JP6497334B2 - 押しボタンスイッチおよび遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、押しボタンスイッチおよび遊技機に関する。
従来、パチンコ機やパチスロ機等の各種遊技機には、押しボタンスイッチが設けられ、遊技者に対してボタン部の点滅等による演出により、ゲームへの期待感等を持たせることが行われている。
その演出の1つとして、押しボタンスイッチのボタン部を突出させる方法が知られている。例えば、特許文献1には、モータとギアとを用いて、螺旋状に形成されたガイド部材に沿って軸状部材を回転させることで、押しボタンスイッチのボタン部を突出させることができる押しボタンスイッチが開示されている。
特開2013−116169号公報(2013年6月13日公開)
しかしながら、特許文献1に記載の押しボタンスイッチでは、ボタン部は外周においてボタン部を保持するケースに対して摺動しているため、ボタン部の外周を押圧すると、ボタン部が傾動してしまうことで、押しボタンスイッチがONの状態とならないことがあり、操作性が悪いという問題がある。また、ボタン部が傾動してしまうことで、ボタン部とケースとが引っかかり、摺動性が悪いという問題もあった。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作性および摺動性に優れた押しボタンスイッチおよび遊技機を提供することにある。
本発明に係る押しボタンスイッチは、操作者による押し込み操作を受け付ける押しボタンスイッチであって、未操作時には基準位置にあり、操作者の押し込み操作により押し込み方向へ移動する操作部と、作動時に前記操作部を前記基準位置から前記押し込み方向とは反対の方向に移動させる駆動部と、前記押しボタンスイッチの各部を保持するケースとを備え、前記操作部は、中央部に前記押し込み方向に突出する突出部を有し、前記ケースは、前記操作部の移動時に、前記突出部が摺動する壁部を有し、前記駆動部は、前記突出部および前記壁部の内側に配置されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、操作部は移動時に、中央部においてケースに対して摺動する。そのため、操作部は、移動時に傾動しにくい。また、駆動部は、操作部の移動時に摺動が起こる、突出部および壁部の内側に配置されているため、駆動部が操作部を移動する際に、操作部が傾動しにくく、摺動性がよい。これにより、操作性および摺動性に優れた押しボタンスイッチを提供することが可能となる。
さらに、本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、前記駆動部は、ボイスコイルモータであってもよい。
上記の構成によれば、駆動部としてボイスコイルモータを使用することにより、特許文献1に記載されている押しボタンスイッチのように機械的な機構を使用した場合と比較して、簡易な構成で駆動部を設けることができる。また、ボイスコイルモータを使用することで、磁力により操作部を移動するため、機械的な機構を使用した場合に比べて、操作部の移動の速度を向上させることができる。そのため、機械的な機構では実現することができなかった振動等の機能を付加することも可能となる。また、磁力により操作部を移動するため、移動中に操作者により操作部に対して力が加えられたとしても、機械的な機構を使用した場合に比べて破損する可能性が低い。
さらに、本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、前記ボイスコイルモータは、永久磁石を備える可動部と、コイルを備え前記ケースに固定された固定部とを有し、前記可動部の移動により、前記操作部を移動させてもよい。
上記の構成によれば、通電が必要な部分を固定部として使用することで、押しボタンスイッチをより簡易な構成で設けることが可能となる。
さらに、本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、前記可動部は、前記操作部と一体となって移動してもよい。
上記の構成によれば、可動部を操作部に対して固定する等の方法により、可動部が操作部と一体となって移動する構成にすることで、操作部を押し込み方向とは反対の方向だけでは無く、押し込み方向に対しても移動させることが可能となり、高い演出効果を得ることができる。
