JP2006345714A - 培養装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 検体及び培養液の飛散又はエアロゾル化に伴って、細胞が飛散又は浮遊した場合であっても、クロスコンタミネーションの発生を極力防止すること。
【解決手段】 接着性細胞を収容する複数の培養容器2と、該複数の培養容器2をそれぞれ出し入れ可能に収容する複数の培養室3と、該複数の培養室3の出入口をそれぞれ開閉すると共に閉状態のときに培養室3内を密閉する開閉扉4と、接着性細胞に対して所定の処理を施す処理室5と、培養容器3を出し入れする搬送手段6と、培養液を貯留する貯留容器7、又は、接着性細胞の培養に必要な試薬を貯留する貯留容器8の少なくともいずれか1つの貯留容器と、交換可能なチップ9とをそれぞれ収納する収納室10と、該収納室10の出入口を開閉すると共に閉状態のときに収納室11内を密閉する密閉部材11とを備え、収納室10及び密閉部材11が、培養室3の数に応じて複数設けられている培養装置1を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】 接着性細胞を収容する複数の培養容器2と、該複数の培養容器2をそれぞれ出し入れ可能に収容する複数の培養室3と、該複数の培養室3の出入口をそれぞれ開閉すると共に閉状態のときに培養室3内を密閉する開閉扉4と、接着性細胞に対して所定の処理を施す処理室5と、培養容器3を出し入れする搬送手段6と、培養液を貯留する貯留容器7、又は、接着性細胞の培養に必要な試薬を貯留する貯留容器8の少なくともいずれか1つの貯留容器と、交換可能なチップ9とをそれぞれ収納する収納室10と、該収納室10の出入口を開閉すると共に閉状態のときに収納室11内を密閉する密閉部材11とを備え、収納室10及び密閉部材11が、培養室3の数に応じて複数設けられている培養装置1を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、細胞や組織の培養を行う培養装置に関するものであって、特に、再生医療に適応するための移植用の組織やその元となる細胞、さらに詳細には接着性の細胞や組織を培養する培養装置に関するものである。
従来、細胞や組織の培養を行う培養装置としては、様々なものが知られており、例えば、培養室内における清浄度の低下を低減しながら培養容器の出し入れを容易に行うことができる自動培養装置(例えば、特許文献1参照)や、コンタミによる培養失敗を防止することができる培養装置(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
ここで、上記自動培養装置の操作例を図13を参照して以下に説明する。
図13に示す自動培養装置101を用いて細胞を培養するには、まず、患者から採取された骨髄液を遠心分離容器(図示略)に入れた状態で遠心分離機111に投入する。なお、この工程は、作業者が行っても良いし、ハンドリングロボット110に行わせても良い。この遠心分離機111の作動により、骨髄液中から比重の重い骨髄細胞が抽出される。
次いで、抽出された骨髄細胞は、ハンドリングロボット110により培養容器103に投入される。この際、コンベア109の作動により、トレイ107に載せた10個の空の培養容器103が、第1空間S101から第2空間S102に差し出されている。
図13に示す自動培養装置101を用いて細胞を培養するには、まず、患者から採取された骨髄液を遠心分離容器(図示略)に入れた状態で遠心分離機111に投入する。なお、この工程は、作業者が行っても良いし、ハンドリングロボット110に行わせても良い。この遠心分離機111の作動により、骨髄液中から比重の重い骨髄細胞が抽出される。
次いで、抽出された骨髄細胞は、ハンドリングロボット110により培養容器103に投入される。この際、コンベア109の作動により、トレイ107に載せた10個の空の培養容器103が、第1空間S101から第2空間S102に差し出されている。
ハンドリングロボット110は、差し出された培養容器103の内の2個の蓋体を開けた後に、把持ハンド110aを作動させてこれを把持し、シェーカ121上に移載する。なお、培養容器103の蓋体を開けるロボットを別途設けても良い。これにより処理直前に蓋体を開けることができ、培養容器103の容器本体内に異物が入る確率を低減することができる。
次いで、ハンドリングロボット110に対応させて配置されたチップ供給装置115が移動機構115cを作動させることにより、容器115aを移動させて未使用のチップ114をハンドリングロボット110の動作範囲内に配すると、ハンドリングロボット110はチップ供給装置115から未使用のチップ114を受け取って、このハンドリングロボット110に備えられた電動ピペットの先端に取り付ける。この状態で、ハンドリングロボット110を作動させて、電動ピペット先端のチップ114を遠心分離機111内に抽出された骨髄細胞に接触させる。
