JP3466968B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3466968B2
JP3466968B2 JP23246499A JP23246499A JP3466968B2 JP 3466968 B2 JP3466968 B2 JP 3466968B2 JP 23246499 A JP23246499 A JP 23246499A JP 23246499 A JP23246499 A JP 23246499A JP 3466968 B2 JP3466968 B2 JP 3466968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成を行う複
写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に関し、特に、
像担持体上にトナー像を中間転写体に転写し、その後、
中間転写体上のトナー像を転写材に転写する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、中間転写体を使用した4色フ
ルカラーの画像形成装置が知られている。画像形成プロ
セスを簡単に説明すると、感光体上にまず第1色目(イ
エロー)のトナー像を形成し、このトナー像を中間転写
体上に一次転写する。そして、この一次転写を他の3
色、すなわちマゼンタ、シアン、ブラックについても順
次行い、中間転写体上に4色のトナー像を重ねる。その
後、この4色のトナー像を二次転写部材によって用紙な
どの転写材Pに一括で二次転写することでフルカラー画
像を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の中間転写体を使用した画像形成装置では、感光体上
に形成したトナー像の中間転写体への一次転写は、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4回行われるが、
2回目のマゼンタの転写時に、既に中間転写体上に転写
されているイエロートナーが、一次転写部で中間転写体
から感光体側へ戻されてしまう場合がある。これは再転
写と言われるもので、同様にして、3回目のシアンの転
写時には既に中間転写体上に転写されているイエロート
ナー、マゼンタトナーが感光体に再転写され、4回目の
ブラックの転写時には既に中間転写体上に転写されてい
るイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーが感
光体に再転写される。
【0004】このように、先に一次転写されたトナーほ
ど、再転写する回数、即ち再転写する量が多くなってし
まうことにより、出力画像の濃度が低下するという問題
があった。即ち、出力画像の色味ムラが生じてしまっ
た。この再転写は、特に感光層が摩耗等で劣化した感光
体で発生しやすくなり、また、高温高湿環境下で顕著に
なる。
【0005】そこで、本発明の目的は、像担持体から中
間転写体に転写されたトナー像の濃度が低下してしまう
のを防止できる画像形成装置を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、以下の詳細な説明を
読むことにより明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は達成される。本発明は、像担持体と、前記像担持体
を帯電する帯電手段と、前記帯電手段により帯電された
前記像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、中
間転写体と、前記像形成手段により形成された前記像担
持体上のトナー像を転写位置で前記中間転写体に転写す
るために前記中間転写体に電圧を印加する電圧印加手段
と、を有し、前記電圧印加手段により前記中間転写体に
転写されたトナー像を転写材に転写する画像形成装置に
おいて、前記電圧印加手段により前記中間転写体に印加
される電圧は定電圧制御され、前記電圧印加手段により
前記中間転写体に電圧が印加され、前記電圧印加手段か
ら前記中間転写体に流れる電流を検知する検知手段と、
前記検知手段による検知結果に基づいて、前記帯電手段
により前記像担持体に印加される電圧、前記電圧印加手
段により前記中間転写体に印加される電圧の少なくとも
一方を制御する制御手段と、を有し、前記検知手段は、
前記帯電手段により帯電され、かつ、前記像形成手段に
よりトナー像が形成されていない前記像担持体と、前記
中間転写体に転写されたトナー像とが前記転写位置に存
在する期間に、検知作動を行うことを特徴とする。
【0008】本発明の他の実施態様によれば、複数の像
担持体と、前記複数の像担持体をそれぞれ帯電する複数
の帯電手段と、前記複数の帯電手段により帯電された前
記複数の像担持体上に複数色のトナー像をそれぞれ形成
する複数の像形成手段と、中間転写体と、前記複数の像
形成手段により形成された前記複数の像担持体上の複数
色のトナー像を各転写位置で前記中間転写体に順次重ね
て転写するために前記中間転写体に電圧を印加する複数
の電圧印加手段と、を有し、前記複数の電圧印加手段に
より前記中間転写体に転写された複数色のトナー像を転
写材に転写する画像形成装置において、前記複数の電圧
印加手段により前記中間転写体に印加される電圧は定電
圧制御され、前記帯電手段により帯電され、かつ、前記
像形成手段によりトナー像が形成されていない前記像担
持体と、前記中間転写体に転写されたトナー像とが前記
転写位置に存在する期間において、前記電圧印加手段に
より前記中間転写体に電圧が印加され、前記電圧印加手
段から前記中間転写体に流れる電流を検知する検知手段
と、前記検知手段による検知結果に基づいて、前記帯電
手段により前記像担持体に印加される電圧、前記電圧印
加手段により前記中間転写体に印加される電圧の少なく
とも一方を制御する制御手段と、を有することを特徴と
する画像形成装置。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
【0010】〈実施の形態1〉図1は、本実施の形態に
係る画像形成装置(本実施の形態では、4色フルカラー
のレーザビームプリンタ)を示す概略構成図である。
【0011】本画像形成装置は、像担持体としての回転
ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)
