JP6801202B2 - 両面粘着テープ、及びその製造方法 - Google Patents

両面粘着テープ、及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6801202B2
JP6801202B2 JP2016055087A JP2016055087A JP6801202B2 JP 6801202 B2 JP6801202 B2 JP 6801202B2 JP 2016055087 A JP2016055087 A JP 2016055087A JP 2016055087 A JP2016055087 A JP 2016055087A JP 6801202 B2 JP6801202 B2 JP 6801202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensitive adhesive
pressure
adhesive layer
hollow particle
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016055087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016180099A (ja
Inventor
智幸 阿部
智幸 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dexerials Corp
Original Assignee
Dexerials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dexerials Corp filed Critical Dexerials Corp
Publication of JP2016180099A publication Critical patent/JP2016180099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6801202B2 publication Critical patent/JP6801202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J201/00Adhesives based on unspecified macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/22Plastics; Metallised plastics
    • C09J7/25Plastics; Metallised plastics based on macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C09J7/255Polyesters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2301/00Additional features of adhesives in the form of films or foils
    • C09J2301/10Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet
    • C09J2301/12Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet by the arrangement of layers
    • C09J2301/124Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the structural features of the adhesive tape or sheet by the arrangement of layers the adhesive layer being present on both sides of the carrier, e.g. double-sided adhesive tape
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2400/00Presence of inorganic and organic materials
    • C09J2400/20Presence of organic materials
    • C09J2400/24Presence of a foam
    • C09J2400/243Presence of a foam in the substrate

Description

本発明は、電子機器の部品固定用などに用いられる両面粘着テープに関する。
携帯情報端末は、筐体を含む画像表示モジュールと、ガラス板やアクリル板等の透明なフロントパネルとが、それらの互いに対向する外周縁に配された両面粘着テープで貼り合わされた構造を有する。ここで、このような両面粘着テープに対する要求特性として、接着性はもちろん、機器の落下衝撃に耐え得る良好な耐衝撃性、機器筐体の反りや歪み、内部応力に耐え得る応力緩和性、防水性等がある。
これら両面粘着テープに求められる特性を踏まえて、発泡体基材の両面に、光硬化性アクリル系粘着剤組成物を光硬化させて得られる粘着剤層が積層された両面粘着テープが提案されている(特許文献1)。しかし、この両面粘着テープは、使用されている発泡体基材の気泡の一部が連続気泡となるという欠点を有するため、防水性が低下するという問題を有していた。このため、耐衝撃性、防水性といった要求特性を満たすために、両面粘着テープのアクリル系粘着剤層に、無機又は有機物の微細な中空粒子を配合することが考えられている。
