JP7022913B2 - レバー入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両のシフトレバー等のレバー入力装置に関する。
従来、レバー入力装置として、例えば、特許文献1に示すストークスイッチが知られている。このストークスイッチは、操作レバー、及び、この下端面に対向して配置される電磁ブレーキを備えている。この下端面は、略半球状であって、アーマチュアが取り付けられている。電磁ブレーキは、アーマチュアに対向するヨークと、ヨークに巻回された電磁コイルとによって構成されている。
このストークスイッチでは、操作レバーの揺動操作に伴って、アーマチュアがヨークの端面上を移動する。そして、揺動された操作レバーが所定の角度に達すると、電磁コイルに通電している。これにより、アーマチュアがヨークに吸引されて、操作レバーの動きにブレーキをかけている。
特開2004-326163号
上述した特許文献1のストークスイッチでは、揺動された操作レバーの角度によっては、ヨークがアーマチュアの外側へはみ出してしまうため、ヨークとアーマチュアとの接触面積が減少し、ブレーキ力が低下してしまう。一方、ブレーキ力を維持するために、ヨークをアーマチュアの可動範囲まで広げると、ストークスイッチが大型化してしまう。
そこで本発明は、大型化を抑制しつつ、レバーの変位に対する規制力をより確実に生じさせることができるレバー入力装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレバー入力装置は、傾倒又は平行移動して変位するレバーと、レバーの変位を検出する検出部と、レバーの変位を規制する規制部と、を備え、規制部は、通電により励磁するコイルと、一方向側に開口部を有し且つコイルを収容する収容部を有するヨークと、ヨークの開口部を覆うように配置された磁性板と、磁性板のヨーク側と反対側の平面状の第1主面上に、摺動可能に積層された平面状の第2主面を有し、且つ、レバーに連結されて、レバーの変位に連動して移動するアーマチュアと、を有し、アーマチュアは、磁性板の外周縁内に配置され、レバーの変位に応じて磁性板の外周縁内を移動するように構成されている。
これにより、レバーの変位に応じてアーマチュアが移動しても、アーマチュアは磁性板の外周縁内に配置されるため、アーマチュアが磁性板の外側へはみ出さず、これらの接触面積が減少せずに、これらの間の磁力によってレバーの変位を規制することができる。このため、ヨークをアーマチュアの可動範囲まで広げずに、レバー入力装置の大型化を抑制しつつ、レバーの変位に対する磁力(規制力)をほぼ一様にかつより確実に生じさせることが可能となる。
レバー入力装置では、アーマチュア及び磁性板のうち少なくとも一方は、電磁軟鉄から成っていてもよい。これによれば、通電によりコイルから発生した磁力によってアーマチュアは磁性板に吸着され、レバーの変位が規制される。これに対し、通電が停止された非通電時には、残留磁気による比較的小さな残磁力(以降、残磁力と記載する。)が生じる。これにより、レバーを操作していないときに、振動等によってレバーに位置ずれが生じるのを、残磁力により抑制することができる。さらに、上記の通り電磁軟鉄に生じる残磁力は小さいので、アーマチュアを移動させるのに必要な力は小さくて済むため、アーマチュアに取り付けられたレバーを容易に変位させて操作することができ、操作性の良好なものにすることができる。
レバー入力装置では、アーマチュアの厚み寸法は、磁性板の厚み寸法よりも大きくてもよい。これによれば、ヨーク、磁性板及びアーマチュアにより構成される磁気回路において、磁束が磁性板にとどまらずに、アーマチュアまで至る。このため、磁性板とアーマチュアとの間に大きな磁力を生じさせ、アーマチュアの変位をより確実に規制することができる。
レバー入力装置では、磁性板の第1主面及びアーマチュアの第2主面の各表面粗さは、算術平均高さSaが10μm以下であってもよい。これによれば、磁性板とアーマチュアとの間の隙間を均一且つ小さくすることができるため、磁力によるこれらの吸着力をより大きくしつつ、これらの積層方向に直交する方向において吸着力を一様にすることができる。よって、アーマチュアの変位をより確実に規制することが可能になる。
レバー入力装置では、レバーは軸方向の途中に支点を有し、且つ、支点に対して傾倒するよう変位し、アーマチュアは、レバーの軸方向においてヨークよりも支点から離れて配置されていてもよい。これにより、ヨークよりも支点から離れたアーマチュアの移動を規制し易く、レバー入力装置の上下方向の寸法を小さくしてコンパクトな構造とすることができる。
レバー入力装置では検出部は、検出部は、レバーの軸方向においてアーマチュアよりも支点から離れて配置されていてもよい。これによれば、支点と検出部との間の長さが支点とアーマチュアとの間の長さよりも長いことにより、アーマチュアの変位量よりも検出部におけるレバーの変位量が増大されるため、レバーの変位の検出精度の向上が図られる。
本発明によれば、大型化を抑制しつつ、レバーの変位に対する規制力をより確実に生じさせることができるレバー入力装置を提供することが可能である。
図1は、本発明の実施の形態1に係るレバー入力装置の外観構成を示す斜視図である。 図2(a)は、図1のレバー入力装置を上側から視た図である。図2(b)は、図2(a)のレバー入力装置を後側から視た図である。 図3は、図2(b)のレバー入力装置のIII-III線で切断した断面図である。 図4は、レバー入力装置の分解斜視図である。 図5は、規制部を示す斜視図である。 図6(a)は、レバーがDポジションに位置しているレバー入力装置を上側から視た図である。図6(b)は、図6(a)のレバー入力装置を後側から視た図である。 図7は、図6(b)のレバー入力装置のVII-VII線で切断した断面図である。 図8(a)は、本発明の実施の形態2に係るレバー入力装置を上側から視た図である。図8(b)は、図8(a)のレバー入力装置のVIII-VIII線で切断した要部断面図である。 図9(a)は、レバーが変位しているレバー入力装置を上側から視た図である。図9(b)は、図9(a)のレバー入力装置のIX-IX線で切断した要部断面図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係るレバー入力装置10の好ましい実施の形態について、当該レバー入力装置10を車両のシフト装置に適用した場合を例にして説明する。
(レバー入力装置の構成)
図1に示すように、レバー入力装置10は、直方体形状の筐体20、及び、筐体20から突出するレバー30を備えている。筐体20は、ケース21、ハウジング22、カバー23及びベゼル24により構成されており、ケース21、ハウジング22、カバー23及びベゼル24はこの順で積層されている。この積層方向を上下方向としてレバー入力装置10は配置されている。但し、レバー入力装置10の配置はこの方向に限定されない。
なお、以下の説明では、直方体形状を成す筐体20の短辺に沿った方向を左右方向といい、筐体20の長辺に沿った方向を前後方向という。また、レバー30は、操作されていない無負荷状態では、その軸心が上下方向に向けられている。
本実施の形態に係るレバー入力装置10は、操作者の操作によってレバー30を前後左右に変位させて傾けることができる。図1では、レバー30がHポジション(ホーム・ポジション)に位置する状態を示している。そして、このHポジションを含めて5つのポジションの間で位置を切り替え可能になっている(ベゼル24の上面の模式図参照)。
例えば、レバー30は、Hポジションとその後方のMポジション(マニュアル・ポジション)との間で変位可能であり、Hポジションとその左側のNポジション(ニュートラル・ポジション)との間でも変位可能となっている。さらに、レバー30は、Nポジションとその前方のRポジション(リア・ポジション)との間で変位可能であり、Nポジションとその後方のDポジション(ドライブ・ポジション)との間でも変位可能となっている。
なお、レバー30は、所定の軸線Aを中心にして、この軸線Aに沿った第1方向に傾倒可能であり、かつ、軸線Aに直交した方向である第2方向の軸線Bにも傾倒可能に構成されている。そして、図1に示したレバー入力装置10では、軸線Aを前後方向に沿うように設定している。そのため、上述の第1方向は前後方向に一致し、第2方向は左右方向に一致している。
次に、レバー入力装置10の詳細な構成について、図2(a)~図4を参照して説明する。
レバー30は、軸心が上下方向の延びる円柱の棒形状を成し、操作部31、第1球状部32及び第2球状部33が設けられている。操作部31は、操作者に把持される部分であって、第1球状部32よりも上方に配置されている。第1球状部32はレバー30の中央に配置され、第2球状部33は第1球状部32よりも下方に配置されている。第1球状部32の径は第2球状部33の径よりも大きく、第2球状部33は操作部31の径よりも大きく形成されている。
また、レバー30の下部には、レバー30の軸心に沿って延びる第1収容穴34が設けられている。第1収容穴34はレバー30の下端に開口し、第1収容穴34にバネ35及びプランジャ36が収容されている。
プランジャ36は、円筒状であって、内部に第2収容穴37を有し、先端にピン先38を有している。プランジャ36は、ピン先38と反対側の基端側からレバー30の第1収容穴34に挿入されている。これにより、第2収容穴37と第1収容穴34とが連通して一体的な空間を形成し、この空間に、軸心方向に長寸を成すコイル状のバネ35が収容されている。また、ピン先38が第1収容穴34から下方へ突出し、ピン先38は先端ほど細くなる円錐状を成している。
ケース21は、上部が開口する直方体形状であって、底部(ケース底部21a)、及び、ケース底部21aから上方へ立設する側壁(ケース側壁21b)を有している。このケース21の上方に配置されるハウジング22は、ケース側壁21bから上方へ延びるように拡がる側壁(ハウジング側壁22a)を有している。
