の外径だけを少し大きめにして
いる。
【0022】転写ベルト8は、中間転写ドラム7に対応
して平行に軸支されて中間転写ドラム7に下方から接触
し、転写ローラ(バイアスローラ)10と駆動ローラ
(テンシションローラ)11によって伸張懸架された無
端状のベルトであり、駆動ローラ11の回転駆動によっ
てベルト上面が矢印d方向に周速V2で回転する。ま
た、転写ローラ10には2次転写バイアス電源12が接
続されており、転写ローラ10に所定の2次転写バイア
ス(直流電圧)を印加する。
して平行に軸支されて中間転写ドラム7に下方から接触
し、転写ローラ(バイアスローラ)10と駆動ローラ
(テンシションローラ)11によって伸張懸架された無
端状のベルトであり、駆動ローラ11の回転駆動によっ
てベルト上面が矢印d方向に周速V2で回転する。ま
た、転写ローラ10には2次転写バイアス電源12が接
続されており、転写ローラ10に所定の2次転写バイア
ス(直流電圧)を印加する。
【0023】転写ローラ10は、金属からなる基層と導
電性ウレタンゴム等の表層(抵抗104 〜107 Ω程
度)とで構成され、全体としての抵抗が104 Ω以下に
なるように設定されている。また、転写ベルト8は、基
層が熱硬化性ウレタンエラストマーで、表層がフッ化ビ
ニリデンゴムからなる2層構成で、厚みが0.3mmで
全体の抵抗は1010Ωである。また、転写ベルト8を転
写ローラ10と駆動ローラ11に架けたときの伸張度は
約5%である。
電性ウレタンゴム等の表層(抵抗104 〜107 Ω程
度)とで構成され、全体としての抵抗が104 Ω以下に
なるように設定されている。また、転写ベルト8は、基
層が熱硬化性ウレタンエラストマーで、表層がフッ化ビ
ニリデンゴムからなる2層構成で、厚みが0.3mmで
全体の抵抗は1010Ωである。また、転写ベルト8を転
写ローラ10と駆動ローラ11に架けたときの伸張度は
約5%である。
【0024】転写ローラ10と駆動ローラ11は、転写
フレーム13で軸受け支持されており、転写フレーム1
3の一端側には、加圧バネ14と加圧コマ15が設置さ
れている。加圧コマ15は加圧カム16によって支持さ
れており、転写ベルト8は、電磁クラッチ(不図示)と
駆動手段(不図示)の回転駆動による加圧カム16の回
転により所定のタイミングで中間転写体7に対して当接
/離間自在である。転写ローラ10は、加圧バネ14の
バネ力によって中間転写体7に対して所定の2次転写圧
(本実施の形態では総圧約4Kg)で当接される。
フレーム13で軸受け支持されており、転写フレーム1
3の一端側には、加圧バネ14と加圧コマ15が設置さ
れている。加圧コマ15は加圧カム16によって支持さ
れており、転写ベルト8は、電磁クラッチ(不図示)と
駆動手段(不図示)の回転駆動による加圧カム16の回
転により所定のタイミングで中間転写体7に対して当接
/離間自在である。転写ローラ10は、加圧バネ14の
バネ力によって中間転写体7に対して所定の2次転写圧
(本実施の形態では総圧約4Kg)で当接される。
【0025】中間転写ドラム7の外周面には、ローラ状
の多層構成の中間転写体クリーニングローラ17が当接
/離間自在に設置されており、中間転写体クリーニング
ローラ17には、クリーニングバイアス電源18から正
規のトナーの帯電極性とは逆極性(正極性)の所定のバ
イアス電圧が印加される。
の多層構成の中間転写体クリーニングローラ17が当接
/離間自在に設置されており、中間転写体クリーニング
ローラ17には、クリーニングバイアス電源18から正
規のトナーの帯電極性とは逆極性(正極性)の所定のバ
イアス電圧が印加される。
【0026】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
作について説明する。
【0027】画像形成時には、感光ドラム1は、駆動手
段(不図示)により所定の周速(プロセススピード)V
で矢印a方向に回転駆動され、所定の帯電バイアスが印
加された帯電ローラ2により負極性の所定の電位に均一
に帯電処理される。
段(不図示)により所定の周速(プロセススピード)V
で矢印a方向に回転駆動され、所定の帯電バイアスが印
加された帯電ローラ2により負極性の所定の電位に均一
に帯電処理される。
【0028】そして、帯電処理された感光ドラム1上に
露光装置3により画像情報に応じたレーザビームによる
画像露光Lが与えられて、目的のカラー画像の1色目の
像(例えば、イエロー成分像)に対応した静電潜像が形
成される。次いで、その静電潜像がイエロー現像器4Y
により現像され、1色目のイエロートナー像が形成され
る。
露光装置3により画像情報に応じたレーザビームによる
画像露光Lが与えられて、目的のカラー画像の1色目の
像(例えば、イエロー成分像)に対応した静電潜像が形
成される。次いで、その静電潜像がイエロー現像器4Y
により現像され、1色目のイエロートナー像が形成され
る。
【0029】感光ドラム1上に形成担持された前記1色
目のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間転写ドラ
ム7との間の1次転写ニップ部T1を通過する過程で、
この1次転写ニップ部T1での圧力と、1次転写バイア
ス電源9より中間転写ドラム7の基層に印加される1次
転写バイアスにより形成される電界とによって、中間転
写ドラム7の外周面に1次転写(中間転写)されてい
く。以下、同様にしてマゼンタ現像器4M、シアン現像
器4C、ブラック現像器4BKにより感光ドラム1上に
それぞれ形成担持された2色目のマゼンタトナー像、3
色目のシアントナー像、4色目のブラックトナー像が順
次中間転写ドラム7上に重畳転写され、目的のカラー画
像に対応した合成カラートナー画像が形成される。この
工程を1次転写という。
目のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間転写ドラ
ム7との間の1次転写ニップ部T1を通過する過程で、
この1次転写ニップ部T1での圧力と、1次転写バイア
ス電源9より中間転写ドラム7の基層に印加される1次
転写バイアスにより形成される電界とによって、中間転
写ドラム7の外周面に1次転写(中間転写)されてい
く。以下、同様にしてマゼンタ現像器4M、シアン現像
器4C、ブラック現像器4BKにより感光ドラム1上に
それぞれ形成担持された2色目のマゼンタトナー像、3
色目のシアントナー像、4色目のブラックトナー像が順
次中間転写ドラム7上に重畳転写され、目的のカラー画
像に対応した合成カラートナー画像が形成される。この
工程を1次転写という。
【0030】この際、感光ドラム1から中間転写ドラム
7への1〜4色目のトナー像を順次重畳転写するため
に、1次転写バイアス電源9から印加される1次転写バ
イアスは、正規のトナーの帯電極性と逆極性(正極性)
である。なお、感光ドラム1から中間転写ドラム7への
1〜4色目のトナー画像の順次重畳転写工程において、
転写ベルト8及び中間転写体クリーニングローラ17は
中間転写ドラム7から離間している。
7への1〜4色目のトナー像を順次重畳転写するため
に、1次転写バイアス電源9から印加される1次転写バ