1を備えている。感光ドラム1の周囲には、帯電手段と
しての帯電ローラ2、露光装置(レーザ走査ユニット)
3、現像装置4、中間転写体である中間転写ドラム6、
クリーニング装置7が配設されている。また、用紙など
の転写材Pの搬送方向の上流側から順に、二次転写ベル
ト8、定着装置9が配設されている。中間転写ドラム6
の外周上には中間転写ドラムクリーニングローラ10が
配設され、また、中間転写ドラム6の表面に対向するよ
うにして濃度制御用の濃度検知センサー11が配設され
ている。
【0012】感光ドラム1は、図2に示すように、肉厚
1mmのアルミニウムシリンダからなる円筒状基体1b
の外周面に、ポリカーボネートをメインバインダーとし
た有機感光層1aを形成して構成されており、その外径
は30mmである。この感光ドラム1は、通常の画像形
成プロセスでは、100mm/秒の周速度により矢印a
方向(反時計方向)に回転駆動される。
【0013】感光層は、表層として電荷輸送層(CT
層)と、その内側に電荷発生層と、を備えており、CT
層の体積抵抗率は1012〜1015Ω・cmが好ましい。
従って感光層全体の体積抵抗率は1012〜1015Ω・c
mが好ましい。
【0014】体積抵抗率の測定法を図8を用いて説明す
る。図示のように面積Sの導電シート(アルミハク等)
を感光体表面に貼り付け、この導電シートと基体1bと
の間に所定の電圧を印加し、そのとき流れる電流値Iに
よって以下の式より求められる。
【0015】ここで、印加電圧Vは1000Vで、測定
環境は23℃,60%RHであった。
【0016】
【外1】 t:感光層の厚み
【0017】帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に接触
配置されて回転駆動され、一次帯電電源14から帯電ロ
ーラ2に対して所定の帯電バイアスを印加して、感光ド
ラム1を所定の極性、電位(例えば、−550V)に帯
電する。本実施例では、AC電圧とDC電圧とを重畳し
た電圧が印加される。
【0018】露光装置3は、入力される画像情報に応じ
てレーザー光による露光を、帯電処理された感光ドラム
1上に行って静電潜像を形成する。本実施の形態では、
露光後の感光ドラム1表面の未露光部分(暗部電位)を
約−550V、露光部分電位を約−180Vとした。
【0019】現像装置4は、イエロー(Y)現像器4
a、シアン(C)現像器4b、マゼンタ(M)現像器4
c、及びブラック(Bk)現像器4dを備えている。イ
エロー(Y)現像器4a、シアン(C)現像器4b、マ
ゼンタ(M)現像器4c、は回転体5に搭載されてお
り、回転駆動装置(不図示)による回転体5の矢印b方
向(時計方向)の回転によって、イエロー(Y)現像器
4a、シアン(C)現像器4b、マゼンタ(M)現像器
4c、が現像過程で感光ドラム1と対向する位置に配置
される。ブラック(Bk)現像器4dは固定配置されて
いる。これらの現像器4a、4b、4c、4dによって
感光ドラム1上に形成した静電潜像にトナーを付着させ
てトナー像として現像する。本実施の形態では、各現像
器4a、4b、4c、4dに約−350Vの現像バイア
スを印加して、感光ドラム1表面の露光部分電位部を負
帯電性のネガトナーで現像して、静電潜像を顕像化す
る。
【0020】クリーニング装置7はクリーニングブレー
ドを有し、中間転写ドラム6に一次転写されないで感光
ドラム1上に残った一次転写残トナーをクリーニングブ
レードでかきとって除去する。
【0021】中間転写ドラム6は、一次転写ニップ部N
で感光ドラム1表面に当接し、さらに二次転写ニップ部
Mで二次転写ベルト8表面に当接しており、矢印c方向
(時計方向)に回転する。中間転写ドラム6には転写手
段としての一次転写バイアス電源15が接続されてお
り、一次転写バイアス電源15から中間転写ドラム6の
芯金(不図示)に所定の一次転写バイアス(本実施の形
態では+200V)が印加され、これにより感光ドラム
1上のトナー像は、一次転写ニップ部Nにおいて感光ド
ラム1と中間転写ドラム6との間の電位差(750V)
によって、中間転写ドラム6上に一次転写される。
【0022】中間転写ドラム2は、図2に示すように、
肉厚3mmのアルミニウムシリンダからなる円筒状の基
体6bの外周面に、肉厚5mmのシリコンゴム製の弾性
抵抗層6aを形成して構成されており、弾性抵抗層6a
は、シリコンゴム中に導電性粒子のカーボンを分散させ
ることによって、抵抗値を10 〜1012Ωcmに
調整してある。中間転写ドラム6の外径は100mmで
あり、弾性抵抗層6aの硬度は30°(JIS A)で
ある。また、中間転写ドラム2は、加圧手段(不図示)
により感光ドラム1と総圧500gfで互いに圧接さ
れ、感光ドラム1の周速度と略等速の周速度をもって回
転される。
【0023】中間転写体の全体の体積抵抗率は105
109Ω・cmが好ましい。
【0024】測定法は、JIS K6911に準拠し、
測定環境は23℃,60%RHである。なお、印加電圧
は適宜設定すれば良い。
【0025】二次転写ベルト8は、二次転写ローラ12
と駆動ローラ13によって伸張懸架されており、駆動ロ
ーラ13の回転駆動によってベルト上面が矢印d方向に
回動する。二次転写ベルト8は中間転写ドラム6に対し
て当接離間自在に設置されている。また、二次転写ロー
ラ12には二次転写バイアス電源(不図示)が接続され
ており、二次転写ローラ12に所定の二次転写バイアス
を印加する。
【0026】定着装置9は、定着ローラ9aと加圧ロー
ラ9bを有しており、定着ローラ9aと加圧ローラ9b
との間の定着ニップ部に未定着トナー像が転写されてい
る転写材Pを挟持搬送しながら、転写材Pを加熱、加圧
してトナー像を定着する。
【0027】中間転写ドラム用の帯電ローラ10にはバ
イアス電源(不図示)が接続されており、転写材Pに転
写されないで中間転写ドラム6の表面に残った二次転写
残トナーを除去する。なお、中間転写ドラムクリーニン
グローラ10は、中間転写ドラム6上の二次転写残トナ
ーをトナーの正規の帯電極性と逆極性(プラス)に帯電
するものであり、この逆極性に帯電された二次転写残ト
ナーは、感光ドラム1上のトナー像の中間転写ドラム6
上への一次転写と同時に、逆に中間転写ドラム6から感
光ドラム1に移送されて、クリーニング装置7によって
除去される。
【0028】濃度検知センサー11は、不図示の発光部
と受光部とを備えており、感光ドラム1から中間転写ド