次いで、ハンドリングロボット110に対応させて配置されたチップ供給装置115が移動機構115cを作動させることにより、容器115aを移動させて未使用のチップ114をハンドリングロボット110の動作範囲内に配すると、ハンドリングロボット110はチップ供給装置115から未使用のチップ114を受け取って、このハンドリングロボット110に備えられた電動ピペットの先端に取り付ける。この状態で、ハンドリングロボット110を作動させて、電動ピペット先端のチップ114を遠心分離機111内に抽出された骨髄細胞に接触させる。
そして、ハンドリングロボット110に備えられた電動ピペットを作動させることにより、チップ114内に骨髄細胞を吸引する。吸引された骨髄細胞は、ハンドリングロボット110を作動させることにより、シェーカ121上に蓋体を開けた状態で移載されている培養容器103内に投入される。
骨髄細胞を培養容器103内に投入し終わると、ハンドリングロボット110はチップ回収部までチップ114を搬送して使用済みとなったチップ114を取り外す。また、チップ供給装置115は、移動機構115cの作動により容器115aを蓋体115bの下方に配置する。
骨髄細胞を培養容器103内に投入し終わると、ハンドリングロボット110はチップ回収部までチップ114を搬送して使用済みとなったチップ114を取り外す。また、チップ供給装置115は、移動機構115cの作動により容器115aを蓋体115bの下方に配置する。
次に、骨髄細胞が投入された培養容器103は、水平移動機構119を作動させることにより、シェーカ121ごと水平移動させられ、各分注ロボット113の動作範囲内に配置される。分注ロボット113は、それぞれに対応させて配置されたそれぞれのチップ供給装置115から受け取った未使用のチップ114を先端に取り付けた電動ピペット112を作動させることにより、試薬等供給装置116の試薬等容器116b内からMEMや血清、或いは、各種試薬を適量吸引した後に、培養容器103の上方まで搬送して培養容器103内に注入する。血清や各試薬の吸引は、各試薬等の吸引毎にチップ供給装置115から未使用のチップ114に交換して行われる。これにより、培養容器103内においては、適正な培地内に骨髄細胞が混合された状態で存在することになる。なお、培地内において骨髄細胞を均一に分布させるために、シェーカ121を作動させて、培養容器103ごと加振することにしても良い。
そして、全ての処理を終えた培養容器103は、水平移動機構119の作動により、ハンドリングロボット110の動作範囲に戻される。ハンドリングロボット110は、培養容器本体に蓋体を被せた上で、培養容器103をトレイ107上に戻す。トレイ107上の全ての培養容器103に対して所定の処理が行われた後に、コンベア109を作動させることにより、トレイ107に載せられた培養容器103が第2空間S102から第1空間S101の中央空間S112内に挿入される。
この状態で、第1空間S101内の搬送ロボット105を作動させることにより、ハンド105cによってトレイ107を持ち上げる。そして、トレイ107を収容する培養室104の前まで搬送したところで、培養室104の扉104aを開き、搬送ロボット105によって、空いているトレイ保持部材上にトレイ107を挿入する。そして、再度、扉104aを閉じることにより、培養室104内の培養条件を一定に保持して細胞の培養が行われることになる。
なお、骨髄細胞投入や、MEM、血清、各種試薬の投入や吸引の順序は適宜変更してもよいのは言うまでもない。また、他の検体を扱う場合には、異なる遠心分離容器に入れられた骨髄液を、上述した培養容器103とは異なる培養容器に前記同様の手段で分注し、最終的に上述した培養室104とは異なる培養室内に搬送される。
特開2004−267117号公報
特開2004−229619号公報
なお、骨髄細胞投入や、MEM、血清、各種試薬の投入や吸引の順序は適宜変更してもよいのは言うまでもない。また、他の検体を扱う場合には、異なる遠心分離容器に入れられた骨髄液を、上述した培養容器103とは異なる培養容器に前記同様の手段で分注し、最終的に上述した培養室104とは異なる培養室内に搬送される。
しかしながら、上記特許文献1、2等に記載されている従来の培養装置では、使用する試薬及びチップ等は複数検体において共通とされている。そのため、培養装置の動作等に起因する機械的振動や検体及び培養液の飛沫等により、細胞が飛散してしまった場合や、このような場合も含め検体及び培養液がエアロゾル化して空気中に細胞が浮遊してしまった場合等には、装置内に配されている未使用の試薬及びチップ等に、飛散又は浮遊した細胞が付着してしまい、未使用の試薬やチップ等が汚染される恐れがあった。
また、この汚染された試薬及びチップ等を、先ほどとは異なる他検体に使用した場合には、クロスコンタミネーション(交差汚染)を生じてしまう可能性があった。
