JP6810984B1 - 木柱連結構造及び木柱設置構造 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、鳥居の垂直木柱として用いられる木柱には、当該鳥居の仕様(大きさ・強度等)に応じた直径及び長さが要求され、住宅の大黒柱として用いられる木柱には、当該大黒柱の仕様(大きさ・強度等)に応じた直径及び長さが要求される。
即ち、直径については要求を満たすが、長さが不十分である木材は、比較的安価に入手できても、直径及び長さの双方の要求を満たす木材については、入手困難となっている。
また、本発明は、木柱が単独設置される場合又は設置される木柱が低数本の場合であっても基礎コンクリート上に設置強度を有効に確保しつつ木柱を設置することができ、さらに、基礎コンクリートを破壊すること無く設置木柱の交換を可能とした木柱設置構造の提供を第2の目的とする。
前記ジョイント金物は、前記第1端板の前記第1中央部に直接又は間接的に当接される下壁、前記第2端板の前記第2中央部に直接又は間接的に当接される上壁並びに前記下壁及び前記上壁の周縁同士を連結する周壁を含む中央連結部材と、軸線方向が水平方向に沿った状態で基端側が前記周壁に連結された水平筒状部材とを備え、前記第1及び第2木柱側連結部材は前記ジョイント金物を介して連結される。
この場合、前記水平木柱の基端部の外周面には径方向外方に開く水平木柱側係入溝が設けられ、前記水平木柱側係入溝には、前記水平木柱の長手方向に関し相対移動不能に水平木柱側剛性部材が装着される。
一方、前記水平筒状部材には、前記水平木柱側剛性部材と対向する位置に水平木柱側取付孔が設けられ、前記水平木柱側取付孔に挿通された水平木柱側締結部材が前記水平側剛性部材に締結されることで前記水平木柱が前記水平筒状部材に連結される。
この場合、前記水平木柱の基端部の外周面には径方向外方に開く水平木柱側係入溝が設けられ、前記水平木柱側係入溝には、前記水平木柱の長手方向に関し相対移動不能に水平木柱側剛性部材が装着される。
一方、前記水平筒状部材には、前記水平木柱側剛性部材と対向する位置に水平木柱側取付孔が設けられ、前記水平木柱側取付孔に挿通された水平木柱側締結部材が前記水平木柱側剛性部材に締結されることで前記水平木柱が前記水平筒状部材に連結される。
そして、前記第1及び第2フランジ部は前記水平筒状部材に締結部材によって締結可能とされる。
前記連結プレートには、取付孔又は取付スリットが設けられる。
前記第5態様の種々の構成に係る木柱設置構造は、より好ましくは、基端側が前記基礎コンクリートに固着され且つ先端側が前記基礎コンクリートより上方へ延在されたスタッド用アンカーボルトを備え、且つ、前記支持装置は、前記筒状部材の外周面から径方向外方へ延びるように前記筒状部材に固着されたスタッドであって、前記スタッド用アンカーボルトに直接又は間接的に連結されるスタッドを有するものとされる。前記スタッド及び前記スタッド用アンカーボルトの上方延在部分は前記後打ちコンクリート内に埋め込まれる。
この場合、前記剛性リングは、径方向に関し前記支持筒本体及び前記第2木柱側フランジ部の間に配設される。
この場合、前記補強板が前記スリットに挿入された状態で前記貫通孔及び前記補強板側取付孔に挿通された締結部材が前記第3木柱を挟むように締結されることによって前記第3木柱が前記補強板に連結される。
この場合、前記第3筒状部材の周壁が前記側板を形成する。
好ましくは、前記第2凸状部材は前記第1凸状部材にネジ連結される。
従って、例えば、仕様に応じた直径を有するが長さが仕様に満たない木柱を用いて、直径及び長さの双方を仕様に適用させた木柱構造を提供することができる。
また、第1木柱が設置されている状態で、第2木柱だけを交換することもできる。
以下、本発明に係る木柱連結構造の一実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施の形態に係る木柱連結構造1Aが適用された柱構造体の縦断面図を示す。
前記堀立構造800は、1本又は低数本の木柱を直立状態で基礎コンクリート900上に堀立状に設置するものであり、好適には、鳥居の柱、家屋の大黒柱、2本柱構造で自立する構造体の柱、木製灯籠等に利用される。
本実施の形態においては、前記凸部840は半球状とされている。
前記ベースプレート820には、前記支持筒830より径方向外方に延びる外方延在部822が設けられている。
前記外方延在部822には、前記基礎コンクリート900に打設されたアンカーボルト(図示せず)の上方延在部が挿通される取付孔(図示せず)が設けられる。
前記支持筒830は、溶接やネジ締結等の種々の方法によって前記ベースプレート820に固着され得る。
本実施の形態においては、前記支持筒側フランジ部835は、前記支持筒本体832の上端部に設けられている。
前述の通り、本実施の形態においては前記凸部840は半球状とされており、従って、前記凹部12もこれに応じた半球状とされている。
好ましくは、前記凹部12へのアクセスを許容する為に前記基端プレート15に設けられる開口は、前記凸部840及び前記凹部12の外形状に合致した形状とされる。
前記基端プレート15は、防錆性に優れた金属材料、例えば、ステンレス等によって形成され得る。
前記基端プレート15を設けることにより、代1木柱10に横方向の外力が加わった際に、前記凹部12が前記凸部840からの応力によって損傷や変形することを有効に防止乃至は低減することができる。
そして、前記保護カバー850の筒状部852は、自由端面(上端面)が前記段部に当接した状態で前記基端部11aを囲繞している。
この場合、前記第2木柱側フランジ857及び前記ベースプレート820の境界を接着材858によって覆うことができる。
この場合、前記筒状部852を構成する筒状部シート体と、前記木柱側フランジ部855を構成する木柱側フランジ部シート体及び前記第2木柱側フランジ部857を形成する第2木柱側フランジ部シート体とを用意し、前記木柱側フランジ部シート体及び第2木柱側フランジ部シート体を前記筒状部シート体に溶接等によって固着させて保護カバーシート体を形成し、前記保護カバーシート体を前記第1木柱10の基端部の外周に巻き付けることで、前記第1木柱10の基端部11aが前記保護カバー850で囲繞されている状態を得ることができる。
図2に、図1におけるII部拡大図を示す。
また、図3に、図1におけるIII-III線に沿った前記第1木柱10の基端部11aの拡大分解横断面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記係入溝865は前記第1木柱10の全周に亘って設けられているが、これに代えて、例えば、前記係入溝865は、周方向に配設された複数の溝を有するように構成され得る。
斯かる構成によれば、前記剛性部材860及び前記第1木柱10に損傷が生じることを有効に防止しつつ、前記剛性部材860を前記係入溝865に嵌入させることができる。
詳しくは、前記締結部材885は、前記貫通孔に挿通されるネジ付き軸部を有しており、前記ネジ付き軸部の先端部が前記筒状部852の外周面に当接された状態で前記ネジ付き軸部が前記支持筒本体832にネジ連結可能とされている。
この場合、前記固着材882は前記ネジ付き軸部を囲繞するように設けられている。
