JP6804633B2 - ロータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のロータに関する。
車両等に適用される回転電機のロータは、電磁鋼板を積層したロータヨークと、ロータヨークに装着される磁石と、を有している。下記特許文献1には、磁石の飛散を防止するため、一対のエンドプレートでロータヨークおよび磁石を保持する技術が記載されている。すなわち、これらエンドプレートは、撓み変形しながらロータヨークおよび磁石を押圧し、これらを挟持する。
特開2010−4619号公報
ところで、ロータの軸心からロータの各部に冷却油を供給し、ロータを冷却できれば好ましい。しかし、エンドプレートによってロータの各部を押圧すると、ロータヨークが変形し冷却油が意図せぬ箇所から漏れ出し、ロータが適切に冷却できない場合が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、適切に冷却できるロータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明のロータにあっては、冷却油を通流させるシャフトと、前記シャフトに装着された略円筒状のロータヨークと、前記ロータヨークに装着される磁石と、前記ロータヨークの一端に衝合する第1のエンドプレートと、を有し、前記ロータヨークは、前記磁石よりも内周側に形成され前記冷却油を軸方向に通流される冷却油通路を有し、前記ロータヨークは、前記第1のエンドプレートを介して、軸方向の押圧力を受け、前記ロータヨークと前記第1のエンドプレートとは、半径方向の位置が前記冷却油通路と前記磁石との間の区間において、前記冷却油をシールするシール部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、ロータを適切に冷却できる。
本発明の第1実施形態によるロータの一部切欠正面図である。 図1におけるI−I断面図である。 図2におけるA部の詳細図である。 図1におけるII−II断面図である。 エンドプレートの模式的断面図である。 ロータヨークに歪みが生じた場合におけるロータの模式図である。 本実施形態によるロータの一部切欠斜視図である。 本発明の第2実施形態によるロータの模式図である。 本発明の第3実施形態によるロータの模式図である。
上記課題を解決するため本発明のロータにあっては、冷却油を通流させるシャフトと、前記シャフトに装着された略円筒状のロータヨークと、前記ロータヨークに装着される磁石と、前記ロータヨークの一端に衝合する第1のエンドプレートと、を有し、前記ロータヨークは、前記磁石よりも内周側に形成され前記冷却油を軸方向に通流される冷却油通路を有し、前記ロータヨークは、前記第1のエンドプレートを介して軸方向の押圧力を受け、前記ロータヨークと前記第1のエンドプレートとは、半径方向の位置が前記冷却油通路と前記磁石との間の区間において、前記冷却油をシールするシール部を形成し、前記第1のエンドプレートは、前記シャフトの軸方向に沿って外周部が反るように変形するものであり、前記シール部は、前記第1のエンドプレートに押圧される前記ロータヨークの角部であることを特徴とする。
ロータRT1は、略円筒状に形成されたシャフト100と、シャフト100に挿入された略円筒状のロータヨーク110と、ロータヨーク110に埋設された磁石130と、を有している。ロータヨーク110は、略同一形状の電磁鋼板を左右方向(紙面に垂直な方向)に沿って積層し、カシメ加工、接着または溶接によって相互に結合したものである。シャフト100の中空部104は、冷却油(図示せず)を通流させる流路である。
図2は、図1におけるI−I断面図である。
ロータヨーク110の左右両端面には、エンドプレート150(第2のエンドプレート)と、エンドプレート160(第1のエンドプレート)と、が衝合している。これらエンドプレート150,160は、ロータヨーク110内の磁石130を固定し、磁石130の飛散を防止している。また、シャフト100には、圧入リング170が圧入されている。
エンドプレート160の右方において、シャフト100には、外径が広がっている大径部102が形成されている。エンドプレート150,160およびロータヨーク110は、大径部102と圧入リング170とに挟まれ、これらによって軸方向(左右方向)に押圧されている。また、シャフト100において、大径部102よりも若干左方には、シャフト100の中空部104から外周面まで挿通する給油穴106が形成されている。図2のエンドプレート160において、空洞113から磁石130までの区間は、左面が平坦になっており、当該部分を平坦部166と呼ぶ。平坦部166は、その何れかの箇所においてエンドプレート160とロータヨーク110とが接触する部分である。
図1に戻り、ロータヨーク110は、その重量を軽減するために、複数の空胴部111〜118が形成されている。まず、ロータヨーク110の内周付近には、断面略長円状の空洞111と、断面略三角形状の空洞112と、が周回方向に沿って交互に形成されている。また、空洞111,112よりも外周側には、断面略三角形状の空洞113と、断面略台形状の空洞114が周回方向に沿って交互に形成されている。ここで、本実施形態においては、空洞113,114(冷却油通路)は、外周面113a,114aが同一円周上に配列されていることが一つの特徴である。