ラム6の表面上に転写された濃度検知用トナー像(不図
示)に対して濃度検知センサー11の発光部(不図示)
からスポット光を照射してその反射光を受光部(不図
示)で受光し、受光した光量によって濃度を検知するも
のである。濃度検知センサー11には制御装置(CP
U)17が接続されている。
【0029】中間転写ドラム6には、図2に示すよう
に、一次転写バイアス電源15から中間転写ドラム6に
一次転写バイアスを印加した時に流れる電流(一次転写
電流)の値を検知する電流値検知装置16が接続されて
いる。
【0030】制御装置17は、濃度検知センサー11か
ら入力される受光光量情報に基づいて、現像装置4の現
像バイアス等の画像形成条件を変更して画像濃度が適切
になるように制御する。
【0031】また、制御装置17は、感光ドラム1と中
間転写ドラム6との間に流れる電流(一次転写電流)の
値が所定値以下となるように、本実施の形態では一次帯
電電源14を制御して、感光ドラム1の帯電電位を所定
値に設定するように制御する(詳細は後述する)。
【0032】次に、上述した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0033】画像形成時には、感光ドラム1は所定の周
速度(プロセススピード)で矢印方向に回転駆動され、
一次帯電電源14より所定の帯電バイアスが印加された
帯電ローラ2により所定の極性、電位に帯電される。
【0034】そして、帯電された感光ドラム1上に露光
装置3によりレーザ光による画像露光が与えられて、目
的のカラー画像の第1の色成分像(例えば、イエロー成
分像)に対応した静電潜像が形成される。次いで、その
静電潜像がイエロー(Y)現像器4aにより第1色であ
るイエロートナーにより現像される。
【0035】感光ドラム1上に形成担持された前記第1
色のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間転写ドラ
ム6との間の一次転写ニップ部Nを通過する過程で、こ
の一次転写ニップ部Nでの圧力と一次転写バイアス電源
15(定電圧電源)より中間転写ドラム6に印加される
一次転写バイアス(一次転写バイアスは定電圧制御され
る)により形成される電界とによって、中間転写ドラム
6の外周面に一次転写(中間転写)されていく。
【0036】イエロートナー像が一次転写された後の感
光ドラム1上に残留した一次転写残トナーは、クリーニ
ング装置7によって除去され次の色のトナー像の形成に
供される。
【0037】以下、同様にしてマゼンタ(M)現像器4
b、シアン(C)現像器4c、及びブラック(Bk)現
像器4dにより感光ドラム1上にそれぞれ形成担持され
た第2色のマゼンタトナー像、第3色のシアントナー
像、第4色のブラックトナー像が順次中間転写ドラム6
上に重畳され、目的のカラー画像に対応した合成カラー
トナー像が形成される。
【0038】この際、感光ドラム1から中間転写ドラム
6への第1〜第4色のトナー像の順次重畳転写のための
一次転写バイアス電源15から印加される一次転写バイ
アスは、トナーと逆極性(正極性)である。なお、感光
ドラム1から中間転写ドラム6への第1〜第4色のトナ
ー像の順次重畳転写工程において、二次転写ベルト8及
び中間転写ドラムクリーニングローラ10は中間転写ド
ラム6から離間している。
【0039】そして、中間転写ドラム6上の合成カラー
トナー画像の先端に合わせて、所定のタイミングで用紙
などの転写材Pが給送される。
【0040】そして、二次転写ニップ部Mに至る給紙経
路を転写材Pが通過するタイミングで、二次転写ベルト
8が中間転写ドラム6に当接するように離間位置から移
動し、二次転写バイアス電源(不図示)により所定の二
次転写バイアスが二次転写ローラ12に印加され、転写
材P上に合成カラートナー像が一括で二次転写される。
【0041】そして、合成カラートナー像が転写された
転写材Pは、二次転写ベルト8の搬送方向下流側で曲率
分離されて定着装置9の定着ローラ9aと加圧ローラ9
bとの間に挟持搬送されて加熱、加圧され、表面に合成
カラートナー像が定着されて出力される。
【0042】また、中間転写ドラム6上に二次転写され
ずに残った二次転写残トナーは、バイアスが印加された
中間転写体用の帯電ローラ10によって正極性に転換さ
れて、感光ドラム1に静電的に転写され、中間転写ドラ
ム6上は清掃される。感光ドラム1上に転写された二次
転写残トナーはその後、クリーニング装置5によって回
収される。
【0043】次に、上記した再転写の発生を防止する制
御について説明する。本実施の形態では、感光ドラム1
の帯電電位を所定値に設定するようにした。
【0044】(1)画像を形成していない制御モード時
(非画像形成時)に、二次転写ベルト8、帯電ローラ1
0を中間転写ドラム6から離間させ、感光ドラム1上に
第1色目のイエローのべ夕画像(最大濃度画像)をスラ
スト全幅に作像し、中間転写ドラム6に一次転写する。
【0045】(2)第2色目のマゼンタトナー像の一次
転写工程を想定して、感光ドラム1の表面を帯電ローラ
2により暗部電位Vd[V]に一様帯電しておき、一次
転写バイアス電源15により所定の電圧値Vt[V]に
定電圧制御された直流バイアスを中間転写ドラム6に印
加し、このとき発生した一次転写電流(直流電流)値I
tm[μA]を電流値検知装置16により検知する。電
流値検知装置16による一次転写電流値Itmの検知時
には、中間転写ドラム6上はイエロートナーを介して感
光ドラム1に接している。この時には、実際にマゼンタ
の画像を作像するわけではなく、直流バイアスのみ印加
する。
【0046】(3)第3色目のシアントナー像及び第4
色目のブラックトナー像の一次転写工程も同様に想定し
て、感光ドラム1の表面を帯電ローラ2により暗部電位
Vd[V]に一様帯電しておき、一次転写バイアス電源
15により所定の電圧値Vt[V]に定電圧制御された
直流バイアスを中間転写ドラム6に印加し、このとき発
生した一次転写電流値Itc、Itk[μA]を電流値
検知装置16により検知する。この時も同様に、シア
ン、ブラックの画像を作像するわけではなく、直流バイ
アスのみ印加する。
【0047】上記(1)〜(3)で1組みの電流測定と
なる。なお、(1)〜(3)において上記Vdを例えば
−600V、上記Vtを例えば300Vとした。
【0048】(4)上記Vdを変更して、上記(1)〜
(3)を繰り返す。
