JP2016207434A - 操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤などを用いることなく操作部と第1の磁場生成部とのガタを抑制し、操作部になされた操作の検出精度を向上させることができる操作装置を提供する。
【解決手段】プッシュスタート装置1は、一方端部になされた操作に基づいて筐体10に対して第1の方向に変位するプッシュボタン2と、第1の磁場を生成する第1の磁場生成部と、プッシュボタン2の他方端部に設けられ、第1の磁場生成部が収容される収容部220と、収容部220に収容された第1の磁場生成部と対向するように筐体10に設けられ、第1の磁場との相互作用によって矢印A方向の反対方向に斥力Faを発生させる第2の磁場を生成し、斥力Faによって収容部220に収容された第1の磁場生成部をプッシュボタン2に押し付けてプッシュボタン2と第1の磁場生成部のガタを抑制して矢印A方向における位置決めを行う第2の磁場生成部と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作装置に関する。
従来の技術として、スイッチ機枠及び可動部材に配置され、互いに接近するに連れて反発力を強めるように着磁された環状の永久磁石と、突出位置にある可動部材が押込位置に移動するとき、該可動部材側の永久磁石の磁力によって電気抵抗が変化する磁気センサと、を有するスイッチ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このスイッチ機枠側と可動部材側の環状の永久磁石は、半割部分の左右でN極とS極の着磁方向が異なると共に、上下でN極とS極の着磁方向が異なっている。
特開2010−257638号公報
しかし、従来のスイッチ装置は、半割部分の左右でN極とS極に分かれ、反発力を生成するように同じ極が対向するので、位置決めの僅かなずれによりN極とS極の間に引力が生じて異なる極が対向するように回転する力が発生する。そのため、従来のスイッチ装置は、接着剤などで永久磁石を固定しても永久磁石がスイッチ機枠や可動部材から剥がれたり、また一部が剥がれてガタが生じたり、さらにガタなどにより位置の精度が低下して予定された磁場が磁気センサに作用しないことによる検出精度の低下が生じたりする可能性がある。
従って、本発明の目的は、接着剤などを用いることなく操作部と第1の磁場生成部とのガタを抑制し、操作部になされた操作の検出精度を向上させることができる操作装置を提供することにある。
本発明の一態様は、筐体と、一方端部になされた操作に基づいて筐体に対して第1の方向に変位する操作部と、第1の磁場を生成する第1の磁場生成部と、操作部の他方端部に設けられ、第1の磁場生成部が収容された収容部と、収容部に収容された第1の磁場生成部と対向するように筐体に設けられ、第1の磁場との相互作用によって第1の方向の反対方向に斥力を発生させる第2の磁場を生成し、斥力によって収容部に収容された第1の磁場生成部を操作部に押し付けて操作部と第1の磁場生成部のガタを抑制して第1の方向における位置決めを行う第2の磁場生成部と、を備えた操作装置を提供する。
本発明によれば、接着剤などを用いることなく操作部と第1の磁場生成部とのガタを抑制し、操作部になされた操作の検出精度を向上させることができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置の一例が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、プッシュスタート装置の正面図の一例である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置のプッシュ操作がなされる前の基準状態における図1(b)のII-II線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図2(b)は、プッシュ操作がなされた際の断面図の一例である。 図3(a)は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置のプッシュボタンを下面側から見た一例を示す概略図であり、図3(b)は、変形例に係るプッシュボタンを下面側から見た一例を示す概略図であり、図3(c)は、変形例に係る第1の磁石と第2の磁石の磁化方向の一例を説明するための概略図であり、図3(d)は、他の変形例に係るプッシュボタンを下面側から見た一例を示す概略図である。 図4は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置の節度を説明するためのグラフである。 図5は、第2の実施の形態に係るプッシュスタート装置の要部断面図の一例である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作装置は、筐体と、一方端部になされた操作に基づいて筐体に対して第1の方向に変位する操作部と、第1の磁場を生成する第1の磁場生成部と、操作部の他方端部に設けられ、第1の磁場生成部が収容された収容部と、収容部に収容された第1の磁場生成部と対向するように筐体に設けられ、第1の磁場との相互作用によって第1の方向の反対方向に斥力を発生させる第2の磁場を生成し、斥力によって収容部に収容された第1の磁場生成部を操作部に押し付けて操作部と第1の磁場生成部のガタを抑制して第1の方向における位置決めを行う第2の磁場生成部と、を備えて概略構成されている。
この操作装置は、第1の磁場と第2の磁場の相互作用によって生じる斥力によって操作部と第1の磁場生成部のガタを抑制して両者の位置決めを精度良く行うことができる。従って操作装置は、操作部と第1の磁場生成部とを接着剤などで固定する場合と比べて、ガタが抑制されて位置決めの精度が高く、操作部になされた操作の検出精度が向上する。
[第1の実施の形態]
(プッシュスタート装置1の全体構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置の一例が搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、プッシュスタート装置の正面図の一例である。図2(a)は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置のプッシュ操作がなされる前の基準状態における図1(b)のII-II線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例であり、図2(b)は、プッシュ操作がなされた際の断面図の一例である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また上下は、特に断らない限り図2(a)及び図2(b)の紙面における上下を示している。
この操作装置としてのプッシュスタート装置1は、例えば、図1(a)及び図1(b)に示すように、車両8のエンジンの始動及び停止を指示するプッシュスイッチである。操作者は、例えば、車両8の携帯器を携帯した状態でこのプッシュスタート装置1を操作することによって車両8のエンジンの始動及び停止を行うことができる。なおエンジンの始動及び停止は、例えば、シフト装置のパーキング位置への操作、ブレーキの操作、及び車両8が停止中である、といった諸条件を満足する場合に、車両8の制御部が指示を受け付ける。
このプッシュスタート装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、車両8のインストルメントパネル80に配置されている。このインストルメントパネル80には、プッシュボタン2が露出しており、操作者が露出したプッシュボタン2に対してプッシュ操作を行うことができる。
プッシュスタート装置1は、例えば、図2(a)に示すように、筐体10と、一方端部になされた操作に基づいて筐体10に対して第1の方向(矢印A方向)に変位する操作部としてのプッシュボタン2と、第1の磁場を生成する第1の磁場生成部と、プッシュボタン2の他方端部に設けられ、第1の磁場生成部が収容される収容部220と、収容部220に収容された第1の磁場生成部と対向するように筐体10に設けられ、第1の磁場との相互作用によって矢印A方向の反対方向(矢印B方向)に斥力Faを発生させる第2の磁場を生成し、斥力Faによって収容部220に収容された第1の磁場生成部をプッシュボタン2に押し付けてプッシュボタン2と第1の磁場生成部のガタを抑制して矢印A方向における位置決めを行う第2の磁場生成部と、プッシュボタン2になされた操作を検出する検出部と、を備えて概略構成されている。
またプッシュスタート装置1は、矢印B方向の弾性力Fbをプッシュボタン2に付加し、斥力Faと共にプッシュボタン2の操作に伴う節度を生成する弾性部材を有する。
第1の磁場生成部は、一例として、第1の磁場としての磁場30を生成する第1の磁石3である。第2の磁場生成部は、一例として、第2の磁場としての磁場40を生成する第2の磁石4である。検出部は、一例として、ホールセンサ5である。弾性部材は、一例として、コイルばね6である。
(筐体10の構成)
筐体10は、例えば、磁石に引き寄せられないアルミニウムなどの金属材料、及び樹脂材料などを用いて形成されている。筐体10は、例えば、一方端部が閉じられた円筒形状を有している。筐体10には、プッシュボタン2が挿入される挿入孔11が形成されている。
この挿入孔11は、例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、プッシュボタン2の形状に応じた2つの円形の凹部を接続したような形状を有している。よって挿入孔11は、円形凹部110と、接続孔113と、円形凹部114と、を有している。なお筐体10は、一例として、プッシュボタン2などの組み付けを容易とするため、いくつかの部分に分割されている。
