JP6799248B2 - 細胞シートの切断方法 - Google Patents
細胞シートの切断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6799248B2 JP6799248B2 JP2016189727A JP2016189727A JP6799248B2 JP 6799248 B2 JP6799248 B2 JP 6799248B2 JP 2016189727 A JP2016189727 A JP 2016189727A JP 2016189727 A JP2016189727 A JP 2016189727A JP 6799248 B2 JP6799248 B2 JP 6799248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell sheet
- container
- cutting
- medium
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N13/00—Treatment of microorganisms or enzymes with electrical or wave energy, e.g. magnetism, sonic waves
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M47/00—Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
- C12M47/02—Separating microorganisms from the culture medium; Concentration of biomass
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M21/00—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses
- C12M21/08—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses for producing artificial tissue or for ex-vivo cultivation of tissue
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/38—Caps; Covers; Plugs; Pouring means
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/50—Means for positioning or orientating the apparatus
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M25/00—Means for supporting, enclosing or fixing the microorganisms, e.g. immunocoatings
- C12M25/02—Membranes; Filters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M37/00—Means for sterilizing, maintaining sterile conditions or avoiding chemical or biological contamination
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/0068—General culture methods using substrates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2533/00—Supports or coatings for cell culture, characterised by material
- C12N2533/50—Proteins
- C12N2533/54—Collagen; Gelatin
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
このようなレーザ光を用いた細胞シートの切断方法に用いる切断装置としては、上記細胞シートを収容した培養容器を保持する保持テーブルと、上記レーザ光を照射するレーザ光照射手段と、上記保持テーブルとレーザ光とを相対移動させる移動手段とを備えたものが知られている(特許文献2)。
このような問題に鑑み、本発明は無菌状態を維持したまま細胞シートを切断することが可能な細胞シートの切断方法を提供するものである。
上記容器に培地を収容するとともに、当該培地を用いて上記細胞シートの培養を行い、
無菌状態に維持された無菌室の内部で、上記容器から培地を除去するとともに、上記容器を、レーザ光を透過可能な素材からなる透過部を設けた蓋部によって密閉し、
上記蓋部により密閉された容器を無菌室より取り出して、当該無菌室の外部に設けた上記切断装置に移動させ、
上記切断装置において、上記レーザ光を、上記透過部を透過させて、当該レーザ光により上記細胞シートを切断することを特徴としている。
その際、上記蓋部にレーザ光を透過可能な素材からなる透過部を設けることで、上記レーザ光が上記透過部を透過し、当該レーザ光により上記細胞シートを切断することが可能となる。
本実施例で扱う細胞シートSとしては、例えば特許文献1に記載された網膜色素上皮細胞によって構成されるものや、他の組織から構成された細胞シートSを扱うことができる。
上記アイソレータ2および切断装置3としては従来公知のものを使用することができ、アイソレータ2の内部は図示しない空気清浄手段によって内部が無菌状態に維持され、これに対し上記切断装置3はアイソレータ2の外部の外部空間に設けられている。