また、この汚染された試薬及びチップ等を、先ほどとは異なる他検体に使用した場合には、クロスコンタミネーション(交差汚染)を生じてしまう可能性があった。
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、検体及び培養液の飛散に伴って細胞が飛散した場合や、検体及び培養液がエアロゾル化することにより細胞が浮遊した場合であっても、クロスコンタミネーションの発生を極力防止することができる培養装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
請求項1に係る発明は、同一又は異なる接着性細胞と該接着性細胞を培養する培養液とをそれぞれ収容する複数の培養容器と、該複数の培養容器をそれぞれ出し入れ可能に収容し、所定の培養条件を維持しながら前記接着性細胞を培養する複数の培養室と、該複数の培養室の出入口をそれぞれ開閉すると共に、閉状態のときに培養室内を密閉する開閉扉と、前記複数の培養室に出し入れされる前記培養容器のうちで、培養室から出される培養容器内に収容された前記接着性細胞に対して所定の処理を施す処理室と、前記培養容器を、前記培養室と前記処理室との間で出し入れする搬送手段と、前記処理室内に設けられ、前記培養液を貯留する貯留容器、又は、前記接着性細胞の培養に必要な試薬を貯留する貯留容器の少なくともいずれか1つの貯留容器と、交換可能なチップとをそれぞれ収納する収納室と、該収納室の出入口を開閉すると共に、閉状態のときに収納室内を密閉する密閉部材とを備え、前記収納室及び前記密閉部材が、前記培養室の数に応じて複数設けられている培養装置を提供する。
請求項1に係る発明は、同一又は異なる接着性細胞と該接着性細胞を培養する培養液とをそれぞれ収容する複数の培養容器と、該複数の培養容器をそれぞれ出し入れ可能に収容し、所定の培養条件を維持しながら前記接着性細胞を培養する複数の培養室と、該複数の培養室の出入口をそれぞれ開閉すると共に、閉状態のときに培養室内を密閉する開閉扉と、前記複数の培養室に出し入れされる前記培養容器のうちで、培養室から出される培養容器内に収容された前記接着性細胞に対して所定の処理を施す処理室と、前記培養容器を、前記培養室と前記処理室との間で出し入れする搬送手段と、前記処理室内に設けられ、前記培養液を貯留する貯留容器、又は、前記接着性細胞の培養に必要な試薬を貯留する貯留容器の少なくともいずれか1つの貯留容器と、交換可能なチップとをそれぞれ収納する収納室と、該収納室の出入口を開閉すると共に、閉状態のときに収納室内を密閉する密閉部材とを備え、前記収納室及び前記密閉部材が、前記培養室の数に応じて複数設けられている培養装置を提供する。
この発明に係る培養装置においては、まず、複数の培養容器のそれぞれに同一又は異なる接着性細胞が培養液と共に収容されている。そして、この培養容器は、各培養室内に所定の培養条件(例えば、温度37℃、湿度100%、二酸化炭素濃度5%等)で収容され、培養されている。この際、培養室は、開閉扉によって処理室から隔離されて密閉状態になっている。つまり、各検体(1つの培養容器に収容されている接着性細胞及び培養液)は、各培養室内にそれぞれ別々に収容されている。
また、処理室内には、培養室の数に応じた収納室が設けられており、該収納室内にはそれぞれ培養液が貯留された貯留容器、血清や栄養剤等の各種の試薬が単品又は混合した状態で貯留された貯留容器や、培地交換等の際に使用する交換可能なチップが収納されている。そして、培養室と同様に扉やシャッタ等の密閉部材によって処理室から隔離されて密閉状態になっている。
また、処理室内には、培養室の数に応じた収納室が設けられており、該収納室内にはそれぞれ培養液が貯留された貯留容器、血清や栄養剤等の各種の試薬が単品又は混合した状態で貯留された貯留容器や、培地交換等の際に使用する交換可能なチップが収納されている。そして、培養室と同様に扉やシャッタ等の密閉部材によって処理室から隔離されて密閉状態になっている。
ここで、一定期間培養室内で培養された1つの検体について、培地交換を行う場合には、該検体が収容されている培養室の開閉扉を開けた後、搬送手段により培養容器を処理室内に搬送する。次いで、いずれかの密閉部材を開けて、貯留容器やチップを処理室内に露出させる。そして、分注ロボット等にチップを装着して、該チップを介して搬送された培養容器から培養液を吸引する。吸引後、新たなチップを分注ロボット等に装着し、貯留容器に貯留されている新たな培養液を培養容器内に分注して培地交換を行う。なお、この際、適時試薬等を供給しても構わない。
その後、培養容器を培養室に戻して開閉扉を閉め、培養室内を密閉すると共に、密閉部材を閉めて収納室内を密閉状態にする。これにより、1つの検体について培地交換が終了する。次いで、所定時間が経過した後、次の検体について上述した動作を繰り返し行って、同様に培地交換を行う。