さらに、本発明に係る押しボタンスイッチにおいて、前記操作部が前記基準位置にある場合には第1位置にあり、前記操作部への押し込み操作に応じて、前記操作部を支持しながら第1位置から第2位置まで移動する支持部と、前記支持部を前記押し込み方向とは反対方向に付勢する付勢部とを備え、前記支持部は、前記第1位置より前記押し込み方向と反対方向の移動が規制されていてもよい。
上記の構成によれば、支持部および付勢部材を備えることにより、未操作時および駆動部の非作動時に、操作部を基準位置で保持することが可能となる。
さらに、本発明の押しボタンスイッチは遊技機に備えられていてもよい。これにより、操作性および摺動性に優れた押しボタンスイッチを備える遊技機を提供することができる。
本発明によれば、操作性および摺動性に優れた押しボタンスイッチおよび遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る押しボタンスイッチの外観を示す斜視図である。 図1に示す押しボタンスイッチの分解斜視図であり、(a)は上方から見た分解斜視図であり、(b)は下方から見た分解斜視図である。 未操作時における押しボタンスイッチを示す断面図である。 未操作時における押しボタンスイッチを示す断面図である。 未操作時における押しボタンスイッチを示す断面図である。 図1に示す押しボタンスイッチが備える本体部の構成を示す分解斜視図であり、(a)は上方から見た分解斜視図であり、(b)は下方から見た分解斜視図である。 図6に示す本体部が備える発光演出部の構成を示す分解斜視図であり、(a)は上方から見た分解斜視図であり、(b)は下方から見た分解斜視図である。 操作時における押しボタンスイッチを示す断面図である。 ボイスコイルモータ駆動時における押しボタンスイッチを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照し詳細に説明する。
〔実施形態1〕
(1.押しボタンスイッチ1の構成)
図1は、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1の外観を示す斜視図である。本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、パチンコ機やパチスロ機等の各種遊技機に備えられ、遊技者からの操作入力を受け付ける。なお、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1の適用対象は、遊技機に限られるものでは無く、押しボタンスイッチ1は、操作者による押し込み操作を受け付ける各種装置に利用することができる。なお、以下では説明の便宜上、押しボタンスイッチ1における押し込み方向を下方、押し込み方向とは反対の方向を上方とするが、押しボタンスイッチ1は、押し込み方向が下方となるように取り付けられるとは限らない。
図2は、押しボタンスイッチ1の分解斜視図であり、(a)は上方から見た分解斜視図であり、(b)は下方から見た分解斜視図である。また、図3〜5は、未操作時における押しボタンスイッチ1の断面図であり、押しボタンスイッチ1の操作方向に沿った異なる断面を示している。
押しボタンスイッチ1は、本体部2と、下方ガイド(支持部)3と、復帰バネ(付勢部)4と、ボイスコイルモータ固定部5と、ケース6と、センサ7とを備える。
ケース6は、有底の略円筒形状を有し、押しボタンスイッチ1の各部を保持する部材であり、押しボタンスイッチ1を備える遊技機等の各種装置に接続される。ケース6は、ボイスコイルモータ保持部61、上方ガイド規制部62、下方ガイド規制部63、センサ取付窓64を備える。
ボイスコイルモータ保持部61は、ケース6の底の中央部に設けられ、底面61aと、略円筒形状の壁部61bとで構成されている。
上方ガイド規制部62は、ケース6の底面外周に下方に突出するように形成されており、対向する位置の2箇所に設けられている。上方ガイド規制部62には、穴部62aが形成されている。
また、下方ガイド規制部63は、上方ガイド規制部62と同様に、ケース6の底面外周に下方に突出するように形成されており、対向する位置の2箇所に設けられている。下方ガイド規制部63には、穴部63aが形成されている。