この場合、前記ナットに代えて、又は、加えて、前記ネジ付き軸部及び前記ネジ付き孔の螺合連結によって、前記締結部材885が前記支持筒本体832に固定される。
斯かる構成によれば、前記筒状部852と前記垂直木柱10との間から雨水等の不純物が侵入することを有効に防止乃至は低減することができる。
好ましくは、前記圧縮木材890、895への湿度の添加は、これらへの防腐剤の含浸によって行うことができる。
図4に、前記木柱連結構造1Aの分解縦断面図を示す。
従って、前記第1筒状部材110(1)は、前記第1保護カバー150(1)が巻き付けられた状態の前記第1木柱10の上端部11cを囲繞するような大きさとされている。
また、図6に、図4におけるVI-VI線に沿った前記第1木柱10の上端部11cの拡大分解横断面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記第1木柱側係入溝165(1)は前記第1木柱10の全周に亘って設けられているが、前記第1木柱側係入溝165(1)は前記第1木柱10の外周の少なくとも一部において設けられていても良い。例えば、前記第1木柱側係入溝165(1)は、前記第1木柱の上端部11cに周方向に沿って配設された複数の溝とされ得る。
斯かる構成によれば、前記第1木柱側剛性部材160(1)及び前記第1木柱10に損傷が生じることを有効に防止しつつ、前記第1木柱側剛性部材160(1)を前記第1木柱側係入溝165(1)に嵌入させることができる。
前記第1筒状部材110(1)は、溶接やネジ締結等の種々の方法によって前記第1端板130(1)に固着される。
図7に示すように、前記変形例は、前記第1保護カバー側取付孔123(1)、前記第1筒状部材側取付孔125(1)及び前記第1締結部材120(1)に加えて、前記第1木柱10の上端部11cのうち前記第1保護カバー側取付孔123(1)と対向する位置に、径方向外方へ開くように形成された第1木柱側締結用係入溝127(1)と、前記第1木柱側締結用係入溝127(1)に前記第1木柱10の長手方向に関し相対移動不能な状態で係入された第1木柱側締結用剛性部材128(1)とを有している。
前記第1木柱側締結用剛性部材128(1)は、前記第1木柱側剛性部材160(1)と同様の構成を有するものとされる。
前記凸状部材200は種々の形状を取り得る。即ち、本実施の形態においては、前記凸状部材は円柱形状とされているが、球形状や四角錐形状等とされ得る。
さらに、前記第2端板130(2)の第2中央部131(2)には、前記凸状部材200が挿通可能な開口207が形成されており、前記第1及び第2木柱側連結部材100(1)、100(2)の連結状態において、前記凸状部材200が前記開口207を介して前記凹部205に係入されるようになっている。
例えば、前記引っ掛け爪220と前記第2端板130(2)の上面との間に鉄板等の剛性板状体を差し込み、前記剛性板状体をジャッキアップ装置に係合させることができる。
本実施の形態においては、前記引っ掛け爪220は、径方向外端部が前記第2端板130(2)の外周縁よりも径方向外方に位置するように構成されている。
斯かる構成によれば、前記第1保護カバー150(1)の下端開口と前記第1木柱10との間から雨水等の不純物が侵入することを有効に防止乃至は低減することができる。
好ましくは、前記圧縮木材190(1)、190(2)への湿度の添加は、これらへの防腐剤の含浸によって行うことができる。
なお、図中、本実施の形態1Aにおけると同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明を適宜省略する。
なお、図中、本実施の形態1A及び前記第1変形例1Bにおけると同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明を適宜省略する。
以下、本発明の他の実施の形態に係る木柱連結構造について、添付図面を参照しつつ説明する。
図10に、本実施の形態に係る木柱連結構造2Aの縦断面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1と同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
本実施の形態においては、4枚の積層プレート250(1)〜250(4)が介挿されている。
図11に示すように、前記積層プレート250には、前記第1端板130(1)の第1フランジ部132(1)及び前記第2端板130(2)の第2フランジ部132(2)に設けられた締結開口と対向する位置に締結開口257が設けられており、前記第1フランジ部132(1)、一又は複数の前記積層プレート250及び前記第2フランジ部132(2)が前記締結部材139によって共締めされるようになっている。前記締結開口257は、図11に示すように、径方向外方に開く溝とすることも可能であるし、これに代えて、貫通孔とすることも可能である(下記図13参照)。
図12に、前記凸部262(及び前記凹部264)の形状が平面視十字形状に変更された積層プレートの変形例251の平面図を示す。
また、図13に、前記凸部262(及び前記凹部264)が、中心では無く、中心回りの所定位置に配置された変形例252の平面図を示す。図13に示す変形例においては、中心回り周方向に等間隔に複数(4個)の前記凸部262(及び前記凹部264)が設けられている。
なお、好ましくは、前記凹凸構造は、前記凸状部材200とは平面視において異なる位置に設けられる。
以下、本発明のさらに他の実施の形態に係る木柱連結構造について、添付図面を参照しつつ説明する。
図14に、本実施の形態に係る木柱連結構造3Aの縦断面図を示す。
また、図15に、図14におけるXV-XV線に沿った断面図を、図16に、図15におけるXVI-XVI線に沿った断面図を、それぞれ示す。
なお、図中、前記実施の形態1及び2に係る木柱連結構造1A、2Aと同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
本実施の形態においては、前記第1及び第2木柱10、20は断面四角形状とされている。
従って、前記上壁322及び下壁320は平面視四角形状とされており、前記周壁325は、前記第1及び第2木柱10、20の4つの側面のそれぞれと同一方向を向く第1〜第4側壁325(1)〜325(4)を有するものとされる。
一方、前記上壁322には、上方へ突出され且つ前記第2木柱20の基端面の前記凹部205に凹凸係合可能な第2凸状部材315が設けられている。
即ち、本実施の形態においては、前記ジョイント金物300は4つの水平筒状部材350(1)〜350(4)を有しているが、これに代えて、4つ未満、又は、5つ以上の水平筒状部材350を有することも可能である。
即ち、前記第2端板130(2)は、前記取付孔135に挿通される前記固定ボルト355によって前記水平筒状部材350に固定されている。
即ち、図17に示すように、前記水平木柱30のうち前記水平筒状部材350に内挿される基端部の外周面には、径方向外方に開く水平木柱側係入溝365が設けられている。
以下、本発明のさらに他の実施の形態に係る木柱連結構造について、添付図面を参照しつつ説明する。