イアスは、正規のトナーの帯電極性と逆極性(正極性)
である。なお、感光ドラム1から中間転写ドラム7への
1〜4色目のトナー画像の順次重畳転写工程において、
転写ベルト8及び中間転写体クリーニングローラ17は
中間転写ドラム7から離間している。
【0031】そして、給紙カセット(不図示)から紙な
どの転写材Pが、一対のレジストローラ対19、転写前
ガイド20を通して中間転写ドラム7と転写ベルト8間
の2次転写ニップ部T2に給送される。このときのレジ
ストローラ対19は所定の周速V3で回転している。レ
ジストローラ対19のニップ部(搬送位置)から2次転
写ニップ部T2 までのキョリは、装置に使用可能な最小
サイズ(搬送方向)の転写材よりも短くなっている。こ
の際、2次転写バイアス電源12(定電流電源)より転
写ローラ10へ2次転写バイアスが印加され、中間転写
ドラム7上に順次重畳転写(1次転写)された合成カラ
ートナー画像が転写材P上に2次転写される。このとき
の2次転写電流は、定電流制御されて+10μAであ
る。この工程を2次転写という。
どの転写材Pが、一対のレジストローラ対19、転写前
ガイド20を通して中間転写ドラム7と転写ベルト8間
の2次転写ニップ部T2に給送される。このときのレジ
ストローラ対19は所定の周速V3で回転している。レ
ジストローラ対19のニップ部(搬送位置)から2次転
写ニップ部T2 までのキョリは、装置に使用可能な最小
サイズ(搬送方向)の転写材よりも短くなっている。こ
の際、2次転写バイアス電源12(定電流電源)より転
写ローラ10へ2次転写バイアスが印加され、中間転写
ドラム7上に順次重畳転写(1次転写)された合成カラ
ートナー画像が転写材P上に2次転写される。このとき
の2次転写電流は、定電流制御されて+10μAであ
る。この工程を2次転写という。
【0032】そして、合成カラートナー画像が2次転写
された転写材Pは、静電容量の大きい転写ベルト8に吸
着、搬送され、搬送方向下流側の分離位置で曲率分離さ
れて定着装置6のローラ対6a,6bのニップ部(定着
位置)に搬送され、定着装置6の加熱ローラ6aと加圧
ローラ6bにより加熱・加圧され合成カラートナー画像
が転写材P上に定着される。転写ベルト8に吸着・搬送
された転写材Pが転写ベルト8から分離される分離位置
から定着ローラ対6a,6bのニップ部までのキョリは
装置に使用可能な最小サイズ(搬送方向)の転写材より
も短くなっている。
された転写材Pは、静電容量の大きい転写ベルト8に吸
着、搬送され、搬送方向下流側の分離位置で曲率分離さ
れて定着装置6のローラ対6a,6bのニップ部(定着
位置)に搬送され、定着装置6の加熱ローラ6aと加圧
ローラ6bにより加熱・加圧され合成カラートナー画像
が転写材P上に定着される。転写ベルト8に吸着・搬送
された転写材Pが転写ベルト8から分離される分離位置
から定着ローラ対6a,6bのニップ部までのキョリは
装置に使用可能な最小サイズ(搬送方向)の転写材より
も短くなっている。
【0033】また、中間転写ドラム7上に2次転写され
ずに残った2次転写残トナーは、クリーニングバイアス
電源18から正極性の所定のバイアス電圧が印加された
中間転写体クリーニングローラ17によって正規のトナ
ーの帯電極性とは逆極性の正極性に帯電されて1次転写
ニップ部T1 にて感光ドラム1に静電的に吸着し、中間
転写ドラム7上は清掃化される。感光ドラム1上に吸着
した2次転写残トナーはその後、クリーニング装置21
のクリーニングブレード21aによって回収される。
ずに残った2次転写残トナーは、クリーニングバイアス
電源18から正極性の所定のバイアス電圧が印加された
中間転写体クリーニングローラ17によって正規のトナ
ーの帯電極性とは逆極性の正極性に帯電されて1次転写
ニップ部T1 にて感光ドラム1に静電的に吸着し、中間
転写ドラム7上は清掃化される。感光ドラム1上に吸着
した2次転写残トナーはその後、クリーニング装置21
のクリーニングブレード21aによって回収される。
【0034】次に、上記した1次転写工程で使用した中
間転写ドラム7について詳細に説明する。
間転写ドラム7について詳細に説明する。
【0035】本実施の形態で用いた中間転写ドラム7
は、基層としての円筒状の導電性支持体上に少なくとも
ゴム、エラストマー、樹脂よりなる弾性層を有するロー
ラ形状であり、さらにはその弾性層の上に樹脂よりなる
1層以上の表層を有し、多層構造となっている。
は、基層としての円筒状の導電性支持体上に少なくとも
ゴム、エラストマー、樹脂よりなる弾性層を有するロー
ラ形状であり、さらにはその弾性層の上に樹脂よりなる
1層以上の表層を有し、多層構造となっている。
【0036】中間転写ドラム7の導電性支持体として
は、アルミニウム、鉄、銅、及びステンレス等の金属や
合金、カーボンや金属粒子等を分散した導電性樹脂等を
用いることができ、その形状としては、円筒状や、円筒
の中心に軸を貫通したもの、円筒の内部に補強を施した
もの等が挙げられる。本実施の形態では、厚さ3mmの
アルミニウムの円筒の内部に補強を施した円筒状の導電
性支持体を用いた。
は、アルミニウム、鉄、銅、及びステンレス等の金属や
合金、カーボンや金属粒子等を分散した導電性樹脂等を
用いることができ、その形状としては、円筒状や、円筒
の中心に軸を貫通したもの、円筒の内部に補強を施した
もの等が挙げられる。本実施の形態では、厚さ3mmの
アルミニウムの円筒の内部に補強を施した円筒状の導電
性支持体を用いた。
【0037】中間転写ドラム7の弾性層の厚みは、1次
転写ニップ部T1、2次転写ニップ部T2の形成、回転
による色ずれ、材料コスト等を考慮すると、0.5〜7
mmが望ましく、また、中間転写ドラム7の表層の膜厚
は、下層の弾性層の柔軟性をこの表層よりも上層あるい
は感光体1表面に伝えるために薄層にすることが好まし
く、具体的には20〜200μmが望ましい。本実施の
形態では、弾性層の厚みを5mm、表層の膜厚を30μ
mとし、中間転写体7のトータルの外径φを185.6
5mmとした。
転写ニップ部T1、2次転写ニップ部T2の形成、回転
による色ずれ、材料コスト等を考慮すると、0.5〜7
mmが望ましく、また、中間転写ドラム7の表層の膜厚
は、下層の弾性層の柔軟性をこの表層よりも上層あるい
は感光体1表面に伝えるために薄層にすることが好まし
く、具体的には20〜200μmが望ましい。本実施の
形態では、弾性層の厚みを5mm、表層の膜厚を30μ
mとし、中間転写体7のトータルの外径φを185.6
5mmとした。
【0038】また、弾性層は、抵抗値のみを重視したア
クリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)に導電材と
してケッチェンブラックを分散させて体積抵抗率を10
5 〜108 Ω・cmに制御したものを用いた。本実施の
形態では、弾性層の体積抵抗率を107 Ω・cmとし
た。
クリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)に導電材と
してケッチェンブラックを分散させて体積抵抗率を10