特開2009−108314号公報
近年、画像表示モジュールにおいては、画面の有効利用の観点やデザイン性の観点から、狭額縁化が進み、これに伴い、両面粘着テープの幅も狭小化されている(例えば0.5〜1.0mm)。このため、例えば、特許文献1に記載の技術では基材が伸びやすく、加工時に不具合が起きることが懸念される他、気泡が大きくなると、テープ幅以上の気泡径となり、防水性能を喪失してしまう。また、テープ幅の狭小化に伴い、中空粒子を配合した粘着テープにおいても、基本性能となる接着力が低下する恐れがある。
そこで、本発明は、テープ幅が狭小化された場合にも、接着強度をはじめ、両面粘着テープの特性として求められる各種性能を備える両面粘着テープ、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る両面粘着テープは、基材フィルムと、上記基材フィルムの一方の面に形成され、中空粒子を含有する第1の粘着剤層と、上記基材フィルムの他方の面に形成され、中空粒子を含有する第2の粘着剤層とを有し、上記第1、第2の粘着剤層は、上記中空粒子が上記基材フィルム側に偏在されているものである。
また、本発明に係る両面粘着テープの製造方法は、基材フィルムの一方の面に、粘着剤中に中空粒子が含有された中空粒子含有粘着剤層と、上記中空粒子を含有しない中空粒子非含有粘着剤層とを積層し、第1の粘着剤層を形成する工程と、上記基材フィルムの他方の面に、粘着剤中に上記中空粒子が含有された中空粒子含有粘着剤層と、上記中空粒子を含有しない中空粒子非含有粘着剤層とを積層し、第2の粘着剤層を形成する工程とを有し、上記第1、第2の粘着剤層の上記中空粒子が上記基材フィルム側に偏在されているものである。
また、本発明に係る両面粘着テープの製造方法は、第1の剥離フィルムの表面に中空粒子を含有しない粘着剤を塗布し、第1の中空粒子非含有粘着剤層を形成する工程と、上記第1の中空粒子非含有粘着剤層の表面に上記中空粒子を含有する粘着剤を塗布すると共に基材フィルムを積層し、第1の中空粒子含有粘着剤層を形成する工程と、上記第1の中空粒子含有粘着剤層と上記第1の中空粒子非含有粘着剤層とを硬化することにより一体化し第1の粘着剤層を形成する工程と、上記基材フィルムの上記第1の粘着剤層が形成されていない面に、上記中空粒子を含有する粘着剤を塗布し、第2の中空粒子含有粘着剤層を形成する工程と、上記第2の中空粒子含有粘着剤層の表面に上記中空粒子を含有しない粘着剤を塗布すると共に第2の剥離フィルムを積層し、第2の中空粒子非含有粘着剤層を形成する工程と、上記第2の中空粒子含有粘着剤層と上記第2の中空粒子非含有粘着剤層とを硬化することにより一体化し第2の粘着剤層を形成する工程とを有するものである。
本発明によれば、中空粒子が基材フィルム側に偏在することにより、被着体と接する第1、第2の粘着剤層の表面に中空粒子が露出することなく、被着体に対する剥離強度(界面破壊強度)を向上することができる。
図1は、本発明が適用された両面粘着テープを示す断面図である。 図2(A)は、中空粒子含有粘着剤層と中空粒子非含有粘着剤層とを積層した状態を示す断面図であり、図2(B)は、中空粒子含有粘着剤層と中空粒子非含有粘着剤層とを同時に硬化させることにより両層が一体化された粘着剤層が形成された状態を示す断面図である。 図3は、基材フィルムの一方の面に第1の粘着剤層が積層されたフィルム積層体を形成する工程を示す図である。 図4(A)は、第1の剥離フィルムに第1の中空粒子非含有粘着剤層と第1の中空粒子含有粘着剤層と基材フィルムとを積層したフィルム積層体を示す断面図であり、図4(B)は、第1の中空粒子含有粘着剤層と第1の中空粒子非含有粘着剤層とを同時に硬化させることにより両層が一体化された第1の粘着剤層が形成されたフィルム積層体を示す断面図である。 図5は、フィルム積層体の基材フィルムの他方の面に第2の粘着剤層を積層し、両面粘着テープを形成する工程を示す図である。 図6(A)は、フィルム積層体の基材フィルムの他方の面に第2の中空粒子非含有粘着剤層と第2の中空粒子含有粘着剤層と剥離フィルムとを積層した状態を示す断面図であり、図6(B)は、第2の中空粒子含有粘着剤層と第2の中空粒子非含有粘着剤層とを同時に硬化させることにより両層が一体化された第2の粘着剤層が形成された両面粘着テープを示す断面図である。
以下、本発明が適用された両面粘着テープ、及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[両面粘着テープ]
本発明が適用された両面粘着テープ1は、図1に示すように、基材フィルム2と、基材フィルム2の一方の面2aに形成され、中空粒子4を含有する第1の粘着剤層3と、基材フィルム2の他方の面2bに形成され、中空粒子4を含有する第2の粘着剤層5とを有し、第1、第2の粘着剤層3,5は、中空粒子4が基材フィルム2側に偏在されているものである。また、両面粘着テープ1は、第1の粘着剤層3に第1の剥離フィルム6が積層され、第2の粘着剤層5に第2の剥離フィルム7が積層されていてもよい。
[基材フィルム]