【0049】例えば、Vd=−550V、−500V、
−450V、−400V、−350Vに変更した時の直
流電流値Itm、Itc、Itkを順次測定する。
【0050】(5)上記各VdのItm、Itc、It
kの全てが上記Ith以下のVdのうち、絶対値が最大
のVdを画像形成時の感光ドラム1の暗部電位Vdとす
る。
【0051】例えば、Ithを1μAとし、測定結果
が、 Vd=−600Vのとき、 Itm=20μA、Itc=21μA、Itk=22μ
A Vd=−550Vのとき、 Itm=12μA、Itc=13μA、Itk=14μ
A Vd=−500Vのとき、 Itm=5μA、Itc=6μA、Itk=7μA Vd=−450Vのとき、 Itm=1μA、Itc=1μA、Itk=2μA Vd=−400Vのとき、 Itm=0μA、Itc=0μA、Itk=1μA Vd=−350Vのとき、 Itm=0μA、Itc=0μA、Itk=0μA となった場合、Itm、Itc、Itkの全てがIth
=1μA以下のVdは−400Vとなる。このとき、画
像形成時の感光ドラム1の暗部電位Vd=−400Vと
する。
【0052】(6)上記(5)で決定した感光ドラム1
の暗部電位Vdで濃度制御を行う。
【0053】濃度制御は、中間転写ドラム6上に形成さ
れた不図示の濃度検知用トナー像(パッチパターン)の
濃度を濃度検知センサー11によって検出し、濃度検知
センサー11で検知した濃度検知用トナー像の濃度情報
に基づいて、最適濃度となるような現像バイアスVdc
を決定するよう制御装置17で制御して行う。
【0054】本発明者の検討によると、図3に示すよう
に、一次転写バイアス電源15から中間転写ドラム6に
流れる一次転写電流が増えると再転写のトナー量も増え
ることが分かっている。再転写のトナー量は、重量測定
するか、テープ剥離して転写材に貼り付けて反射濃度を
測定することなどで定量的に測定できる。なお、図3に
おいて、縦軸の再転写の「良」は再転写が少ないことを
示しており、「悪」は再転写が多いことを示している。
【0055】このように本実施の形態では、一次帯電電
源14による帯電バイアスを制御して感光ドラム1の帯
電電位(暗部電位)Vdを約−400Vにすることによ
り、感光ドラム1と中間転写ドラム6との間に流れる一
次転写電流値Ithを1μAとすることで再転写量を減
らすことができ、濃度低下のない出力画像を得ることが
できた。
【0056】なお、本実施の形態では、Ith=1μA
としたが、好ましくは一次転写電流値Ith=0μAが
より再転写が少なくなる。
【0057】また、一次転写電流Ithが所定値以下
で、絶対値が最大の感光ドラム1の暗部電位Vdを選択
するのは、コントラスト電位(現像バイアスVDCとVL
との差)、カブリ電位(VDと現像バイアスVDCとの
差)を大きくしたいためである。このことで、出力画像
の階調性を確保し、カブリを発生しにくくすることがで
きる。
【0058】〈実施の形態2〉本実施の形態も図1に示
した画像形成装置を用いて説明する。本実施の形態で
は、画像形成動作は実施の形態1と同様なので、再転写
の発生を防止する制御のみについて説明する。本実施の
形態では、中間転写ドラム6の一次転写電位を所定値に
設定するようにした。
【0059】(1)画像を形成していない制御モード時
(非画像形成時)に、二次転写ベルト8、帯電ローラ1
0を中間転写ドラム6から離間させ、感光ドラム1上に
第1色目のイエローのべ夕画像をスラスト全幅に作像
し、中間転写ドラム6に一次転写する。
【0060】(2)第2色目のマゼンタトナー像の一次
転写工程を想定して、感光ドラム1の表面を帯電ローラ
2により暗部電位Vd[V]に一様帯電しておき、一次
転写バイアス電源15により所定の電圧値(検知電圧)
Vt[V]に定電圧制御された直流バイアスを中間転写
ドラム6に印加し、このとき発生した一次転写電流値I
tm[μA]を電流値検知装置16により検知する。電
流値検知装置16による一次転写電流値Itmの検知時
には、中間転写ドラム6上はイエロートナーを介して感
光ドラム1に接している。この時には、実際にマゼンタ
の画像を作像するわけではなく、直流バイアスのみ印加
する。
【0061】(3)第3色目のシアントナー像及び第4
色目のブラックトナー像の一次転写工程も同様に想定し
て、感光ドラム1の表面を帯電ローラ2により暗部電位
Vd[V]に一様帯電しておき、一次転写バイアス電源
15により所定の電圧値Vt[V]に定電圧制御された
直流バイアスを中間転写ドラム6に印加し、このとき発
生した一次転写電流値Itc、Itk[μA]を電流値
検知装置16により検知する。この時も同様に、シア
ン、ブラックの画像を作像するわけではなく、直流バイ
アスのみ印加する。
【0062】上記(1)〜(3)で1組みの電流測定と
なる。なお、(1)〜(3)においてVdを例えば−6
00V、Vtを例えば300Vとした。
【0063】(4)Vt[V]を変更して、上記(1)
〜(3)を繰り返す。
【0064】例えば、Vt=250V、200V、15
0V、100V、50Vに変更した時の直流電流値It
m、Itc、Itkを順次測定する。
【0065】(5)上記各VtのItm、Itc、It
kの全てが上記Ith以下のVdのうち、絶対値が最大
のVtを画像形成時の一次転写電位Vdとする。
【0066】例えば、Ithを1μAとし、測定結果
が、 Vt=300Vのとき、 Itm=20μA、Itc=21μA、Itk=22μ
A Vt=250Vのとき、 Itm=12μA、Itc=13μA、Itk=14μ
A Vt=200Vのとき、 Itm=5μA、Itc=6μA、Itk=7μA Vt=150Vのとき、 Itm=1μA、Itc=1μA、Itk=2μA Vt=100Vのとき、 Itm=0μA、Itc=0μA、Itk=1μA Vt=50Vのとき、 Itm=0μA、Itc=0μA、Itk=0μA となった場合、Itm、Itc、Itkの全てがIth
=1μA以下のVtは100Vとなる。このとき、画像
形成時の一次転写電位Vt=100Vとする。
【0067】(6)上記(5)で決定した一次転写電位
Vtで濃度制御を行う。
【0068】濃度制御は、中間転写ドラム6上に形成さ
れた不図示の濃度検知用トナー像(パッチパターン)の
濃度を濃度検知センサー11によって検出し、濃度検知
センサー11で検知した濃度検知用トナー像の濃度情報
に基づいて、最適濃度となるような現像バイアスVdc
を決定するよう制御装置17で制御して行う。