上記アイソレータ2および切断装置3はクリーンルーム等の環境下に設置されるが、アイソレータ2の内部空間のような無菌状態を維持された環境ではなく、異物や微生物等が浮遊する恐れがある。
そこで、この細胞シート切断システム1では、上記アイソレータ2の無菌環境下で細胞シートSに対して所要の作業を行うとともに、下記培養容器4を用いることで、無菌状態を維持したまま上記切断装置3において細胞シートSを切断するようになっており、細胞シートSを切断する際の異物や微生物の付着を防止することができる。
上記内容器11は、テーパ状に形成された樹脂製の筒状部11aと、当該筒状部11aの底面に設けられた樹脂製のメンブレン11bとから構成され、上記細胞シートSは上記メンブレン11bの上部で培養されるようになっている。
上記メンブレン11bは図示しないが無数の貫通孔を有しており、当該貫通孔を上記培地Mが流通可能となっている。
また上記細胞シートSを培養する際には、上記メンブレン11bの上面にコラーゲンからなるコラーゲンゲル層Cを形成し、当該コラーゲン層の上面で細胞シートSを培養するようになっている。
上記支持部12aにはそれぞれ培地Mが収容されるようになっており、かつ支持部12aによって支持された内容器11は、上記メンブレン11bが上記外容器12の底面に対して上方に離隔するようになっている。
このような構成により、各支持部12aに収容された培地Mは、上記隙間から上記メンブレン11bに形成された貫通孔を介して、内容器11の内部との間で流通可能となっている。
上記蓋部13によって上記外容器12を閉鎖することで、上記シール手段14が外容器12の外周面に密着し、培養容器4の内部への異物や微生物等の混入を防止するようになっている。
また上記蓋部13における上面部分13aは、ポリスチレン等の樹脂、アクリル、ガラス、石英ガラスといった、レーザ光Lを透過させる素材からなる透過部を構成している。なお、上記上面部分13aの一部だけを透過部としてもよく、また蓋部13の全体を透過部を構成する素材によって形成してもよい。
上記パスボックス21には外部に解放可能な搬出入扉21aと、上記アイソレータ2との間に設けられた接続扉21bとが設けられており、またパスボックス21には図示しないが過酸化水素蒸気等を用いた除染手段が設けられている。
上記アイソレータ2内に資材等を搬入する際、上記接続扉21bを閉鎖した状態で上記搬出入扉21aよりパスボックス21内に資材を搬入し、搬出入扉21aを閉鎖した状態でパスボックス21内の資材等の除染を行う。
その後、上記接続扉21bを開放して資材をアイソレータ2内に移動させることにより、外部空間で資材等に付着した異物や微生物等を除染した状態で当該資材をアイソレータ2内に移動させることが可能となっている。
またアイソレータ2には図示しないが細胞シートSを培養するためのインキュベータが接離可能に設けられており、上記培養容器4ごと上記細胞シートSをインキュベータに収容して、アイソレータ2より離隔した位置で細胞の培養を行うようになっている。
上記アイソレータ2とインキュベータとは無菌状態を維持したまま接離をすることが可能となっており、アイソレータ2とインキュベータとの間では上記蓋部13を取り除いた開放状態で培養容器4を移動させることが可能となっている。
上記保持テーブル22には上記蓋部13の装着された培養容器4を載置することが可能となっており、上記移動手段はこの保持テーブル22ごと培養容器4を水平方向に移動させるようになっている。
上記レーザ光照射手段23は下方に向けてレーザ光Lを照射するようになっており、これにより照射されたレーザ光Lは上記培養容器4に装着された蓋部13を構成する透過部を透過して、内部に収容された上記細胞シートSに照射されるようになっている。
一方、上記移動手段が培養容器4を移動させることで、上記細胞シートSをレーザ光Lによって所要の形状に切断することができ、このとき細胞シートSを保持するコラーゲンゲル層Cもレーザ光Lによって切断される。
上記細胞シートSおよびコラーゲンゲル層Cを切断したレーザ光Lは、上記メンブレン11bおよび外容器12の底面を透過し、上記保持テーブル22に吸収されるようになっている。
ここで、上記レーザ光照射手段23が照射するレーザ光Lはその波長が300nm〜500nmの範囲であることが望ましい。波長を300nm未満に設定した場合、レーザ光Lが上記蓋部13を透過できず、500nmを超えて設定した場合は微細加工に不向きとなる。
予め培養容器4では細胞シートSの培養が行われている。具体的には、上記培養容器4の内容器11において、上記メンブレン11bの上面に形成したコラーゲンゲル層Cの上面に細胞を播種する。
続いて、上記内容器11を上記外容器12の底面に形成された支持部12aにセットし、内容器11の内部および外容器12の各支持部12aにそれぞれ所定量の培地Mを供給する。
その後、培養容器4はアイソレータ2に接続されたインキュベータに移載され、当該インキュベータはアイソレータ2より分離されて所定の期間上記細胞の培養が行われる。そして培地Mの交換等の作業を繰り返すことで上記細胞シートSを得ることができる。
その間、上記内容器11の内部および外容器12の各支持部12aとの間では、上記内容器11のメンブレン11bを介して培地Mが流通し、メンブレン11b上の細胞シートSの表面および裏面への培地Mの供給がなされ、効率的な培養を行うことが可能となっている。
培養容器4内で細胞シートSの培養が完了すると、当該細胞シートSを収容したインキュベータをアイソレータ2に接続し、上記培養容器4を当該アイソレータ2へと移送する。このとき、培養容器4の外容器12には蓋部13は装着されておらず、また外容器12には上記培地Mが収容されている。
この状態から、作業者は上記アイソレータ2のグローブ2aを装着してピペット等の吸引手段を操作し、上記内容器11の内部および外容器12の支持部12aから培地Mを吸引し、これによりそれまで細胞シートSを覆っていた培地Mが除去される。