図18に、本実施の形態に係る木柱連結構造の縦断面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1〜3に係る木4A柱連結構造と同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
また、図20及び図21に、それぞれ、図19におけるXX-XX線及びXXI-XXI線に沿った断面図を示す。
なお、図中、本実施の形態及び前記各実施の形態におけると同一部材には同一符号を付している。
前記第1変形例4Bにおいては、前記側方開口405は、一枚の積層プレート450だけを抜き出し可能な大きさとされている。
これに代えて、前記中間部21bを前記21aと同一径とすることも可能である。
これにより、前記第1木柱10の上端面には、残りの積層プレート450b〜450eが載置されることになる。
前記押出開口407を備えることにより、前記側方開口405を介した前記積層プレート450の取り出し作業の容易化を図ることができる。
前記第2変形例4Cは、前記第1変形例4Bに比して、前記積層プレート450に代えて積層プレート460を有している。
図示の例においては、前記積層プレート460は、第1〜第7プレート片461−1〜461−7を有している。
図25に示す例においては、前記側方開口470は前記プレート片461を1枚ずつ抜き出すような大きさとされている。
この仮止めは、例えば、前記筒状部材400に設けられた仮止め用スリットに挿通される係止部材を介して行うことができる。
そして、前記取出可能位置に位置されているプレート片461を前記側方開口470を介して取り出す。
以下、本発明のさらに他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図26に、本実施の形態に係る木柱設置構造5Aの縦断面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態と同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
即ち、前記筒状部材520は、前記第1木柱10の基端部11aの外形状に合致した形状及び寸法の軸線孔を有している。
また、図28に、図26におけるXXVIII--XXVIII線に沿った前記第1木柱10の基端部11aの拡大分解横断面図を示す。
そして、前記締結部材870が前記取付孔875を貫通した状態で前記剛性部材860に締結されており、これにより、前記筒状部材520及び前記第1木柱10が連結されている。
図30に、図29におけるXXX-XXX線に沿った断面図を示す。
前記連結プレート550には、取付孔又は取付スリットが設けられている。
前記後打ちコンクリート905は、上面が前記筒状部材520の上端よりも下方に位置するように設けられる。
この場合、前記後打ちコンクリート905は、前記補強鉄筋を囲繞するように設けられる。
また、当然ながら、圧縮木材に対して液体を注入する為の貫通孔を設ける構成は、前記各実施の形態や後述する他の実施の形態にも、適用可能である。
そして、前記スタッド570及び前記スタッド用アンカーボルト575の上方延在部分(及び本実施の形態においては前記鉄筋577)は前記後打ちコンクリート905内に埋め込まれている。
また、図32に、図31におけるXXXII-XXXII線に沿った断面図を示す。
以下、本発明のさらに他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図33に、本実施の形態に係る木柱設置構造6Aの縦断面図を示す。
図34に、図33におけるXXXIV-XXXIV線に沿った断面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態と同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
即ち、前記木柱設置構造6Aは、前記支持装置810’と、前記第1木柱10とを備えている。
即ち、前記支持装置810’は、前記ベースプレート820と、前記支持筒830’と、前記凸部840とを有している。
図33及び図35に示すように、本実施の形態に係る前記木柱設置構造6Aは、さらに、前記間隙内の前記ベースプレート820の上面に配設された剛性リング930を有している。
前記剛性リング930は、防錆性に優れた金属材料、例えば、ステンレス等によって形成される。
この場合、前記剛性リング950は、径方向に関し前記支持筒本体832及び前記第2木柱側フランジ部857の間に介挿されるように前記ベースプレート820の上面に配設される。
なお、図中、本実施の形態におけると同一部材には同一符号を付している。
図36は第1木柱10を支持筒830’内に挿入させる作業途中の状態を示し、図37は前記空間内に前記複数のコンクリートブロック950を設置した後の状態を示している。
この場合には、前記木柱側フランジ部855の自由端(径方向外端)が前記支持筒側フランジ部835’の自由端(径方向内端)よりも径方向内方に位置されて、前記木柱側フランジ部855の自由端(径方向外端)及び前記支持筒側フランジ部835’の自由端(径方向内端)との間に径方向に関し径方向隙間が存するように構成される。
この場合、前記後打ちコンクリート905は、前記支持装置810’の基端側を囲繞するように前記基礎コンクリート900上に設けられる。
以下、本発明のさらに他の実施の形態に係る木柱連結構造について、添付図面を参照しつつ説明する。
図38に、本実施の形態に係る木柱連結構造7Aの斜視図を示す。
なお、前記各実施の形態におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
図38及び図39に示すように、前記第1木柱10の上端部11cには外表面に開く第1木柱側係入溝165(1)が設けられており、前記第2木柱20の基端部21aには外表面に開く第2木柱側係入溝165(2)が設けられている。
図38及び図40に示すように、前記第3木柱30の基端部には、当該第3木柱30を基準にして径方向外方に開く第3木柱側係入溝165(3)が全周に亘って設けられ、且つ、前記第3木柱30の基端面には、前記補強板730が挿入可能なスリット35が設けられている。
図40に示すように、前記第1バンド163aは、前記第3木柱側係入溝165(3)のうち、水平姿勢の前記第3木柱30において下方向を向く部分の一部、横方向一方側を向く部分及び上方向を向く部分の一部に亘って装着されるコの字状とされている。
そして、前記貫通孔36及び前記補強板側取付孔731に挿通された締結部材(図示せず)が前記第3木柱30を挟むように締結されることによって前記第3木柱30が前記補強板730に連結されている。
なお、図中、本実施の形態におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
前記凸部18及び前記凹部28は、例えば、球面状とされる。
以下、本発明のさらに他の実施の形態に係る木柱連結構造について、添付図面を参照しつつ説明する。
図42に、本実施の形態に係る木柱連結構造の縦断面図を示す。
図43及び図44に、それぞれ、図42におけるXXXXIII-XXXXIII線及びXXXXIV-XXXIV線に沿った断面図を示す。
なお、前記各実施の形態におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
