JP6800349B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

本開示は、操作装置に関する。
操作するユーザの手に伝えるクリック感を創出するためにカム機構を利用する操作装置が知られている。
特開2002-144905号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、小型でかつ耐久性の良い操作装置を実現することが難しい。クリック感を創出するためにカム機構を用いる構成は、機械的な摺動を伴うため、耐久性の観点から不利である。また、クリック感を創出するためにカム機構を用いる構成は、摺動部にアクチュエータをバネで付勢する必要があり、小型化の観点から不利である。
そこで、1つの側面では、本発明は、小型でかつ耐久性の良い操作装置を実現することを目的とする。
1つの側面では、操作基準位置から傾倒操作可能な操作部材と、
前記操作部材を傾倒可能に支持する支持体と、
前記操作部材の傾倒動作に連動して回転するように前記支持体に支持される第1可動部材と、
前記操作部材の傾倒動作に連動して回転するように前記支持体に支持される第2可動部材と、
磁性材料により形成され、前記第1可動部材に備えられる第1磁性体と、
磁性材料により形成され、前記第2可動部材に備えられる第2磁性体と、
前記操作部材が前記操作基準位置に位置する状態で前記第1磁性体及び前記第2磁性体に第1方向で対向するように前記支持体に支持される永久磁石とを含み、
前記第1磁性体と前記第2磁性体とは、前記第1方向に視て重ならない、操作装置が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、小型でかつ耐久性の良い操作装置を実現することが可能となる。
実施例1によるシフト装置の外観斜視図である。 実施例1によるシフト装置のシフト操作の一例の説明図である。 操作レバーの単品状態を示す斜視図である。 図1のシフト装置のカバー及びケース本体を外した状態を示す斜視図である。 永久磁石よりも上側の第1可動部材及び第2可動部材を示す斜視図である。 第1磁石及び第2磁石が装着された磁石ホルダを示す斜視図である。 実施例1による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 実施例1による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 実施例1による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 第1磁性体が第1可動部材と一体に磁石ホルダから遠ざかる方向に回転された状態(1段目)を示す斜視図である。 第2磁性体が第2可動部材と一体に磁石ホルダから遠ざかる方向に回転された状態(2段目)を示す斜視図である。 実施例2によるシフト装置のシフト操作の一例の説明図である。 実施例2による吸引力発生機構の外観斜視図である。 吸引力発生機構の分解斜視図である。 実施例2による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 実施例2による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 実施例2による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 実施例2の変形例による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 実施例2の変形例による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。 実施例2の変形例による吸引力発生機構による吸引力発生の原理の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1によるシフト装置100(操作装置の一例)の外観斜視図である。図2は、シフト装置100のシフト操作の一例の説明図である。図3は、操作レバー2(操作部材の一例)の単品状態を示す斜視図である。図1では、操作レバー2の一部(シフトノブ112)の図示が簡略化されている。図1には、操作レバー2の2つの傾倒方向D1〜D2が示される。図3では、見やすくするためにシフトノブ112の図示が省略されている。
シフト装置100は、車両に設けられるのが好適である。但し、シフト装置100は、航空機や鉄道等に設けられてもよいし、ゲーム機に適用されてもよい。