【0069】このように本実施の形態では、中間転写ド
ラム6の一次転写電位Vtを100Vに設定することに
より、感光ドラム1と中間転写ドラム6との間に流れる
一次転写電流値Ithを1μAとすることで再転写量を
減らすことができ、濃度低下のない出力画像を得ること
ができた。なお、本実施の形態では、なお、本実施の形
態では、Ith=1μAとしたが、好ましくはIth=
0μAがより再転写が少なくなる。
【0070】なお、本実施の形態では上記(6)の濃度
制御は必ずしも行わなくてもよい。
【0071】また、Ithが所定値以下で、絶対値が最
大のVtを選択するのは、転写性を維持したいためであ
る。転写電位を下げると若干転写効率が落ちるからであ
る。
【0072】〈実施の形態3〉本実施の形態も図1に示
した画像形成装置を用いて説明する。本実施の形態で
は、画像形成動作は実施の形態1と同様なので、再転写
の発生を防止する制御のみについて説明する。本実施の
形態では、一次帯電電源14による帯電バイアス(感光
ドラム1の帯電電位)と中間転写ドラム6の一次転写電
圧を所定値に設定するようにした。
【0073】実施の形態1、2の上記(1)〜(3)ま
での動作を同様に行って、一次帯電電源14による帯電
バイアス(感光ドラム1の帯電電位)及び中間転写ドラ
ム6の一次転写電圧をそれぞれ可変させた。即ち、 Vd=−600Vのとき、 Vt=300V、250V、200V、150V、10
0V、50V Vd=−550Vのとき、 Vt=300V、250V、200V、150V、10
0V、50V Vd=−500Vのとき、 Vt=300V、250V、200V、150V、10
0V、50V Vd=−450Vのとき、 Vt=300V、250V、200V、150V、10
0V、50V Vd=−400Vのとき、 Vt=300V、250V、200V、150V、10
0V、50V Vd=−350Vのとき、 Vt=300V、250V、200V、150V、10
0V、50V の36通り行った。
【0074】以上の組合せの中から、実施の形態1、2
と同様にItm、Itc、Itkの全てが所定値のIt
h以下のVd、Vtの設定を選ぶ。Vd、Vtの可変量
はVtをなるべく変化させないようにVdを選択する。
これは転写性を維持するためである。
【0075】このように本実施の形態では、Vd、Vt
を共に可変とすることにより、感光ドラム1と中間転写
ドラム6との間に流れる一次転写電流値Ithを所定値
以下とすることでより効果的に再転写量を減らすことが
でき、濃度低下のない出力画像を得ることができる。
【0076】また、上記実施の形態1、2においては、
イエローベタ画像のみ作像してItm、Itc、Itk
を検知しているが、これは第1色目がイエローの色だか
らであり、色順が異なるときはこの限りではない。即
ち、第1色目の色を作像し、第2色目から第4色目の一
次転写工程を想定して、そのとき流れる電流を検知すれ
ばよい。
【0077】また、トナー像転写後、そのトナー像が1
次転写部Nを通過する回数が多いほど再転写の回数が多
くなり、中間転写ドラム6上の第1色目のトナー像のト
ナー量が減るため、上記実施の形態1、2では、 Itm<Itc<Itk となる。このため、Itkのみ検知して上記した制御を
行った方が簡単な場合であり、十分再転写に対する効果
が得られる場合もある。
【0078】逆に複雑にはなるが、第2色目のトナー像
を作像し、第3色目および第4色目の一次転写時の電流
を検知してもよいし、第3色目のトナー像も作像して第
4色目の一次転写時の電流を検知してもよい。この時、
中間転写ドラム6上の主走査方向の異なる位置に複数色
形成し、1度の画像形成で1度に複数色の電流をタイミ
ングを変えて検知してもよく、この場合、本制御のタク
トタイムが短くなる。
【0079】また、前記制御時に作像する画像は、スラ
スト全幅のべ夕画像であったが、ハーフトーンや階調パ
ッチ、2次色、3次色など制御毎に固定されていれば、
これに限らない。
【0080】前記VdおよびVtの値をふるときに、1
度の画像形成で複数のVdおよびVtをタイミングを変
えて設定し、電流を検知してもよく、このことで本制御
のタクトタイムを短くできる。
【0081】更に、感光ドラム1の帯電電位、中間転写
ドラム6の一次転写電位を電位計でモニターしフィード
バックすることで、より高精度に制御することも可能で
ある。
【0082】また、VdとVtとの差の絶対値に上限を
設け、その範囲内で前記制御を行うことで、より再転写
に効果的な場合もある。
【0083】また、Vd、VL、Vtの値は本実施の形
態に限るものではなく、それぞれの系に最適化すれば同
様の効果が得られる。
【0084】〈実施の形態4〉図4は、本実施の形態に
係る画像形成装置を示す概略構成図である。なお、図1
に示した実施の形態1の画像形成装置と同一部材には同
一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0085】再転写が高温高湿環境下で発生しやすいこ
とから、本実施の形態では、図4に示すように温度・湿
度検知センサー18を画像形成装置内に設け、検知した
温度・湿度情報を制御装置17に入力する。制御装置1
7は入力した温度・湿度情報に基づいて、温度・湿度が
高温・高湿の場合(例えば、温度30℃、湿度80%)
に、上記実施の形態1、2、3の再転写の発生を防止す
る制御のように、一次帯電電源14による帯電バイアス
(感光ドラム1の帯電電位)及び/又は一次転写電圧を
所定値に設定すようにした。
【0086】このように本実施の形態においても、再転
写量を減らすことができ、濃度低下のない出力画像を得
ることができる。
【0087】〈実施の形態5〉図5は、本実施の形態に
係る画像形成装置を示す概略構成図である。なお、図1
に示した実施の形態1の画像形成装置と同一部材には同
一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0088】再転写は、感光ドラムが耐久して感光層
(即ち、CT層)の膜圧が減少していくにつれて発生し
やすいことから、本実施の形態では、図5に示すように
感光ドラム寿命検知センサー19(膜圧検知センサー)
を設け、検知した感光ドラム寿命情報を制御装置17に
入力する。制御装置17は入力した感光ドラム寿命情報
による感光ドラム1の寿命の進行に応じて、上記実施の
形態1、2、3の再転写の発生を防止する制御をオン/