上記アイソレータ2の内部は無菌状態が維持されているため、上記培養容器4の外容器12に蓋部13を装着すると、外容器12および蓋部13によって密閉された内部空間が無菌状態に維持されることとなる。
上記培養容器4は、図3(c)には図示しない上記パスボックス21を介してアイソレータ2の外部に出され、上記切断装置3の保持テーブル22に上記蓋部13が装着されたままの状態で載置される。
このとき、培養容器4内の内部空間は上記蓋部13によって密閉されているため、培養容器4内の細胞シートSが外部空間の異物や微生物によって汚染されることが防止される。
上記切断装置3では上記レーザ光照射手段23がレーザ光Lを下方に向けて照射し、レーザ光Lは上記蓋部13を構成する透過部を透過してから培養容器4内の細胞シートSに照射され、併せて上記保持テーブル22が移動手段によって移動することにより、細胞シートSがレーザ光Lによって所要の形状に切断される。
この時、レーザ光Lは上側から細胞シートSに照射され、かつ細胞シートSはコラーゲンゲル層Cに固定された状態であることから、細胞シートSを高精度に切断することが可能となっている。
また、培養容器4内の培地Mは除去されているため、蓋部13を透過したレーザ光Lは培地Mに吸収されることなく細胞シートSに照射され、これを切断することができる。
細胞シートSを切断したレーザ光Lは上記コラーゲンゲル層Cも切断するが、その下方のメンブレン11bおよび外容器12の底部は透過し、その後上記保持テーブル22に吸収されるようになっている。
そして所要の内容器11に収容された細胞シートSを切断すると、移動手段は別の内容器11をレーザ光Lの照射位置へと移動させ、細胞シートSの切断を繰り返す。
上記切断装置3は外部空間に設けられているため、当該切断装置3において細胞シートSを切断するためには上記培養容器4を外部に取り出す必要があり、その結果培養容器4の外面には異物や微生物等が付着する恐れがある。
そこで、上記培養容器4から細胞シートSをアイソレータ2の内部で取り出すためには、培養容器4の外面を除染してアイソレータ2の内部空間が汚染されないようにする必要がある。
そこで、上記培養容器4をパスボックス21に収容してその外面を過酸化水素蒸気等によって除染する。ここで、培養容器4は蓋部13によって密閉されているため、上記過酸化水素蒸気等が培養容器4内に進入することはなく、細胞シートSが損なわれることはない。
上記パスボックス21において除染された培養容器4は、上記接続扉21bを介してアイソレータ2内に移動され、無菌状態に維持されたアイソレータ2の内部で上記蓋部13が取り除かれる。
続いて、作業者は内容器11にコラゲナーゼを投入して、上記メンブレン11bの上面に形成されて上記細胞シートSを保持していたコラーゲンゲル層Cを分解する。
これにより、それまでコラーゲンゲル層Cに密着していた細胞シートSが遊離し、上記メンブレン11bの上面に単に載置された状態となる。なお具体的な作業については特許文献1に記載されているので説明を省略する。
そして作業者は、ピペットなどの採取用具を用いて、所要の形状に切断された細胞シートSを採取する。このとき細胞シートSはメンブレン11bの上面に密着していない為、細胞シートSを痛めることなくこれを採取することができる。
また、上記内容器11のメンブレン11bの上面にコラーゲンからなる層を設けて、レーザ光Lによって細胞シートSをコラーゲンごと切断するため、細胞シートSを高精度に切断することができ、またその後上記コラーゲンをコラゲナーゼにより分解するため、細胞シートSを容器から遊離した状態で採取することができる。
また上記実施例ではレーザ光Lによって細胞シートSをコラーゲンごと切断しているが、図3(a)にかかる工程においてコラーゲン層Cを分解し、その後細胞シートSをレーザ光Lによって切断してもよい。
3 切断装置 4 培養容器
11 内容器 11b メンブレン
12 外容器 13 蓋部
S 細胞シート L レーザ光
M 培地 C コラーゲンゲル層
Claims (4)
- 細胞シートを収容した容器をレーザ光を照射する切断装置に移動させ、当該容器内の細胞シートをレーザ光により切断する細胞シートの切断方法において、
上記容器に培地を収容するとともに、当該培地を用いて上記細胞シートの培養を行い、
無菌状態に維持された無菌室の内部で、上記容器から培地を除去するとともに、上記容器を、レーザ光を透過可能な素材からなる透過部を設けた蓋部によって密閉し、
上記蓋部により密閉された容器を無菌室より取り出して、当該無菌室の外部に設けた上記切断装置に移動させ、
上記切断装置において、上記レーザ光を、上記透過部を透過させて、当該レーザ光により上記細胞シートを切断することを特徴とする細胞シートの切断方法。 - 上記容器は、培地および上記細胞シートを収容可能な内容器と、上記内容器を収容する外容器とによって構成され、
上記容器を蓋部により密閉する際には、上記外容器に上記蓋部を装着することを特徴とする請求項1に記載の細胞シートの切断方法。 - 上記内容器は底部に上記培地を透過させるメンブレンを備え、
上記細胞シートを培養する際には、上記内容器のメンブレン上で上記細胞シートを培養するとともに、上記外容器に上記培地を収容して、当該培地が上記メンブレンを介して内容器および外容器との間を流通可能な状態とすることを特徴とする請求項2に記載の細胞シートの切断方法。 - 上記内容器におけるメンブレンの上面にコラーゲンからなる層を設けて、当該コラーゲンの上面で細胞シートを培養し、
上記切断装置のレーザ光により細胞シートを切断し、当該切断された細胞シートを収容した容器を無菌室の内部に移動させて、上記外容器から蓋部を取り除いたら、上記内容器のコラーゲンをコラゲナーゼにより分解して、当該内容器から切断された細胞シートを取り出すことを特徴とする請求項3に記載の細胞シートの切断方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016189727A JP6799248B2 (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 細胞シートの切断方法 |