前記ダンパー1370の他端側は前記下側第3木柱重合部1314の下面に連結されている。
本実施の形態においては、前記凸状部材200は球面形状とされる。
前記変形例は、本実施の形態に比して、前記第1木柱支持装置1100に代えて第1木柱支持装置1100Bを有している。
この場合、前記第3筒状部材1340の周壁が前記側板1330を形成する。
以下、本発明のさらに他の実施の形態に係る木柱設置構造について、添付図面を参照しつつ説明する。
図46に、本実施の形態に係る木柱設置構造9Aが適用された建造物の横断平面図を示す。
また、図47に、図46におけるXXXXVII-XXXXVII線に沿った断面図を示す。
なお、前記各実施の形態におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
なお、図46中の符号930は、一の木柱設置構造9Aにおける木柱920と、隣接する他の木柱設置構造9Aにおける木柱920とを連結する連結部材である。
図48に示すように、前記第1及び第2凸状部材770、780は共に、横断面の外形線によって画される外形面積が上下方向所定位置771、781において最大となり且つ前記上下方向所定位置771、781から上方へ行くに従って前記外形面積が小さくなる上向きの湾曲面形状を有している。
前記第1及び第2凸状部材770、780は、例えば、ステンレス等の剛性部材によって形成される。
前記第2凸状部材780は、前記ネジ付き孔772に螺入される第2埋込部785と、前記第2埋込部785から上方へ延びる第2本体部787とを有している。
前記第1凸状部材770は、前記設置孔762に係入される第1埋込部775と、前記第1埋込部775から上方へ延びる第1本体部777とを有している。
なお、図中、本実施の形態におけると同一部材には同一符号を付している。
前記下方部位788Bは、上端部から下端部へ至る全長に亘って、前記上下方向所定位置781での外径と同一外径を有している。
なお、図中、本実施の形態におけると同一部材には同一符号を付している。
前記第2本体部787Cは、上端部から下端部へ至る全長に亘って同一外径を有している。
図51(b)に示すように、前記第2変形例9Cにおいては、前記第2本体部787Cは、円形の横断面形状を有している。
これに代えて、図51(c)に示すように、前記第2本体部787Cが、多角形(例えば、六角形)の横断面形状を有するように変形することも可能である。
また、図53に、図52におけるXXXXXIII-XXXXXIII線に沿った部分断面図を示す。
さらに、図54に、図53の分解斜視図を示す。
なお、図中、前記実施の形態におけると同一部材には同一符号を付している。
5A〜5B、6A〜6B、9A〜9C 木柱設置構造
10 第1木柱
11b 第1木柱の中間部
11c 第1木柱の上端部
12、12a 凹部
18 凸部
20 第2木柱
21a 第2木柱の基端部
21b 第2木柱の中間部
28 凹部
30 水平木柱(第3木柱)
35 スリット
36 貫通孔
100(1)、100(1)’ 第1木柱側連結部材
100(2)、100(2)’ 第2木柱側連結部材
110(1)、110(2) 第1及び第2筒状部材
130(1)、130(2) 第1及び第2端板
131(1)、131(2) 第1及び第2中央部
132(1)、132(2) 第1及び第2フランジ部
140 補強リブ
150(1)、150(2) 第1及び第2保護カバー
160(1)〜160(3) 第1〜第3木柱側剛性部材
163a、163b 第1及び第2バンド
165(1)〜165(3) 第1〜第3木柱側係入溝
170(1)、170(2) 第1及び第2締結部材
175(1)、175(2) 第1及び第2取付孔
200 凸状部材
205 凹部
207 開口
250 積層プレート
262、264 凹凸構造
300 ジョイント金物
310 中央連結部材
350 水平筒状部材
400 筒状部材
411、412 第1及び第2取付孔
450 積層プレート
500 支持装置
510 ベースプレート
512 中央部
514 フランジ部
520 筒状部材
540 フランジ部用アンカーボルト
542 中央部用アンカーボルト
544 ホールダウン用アンカーボルト
550 連結プレート
560 ホールダウン金物
700 ジョイント金物
710 筒状部材
711 第1筒状部
715 第2筒状部
720 第3木柱支持装置
722 上側狭持板
723a、723b 第1及び第2バンド側上方取付孔
725 下側狭持板
726a、726b 第1及び第2バンド側下方取付孔
730 補強板
731 補強板側取付孔
750 ダンパー
760 礎石
770 第1凸状部材
771 上下方向所定位置
780 第2凸状部材
781 上下方向所定位置
810’ 支持装置
820 ベースプレート
830’ 支持筒
832 支持筒本体
833 支持筒側フランジ部非存在領域
835’、836 支持筒側フランジ部
836a 支持筒側分割フランジ
840 凸部
850 保護カバー
852 筒状部
855、856 木柱側フランジ部
856a 木柱側分割フランジ
857 第2木柱側フランジ部
860 剛性部材
865 係入溝
870 締結部材
875 取付孔
882 固着材
920 木柱
922 凹部
923a 最上部
923b 最大開口部
923c 縮径部
930 剛性リング
932 分割リング体
950 コンクリートブロック
Claims (40)
- 第1木柱及び第2木柱を長手方向に沿って連結させる木柱連結構造であって、
第1保護カバーが巻き付けられた前記第1木柱の上端部を囲繞する第1筒状部材及び前記第1筒状部材の上端側開口を閉塞するように前記第1筒状部材に連結された第1端板を含む剛性の第1木柱側連結部材と、
第2保護カバーが巻き付けられた前記第2木柱の基端部を囲繞する第2筒状部材及び前記第2筒状部材の下端側開口を閉塞するように前記第2筒状部材に連結された第2端板を含む剛性の第2木柱側連結部材とを備え、
前記第1端板は、前記第1筒状部材の上端側開口を閉塞し且つ前記第1木柱の上端面が直接又は間接的に当接される第1中央部と、前記第1中央部から径方向外方へ延在する第1フランジ部とを有し、
前記第2端板は、前記第2筒状部材の下端側開口を閉塞し且つ前記第2木柱の基端面が直接又は間接的に当接される第2中央部と、前記第2中央部から径方向外方へ延在する第2フランジ部とを有し、
前記第1木柱の上端部及び前記第2木柱の基端部の外周面には、それぞれ、径方向外方に開く第1及び第2木柱側係入溝が設けられ、
前記第1及び第2木柱側係入溝には、それぞれ、前記第1及び第2木柱の長手方向に関し相対移動不能に第1及び第2木柱側剛性部材が装着されており、
前記第1保護カバーには、前記第1木柱側剛性部材と対向する位置に第1取付孔が設けられ、
前記第2保護カバーには、前記第2木柱側剛性部材と対向する位置に第2取付孔が設けられ、
前記第1取付孔に挿通された第1締結部材が前記第1木柱側剛性部材に締結されることで前記第1木柱が前記第1保護カバーに連結され、且つ、前記第1保護カバー及び前記第1筒状部材が締結部材によって連結されることで前記第1保護カバーが前記第1木柱側連結部材に連結され、