オフして、感光ドラム1と中間転写ドラム6との間に流
れる一次転写電流値Ithを所定値以下にするようにし
た。
【0089】このように本実施の形態においても、再転
写量を減らすことができ、濃度低下のない出力画像を得
ることができる。
【0090】なお、実施の形態4、5における、温度・
湿度制御や感光ドラム1の寿命による制御は、高温高湿
環境下で感光ドラム1や中間転写ドラム6等の電気抵抗
が低下すること、感光ドラム1の耐久により感光ドラム
1の感光層が削れることで電気抵抗が低下すること等に
より、一次転写時の電流が大きくなることによるもので
あり、画像形成装置の構成によってはこの限りではな
い。
【0091】〈実施の形態6〉図6は、本実施の形態に
係る画像形成装置を示す概略構成図である。なお、図1
に示した実施の形態1の画像形成装置と同一部材には同
一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0092】本実施の形態では、図6に示すように中間
転写ドラム6の表面に対向してトナー像反射濃度センサ
ー20を設け、検知した二次転写前のトナー像の反射濃
度情報を制御装置17に入力する。制御装置17は入力
したトナー像の反射濃度情報に基づいて、再転写が発生
しているかを判断し、再転写が発生していると判断した
場合は、上記実施の形態1〜5の再転写の発生を防止す
る制御をオン/オフして、感光ドラム1と中間転写ドラ
ム6との間に流れる一次転写電流値Ithを所定値以下
にするようにした。
【0093】このように本実施の形態においても、再転
写量を減らすことができ、濃度低下のない出力画像を得
ることができる。
【0094】上記した各実施の形態では、中間転写体と
して中間転写ドラムを例に挙げて説明したが、本発明は
中間転写体であればドラム状のものに限らず、ベルト状
の中間転写体でも効果は同じである。
【0095】〈実施の形態7〉また、本発明は、図7に
示すような複数の画像形成部が設けられたタンデム型の
画像形成装置にも適用できる。なお図7において、実施
例1〜6と同じ部材には同符号を付し説明は省略する。
この画像形成装置について簡単に説明すると、感光ドラ
ム1a〜1dに順次形成される各色トナー像を中間転写
ベルト35に、転写手段としての電源(不図示)及び転
写ブレード(30a〜30d)により順次重ねて転写さ
れる。その後、このトナー像が搬送されてくるタイミン
グで、転写材Pを給送し、中間転写ベルトから転写材へ
トナー像を2次転写ローラ33により静電的に転写す
る。
【0096】本実施の形態では、中間転写体、感光体の
体積抵抗率は実施の形態1〜6と同様であり、転写手段
としての転写ブレードの体積抵抗率は105Ω・cmよ
り小さいものが好ましい。測定法はJIS K6911
に準拠し、測定環境は23℃,60&RHであった。な
お印加電圧は適宜設定すれば良い。
【0097】即ち、以上の実施の形態1〜6についても
同様であるが、本発明は感光体の実抵抗値(ある電圧
(電流)を印加したときに流れる電流(発生する電圧)
によって決まる)が中間転写体(及び転写ブレード)の
実抵抗値の1/10以下の系において顕著な課題、即
ち、感光体の劣化により感光体の抵抗が低下することに
よる再転写を防止することができる。
【0098】このような画像形成装置では、感光ドラム
の製造上の誤差や劣化度合い(削れ具合い)が異る場合
があるので、本発明は特に有効である。
【0099】即ち、本画像形成装置においても、実施例
1〜6と同様に、1次帯電電源2aー2dによる帯電バ
イアス(感光ドラム1a〜1dの帯電電位)及び/又は
転写ブレード30a〜30dを介して中間転写ベルト3
5に印加する1次転写電圧を制御装置により制御する。
【0100】従って、本画像形成装置においても、濃度
低下のない、即ち、色味ムラのない出力画像を得ること
ができる。
【0101】本実施の形態では中間転写体として中間転
写ベルトを例に説明したが、これに限らずドラム形状の
ものでも良い。
【0102】以上の実施の形態1〜7において、非画像
形成時とは、画像形成開始信号が入力されてから感光ド
ラム上への像形成(露光)が開始されるまでの期間、い
わゆる前回転時や画像形成後の後回転時を指すが、より
厳密に制御するには連続画像形成時のいわゆる紙間時に
行うことで、より効果を上げることが出来る場合もあ
る。
【0103】以上において説明した実施の形態1〜7を
本発明の作用効果が得られるのであれば、適宜組み合わ
せても良い。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写体上に転写されたトナー像が像担持体に戻って
しまうのを防止することができ、濃度低下のない良好な
画像を得ることができる。また、中間転写体に転写され
たトナー像が像担持体に戻ってしまうのを防止すること
ができ、色味変動、濃度低下のない良好な画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、2、3に係る画像形成
装置を示す概略構成図。
【図2】感光ドラムと中間転写ドラムを示す図。
【図3】一次転写電流と再転写との関係を示す図。
【図4】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図5】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図6】本発明の実施の形態6に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図7】本発明が適用できる他の画像形成装置を示す概
略構成図。
【図8】測定法を示す概略構成図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−142894(JP,A) 特開 平10−186785(JP,A) 特開 平5−165383(JP,A) 特開 平10−20679(JP,A) 特開 平9−327943(JP,A) 特開 平7−209931(JP,A) 特開 平7−261580(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16 - 15/16 107

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体を帯電する帯