5 〜108 Ω・cmに制御したものを用いた。本実施の
形態では、弾性層の体積抵抗率を107 Ω・cmとし
た。
【0039】また、中間転写ドラム7の表層には、ウレ
タン樹脂をバインダーにPTFEパウダー200部を分
散したものを用いた。成型方法は前記弾性層の上にスプ
レー塗布し、研磨している。このようにして作製された
中間転写ドラム7の抵抗値は、2×107 Ωであった。
タン樹脂をバインダーにPTFEパウダー200部を分
散したものを用いた。成型方法は前記弾性層の上にスプ
レー塗布し、研磨している。このようにして作製された
中間転写ドラム7の抵抗値は、2×107 Ωであった。
【0040】中間転写ドラム7の抵抗値は、この中間転
写ドラム7と同様の中間転写ドラムのゴム部分を100
mm×100mmのシート状に切り出し、Advant
est社製の商品名:R8340A及びR12704を
用い、印加電圧:100V、disharge:5se
c、charge:30sec、measure:30
secの条件で測定した。この測定器は、中間転写ドラ
ム7の体積抵抗率、表面抵抗及び実抵抗の測定が可能で
あり、本実施の形態の中で用いる抵抗値とは、実抵抗の
ことを示すものとする。
写ドラム7と同様の中間転写ドラムのゴム部分を100
mm×100mmのシート状に切り出し、Advant
est社製の商品名:R8340A及びR12704を
用い、印加電圧:100V、disharge:5se
c、charge:30sec、measure:30
secの条件で測定した。この測定器は、中間転写ドラ
ム7の体積抵抗率、表面抵抗及び実抵抗の測定が可能で
あり、本実施の形態の中で用いる抵抗値とは、実抵抗の
ことを示すものとする。
【0041】また、中間転写ドラムの静電容量値は、こ
の中間転写ドラム7と同様の中間転写体のゴム部分を1
00mm×100mmのシート状に切り出してアルミ電
極板上に乗せ、その上に直径φ50mmの電極を配置し
た状態にして、安藤電気(株)社製の商品名ANDOA
G−4304LCRメータを用い、印加電圧:1V、周
波数:1KHzの条件で測定した。本実施の形態の中で
用いる静電容量とは、上記測定法で測定された値のこと
を示すものとする。
の中間転写ドラム7と同様の中間転写体のゴム部分を1
00mm×100mmのシート状に切り出してアルミ電
極板上に乗せ、その上に直径φ50mmの電極を配置し
た状態にして、安藤電気(株)社製の商品名ANDOA
G−4304LCRメータを用い、印加電圧:1V、周
波数:1KHzの条件で測定した。本実施の形態の中で
用いる静電容量とは、上記測定法で測定された値のこと
を示すものとする。
【0042】上述の体積抵抗、実抵抗、静電容量の測定
は常温常湿時に行った。
は常温常湿時に行った。
【0043】上記したような中間転写ドラム7を用いる
画像形成装置では、中間転写ドラム7の口径は感光ドラ
ム1よりも大口径となる場合が多いため、転写材Pの分
離手段としては転写ベルト8が主流となる。
画像形成装置では、中間転写ドラム7の口径は感光ドラ
ム1よりも大口径となる場合が多いため、転写材Pの分
離手段としては転写ベルト8が主流となる。
【0044】中間転写ドラム7は転写媒体であるため、
高い転写効率を得るためには107〜108 Ωの中抵抗
領域が必須となる。そのような場合、環境変化で静電容
量と抵抗値が感光ドラム1等より大きく変化するため、
中間転写ドラム7からの転写材Pの分離性が非常に難し
くなる。
高い転写効率を得るためには107〜108 Ωの中抵抗
領域が必須となる。そのような場合、環境変化で静電容
量と抵抗値が感光ドラム1等より大きく変化するため、
中間転写ドラム7からの転写材Pの分離性が非常に難し
くなる。
【0045】従って、低湿環境下から高湿環境下まで高
い分離性を確保するためには、静電容量と抵抗のバラン
スがとれた転写ベルト8を用いる必要がある。また、転
写ベルト8は、一旦、中間転写ドラム7に1次転写され
た画像を転写材に2次転写するために、高い転写効率も
必要とされ、転写効率が最適となる抵抗値と上記した抵
抗値がずれてくる可能性もある。
い分離性を確保するためには、静電容量と抵抗のバラン
スがとれた転写ベルト8を用いる必要がある。また、転
写ベルト8は、一旦、中間転写ドラム7に1次転写され
た画像を転写材に2次転写するために、高い転写効率も
必要とされ、転写効率が最適となる抵抗値と上記した抵
抗値がずれてくる可能性もある。
【0046】また、表1に示すように、本実施の形態で
使用した中間転写ドラム7も静電容量が低湿環境下と高
湿環境下で変化しており、また、転写ベルト8も同様に
変化している。
使用した中間転写ドラム7も静電容量が低湿環境下と高
湿環境下で変化しており、また、転写ベルト8も同様に
変化している。
【0047】
【表1】
【0048】この表から明らかなように、転写ベルト8
は、低湿環境下から高湿環境下まで中間転写ドラム7よ
りも大きな静電容量を有し、また、抵抗変動も中間転写
ドラム7のそれより小さいため、安定した分離性が確保
できる。
は、低湿環境下から高湿環境下まで中間転写ドラム7よ
りも大きな静電容量を有し、また、抵抗変動も中間転写
ドラム7のそれより小さいため、安定した分離性が確保
できる。
【0049】また、1次転写ニップ部T1で、感光ドラ
ム1上のトナー像を中間転写ドラム7上に順次重畳転写
する際に、感光ドラム1と中間転写ドラム7の間には1
次転写バイアスが印加されているのみでなく、総圧約1
5Kgの当接圧と、1%未満の周速差をつけてあるの
で、感光ドラム1上のトナー像は中間転写ドラム7上に
擦りとられるように1次転写される。
ム1上のトナー像を中間転写ドラム7上に順次重畳転写
する際に、感光ドラム1と中間転写ドラム7の間には1
次転写バイアスが印加されているのみでなく、総圧約1
5Kgの当接圧と、1%未満の周速差をつけてあるの
で、感光ドラム1上のトナー像は中間転写ドラム7上に
擦りとられるように1次転写される。
【0050】ところで、感光ドラム1と中間転写ドラム
7の周速が同一の場合には、1次転写バイアスと静圧約
15Kgが印加されている状態であるが、このときには
トナー像への圧分布は中央部が低くなるために、中抜け
という転写不良が発生したが、感光ドラム1と中間転写
ドラム7との周速に1%未満の周速差をつけることによ
り、中間転写ドラム7上に中抜けのない鮮明な合成カラ
ートナー像を形成することが可能となった。
7の周速が同一の場合には、1次転写バイアスと静圧約
15Kgが印加されている状態であるが、このときには
トナー像への圧分布は中央部が低くなるために、中抜け
という転写不良が発生したが、感光ドラム1と中間転写
ドラム7との周速に1%未満の周速差をつけることによ
り、中間転写ドラム7上に中抜けのない鮮明な合成カラ
ートナー像を形成することが可能となった。
【0051】以下、本発明の特徴である上記した中抜け
のない合成カラートナー画像の形成について詳細に説明
する。
のない合成カラートナー画像の形成について詳細に説明
する。
【0052】本実施の形態において、感光ドラム1の外
径φを62mm、中間転写ドラム7の外径φを185.
65mmとし、周速をそれぞれ117.1mm/s、1
16.7mm/sとし感光ドラム1と中間転写ドラム7
との周速差を約0.3%に設定して実験としたところ、
図2に示すように、中間転写ドラム7上の合成カラート
ナー像(図ではアルファベット「A」)には、中抜けが
全く発生しないという良好な結果を得ることができた。
また、図3に示すように、マゼンタを基準とした場合の
4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の合成
トナー像間の色ずれ量も100μm以下であった。
径φを62mm、中間転写ドラム7の外径φを185.
65mmとし、周速をそれぞれ117.1mm/s、1
16.7mm/sとし感光ドラム1と中間転写ドラム7
との周速差を約0.3%に設定して実験としたところ、
図2に示すように、中間転写ドラム7上の合成カラート
ナー像(図ではアルファベット「A」)には、中抜けが
全く発生しないという良好な結果を得ることができた。
また、図3に示すように、マゼンタを基準とした場合の
4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の合成
トナー像間の色ずれ量も100μm以下であった。
【0053】従来、感光ドラム1と中間転写ドラム7と
の周速が同一でなくなると、中間転写ドラム7上の合成
カラートナー像は、各色のトナー像がずれてしまう(色
ずれ)ので実用的でないと考えていた。しかしながら、
上述の実験結果からも明らかなように色ずれ量が100
μm程度は実用的であり、中抜けを防止できる本発明は
非常に有効なものである。
の周速が同一でなくなると、中間転写ドラム7上の合成
カラートナー像は、各色のトナー像がずれてしまう(色
ずれ)ので実用的でないと考えていた。しかしながら、
上述の実験結果からも明らかなように色ずれ量が100
μm程度は実用的であり、中抜けを防止できる本発明は
非常に有効なものである。
【0054】また、感光ドラム1と中間転写ドラム7と
の周速差が1%以上の場合も実験したところ、中抜けは
防止できたが、色ずれ量が200μm以上となってしま
うと実用的ではない。従って、感光ドラム1と中間転写
ドラム7との周速差を1%未満、望ましくは0.5未満
とすることにより、合成カラートナー像の中抜けと色ず
れを防止することができる。
の周速差が1%以上の場合も実験したところ、中抜けは
防止できたが、色ずれ量が200μm以上となってしま
うと実用的ではない。従って、感光ドラム1と中間転写
ドラム7との周速差を1%未満、望ましくは0.5未満
とすることにより、合成カラートナー像の中抜けと色ず
れを防止することができる。
【0055】また、上記したように、中間転写ドラム7
上に4色(イエロー・マゼンタ・シアン・ブラック)の
合成カラートナー像が形成されると、転写材Pはレジス
トローラ対19によって中間転写ドラム7上のトナー像
にタイミングを合わされて、転写前ガイド20を経由し
て2次転写ニップ部T2に搬送されるが、このとき転写
ローラ10は、中間転写ドラム7に所定の2次転写圧
(本実施の形態では総圧4Kg)で加圧され、転写材P
上にトナー像が2次転写される。トナー像転写を受けた
転写材Pは、転写ベルト8によって静電的に吸着・搬送
されて、定着装置6の加熱ローラ6a、加圧ローラ6b
の当接部へ導入され加熱定着される。
上に4色(イエロー・マゼンタ・シアン・ブラック)の
合成カラートナー像が形成されると、転写材Pはレジス
トローラ対19によって中間転写ドラム7上のトナー像
にタイミングを合わされて、転写前ガイド20を経由し
て2次転写ニップ部T2に搬送されるが、このとき転写
ローラ10は、中間転写ドラム7に所定の2次転写圧
(本実施の形態では総圧4Kg)で加圧され、転写材P
上にトナー像が2次転写される。トナー像転写を受けた
転写材Pは、転写ベルト8によって静電的に吸着・搬送
されて、定着装置6の加熱ローラ6a、加圧ローラ6b
の当接部へ導入され加熱定着される。
【0056】この際、中間転写ドラム7とレジストロー
ラ対19、転写ベルト8、定着装置6の加熱ローラ6a
(加圧ローラ6b)との周速は同一であることが望まし
いが、レジストローラ19、転写ベルト8、定着装置6
の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b)のうちの1つでも
中間転写ドラム7と周速差が生じてしまうと、部分的に
転写材Pの搬送速度が変化し、転写材Pにより中間転写
ドラム7にとってはブレーキがかかった状態となってし
まう。この結果、中間転写ドラム7の周速が変化して回
転ムラが生じてしまい、中間転写ドラム7の回転方向に
おいて1次転写ニップ部T1 から2次転写ニップ部T2
までの周上のキョリが形成されるトナー像の長さよりも
短いとき、最終色のトナー像の1次転写中に、そのトナ
ー像の先端部の2次転写が開始されるような場合、また
は、2次転写中に次の1色目のトナー像の1次転写が開
始されるような場合、中間転写ドラム7上に1次転写さ
れる1〜3色目のトナー像と4色目(最終色)のトナー
像との位置ずれ(色ずれ)、または、1次転写される次
の1色目のトナー像と2〜4色目のトナー像との位置ず
れ(色ずれ)が発生してしまう。また、2次転写ニップ
部T2 において、転写ベルト8、即ち、転写材Pの搬送
速度と中間転写ドラム7との周速が同一の場合には、上
記したように1次転写ニップ部T1で生じたのと同じ理
由で2次転写ニップ部T2でも転写材P上に2次転写さ
れた合成カラートナー像に中抜けが発生し易い。このた
め、2次転写ニップ部T2 における中間転写ドラム7の
周速をV1 、2次転写ニップ部T2 における転写材Pの
搬送速度(本実施の形態においては、転写ベルト8の周
速と同等である)をV2 、レジストローラ対19による
転写材Pの搬送速度(本実施の形態においては、レジス
トローラ対19の周速と同等である)をV3 、加熱ロー
ラ6aと加圧ローラ6bによる転写材Pの搬送速度(本
実施の形態においては加熱ローラ6a、加圧ローラ6b
の周速と同等である)をV4 としたとき、 V1 <V2 かつ V2 <V3 …(1) という関係が成立するように設定した。ここで、色ずれ
が大きくなり過ぎないようにするためには、
ラ対19、転写ベルト8、定着装置6の加熱ローラ6a
(加圧ローラ6b)との周速は同一であることが望まし
いが、レジストローラ19、転写ベルト8、定着装置6
の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b)のうちの1つでも
中間転写ドラム7と周速差が生じてしまうと、部分的に
転写材Pの搬送速度が変化し、転写材Pにより中間転写
ドラム7にとってはブレーキがかかった状態となってし
まう。この結果、中間転写ドラム7の周速が変化して回
転ムラが生じてしまい、中間転写ドラム7の回転方向に
おいて1次転写ニップ部T1 から2次転写ニップ部T2
までの周上のキョリが形成されるトナー像の長さよりも
短いとき、最終色のトナー像の1次転写中に、そのトナ
ー像の先端部の2次転写が開始されるような場合、また
は、2次転写中に次の1色目のトナー像の1次転写が開
始されるような場合、中間転写ドラム7上に1次転写さ
れる1〜3色目のトナー像と4色目(最終色)のトナー
像との位置ずれ(色ずれ)、または、1次転写される次
の1色目のトナー像と2〜4色目のトナー像との位置ず
れ(色ずれ)が発生してしまう。また、2次転写ニップ
部T2 において、転写ベルト8、即ち、転写材Pの搬送
速度と中間転写ドラム7との周速が同一の場合には、上