センサ取付窓64は、ケース6の底面に形成されており、センサ7を取り付けるための窓である。
センサ7は、ケース6のセンサ取付窓64にビス等で固定されている。センサ7は、発光部(図示せず)と受光部(図示せず)とを有し、発光部と受光部との間に形成された物体検出空間への物体の出入りを検知するフォトインタラプタである。センサ7は、物体検出空間に物体が存在しないときはOFFの信号を、存在するときはONの信号を押しボタンスイッチ1を備える装置の制御部(図示せず)へと発信する。
ボイスコイルモータ固定部(固定部)5は、ケース6のボイスコイルモータ保持部61の内側に配置され、ボイスコイルモータ保持部61の底面61aにビス等で固定されている。ボイスコイルモータ固定部5は、ボイスコイルモータにおける可動子に相当し、円筒形状のコイルを備えている。このように、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1では、通電が必要であるコイルを備える部分を固定することで、配線が容易となり、押しボタンスイッチ1をより簡易な構成とすることを可能としている。なお、ボイスコイルモータ固定部5は、後述する本体部2が備えるボイスコイルモータ可動部(可動部)24と一体となり、ボイスコイルモータ(駆動部)8として動作する。
復帰バネ4は、コイルバネである。復帰バネ4は、ケース6の底面の上側の中央部に、内側にボイスコイルモータ8を収容するように配置される。復帰バネ4は、一端がケース6に当接し、他端が下方ガイド3と当接している。図3に示す状態では、復帰バネ4は、本体部2のカバー21、上方ガイド23およびボイスコイルモータ可動部24、ならびに下方ガイド3の重量により、自然長よりも圧縮した状態となっている。そのため復帰バネ4は、未操作時には、本体部2のカバー21、上方ガイド23およびボイスコイルモータ可動部24、ならびに下方ガイド3を上方へと付勢している。
下方ガイド3は、中央部に穴部3aが形成された略円盤形状であり、押しボタンスイッチ1の操作時に、本体部2が備える操作部10を支持する。下方ガイド3は、外周に形成された段部3bと、段部3bから下方に延伸し、先端が外周側に突出した1対の係止部3cと、センサ7の物体検出空間の上方に設けられた遮光部3eとを有する。下方ガイド3は、段部3bが本体部2のカバー21と当接し、カバー21を支持している。また、下方ガイド3は、係止部3cが、ケース6の下方ガイド規制部63の穴部63aに差し込まれるように配置される。
下方ガイド3は、未操作時(操作部10が基準位置にあるとき)には、復帰バネ4により上方へと付勢されているが、係止部3cが下方ガイド規制部63の下端面に係止した第1位置に位置し、当該係止により上方への移動が規制されている。下方ガイド3は、押しボタンスイッチ1の操作時には、下端がケース6と接触する第2位置まで移動し、操作時の下方の移動が制限されている。また、下方ガイド3の段部3bには、ケース6の上方ガイド規制部62に対応する位置に切り欠き3dが形成されている。なお、押し込み方向に垂直な方向において、下方ガイド3は、ケース6との間に、所定の間隔(クリアランス)を有している。
図6は、本体部2の構成を示す分解斜視図であり、(a)は上方から見た分解斜視図であり、(b)は下方から見た分解斜視図である。
図6に示すように、本体部2は、カバー21と上方ガイド23とが一体となって構成される操作部10(図3参照)と、発光演出部22と、ボイスコイルモータ可動部24とを備える。
操作部10は、操作者により押し込み操作に応じて、下方へと移動する部材であり、カバー21と上方ガイド23とが一体となって構成される。操作部10は、カバー21と上方ガイド23とを備える。なお、押し込み方向に垂直な方向において、操作部10は、ケース6との間に、所定の間隔(クリアランス)を有している。
カバー21は、透光性のドーム状の部材であり、中空部分に発光演出部22が配置される。また、カバー21は、下方外周の対向する位置に、1対の係合穴21aが形成されている。
上方ガイド23は、発光演出部22の下方に配置され、カバー21の移動を案内する部材である。上方ガイド23は、略円盤状に形成され、係合爪23aと、垂下部23bと、ボイスコイルモータ保持部(突出部)23cとを備える。
係合爪23aは、上方ガイド23の外周面におけるカバー21の係合穴21aに対応する位置に形成され、カバー21の係合穴21aと係合する。これにより、上方ガイド23とカバー21とは、その間に発光演出部22を保持しながら一体となる。
垂下部23bは、外周の対向する位置に2箇所、下方へと延伸するように形成されている。また、垂下部23bは、下方ガイド3の切り欠き3d、およびケース6の上方ガイド規制部62に対応する位置に形成されており、下端に、係止部23b−1を有している。
ボイスコイルモータ保持部23cは、押しボタンスイッチ1の中央部に形成され、下方へと突出するする下側が開放された円筒形状である。ボイスコイルモータ保持部23cの内側にはボイスコイルモータ可動部24が配置される。ボイスコイルモータ保持部23cは、下方ガイド3の穴部3aを通り、ケース6のボイスコイルモータ保持部61の壁部61bに摺動可能に接触している。
ボイスコイルモータ可動部24は、上方ガイド23のボイスコイルモータ保持部23c内に配置され、ビス9(図3参照)でボイスコイルモータ保持部23cに固定されている。そのため、ボイスコイルモータ可動部24は、操作部10と一体となって移動する。ボイスコイルモータ可動部24は、ボイスコイルモータ8における固定子に相当し、永久磁石およびヨークを備えている。
図7は、発光演出部22の構成を示す分解斜視図であり、(a)は上方から見た分解斜視図であり、(b)は下方から見た分解斜視図である。
図7に示すように、発光演出部22は、外側レンズ25と、内側レンズ26と、ベース部27と、基板28とを備える。
基板28は、プリント回路基板であり、フルカラーLED素子28a、ブラックライトLED素子28b、およびコネクタ28cを備える。ブラックライトLED素子28bは、基板28の中央部に配置されており、フルカラーLED素子28aは、ブラックライトLED素子28bを中心とした同一円周上に10個配置されている。また、基板28は、コネクタ28cを介して、押しボタンスイッチ1を備える装置の制御部と接続しており、当該制御部からの信号に基づいて、フルカラーLED素子28a、およびブラックライトLED素子28bを発光させる。
ベース部27は、発光演出部22の各部を支持するための部材である。ベース部27には、外周係合爪27aと、内周係合爪27bと、穴部27cと、突出部27dとが形成されている。外周係合爪27aは、ベース部27の下部外周に2箇所形成されている。また、内周係合爪27bは、ベース部27の下部内周に2箇所形成されている。
穴部27cは、ベース部27の底面であって、基板28のフルカラーLED素子28aおよびブラックライトLED素子28bに対応する位置に形成されている。ここで、基板28は、ベース部27の底面の下側にビス等で固定される。そのため、基板28のフルカラーLED素子28aおよびブラックライトLED素子28bから発せられる光は、ベース部27の穴部27cを通り上方へと照射される。
突出部27dは、ベース部27をケース6に固定するために設けられ、下方へと突出する円筒形状である。ここで、基板28、上方ガイド23、および下方ガイド3には、突出部27dに対応する位置に穴部が形成されており、そのため、突出部27dは、該穴部内に挿通されケース6に接触している。ベース部27は、突出部27dとケース6とをネジ等により固定することでケース6に対して固定される。
内側レンズ26は、ベース部27の上方に配置される透光性の部材である。内側レンズ26は、ベース部27の内周係合爪27bに対応する位置に、係合穴26aが形成されている。内側レンズ26は、係合穴26aが、ベース部27の内周係合爪27bと係合することで、ベース部27に対して固定されている。
また、内側レンズ26の上面26bには、シートが設けられている。当該シートは、押しボタンスイッチ1の操作者に対して表示する画像が印刷されたシートである。当該シートには、通常のインクを用いた印刷だけでは無く、ブラックライトLED素子28bから発せられるブラックライトで発色するインクを使用した画像も印刷されている。そのため、基板28から内側レンズ26に対してブラックライトを照射することで、フルカラーLED素子28aを照射した場合とは異なる画像を操作者に対して表示することができる。内側レンズ26を製造する方法としては、例えば、シルクスクリーン印刷を用いてシートを作成し、作成したシートを金型内に配置し、インサート成形により製造する方法が挙げられる。