基材フィルム2は、両面に第1、第2の粘着剤層3,5を支持するものである。このような基材フィルム2としては、両面粘着テープの基材として公知のものを採用することができる。例えばPET(Polyethylene terephthalate)等のポリエステル基材フィルムを好適に用いることができる。なお、基材フィルム2の厚みは、その適用対象等により異なるが、通常5〜100μm厚、好ましくは10〜50μm厚である。
[粘着剤層]
基材フィルム2の一方の面2aには、第1の粘着剤層3が積層され、他方の面2bには第2の粘着剤層5が積層されている。以下では第1の粘着剤層3について説明するが、第2の粘着剤層5も第1の粘着剤層3と同様の構成を有する。
[粘着剤組成物]
第1の粘着剤層3は、中空粒子を配合した粘着剤組成物を成膜し、硬化させたものである。粘着剤組成物は、粘着テープの粘着剤組成物として用いられる公知の熱及び/又は光硬化性の粘着剤組成物を使用することができる。なかでも、本発明の第1の粘着剤層3を構成する粘着剤組成物は、光硬化性アクリル系粘着剤組成物から形成されることが好ましい。このような光硬化性アクリル系粘着剤組成物は、成分(a)単官能(メタ)アクリレート、成分(b)(メタ)アクリル酸、成分(c)アクリル系架橋剤、及び成分(d)光ラジカル重合開始剤を含有する。ここで、(メタ)アクリレートという用語は、アクリレートとメタクリレートとを包含する用語である。
これらの成分の好ましい配合割合は、成分(a)単官能(メタ)アクリレート100質量部に対し、成分(b)(メタ)アクリル酸2〜20質量部、(c)アクリル系架橋剤0.1〜1.0質量部、及び(d)光ラジカル重合開始剤0.1〜1.0質量部である。より好ましい配合割合は、成分(a)単官能(メタ)アクリレート100質量部に対し、成分(b)(メタ)アクリル酸4〜10質量部、(c)アクリル系架橋剤0.2〜0.5質量部、及び(d)光ラジカル重合開始剤0.2〜0.6質量部である。
成分(a)の単官能(メタ)アクリレートは、ポリマーのベースとなる光重合性モノマーであり、任意の単官能(メタ)アクリレートを使用することができる。好ましくは、汎用性、及びガラス転移点(Tg、好ましくは−70〜−10℃)の低さの点から、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、イソステアリルアクリレート、及びエチルカルビトールアクリレートからなる群から選択される少なくとも一種を使用する。
成分(b)の(メタ)アクリル酸は、ポリマーに耐熱性、凝集力を付与するためのモノマーであり、アクリル酸又はメタクリル酸である。
成分(c)のアクリル系架橋剤は、ポリマーに熱溶融しない硬化性を付与するためのモノマーであり、公知のアクリル系架橋剤を使用することができる。好ましくは、分子中に2以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートである。具体的には、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アクリレ−ト、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、及びEO変性ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも一種を使用する。市場で入手可能な架橋剤としては、KAYARAD MANDA(日本化薬(株)製)、アロニックス M−270(東亜合成(株)製)がある。
成分(d)の光ラジカル重合開始剤は、成分(a)〜(c)を光重合させるために必要な活性種源となるものであり、本発明の効果を損なわない範囲で、公知の光ラジカル重合開始剤を使用することができる。好ましくはオキシムエステル系光重合開始剤、アシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤、及びアルキルフェノン系光重合開始剤からなる群より選択される少なくとも一種の光重合開始剤を使用することができる。市場で入手可能な光ラジカル重合開始剤としては、例えば2―ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(Darocur 1173:BASFジャパン社製)がある。
[中空粒子]
中空粒子4としては、ガラス、セラミックス等の無機中空粒子、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン、ポリスチレン等の有機中空粒子等の公知の中空粒子の中から両面粘着テープ1の使用目的等に応じて適宜決定することができる。中でも、衝撃吸収性の点から、ポリアクリロニトリル中空粒子を好ましく使用することができる。
また、中空粒子4は、平均粒子径が20〜40μmのものを好ましく使用できる。この範囲であれば、粘着剤の強度を損なわず、十分な耐衝撃性能が得られるからである。平均粒径の測定は、例えば、レーザー光散乱式粒度分布測定装置を用いて行うことができる。
[含有量]
中空粒子含有粘着剤層中の中空粒子の含有量は、好ましくは20〜40体積%、より好ましくは25〜35体積%である。この範囲であれば、十分な耐衝撃性能が得られ、且つ粘着剤の強度も損なわない。中空粒子の分散方法、成膜方法、光硬化方法としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の手法を採用することができる。例えば、分散方法としてはミキサー、ディゾルバー等の撹拌機を採用することができる。
[黒色顔料]