記したように1次転写ニップ部T1で生じたのと同じ理
由で2次転写ニップ部T2でも転写材P上に2次転写さ
れた合成カラートナー像に中抜けが発生し易い。このた
め、2次転写ニップ部T2 における中間転写ドラム7の
周速をV1 、2次転写ニップ部T2 における転写材Pの
搬送速度(本実施の形態においては、転写ベルト8の周
速と同等である)をV2 、レジストローラ対19による
転写材Pの搬送速度(本実施の形態においては、レジス
トローラ対19の周速と同等である)をV3 、加熱ロー
ラ6aと加圧ローラ6bによる転写材Pの搬送速度(本
実施の形態においては加熱ローラ6a、加圧ローラ6b
の周速と同等である)をV4 としたとき、 V1 <V2 かつ V2 <V3 …(1) という関係が成立するように設定した。ここで、色ずれ
が大きくなり過ぎないようにするためには、
【0057】
【外1】 の関係が成立することが好ましい。
【0058】さらに、転写材Pにトナー像を2次転写し
ている途中において、加熱ローラ6aと加圧ローラ6b
とにより転写材Pが引っ張られて2次転写不良が発生す
るのを防止するために、 V4<V1<V2<V3…(2) の関係が成立するように、これらの値を設定した。
ている途中において、加熱ローラ6aと加圧ローラ6b
とにより転写材Pが引っ張られて2次転写不良が発生す
るのを防止するために、 V4<V1<V2<V3…(2) の関係が成立するように、これらの値を設定した。
【0059】前記(1)式の関係が成立するようにする
ために、本実施の形態では、まず第1に、中間転写ドラ
ム7上に所定の試験トナー像を形成し、転写材(例え
ば、紙)に2次転写する前のこの試験トナー像の中間転
写ドラム7の回転方向における長さAを測定する。次
に、この試験トナー像と同じ画像を中間転写ドラム7か
ら転写材(例えば、紙)に転写し、定着装置6にて、定
着する前の試験トナー像の転写材Pの搬送方向における
長さBを測定する。
ために、本実施の形態では、まず第1に、中間転写ドラ
ム7上に所定の試験トナー像を形成し、転写材(例え
ば、紙)に2次転写する前のこの試験トナー像の中間転
写ドラム7の回転方向における長さAを測定する。次
に、この試験トナー像と同じ画像を中間転写ドラム7か
ら転写材(例えば、紙)に転写し、定着装置6にて、定
着する前の試験トナー像の転写材Pの搬送方向における
長さBを測定する。
【0060】これら2つの試験トナー像の長さがA<B
という関係になっており、レジストローラ対19のニッ
プ位置から2次転写ニップ位置の間において転写材に所
定のループが形成されていれば、前記(1)式の、V1
<V2 ,かつV2 <V3 は成立している。さらに、
という関係になっており、レジストローラ対19のニッ
プ位置から2次転写ニップ位置の間において転写材に所
定のループが形成されていれば、前記(1)式の、V1
<V2 ,かつV2 <V3 は成立している。さらに、
【0061】
【外2】 となっていれば、前記(1)式の
【0062】
【外3】 が成立していると言える。
【0063】ここで、A、Bを測定するために、それぞ
れテープを使用した。このテープは、ニチバン(株)製
の透明のポリエステルテープNo.550(#25)で
あり、幅は18mmである。
れテープを使用した。このテープは、ニチバン(株)製
の透明のポリエステルテープNo.550(#25)で
あり、幅は18mmである。
【0064】具体的には、Aを測定する場合、2次転写
前の中間転写ドラム7上の試験トナー像を上記テープに
転着させ、これを所定の用紙(例えば、目盛りの入った
もの)上に貼りつけて、この試験トナー像の長さAを測
定する。Bも同様に、試験トナー像の転写材(例えば、
紙)への2次転写完了後、定着前に、試験トナー像を上
記テープで紙に押えつけて、この試験トナー像の長さB
を測定する。
前の中間転写ドラム7上の試験トナー像を上記テープに
転着させ、これを所定の用紙(例えば、目盛りの入った
もの)上に貼りつけて、この試験トナー像の長さAを測
定する。Bも同様に、試験トナー像の転写材(例えば、
紙)への2次転写完了後、定着前に、試験トナー像を上
記テープで紙に押えつけて、この試験トナー像の長さB
を測定する。
【0065】また、もう1つの方法として、レーザー光
を用いて、2次転写ニップ部における転写材の搬送速度
(本実施の形態では転写ベルト8の周速とほぼ等し
い)、2次転写ニップ部における中間転写ドラム7の周
速を測定することができる。
を用いて、2次転写ニップ部における転写材の搬送速度
(本実施の形態では転写ベルト8の周速とほぼ等し
い)、2次転写ニップ部における中間転写ドラム7の周
速を測定することができる。
【0066】この測定の原理は、測定対象物(中間転写
ドラム7表面、または転写材(例えば、紙)表面)にセ
ンサヘッドからレーザー光を所定のキョリ離れた位置か
ら照射するとスペックルパターン(明と暗のまだら模様
を成す)が発生し、これを1次元イメージでセンサヘッ
ドにより受光する。測定対象物が移動するとこのスペッ
クルパターンも、同じ方向に移動し、この移動量をアン
プユニットの解析回路において算出することで、速度が
導き出される。
ドラム7表面、または転写材(例えば、紙)表面)にセ
ンサヘッドからレーザー光を所定のキョリ離れた位置か
ら照射するとスペックルパターン(明と暗のまだら模様
を成す)が発生し、これを1次元イメージでセンサヘッ
ドにより受光する。測定対象物が移動するとこのスペッ
クルパターンも、同じ方向に移動し、この移動量をアン
プユニットの解析回路において算出することで、速度が
導き出される。
【0067】このとき、2次転写ニップ部における転写
材の搬送速度、2次転写ニップ部における中間転写ドラ
ム7の周速は、定着前において2次転写ニップ部に転写
材が挟まれた状態で、2次転写ニップ部を通過した部分
の転写材の搬送速度、2次転写ニップ部以外の測定し易
い所望の位置での中間転写ドラム7の周速とそれぞれほ
ぼ同じであると仮定して、これらの測定を行う。レジス
トローラ対19、又は定着ローラ対6a、6bによる転
写材の搬送速度もそれぞれニップより下流側において上
記方法で測定できる。
材の搬送速度、2次転写ニップ部における中間転写ドラ
ム7の周速は、定着前において2次転写ニップ部に転写
材が挟まれた状態で、2次転写ニップ部を通過した部分
の転写材の搬送速度、2次転写ニップ部以外の測定し易
い所望の位置での中間転写ドラム7の周速とそれぞれほ
ぼ同じであると仮定して、これらの測定を行う。レジス
トローラ対19、又は定着ローラ対6a、6bによる転
写材の搬送速度もそれぞれニップより下流側において上
記方法で測定できる。
【0068】測定装置としては、キーエンス社製のセン
サヘッドFC−2010及びアンプユニットFC−20
00を用いる。
サヘッドFC−2010及びアンプユニットFC−20
00を用いる。
【0069】本実施の形態では、前記(1),(2)式
の関係が成立するように、中間転写ドラム7、転写ベル
ト8、レジストローラ対19、定着装置6の加熱ローラ
6a及び加圧ローラ6bの周速は、それぞれ適切に調整
されている。
の関係が成立するように、中間転写ドラム7、転写ベル
ト8、レジストローラ対19、定着装置6の加熱ローラ
6a及び加圧ローラ6bの周速は、それぞれ適切に調整
されている。
【0070】中間転写ドラム7と転写材Pを搬送する各
ユニット(転写ベルト8、レジストローラ19、定着装
置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b))間の周速関
係を(1),(2)式のように設定することにより、ど