前記第2取付孔に挿通された第2締結部材が前記第2木柱側剛性部材に締結されることで前記第2木柱が前記第2保護カバーに連結され、且つ、前記第2保護カバー及び前記第2筒状部材が締結部材によって連結されることで前記第2保護カバーが前記第2木柱側連結部材に連結され、
前記第1及び第2端板が直接又は間接的に当接された状態で締結されることによって前記第1及び第2木柱側連結部材が互いに対して連結されていることを特徴とする木柱連結構造。 - 第1木柱及び第2木柱を長手方向に沿って連結させる木柱連結構造であって、
前記第1木柱の上端部を囲繞する第1筒状部材及び前記第1筒状部材の上端側開口を閉塞するように前記第1筒状部材に連結された第1端板を含む剛性の第1木柱側連結部材と、
前記第2木柱の基端部を囲繞する第2筒状部材及び前記第2筒状部材の下端側開口を閉塞するように前記第2筒状部材に連結された第2端板を含む剛性の第2木柱側連結部材とを備え、
前記第1端板は、前記第1筒状部材の上端側開口を閉塞し且つ前記第1木柱の上端面が直接又は間接的に当接される第1中央部と、前記第1中央部から径方向外方へ延在する第1フランジ部とを有し、
前記第2端板は、前記第2筒状部材の下端側開口を閉塞し且つ前記第2木柱の基端面が直接又は間接的に当接される第2中央部と、前記第2中央部から径方向外方へ延在する第2フランジ部とを有し、
前記第1木柱の上端部及び前記第2木柱の基端部の外周面には、それぞれ、径方向外方に開く第1及び第2木柱側係入溝が設けられ、
前記第1及び第2木柱側係入溝には、それぞれ、前記第1及び第2木柱の長手方向に関し相対移動不能に第1及び第2木柱側剛性部材が装着されており、
前記第1及び第2筒状部材には、それぞれ、前記第1及び第2木柱側剛性部材と対向する位置に第1及び第2取付孔が設けられ、
前記第1取付孔に挿通された第1締結部材が前記第1木柱側剛性部材に締結されることで前記第1木柱が前記第1木柱側連結部材に連結され、且つ、前記第2取付孔に挿通された第2締結部材が前記第2木柱側剛性部材に締結されることで前記第2木柱が前記第2木柱側連結部材に連結され、
前記第1及び第2端板が直接又は間接的に当接された状態で締結されることによって前記第1及び第2木柱側連結部材が互いに対して連結されていることを特徴とする木柱連結構造。 - 第1木柱及び第2木柱を長手方向に沿って連結させる木柱連結構造であって、
前記第1木柱の上端部を囲繞する第1筒状部材及び前記第1筒状部材の上端側開口を閉塞するように前記第1筒状部材に連結された第1端板を含む剛性の第1木柱側連結部材と、
前記第2木柱の基端部を囲繞する第2筒状部材及び前記第2筒状部材の下端側開口を閉塞するように前記第2筒状部材に連結された第2端板を含む剛性の第2木柱側連結部材とを備え、
前記第1端板は、前記第1筒状部材の上端側開口を閉塞し且つ前記第1木柱の上端面が直接又は間接的に当接される第1中央部と、前記第1中央部から径方向外方へ延在する第1フランジ部とを有し、
前記第2端板は、前記第2筒状部材の下端側開口を閉塞し且つ前記第2木柱の基端面が直接又は間接的に当接される第2中央部と、前記第2中央部から径方向外方へ延在する第2フランジ部とを有し、
前記第1木柱の上端部及び前記第2木柱の基端部の外周面には、それぞれ、径方向外方に開く第1及び第2木柱側係入溝が設けられ、
前記第1及び第2木柱側係入溝には、それぞれ、前記第1及び第2木柱の長手方向に関し相対移動不能に第1及び第2木柱側剛性部材が装着されており、
前記第1木柱の上端部及び前記第2木柱の基端部の一方には保護カバーが巻き付けられており、
前記保護カバーには、対応する木柱に装着された剛性部材と対向する位置に取付孔が設けられ、
前記第1及び第2筒状部材のうち前記保護カバーが巻き付けられていない木柱を囲繞する保護カバー無し側筒状部材には、対応する木柱に装着された剛性部材と対向する位置に取付孔が設けられており、
前記保護カバーは、当該保護カバーの取付孔に挿通された締結部材が、対応する木柱に装着された剛性部材に締結されることによって当該対応する木柱に連結され、且つ、他の締結部材によって対応する筒状部材に連結されており、
前記保護カバー無し側筒状部材は、当該保護カバー無し側筒状部材の取付孔に挿通された締結部材が、対応する木柱に装着された剛性部材に締結されることによって当該対応する木柱に連結されており、
前記第1及び第2端板が直接又は間接的に当接された状態で締結されることによって前記第1及び第2木柱側連結部材が互いに対して連結されていることを特徴とする木柱連結構造。 - 前記第1木柱側連結部材には、前記第1中央部から上方に突出された凸状部材が設けられ、
前記第2木柱の基端面には、前記凸状部材に対応した凹部が設けられており、
前記凸状部材は、前記第2中央部に形成された開口を介して前記凹部に係入されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の木柱連結構造。 - 前記第1及び第2木柱側連結部材は、前記第1及び第2端板の間に一又は複数の積層プレートが介挿された状態で前記第1及び第2フランジ部において互いに対して連結可能とされていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の木柱連結構造。
- 前記第1端板、前記積層プレート及び前記第2端板の当接面には凹凸構造が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の木柱連結構造。
- 前記第2端板の第2中央部には、上方に突出された凸状部材が設けられ、
前記第2木柱の基端面には、前記凸状部材に対応した凹部が設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の木柱連結構造。 - 前記第1及び第2端板の間に介挿されたジョイント金物を備え、
前記ジョイント金物は、前記第1端板の前記第1中央部に直接又は間接的に当接される下壁、前記第2端板の前記第2中央部に直接又は間接的に当接される上壁並びに前記下壁及び前記上壁の周縁同士を連結する周壁を含む中央連結部材と、軸線方向が水平方向に沿った状態で基端側が前記周壁に連結された水平筒状部材とを備え、
前記第1及び第2木柱側連結部材は前記ジョイント金物を介して連結されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の木柱連結構造。 - 基端部が前記水平筒状部材に内挿された水平木柱を備え、
前記水平木柱の基端部の外周面には径方向外方に開く水平木柱側係入溝が設けられ、
前記水平木柱側係入溝には、前記水平木柱の長手方向に関し相対移動不能に水平木柱側剛性部材が装着されており、
前記水平筒状部材には、前記水平木柱側剛性部材と対向する位置に水平木柱側取付孔が設けられ、
前記水平木柱側取付孔に挿通された水平木柱側締結部材が前記水平木柱側剛性部材に締結されることで前記水平木柱が前記水平筒状部材に連結されていることを特徴とする請求項8に記載の木柱連結構造。
- 前記第1木柱側連結部材には、前記第1中央部から上方に突出された第1凸状部材が設けられ、
前記下壁には、前記第1凸状部材の外形状に対応した形状の開口が設けられ、
前記ジョイント金物には、前記上壁から上方に突出された第2凸状部材が設けられ、
前記第2木柱の基端面には、前記第2凸状部材に対応した凹部が設けられており、