シフト装置100は、ホームポジションH(図2参照、操作基準位置の一例)から傾倒操作可能な操作レバー2と、操作レバー2を傾倒可能に支持するケース本体110(支持体の一例)と、ケース本体110の上側の開放部分を覆うカバー111とを有する。ケース本体110内には、後述の吸引力発生機構1等が収容されている。尚、ケース本体110は、ポリブチレンテレフタレート(PBT、polybutylene terephthalate)等の樹脂材を射出成形することによって形成されている。
操作レバー2の基端は、傾倒軸16に一体的に取付けられている。実施例1では、一例として、傾倒軸16の両端は、ケース本体110側の軸受け部(図示せず)に回転可能に支持される。これにより、操作レバー2は、ケース本体110に対して、第1傾倒方向(D1方向)又は第2傾倒方向(D2方向)へ傾倒操作が可能に支持される。
カバー111はケース本体110と同じように、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂により成形されている。カバー111の中央部分には貫通穴111aが形成されており、この貫通穴111aには操作レバー2が挿通され、操作レバー2の先端はカバーの上面側に突出される。操作レバー2の先端には、操作レバー2を傾倒操作する際にユーザに把持されるシフトノブ112が取付けられている。
シフト装置100は、操作レバー2が変速機に直接接続されている機械制御方式ではなく、シフトバイワイヤ方式である。シフトバイワイヤ方式のシフト装置100は、リンク機構等の機械的な構成が不要になるため、小型化が図れる。したがって、車両内におけるシフト装置100のレイアウトに自由度を持たせることができる。また、操作レバー2を比較的小さな力で操作できるので、シフトチェンジの操作が簡単になる。
操作レバー2がホームポジションHから第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作されると、操作レバー2はポジションF1に移動される。ポジションF1は第1傾倒方向(D1方向)側の第1段ポジションF1となる。操作レバー2が第1段ポジションF1から第1傾倒方向(D1方向)へさらに傾倒操作されると、操作レバー2はポジションF2に移動される。ポジションF2は第1傾倒方向(D1方向)側の第2段ポジションF2となる。
第1傾倒方向(D1方向)側の第1段ポジションF1または第2段ポジションF2に位置する操作レバー2の傾倒操作が解除されると、操作レバー2は第2傾倒方向(D2方向)に自動的に傾倒操作され、操作レバー2はポジションHに戻される。その際に車両のシフト状態は、F1またはF2の状態のまま維持される。
操作レバー2がホームポジションHから第2傾倒方向(D2方向)へ傾倒操作されると、操作レバー2はポジションR1に移動される。ポジションR1は第2傾倒方向(D2方向)側の第1段ポジションR1となる。操作レバー2が第1段ポジションR1から第2傾倒方向(D2方向)へさらに傾倒操作されると、操作レバー2はポジションR2に移動される。ポジションR2は第2傾倒方向(D2方向)側の第2段ポジションR2となる。
第2傾倒方向(D2方向)側の第1段ポジションR1または第2段ポジションR2に位置する操作レバー2の傾倒操作が解除されると、操作レバー2は第1傾倒方向(D1方向)へ自動的に傾倒され、操作レバー2はポジションHに戻される。その際に車両のシフト状態は、R1またはR2の状態のまま維持される。
図4は、図1のシフト装置100のカバー111及びケース本体110を外した状態を示す斜視図である。図5は、永久磁石6よりも上側の第1可動部材4及び第2可動部材8を示す斜視図である。図6は、第1磁石61及び第2磁石62が装着された磁石ホルダ60を示す斜視図である。図4では、見やすくするためにシフトノブ112の図示が省略されている。図4には、直交する3軸X,Y,Zが定義されている。Z方向は、磁石ホルダ60の延在する平面に対して垂直な方向に対応し、正側が"上側"に対応する。尚、シフト装置100の設置状態において、Z方向は、必ずしも重力方向に平行である必要はない。
シフト装置100は、吸引力発生機構1を含む。
吸引力発生機構1は、第1可動部材4と、永久磁石6と、第2可動部材8と、第1可動部材4に備えられる第1磁性体40と、第2可動部材8に備えられる第2磁性体80とを含む。
第1可動部材4及び第2可動部材8は、Z方向で磁石ホルダ60(及びそれに保持される永久磁石6)を挟んだ両側に、設けられる。永久磁石6よりも上側の第1可動部材4及び第2可動部材8は、永久磁石6と協動して、操作レバー2の第1傾倒方向(D1方向)への傾倒操作に対して2段のクリック感を創出する。永久磁石6よりも下側の第1可動部材4及び第2可動部材8は、永久磁石6と協動して、操作レバー2の第2傾倒方向(D2方向)への傾倒操作に対して2段のクリック感を創出する。第1可動部材4及び第2可動部材8は、永久磁石6のZ方向の中心を通るXY平面に関して対称であるため、以下では、特に言及しない限り、永久磁石6よりも上側の第1可動部材4及び第2可動部材8(図5参照)について説明する。