    電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体
    上にトナー像を形成する像形成手段と、中間転写体と、
    前記像形成手段により形成された前記像担持体上のトナ
    ー像を転写位置で前記中間転写体に転写するために前記
    中間転写体に電圧を印加する電圧印加手段と、を有し、
    前記電圧印加手段により前記中間転写体に転写されたト
    ナー像を転写材に転写する画像形成装置において、 前記電圧印加手段により前記中間転写体に印加される電
    圧は定電圧制御され、 前記電圧印加手段により前記中間転写体に電圧が印加さ
    れ、前記電圧印加手段から前記中間転写体に流れる電流
    を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて、前記帯電手段
    により前記像担持体に印加される電圧、前記電圧印加手
    段により前記中間転写体に印加される電圧の少なくとも
    一方を制御する制御手段と、を有し、 前記検知手段は、前記帯電手段により帯電され、かつ、
    前記像形成手段によりトナー像が形成されていない前記
    像担持体と、前記中間転写体に転写されたトナー像とが
    前記転写位置に存在する期間に、検知作動を行う ことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電手段により前記像担持体に印加
    される電圧、前記電圧印加手段により前記中間転写体に
    印加される電圧の少なくとも一方を前記制御手段により
    制御するために、前記期間は複数回設けられることを特
    徴とする請求項の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記検知手段による複
    数の検知結果に基づいて、前記帯電手段により前記像担
    持体に印加される電圧、前記電圧印加手段により前記中
    間転写体に印加される電圧の少なくとも一方を制御する
    ことを特徴とする請求項の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧印加手段は定電圧電源を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかの画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧印加手段は前記中間転写体のト
    ナー像が転写される側と反対側に接触する電極を備え、
    前記定電圧電源は前記電極に電圧を供給することを特徴
    とする請求項の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記電圧印加手段によ
    り前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写す
    るとき、前記電圧印加手段から前記中間転写体に流れる
    電流の絶対値を所定値以下になるように制御することを
    特徴とする請求項1乃至のいずれかの画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記所定値は1μAであることを特徴と
    する請求項の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記帯電手段により前
    記像担持体に印加される電圧と、前記電圧印加手段によ
    り前記中間転写体に印加される電圧と、の差を所定範囲
    内になるように制御することを特徴とする請求項1乃至
    のいずれかの画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置は前記像担持体の帯電
    電位を検知する電位検知手段を有し、前記制御手段は、
    前記電位検知手段による検知結果に基づいて、前記帯電
    手段により前記像担持体に印加される電圧を制御するこ
    とを特徴とする請求項1乃至のいずれかの画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段により設定された電圧値
    を用いて前記帯電手段により前記像担持体は帯電され、
    前記像形成手段により前記像担持体上にトナー像が形成
    されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかの画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段により設定された電圧値
    を用いて、前記電圧印加手段により前記像担持体上のト
    ナー像は前記中間転写体に転写されることを特徴とする
    請求項10の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置は前記中間転写体上
    に転写されたトナー像の濃度を検知する濃度検知手段を
    有し、前記制御手段は、前記濃度検知手段による検知結
    果に基づいて、前記像形成手段により前記像担持体上に
    形成するトナー像の濃度を制御することを特徴とする請
    求項11の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記画像形成装置は装置内の温度及び
    湿度を検知する温湿度検知手段を有し、前記温湿度検知
    手段による検知結果に応じて、前記制御手段は制御作動
    を行うかどうかを決定することを特徴とする請求項1乃
    12のいずれかの画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記画像形成装置は前記像担持体の寿
    命を検知する寿命検知手段を有し、前記制御手段は、前
    記寿命検知手段による検知結果に応じて、前記制御手段
    は制御作動を行うかどうかを決定することを特徴とする
    請求項1乃至13のいずれかの画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記寿命検知手段は、前記像担持体の
    感光層の厚みを検知することを特徴とする請求項14
    画像形成装置。
  16. 【請求項16】 複数の像担持体と、前記複数の像担持