ハウジング側壁22aは、上部開口及び下部開口を有し、軸心に直交する断面が矩形状の筒状を成している。ハウジング側壁22aの下端はケース側壁21bの上端に接続されて、ハウジング側壁22a及びケース側壁21bは一体になってレバー入力装置10の側壁を形成している。
ハウジング22は、ハウジング側壁22aにより囲まれる内部空間を有しており、この内部空間にはレバー30の変位を規制する規制部40、レバー30を傾倒可能に支持する第1円筒部22bが設けられている。なお、規制部40の詳細については、後述する。
第1円筒部22bは、軸心が上下方向に延びており、支持板22cにより支持されている。支持板22cは、上下方向に直交する方向に拡がる平板状を成し、外周端がハウジング側壁22aの内面に接続され、内周端が第1円筒部22bの外周面に接続されている。これにより、第1円筒部22bはハウジング22に固定されている。また、第1円筒部22b内にはソケット25が配置されている。
ソケット25は、上下方向に軸心を向けた略円筒状を成しており、下端から上方へ延びる複数のスリットが設けられている。スリットが伸縮することにより、ソケット25は、縮径及び拡径可能である。このソケット25内にレバー30の第1球状部32が挿入されると、ソケット25は第1球状部32と第1円筒部22bとの間において、内周面が第1球状部32に沿って変形し、第1円筒部22bに対して第1球状部32を保持する。これにより、ソケット25は球面軸受として、レバー30が軸方向の途中の第1球状部32を支点として、前後左右を含めて支持範囲内で傾倒自在に変位可能となる。
ハウジング22の上側開口はカバー23により覆われており、カバー23はハウジング22に第1ビス27により固定されている。カバー23は、前後方向に長寸の矩形状を成し、その略中央部分には円形状のカバー孔23aが貫通して形成されている。カバー孔23aは、中心がハウジング22の第1円筒部22bの軸心に一致し、上下方向においてハウジング22の第1円筒部22bに重なるように配置されている。カバー孔23aには、第1円筒部22b内に配置される第1球状部32よりも上方のレバー30が挿入されている。
カバー23のカバー孔23a上に、キャップ26が配置されている。キャップ26は、円盤形状であって、中心が上方へ突出する曲面により形成されている。キャップ26には、中心に円形状の孔(キャップ孔26a)が設けられており、キャップ孔26aはキャップ26を貫通し、上下方向にカバー孔23aに重なるように配置され、径がカバー孔23aの径よりも小さく形成されている。このため、キャップ孔26aにレバー30が挿入され、レバー30が傾けられても、キャップ26は、レバー30とカバー孔23aとの隙間を覆うことができる。
ベゼル24は、前後方向に長寸の矩形状を成し、キャップ26及びカバー23を覆っている。ベゼル24には、略中央部分に円形状の孔(ベゼル孔24a)が貫通して形成されており、ベゼル孔24aにはレバー30が挿入されている。レバー30のうち、ベゼル孔24aから上方へ突出している部分は、筐体20の外部において操作者によって把持され操作可能になっており、操作部31を構成する。
ケース21内には、レバー30の操作に対する手応え(節度感)を付与する節度部29、及び、レバー30の変位を検出する検出部50が収容されている。検出部50は、第1基板51、第2基板52、スライダ53、アーム54、マグネットホルダ55、及び、マグネット体56を有している。
節度部29は、ケース21のケース底部21aの略中央部分に配置され、ケース底部21aよりも肉厚のブロック状を成しており、その上面には凹部29aが形成されている。凹部29aの内面には、左右方向及び前後方向へ延びる節度溝が形成されており、レバー30はこの節度溝に案内されることで上述の5つのポジション間で変位することができる。
スライダ53は、ハウジング22の支持板22cよりも下方において上下方向に直交する方向に拡がるように、前後方向に長寸の矩形板状を成し、ケース21内に前後方向に移動可能に収納されている。
スライダ53の前部分には、左右方向に長寸の長円孔53aが貫通して形成されている。この長円孔53aは、節度部29及び第1円筒部22bと上下方向に重なるように位置している。また、スライダ53の後部分には、左右方向に長寸の矩形孔53bが貫通して形成されている。この矩形孔53bには、マグネットホルダ55が配設されている。
マグネットホルダ55は横長の直方体形状を成している。マグネットホルダ55の左右方向寸法は矩形孔53bの方が大きく、マグネットホルダ55は矩形孔53bに案内されて左右方向に変位することができる。一方、矩形孔53bは、マグネットホルダ55と前後方向寸法がほぼ等しく、マグネットホルダ55の前後方向の位置ずれ(姿勢のずれ)は矩形孔53bによって規制される。
スライダ53の上方にはアーム54が配設されている。アーム54は、前後方向に長寸の板状を成し、第1支持孔54a及び第2支持孔54bが貫通して形成されている。第1支持孔54a及び第2支持孔54bは、互いに間隔を空けて前後方向に並んで配置されている。第1支持孔54aは円形状であるのに対し、第2支持孔54bは前後方向に長寸の長円を成している。第1支持孔54a及び第2支持孔54bには、スライダ53の上面に立設された第1枢軸53c、及び、マグネットホルダ55の上面に立設された第2枢軸55aがそれぞれ挿通されている。これにより、アーム54は、第1枢軸53cを中心にして後部分が左右方向に揺動可能にスライダ53に取り付けられている。
また、アーム54の前部分には第2円筒部54cが貫通して形成されており、第2円筒部54cにレバー30の第2球状部33が挿入されている。従って、レバー30が第2円筒部54c内で左右方向に変位すると、これに伴ってアーム54が第1枢軸53cを中心に左右方向に揺動する。その変位がアーム54及びマグネットホルダ55を介して伝達され、マグネットホルダ55に保持されたマグネット体56も左右に変位する。
スライダ53の下方には、第1基板51が配設されている。第1基板51は、前後方向に長寸の矩形板状を成し、上下方向に直交する方向へ拡がるようにケース21に固定されている。
第1基板51の前部上面にはホールIC等から成る少なくとも一つ以上の磁気センサ57が設けられている。磁気センサ57は、マグネットホルダ55に保持されたマグネット体56に対して下方から対向して位置し、マグネット体56の磁気を検出する。これにより、マグネット体56は、検出素子である磁気センサ57により検出される被検出素子である。
第2基板52は、前後方向に長寸の矩形板状を成し、左右方向に直交する方向へ拡がるようにケース21に固定されている。第2基板52には、マイクロコンピュータ等から成る制御部52aが設けられている。制御部52aは、第1基板51の磁気センサ57と電気的に接続されていると共に、例えば、車両本体の制御装置等の外部機器に電気的に接続されている。これにより、制御部52aは、磁気センサ57に基づいた信号を外部機器に出力する。
(規制部の構成)
規制部40は、所謂、電磁ブレーキであり、コイル41、ボビン42、ヨーク43、磁性板44及びアーマチュア45を有している。ヨーク43、磁性板44及びアーマチュア45がこの順で積層されており、この積層方向が上下方向に沿うように規制部40はハウジング22内に配置されている。
ボビン42は、樹脂等の非磁性材料から成り、円筒状であって、円筒状の孔(ボビン孔42a)が中心に設けられている。コイル41は、ボビン42の外周面に巻き付けられており、外部電源からの通電により励磁する。
ヨーク43は、焼結鉄等の磁性材料から成り、下部が有底で上部が開口する略円筒状である。つまり、ヨーク43は、環状底部43a、環状底部43aの内周縁から上方に立ち上がる内周壁43b、環状底部43aの外周縁から上方に立ち上がる外周壁43cを有している。内周壁43b及び外周壁43cは、円筒状であって、同軸心状に配置されている。
ヨーク43において、この環状底部43a、内周壁43b及び外周壁43cは、これらにより取り囲まれる窪み46aにコイル41を収容する収容部46を構成している。収容部46は一方向側(上側)部に開口部46bを有し、窪み46aは円筒状を成している。この開口部46bから窪み46aにコイル41及びボビン42が収容されている。収容部46の上端と、窪み46aに収容されたボビン42の上端とは、ほぼ同じ高さにあり、略面一になるように配置されている。
ヨーク43の中央において、内周壁43bの内側に円柱状の孔(ヨーク孔43d)が設けられている。ヨーク孔43dには、ハウジング22の第1円筒部22bが嵌められている。これにより、ヨーク43は、ヨーク孔43dの周囲を取り囲む内周壁43bが第1円筒部22bの外周面に沿って、ハウジング22に固定されている。
ヨーク43には、外周壁43cから径方向の外側へ突出するフランジ43eが設けられている。例えば、3つのフランジ43eが、外周壁43cの周方向に均等な間隔を空けて配置され、フランジ43eには挿通孔が設けられている。第2ビス47を挿通孔に通し、ハウジング22の支持板22cに設けられた孔に螺合されることにより、環状底部43aが支持板22c上に載り、ヨーク43はハウジング22に固定される。
ハウジング22には、支持板22cの上面から上方へ立ち上がる突起22dが設けられている。例えば、3つの突起22dが、第1円筒部22bの周囲を取り囲むように、周方向に均一な間隔を空けながら配置されている。複数の突起22dの間のスペースに磁性板44が嵌められる。これにより、磁性板44は、上下方向に対して直交する方向への移動が規制される。
磁性板44は、鉄及び電磁軟鉄等の磁性材料から成る。このため、コイル41に通電されると、コイル41に発生する磁束がヨーク43を通り、ヨーク43の上端に集束し、上端に積層された磁性板44を吸着する。この磁力により、磁性板44はヨーク43に強力に保持される。また、通電後においても、残磁力によって、磁性板44はヨーク43に比較的小さい吸着力で保持される。なお、磁性板44には、Niメッキ及びCrメッキ等の表面処理が施されていてもよい。
磁性板44は環状の平板により形成され、磁性板44の中央に円形状の孔(磁性板孔44a)が設けられ、この磁性板孔44aにレバー30が挿通されている。磁性板孔44aは、上下方向においてヨーク孔43dと重なるように配置されている。
磁性板孔44aの周囲を取り囲む磁性板44の内周縁は、ヨーク43のヨーク孔43dの周囲を取り囲む内周壁43bの内周縁に一致又はやや小さい。また、磁性板44の内周縁の周囲を取り囲む外周縁は、ヨーク43の内周壁43bの周囲を取り囲む外周壁43cの外周縁に一致又はやや大きく、磁性板44はヨーク43上に積層されている。このため、磁性板44はヨーク43の上端及び収容部46の開口部46bを覆っている。
アーマチュア45は、磁性板44においてヨーク43側と反対側の面(上面)上に積層され、環状の平板であって、中央に円形状の孔(アーマチュア孔45a)が設けられている。このアーマチュア孔45aには、ダンパー48を介してレバー30が挿入されている。
ダンパー48は、ゴム等の弾性材料から成り、円筒状であって、円柱状の孔(ダンパー孔48a)が中心に形成されている。ダンパー孔48aの周囲を取り囲む内周面は内側に突出した環状の突状部48bが設けられ、突状部48bは周方向に延びている。この内周面を取り囲む外周面には内側に窪む環状の溝状部48cが設けられ、溝状部48cは周方向に延びている。この溝状部48cにアーマチュア45の内周端が嵌められ、ダンパー孔48aにレバー30が挿通されると、突状部48bがレバー30に当接する。
これにより、レバー30が突状部48bにより支えられ、突状部48bに沿って容易に傾倒することができる。また、ダンパー48が変形することにより、レバー30の傾倒操作による弧状の動きが平面的な動きに変換されるため、アーマチュア45は磁性板44の平面上をスムーズに摺動することができ、レバー30の操作性に優れる。
このようにして、レバー30は、ダンパー48を介してアーマチュア45に連結されている。このため、アーマチュア45は、レバー30の操作による変位に連動して磁性板44上を移動する。
アーマチュア45は、電磁軟鉄等の磁性材料から成る。このため、コイル41に通電されると、コイル41により発生した磁束が、ヨーク43、磁性板44及びアーマチュア45を通り磁気回路が形成される。これにより、レバー30の傾倒に応じて磁性板44上を移動するアーマチュア45は、この磁力によって磁性板44に吸着されて停止し、レバー30の移動が規制される。
なお、電磁軟鉄は鉄等に比べ残磁力が少なく、アーマチュア45は、残磁力が磁性板44の残磁力以下である。このため、コイル41への通電が停止された後であっても、アーマチュア45に残る磁力が小さい。よって、磁性板44上においてアーマチュア45を移動させるために大きな力を要せず、アーマチュア45が取り付けられるレバー30の操作性を阻害しない。
また、アーマチュア45の残磁力により、比較的小さい吸着力でアーマチュア45が磁性板44に保持されている。このため、車両の走行中等であっても、アーマチュア45が磁性板44から浮き上がり難く、アーマチュア45と磁性板44との衝突音が生じ難い。
アーマチュア孔45aの周囲を取り囲むアーマチュア45の内周縁の径(内径)は、磁性板孔44aの周囲を取り囲む磁性板44の内周縁の径(内径)よりも小さい。また、アーマチュア45は、レバー30の変位に応じたアーマチュア孔45aの可動範囲が磁性板孔44a以内になる寸法(内径)を有している。これにより、アーマチュア45は、アーマチュア孔45aが磁性板孔44aからはみ出すことなく磁性板孔44a上を移動し、アーマチュア45の内周縁は磁性板44の内周縁以内に位置する。
また、内周縁の周囲を取り囲むアーマチュア45の外周縁の径(外径)は、磁性板44の外径よりも小さい。つまり、アーマチュア45は磁性板44の外周縁内に配置されている。また、アーマチュア45は、レバー30の変位に応じて磁性板44の外周縁内を移動するように、磁性板44の上面(第1主面44b)の法線方向(上下方向)から視たときの寸法が設定されている。これにより、アーマチュア45は磁性板44の外周縁からはみ出すことなく磁性板44上を移動し、アーマチュア45の外周縁は磁性板44の外周縁以内に位置する。
このため、アーマチュア45と磁性板44との接触面積は、アーマチュア45が移動しても変化せずに、一定である。よって、レバー30の傾倒に応じてアーマチュア45が変位しても、アーマチュア45と磁性板44との接触面積が減少することがなく、この間の吸着力(磁力)の低下を低減することができ、一様に吸着力を発生させることができる。よって、ヨーク43を大型化することなく、レバー30の操作規制をより確実に行うことができる。
磁性板44の上面(第1主面44b)と、これに対向するアーマチュア45の下面(第2主面45b)は平面かつ平滑に形成されている。例えば、磁性板44の第1主面44b及びアーマチュア45の第2主面45bの表面粗さは、算術平均高さSaが、10μm以下であって、好ましくは、1μm以下である。よって、対向するアーマチュア45の第2主面45b及び磁性板44の第1主面44bは平面であって、平滑に形成されているため、これらの間の隙間を均一に小さく抑えることができる。よって、この間の磁力による吸着力を増加すると共に、均一にすることができ、レバー30の操作規制をより確実に行うことが可能となる。
アーマチュア45は、カバー23により上方から覆われている。カバー23の下面には、下方へ突出する第1リブ23b及び第2リブ23cが複数、設けられている。第1リブ23bは第2リブ23cを挟んでカバー孔23a側と反対側に設けられており、第1リブ23b及び第2リブ23cはカバー孔23aを中心に円周上に配置されている。第1リブ23bの下端は、磁性板44の第1主面44bに当接して、磁性板44を上下方向に固定している。第2リブ23cの下端は、磁性板44上のアーマチュア45の上側主面に近接して、アーマチュア45を上下方向に規制している。但し、磁性板44及びアーマチュア45は、通電時及び非通電時においても、磁力により磁性板44及びヨーク43に対してそれぞれ吸着されて保持されているため、第1リブ23b及び第2リブ23cを省略することができる。
上下方向における磁性板44の寸法(厚み寸法)は、アーマチュア45の厚み寸法よりも小さい。また、ヨーク43の厚み寸法は、磁性板44の厚み寸法及びアーマチュア45の厚み寸法よりも大きく、磁性板44の厚み寸法とアーマチュア45の厚み寸法とを合計した厚み寸法とほぼ等しい。このヨーク43の厚み寸法は、収容部46において窪み46aを規定する内面と、内面と反対側の外面との間の寸法であって、内周壁43bの径方向の寸法、外周壁43cの径方向の寸法、及び、環状底部43aの上下方向の寸法である。これにより、磁気回路を構成するヨーク43、磁性板44及びアーマチュア45において、コイル41で発生した磁束は、ヨーク43を通り、磁性板44だけに収まらず、アーマチュア45まで至る。よって、アーマチュア45を磁性板44に磁力により吸着することができる。
すなわち、磁性板44が薄いほど、磁束が磁性板44から漏れるため、アーマチュア45まで通る磁束量が増え、アーマチュア45に生じる磁力は大きくなる。反対に、磁性板44が厚いほど、磁束が磁性板44から漏れなくなるため、アーマチュア45まで通る磁束量が減少し、アーマチュア45に生じる磁力は小さくなる。
また、このような磁気回路において、磁性板44とアーマチュア45とが重なった積層部分は、ヨーク43の厚みとほぼ等しい厚みとする。これによって、積層部分を流れる磁束量は、積層部分からの漏れが少なく、ヨーク43における磁束量と同等となる。よって、積層部分において、より効率的で、より大きな磁力を発生させることができる。
なお、上記では、積層部分を流れる磁束量をヨーク43の磁束量と同等にするために、磁性板44の厚み自体、及び、アーマチュア45の厚み自体を調整した。ただし、これに限定されず、例えば、磁性板44及びアーマチュア45について材質及びメッキ等の表面処理を適宜選択することにより、積層部分を流れる磁束量をヨーク43の磁束量と同等にするようにしてもよい。
ヨーク43のヨーク孔43d内に配置された第1円筒部22bには、傾倒するレバー30の支点である第1球状部32が挿入されている。このため、レバー30の軸方向においてヨーク43と支点とは同じ位置に配置されている。このため、ヨーク43、磁性板44及びアーマチュア45の順で積層される規制部40では、軸方向において、アーマチュア45は磁性板44よりも支点から離れている。
このように、ヨーク43のヨーク孔43d内に第1円筒部22b、ソケット25及び第1球状部32は、軸方向において同じ位置で収納されている。また、アーマチュア45は、ヨーク43よりも傾倒支点である第1球状部32から離れて配置されている。これにより、傾倒支点から離れたアーマチュア45の移動を規制し易く、レバー入力装置10の上下方向の寸法を小さくしてコンパクトな構造とすることができる。
レバー30の初期操作では、レバー30の傾倒に伴って、アーマチュア45が変位する前に、アーマチュア45内のダンパー48が変形する。このダンパー48の変形量は小さく、レバー30の初期操作を検出することは難しい。しかしながら、レバー30の軸方向において、検出部50の被検出素子であるマグネット体56は、アーマチュア45よりも支点から離れて設けられている。これにより、このダンパー48の変形量よりもマグネット体56の変位量が増大されるため、マグネット体56を磁気センサ57により検出することによってレバー30の初期操作を検出することが可能となる。
(レバー入力装置の動作)
レバー入力装置10では、レバー30の上部の操作部31を操作すると、第1球状部32を中心にして傾倒する。このとき、ピン先38が節度部29の節度溝に沿って案内されることにより、レバー30の操作方向は前後左右の所定方向に規制される。
例えば、図1~図3に示すようにレバー30がHポジションにあるとき、図3に示すようにプランジャ36が節度部29の凹部29aの中央最深部(ディテントセンタ)に位置し、レバー30は上下方向に沿った姿勢となっている。このとき、アーマチュア45は、磁性板44と同心円状に配置され、外周縁が磁性板44の外周縁内に配置され、内周縁が磁性板44の内周縁内に配置されている。
そして、図6(a)~図7に示すように、Hポジションにあるレバー30は、例えば、操作部31を左に操作した後、後方に操作することによってDポジションに切り替えられる。このとき、レバー30の第2球状部33は、第1球状部32を中心にして右側前方へ変位し、これに伴ってスライダ53及びこれに枢支されたアーム54も前方へ変位する。ここで、検出部50のマグネット体56の位置を磁気センサ57が検出して、制御部52aはDポジションにレバー30が操作されたことを判別する。そして、制御部52aはコイル41に通電することにより、磁力が発生し、アーマチュア45が磁性板44に吸着されるため、アーマチュア45が装着されたレバー30がDポジションに維持される。
このとき、アーマチュア45は、中心が磁性板44の中心よりも左側後方に位置するが、外周縁が磁性板44の外周縁内に配置され、内周縁が磁性板44の内周縁内に配置されている。このため、Hポジションから最も離れたDポジションにおいても、アーマチュア45と磁性板44との接触面積が変化せず、一定の磁力によりアーマチュア45及びレバー30の変位を規制することができる。
また、制御部52aは、車両本体の制御装置等から車両の走行状態に関する情報を取得し、走行状態に応じてコイル41への通電を制御している。例えば、車両が前方へ走行している場合、Nポジション等の許容ポジションに変位操作がなされそうになると、この操作に基づく検出部50からの検出信号に応じて制御部52aはコイル41への通電を停止する。これにより、磁性板44に対してアーマチュア45及びレバー30は変位可能となり、レバー30はNポジションへ移動することができる。
一方、前方への走行中に、レバー30がRポジション等の禁制ポジションへ変位操作がなされそうになると、この操作にたいする検出部50の検出信号に応じて制御部52aは、コイル41へ通電する。これにより、コイル41による磁力によってアーマチュア45が磁性板44に吸着されて、レバー30の変位操作が制限される。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係るレバー入力装置110では、図8(a)~図9(b)に示すように、レバー130は軸方向に直交する方向へスライド(平行移動)して変位する。なお、図8(a)~図9(b)では、説明の便宜上、レバー130及び規制部140以外の図示については省略している。また、レバー130の軸方向が上下方向に沿うように、レバー入力装置110が配置されているが、レバー入力装置110の配置はこれに限定されない。さらに、実施の形態2に係る規制部140は、形状が実施の形態1に係る規制部140と異なるが、それ以外は同様であって、その具体的な説明は省略する。また、検出部については、スライドするレバー130の変位を検出する公知の技術を用いることができる。
ヨーク143は、上下方向に直交する断面が矩形状の角筒状であって、中心にヨーク孔143dが設けられている。ヨーク孔143dは、上下方向に延びる直方体状であって、レバー130が挿通されている。左右方向においてヨーク孔143dの寸法はレバー130の寸法よりも大きく、レバー130はヨーク孔143dを左右方向に変位(スライド)可能である。そして、スライドするレバー130は、ヨーク孔143dを規定するヨーク143の内周面に当接し、可動範囲が制限されている。
ヨーク143は、底部143a、内周壁143b、外周壁143c、及び、これらにより取り囲まれる窪み146aを有している。底部143a、内周壁143b、外周壁143cにより収容部146が構成されており、窪み146aにコイル141が収容される。この収容部146は上部が開口しており、収容部146の上面及び開口を覆うように磁性板144がヨーク143上に積層されている。
磁性板144は、矩形状の平板であって、レバー130が挿通される矩形状の磁性板孔144aを中央に有している。磁性板孔144aは、ヨーク孔143dとサイズが等しく、上下方向においてヨーク孔143dと重なるように配置されている。
磁性板144の上面(第1主面144b)と、これに対向するアーマチュア145の下面(第2主面145b)は平面かつ平滑に形成されている。例えば、磁性板144の第1主面144b及びアーマチュア45の第2主面145bの算術平均高さSaは、10μm以下であって、好ましくは、1μm以下である。
これにより、互いに対向する磁性板144の第1主面144bとアーマチュア145の第2主面145bとの間の隙間をより小さく、且つ、より均一にすることができる。よって、磁性板144とアーマチュア145との間の磁力を、より大きく、且つ、上下方向に直交する方向において均一化することができる。
アーマチュア145は、矩形状の平板であって、レバー130が挿通される矩形状のアーマチュア孔145aを中央に有している。左右方向において、アーマチュア孔145aの寸法は磁性板孔144aの寸法よりも小さい。レバー130の変位に伴って磁性板144上を左右方向に移動するアーマチュア145において、アーマチュア孔145aの周囲を取り囲むアーマチュア145の内周縁が、磁性板孔144aの周囲を取り囲む内周縁内に配置されるように、アーマチュア145の内周縁の寸法が設定される。
また、同様に、アーマチュア145の内周縁の周囲を取り囲む外周縁が、磁性板孔144aの内周縁の周囲を取り囲む外周縁内に配置されるように、アーマチュア145の外周縁の寸法が設定される。これにより、アーマチュア145は、磁性板144の外周縁内に配置され、レバー130の変位に応じて変位しても磁性板144の外周縁内を移動する。このため、アーマチュア145と磁性板144との接触面積が変化しない。よって、大型化を抑制しつつ、レバー130の変位に対する規制力をほぼ一様にかつ確実に生じさせることができる。
なお、上述した実施の形態1及び2で示した構成は一例であり、適宜変更してもよい。例えば、実施の形態1に係るレバー入力装置10では、アーマチュア45にダンパー48を装着したが、装着しなくてもよい。一方、実施の形態2に係るレバー入力装置110では、アーマチュア145にダンパーを装着していないが、装着してもよい。
また、実施の形態1及び2では、レバー30、130が規制部40、140のヨーク43、143、磁性板44、144及びアーマチュア45、145を挿通し軸心上に配置されることにより、磁性板44、144上をアーマチュア45、145がレバー30、130の変位に連動して移動するように構成した。但し、この構成はこれに限定されない。例えば、レバー30、130を規制部40、140から離れた位置に配置し、レバー30、130とアーマチュア45、145とをリンク機構等で連結して、レバー30、130の操作による変位に連動してアーマチュア45、145が磁性板44、144上を移動する構成としてもよい。
さらに、レバー30、130を軸心が上下方向に延びる円柱の棒形状とした。但し、レバー30、130は、傾倒操作及びスライド操作が可能であれば、多様な形状を適用してもよい。
また、全実施の形態において、アーマチュア45、145及び磁性板44、144のうち少なくとも一方が電磁軟鉄から成っていればよい。これによれば、コイル41、141への通電時にはレバー30、130の操作を規制し、非通電時にはレバー30、130を容易に操作することができる。
本発明は、例えば車両のシフトレバー等のレバー入力装置に適用することができる。
10 :レバー入力装置
30 :レバー
40 :規制部
41 :コイル
43 :ヨーク
44 :磁性板
44b :第1主面
45 :アーマチュア
45b :第2主面
46 :収容部
46b :開口部
50 :検出部
110 :レバー入力装置
130 :レバー
140 :規制部
141 :コイル
143 :ヨーク
144 :磁性板
144b :第1主面
145 :アーマチュア
145b :第2主面
146 :収容部

Claims (5)

  1. 傾倒又は平行移動して変位するレバーと、
    前記レバーの変位を検出する検出部と、
    前記レバーの変位を規制する規制部と、を備え、
    前記規制部は、
    通電により励磁するコイルと、
    一方向側に開口部を有し且つ前記コイルを収容する収容部を有するヨークと、
    前記ヨークの前記開口部を覆うように配置された磁性板と、
    前記磁性板の前記ヨーク側と反対側の平面状の第1主面上に、摺動可能に積層された平面状の第2主面を有し、且つ、前記レバーに連結されて、前記レバーの変位に連動して移動するアーマチュアと、を有し、
    前記アーマチュアは、前記磁性板の外周縁内に配置され、前記レバーの変位に応じて前記磁性板の外周縁内を移動するように構成されており、
    前記レバーは軸方向の途中に支点を有し、且つ、前記支点に対して傾倒するよう変位し、
    前記アーマチュアは、前記レバーの軸方向において前記ヨークよりも前記支点から離れて配置されている、レバー入力装置。
  2. 前記アーマチュア及び前記磁性板のうち少なくとも一方は、電磁軟鉄から成る、請求項1に記載のレバー入力装置。
  3. 前記アーマチュアの厚み寸法は、前記磁性板の厚み寸法よりも大きい、請求項1又は2に記載のレバー入力装置。
  4. 前記磁性板の前記第1主面及び前記アーマチュアの前記第2主面の各表面粗さは、算術平均高さSaが10μm以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のレバー入力装置。
  5. 前記検出部は、前記レバーの軸方向において前記アーマチュアよりも前記支点から離れて配置されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のレバー入力装置。
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