なお、中空粒子は、その表面に黒色顔料付着処理が施されていてもよい。ここで、黒色顔料付着処理とは、黒色顔料を中空粒子の表面に付着させる処理のことであり、本発明の効果を損なわない限り、任意の手法を採用することができる。例えば、中空粒子と黒色顔料とをジャーミルを用いて混合することやミキサー等を挙げることができる。処理操作の簡便さと黒色顔料付着処理効率の高さとのバランスから、好ましくは中空粒子と黒色顔料とをジャーミルを用いて混合することが挙げられる。
黒色顔料としては、公知の無機黒色顔料、有機黒色顔料の中から、両面粘着テープの使用目的等に応じて適宜選択することができる。中でも汎用性、コストの点から無機黒色顔料であるカーボンブラックを好ましく使用することができる。
黒色顔料の平均粒子径としては、好ましくは10〜30nm、より好ましくは15〜25nmである。この範囲であれば、樹脂に対する付着性が良好であり、凝集も少ないからである。この平均粒子径の測定も、例えばレーザー光散乱式粒度分布測定装置を用いて行うことができる。
[基材フィルム側への偏在]
ここで、第1の粘着剤層3においては、中空粒子4が基材フィルム2側に偏在している。中空粒子4が基材フィルム2側に偏在している状態とは、中空粒子4が、第1の粘着剤層3の厚さ方向にわたって分散された状態や第1の粘着剤層3の表面側に偏在している状態を除くものであり、少なくとも両面粘着テープ1の使用時において、被着体との界面に中空粒子4が臨むような位置に存在していない状態をいう。
[中空粒子含有粘着剤層/中空粒子非含有粘着剤層]
中空粒子4が基材フィルム2側に偏在している第1の粘着剤層3は、図2(A)に示すように、粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されている中空粒子含有粘着剤層10と、粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されていない中空粒子非含有粘着剤層11とを積層するとともに、中空粒子含有粘着剤層10を基材フィルム2の一方の面2aに積層した後、図2(B)に示すように、これら両層の粘着剤組成物を硬化させ一体化することにより形成することができる。硬化方法は、紫外線照射や加熱等、粘着剤組成物の種類に応じて選択される。第2の粘着剤層5も同様にして形成することができる。
このような第1、第2の粘着剤層3,5は、同種の粘着剤組成物を用いた中空粒子含有粘着剤層10と中空粒子非含有粘着剤層11とを積層し、両層の粘着剤組成物を同時に硬化させている。したがって、両面粘着テープ1は、中空粒子含有粘着剤層10と中空粒子非含有粘着剤層11との架橋反応が両層にわたって連続することにより一体化し、被着体に貼着された後も中空粒子含有粘着剤層10と中空粒子非含有粘着剤層11との界面で剥離が生じることがなく、剥離強度(凝集破壊強度)を向上することができる。
また、両面粘着テープ1は、中空粒子4が基材フィルム2側に偏在することにより、被着体と接する第1、第2の粘着剤層3,5の表面に中空粒子4が露出することなく、被着体に対する剥離強度(界面破壊強度)を向上することができる。
このため、両面粘着テープ1は、例えば中空粒子4を40体積%と多量に配合させた場合にも、剥離強度(凝集破壊/界面破壊)の低下を招くことなく、強固な接着力を実現できる。
[両面粘着テープの製造方法]
次いで、本発明が適用された両面粘着テープ1の製造工程について説明する。両面粘着テープ1の製造工程は、基材フィルム2の一方の面2aに、粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されている中空粒子含有粘着剤層10と、粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されていない中空粒子非含有粘着剤層11とを積層し、第1の粘着剤層3を形成する工程と、基材フィルム2の他方の面2bに、粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されている中空粒子含有粘着剤層10と、粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されていない中空粒子非含有粘着剤層11とを積層し、第2の粘着剤層5を形成する工程とを有する。
また、第1、第2の粘着剤層3,5は、それぞれ粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されている中空粒子含有粘着剤層10と、粘着剤組成物中に中空粒子4が含有されていない中空粒子非含有粘着剤層11とを積層した後、硬化することにより一体化して形成することが好ましい。
具体的に、両面粘着テープ1の製造工程は、図3に示すように、原反ロールより第1の剥離フィルム6を巻き出し、第1の剥離フィルム6の表面に中空粒子4を含有しない粘着剤を塗布し、第1の中空粒子非含有粘着剤層11aを成膜する。
次いで、第1の中空粒子非含有粘着剤層11aの表面に中空粒子4を含有する粘着剤を塗布すると共にさらにその上に基材フィルム2を積層し、第1の中空粒子含有粘着剤層10aを成膜する。これにより、図4(A)に示すように、基材フィルム2の一方の面2aに第1の中空粒子含有粘着剤層10a及び第1の中空粒子非含有粘着剤層11aが積層されたフィルム積層体20が形成される。第1の中空粒子非含有粘着剤層11a及び第1の中空粒子含有粘着剤層10aの成膜方法としては特に限定されないが、例えば、ロールコーターやバーコーター、コンマコーター、ダイコーター等を使用する方法を採用することができる。