円形凹部110は、プッシュボタン2の後述する上部21に応じて形成され、円柱状に切り取られたような形状を有する。この円形凹部110の設置面112の中央には、接続孔113が設けられている。
接続孔113は、円形凹部110の設置面112の中央から下に向かって円柱状に切り取ったような形状を有している。
円形凹部114は、プッシュボタン2の後述する下部22に応じて形成されている。この円形凹部114の上面115の中央には、接続孔113が、円形凹部110と円形凹部114とを接続するように形成されている。この円形凹部114の側面近傍には、図2(a)及び図2(b)に示すように、ホールセンサ5が配置されている。
(プッシュボタン2の構成)
図3(a)は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置のプッシュボタンを下面側から見た一例を示す概略図であり、図3(b)は、変形例に係るプッシュボタンを下面側から見た一例を示す概略図であり、図3(c)は、変形例に係る第1の磁石と第2の磁石の磁化方向の一例を説明するための概略図であり、図3(d)は、他の変形例に係るプッシュボタンを下面側から見た一例を示す概略図である。
プッシュボタン2は、例えば、磁石に引き寄せられないアルミニウムなどの金属材料、及び樹脂材料などを用いて形成されている。またプッシュボタン2は、例えば、2つの円柱を、この円柱よりも半径が小さい円柱で連結したような形状を有している。このプッシュボタン2は、連結部20と、一方端部である上部21と、他方端部である下部22と、を有している。
連結部20は、円柱形状を有し、上部21と下部22に繋がっている。この連結部20は、操作面210になされた操作に基づいて、主に筐体10の接続孔113内を往復する。
上部21は、その上面が操作面210となっている。この操作面210は、例えば、図2(a)及び図2(b)に示すように、上に凸の半円となった円柱形状を有している。この操作面210の縁は、図2(a)に示すように、プッシュ操作がなされていない基準状態において、筐体10の上面100の高さと同一となっている。上部21は、プッシュ操作に基づいて、筐体10の円形凹部110内を往復する。
下部22は、例えば、円柱形状を有している。基準状態では、この下部22と連結部20との段差部分である上面225は、筐体10の接続孔113と円形凹部114との段差部分である上面115と接触している。この接触は、主に、プッシュボタン2に付加された後述するコイルばね6の弾性力に基づいている。そして当該接触により、プッシュボタン2と筐体10との基準状態における位置決めが行われると共に、プッシュボタン2が筐体10から抜けるのを防止している。
プッシュ操作がなされていない場合、図2(a)に示すように、下部22の下面223と筐体10の円形凹部114の下面116とは、プッシュ操作によるプッシュボタン2の変位によって接触しない程度に離れている。
下部22の下面223には、第1の磁石3を収容する収容部220が設けられている。この収容部220は、図3(a)に示すように、下面223を円柱状に切り取ったような形状を有している。第1の磁石3は、この収容部220の形状に応じた円柱形状を有している。つまり収容部220の対向する側面222間の距離は、第1の磁石3を収容可能な程度に、第1の磁石3の直径よりも大きくなっている。
ここで以下では、収容部220の変形例について説明する。なお第1の磁石3及び第2の磁石4は、収容部220の形状によって形状が変わる。
・収容部220の変形例
図3(b)に示す下部22には、四角柱形状の第1の磁石3を収容するように、下面223を四角柱状に切り取ったような形状の収容部220が設けられている。
第1の磁石3と第2の磁石4が、図3(c)に示すように、N極とN極、及びS極とS極が対向するように配置された場合、少なくとも第1の磁石3がプッシュボタン2と接着剤などで一体とされないので、磁石の形状が円柱であると、N極とS極が対向するように回転する可能性がある。従ってこのような磁化方向を有する第1の磁石3及び第2の磁石4の組み合わせを用いる場合、磁石の回転を防止するため、収容部220が下面223を四角柱状に切り取ったような形状となっている。
また他の変形例の収容部220は、図3(d)に示すように、中央に貫通孔224が形成されている。なお第1の磁石3は、この貫通孔224の位置に貫通孔を有するドーナツ形状を有している。
この貫通孔224は、プッシュボタン2の上部21に達している。プッシュボタン2の上面には、例えば、この貫通孔224を覆う銘板が設けられる。この銘板には、光を透過する領域が設けられる。この光を透過する領域は、一例として、図1(b)に示す照明領域200である。なお銘板が設けられた場合、銘板の表面が操作面210となる。