EP17190955.9A EP3301171A1 (en) | 2016-09-28 | 2017-09-13 | Method for cutting cell sheet |
US15/704,731 US20180087022A1 (en) | 2016-09-28 | 2017-09-14 | Method for cutting cell sheet |
TW106131787A TWI730174B (zh) | 2016-09-28 | 2017-09-15 | 細胞層片之切斷方法 |
CN201710895554.6A CN107868777A (zh) | 2016-09-28 | 2017-09-28 | 细胞片的切割方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016189727A JP6799248B2 (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 細胞シートの切断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018050527A JP2018050527A (ja) | 2018-04-05 |
JP6799248B2 true JP6799248B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=59858943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016189727A Active JP6799248B2 (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 細胞シートの切断方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20180087022A1 (ja) |
EP (1) | EP3301171A1 (ja) |
JP (1) | JP6799248B2 (ja) |
CN (1) | CN107868777A (ja) |
TW (1) | TWI730174B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111418271B (zh) | 2018-03-19 | 2022-11-01 | 株式会社藤仓 | 伸缩性配线板及伸缩性配线板的制造方法 |
TWI805068B (zh) * | 2020-11-10 | 2023-06-11 | 財團法人國家衛生研究院 | 高效的單細胞採集方法 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997029354A1 (de) * | 1996-02-05 | 1997-08-14 | Bayer Aktiengesellschaft | Verfahren und vorrichtung zum sortieren und zur gewinnung von planar ausgebrachten biologischen objekten wie biologische zellen bzw. zellorganellen, histologischen schnitten, chromosomenteilchen etc. mit laserstrahlen |
TWI236500B (en) * | 2002-10-18 | 2005-07-21 | Ind Tech Res Inst | Device and method for capturing biological tissues |
JP4300863B2 (ja) * | 2003-04-25 | 2009-07-22 | 澁谷工業株式会社 | 無菌システムとその使用方法 |
JP5459817B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2014-04-02 | 川崎重工業株式会社 | 多関節型ロボットを備えた自動細胞培養装置 |
EP1859817A4 (en) * | 2005-02-28 | 2012-11-07 | Cellseed Inc | CULTIVATED CELL SHEET, PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, AND PROCESS FOR RESTORING TISSUE USING THE SAME |
ES2693609T3 (es) * | 2005-02-28 | 2018-12-12 | Cellseed Inc. | Lámina de células cultivadas, método para su producción y método para su aplicación |
CN101636482B (zh) * | 2007-01-12 | 2013-11-13 | 实验室技术系统有限公司 | 用于定向固体生长培养基板的方法和装置 |
US20120115244A1 (en) * | 2010-11-09 | 2012-05-10 | Abbott Laboratories | Materials and methods for immunoassay of pterins |
AU2012222255B2 (en) * | 2011-02-25 | 2017-04-13 | Riken | Method of producing retinal pigment epithelial cell sheet |
DE102011001474A1 (de) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | Carl Zeiss Microimaging Gmbh | Laser-Mikrodissektionsverfahren und Laser-Mikrodissektionsvorrichtung |