なお、第1の中空粒子含有粘着剤層10aの塗布厚みは、50〜100μm、第1の中空粒子非含有粘着剤層11aの塗布厚みは30〜70μm、両層全体の層厚として80〜170μmとすることが好ましい。
次いで、図4(B)に示すように、第1の中空粒子含有粘着剤層10aと第1の中空粒子非含有粘着剤層11aとを硬化することにより一体化し第1の粘着剤層3を形成する。硬化の方法としては、基材フィルム2の上から紫外光を照射すること等により行うことができる。
これにより、第1の中空粒子含有粘着剤層10a及び第1の中空粒子非含有粘着剤層11aが一体化されるとともに、中空粒子4が基材フィルム2の一方の面2a側に偏在する第1の粘着剤層3を形成することができる。
次いで、図5に示すように、フィルム積層体20を巻き出して、基材フィルム2の第1の粘着剤層3が形成されていない他方の面2bに、中空粒子4を含有する接着剤組成物を塗布し、第2の中空粒子含有粘着剤層10bを形成する。さらに、図6(A)に示すように、第2の中空粒子含有粘着剤層10bの表面に中空粒子4を含有しない接着剤組成物を塗布すると共にさらにその上に第2の剥離フィルム7を積層し、第2の中空粒子非含有粘着剤層11bを形成する。
なお、第2の中空粒子含有粘着剤層10bの塗布厚みは、50〜100μm、第2の中空粒子非含有粘着剤層11bの塗布厚みは30〜70μm、両層全体の層厚として80〜170μmとすることが好ましい。また、第1の中空粒子非含有粘着剤層11aから第2の中空粒子非含有粘着剤層11bまでの総厚さは200〜300μmとすることが好ましい。
その後、図6(B)に示すように、第2の中空粒子含有粘着剤層10bと第2の中空粒子非含有粘着剤層11bとを硬化することにより一体化し第2の粘着剤層5を形成する。硬化の方法としては、第2の剥離フィルム7の上から紫外線を照射すること等により行うことができる。
これにより、第2の中空粒子含有粘着剤層10b及び第2の中空粒子非含有粘着剤層11bが一体化されるとともに、中空粒子4が基材フィルム2の他方の面2b側に偏在する第2の粘着剤層5を形成することができる。
このような製法により得られた両面粘着テープ1によれば、同種の粘着剤組成物を用いた中空粒子含有粘着剤層10と中空粒子非含有粘着剤層11とを積層した後、両層の粘着剤組成物を同時に硬化させることにより、第1、第2の粘着剤層3,5が形成されている。したがって、両面粘着テープ1は、中空粒子含有粘着剤層10と中空粒子非含有粘着剤層11との架橋反応が両層にわたって連続することにより一体化し、被着体に貼着された後も中空粒子含有粘着剤層10と中空粒子非含有粘着剤層11との界面で剥離が生じることがなく、剥離強度(凝集破壊)を向上することができる。
また、両面粘着テープ1は、中空粒子4が基材フィルム2側に偏在することにより、被着体と接する第1の粘着剤層3の表面に中空粒子4が露出することなく、被着体に対する剥離強度(界面破壊)を向上することができる。
[実施例に係る両面粘着テープの製造]
次いで、本発明の実施例について説明する。本実施例では、上述した製法により作成した両面粘着テープを用いてSUS板にSUS箔を貼り合わせ、剥離強度を測定した。
(シロップの調製)
シャッター装置を有する重合反応装置に、2−エチルヘキシルアクリレート90質量部とアクリル酸10質量部とを仕込み、更に光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(Darocur1173、BASFジャパン社製)0.015質量部を添加し、撹拌しながら反応させ、反応混合物の粘度(JIS Z 8803:2011)が1000mPa・s(25℃)となるまで予備重合させた。
(中空粒子非含有粘着剤組成物の作成)
前記シロップ溶液80質量部に対し、2−エチルヘキシルアクリレート20質量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(Darocur1173、BASFジャパン社製)0.3質量部、アクリル系架橋剤としてヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート(KAYARAD MANDA、日本化薬(株)製)0.2質量部を添加し、均一に混合し、室温で液状の紫外線硬化性の中空粒子非含有粘着剤組成物を調製した。
(中空粒子含有粘着剤組成物の作成)
前記シロップ溶液75質量部に対し、2−エチルヘキシルアクリレート25質量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(Darocur1173、BASFジャパン社製)0.3質量部、アクリル系架橋剤としてポリプロピレングリコールジアクリレート(アロニックス M−270、東亜合成(株)製)0.3質量部、アクリロニトリル樹脂中空粒子(マツモトマイクロスフェアーF−80SDE、松本油脂製薬(株)製、平均粒子径20〜40μm、真比重0.03)1.5質量部(約30体積%)を添加し、均一に混合し、室温で液状の紫外線硬化性の中空粒子含有粘着剤組成物を調製した。
次いで、表面にシリコーン系離型剤で処理をした厚さ150μmの剥離ライナーを巻き出し、中空粒子非含有粘着剤組成物を厚さ0.05mmになるように塗布した。その上に中空粒子含有粘着剤組成物を重ねるように、総厚みで113μmとなるように塗布し、さらにその上に25μm厚のPETフィルム(ルミラー810、東レ(株)製)を基材として積層した。そしてPETフィルム側から紫外線を照射し、PETフィルムの一方の面に第1の粘着剤層を形成したフィルム積層体を得た。
次いで、このフィルム積層体を巻出し、PETフィルムの他方の面に中空粒子含有粘着剤組成物を塗布した。その上に中空粒子非含有粘着剤組成物を厚さ0.05mmになるように塗布し、総厚みで250μmとなるように調整し、さらにその上に、表面をシリコーン系離型剤で剥離処理をしたPETフィルム(ルミラー810、東レ(株)製)を積層した。そして剥離PETフィルム側から紫外線を照射し、基材PETフィルムの一方の面に第1の粘着剤層を形成し、他方の面に第2の粘着剤層を形成した両面粘着テープを得た。
[比較例に係る両面粘着テープの製造]
粘着剤として、溶液重合法によりn−ブチルアクリレート35質量部、2−エチルヘキシルアクリレート62質量部、アクリル酸3質量部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.1質量部、開始剤に2,2´アゾビスイソブチロニトリル0.1質量部を添加して重合した重量平均分子量45万のアクリル酸エステル共重合体97質量部と、粘着付与樹脂である軟化点110℃のロジンエステル3質量部との混合物を、トルエン、酢酸エチルの混合溶媒に不揮発分50%で溶解させたものを用いた。
上記粘着剤溶液に、中空粒子としてアクリロニトリルコポリマーからなる松本油脂製薬(株)製マツモトマイクロスフェアーMFL−SEVEN(平均粒子径20〜40μm、真比重0.14、炭酸カルシウム粉体被覆)を粘着剤固形分100質量部(アクリル酸エステル共重合体97質量部とロジンエステル3質量部)に対して5質量部(約30体積%)添加し攪拌分散した。
上記粘着剤溶液にイソシアネート系架橋剤として日本ポリウレタン工業(株)製コロネートL55E(不揮発分55%溶液)を0.8質量部添加し、はく離ライナー(厚み120μm、シリコーン系離型剤層付ポリエチレンラミネート上質紙)上に塗布し105℃4分の条件で乾燥し、中空粒子を含む粘着剤層を厚み60μmで設け、支持体である25μm厚みの両面コロナ処理の施されたポリエステルフィルムの両側にラミネート積層した。
さらに、中空粒子を含まない粘着剤として、溶液重合法によりn−ブチルアクリレート45部、2−エチルヘキシルアクリレート50質量部、アクリル酸5質量部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.1質量部、開始剤に2,2´アゾビスイソブチロニトリル0.1質量部を添加して重合した重量平均分子量43万のアクリル酸エステル共重合体90質量部と、粘着付与樹脂である軟化点110℃のロジンエステル10質量部との混合物を、トルエン、酢酸エチルの混合溶媒に不揮発分55%で溶解させたものを用いた。
上記中空粒子を含まない粘着剤溶液に、イソシアネート系架橋剤として日本ポリウレタン工業(株)製コロネートL55E(不揮発分55%溶液)を1.9質量部添加し、はく離ライナー(厚み120μm、シリコーン系離型剤層付ポリエチレンラミネート上質紙)上に塗布し105℃4分の条件で乾燥し、中空粒子を含まない粘着剤層を厚み30μmで設け、上記の中空粒子を含む粘着剤層両面のさらに上部に積層ラミネートし両面粘着テープを得た。
[粘着テープの特性評価]
実施例及び比較例に係る両面粘着テープを幅20mm、長さ80mmに切断し、片面の剥離フィルムを剥がし、粒度280番の研磨紙で磨いた後トルエンにて表面を拭き取ったSUS304板に貼り付けた。その上に厚さ50μmのSUS箔基材を重ね2kg重のローラーを往復し圧着した。その接合体サンプルを23℃で1時間放置後、引張試験機にて接着力を測定した(90°ピール、引張速度:300mm/min)。
Figure 0006801202

表1に示すように、90°剥離強度が実施例に係る接合体サンプルでは22N/20mmであるのに対し、比較例に係る接合体サンプルでは15N/20mmであった。これは、実施例に係る両面粘着テープでは、第1、第2の粘着剤層として、それぞれ同種の粘着剤組成物を用いた中空粒子含有粘着剤層と中空粒子非含有粘着剤層とを積層し、両層の粘着剤組成物を同時に硬化させているからである。したがって、実施例に係る両面粘着テープは、中空粒子含有粘着剤層と中空粒子非含有粘着剤層とが一体化し、被着体に貼着された後も中空粒子含有粘着剤層と中空粒子非含有粘着剤層との界面で剥離が生じることがなく、凝集破壊が生じることはなかった。
また、実施例に係る両面粘着テープは、中空粒子が基材となるPETフィルム側に偏在することにより、被着体となるSUS板及びSUS箔と接する第1、第2の粘着剤層の表面に中空粒子が露出することなく、被着体に対する剥離強度(界面破壊)を向上することができる。このため、実施例に係る両面粘着テープは、中空粒子を30体積%と多量に配合させた場合にも、剥離強度の低下を招くことなく、強固な接着力を実現できた。
一方、比較例に係る両面粘着テープでは、中空粒子を含む粘着剤組成物を塗布した後、105℃4分の条件で乾燥させて中空粒子を含む粘着剤層を形成し、同様に、中空粒子を含まない粘着剤組成物を塗布した後、105℃4分の条件で乾燥させて中空粒子を含まない粘着剤層を形成し、その後、両層をラミネートしている。そのため、中空粒子を含む粘着剤層と中空粒子を含まない粘着剤層とが一体化されることなく、実施例に比して剥離強度が劣るものとなった。また、剥離した界面を観察すると、中空粒子を含む粘着剤層と中空粒子を含まない粘着剤層との界面において凝集破壊が起きた箇所も散見され、粘着剤の凝集力が低いことが分かる。