のユニット(転写ベルト8、レジストローラ19、定着
装置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b))で転写材
Pを搬送しているときでも、中間転写ドラムにブレーキ
をかけることなく周速を安定させることが可能となる。
ユニット(転写ベルト8、レジストローラ19、定着装
置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b))間の周速関
係を(1),(2)式のように設定することにより、ど
のユニット(転写ベルト8、レジストローラ19、定着
装置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b))で転写材
Pを搬送しているときでも、中間転写ドラムにブレーキ
をかけることなく周速を安定させることが可能となる。
【0071】つまり、転写材Pの搬送経路の上流側(レ
ジストローラ19)を下流側(定着装置6の加熱ローラ
6a(加圧ローラ6b))よりも常に速い搬送速度とす
ることにより、2次転写ニップ部T2での2次転写中の
転写材Pに余計なテンションが加えられないので、中間
転写ドラム7の周速も安定する。さらに、(1),
(2)式の条件下で、上記したように1次転写ニップ部
T1 における感光ドラム1と中間転写ドラム7との周速
差を1%未満となるように設定することにより、色ずれ
量も100μm程度未満に安定させることができる。
ジストローラ19)を下流側(定着装置6の加熱ローラ
6a(加圧ローラ6b))よりも常に速い搬送速度とす
ることにより、2次転写ニップ部T2での2次転写中の
転写材Pに余計なテンションが加えられないので、中間
転写ドラム7の周速も安定する。さらに、(1),
(2)式の条件下で、上記したように1次転写ニップ部
T1 における感光ドラム1と中間転写ドラム7との周速
差を1%未満となるように設定することにより、色ずれ
量も100μm程度未満に安定させることができる。
【0072】中間転写ドラム7、転写ベルト8、レジス
トローラ対19、定着装置6の加熱ローラ6a(加圧ロ
ーラ6b)の各相互間の周速差は、各ユニット(転写ベ
ルト8、レジストローラ対19、定着装置6の加熱ロー
ラ6a(加圧ローラ6b))間の相対距離や機能に応じ
て最適値が異なる。ここで、本実施の形態においては、
レジストローラ対19と転写ベルト8への転写材の吸着
開始位置間の距離は、装置で用いられる最小サイズ(転
写材の搬送方向において最小)の転写材よりも短い。ま
た、転写ベルト8からの転写材Pの分離位置と、加熱ロ
ーラ6aと加圧ローラ6bとのニップ部との間のキョリ
は、装置で用いられる最小サイズ(転写材の搬送方向に
おいて最小)の転写材よりも短い。
トローラ対19、定着装置6の加熱ローラ6a(加圧ロ
ーラ6b)の各相互間の周速差は、各ユニット(転写ベ
ルト8、レジストローラ対19、定着装置6の加熱ロー
ラ6a(加圧ローラ6b))間の相対距離や機能に応じ
て最適値が異なる。ここで、本実施の形態においては、
レジストローラ対19と転写ベルト8への転写材の吸着
開始位置間の距離は、装置で用いられる最小サイズ(転
写材の搬送方向において最小)の転写材よりも短い。ま
た、転写ベルト8からの転写材Pの分離位置と、加熱ロ
ーラ6aと加圧ローラ6bとのニップ部との間のキョリ
は、装置で用いられる最小サイズ(転写材の搬送方向に
おいて最小)の転写材よりも短い。
【0073】レジストローラ対19の機能は、中間転写
ドラム7上の合成カラートナー像と同期を取って転写材
Pを搬送することであるので、2次転写ニップ部T2 に
おける中間転写ドラム7と転写材Pの搬送速度(転写ベ
ルト8)との周速差は小さい方が望ましく、中間転写ド
ラム7とレジストローラ対19による転写材Pの搬送速
度(レジストローラ対19)との周速差が1%程度、2
次転写ニップ部T2 における中間転写ドラム7と転写材
Pの搬送速度(転写ベルト8)との周速差が0.5%程
度であればよい。また、2次転写ニップ部T2と定着装
置6間の距離は長いので、転写ベルト8と定着装置6の
加熱ローラ6a(加圧ローラ6b)との周速差が大きく
なると、転写材Pの弛み(ループ)も大きくなってしま
い、未定着の合成カラートナー像を転写された転写材P
が他の部品等に擦れて、合成カラートナー像が乱れてし
まう。
ドラム7上の合成カラートナー像と同期を取って転写材
Pを搬送することであるので、2次転写ニップ部T2 に
おける中間転写ドラム7と転写材Pの搬送速度(転写ベ
ルト8)との周速差は小さい方が望ましく、中間転写ド
ラム7とレジストローラ対19による転写材Pの搬送速
度(レジストローラ対19)との周速差が1%程度、2
次転写ニップ部T2 における中間転写ドラム7と転写材
Pの搬送速度(転写ベルト8)との周速差が0.5%程
度であればよい。また、2次転写ニップ部T2と定着装
置6間の距離は長いので、転写ベルト8と定着装置6の
加熱ローラ6a(加圧ローラ6b)との周速差が大きく
なると、転写材Pの弛み(ループ)も大きくなってしま
い、未定着の合成カラートナー像を転写された転写材P
が他の部品等に擦れて、合成カラートナー像が乱れてし
まう。
【0074】従って、本実施の形態においては、2次転
写ニップ部T2 における中間転写ドラム7の周速と定着
装置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b)の周速との
周速差を2%程度とした。以上の条件で実験した結果、
A3サイズの転写材Pの全域において色ずれ量が100
μm以下で、中抜けのない良好なカラー画像を得ること
ができた。
写ニップ部T2 における中間転写ドラム7の周速と定着
装置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6b)の周速との
周速差を2%程度とした。以上の条件で実験した結果、
A3サイズの転写材Pの全域において色ずれ量が100
μm以下で、中抜けのない良好なカラー画像を得ること
ができた。
【0075】このように本実施の形態では、中間転写体
を使用したカラー画像形成装置において、中抜け等の転
写不良のない高品位なカラー画像を得ることができ、さ
らに、中間転写体上のカラートナー像を重ねる際のずれ
(色ずれ)を安定的に低減することが可能となった。
を使用したカラー画像形成装置において、中抜け等の転
写不良のない高品位なカラー画像を得ることができ、さ
らに、中間転写体上のカラートナー像を重ねる際のずれ
(色ずれ)を安定的に低減することが可能となった。
【0076】さらに、転写材Pの搬送と、転写材Pへの
2次転写を安定して行うことが可能となった。
2次転写を安定して行うことが可能となった。
【0077】(第2の実施の形態)図4は、本実施の形
態に係る画像形成装置(本実施の形態ではカラー画像形
成可能なレーザビームプリンター)を示す概略構成図で
ある。
態に係る画像形成装置(本実施の形態ではカラー画像形
成可能なレーザビームプリンター)を示す概略構成図で
ある。
【0078】本実施の形態では、中間転写体として中間
転写ベルト30を用い、第2の転写手段として転写ロー
ラ10及び電源12を用いて転写装置5を構成してい
る。本実施の形態も、転写材P上に合成カラートナー像
を一括転写し、この転写材Pを転写材案内部材34を介
して定着手段としても定着装置6に搬送して加熱定着さ
れるまでのプロセスは、第1の実施の形態と同様であ
る。なお、第1の実施の形態と同一部材には同一符号を
付し、重複する説明は省略する。
転写ベルト30を用い、第2の転写手段として転写ロー