前記第2凸状部材は、前記第2中央部に形成された開口を介して前記凹部に係入されており、
前記第1及び第2フランジ部は前記水平筒状部材に締結部材によって締結可能とされていることを特徴とする請求項8又は9に記載の木柱連結構造。 - 前記第1及び第2木柱側連結部材の少なくとも一方は、対応する端板のフランジ部と対応する筒状部材の外周面とを連結する補強リブを有していることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の木柱連結構造。
- 第1木柱及び第2木柱を長手方向に沿って連結させる木柱連結構造であって、
前記第1木柱の上端面及び前記第2木柱の基端面が対向された状態で、前記第1木柱の上端部及び前記第2木柱の基端部を囲繞する剛性の筒状部材を備え、
前記第1木柱の上端部及び第2木柱の基端部の外周面には、それぞれ、径方向外方に開く第1及び第2木柱側係入溝が設けられ、
前記第1及び第2木柱側係入溝には、それぞれ、前記第1及び第2木柱の長手方向に関し相対移動不能に第1及び第2木柱側剛性部材が装着されており、
前記筒状部材には、前記第1及び第2木柱側剛性部材のそれぞれと対向する位置に第1及び第2取付孔が設けられ、
前記第1取付孔に挿通された第1締結部材が前記第1木柱側剛性部材に締結され且つ前記第2取付孔に挿通された第2締結部材が前記第2木柱側剛性部材に締結されることで、前記第1及び第2木柱が前記筒状部材を介して連結されていることを特徴とする木柱連結構造。 - 前記第1木柱の上端面及び前記第2木柱の基端面が直接的に当接されていることを特徴とする請求項12に記載の木柱連結構造。
- 前記第1木柱は、前記上端部から第1木柱側段部を伴って拡径されて前記第2木柱とは反対側へ延びる中間部を有し、
前記第2木柱は、前記基端部から第2木柱側段部を伴って拡径されて前記第1木柱とは反対側へ延びる中間部を有し、
前記筒状部材は、下端部が前記第1木柱側段部に係合し、且つ、上端部が前記第2木柱側段部に係合していることを特徴とする請求項12又は13に記載の木柱連結構造。 - 前記筒状部材には、内部空間を径方向外方へ開口する側方開口であって、前記第1木柱の上端面及び前記第2木柱の基端面の間に介挿可能な積層プレートが抜き出し可能な大きさとされた側方開口が設けられ、
前記第1及び第2取付孔の少なくとも一方は、前記第1木柱の上端面及び前記第2木柱の基端面間に前記積層プレートが介挿されていない際に、対応する剛性部材と対向する位置に設けられた積層プレート不使用時取付孔と、前記第1木柱の上端面及び前記第2木柱の基端面間に前記積層プレートが介挿されている際に、対応する剛性部材と対向する位置に設けられた積層プレート使用時取付孔とを含むことを特徴とする請求項12に記載の木柱連結構造。 - 基礎コンクリート上に固着されるベースプレート及び前記ベースプレートの上面に固着され且つ上方が開口とされた筒状部材を含む支持装置と、
基端部が前記筒状部材に内挿された状態で前記ベースプレートに立設される木柱とを備え、
前記木柱の基端部には径方向外方に開く係入溝が設けられ、前記係入溝には前記木柱の長手方向に関し相対移動不能に剛性部材が装着され、
前記筒状部材には前記剛性部材と対向する位置に取付孔が設けられており、
前記木柱は、前記取付孔に挿通され且つ前記剛性部材に締結される締結部材を介して前記筒状部材に連結されていることを特徴とする木柱設置構造。 - 前記ベースプレートは、前記筒状部材が設置される中央部と、前記中央部から径方向外方へ延在され、取付孔又は取付スリットが設けられたフランジ部とを有し、
前記木柱設置構造には、さらに、基端側が前記基礎コンクリートに固着され且つ先端側が前記取付孔又は取付スリットを介して前記フランジ部に連結されたフランジ部用アンカーボルトが備えられていることを特徴とする請求項16に記載の木柱設置構造。 - 前記筒状部材の外周面に固着されたホールダウン金物と、
前記ホールダウン金物に挿通されるホールダウン金物用アンカーボルトとを備え、
前記ホールダウン金物用アンカーボルトは、基端側が前記基礎コンクリートに固着され且つ先端側が前記ベースプレートに形成された貫通孔を介して前記ベースプレートより上方に延びて、前記ホールダウン金物に連結されることを特徴とする請求項16又は17に記載の木柱設置構造。 - 基端側が前記基礎コンクリートに固着され且つ先端側が前記ベースプレートの中央部に形成された貫通孔を介して前記ベースプレートより上方へ延在された状態で前記ベースプレートに連結された中央部用アンカーボルトを備え、
前記木柱の基端面には、前記中央部用アンカーボルトのうち前記ベースプレートより上方へ突出した上方突出部及び前記上方突出部に螺合された固定ナットとの干渉を防止する凹部が設けられていることを特徴とする請求項16から18の何れかに記載の木柱設置構造。 - 前記支持装置には、板面が前記ベースプレートに対して直交する状態で前記ベースプレートの上面及び前記筒状部材の外周面に連結された連結プレートが設けられ、
前記連結プレートには、取付孔又は取付スリットが設けられていることを特徴とする請求項16から19の何れかに記載の木柱設置構造。 - 前記支持装置の基端側を覆うように前記基礎コンクリート上に設けられた後打ちコンクリートを備えていることを特徴とする請求項16から20の何れかに記載の木柱設置構造。
- 基端側が前記基礎コンクリートに固着され且つ先端側が前記基礎コンクリートより上方へ延在されたスタッド用アンカーボルトを備え、
前記支持装置は、前記筒状部材の外周面から径方向外方へ延びるように前記筒状部材に固着されたスタッドであって、前記スタッド用アンカーボルトに直接又は間接的に連結されるスタッドを有しており、
前記スタッド及び前記スタッド用アンカーボルトの上方延在部分は前記後打ちコンクリート内に埋め込まれていることを特徴とする請求項21に記載の木柱の木柱設置構造。 - 基礎コンクリート上に固着されるベースプレート、前記ベースプレートの上面に設けられ且つ上方が開口とされた支持筒、及び、前記ベースプレートの上面のうち前記支持筒によって囲繞される領域の中心部に設けられた上方を向く凸部を有する支持装置と、
基端面に前記凸部に対応した凹部が設けられ且つ基端部の外周が保護カバーで覆われた木柱であって、前記保護カバーの外周面及び前記支持筒の内周面の間に間隙が存する状態で前記支持筒内において立設された木柱とを備え、
前記保護カバーは、前記木柱の基端部を囲繞する筒状部であって、前記木柱を前記支持筒内に立設させた状態において上端部が前記支持筒より上方に位置するように構成された筒状部と、前記筒状部のうち、前記木柱の立設状態において前記支持筒内に位置する部分から径方向外方へ延びる木柱側フランジ部とを有し、
前記支持筒は、筒状の支持筒本体と、前記木柱側フランジ部よりも上方において前記支持筒本体から径方向内方へ延びる支持筒側フランジ部とを有し、
前記筒状部によって囲繞される前記木柱の基端部には径方向外方に開く係入溝が設けられ、前記係入溝には前記木柱の長手方向に関し相対移動不能に剛性部材が装着され、
前記筒状部には、前記剛性部材と対向する位置に取付孔が設けられており、
前記筒状部及び前記木柱は、前記取付孔に挿通され且つ前記剛性部材に締結される締結部材を介して連結され、