1 両面粘着テープ、2 基材フィルム、2a 一方の面、2b 他方の面、3 第1の粘着剤層、4 中空粒子、5 第2の粘着剤層、6 第1の剥離フィルム、7 第2の剥離フィルム、10 中空粒子含有粘着剤層、10a 第1の中空粒子含有粘着剤層、10b 第2の中空粒子含有粘着剤層、11 中空粒子非含有粘着剤層、11a 第1の中空粒子非含有粘着剤層、11b 第2の中空粒子非含有粘着剤層、20 フィルム積層体

Claims (8)

  1. 基材フィルムの一方の面に、粘着剤中に中空粒子が含有された中空粒子含有粘着剤層と、上記中空粒子を含有しない中空粒子非含有粘着剤層とを積層し、第1の粘着剤層を形成する工程と、
    上記基材フィルムの他方の面に、粘着剤中に上記中空粒子が含有された中空粒子含有粘着剤層と、上記中空粒子を含有しない中空粒子非含有粘着剤層とを積層し、第2の粘着剤層を形成する工程とを有し、
    上記第1、第2の粘着剤層の上記中空粒子が上記基材フィルム側に偏在されている両面粘着テープの製造方法であって、
    上記第1の粘着剤層を形成する工程及び第2の粘着剤層を形成する工程において、使用された中空粒子含有粘着剤層及び中空粒子非含有粘着剤層を構成する粘着剤は、光硬化性の粘着剤であり、中空粒子含有粘着層と中空粒子非含有粘着剤層とを積層した後、両層を同時に光硬化させることにより両層を一体化させ、第1の粘着剤層及び第2の粘着剤層を形成する、両面粘着テープの製造方法。
  2. 第1の粘着剤層及び第2の粘着剤層における中空粒子含有粘着剤層は、上記中空粒子を20〜40体積%含有する請求項記載の両面粘着テープの製造方法。
  3. 上記基材フィルムは、ポリエステル基材フィルムである請求項1又は2記載の両面粘着テープの製造方法。
  4. 光硬化性の粘着剤が紫外線硬化性の粘着剤である請求項1〜3のいずれかに記載の両面粘着テープの製造方法。
  5. 第1の剥離フィルムの表面に中空粒子を含有しない粘着剤を塗布し、第1の中空粒子非含有粘着剤層を形成する工程と、
    上記第1の中空粒子非含有粘着剤層の表面に上記中空粒子を含有する粘着剤を塗布すると共に基材フィルムを積層し、第1の中空粒子含有粘着剤層を形成する工程と、
    上記第1の中空粒子含有粘着剤層と上記第1の中空粒子非含有粘着剤層とを硬化することにより一体化し第1の粘着剤層を形成する工程と、
    上記基材フィルムの上記第1の粘着剤層が形成されていない面に、上記中空粒子を含有する粘着剤を塗布し、第2の中空粒子含有粘着剤層を形成する工程と、
    上記第2の中空粒子含有粘着剤層の表面に上記中空粒子を含有しない粘着剤を塗布すると共に第2の剥離フィルムを積層し、第2の中空粒子非含有粘着剤層を形成する工程と、 上記第2の中空粒子含有粘着剤層と上記第2の中空粒子非含有粘着剤層とを硬化することにより一体化し第2の粘着剤層を形成する工程とを有する両面粘着テープの製造方法であって、
    上記粘着剤は、光硬化性の粘着剤であり、
    記第1の中空粒子含有粘着剤層と上記第1の中空粒子非含有粘着剤層とは、上記基材フィルムを介して光照射されることにより硬化され、
    上記第2の中空粒子含有粘着剤層と上記第2の中空粒子非含有粘着剤層とは、上記第2の剥離フィルムを介して光照射されることにより硬化される、両面粘着テープの製造方法。
  6. 第1の粘着剤層及び第2の粘着剤層における中空粒子含有粘着剤層は、上記中空粒子を20〜40体積%含有する請求項5記載の両面粘着テープの製造方法。
  7. 上記基材フィルムは、ポリエステル基材フィルムである請求項5又は6記載の両面粘着テープの製造方法。
  8. 上記粘着剤は、紫外線硬化性の粘着剤である請求項5〜7のいずれかに記載の両面粘着テープの製造方法。
JP2016055087A 2015-03-24 2016-03-18 両面粘着テープ、及びその製造方法 Active JP6801202B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015061606 2015-03-24
JP2015061606 2015-03-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016180099A JP2016180099A (ja) 2016-10-13
JP6801202B2 true JP6801202B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=56978573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016055087A Active JP6801202B2 (ja) 2015-03-24 2016-03-18 両面粘着テープ、及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6801202B2 (ja)
KR (1) KR102156002B1 (ja)
CN (1) CN107709491A (ja)
TW (1) TWI765849B (ja)
WO (1) WO2016152787A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6729258B2 (ja) * 2016-09-30 2020-07-22 ブラザー工業株式会社 粘着テープカートリッジ及び粘着テープロールの製造方法
JP6674662B2 (ja) * 2016-09-30 2020-04-01 ブラザー工業株式会社 粘着テープカートリッジ
KR102509251B1 (ko) * 2017-03-31 2023-03-13 린텍 가부시키가이샤 점착 시트
CN108504296A (zh) * 2018-04-04 2018-09-07 宁国市千洪电子有限公司 一种用于触摸屏的双面胶带及其制备方法
CN113302252B (zh) * 2019-01-22 2023-12-29 积水化学工业株式会社 粘着带及其制造方法
JP2021024907A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 日東電工株式会社 両面粘着テープ
KR102317843B1 (ko) * 2019-12-26 2021-10-26 주식회사 지오니어 휴대용 단말기의 배터리 고정용 테이프 및 그 제조방법

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08259908A (ja) * 1995-03-20 1996-10-08 Sekisui Chem Co Ltd 両面粘着テープ、両面粘着テープの積層体および両面粘着テープの製造方法
WO2009031421A1 (ja) * 2007-09-07 2009-03-12 Dic Corporation 両面粘着テープ
JP4623198B2 (ja) 2007-10-12 2011-02-02 Dic株式会社 防水用両面粘着テープ
JP5227658B2 (ja) * 2008-05-23 2013-07-03 ニチバン株式会社 基材付き光重合体層及びその製造方法
KR101188769B1 (ko) * 2010-07-07 2012-10-10 국방과학연구소 고무와 에폭시 수지 함유 복합재료와의 접착력 증진 방법
JP2012229358A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Nitto Denko Corp 粘着シート
JP2013249367A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Hitachi Kasei Polymer Co Ltd 両面粘着テープ
KR101510719B1 (ko) * 2013-05-29 2015-04-10 (주)티엠에스 재접착성 다층 양면테이프 및 그의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016152787A1 (ja) 2016-09-29
TW201708460A (zh) 2017-03-01
KR20170094320A (ko) 2017-08-17
TWI765849B (zh) 2022-06-01
CN107709491A (zh) 2018-02-16
KR102156002B1 (ko) 2020-09-15
JP2016180099A (ja) 2016-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6801202B2 (ja) 両面粘着テープ、及びその製造方法
EP2341112B1 (en) Transparent adhesive sheet and image display device
JP5514817B2 (ja) 再剥離性を有する粘着材
KR102052211B1 (ko) 양면 점착 시트 및 휴대 전자 기기
KR101928727B1 (ko) 점착 시트 및 그 사용 방법 그리고 적층체
TWI659080B (zh) Double-sided black adhesive tape
JP6513347B2 (ja) 粘着シート
JP5322968B2 (ja) 粘着剤組成物、粘着フィルム、粘着剤組成物の製造方法及び粘着フィルムの製造方法
KR102031528B1 (ko) 광 경화성 수지 조성물, 및 화상 표시 장치의 제조 방법
WO2012121017A1 (ja) 両面粘着テープ
WO2004083330A1 (ja) 表面保護用粘着シート及びその製造方法
WO2020230875A1 (ja) 粘着シート及び積層体
JP6881500B2 (ja) 粘着シート及び積層体
CN106068315B (zh) 双面黑色胶带
JP2020186312A (ja) 粘着シートの製造方法及び積層体の製造方法
JP2002030212A (ja) 熱伝導性シート
JP2003096410A (ja) 表面保護用粘着シート
JP2008202001A (ja) 粘着テープ
JP2009280745A (ja) (メタ)アクリル系独立粘着フィルム
WO2023228803A1 (ja) 活性線硬化性組成物、硬化膜の製造方法、硬化膜および硬化膜の製造装置
JP2009246011A (ja) 両面粘着テープ
CN108307641B (zh) 着色粘合带及便携电子设备部件固定用着色粘合带
JP2020186311A (ja) 粘着剤組成物、粘着シート及び積層体
JP2006241430A (ja) ラビングクロス固定用両面粘着テープ及びラビングクロスの剥離方法
JP2017157624A (ja) 粘着層付き磁性フィルム及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6801202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250