外側レンズ25は、内側レンズ26の上方に配置され、内側レンズ26を覆う透光性の部材である。外側レンズ25は、ベース部27の外周係合爪27aに対応する位置に係合穴25aが形成されている。外側レンズ25は、係合穴25aが、ベース部27の外周係合爪27aと係合することで、ベース部27に対して固定されている。
以上のように、発光演出部22は、ベース部27がケース6に固定されることでケース6に支持されており、押しボタンスイッチ1に対して操作が行われたとしても発光演出部22は移動しない。
(2.押しボタンスイッチ1の動作説明)
次に、押しボタンスイッチ1の動作について説明する。
(2.1 操作時における動作)
図8は、操作時における押しボタンスイッチ1を示す断面図であり、図5に対応する断面図である。
図5に示す状態では、操作部10は、未操作時の位置である基準位置にあり、下方ガイド3は、第1位置にある。操作者が押し込み操作を行い、カバー21に対して押圧力を加えると、図8に示すように、基準位置にある操作部10(カバー21およびカバー21と係合している上方ガイド23)、上方ガイド23と当接している下方ガイド3、およびボイスコイルモータ可動部24が下方へと移動する。これにより、復帰バネ4が圧縮され、下方ガイド3は、第2位置へと移動し、遮光部3eがセンサ7の物体検出空間へと入り込み、押しボタンスイッチ1がONの状態となる。
このとき、上方ガイド23のボイスコイルモータ保持部23cは、ケース6のボイスコイルモータ保持部61の壁部61bに対して摺動することで、カバー21の移動が案内される。換言すれば、壁部61bは、押しボタンスイッチ1の操作時に、操作部10の移動を案内する。
ここで、従来用いられている押しボタンスイッチでは、操作時にカバーの外周が摺動する。そのため、操作時にカバーの外周部分を押圧すると、カバーが傾動することとなり、押しボタンスイッチがONの状態とならないことがあった。また、カバーが傾動してしまうことで、カバーとケースとが引っかかり、摺動性が悪いという問題もあった。
一方、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、押しボタンスイッチ1の操作時(操作部10の移動時)には、押しボタンスイッチ1の中央部が摺動する。そのため、カバー21の上面の外周部分を押圧したとしても、カバー21は、押しボタンスイッチ1の中央部で摺動する上方ガイド23に案内されて移動する。そのため、カバー21および上方ガイド23は、略水平を保った状態で下方へと移動する。これにより、下方ガイド3も略水平な状態で下方へと移動することとなる。そのため、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、カバー21のどの部分を押圧したとしても、容易にONの状態とすることができ、また、カバー21が水平を保った状態で下方へと移動するため、摺動性もよく、操作性がよい。
押しボタンスイッチ1に対する押し込み操作が終了すると、押しボタンスイッチ1は復帰バネ4の付勢力により、カバー21、上方ガイド23、ボイスコイルモータ可動部24、および下方ガイド3が未操作時の位置まで復帰し、図5に示す操作時の状態へと戻る。このとき、下方ガイド3の係止部3cが、ケース6に係止し、第1位置となるため、操作部10は、基準位置へと復帰することができる。
(2.2 ボイスコイルモータ8駆動時における動作)
図9は、ボイスコイルモータ8駆動時(作動時)における押しボタンスイッチ1を示す断面図であり、図3に対応する断面図である。
ボイスコイルモータ8のボイスコイルモータ固定部5が備えるコイルに対して所定の向きの電流を印加すると、ボイスコイルモータ可動部24は、磁力によりボイスコイルモータ固定部5から離れる方向、すなわち上方へと移動する。そのため、ボイスコイルモータ可動部24が固定されている操作部10(上方ガイド23、およびカバー21)も一体となって上方へと移動する(突出位置)。このとき、図9に示すように、上方ガイド23の垂下部23bの係止部23b−1がケース6の上方ガイド規制部62に係止するため、上方ガイド23、ならびに上方ガイドと一体となって移動するボイスコイルモータ可動部24およびカバー21の上方への移動量が制限される。
そして、ボイスコイルモータ8への電流の印加を中止すると、ボイスコイルモータ可動部24は、突出位置から、操作部10、およびボイスコイルモータ可動部24の自重により図3に示す未操作時の状態(基準位置)へと復帰する。
また、未操作時に、上述した方向とは逆方向の電流をボイスコイルモータ8に対して印加すると、ボイスコイルモータ可動部24は、磁力により下方へと移動し、図8に示す状態となる。そのため、ボイスコイルモータ可動部24と一体となって移動する下方ガイド3の遮光部3eが、センサ7の物体検出空間へと入り込み、押しボタンスイッチ1がONの状態となる。
そして、ボイスコイルモータ8への電流の印加を中止すると、ボイスコイルモータ可動部24は、復帰バネ4の付勢力により、図5に示す未操作時の状態へと復帰する。
このように、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、ボイスコイルモータ8への通電によりカバー21を上下動させることができ、これにより高い演出効果を得ることが可能である。
カバー21を上下動させる方法としては、ボイスコイルモータ8によりカバー21を上方へと移動し、自重により未操作時の位置へと復帰させる方法と、ボイスコイルモータ8によりカバー21を上方へと移動し、そのボイスコイルモータ8に流れる電流の向きを反転させ、カバー21を下方へと移動させる方法とが考えられる。また逆に、まずボイスコイルモータ8によりカバー21を下方へと移動し、その後、復帰バネ4の付勢力、あるいはボイスコイルモータ8に流れる電流の向きを反転させることでカバー21を上方へと移動させてもよい。
さらに、ボイスコイルモータ8にパルス電流等を印加することで、カバー21を小刻みに上下動させ、押しボタンスイッチ1を振動させることができる。押しボタンスイッチ1をどのように振動させるかは、ボイスコイルモータ8へ印加する電流(例えば、パルス幅等)を調整することで任意に設定することが可能である。
また、センサ7がONである信号を出力している間、基板28が備えるフルカラーLED素子28a、および/またはブラックライトLED素子28bを発光させてもよい。このような構成とすることで、カバー21の上下動に合わせて押しボタンスイッチ1が発光し、高い演出効果を得ることが可能である。
このように、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、押し込み操作時に、押しボタンスイッチ1の中央部において、操作部10が備える上方ガイド23のボイスコイルモータ保持部23cが、ケース6のボイスコイルモータ保持部61の壁部61bに対して摺動する。そして、ボイスコイルモータ8は、当該摺動が起こる、ボイスコイルモータ保持部23cおよび壁部61bの内側に配置されている。
そのため、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、操作性のよい押しボタンスイッチであることに加えて、ボイスコイルモータ8を作動させることで、操作部10の上下動や振動といった演出を行うことができ、高い演出効果を得ることができる。
また、操作部10の上下動や振動をボイスコイルモータ8により実現することで、従来用いられている押しボタンスイッチにように、ギア等の機械的な機構を用いる必要が無く、押しボタンスイッチ1を簡易な構成とすることができ、押しボタンスイッチ1を小型化することが可能となる。
さらに、操作部10の上下動や振動をボイスコイルモータ8の磁力により実現しているため、操作部10の上下動や振動の最中に操作者が押しボタンスイッチ1を操作したとしても押しボタンスイッチ1が破損する可能性は低い。また、操作部10は、磁力により移動するため、機械的な機構を使用した場合と比べて、操作部10の移動を短時間で行うことができる。これにより、押しボタンスイッチ1は、上下動だけではなく、振動といった演出も可能となり、操作者は、高い演出効果を得ることができる。
(3.変形例)
また、押しボタンスイッチ1は、内部に近接センサ(図示せず)を備えていてもよい。押しボタンスイッチ1が近接センサを備えている場合には、例えば、当該近接センサが物体の接近を感知した場合に、ボイスコイルモータ8が操作部10を上下動するような構成としてもよい。このような構成とすることで、操作者が、操作部10を押圧すること無く、押しボタンスイッチ1に手をかざすだけで、押しボタンスイッチ1が連打されることとなり、より演出効果の高い押しボタンスイッチ1を実現することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、実施形態1との相違点について説明する。
本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、ボイスコイルモータ8のボイスコイルモータ可動部24が、上方ガイド23に固定されていないという点において実施形態1に係る押しボタンスイッチ1とは異なる。
すなわち、操作部10が基準位置にある場合に、ボイスコイルモータ8に対して、ボイスコイルモータ可動部24を上方へと移動する方向の電流が流れた場合には、操作部10は、ボイスコイルモータ可動部24と一体となって上方へ移動する。一方、操作部10が基準位置にある場合に、ボイスコイルモータ可動部24を下方へと移動する方向の電流が流れた場合には、操作部10は、ボイスコイルモータ可動部24と一体となって下方へ移動することは無い。
また、ボイスコイルモータ可動部24が、上方ガイド23に固定されていないため、本実施形態に係る押しボタンスイッチ1は、操作部10が基準位置にある状態では、ボイスコイルモータ可動部24は、自重によりボイスコイルモータ固定部5と接触している。そのため、ボイスコイルモータ可動部24と、操作部10のボイスコイルモータ保持部23cとの間には間隙が有る。これにより、ボイスコイルモータ可動部24が上方へと移動する際に、操作部10に突き当たることとなり、実施形態1に係る押しボタンスイッチ1とは異なる振動を操作者に対して与えることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 押しボタンスイッチ
3 下方ガイド(支持部)
5 ボイスコイルモータ固定部(固定部)
4 復帰バネ(付勢部)
6 ケース
8 ボイスコイルモータ(駆動部)
10 操作部
21 カバー
23 上方ガイド
23c ボイスコイルモータ保持部(突出部)
24 ボイスコイルモータ可動部(可動部)
61b 壁部

Claims (5)

  1. 操作者による押し込み操作を受け付ける押しボタンスイッチであって、
    未操作時には基準位置にあり、操作者の押し込み操作により押し込み方向へ移動する操作部と、
    作動時に前記操作部を前記基準位置から前記押し込み方向とは反対の方向に移動させる駆動部と、
    前記押しボタンスイッチの各部を保持するケースと
    前記押しボタンスイッチの内部に設けられた近接センサと、を備え、
    前記操作部は、中央部に前記押し込み方向に突出する突出部を有し、
    前記ケースは、前記操作部の移動時に、前記突出部が摺動する壁部を有し、
    前記駆動部は、前記操作部と一体となって移動する可動部と、前記ケースに固定された固定部とを有し、前記突出部および前記壁部の内側に配置され
    前記可動部は、前記近接センサが物体の接近を感知した場合に前記操作部を上下動させる押しボタンスイッチ。
  2. 前記駆動部は、ボイスコイルモータである請求項1に記載の押しボタンスイッチ。
  3. 前記ボイスコイルモータは、前記可動部に永久磁石を備え、前記固定部にコイルを備える請求項2に記載の押しボタンスイッチ。
  4. 前記操作部が前記基準位置にある場合には第1位置にあり、前記操作部への押し込み操作に応じて、前記操作部を支持しながら第1位置から第2位置まで移動する支持部と、
    前記支持部を前記押し込み方向とは反対方向に付勢する付勢部とを備え、
    前記支持部は、前記第1位置より前記押し込み方向と反対方向の移動が規制されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の押しボタンスイッチ。
  5. 請求項1からの何れか1項に記載の押しボタンスイッチを備える遊技機。
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