前記間隙内の前記ベースプレートの上面には剛性リングが配設されており、
前記間隙のうち少なくとも上下方向に関し前記支持筒側フランジ部及び前記木柱側フランジ部によって挟まれる領域には固着材が充填されていることを特徴とする木柱設置構造。 - 前記剛性リングは、周方向に分離された複数の分割リング体を有していることを特徴とする請求項23に記載の木柱設置構造。
- 前記木柱側フランジ部は、前記木柱を前記ベースプレートの上面に設置した状態において前記ベースプレートより上方に位置しており、
前記間隙のうち、前記木柱側フランジ部よりも下方の領域には粒状充填材が充填されていることを特徴とする請求項23又は24に記載の木柱設置構造。
- 前記保護カバーは、前記木柱を前記ベースプレートの上面に設置した状態において前記ベースプレートの上面に接するように前記筒状部の下端部から径方向外方へ延びる第2木柱側フランジ部を有し、
前記剛性リングは、径方向に関し前記支持筒本体及び前記第2木柱側フランジ部の間に配設されていることを特徴とする請求項23から25の何れかに記載の木柱設置構造。 - 前記締結部材が前記木柱側フランジ部よりも下方に位置するように、前記係入溝の前記木柱に対する長手方向位置が設定されており、
前記支持筒本体は、周方向の少なくとも一部に前記支持筒側フランジ部が存在しない支持筒側フランジ部非存在領域を有し、
前記間隙のうち上下方向に関し前記支持筒側フランジ部及び前記木柱側フランジ部によって挟まれる空間には、前記支持筒本体の前記支持筒側フランジ部非存在領域の内周面と前記筒状部の外周面との間によって画される径方向開口を介して前記空間内に挿入可能で、且つ、前記支持筒本体、前記筒状部及び前記木柱側フランジ部によって前記空間内に係止可能な大きさの複数のコンクリートブロックが周方向に沿って配列されており、
前記固着材は、前記空間のうち前記複数のコンクリートブロックが存在しない部分に充填されていることを特徴とする請求項23から26の何れかに記載の木柱設置構造。 - 基礎コンクリート上に固着されるベースプレート、前記ベースプレートの上面に設けられ且つ上方が開口とされた支持筒、及び、前記ベースプレートの上面のうち前記支持筒によって囲繞される領域の中心部に設けられた上方を向く凸部を有する支持装置と、
基端面に前記凸部に対応した凹部が設けられ且つ基端部の外周が保護カバーで覆われた木柱であって、前記保護カバーの外周面及び前記支持筒の内周面の間に間隙が存する状態で前記支持筒内において立設された木柱とを備え、
前記保護カバーは、前記木柱の基端部を囲繞する筒状部であって、前記木柱を前記支持筒内に立設させた状態において上端部が前記支持筒より上方に位置するように構成された筒状部と、前記筒状部のうち、前記木柱の立設状態において前記支持筒内に位置する部分から径方向外方へ延びる木柱側フランジ部とを有し、
前記支持筒は、支持筒本体と、前記支持筒本体の周方向の少なくとも一部に支持筒側フランジ部非存在領域を存しつつ、前記木柱側フランジ部よりも上方において前記支持筒本体から径方向内方へ延びる支持筒側フランジ部とを有し、
前記筒状部によって囲繞される前記木柱の基端部には径方向外方に開く係入溝が設けられ、前記係入溝には前記木柱の長手方向に関し相対移動不能に剛性部材が装着され、
前記筒状部には、前記剛性部材と対向する位置に取付孔が設けられており、
前記筒状部及び前記木柱は、前記取付孔に挿通され且つ前記剛性部材に締結される締結部材を介して連結され、
前記締結部材が前記木柱側フランジ部よりも下方に位置するように、前記係入溝の前記木柱に対する長手方向位置が設定されており、
前記間隙のうち上下方向に関し前記支持筒側フランジ部及び前記木柱側フランジ部によって挟まれる空間には、前記支持筒本体における前記支持筒側フランジ部非存在領域の内周面と前記筒状部の外周面との間によって画される径方向開口を介して前記空間内に挿入可能で、且つ、前記支持筒本体、前記筒状部及び前記木柱側フランジ部によって前記空間内に係止可能な大きさの複数のコンクリートブロックが周方向に沿って配列されており、
前記空間のうち前記複数のコンクリートブロック以外の部分には固着材が充填されていることを特徴とする木柱設置構造。 - 前記支持筒側フランジ部の径方向内端部と前記木柱側フランジ部の径方向外端部との間には平面視において径方向隙間が存在していることを特徴とする請求項27又は28に記載の木柱設置構造。
- 前記支持筒側フランジ部は、前記支持筒側フランジ部非存在領域を介して周方向に配列された複数の支持筒側分割フランジを有し、
前記木柱側フランジ部は、木柱側隙間を介して周方向に配列された複数の木柱側分割フランジを有し、
前記支持筒側分割フランジの径方向長さ及び前記木柱側分割フランジの径方向長さの和は前記間隙の径方向長さよりも大とされる一方で、前記木柱側分割フランジの周方向長さは前記支持筒側フランジ部非存在領域の周方向長さよりも小とされていることを特徴とする請求項27又は28に記載の木柱設置構造。 - ジョイント金物と、
垂直姿勢で立設される第1木柱と、
前記ジョイント金物によって垂直姿勢で前記第1木柱の上方に立設される第2木柱と、
前記ジョイント金物によって水平姿勢で支持される第3木柱とを備え、
前記ジョイント金物は、前記第1木柱の上端部が内挿される第1筒状部及び前記第2木柱の基端部が内挿される第2筒状部を有する筒状部材と、前記筒状部材に連結された第3木柱支持装置とを含み、
前記第1木柱の上端部及び前記第2木柱の基端部には、それぞれ、対応する木柱を基準にして径方向外方に開く第1及び第2木柱側係入溝が設けられ、
前記第1及び第2木柱側係入溝には、それぞれ、対応する木柱の長手方向に関し相対移動不能に第1及び第2木柱側剛性部材が装着されており、
前記第1及び第2筒状部には、前記第1及び第2木柱側剛性部材のそれぞれと対向する位置に第1及び第2木柱側取付孔が設けられ、
前記第1木柱側取付孔に挿通された締結部材が前記第1木柱側剛性部材に締結されることによって前記第1木柱が前記第1筒状部に連結され、
前記第2木柱側取付孔に挿通された締結部材が前記第2木柱側剛性部材に締結されることによって前記第2木柱が前記第2筒状部に連結されており、
前記第3木柱支持装置は、水平姿勢で支持される前記第3木柱の基端部を上下で挟むように板面が水平方向に沿った状態で前記筒状部材から水平方向へ延びる上側狭持板及び下側狭持板と、水平姿勢で支持される前記第3木柱の基端面と当接する位置において前記筒状部材から当該第3木柱の方向へ延びる補強板とを有し、
前記第3木柱の基端部には、当該第3木柱を基準にして径方向外方に開く第3木柱側係入溝が全周に亘って設けられ、且つ、前記第3木柱の基端面には、前記補強板が挿入可能なスリットが設けられており、
前記第3木柱側係入溝には、前記第3木柱の長手方向に関し相対移動不能に第3木柱側剛性部材が装着され、
前記第3木柱側剛性部材は、前記第3木柱側係入溝のうち、水平姿勢の前記第3木柱において下方向を向く部分の一部、横方向一方側を向く部分及び上方向を向く部分の一部に亘って装着されるコの字状の第1バンドと、水平姿勢の前記第3木柱において下方向を向く部分の他の一部、横方向他方側を向く部分及び上方向を向く部分の他の一部に亘って装着されるコの字状の第2バンドとを含み、
前記上側狭持板には、前記第1及び第2バンドと対向する位置にそれぞれ第1及び第2バンド側上方取付孔が設けられ、
前記下側狭持板には、前記第1及び第2バンドと対向する位置にそれぞれ第1及び第2バンド側下方取付孔が設けられ、
前記補強板が前記スリットに挿入された状態で、前記第1バンド側上方取付孔に挿通された締結部材及び前記第1バンド側下方取付孔に挿通された締結部材が前記第1バンドに締結され且つ前記第2バンド側上方取付孔に挿通された締結部材及び前記第2バンド側下方取付孔に挿通された締結部材が前記第2バンドに締結されることによって、前記第3木柱が前記上側狭持板及び前記下側狭持板によって狭持されていることを特徴とする木柱連結構造。 - 前記補強板には補強板側取付孔が設けられ、
前記第3木柱には前記スリットに前記補強板が挿入された状態で前記補強板側取付孔に一致する位置に貫通孔が設けられており、
前記補強板が前記スリットに挿入された状態で前記貫通孔及び前記補強板側取付孔に挿通された締結部材が前記第3木柱を挟むように締結されることによって前記第3木柱が前記補強板に連結されていることを特徴とする請求項31に記載の木柱連結構造。 - 前記補強板は、板面が垂直方向に沿っていることを特徴とする請求項31又は32に記載の木柱連結構造。
- 前記ジョイント金物は、前記筒状部材の軸線を基準にして周方向に関し異なる位置において前記筒状部材に連結された複数の前記第3木柱支持装置を含み、
前記複数の第3木柱支持装置のそれぞれに前記第3木柱が支持されていることを特徴とする請求項31から33の何れかに記載の木柱連結構造。 - 前記第2筒状部に内挿された前記第2木柱の基端面が前記第1筒状部に内挿された前記第1木柱の上端面に載置されていることを特徴とする請求項31から34の何れかに記載の木柱連結構造。
- 前記第1木柱の上端面には凸部が設けられ、前記第2木柱の基端面には前記凸部に対応した形状の凹部が設けられていることを特徴とする請求項35に記載の木柱連結構造。
- 垂直姿勢で立設される第1木柱と、
前記第1木柱の上端部が内挿される第1筒状部材を有する第1木柱支持装置と、
第2木柱と、
前記第2木柱を前記第1木柱より上方で前記第1木柱と同軸上において垂直姿勢で支持する第2木柱支持装置と、
第3木柱と、
前記第3木柱を上下方向に関し前記第1及び第2木柱の間において水平姿勢で支持する第3木柱支持装置とを備え、
前記第1木柱の上端部には径方向外方に開く第1木柱側係入溝が設けられ、
前記第1木柱側係入溝には前記第1木柱の長手方向に関し相対移動不能に第1木柱側剛性部材が装着されており、
前記第1筒状部材には前記第1木柱側剛性部材と対向する位置に第1木柱側取付孔が設けられ、
前記第1木柱側取付孔に挿通された締結部材が前記第1木柱側剛性部材に締結されることによって前記第1木柱が前記第1筒状部材に連結され、
前記第3木柱支持装置は、板面が水平方向に沿った状態で前記第1木柱の上端面に直接又は間接的に載置される下側狭持板であって、平面視において前記第1木柱に重合する下側中央部及び平面視において水平姿勢の前記第3木柱と重合するように前記下側中央部から延びる一又は複数の下側第3木柱重合部を有する下側狭持板と、板面が垂直方向に沿った状態で前記下側狭持板の上面に連結され、水平姿勢の前記第3木柱の基端面が当接される側板と、板面が水平方向に沿った状態で前記側板の上端面に連結された上側狭持板であって、平面視において前記下側中央部及び前記一又は複数の下側第3木柱重合部にそれぞれ重合する上側中央部及び一又は複数の上側第3木柱重合部を有する上側狭持板と、前記側板から水平姿勢の前記第3木柱の方向へ延びる補強板と、一端側が前記第1筒状部材の外周面に連結され且つ他端側が前記下側狭持板の下面に連結されたダンパーとを有し、
前記下側中央部は前記第1木柱の上端面に直接又は間接的に設けられた凸状部材が係入される係入孔を有し、
前記第3木柱の基端部には当該第3木柱を基準にして径方向外方に開く第3木柱側係入溝が全周に亘って設けられ、且つ、前記第3木柱の基端面には前記補強板が挿入可能なスリットが設けられており、
前記第3木柱側係入溝には前記第3木柱の長手方向に関し相対移動不能に第3木柱側剛性部材が装着され、
前記第3木柱側剛性部材は、前記第3木柱側係入溝のうち、水平姿勢の前記第3木柱において下方向を向く部分の一部、横方向一方側を向く部分及び上方向を向く部分の一部に亘って装着されるコの字状の第1バンドと、水平姿勢の前記第3木柱において下方向を向く部分の他の一部、横方向他方側を向く部分及び上方向を向く部分の他の一部に亘って装着されるコの字状の第2バンドとを含み、
前記上側第3木柱重合部には、前記第1及び第2バンドと対向する位置にそれぞれ第1及び第2バンド側上方取付孔が設けられ、
前記下側第3木柱重合部には、前記第1及び第2バンドと対向する位置にそれぞれ第1及び第2バンド側下方取付孔が設けられ、
前記補強板が前記スリットに挿入された状態で、前記第1バンド側上方取付孔に挿通された締結部材及び前記第1バンド側下方取付孔に挿通された締結部材が前記第1バンドに締結され且つ前記第2バンド側上方取付孔に挿通された締結部材及び前記第2バンド側下方取付孔に挿通された締結部材が前記第2バンドに締結されることによって、前記第3木柱が前記上側狭持板及び前記下側狭持板によって狭持されており、
前記第2木柱支持装置は、前記上側狭持板の上面に固着されるベースプレートと、前記第1筒状部材と同心上に位置するように前記ベースプレートの上面に固着され且つ上方が開口とされた第2筒状部材とを有し、
前記第2木柱の基端部には径方向外方に開く第2木柱側係入溝が設けられ、前記第2木柱側係入溝には前記第2木柱の長手方向に関し相対移動不能に第2木柱側剛性部材が装着され、
前記第2筒状部材には前記第2木柱側剛性部材と対向する位置に第2木柱側取付孔が設けられており、
前記第2木柱側取付孔に挿通された締結部材が前記第2木柱側剛性部材に締結されることによって前記第2木柱が前記第2筒状部材に連結されていることを特徴とする木柱連結構造。 - 前記第3木柱支持装置は、前記下側狭持板及び前記上側狭持板の間を連結する第3筒状部材を有し、
前記第3筒状部材の周壁が前記側板を形成していることを特徴とする請求項37に記載の木柱連結構造。 - 基礎コンクリート上に載置される礎石と、
前記礎石の上面に設けられた第1凸状部材と、
前記第1凸状部材の頂部に設けられた第2凸状部材と、
前記礎石の上面に立設される木柱とを備え、
前記第1凸状部材は、横断面の外形線によって画される外形面積が上下方向所定位置において最大となり且つ前記上下方向所定位置から上方へ行くに従って前記外形面積が小さくなる上向きの湾曲面形状を有し、
前記第2凸状部材の最大外形面積は、前記第1凸状部材の最大外形面積よりも小とされており、
前記木柱の基端面には、前記第1及び第2凸状部材を覆う凹部と、前記凹部より径方向外方に位置し、前記礎石の上面に当接される平坦部とを有し、
前記凹部は、前記第2凸状部材の頂部を覆う最上部から前記第1凸状部材の最大外形面積の外径に相当する開口幅を有する部位まで下方へ行くに従って開口幅が拡径された凹状領域を有していることを特徴とする木柱設置構造。 - 前記第2凸状部材は前記第1凸状部材にネジ連結されていることを特徴とする請求項39に記載の木柱設置構造。
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