従って筐体10に光源が配置された場合、少なくとも第1の磁石3、プッシュボタン2の貫通孔224を介して銘板の照明領域200を照明することが可能となる。なお貫通孔224は、図3(b)に示した収容部220に設けられても良い。
また変形例としてプッシュボタン2は、全体が円柱形状を有し、円柱に設けられたフランジと筐体10との間にコイルばね6が配置されると共に、基準状態においてフランジが筐体10と接触してプッシュボタン2の抜け止めとなる構成であっても良い。
(第1の磁石3及び第2の磁石4の構成)
第1の磁石3及び第2の磁石4は、一例として、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石等の永久磁石、又は、フェライト系、ネオジム系、サマコバ系、サマリウム鉄窒素系等の磁性体材料と、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリアミド系、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)等の合成樹脂材料と、を混合して所望の形状に成形したプラスチックマグネットである。本実施の形態の第1の磁石3及び第2の磁石4は、一例として、ネオジムを用いた永久磁石である。
なお変形例として、第1の磁石3及び第2の磁石4は、いずれか一方が電磁石として構成されても良い。いずれか一方が電磁石である場合、プッシュボタン2の質量が軽い方が、操作性が良いため、第2の磁石4が電磁石である方が好ましい。
第1の磁石3及び第2の磁石4は、円柱形状を有している。第1の磁石3及び第2の磁石4は、図2(a)及び図2(b)に示すように、一方の面がN極、他方の面がS極となるように着磁されている。なお一つの面にN極とS極の領域が存在する場合、上述のように、磁石の回転を防止するため、第1の磁石3及び第2の磁石4の概形は、多角形形状とされる。
第1の磁石3は、磁力線が一方の面から湧き出し、他方の面に吸い込まれるような磁場30を生成する。同様に、第2の磁石4は、磁力線が一方の面から湧き出し、他方の面に吸い込まれるような磁場40を生成する。
従って磁場30及び磁場40の相互作用により、図2(a)及び図2(b)に示すように、プッシュボタン2には、矢印B方向の斥力Faが付加されている。この斥力Faは、プッシュ操作によってプッシュボタン2が筐体10に押し込まれるに従って大きくなる。
本実施の形態のプッシュスタート装置1は、この斥力Faとコイルばね6の弾性力Fbとによって、プッシュ操作における節度を生成している。また第1の磁石3は、この斥力Faによって、その上面31が収容部220の内部上面221に押し付けられている。この押し付けによって、第1の磁石3は、プッシュボタン2に取り付けられている。
第1の磁石3及び第2の磁石4は、プッシュ操作がなされていない場合に、第1の磁石3をプッシュボタン2に押し付ける程度の斥力Faを生成する必要がある。従ってプッシュボタン2の操作性のために第1の磁石3を小さくして質量を抑制した場合、第2の磁石4の磁力が第1の磁石3の磁力よりも大きくなるように、第2の磁石4が第1の磁石3よりも大きくされる。言い換えるなら、磁力を大きくするため、一例として、第2の磁石4が第1の磁石3よりも磁力の強い磁石を用いても良いし、同じ材料の磁石の場合、対向する面が第1の磁石3よりも第2の磁石4が大きくされても良いし、第2の磁石4の形状が第1の磁石3の形状よりも大きくされても良い。
(ホールセンサ5の構成)
ホールセンサ5は、主に、プッシュ操作に伴う磁場30の変化を検出するように構成されている。従ってホールセンサ5は、図2(a)に示すように、プッシュ操作がなされる前の基準状態にプッシュボタン2が位置している際の第1の磁石3の側面近傍に配置されている。このホールセンサ5は、磁場30の変化に応じた検出信号を出力する。
なお検出部は、ホールセンサ5に限定されず、磁場の変化を検出する磁気抵抗センサなどの他の磁気検出センサでも良い。また他の変形例として検出部は、プッシュボタン2の変位によってオン状態となる機械式スイッチであっても良い。またホールセンサ5は、磁場40の変化を検出するように、第2の磁石4の側面近傍に配置されても良い。さらにホールセンサ5は、磁場30及び磁場40の変化を検出するように、磁場30を検出する位置と磁場40を検出する位置の中間に配置されても良い。
(コイルばね6の構成)
コイルばね6は、一例として、樹脂材料又は金属材料を用いてコイル状に形成されている。このコイルばね6は、図2(a)及び図2(b)に示すように、筐体10とプッシュボタン2の間に配置されている。