また、空洞113,114のさらに外周側には、断面略三角形状の空洞115が等間隔に形成されている。空洞115のさらに外周側には、磁石130を埋設するための空洞116,117,118が、周回方向に沿って所定間隔で形成されている。また、エンドプレート150において、空洞115に対向する位置には、空洞115と略同形状の貫通孔155が形成されている。なお、エンドプレート160(図2参照)においても、図示を省略するが、空洞115に対向する位置には、貫通孔155と同様の貫通孔が形成されている。
図3は、図2におけるA部の詳細図である。エンドプレート160において、給油穴106に対向する箇所は周回方向に沿って溝状に切り欠かれ、環状切欠部162が形成されている。また、エンドプレート160の左面には、環状切欠部162から空洞113の開口部まで、略円環状に凹んだ凹部164が形成されている。また、凹部164には、左方に突出し、ロータヨーク110に衝合する突出部163が随所に形成されている。
この突出部163がロータヨーク110に衝合することにより、凹部164とロータヨーク110との間隔が維持されている。給油穴106から環状切欠部162に冷却油が供給されると、冷却油は環状切欠部162の全周に渡って充填される。ここで、ロータRT1が回転すると、環状切欠部162に充填された冷却油は、遠心力によって凹部164に沿って外周方向に流れ、空洞113および空洞114(図1参照)に到達する。なお、図3においては、給油穴106を一ヶ所のみ図示するが、給油穴106は、周回方向に沿って2〜6等分位置に複数形成し、冷却油を迅速に供給できるようにすることが好ましい。
図4は、図1におけるII−II断面図である。
エンドプレート150の右面には、略円環状に凹んだ凹部154が形成されている。また、凹部154には、右方に突出し、ロータヨーク110に衝合する突出部153が随所に形成されている。この突出部153がロータヨーク110に衝合することにより、凹部154とロータヨーク110との間隔が維持されている。
図1において、ロータRT1が回転すると、空洞114および空洞113(図1参照)内の冷却油は、遠心力によってこれらの外周面113a,114aに集まり、さらに図4に示す凹部154を介して貫通孔155に到達し、貫通孔155からロータRT1の外部に放出される。
図5は、エンドプレート160の模式的断面図である。
すなわち、図5において、エンドプレート160の各部の凹凸は誇張して示している。
図5において、シャフト100(図1参照)の中心軸をCLとし、エンドプレート160の外周端160aの中心軸CLからの半径をR1とする。エンドプレート160の左端位置すなわち突出部163の左端位置に対して、平坦部166は、オフセット値L1だけ右方向に凹んでいる。ここで、オフセット値L1[mm](ミリメートル)は、本実施形態で想定している具体例においては、「0.2≦L1≦0.6」の範囲にすることが好ましく、「0.35≦L1≦0.48」の範囲にすることがより好ましい。その理由については後述する。
図6は、本実施形態において、ロータヨーク110に歪みが生じた場合におけるロータRT1の模式図である。
上述したように、ロータヨーク110は、略同一形状の電磁鋼板を積層し、カシメ加工、接着または溶接によって相互に結合したものである。従って、電磁鋼板は、その密度が低い箇所(例えば、図1における空洞113,114の近辺)において、軸方向に歪みやすくなる。そのことは、ロータヨーク110全体が、特に空洞113,114の近辺において軸方向に沿って歪みやすくなることを意味する。
但し、図6において、ロータRT1の各部の歪みや凹凸は誇張して示している。
例えば、ロータヨーク110に一般的な電磁鋼板を適用し、半径R1(図5参照)を95[mm]とし、圧入リング170の締め代を0.05〜0.1[mm]程度にすると、エンドプレート160の反り量P1は、0.6〜1.2[mm]程度になる。
このような場合、上述したようにオフセット値L1[mm]を「0.2≦L1≦0.6」の範囲にすると、空洞113の外周面113aの端部113b(シール部)が角部になり、ロータヨーク110は、端部113bにおいてエンドプレート160に接触するようになる。この端部113bが角部になって平坦部166に衝合すると、当該箇所において冷却油がシールされ、外周方向には、冷却油が漏れにくくなる。換言すれば、端部113bは、「シール部」として機能する。さらに、図5に示したオフセット値L1を「0.35≦L1≦0.48」の範囲にすると、端部113bにおいて、冷却油を一層適切にシールすることができる。
また、空洞114の外周面114a(図1参照)の端部も、同様にエンドプレート160に角部すなわちシール部となって接触する。従って、ロータヨーク110は、外周面113a,114aに沿った円形の経路に沿った角部がエンドプレート160に接触する。ここで、オフセット値L1および反り量P1の関係をさらに一般的に表現すると、次のようになる。すなわち、反り量P1に対して、「P1/L1」が「1」〜「6」の範囲、より好ましくは「2」〜「3」の範囲になるようにオフセット値L1を決定することが好ましい。
また、図6において、シール部となる端部113bが現れる軸方向の位置をX1とし、エンドプレート160がシャフト100に接する箇所におけるロータヨーク110との衝合位置をX2とすると、位置X1,X2は、上述したオフセット値L1以上離れていることになる。
〈第1実施形態の動作〉
次に、図7を参照し、本実施形態の動作を説明する。なお、図7は、本実施形態によるロータRT1の一部切欠斜視図である。
図7において、ロータRT1が回転すると、中空部104内の冷却油は、給油穴106を介して凹部164に至る。凹部164に至った冷却油は、図1に示す空洞113,114の外周面113a,114aに向かう。先に図6において説明したように、ロータヨーク110およびエンドプレート160は、外周面113a,114aに沿った円形の経路に沿って相互に接触し、冷却油をシールする。換言すれば、平坦部166における外周方向への冷却油の流れが抑制される。
従って、空洞113,114に到達した冷却油は、図7の経路E1で示すように、外周面113a,114aに沿って右から左方向に流れ、凹部154に到達する。すなわち、図6に示したようにロータヨーク110が歪んでいる場合においても、ロータヨーク110の内部に、左右方向に流れる冷却油の適切な経路を形成することができる。そして、エンドプレート150の凹部154に到達した冷却油は、貫通孔155からロータRT1の外部に放出される。
〈比較例〉
次に、本実施形態の効果を明らかにするため、比較例の構成を説明する。本比較例の構成は、オフセット値L1(図5参照)が「0」であることを除き、上記実施形態のものと同様である。
本比較例においては、角部(例えば図6に示した端部113b)が、エンドプレート150と平坦部166との接触箇所にて形成されにくいという問題がある。そのため、空洞113および空洞114(図1参照)に到達した冷却油は、図7に示す経路E2に沿って漏れる割合が大きくなる。すなわち、冷却油は、ロータヨーク110のほぼ右側面のみに接触し、右側面のみを冷却するため、ロータヨーク110の内部を充分に冷却できなくなる。
〈第1実施形態の効果〉
以上説明したように、本実施形態のロータRT1は、冷却油を通流させるシャフト(100)と、シャフト(100)に装着された略円筒状のロータヨーク(110)と、ロータヨーク(110)に装着される磁石(130)と、ロータヨーク(110)の一端に衝合する第1のエンドプレート(160)と、を有し、ロータヨーク(110)は、磁石(130)よりも内周側に形成され冷却油を軸方向に通流される冷却油通路(113,114)を有し、ロータヨーク(110)は、第1のエンドプレート(160)を介して軸方向の押圧力を受け、ロータヨーク(110)と第1のエンドプレート(160)とは、半径方向の位置が冷却油通路(113,114)と磁石(130)との間の区間において、冷却油をシールするシール部(113b)を形成する。
これにより、冷却油通路(113,114)に冷却油を通流させることができ、ロータRT1を適切に冷却することができる。
さらに、本実施形態においては、第1のエンドプレート(160)は、シャフト(100)の軸方向に沿って外周部が反るように変形するものであり、シール部(113b)は、第1のエンドプレート(160)に押圧されるロータヨーク(110)の角部であることを特徴とする。
これにより、シール部(113b)の面積が小さい場合においても、冷却油通路(113,114)に冷却油を通流させることができ、ロータRT1を一層適切に冷却することができる。
さらに、本実施形態においては、シール部(113b)が形成される軸方向の位置(X1)と、第1のエンドプレート(160)がシャフト(100)に接する箇所におけるロータヨーク(110)との衝合位置(X2)とは、所定のオフセット値(L1)以上離れている。
これにより、ロータヨーク(110)の歪みに対応しつつ、シール部(113b)の位置を定めることができる。
[第2実施形態]
図8は、本発明の第2実施形態によるロータRT2の模式図である。
本実施形態のロータRT2においては、第1実施形態のロータRT1におけるエンドプレート160に代えて、エンドプレート260が適用される。エンドプレート260のオフセット値L1(図5参照)は、「0」である。但し、エンドプレート260は、エンドプレート160と比較して剛性が高いため、反り量P1(図6参照)もほぼ「0」になる。
本実施形態においては、反り量P1が「0」になるため、オフセット値L1が「0」であっても、空洞113の端部113bを角部として、エンドプレート260に接触させることができる。これにより、オフセット値L1が「0」であっても、第1実施形態と同様に、冷却油を適切にシールすることができる。
[第3実施形態]
図9は、本発明の第3実施形態によるロータRT3の模式図である。
本実施形態のロータRT3においては、第1実施形態のロータRT1におけるエンドプレート160に代えて、エンドプレート360が適用される。エンドプレート360には、凹部164(図3参照)と同様に凹部364が形成されている。但し、凹部364の上端部は、空洞113の外周面113aよりも外周側に位置している。また、これにより、エンドプレート360の平坦部366も、空洞113の外周面113aよりも外周側に位置している。
上述したように、圧入リング170による押圧力によって、ロータヨーク110は軸方向に沿って歪みやすくなる。但し、空洞113,114(図1参照)よりも外周側では、空洞115〜118の占める面積比は比較的小さくなるため、電磁鋼板の密度が高くなる。このため、空洞115〜118の周辺領域では、ロータヨーク110は歪みにくくなる。従って、図9において、空洞113よりも外周側において、ロータヨーク110の右端面は「平面」として扱って差し支えない場合がある。
かかる場合には、ロータヨーク110の右端面に現れる平面に合わせてエンドプレート360の平坦部366の面を形成すると、平坦部366においてロータヨーク110とエンドプレート360とを面接触させることができる。これにより、平坦部366において、冷却油を一層適切にシールすることができる。すなわち、本実施形態においては、半径方向に所定の幅を有する平坦部366の全体をシール部とすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、シール部(366)を、半径方向に所定の幅を有する面にすることができる。これにより、一層適切に冷却油をシールすることができる。
さらに、本実施形態においては、ロータヨーク(110)の他端に衝合する第2のエンドプレート(150)をさらに備え、冷却油通路(113,114)は、第1のエンドプレート(160)から第2のエンドプレート(150)に向かって冷却油を通流させるものであり、シール部(366)は、冷却油通路(113,114)よりも外周側に形成される。これにより、シール部(366)の平坦性を維持し、一層適切に冷却油をシールすることができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記各実施形態においては、ロータヨーク110に空洞111〜118を形成した例について説明したが、空洞111〜118を形成していないロータヨークであっても、押圧されると形状が歪むため、本発明を適用することができる。
(2)また、上記各実施形態においては、磁石130をロータヨーク110の空洞116〜118に埋設したが、磁石130はロータヨーク110の外周面に固着させるようにしてもよい。
(3)また、上記各実施形態は、車両のみならず、種々の電気機器に適用することができる。これにより、これらの電気機器においては、その用途に応じて、ロータを適切に冷却できるようになる。
100 シャフト
110 ロータヨーク
113,114 空洞(冷却油通路)
113b 端部(シール部)
130 磁石
150 エンドプレート(第2のエンドプレート)
160 エンドプレート(第1のエンドプレート)
366 平坦部(シール部)
RT1〜RT3 ロータ

Claims (4)

  1. 冷却油を通流させるシャフトと、
    前記シャフトに装着された略円筒状のロータヨークと、
    前記ロータヨークに装着される磁石と、
    前記ロータヨークの一端に衝合する第1のエンドプレートと、
    を有し、
    前記ロータヨークは、前記磁石よりも内周側に形成され前記冷却油を軸方向に通流される冷却油通路を有し、
    前記ロータヨークは、前記第1のエンドプレートを介して軸方向の押圧力を受け、
    前記ロータヨークと前記第1のエンドプレートとは、半径方向の位置が前記冷却油通路と前記磁石との間の区間において、前記冷却油をシールするシール部を形成し、
    前記第1のエンドプレートは、前記シャフトの軸方向に沿って外周部が反るように変形するものであり、
    前記シール部は、前記第1のエンドプレートに押圧される前記ロータヨークの角部である
    ことを特徴とするロータ。
  2. 前記シール部は、半径方向に所定の幅を有する面である
    ことを特徴とする請求項1に記載のロータ。
  3. 前記ロータヨークの他端に衝合する第2のエンドプレートをさらに備え、
    前記冷却油通路は、前記第1のエンドプレートから前記第2のエンドプレートに向かって前記冷却油を通流させるものであり、
    前記シール部は、前記冷却油通路よりも外周側に形成される
    ことを特徴とする請求項に記載のロータ。
  4. 冷却油を通流させるシャフトと、
    前記シャフトに装着された略円筒状のロータヨークと、
    前記ロータヨークに装着される磁石と、
    前記ロータヨークの一端に衝合する第1のエンドプレートと、
    を有し、
    前記ロータヨークは、前記磁石よりも内周側に形成され前記冷却油を軸方向に通流される冷却油通路を有し、
    前記ロータヨークは、前記第1のエンドプレートを介して軸方向の押圧力を受け、
    前記ロータヨークと前記第1のエンドプレートとは、半径方向の位置が前記冷却油通路と前記磁石との間の区間において、前記冷却油をシールするシール部を形成し、
    前記シール部が形成される軸方向の位置と、前記第1のエンドプレートが前記シャフトに接する箇所における前記ロータヨークとの衝合位置とは、所定のオフセット値(但し、0を除く)以上離れている
    ことを特徴とするロータ。
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