第1可動部材4は、傾倒軸16に回転可能に支持される一対の取り付け片部42と、第1磁性体40とを含む。例えば、取り付け片部42は、樹脂材料により形成される。この場合、取り付け片部42と第1磁性体40とがインサート成形により一体的に形成されてよい。但し、変形例では、取り付け片部42は磁性材料により形成されてもよい。
第1可動部材4は、操作レバー2の傾倒動作に連動して回転するようにケース本体110に支持される。例えば、第1可動部材4は、操作レバー2の傾倒軸16に回転可能に支持される。操作レバー2の傾倒動作との連動態様は任意である。実施例1では、一例として、操作レバー2は、図3に示すように、第1可動部材4の下面に当接する上方向の突出部2aを有する。操作レバー2が第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作されると、突出部2aが第1可動部材4に当接する。突出部2aが第1可動部材4に当接した状態で操作レバー2が第1傾倒方向(D1方向)に更に傾倒操作されると、第1可動部材4が傾倒軸16まわりに回転する。
永久磁石6は、操作レバー2がホームポジションHに位置する状態で第1磁性体40及び第2磁性体80にZ方向(第1方向の一例)で対向するようにケース本体110に支持される。
実施例1では、一例として、永久磁石6は、磁石ホルダ60内に設けられる。磁石ホルダ60は、螺子50(図1参照)によりケース本体110に固定される。磁石ホルダ60は、Z方向で第1可動部材4及び第2可動部材8の間に設けられる。
永久磁石6は、Z方向に交差するY方向(第2方向の一例)で隣り合う極性が異なる。実施例1では、一例として、第1磁石61及び第2磁石62とを含む。第1磁石61及び第2磁石62は、Z方向で互いに対して異なる磁性となる向きで、Y方向で並んで配置される。即ち、第1磁石61及び第2磁石62は、Z方向で磁化方向が逆向きで、Y方向で並んで配置される。例えば、第1磁石61は、上側がN極であり、第2磁石62は、上側がS極であり、この結果、Z方向で互いに対して異なる磁性となる向きである。第1磁石61及び第2磁石62は、それぞれ、図6に示すように、X方向を長手方向としてX方向に延在する。第1磁石61及び第2磁石62は、第1磁性体40及び第2磁性体80に対向する態様でX方向に延在する。第1磁石61及び第2磁石62は、Y方向で磁石ホルダ60の離隔部601を介して隣合う。この場合、第1磁石61及び第2磁石62は、離隔部601を介して吸引し合うので、磁石ホルダ60への固定具による固定等を不要にすることができる。
第2可動部材8は、傾倒軸16に回転可能に支持される一対の取り付け片部82と、第2磁性体80とを含む。例えば、取り付け片部82は、樹脂材料により形成される。この場合、取り付け片部82と第2磁性体80とがインサート成形により一体的に形成されてよい。但し、変形例では、取り付け片部82は磁性材料により形成されてもよい。
第2可動部材8は、操作レバー2の傾倒動作に連動して回転するようにケース本体110に支持される。例えば、第2可動部材8は、操作レバー2の傾倒軸16に回転可能に支持される。操作レバー2の傾倒動作との連動態様は任意である。実施例1では、一例として、操作レバー2は、図3に示すように、第2可動部材8の下面に当接する上側表面2cを有する。操作レバー2が第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作されると、上側表面2cが第2可動部材8に当接する。上側表面2cが第2可動部材8に当接した状態で操作レバー2が第1傾倒方向(D1方向)に更に傾倒操作されると、第2可動部材8が傾倒軸16まわりに回転する。
第2磁性体80は、第1磁性体40とX方向で隣り合う態様で設けられる。具体的には、第2磁性体80は、第1磁性体40よりもX方向で正側(傾倒軸16から遠い側)に配置される。第2磁性体80は、好ましくは、吸引力発生機構1の薄型化(及びそれに伴うシフト装置100の小型化)を図る観点から、永久磁石6に対向する領域において、第1磁性体40と同一の平面内(XY平面内)に延在する。同一の平面内とは、第1磁性体40及び第2磁性体80との間にZ方向で板厚分以上のオフセットを有しない態様であればよく、厳密に同一である必要はない。但し、変形例では、第1磁性体40及び第2磁性体80はZ方向に板厚分以上オフセットされてもよい。
次に、吸引力発生機構1による吸引力発生(クリック感創出)の原理について概説する。吸引力発生機構1においては、永久磁石6は、第1可動部材4の第1磁性体40及び第2可動部材8の第2磁性体80と協動して、磁力によるクリック感を創出する。
図7A乃至図7Cは、吸引力発生機構1による吸引力発生の原理の説明図であり、図7Aは、平面図であり、図7B及び図7Cは、第1磁性体40を通るYZ平面で切断した際の断面図である。図7A乃至図7Cは、説明図であり、磁石ホルダ60等の図示は省略されている。図7Aには、傾倒軸16に係る軸Iが模式的に示されている。また、図7Bでは、磁束の流れが矢印R7で模式的に示され、図7Cでは、吸引力が矢印R8で模式的に示されている。図8Aは、第1磁性体40が第1可動部材4と一体に磁石ホルダ60から遠ざかる方向に回転された状態を示す斜視図である。図8Bは、第1磁性体40が第1可動部材4と一体にかつ第2磁性体80が第2可動部材8と一体に磁石ホルダ60から遠ざかる方向に回転された状態を示す斜視図である。
図7Bでは、一例として、第1磁石61は、上側がN極であり、第2磁石62は、上側がS極である。このとき、図7Bに矢印R7で示すように、磁束の流れが生じ、図7Cに矢印R8で示すように、第1磁性体40と第1磁石61及び第2磁石62との間にはZ方向に吸引力が生じる。
尚、第1磁性体40と第1磁石61及び第2磁石62との間に生じる磁束の流れ及び吸引力と、第2磁性体80と第1磁石61及び第2磁石62との間に生じる磁束の流れ及び吸引力とは、実質的に互いに独立した関係となる。尚、図7B及び図7Cでは、第1磁性体40に係る磁束の流れ及び吸引力が示されるが、第2磁性体80に係る磁束の流れ及び吸引力についても同様である。
操作レバー2がホームポジションHから第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作される過程において、操作レバー2の突出部2aが第1可動部材4に当接した後に、第1磁石61及び第2磁石62からの吸引力に抗して第1磁性体40が第1可動部材4と一体に磁石ホルダ60から遠ざかる方向に回転されると(図8A参照)、第1磁性体40が第1磁石61及び第2磁石62から引き離されることで、クリック感が生じる。また、操作レバー2の上側表面2cが第2可動部材8に当接した後に、第1磁石61及び第2磁石62からの吸引力に抗して第2磁性体80が第2可動部材8と一体に磁石ホルダ60から遠ざかる方向に回転されると(図8B参照)、第2磁性体80が第1磁石61及び第2磁石62から引き離されることで、クリック感が生じる。
尚、操作レバー2、第1可動部材4、及び第2可動部材8は、操作レバー2がホームポジションHから第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作される過程において、突出部2aが第1可動部材4に当接した後に、上側表面2cが第2可動部材8に当接するように形成される。これにより、異なる傾倒操作位置でクリック感(D1方向側で、第1段ポジションF1及び第2段ポジションF2の各段に応じた2段のクリック感)が創出される。
ここで、実施例1では、図7Aに示すように、第1磁性体40と第2磁性体80とは、Z方向に視て重ならない。従って、実施例1によれば、第1磁性体及び第2磁性体がZ方向に視て互いに重なりつつ磁石に対向する比較例(図示せず)に比べて、第1磁性体40及び第2磁性体80のそれぞれに生じる磁束の流れ、及び、第1磁性体40及び第2磁性体80のそれぞれにおける第1磁石61及び第2磁石62との対向面積(Z方向の対向面積)が明確になる。この結果、吸引力の設計が容易であるとともに、個体ごとのばらつきを小さくできる。
以上のように、実施例1によれば、吸引力発生機構1を介してクリック感を創出するので、クリック感を創出するためにカム機構を用いる構成に比べて、小型化かつ耐久性の向上を図ることが容易である。また、実施例1によれば、第1磁性体40と第2磁性体80とがZ方向に視て重ならない配置であるので、吸引力の設計が容易であるとともに、個体ごとのばらつきを小さくできる。
尚、実施例1では、第1磁石61及び第2磁石62は、第1磁性体40及び第2磁性体80に対向する態様でX方向に延在するが、これに限られない。第1磁石61は、第1磁性体40及び第2磁性体80のそれぞれごとに設けられてもよいし、第2磁石62は、第1磁性体40及び第2磁性体80のそれぞれごとに設けられてもよい。
また、実施例1では、第1磁石61及び第2磁石62の2つの磁石が設けられるが、同様の極性を有する一の磁石(多極化された磁石)が用いられてもよい。但し、第1磁石61及び第2磁石62を用いる場合は、多極化が不要であり、コストを低減できる。
また、実施例1では、第1可動部材4及び第2可動部材8は、Z方向で永久磁石6を挟んだ両側に、設けられるが、これに限られない。例えば、図2において、ポジションR1及びポジションR2が設定されない構成では、第1段ポジションF1及び第2段ポジションF2用に片側だけに設けられてもよい。この場合、Z方向で永久磁石6を挟んだ一方側に、第1可動部材4及び第2可動部材8が設けられ、他方側の永久磁石6を挟んで反対側に、磁性材料により形成される非可動部材が設けられてよい(後述の実施例2参照)。この場合も、非可動部材は、第1磁性体及び第2磁性体と同様の態様で図7Bに示すような磁束の流れを実現できるので、同様の原理でクリック感を創出できる。
[実施例2]
実施例2に係るシフト装置(全体は図示せず)は、上述した実施例1によるシフト装置100に対して、操作レバー2Aの傾倒方向が片側(D1)だけである点と、吸引力発生機構1が吸引力発生機構1Aで置換された点とが異なる。実施例2において、上述した実施例1と同一であってよい構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図9は、実施例2に係るシフト装置のシフト操作の一例の説明図である。実施例2に係るシフト装置は、上述した実施例1に係るシフト装置100に対して、操作レバー2Aの傾倒方向が片側(D1)だけである点が異なる。但し、実施例2は、操作レバー2Aの傾倒方向が、上述した実施例1と同様に2つの傾倒方向である構成にも適用可能である。換言すると、上述した実施例1でも同様であるが、操作レバー2Aの傾倒方向は、少なくとも1方向で2段以上であればよい。
図10は、実施例2による吸引力発生機構1Aの外観斜視図であり、実施例2に係るシフト装置のカバー111及びケース本体110を外した状態を示す。図10では、操作レバー2Aの一部(シフトノブ)の図示が簡略化されている。図10には、操作レバー2Aの傾倒方向D1が示される。図11は、吸引力発生機構1Aの分解斜視図である。
図10には、直交する3軸X,Y,Zが定義されている。Z方向は、磁石ホルダ60Aの延在する平面に対して垂直な方向に対応し、正側が"上側"に対応する。尚、実施例2に係るシフト装置の設置状態において、Z方向は、必ずしも重力方向に平行である必要はない。
実施例2では、一例として、操作レバー2Aの基端は、傾倒軸16Aに回転可能に取付けられている。傾倒軸16Aは、枠体70(支持体の一例)に固定される。これにより、操作レバー2Aは、枠体70に対して、第1傾倒方向(D1方向)へ傾倒操作が可能に支持される。但し、実施例2においても、上述した実施例1と同様、操作レバー2Aの基端は、傾倒軸16Aに一体的に取付けられてもよい。尚、枠体70は、ケース本体110に対して固定されてもよいし、例えばX方向に平行な軸まわりに回転可能に支持されてもよい。
吸引力発生機構1Aは、第1可動部材4Aと、永久磁石6Aと、第2可動部材8Aと、第1可動部材4Aに備えられる第1磁性体40Aと、第2可動部材8Aに備えられる第2磁性体80Aと、非可動部材90とを含む。
実施例2では、一例として、第1可動部材4A及び第2可動部材8Aは、Z方向で永久磁石6Aを挟んだ片側(永久磁石6Aよりも上側)に、設けられる。永久磁石6Aよりも上側の第1可動部材4A及び第2可動部材8Aは、永久磁石6Aと協動して、操作レバー2Aの第1傾倒方向(D1方向)への傾倒操作に対して2段のクリック感を創出する。
但し、変形例では、第1可動部材4A及び第2可動部材8Aは、Z方向で永久磁石6Aを挟んだ両側に、設けられてもよい。この場合、永久磁石6Aよりも下側の第1可動部材4A及び第2可動部材8Aは、永久磁石6Aと協動して、操作レバー2Aの第2傾倒方向(D2方向)への傾倒操作に対して2段のクリック感を創出する。第1可動部材4A及び第2可動部材8Aは、永久磁石6AのZ方向の中心を通るXY平面に関して対称であるため、以下では、特に言及しない限り、永久磁石6Aよりも上側の第1可動部材4A及び第2可動部材8Aについて説明する。
第1可動部材4Aは、傾倒軸16Aに回転可能に支持される一対の取り付け片部42Aと、第1磁性体40Aとを含む。例えば、取り付け片部42Aは、樹脂材料により形成される。この場合、取り付け片部42Aと第1磁性体40Aとがインサート成形により一体的に形成されてよい。但し、変形例では、取り付け片部42Aは磁性材料により形成されてもよい。
第1可動部材4Aは、操作レバー2Aの傾倒動作に連動して回転するように枠体70に支持される。例えば、第1可動部材4Aは、操作レバー2Aの傾倒軸16Aに回転可能に支持される。操作レバー2Aの傾倒動作との連動態様は任意である。実施例2では、一例として、操作レバー2Aは、上述した実施例1と同様、第1可動部材4Aの下面に当接する上側表面2eを有する。操作レバー2Aが第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作されると、操作レバー2Aが第1可動部材4Aに当接する。操作レバー2Aが第1可動部材4Aに当接した状態で操作レバー2Aが第1傾倒方向(D1方向)に更に傾倒操作されると、第1可動部材4Aが傾倒軸16Aまわりに回転する。
永久磁石6Aは、操作レバー2AがホームポジションHに位置する状態で第1磁性体40A及び第2磁性体80AにZ方向(第1方向の一例)で対向するように枠体70に支持される。
実施例2では、一例として、永久磁石6Aは、磁石ホルダ60A内に設けられる。磁石ホルダ60Aは、非可動部材90とともに例えば枠体70に固定される。
永久磁石6Aは、Y方向(第2方向の一例)で隣り合う極性が異なる。実施例2では、一例として、第1磁石61A及び第2磁石62Aとを含む。第1磁石61A及び第2磁石62Aは、上述した実施例1の第1磁石61及び第2磁石62と同様、Z方向で互いに対して異なる磁性となる向きで、Y方向で並んで配置される。第1磁石61Aは、操作レバー2AがホームポジションHに位置する状態で第1磁性体40A及び第2磁性体80AにZ方向で対向し、第2磁石62Aは、操作レバー2AがホームポジションHに位置する状態で第1磁性体40A及び第2磁性体80AにZ方向で対向する(図12A参照)。
第2可動部材8Aは、傾倒軸16Aに回転可能に支持される一対の取り付け片部82Aと、第2磁性体80Aと、被係合部84Aとを含む。実施例2では、一例として、取り付け片部82A及び被係合部84Aは、樹脂材料により形成される。この場合、取り付け片部82Aと第2磁性体80Aとがインサート成形により一体的に形成されてよい。但し、変形例では、取り付け片部82A及び被係合部84Aの一方又は双方が磁性材料により形成されてもよい。
第2可動部材8Aは、操作レバー2Aの傾倒動作に連動して回転するように枠体70に支持される。例えば、第2可動部材8Aは、操作レバー2Aの傾倒軸16Aに回転可能に支持される。操作レバー2Aの傾倒動作との連動態様は任意である。実施例2では、一例として、第2可動部材8Aの被係合部84Aに第1可動部材4A(傾倒軸16Aまわりに回転した第1可動部材4A)が当接した状態で操作レバー2Aが第1傾倒方向(D1方向)に更に傾倒操作されると、第2可動部材8Aが傾倒軸16Aまわりに回転する。但し、変形例では、上述した実施例1と同様、操作レバー2Aと当接することで同様の連動が実現されてもよい。
第2磁性体80Aは、第1磁性体40AとY方向で隣り合う態様で設けられる。具体的には、第2磁性体80Aは、Y方向で第1磁性体40Aの両側及びX方向の正側(傾倒軸16Aから遠い側)に配置される。即ち、第2磁性体80Aは、第1磁性体40Aの3方を取り囲むように配置される。第2磁性体80Aは、好ましくは、吸引力発生機構1Aの薄型化(及びそれに伴うシフト装置の小型化)を図る観点及び磁束の流れを効率化させる観点(後述)から、第1磁性体40Aと同一の平面内(XY平面内)に延在する。同一の平面内とは、第1磁性体40A及び第2磁性体80Aとの間にZ方向で板厚分以上のオフセットを有しない態様であればよく、厳密に同一である必要はない。但し、変形例では、第1磁性体40A及び第2磁性体80AはZ方向に板厚分以上オフセットされてもよい。
被係合部84Aは、第1可動部材4Aが傾倒軸16Aまわりに回転したときに第1可動部材4AとZ方向で当接(係合)するように設けられる。従って、被係合部84Aは、Z方向に視て、第1可動部材4Aと重なる。即ち、被係合部84Aは、第1可動部材4AのX方向の端部(傾倒軸16Aから遠い側の端部)側から上方に突出しかつX方向で傾倒軸16Aに向かう側へと延在する。
第2磁性体80Aは、Y方向の端部が下側に向けて湾曲されてよい。第2磁性体80Aは、湾曲された部位が、磁石ホルダ60AのY方向の側部の上側に、Y方向で対向する。以下、このような湾曲された部位を、「湾曲部位801」と称する。
非可動部材90は、磁性材料により形成される。非可動部材90は、第1可動部材4A及び第2可動部材8Aに対してZ方向で永久磁石6Aを挟んだ逆側、即ち永久磁石6Aよりも下側に設けられる。非可動部材90は、Z方向で第1可動部材4A及び第2可動部材8Aに対向する。また、非可動部材90は、磁石ホルダ60AのY方向の側部の下側に、Y方向で対向する側部91を有してよい。側部91は、第2磁性体80Aの湾曲部位801とZ方向で対向する。
次に、吸引力発生機構1Aによる吸引力発生(クリック感創出)の原理について概説する。吸引力発生機構1Aにおいては、永久磁石6Aは、第1可動部材4Aの第1磁性体40A、第2可動部材8Aの第2磁性体80A、及び非可動部材90と協動して、磁力によるクリック感を創出する。
図12A乃至図12Cは、吸引力発生機構1Aによる吸引力発生の原理の説明図であり、図12Aは、平面図であり、図12B及び図12Cは、第1磁性体40Aを通るYZ平面で切断した際の断面図である。図12A乃至図12Cは、説明図であり、磁石ホルダ60A等の図示は省略されている。図12Aには、傾倒軸16Aに係る軸Iが模式的に示されている。また、図12Bでは、磁束の流れが矢印R9で模式的に示され、図12Cでは、吸引力が矢印R10で模式的に示されている。
図12Bでは、一例として、第1磁石61Aは、上側がN極であり、第2磁石62Aは、上側がS極である。このとき、図12Bに矢印R9で示すように、磁束の流れが生じ、図12Cに矢印R10で示すように、第1磁性体40A及び第2磁性体80Aと第1磁石61A及び第2磁石62Aとの間にはZ方向に吸引力が生じる。また、非可動部材90は、図12Bに示すように、第1磁石61A及び第2磁石62Aの下側で磁束の流れを形成し、第2磁性体80Aとの間にZ方向に吸引力が生じる。非可動部材90の側部91と第2磁性体80Aの湾曲部位801との間のギャップ(Z方向のギャップ)が比較的小さく、図12Bに矢印R9で示す磁束の流れを効率的に形成できる。また、第1磁性体40Aと第2磁性体80Aとが同一の平面内に位置するので、第1磁性体40Aと第2磁性体80Aとの間のZ方向のギャップ(オフセット)が略無く、図12Bに矢印R9で示す磁束の流れを効率的に形成できる。
操作レバー2AがホームポジションHから第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作される過程において、上側表面2eが第1可動部材4Aに当接した後に、第1磁石61A及び第2磁石62Aからの吸引力に抗して第1磁性体40Aが第1可動部材4Aと一体に磁石ホルダ60Aから遠ざかる方向に回転されると、第1磁性体40Aが第1磁石61A及び第2磁石62Aから引き離されることで、クリック感が生じる。また、第1可動部材4Aが第2可動部材8Aの被係合部84Aに当接した後に、第1磁石61A及び第2磁石62A並びに非可動部材90からの吸引力に抗して第2磁性体80Aが第2可動部材8Aと一体に磁石ホルダ60Aから遠ざかる方向に回転されると、第2磁性体80Aが第1磁石61A及び第2磁石62Aから引き離されることで、クリック感が生じる。
尚、操作レバー2A、第1可動部材4A、及び第2可動部材8Aは、操作レバー2AがホームポジションHから第1傾倒方向(D1方向)に傾倒操作される過程において、操作レバー2Aが第1可動部材4Aに当接した後に、第1可動部材4Aが第2可動部材8Aの被係合部84Aに当接するように形成される。これにより、異なる傾倒操作位置でクリック感(D1方向側で2段のクリック感)が創出される。
ここで、実施例2においても、上述した実施例1と同様、図12Aに示すように、第1磁性体40Aと第2磁性体80Aとは、Z方向に視て重ならない。従って、実施例2によれば、第1磁性体及び第2磁性体がZ方向に視て互いに重なりつつ磁石に対向する比較例(図示せず)に比べて、第1磁性体40A及び第2磁性体80Aのそれぞれに生じる磁束の流れ、及び、第1磁性体40A及び第2磁性体80Aのそれぞれにおける第1磁石61A及び第2磁石62Aとの対向面積(Z方向の対向面積)が明確になる。この結果、吸引力の設計が容易であるとともに、個体ごとのばらつきを小さくできる。
尚、実施例2では、第1磁石61A及び第2磁石62Aの2つの磁石が設けられるが、同様の極性を有する一の磁石(多極化された磁石)が用いられてもよい。但し、第1磁石61A及び第2磁石62Aを用いる場合は、多極化が不要であり、コストを低減できる。
また、実施例2では、被係合部84Aは樹脂により形成されるが、被係合部84Aは、上述のように、磁性材料により形成されてもよい。この場合、被係合部84Aは、第2磁性体80Aの一部となりえ、Z方向視で第1磁性体40Aと重なる。即ち、第2磁性体80Aは、被係合部84Aに対応する部分だけが、Z方向視で第1磁性体40Aと重なる。しかしながら、この場合も、第2磁性体80Aは、Z方向視で第1磁性体40Aに実質的に重ならず、第1磁性体40A及び第2磁性体80Aのそれぞれにおける第1磁石61A及び第2磁石62Aと直接対向している面積が実質上変らないので、被係合部84Aが樹脂により形成される場合と同様の効果を得ることができる。
次に、図13A乃至図13Cを参照して、上述した実施例2に対する一の変形例について説明する。以下の変形例において、上述した実施例1と同一であってよい構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図13A乃至図13Cは、本変形例による吸引力発生の原理の説明図であり、図13Aは、平面図であり、図13B及び図13Cは、第1磁性体40Aを通るYZ平面で切断した際の断面図である。図13A乃至図13Cは、説明図であり、磁石ホルダ等の図示は省略されている。図13Aには、傾倒軸16Aに係る軸Iが模式的に示されている。また、図13Bでは、磁束の流れが矢印R11で模式的に示され、図13Cでは、吸引力が矢印R12で模式的に示されている。
上述した実施例2では、第1磁石61A及び第2磁石62Aの2つの磁石が設けられるが、本変形例では、第1磁石61A及び第2磁石62Aに代えて、一の磁石63が設けられる。磁石63は、図13Aに示すように、Z方向視で、操作レバー2AがホームポジションHに位置する状態で第1磁性体40A及び第2磁性体80AにZ方向で対向する。
図13Bでは、一例として、磁石63は、上側がN極である。このとき、図13Bに矢印R11で示すように、磁束の流れが生じる。この結果、図13Cに矢印R12で示すように、第1磁性体40A及び第2磁性体80Aと磁石63との間にはZ方向に吸引力が生じ、かつ、第2磁性体80Aと非可動部材90との間にはZ方向に吸引力が生じる。従って、本変形例によっても、上述した実施例2と同様の原理で、クリック感が生じる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例1において、傾倒軸16は、ケース本体110に回転可能に支持されているが、これに限られない。例えば、上述した実施例2のように、傾倒軸16は、枠体(支持体の他の一例)に回転可能に支持されてもよい。この場合、枠体は、ケース本体110に対してX方向に平行な軸まわりに回転可能に支持されてもよい。
本願は、日本特許庁に2017年11月24日に出願された特願2017−226214号の優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。
1 吸引力発生機構
1A 吸引力発生機構
2 操作レバー
2a 突出部
2A 操作レバー
2c 上側表面
4 第1可動部材
4A 第1可動部材
6 永久磁石
6A 永久磁石
8 第2可動部材
8A 第2可動部材
16 傾倒軸
16A 傾倒軸
40 第1磁性体
40A 第1磁性体
42 取り付け片部
42A 取り付け片部
50 螺子
60 磁石ホルダ
60A 磁石ホルダ
61 第1磁石
61A 第1磁石
62 第2磁石
62A 第2磁石
63 磁石
70 枠体
80 第2磁性体
80A 第2磁性体
82 取り付け片部
82A 取り付け片部
84A 被係合部
90 非可動部材
91 側部
100 シフト装置
110 ケース本体
111 カバー
111a 貫通穴
112 シフトノブ
601 離隔部
801 湾曲部位

Claims (6)

  1. 操作基準位置から傾倒操作可能な操作部材と、
    前記操作部材を傾倒可能に支持する支持体と、
    前記操作部材の傾倒動作に連動して回転するように前記支持体に支持される第1可動部材と、
    前記操作部材の傾倒動作に連動して回転するように前記支持体に支持される第2可動部材と、
    磁性材料により形成され、前記第1可動部材に備えられる第1磁性体と、
    磁性材料により形成され、前記第2可動部材に備えられる第2磁性体と、
    前記操作部材が前記操作基準位置に位置する状態で前記第1磁性体及び前記第2磁性体に第1方向で対向するように前記支持体に支持される永久磁石とを含み、
    前記第1磁性体と前記第2磁性体とは、前記第1方向に視て重ならない、操作装置。
  2. 前記第1磁性体と前記第2磁性体とは、前記第1方向で前記永久磁石に対向する領域において、同一の平面内に延在する、請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記永久磁石は、前記第1方向に交差する第2方向で隣り合う極性が異なる、請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記永久磁石は、第1磁石及び第2磁石とを含み、
    前記第1磁石及び前記第2磁石は、前記第1方向で互いに対して異なる磁性となる向きで、前記第2方向で並んで配置される、請求項3に記載の操作装置。
  5. 磁性材料により形成され、前記第1方向で前記第1磁性体及び前記第2磁性体に対して前記永久磁石を挟んで反対側に設けられ、前記支持体に支持される非可動部材を更に含む、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の操作装置。
  6. 前記第1可動部材、前記第2可動部材、前記第1磁性体、及び前記第2磁性体は、前記第1方向で前記永久磁石を挟んだ両側に、設けられる、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の操作装置。
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