具体的には、コイルばね6は、筐体10の円形凹部110の設置面112とプッシュボタン2の上部21の下面211との間に配置されている。なおコイルばね6は、図2(a)及び図2(b)に示すように、プッシュボタン2に対して矢印Bの方向に弾性力Fbを付加する場所である筐体10の円形凹部114の下面116とプッシュボタン2の下部22の下面223との間などに配置されても良い。この場所に配置された場合、コイルばね6は、一例として、磁場30及び磁場40に影響を与えないように樹脂材料によって形成される。またその形状は、板ばね形状などであっても良い。
以下では、斥力Faと弾性力Fbとにより生成される節度について説明する。なお上述したように、常にプッシュボタン2には、斥力Faと弾性力Fbが働いているものとする。
・節度について
図4は、第1の実施の形態に係るプッシュスタート装置の節度を説明するためのグラフである。このグラフは、縦軸がプッシュボタンを押し込むために必要な力Fであり、横軸がプッシュボタンのストローク量である。またグラフは、節度の説明のために模式的に図示されている。
節度は、主に弾性力Fbに抗してプッシュボタン2を押し下げるために必要な第1の操作力と、弾性力Fb及び斥力Faに抗してプッシュボタン2を押し下げるために必要な第2の操作力と、に基づいて生成される。この第1の操作力とは、図4に示すように、操作力F1までの操作力である。また第2の操作力は、グラフの傾きが大きくなった操作力より大きい操作力、つまり操作力の増加率が大きくなった操作力F1より大きい操作力を示している。言い換えるなら、一例として図4に示すグラフの変曲点を境にして、第1の操作力と第2の操作力とが切り替わり、増加率が変化している。
具体的には、プッシュスタート装置1は、プッシュボタン2のストローク量が増加するに従って操作力Fが増加するように構成されている。この操作力Fの増加が直線的で単調な増加である場合、操作者は、どの段階でプッシュ操作が受け付けられたのか判断することが困難となる。そこで、プッシュスタート装置1は、操作力Fの増加率を変えると共に、増加率が変わった位置近傍においてプッシュ操作を検出するように構成されている。
プッシュスタート装置1は、プッシュ操作がなされていない基準状態では、主にコイルばね6の弾性力Fbによってプッシュボタン2が保持されている。従って操作者の操作指9が操作面210に接触してプッシュ操作が開始された当初は、主にコイルばね6の弾性力Fbによる操作感を操作者が感じている。
そして操作者がストローク量を増やすと、例えば、図4に示すように、ストローク量X1において、それまでの増加率とは異なる大きい増加率となる。図4では、この増加率が切り替わる際の操作力を操作力F1として図示している。
つまりこのストローク量X1において、第1の磁石3と第2の磁石4が接近することによる斥力Faが急峻に増加する。その結果、図4に示すように、ストローク量を増やすために必要な操作力Fが、それまでの増加率とは異なる大きな増加率となる。
この必要な操作力Fの増加率の変化が、操作者が感じる節度となる。本実施の形態では、ストローク量がX2となるとホールセンサ5がプッシュ操作を検出する。この際の操作力は、例えば、操作力F2である。
従って操作者は、操作力がF1に到達するまでは、主に弾性力Fbに抗してプッシュボタン2を押し込み、操作力F1を超えるとそれまでの手応えが変わり、弾性力Fb及び斥力Faに抗してプッシュボタン2を押し込まなければならないので、節度を感じることができる。
プッシュ操作を検出するストローク量X2は、増加率が切り替わるストローク量X1に近くなるように設定される。本実施の形態のストローク量X2は、操作者が手応えの変化を感じるストローク量X1の後、つまりさらにプッシュボタン2が押し込まれた後の位置であるが、これに限定されず、ストローク量X1よりも短いストローク量で検出されても良い。
(実施の形態の効果)
本実施の形態のプッシュスタート装置1は、磁場30と磁場40の相互作用によって生じる斥力Faによってプッシュボタン2と第1の磁石3のガタを抑制して両者の位置決めを精度良く行うことができる。従ってプッシュスタート装置1は、プッシュボタンと磁石とを接着剤などで固定する場合と比べて、ガタが抑制されて位置決めの精度が高く、プッシュボタン2になされたプッシュ操作の検出精度が向上する。
プッシュスタート装置1は、プッシュ操作を検出するために配置された第1の磁石3、第2の磁石4による斥力Faとプッシュボタン2を基準状態に保持するコイルばね6による弾性力Fbとに基づいて節度が生成されるので、別途節度を生成するための機構を必要とせず、部品数が少なくなって製造コストが抑制される。
プッシュスタート装置1は、検出部がホールセンサ5により構成されるので、プッシュ操作を検出するために機械式スイッチを設ける場合と比べて、部品数が少なくなって製造コストが抑制される。
プッシュスタート装置1は、操作対象であるプッシュボタン2に配置される第1の磁石3を筐体10側の第2の磁石4よりも小型でかつ軽量にすることができるので、筐体側の磁石と同じ磁石を用いる場合と比べて、操作性が向上する。
プッシュスタート装置1は、第1の磁石3が第2の磁石4よりも小さいので、調芯性が小さく、第1の磁石3と第2の磁石4との相対的な位置がずれにくい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、プッシュボタン2に第1の磁石3を取り付ける方法が異なっている。
図5は、第2の実施の形態に係るプッシュスタート装置の要部断面図の一例である。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態のプッシュスタート装置1は、例えば、図5の紙面の手前側から第1の磁石3をスライドさせてプッシュボタン2に取り付けるように構成されている。
プッシュボタン2の下部22には、第1のスライド溝226と、第2のスライド溝227と、から構成される収容部220が設けられている。
また第1の磁石3は、図5に示すように、第2の磁石4と対向する本体35と、本体35から突出した凸部36と、を備えている。なお着磁は、図5に示すように、上下にN極とS極が位置している。第2の磁石4は、第1の実施の形態と同じである。
第1の磁石3は、本体35と凸部36の間に溝部37が形成されている。従って第1の磁石3の凸部36を収容部220の第1のスライド溝226に挿入し、溝部37を第2のスライド溝227に挿入してスライドさせることにより、第1の磁石3がプッシュボタン2に取り付けられる。
斥力Faにより、第1の磁石3が収容部220に押し付けられ、凸部36の上面360が第1のスライド溝226の上面228に接触するか、又は本体35の上面350が下面223と接触してプッシュボタン2と第1の磁石3のガタが抑制されると共に位置決めがなされる。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態のプッシュスタート装置1は、接着剤などで固定することが困難である、プッシュボタン2にスライドして第1の磁石3を取り付ける方法であってもガタを抑制して位置決めを精度良く行うことができる。
なお操作装置は、プッシュスイッチに限定されず、スライドスイッチなどに適用可能である。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…プッシュスタート装置、2…プッシュボタン、3…第1の磁石、4…第2の磁石、5…ホールセンサ、6…コイルばね、8…車両、9…操作指、10…筐体、11…挿入孔、20…連結部、21…上部、22…下部、30…磁場、31…上面、35…本体、36…凸部、37…溝部、40…磁場、80…インストルメントパネル、100…上面、110…円形凹部、112…設置面、113…接続孔、114…円形凹部、115…上面、116…下面、200…照明領域、210…操作面、211…下面、220…収容部、221…内部上面、222…側面、223…下面、224…貫通孔、225…上面、226…第1のスライド溝、227…第2のスライド溝、228…上面、350…上面、360…上面

Claims (4)

  1. 筐体と、
    一方端部になされた操作に基づいて前記筐体に対して第1の方向に変位する操作部と、
    第1の磁場を生成する第1の磁場生成部と、
    前記操作部の他方端部に設けられ、前記第1の磁場生成部が収容された収容部と、
    前記収容部に収容された前記第1の磁場生成部と対向するように前記筐体に設けられ、前記第1の磁場との相互作用によって前記第1の方向の反対方向に斥力を発生させる第2の磁場を生成し、前記斥力によって前記収容部に収容された前記第1の磁場生成部を前記操作部に押し付けて前記操作部と前記第1の磁場生成部のガタを抑制して前記第1の方向における位置決めを行う第2の磁場生成部と、
    前記操作部になされた操作を検出する検出部と、
    を備えた操作装置。
  2. 前記反対方向の弾性力を前記操作部に付加し、前記斥力と共に前記操作部の操作に伴う節度を生成する弾性部材を有する、
    請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記節度は、主に前記弾性力に抗して前記操作部を押し下げるために必要な第1の操作力と、前記弾性力及び前記斥力に抗して前記操作部を押し下げるために必要な第2の操作力と、に基づいて生成される、
    請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記第1の磁場生成部及び前記第2の磁場生成部が磁石であり、前記第2の磁場生成部が前記第1の磁場生成部よりも大きい、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作装置。
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