WO2013176106A1 (ja) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | Ysec株式会社 | 細胞シート搬送用容器 |
EP2902475B1 (en) * | 2012-09-26 | 2021-09-22 | Hitachi, Ltd. | Cell-culturing vessel and cell-culturing device |
JP6364734B2 (ja) * | 2013-10-01 | 2018-08-01 | 大日本印刷株式会社 | 細胞シートの作製方法及び輸送方法 |
WO2016081319A1 (en) * | 2014-11-21 | 2016-05-26 | Allosource | Enclosure for laser cutting of human tissue |
CA2874324A1 (en) * | 2014-12-05 | 2016-06-05 | Rsem, Societe En Commandite | Preparation of corneal graft from corneal tissue |
CN107249608A (zh) * | 2014-12-16 | 2017-10-13 | 詹森生物科技公司 | 使用祖细胞治疗视网膜变性 |
-
2016
- 2016-09-28 JP JP2016189727A patent/JP6799248B2/ja active Active
-
2017
- 2017-09-13 EP EP17190955.9A patent/EP3301171A1/en not_active Withdrawn
- 2017-09-14 US US15/704,731 patent/US20180087022A1/en not_active Abandoned
- 2017-09-15 TW TW106131787A patent/TWI730174B/zh active
- 2017-09-28 CN CN201710895554.6A patent/CN107868777A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20180087022A1 (en) | 2018-03-29 |
TW201815511A (zh) | 2018-05-01 |
EP3301171A1 (en) | 2018-04-04 |
CN107868777A (zh) | 2018-04-03 |
JP2018050527A (ja) | 2018-04-05 |
TWI730174B (zh) | 2021-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5982492B2 (ja) | 生体試料用包装容器及びそれを用いた生体試料の輸送方法 | |
US8323957B2 (en) | Device and method for the incubation of cells | |
CZ212093A3 (en) | Process of sterilizing material by irradiation | |
JP6799248B2 (ja) | 細胞シートの切断方法 | |
WO2016157322A1 (ja) | 閉鎖系培養容器、輸送方法、及び自動培養装置 | |
Davis | Animal Cell Culture | |
JP6529910B2 (ja) | 細胞培養容器及び細胞培養物収容済み容器 | |
KR20110091078A (ko) | 미생물의 오염을 방지하는 줄기세포 배양용기 | |
JP2011521640A (ja) | 超音波細胞除去方法 | |
NZ293590A (en) | Apparatus for taking sterile samples from bioreactor: sample tube contained within outer hood, laminar gas flow passed between sample tube and hood | |
WO2004018616A1 (ja) | 細胞培養マイクロチャンバー | |
US20170318753A1 (en) | Plantlet Holder and Handling System | |
JP6376557B2 (ja) | 密閉容器及び搬送システム | |
JP3626952B2 (ja) | レーザー照射によって標本から個々の対象物を分離するための標本用支持装置 | |
JP2006345714A (ja) | 培養装置 | |
JP2005278565A (ja) | 無菌培養方法及び無菌培養装置 | |
JP6210979B2 (ja) | 細胞含有物用容器及び細胞含有物収容済み容器 | |
JPWO2013190630A1 (ja) | 細胞培養容器、それを用いた細胞培養方法および自動細胞培養装置 | |
JP2005278566A (ja) | 無菌培養方法及びその装置 | |
JP2015144580A (ja) | 密閉容器及び細胞搬送システム | |
WO2016081319A1 (en) | Enclosure for laser cutting of human tissue | |
KR20190076042A (ko) | 부착성 세포 배양 기재 샘플링 장치 | |
JP6517510B2 (ja) | 細胞処理方法 | |
JP5592080B2 (ja) | 細胞培養方法、細胞培養システム | |
JPH1128082A (ja) | 培養容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6799248 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |