JP6851682B2 - 飛散防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、既存建物の解体時に発生する破砕物の建物外部への飛散を防止する飛散防止装置に関する。
従来より、既存建物の解体時に発生する破砕物の飛散を防止するため、既存建物の解体中の箇所を囲むように防護ネットを設けることが行われている。
特許文献1では、既存建物の構造部分に支持されてこの既存建物の側面に沿って上方に突出する伸縮可能な複数の支柱と、これら複数の支柱に保持されて既存建物の上面を覆う防護ネットと、を備える飛散防止装置が提案されている。
特許文献2には、既存建物の構造部分に支持されてこの既存建物の側面に沿って上方に突出する伸縮可能な複数の脚柱部と、これら複数の脚柱部間に亘って設けられた鉛直面板部と、この鉛直面板部間に保持されて既存建物の上面を覆う防護ネットと、を備える飛散防止装置が提案されている。
特開2015−74956号公報 特開2011−17230号公報
特許文献1、2の飛散防止装置では、大型の防護ネットで既存建物を完全に上から覆うため、実際には、支柱にかかる荷重やモーメントがかなり大きくなる。そのため、支柱の剛性を確保する必要があり、支柱が大型化する、という問題があった。また、解体対象となる既存建物の構造体や既存建物周囲の仮設足場に、支柱を強固に固定する必要があるため、支柱の固定方法が複雑化する、という問題があった。
本発明は、簡素な構造でありながら、任意の高さや任意の区間の建物外周壁面であっても設置可能であり、かつ、建物解体時の破砕物の飛散を防止できる飛散防止装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、既存建物の解体時に発生する破砕物の飛散防止手段として、既存建物の解体箇所の上方および側方の全体を防護ネットで覆うのではなく、既存建物の解体箇所の外側壁面のみに防護ネットを展張させることで、防護範囲を限定しながらも、解体時における破砕物を確実に受け止めることができることに着眼し、本願発明の飛散防止装置に至った。
本発明の特徴は、既存建物の解体箇所の全体を覆うように防護ネットを設置する必要はなく、解体箇所の側方のみに防護ネットを設置すればよく、飛散防止装置を短時間で構築できるうえに、飛散防止装置を比較的軽量な支柱と上下ワイヤに保持された防護ネットで構成しても、既存建物の解体時に発生する破砕物を受け止めることができる点にある。
第1の発明の飛散防止装置(例えば、後述の飛散防止装置1)は、既存建物(例えば、後述の既存建物20)の解体時に発生する破砕物の建物外部への飛散を防止する飛散防止装置であって、前記既存建物の外壁面(例えば、後述の外壁面21)に沿って側面に防護壁(例えば、後述の防護壁90)を有する仮設足場(例えば、後述の枠組足場10)が設けられており、当該仮設足場に取り付けられて鉛直方向に伸縮可能な複数の支柱(例えば、後述の支柱30)と、当該複数の支柱間に架設されるワイヤ(例えば、後述の上側ワイヤ31、下側ワイヤ32)と、前記複数の支柱および前記ワイヤに保持された防護ネット(例えば、後述の防護ネット33、36)と、を備え、前記支柱は、前記仮設足場を構成する鉛直部材(例えば、後述の鉛直部材111)に沿って配置され、当該鉛直部材に複数箇所で仮固定されており、前記防護ネットは、前記既存建物の解体対象階の床面の高さ位置または前記仮設足場の防護壁の上端の高さ位置より下方まで展張されることを特徴とする。
この発明によれば、防護ネットを支柱およびワイヤに保持させることで、防護ネットが既存建物の解体箇所の側方を覆って、建物解体時の破砕物の飛散を防止できる。また、支柱、ワイヤ、防護ネットを備える飛散防止装置を、解体箇所の側方のみを覆うように配置することで、支柱にそれほど大きな荷重やモーメントが加わらないため、支柱の構造を簡素化でき、その結果、既存建物ではなく仮設足場に取り付けることができる。
また、防護ネットの下端が、既存建物の解体対象階の床面の高さ位置、または、仮設足場の側面に設けられた防護壁の上端の高さ位置よりも下方となるように、防護ネットを展張することで、既存建物の解体時に発生する破砕物を防護ネットあるいは防護壁で受け止めて、解体工事の敷地内に留めておくことができる。
第2の発明の飛散防止装置は、前記支柱は、複数の筒状体(例えば、後述の上段筒状体41、中段筒状体42、下段筒状体43)が入れ子状に配置されて伸縮可能な支柱本体(例えば、後述の支柱本体40)と、当該支柱本体の上端部に設けられた環状の上側環状部材(例えば、後述の上側環状部材50)と、前記支柱本体の下端部に設けられた環状の下側環状部材(例えば、後述の下側環状部材70)と、を備え、前記ワイヤは、隣接する上側環状部材同士の間に挿通された上側ワイヤ(例えば、後述の上側ワイヤ31)と、隣接する下側環状部材同士の間に挿通された下側ワイヤ(例えば、後述の下側ワイヤ32)と、を含んで構成され、前記防護ネットは、前記各支柱と前記上下のワイヤとの間に展張されることを特徴とする。
この発明によれば、防護ネットを各支柱と上下のワイヤとの間で展張したので、矩形状の防護ネットの四辺を支柱あるいはワイヤで確実に支持できる。また、防護ネットを各支柱と上下ワイヤ間に展張することで、既存建物の解体時に発生する破砕物がある程度の重量物であっても、防護ネットの全周を拘束し、かつ、予め防護ネットに張力を導入しておくことで、破砕物が防護ネットに接触した瞬間から防護ネットが抵抗力を発揮して、破砕物を防護ネット内に留めておくことができる。
第3の発明の飛散防止装置における前記仮設足場は、枠組足場であり、前記支柱は、当該仮設足場の前記既存建物側の鉛直部材(例えば、後述の鉛直部材111)に取り付けられて伸縮可能な支柱本体(例えば、後述の支柱本体40)と、当該支柱本体の上端部に設けられた環状の上側環状部材(例えば、後述の上側環状部材50)と、を備え、前記仮設足場の前記既存建物とは反対側の鉛直部材の上端部には、環状の外側環状部材(例えば、後述の外側環状部材34)が取り付けられ、前記ワイヤは、隣接する上側環状部材同士の間に挿通された上側ワイヤ(例えば、後述の上側ワイヤ31)と、隣接する外側環状部材同士の間に挿通された外側ワイヤ(例えば、後述の外側ワイヤ35)と、を含んで構成され、前記防護ネット(例えば、後述の防護ネット36)は、前記上側ワイヤと前記外側ワイヤとの間に水平面に対して傾斜して展張されることを特徴とする。
この発明によれば、防護ネットを上側ワイヤと外側ワイヤとの間に傾斜をもって展張したので、この防護ネットにより、仮設足場の上方から飛来する破砕物を確実に受け止めることができ、既存建物の解体作業をより安全に実施できる。また、防護ネットが傾斜していることで、破砕物を確実に防護ネットの下方に払い落とすことができる。
本発明によれば、簡素な構造でありながら、建物解体時に発生する破砕物の飛散を防止できる。
本発明の第1実施形態に係る飛散防止装置が適用された枠組足場の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 前記実施形態に係る飛散防止装置の支柱の側面図である。 前記実施形態に係る支柱の下部の拡大図およびC−C断面図である。 前記実施形態に係る支柱のD−D断面図およびE−E断面図である。 本発明の第2実施形態に係る飛散防止装置が適用された枠組足場の縦断面図である。 前記実施形態に係る枠組足場の正面図である。 前記実施形態に係る飛散防止装置の外側環状部材の平面図である。
本発明の飛散防止装置は、既存建物の解体対象階の周囲の枠組足場上に、防護ネットのみ、または防護ネットおよび防護壁を設置することで、建物解体時に発生する破砕物の飛散を防止する。第1実施形態は、図1〜図6に示すように、枠組足場上に防護ネットを略鉛直に展張させたものであり、第2実施形態は、図7〜図9に示すように、枠組足場上に防護ネットを傾斜して展張させたものである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る飛散防止装置1が適用された仮設足場としての枠組足場10の平面図である。図2は、図1のA−A断面図であり、図3は、図1のB−B断面図である。
このうち、図3では、理解を容易にするため、枠組足場10を一点鎖線で表示している。
本実施形態では、解体対象となる既存建物20の所定階を解体対象階22として解体する。この解体対象階22の床面23には、解体用重機24が配置されている。この既存建物20の周囲には、枠組足場10が設けられている。
枠組足場10は、解体対象となる既存建物20の外壁面21に沿って設けられる。この枠組足場10は、上下に積層された建枠11と、隣接する建枠11同士の間に架設された図示しない踏板12および筋交13と、を備える。建枠11は壁繋ぎ14で既存建物20の外壁面21に固定されている。
このうち、建枠11は、一対の鉛直部材111と、これら一対の鉛直部材の上端側を連結する水平部材112と、を含んで構成される。
飛散防止装置1は、既存建物20の解体時に発生する破砕物の建物外部への飛散を防止するものである。この飛散防止装置1は、枠組足場10の既存建物20側に取り付けられて鉛直方向に伸縮可能な複数の支柱30と、複数の支柱30間に架設される上側ワイヤ31および下側ワイヤ32と、複数の支柱30およびワイヤ31、32に保持された防護ネット33と、を備える。
防護ネット33は、各支柱30と上下のワイヤ31、32との間で展張されて、既存建物20の外壁面21に沿って略鉛直に延びている。
枠組足場10には、枠組足場10の外側つまり既存建物20側とは反対側の側面に沿って、防護壁90が設けられている。
この防護壁90は、複数の矩形状の防音パネルや防音シートを組み合わせて構成され、既存建物20の解体対象階22の床面23よりも上方まで延びている。
また、防護ネット33の下端は、防護壁90の上端の高さ位置より下方まで到達している。
なお、これに限らず、防護壁90の上端の高さを既存建物20の解体対象階22の床面23よりも低くしておき、防護ネット33を解体対象階22の床面23より下方まで延ばしてもよい。
図4は、支柱30の側面図である。図4(a)は、支柱30を伸長させた状態であり、図4(b)は、支柱30を収縮させた状態である。
支柱30は、枠組足場10を構成する建枠11の既存建物20側の鉛直部材111に沿って配置され、この建枠11の鉛直部材111に上下2箇所で仮固定される。
支柱30は、伸縮可能な支柱本体40と、支柱本体40の上端に設けられた環状の上側環状部材50と、支柱本体40の中間高さに設けられて建枠11に係止して仮固定可能な係止部材60と、支柱本体40の下端部に設けられて建枠11に仮固定可能な環状の下側環状部材70と、を備える。
支柱本体40は、円筒形状の上段筒状体41、中段筒状体42、下段筒状体43が入れ子状に収納されて構成される。
上段筒状体41の下端部および中段筒状体42の上端部には、貫通孔44、45が形成されており、これら貫通孔44、45に図示しないロックピンを挿通することで、上段筒状体41が中段筒状体42に対して上方に突出した状態で固定される。
また、中段筒状体42の上端部には、防護ネット33の中間部分を支柱本体40に結束するためのフック46が設けられている。このフック46を設けたことで、防護ネット33に強風が作用しても、防護ネット33が一方に膨らむことなく、支柱本体40に防護ネット33を密着させておくことができる。
中段筒状体42の下端部および下段筒状体43の上端部には、貫通孔47、48が形成されており、これら貫通孔47、48に図示しないロックピンを挿通することで、中段筒状体42が下段筒状体43に対して突出した状態で固定される。
上側環状部材50は、上段筒状体41の上端に設けられる。この上側環状部材50は、上段筒状体41の上端に溶接固定されたナット51と、このナット51に螺合されて溶接固定されたアイボルト52と、を備える。
上側ワイヤ31は、隣接する上側環状部材50のアイボルト52同士の間に挿通される。
図5(a)は、支柱30の下部の拡大図であり、図5(b)は、図5(a)のC−C断面図である。図6は、図5(a)のD−D断面図およびE−E断面図である。
係止部材60は、下段筒状体43の中間高さに設けられる。この係止部材60は、下段筒状体43から水平方向に延びる延出片61と、延出片61に設けられて建枠11の水平部材112に係止する係止片62と、を備える。係止部材60の係止片62を建枠11の水平部材112に上から引っ掛けることで、支柱30は建枠11に仮固定される。
下側環状部材70は、下段筒状体43の下端部に設けられる。
この下側環状部材70は、下段筒状体43の下端部に取り付けられたコの字形状の基部71と、建枠11の鉛直部材111に着脱可能な迫り上げ用クランプ72と、せり上げ用クランプ72に設けられて基部71および下段筒状体43を貫通するボルト73と、このボルト73に螺合されたアイナット74と、を備える。
下側ワイヤ32は、隣接する下側環状部材70のアイナット74同士の間に挿通される。
上述の支柱30では、図4(a)の伸長した状態から、上段筒状体41および中段筒状体42の貫通孔44、45に挿通したロックピンを抜き取るとともに、中段筒状体42および下段筒状体43の貫通孔47、48に挿通したロックピンを抜き取ることで、図4(b)の収縮した状態とすることができる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)防護ネット33を支柱30およびワイヤ31、32に保持させることで、防護ネット33が既存建物20の解体対象階22の側方を覆って、建物解体時の破砕物の飛散を防止できる。また、解体対象階22の側方のみを覆うことで、支柱30にそれほど大きな荷重やモーメントがかからないから、支柱30の構造を簡素化でき、その結果、既存建物20ではなく枠組足場10に取り付けることができる。
(2)防護ネット33を支柱30と上下のワイヤ31、32との間で展張したので、防護ネット33を支柱30やワイヤ31、32で確実に支持できる。
(3)下側環状部材70のせり上げ用クランプ72のナットを緩めることで、このせり上げ用クランプ72を建枠11の鉛直部材111に沿って摺動させて、支柱30を容易に上昇あるいは下降させることができる。
(4)防護ネット33の下端が、枠組足場10の側面に設けられた防護壁90の上端の高さ位置よりも下方となるように、防護ネット33を展張した。よって、既存建物20の解体時に発生する破砕物を防護ネット33あるいは防護壁90で受け止めて、破砕物の飛散を確実に防止できる。
〔第2実施形態〕
図7は、本発明の第2実施形態に係る飛散防止装置1Aが適用された枠組足場10の縦断面図である。図8は、枠組足場10の正面図である。
本実施形態では、防護ネット36の位置および姿勢が、第1実施形態の防護ネット33と異なる。
飛散防止装置1Aは、枠組足場10の既存建物20側に取り付けられて鉛直方向に伸縮可能な複数の支柱30と、複数の支柱30間に架設される上側ワイヤ31と、枠組足場10の既存建物20とは反対側に取り付けられた複数の環状の外側環状部材34と、複数の外側環状部材34間に架設された外側ワイヤ35と、上側ワイヤ31および外側ワイヤ35に保持された防護ネット36と、を備える。
防護ネット36は、上側ワイヤ31と外側ワイヤ35との間に、水平面に対して傾斜して展張されて、既存建物20の外壁面21に沿って延びている。外側ワイヤ35は、枠組足場10の水平部材112に沿って設けられて、上側ワイヤ31と外側ワイヤ35との間に展張された防護ネット36は、水平部材112に隙間なく密着しており、これにより、破砕物を防護ネット36で確実に受け止めることができる。
図9は、外側環状部材34の平面図である。
外側環状部材34は、枠組足場10の既存建物20とは反対側の鉛直部材111の上端部に取り付けられている。外側環状部材34は、建枠11の鉛直部材111に着脱可能なクランプ80と、クランプ80に設けられたボルト81と、このボルト81に螺合されたアイナット82と、を備える。外側ワイヤ35は、隣接する外側環状部材34のアイナット82同士の間に挿通される。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(4)の効果に加えて、以下のような効果がある。
(5)防護ネット36を上側ワイヤ31と外側ワイヤ35との間に展張したので、この防護ネット36により、枠組足場10に上方から飛来する破砕物を確実に受け止めることができ、既存建物20の解体作業をより安全に実施できる。
枠組足場10の1層毎に踏板12を設けるので、飛散防止装置1Aで受け止めて払い落とした破砕物を踏板12で受け止めることができ、破砕物の飛散を確実に飛防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、第1実施形態では、防護ネット33を枠組足場10の既存建物20側に略鉛直に展張させ、第2実施形態では、防護ネット36を枠組足場10の既存建物20とは反対側に傾斜して展張させたが、これに限らない。例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて、防護ネット33、36を両方とも設けてもよい。
このようにすれば、防護ネット33、36を二重に設けて、防護ネット33、36の抵抗力を高めることで、新たに飛散防止手段を設けることなく、建物解体時に発生する破砕物の飛散を確実に防止できる。
また、上述の各実施形態では、防護壁90を枠組足場10の外側に設けたが、これに限らず、防護壁を枠組足場10の内側つまり既存建物20側に設けてもよい。
1、1A…飛散防止装置
10…枠組足場(仮設足場) 11…建枠 12…踏板 13…筋交 14…壁繋ぎ
20…既存建物 21…外壁面 22…解体対象階
23…解体対象階の床面 24…解体揚重機
30…支柱 31…上側ワイヤ 32…下側ワイヤ 33、36…防護ネット
34…外側環状部材 35…外側ワイヤ
40…支柱本体 41…上段筒状体 42…中段筒状体 43…下段筒状体
44…貫通孔 45…貫通孔 46…ストッパ 47…貫通孔 48…貫通孔
50…上側環状部材 51…ナット 52…アイボルト
60…係止部材 61…延出片 62…係止片
70…下側環状部材 71…基部 72…迫り上げ用クランプ 73…ボルト
74…アイナット 80…クランプ 81…ボルト 82…アイナット 90…防護壁
111…鉛直部材 112…水平部材

Claims (2)

  1. 既存建物の解体時に発生する破砕物の建物外部への飛散を防止する飛散防止装置であって、
    前記既存建物の外壁面に沿って側面に防護壁を有する仮設足場が設けられており、
    当該仮設足場に取り付けられて鉛直方向に伸縮可能な複数の支柱と、
    当該複数の支柱間に架設されるワイヤと、
    前記複数の支柱および前記ワイヤに保持された防護ネットと、を備え、
    前記支柱は、前記仮設足場を構成する鉛直部材に沿って配置され、当該鉛直部材に複数箇所で仮固定されており
    前記支柱は、複数の筒状体が入れ子状に配置されて伸縮可能な支柱本体と、当該支柱本体の上端部に設けられた環状の上側環状部材と、前記支柱本体の下端部に設けられた環状の下側環状部材と、を備え、
    前記ワイヤは、隣接する上側環状部材同士の間に挿通された上側ワイヤと、隣接する下側環状部材同士の間に挿通された下側ワイヤと、を含んで構成され、
    前記防護ネットは、前記各支柱と前記上下のワイヤとの間に展張されることを特徴とする飛散防止装置。
  2. 既存建物の解体時に発生する破砕物の建物外部への飛散を防止する飛散防止装置であって、
    前記既存建物の外壁面に沿って側面に防護壁を有する枠組足場が設けられており、
    当該枠組足場に取り付けられて鉛直方向に伸縮可能な複数の支柱と、
    当該複数の支柱間に架設されるワイヤと、
    前記複数の支柱および前記ワイヤに保持された防護ネットと、を備え、
    前記支柱は、前記枠組足場を構成する鉛直部材に沿って配置され、当該鉛直部材に複数箇所で仮固定されており
    前記支柱は、当該枠組足場の前記既存建物側の鉛直部材に取り付けられて伸縮可能な支柱本体と、当該支柱本体の上端部に設けられた環状の上側環状部材と、を備え、
    前記枠組足場の前記既存建物とは反対側の鉛直部材の上端部には、環状の外側環状部材が取り付けられ、
    前記ワイヤは、隣接する上側環状部材同士の間に挿通された上側ワイヤと、隣接する外側環状部材同士の間に挿通された外側ワイヤと、を含んで構成され、
    前記防護ネットは、前記上側ワイヤと前記外側ワイヤとの間に水平面に対して傾斜して展張されることを特徴とする飛散防止装置。
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