    体をそれぞれ帯電する複数の帯電手段と、前記複数の帯
    電手段により帯電された前記複数の像担持体上に複数色
    のトナー像をそれぞれ形成する複数の像形成手段と、中
    間転写体と、前記複数の像形成手段により形成された前
    記複数の像担持体上の複数色のトナー像を各転写位置で
    前記中間転写体に順次重ねて転写するために前記中間転
    写体に電圧を印加する複数の電圧印加手段と、を有し、
    前記複数の電圧印加手段により前記中間転写体に転写さ
    れた複数色のトナー像を転写材に転写する画像形成装置
    において、 前記複数の電圧印加手段により前記中間転写体に印加さ
    れる電圧は定電圧制御され、 前記帯電手段により帯電され、かつ、前記像形成手段に
    よりトナー像が形成されていない前記像担持体と、前記
    中間転写体に転写されたトナー像とが前記転写位置に存
    在する期間において、前記電圧印加手段により前記中間
    転写体に電圧が印加され、前記電圧印加手段から前記中
    間転写体に流れる電流を検知する検知手段と、 前記検知手段による検知結果に基づいて、前記帯電手段
    により前記像担持体に印加される電圧、前記電圧印加手
    段により前記中間転写体に印加される電圧の少なくとも
    一方を制御する制御手段と、を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記期間は前記各転写位置毎にそれぞ
    れ設けられ、前記検知手段は、前記複数の電圧印加手段
    により前記中間転写体に電圧が印加され、前記複数の電
    圧印加手段から前記中間転写体に流れる電流値をそれぞ
    れ検知することを特徴とする請求項16の画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、前記検知手段による
    複数の検知結果に基づいて、前記複数の帯電手段により
    前記複数の像担持体に印加される電圧、前記複数の電圧
    印加手段により前記中間転写体に印加される電圧の少な
    くとも一方を制御することを特徴とする請求項17の画
    像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記電圧印加手段は定電圧電源を備え
    ることを特徴とする請求項16乃至18のいずれかの画
    像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記電圧印加手段は前記中間転写体の
    トナー像が転写される側と反対側に接触する電極を備
    え、前記定電圧電源は前記電極に電圧を供給することを
    特徴とする請求項19の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、前記電圧印加手段に
    より前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写
    するとき、前記電圧印加手段から前記中間転写体に流れ
    る電流の絶対値を所定値以下になるように制御すること
    を特徴とする請求項16乃至20のいずれかの画像形成
    装置。
  22. 【請求項22】 前記所定値は1μAであることを特徴
    とする請求項21の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、前記帯電手段により
    前記像担持体に印加される電圧と、前記電圧印加手段に
    より前記中間転写体に印加される電圧と、の差を所定範
    囲内になるように制御することを特徴とする請求項16
    乃至22のいずれかの画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記画像形成装置は前記複数の像担持
    体の帯電電位をそれぞれ検知する複数の電位検知手段を
    有し、前記制御手段は、前記電位検知手段による検知結
    果に基づいて、前記帯電手段により前記像担持体に印加
    される電圧を制御することを特徴とする請求項16の画
    像形成装置
  25. 【請求項25】 前記制御手段により設定された電圧値
    を用いて前記帯電手段により前記像担持体は帯電され、
    前記像形成手段により前記像担持体上にトナー像が形成
    されることを特徴とする請求項16乃至24のいずれか
    の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記制御手段により設定された電圧値
    を用いて、前記電圧印加手段により前記像担持体上のト
    ナー像は前記中間転写体に転写されることを特徴とする
    請求項25の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記画像形成装置は前記中間転写体上
    に転写されたトナー像の濃度を検知する濃度検知手段を
    有し、前記制御手段は、前記濃度検知手段による検知結
    果に基づいて、前記像形成手段により前記像担持体上に
    形成するトナー像の濃度を制御することを特徴とする請
    求項26の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記画像形成装置は装置内の温度及び
    湿度を検知する温湿度検知手段を有し、前記温湿度検知
    手段による検知結果に応じて、前記制御手段は制御作動
    を行うかどうかを決定することを特徴とする請求項16
    乃至27のいずれかの画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記画像形成装置は前記像担持体の寿
    命を検知する寿命検知手段を有し、前記制御手段は、前
    記寿命検知手段による検知結果に応じて、前記制御手段
    は制御作動を行うかどうかを決定することを特徴とする
    請求項16乃至28のいずれかの画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記寿命検知手段は、前記像担持体の
    感光層の厚みを検知することを特徴とする請求項29の
    画像形成装置。
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