ラ10及び電源12を用いて転写装置5を構成してい
る。本実施の形態も、転写材P上に合成カラートナー像
を一括転写し、この転写材Pを転写材案内部材34を介
して定着手段としても定着装置6に搬送して加熱定着さ
れるまでのプロセスは、第1の実施の形態と同様であ
る。なお、第1の実施の形態と同一部材には同一符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0079】本実施の形態では、感光ドラム1上に順次
形成したトナー像を、感光ドラム1と中間転写ベルト3
0とで形成される1次転写ニップ部T1で第1の転写手
段としての、1次転写ローラ31及び電源9により一旦
中間転写ベルト30に1次転写して、この工程をくり返
して中間転写ベルト30上に複数色のトナー像を順次重
ね、その後、これらの複数色のトナー像を中間転写ベル
ト30上から、中間転写ベルト30と転写ローラ10と
で形成される2次転写ニップ部T2で転写材P上に一括
して2次転写する構成である。
形成したトナー像を、感光ドラム1と中間転写ベルト3
0とで形成される1次転写ニップ部T1で第1の転写手
段としての、1次転写ローラ31及び電源9により一旦
中間転写ベルト30に1次転写して、この工程をくり返
して中間転写ベルト30上に複数色のトナー像を順次重
ね、その後、これらの複数色のトナー像を中間転写ベル
ト30上から、中間転写ベルト30と転写ローラ10と
で形成される2次転写ニップ部T2で転写材P上に一括
して2次転写する構成である。
【0080】中間転写ベルト30は、基層としてアクリ
ルニトリル−ブタジエンゴム(NBR)や熱硬化性ウレ
タンエラストマーに、抵抗値を重複して導電材としてケ
ッチェンブラックを分散させて体積抵抗率を105 〜1
08 Ω・cmに制御したものを用い、表層としてはウレ
タン樹脂をバインダーに、PTFEパウダー200部を
分散させたものを用いた。成型方法は前記基層の表面に
スプレーを塗布し、研磨している。本実施の形態では、
基層の厚みを1mm、表層の厚みを10μmとした。こ
のようにして作製された中間転写ベルト30の抵抗値は
2×107 Ωであった。中間転写ベルト30の抵抗測定
法は、第1の実施の形態で用いた中間転写ドラム7の抵
抗測定法と同様である。
ルニトリル−ブタジエンゴム(NBR)や熱硬化性ウレ
タンエラストマーに、抵抗値を重複して導電材としてケ
ッチェンブラックを分散させて体積抵抗率を105 〜1
08 Ω・cmに制御したものを用い、表層としてはウレ
タン樹脂をバインダーに、PTFEパウダー200部を
分散させたものを用いた。成型方法は前記基層の表面に
スプレーを塗布し、研磨している。本実施の形態では、
基層の厚みを1mm、表層の厚みを10μmとした。こ
のようにして作製された中間転写ベルト30の抵抗値は
2×107 Ωであった。中間転写ベルト30の抵抗測定
法は、第1の実施の形態で用いた中間転写ドラム7の抵
抗測定法と同様である。
【0081】中間転写ベルト30は、1次転写ローラ
(駆動ローラ)31、2次転写補助ローラ32及びテン
ションローラ33の3本のローラによって張架されてお
り、1次転写ローラ31によって矢印c方向に感光ドラ
ム1の周速Vに対して1%未満の周速差の周速V1で回
転駆動される。1次転写ローラ31には1次転写バイア
ス電源9が接続されており、1次転写ローラ31を介し
て中間転写体ベルト30に所定の1次転写バイアス(直
流電圧)が印加される。また、中間転写ベルト30は、
伸びを防止するために基層に芯材として、SUS等の金
属繊維やカーボン等の繊維で補強してもよい。
(駆動ローラ)31、2次転写補助ローラ32及びテン
ションローラ33の3本のローラによって張架されてお
り、1次転写ローラ31によって矢印c方向に感光ドラ
ム1の周速Vに対して1%未満の周速差の周速V1で回
転駆動される。1次転写ローラ31には1次転写バイア
ス電源9が接続されており、1次転写ローラ31を介し
て中間転写体ベルト30に所定の1次転写バイアス(直
流電圧)が印加される。また、中間転写ベルト30は、
伸びを防止するために基層に芯材として、SUS等の金
属繊維やカーボン等の繊維で補強してもよい。
【0082】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と同様、上記(1),(2)式の関係が成立するよう
に、V1 、V2 、V3 、V4 の値を設定した。
態と同様、上記(1),(2)式の関係が成立するよう
に、V1 、V2 、V3 、V4 の値を設定した。
【0083】中間転写ベルト30と転写材Pを搬送する
各ユニット(転写ローラ10、搬送手段としてのレジス
トローラ対19、定着装置6の加熱ローラ6a(加圧ロ
ーラ6b))間の周速関係を上記のように設定すること
により、どのユニット(転写ローラ10、レジストロー
ラ18、定着装置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6
b))で転写材Pを搬送しているときでも、中間転写ベ
ルト30にブレーキをかけることなく、周速を安定させ
ることが可能となる。
各ユニット(転写ローラ10、搬送手段としてのレジス
トローラ対19、定着装置6の加熱ローラ6a(加圧ロ
ーラ6b))間の周速関係を上記のように設定すること
により、どのユニット(転写ローラ10、レジストロー
ラ18、定着装置6の加熱ローラ6a(加圧ローラ6
b))で転写材Pを搬送しているときでも、中間転写ベ
ルト30にブレーキをかけることなく、周速を安定させ
ることが可能となる。
【0084】このようにして、本実施の形態においても
第1の実施の形態と同様に、中抜け等の転写不良のない
高品位なカラー画像を得ることができると共に、中間転
写体上に複数色のトナー像を順次重ねる際の位置ずれ
(色ずれ)を安定的に低減することができる。
第1の実施の形態と同様に、中抜け等の転写不良のない
高品位なカラー画像を得ることができると共に、中間転
写体上に複数色のトナー像を順次重ねる際の位置ずれ
(色ずれ)を安定的に低減することができる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、搬送手段による転写材
の搬送速度は第2の転写位置における転写材の搬送速度
よりも速く、かつ、第2の転写位置における転写材の搬
送速度は第2の転写位置における中間転写体の移動速度
よりも速いので、中間転写体に形成されるトナー像の位
置ずれを防止することができる。
の搬送速度は第2の転写位置における転写材の搬送速度
よりも速く、かつ、第2の転写位置における転写材の搬
送速度は第2の転写位置における中間転写体の移動速度
よりも速いので、中間転写体に形成されるトナー像の位
置ずれを防止することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
によって得られた画像の一例を示す図。
によって得られた画像の一例を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
による色ずれ量(マゼンタ基準)の測定結果を示す図。
による色ずれ量(マゼンタ基準)の測定結果を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
【図5】従来の画像形成装置を示す概略構成図。
【図6】従来の画像形成装置によって得られた中抜け画
像の一例を示す図。
像の一例を示す図。
1 感光ドラム 2 帯電ローラ 3 露光装置 4 現像装置 5 転写装置 6 定着装置 6a 加熱ローラ 6b 加圧ローラ 7 中間転写ドラム 8 転写ベルト 10 転写ローラ 17 中間転写体クリーニングローラ 19 レジストローラ 30 中間転写ベルト
Claims (23)
- 【請求項1】 トナー像を担持する移動可能な像担持体
と、前記像担持体上のトナー像が第1の転写位置で転写
される移動可能な中間転写体と、前記中間転写体上のト
ナー像を第2の転写位置で転写材に転写する移動可能な
転写手段と、前記転写手段へ搬送位置で転写材を搬送す
る搬送手段と、を有し、前記像担持体上のトナー像の前
記中間転写体への転写と、前記転写手段による前記中間
転写体上のトナー像の転写材への転写とを同時に行うこ
とが可能な画像形成装置において、 前記搬送手段による転写材の搬送速度は前記第2の転写
位置における転写材の搬送速度よりも速く、かつ、前記
第2の転写位置における転写材の搬送速度は前記第2の
転写位置における前記中間転写体の移動速度よりも速い
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記第2の転写位置における前記転写手
段の移動速度は、前記第2の転写位置における前記中間
転写体の移動速度よりも速いことを特徴とする請求項1
の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記搬送位置から前記第2の転写位置ま
での距離は、転写材の搬送方向における長さよりも短い
ことを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。 - 【請求項4】 転写材が前記搬送位置と前記第2の転写
位置との間に存在するとき、転写材にループが形成され
ることを特徴とする請求項3の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記装置は、前記転写手段によりトナー
像を転写材に転写完了後、転写材上のトナー像を定着位
置で定着する移動可能な定着手段を備え、前記定着手段
による転写材の搬送速度は前記第2の転写位置における
転写材の搬送速度よりも遅いことを特徴とする請求項1
乃至4のいずれかの画像形成装置。 - 【請求項6】 転写材の搬送方向における前記第2の転
写位置から前記定着位置までの距離は、転写材の搬送方
向における長さよりも短いことを特徴とする請求項5の
画像形成装置。 - 【請求項7】 転写材が前記第2の転写位置と前記定着
位置との間に存在するとき、転写材にループが形成され
ることを特徴とする請求項6の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記転写手段はベルトを備え、前記ベル
トから転写材が分離される分離位置から前記定着位置ま
での距離は、転写材の搬送方向における長さよりも短い
ことを特徴とする請求項5の画像形成装置。 - 【請求項9】 転写材が前記分離位置と前記定着位置と
の間に存在するとき、転写材にループが形成されること
を特徴とする請求項8の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記定着手段は一対のローラを備える
ことを特徴とする請求項5の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記中間転写体の移動速度をV1 、前
記転写手段の移動速度をV2 、前記搬送手段の移動速度
V3 、前記定着手段の移動速度をV4 とすると、V4 <
V1 <V2 <V3 の関係が成立することを特徴とする請
求項5の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記転写手段はベルトを備え、前記搬
送位置から前記ベルトにより転写材が搬送開始される位
置までの距離は、転写材の搬送方向における長さよりも
短いことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかの画
像形成装置。 - 【請求項13】 転写材が前記搬送位置と前記ベルトに
より転写材が搬送開始される前記位置との間に存在する
とき、転写材にループが形成されることを特徴とする請
求項12の画像形成装置。 - 【請求項14】 前記像担持体の移動速度と前記中間転
写体の移動速度とは異なり、前記像担持体の移動速度に
対する前記中間転写体の移動速度の比は、0.99〜
1.01であることを特徴とする請求項1乃至13のい
ずれかの画像形成装置。 - 【請求項15】 前記像担持体の移動速度に対する前記
中間転写体の移動速度の比は、0.995〜1.005
であることを特徴とする請求項14の画像形成装置。 - 【請求項16】 前記像担持体の移動速度は前記中間転
写体の移動速度よりも速いことを特徴とする請求項14
又は15の画像形成装置。 - 【請求項17】 前記像担持体は複数色のトナー像を担
持可能であり、前記像担持体上の前記複数色のトナー像
は前記中間転写体の前記第1の転写位置にて順次重ねて
転写され、前記中間転写体上の前記複数色のトナー像は
前記第2の転写位置にて転写材に転写されることを特徴
とする請求項1乃至16のいずれかの画像形成装置。 - 【請求項18】 前記中間転写体の移動方向において前
記第1の転写位置から前記第2の転写位置までの距離
は、前記中間転写体に形成されるトナー像の長さよりも
短いことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかの画
像形成装置。 - 【請求項19】 前記第1の転写位置で前記像担持体か
ら前記中間転写体に前記複数色のトナー像のうち最終色
のトナー像が転写されるのと同時に、前記第2の転写位
置で前記中間転写体から転写材に前記複数色のトナー像
が転写されることを特徴とする請求項18の画像形成装
置。 - 【請求項20】 前記第2の転写位置で前記中間転写体
から転写材に前記複数色のトナー像が転写されるのと同
時に、前記第1の転写位置で前記像担持体から前記中間
転写体に次のトナー像が転写されることを特徴とする請
求項1乃至19のいずれかの画像形成装置。 - 【請求項21】 前記装置は、前記第2の転写位置で前
記中間転写体から転写材に転写後、前記中間転写体上に
残留する残留トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極
性に帯電する帯電手段を備え、前記第1の転写位置にお
いて、前記帯電手段により帯電された前記中間転写体上
の前記残留トナーが前記像担持体に転写されるのと同時
に、前記像担持体から前記中間転写体へ次のトナー像が
転写される電界が前記第1の転写手段により形成される
ことを特徴とする請求項1乃至20のいずれかの画像形
成装置。 - 【請求項22】 前記搬送手段は一対のローラを備える
ことを特徴とする請求項1乃至21のいずれかの画像形
成装置。 - 【請求項23】 前記転写手段はローラを備えることを
特徴とする請求項1乃至22のいずれかの画像形成装
置。
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-
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- 1998-06-25 JP JP10178807A patent/JPH1184910A/ja active Pending
- 1998-07-08 US US09/111,750 patent/US6026269A/en not_active Expired - Lifetime
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