JP2005228552A - 位置検出装置、ニュートラルスタートスイッチ、及びプランジャスイッチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 磁気検出素子8と永久磁石13とを対向する状態で固定配置し、磁性体製の磁気収束部18が設けられた可動部材15のレバー部17は、磁気検出素子8と永久磁石13との間を移動する。磁気収束部18が磁気検出素子8から外れた状態では((a)参照)、永久磁石13が発する磁界は、磁気検出素子8には弱くしか作用せず、磁気検出素子8は動作しない。可動部材15の移動に伴い、磁気収束部18の第2の面18bが磁気検出素子8に対向する位置となると((b)参照)、永久磁石13が発する磁界は、磁気収束部18により絞られて磁気検出素子8に集中するように作用するようになり、この結果、磁気検出素子8が動作状態となり、可動部材15の位置を検出することができる。
【選択図】 図1
Description
この磁気検出素子に対向する部位に配置された永久磁石と、これら磁気検出素子及び永久磁石に対して移動可能に設けられた可動部材と、この可動部材に前記磁気検出素子と永久磁石との間に位置して移動されるように設けられ、前記永久磁石側の第1の面に対して前記磁気検出素子側の第2の面が小さく設定された磁性体製の磁気収束手段とを具備したことを特徴とする。
さらに、同様な目的を達成するために、本発明によるプランジャスイッチは、磁気検出素子と、この磁気検出素子に対向する部位に配置された永久磁石と、これら磁気検出素子及び永久磁石に対して直線移動可能に設けられたプランジャからなる可動部材と、この可動部材に前記磁気検出素子と永久磁石との間に位置して移動されるように設けられ、前記永久磁石側の第1の面に対して前記磁気検出素子側の第2の面が小さく設定された磁性体製の磁気収束手段とを具備したことを特徴とする。
まず、図2及び図3において、ニュートラルスタートスイッチのユニットケース1は、容器状をなすケース本体2と、カバー部材3とを組み合わせて構成される。このうちケース本体2は、非磁性体である例えば合成樹脂により形成されていて、円形の嵌合孔4を有すると共に、ほぼ扇状をなす収容部5を有し、さらに収容部5内の隅部に上方に向けて突出する2個のボス部6を有している。収容部5内には、ほぼ扇状をなす配線基板7が収容されていて、この配線基板7の上面に、複数個この場合3個の磁気検出素子8が実装されている。磁気検出素子8としては、この場合ホール素子を用いている。また、3個の磁気検出素子8は、図4にも示すように、嵌合孔4の中心からの距離及び方向が異なった位置に配置されている。配線基板7には、上記ボス部6の外周部に嵌合する嵌合孔9が2個形成されている。
例えば図1(a)に示すように、可動部材15における磁気収束部18が、対応する磁気検出素子8及び永久磁石13に対して位置がずれている場合には、永久磁石13から発せられる磁界(磁力線)は、その永久磁石13と対向する磁気検出素子8には弱くしか作用せず、磁気検出素子8は動作しない。そして、可動部材15の回動に伴い、図1(b)に示すように、磁気収束部18の第2の面18bが磁気検出素子8に対向する位置となると、永久磁石13から発せられる磁界は、磁気収束部18により絞られて磁気検出素子8に集中するように作用するようになり、この結果、磁気検出素子8が動作状態となり、可動部材15の位置、ひいてはシフトレバーのシフト位置を検出することができる。上記した実施形態の場合には、可動部材15の3位置について検出することができる。
ユニットケース21は、ケース本体22とカバー部材23とを組み合わせて構成される。このうちケース本体22は、非磁性体である例えば合成樹脂により外形形状が矩形状をすように形成されていて、内部にクランク状をなす収容部24が前面から後方(図5では左から右)へ延びるように形成され、背面部にコネクタ部25が形成されている。ケース本体22の内部の奥部には、収容部24の一部を上下から挟むようにして、磁気検出素子26と永久磁石27とが対向するように配設されている。磁気検出素子26は、この場合もホール素子を用いている。磁気検出素子26が接続されたリードフレーム28の端部が、コネクタ部25に配置されている。
そして、ガイド筒部29内には、可動部材を構成するプランジャ30が軸方向へ直線移動可能に挿入されている。プランジャ30の後端部には、上記収容部24の形状に沿うような形状の可動部31が固着されていて、プランジャ30及び可動部31と収容部24の内面との間には、プランジャ30を前方(矢印B1参照)へ付勢する圧縮コイルばね32が配設されている。圧縮コイルばね32は、永久磁石27とは横方向に離間するように配置されている。上記可動部31は非磁性体例えば合成樹脂により形成されていて、この可動部31のうち、上記磁気検出素子26と永久磁石27との間に対して移動する突出片部31aには、磁気収束手段を構成する磁性体製の磁気収束部33が設けられている。
上記プランジャ30の先端部はガイド筒部29の先端部から突出していて、プランジャ30は、図示しないブレーキペダルが踏み込まれることに伴い、圧縮コイルばね32の付勢力に抗して矢印B2方向へ移動されるようになっている。
ブレーキペダルが踏み込まれていない状態では、図5に示すように、プランジャ30及び可動部31は圧縮コイルばね32の付勢力により矢印B1方向へ移動されていて、磁気収束部33は磁気検出素子26及び永久磁石27に対して前方へずれている。この状態では、永久磁石27から発せられる磁界(磁力線)は、対向する磁気検出素子26には弱くしか作用せず、磁気検出素子26は動作しない。
本発明は、上記した各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
磁気検出素子8,26としては、ホール素子に限られず、磁界を受けることによって動作するものであれば、MR(磁気抵抗効果)素子、GMR(巨大磁気抵抗効果)センサやリードスイッチでも良い。
Claims (3)
- 磁気検出素子と、
この磁気検出素子に対向する部位に配置された永久磁石と、
これら磁気検出素子及び永久磁石に対して移動可能に設けられた可動部材と、
この可動部材に前記磁気検出素子と永久磁石との間に位置して移動されるように設けられ、前記永久磁石側の第1の面に対して前記磁気検出素子側の第2の面が小さく設定された磁性体製の磁気収束手段とを具備したことを特徴とする位置検出装置。 - 磁気検出素子と、
この磁気検出素子に対向する部位に配置された永久磁石と、
これら磁気検出素子及び永久磁石に対して回動可能に設けられ、自動変速機のシフトレバーに連動して回動される可動部材と、
この可動部材に前記磁気検出素子と永久磁石との間に位置して移動されるように設けられ、前記永久磁石側の第1の面に対して前記磁気検出素子側の第2の面が小さく設定された磁性体製の磁気収束手段とを具備したことを特徴とするニュートラルスタートスイッチ。 - 磁気検出素子と、
この磁気検出素子に対向する部位に配置された永久磁石と、
これら磁気検出素子及び永久磁石に対して直線移動可能に設けられたプランジャからなる可動部材と、
この可動部材に前記磁気検出素子と永久磁石との間に位置して移動されるように設けられ、前記永久磁石側の第1の面に対して前記磁気検出素子側の第2の面が小さく設定された磁性体製の磁気収束手段とを具備したことを特徴とするプランジャスイッチ。
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JP2004034890A JP2005228552A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 位置検出装置、ニュートラルスタートスイッチ、及びプランジャスイッチ |
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JP2004034890A Pending JP2005228552A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 位置検出装置、ニュートラルスタートスイッチ、及びプランジャスイッチ |
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2004
- 2004-02-12 JP JP2004034890A patent/JP2005228552A/ja active Pending
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