その後、培養容器を培養室に戻して開閉扉を閉め、培養室内を密閉すると共に、密閉部材を閉めて収納室内を密閉状態にする。これにより、1つの検体について培地交換が終了する。次いで、所定時間が経過した後、次の検体について上述した動作を繰り返し行って、同様に培地交換を行う。
特に、上述した培地交換等を行っている最中に、仮に検体及び培養液の飛散やエアロゾル化に伴って、細胞が処理室内に飛散又は浮遊したとしても、他の検体及び収納室は、それぞれ開閉扉及び密閉部材によって処理室から隔離されて密閉状態になっているので、飛散又は浮遊した細胞が、他の培養容器や貯留容器やチップに付着する恐れがない。従って、従来とは異なり検体間のクロスコンタミネーションの発生を極力防止することができる。その結果、細胞培養の信頼性を向上することができると共に細胞培養を行い易い。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の培養装置において、前記培養容器が、箱状に形成された容器本体と、該容器本体に対して着脱自在な蓋部材とを備えている培養装置を提供する。
この発明に係る培養装置においては、容器本体内に収容された接着性細胞及び培養液が蓋部材によって外部から密閉された状態になっている。そのため、搬送手段によって処理室内に搬送されたときに、処理室内の空気(雰囲気)と容器本体の内部とが触れる時間を、培地交換を行う必要最小限の時間に収めることができる。その結果、クロスコンタミネーションの発生をより防止することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の培養装置において、前記複数の開閉扉及び前記複数の密閉部材が、共に選択した1箇所のみが開状態となるように作動が規制されている培養装置を提供する。
この発明に係る培養装置においては、処理室内でいずれかの検体について培地交換を行っている最中に、不意に他の開閉扉や密閉部材が開いてしまうことはない。よって、飛散又は浮遊した細胞が他検体に混入したり、他の収納室内に収納されている貯留容器やチップに付着したりすることがなく、クロスコンタミネーションの発生をさらに防止することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の培養装置において、選択した1箇所の前記開閉扉を開状態にしたときに、該開閉扉に対応付けられた特定の前記密閉部材が1箇所開状態となる培養装置を提供する。
この発明に係る培養装置においては、処理室内でいずれかの検体について培地交換を行う際、該検体に対応していない他検体用の貯留容器やチップが収納されている収納室を開けてしまうことはない。よって、クロスコンタミネーションの発生をより確実に防止することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の培養装置において、前記処理室内に設けられ、前記複数の開閉扉及び前記複数の密閉部材が閉状態のときに、処理室内に所定の波長を有する光を照射する照射手段を備えている培養装置を提供する。
この発明に係る培養装置においては、いずれかの検体の培地交換が終了して、複数の開閉扉及び密閉部材が閉状態になったときに、紫外線滅菌灯等の照射手段が紫外線(所定の波長を有する光)を照射して、処理室内を所定時間の間滅菌する。これにより、培地交換の際に飛散又は浮遊した細胞を滅菌できるので、クロスコンタミネーションの発生をさらに防止することができる。
また、飛散又は浮遊した細胞を積極的に滅菌するので、次の検体を処理室内により早く搬送して培地交換を行わせることができる。よって、培地交換にかける時間を短縮することができる。
また、飛散又は浮遊した細胞を積極的に滅菌するので、次の検体を処理室内により早く搬送して培地交換を行わせることができる。よって、培地交換にかける時間を短縮することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の培養装置において、前記処理室内に設けられ、所定レベルの洗浄度を有する流体を、決められた一定方向に流す流体供給手段を備えている培養装置を提供する。
この発明に係る培養装置においては、流体供給手段によって所定レベルの洗浄度を有するエアー(流体)を、処理室内の上方から下方に向かう一定方向に流すことができる。これにより、培地交換の際又は培地交換の終了後において、飛散又は浮遊した細胞を周囲に漂わせるのではなく積極的に一定方向に流して、処理室内を浄化できるので、クロスコンタミネーションの発生をさらに防止することができる。
本発明に係る培養装置によれば、培地交換等を行っている最中に、細胞が処理室内に飛散又は浮遊したとしても、他の検体及び収納室はそれぞれ開閉扉及び密閉部材によって処理室から隔離されて密閉状態になっているので、飛散又は浮遊した細胞が、他の培養容器や貯留容器、チップに付着する恐れがない。従って、検体間のクロスコンタミネーションの発生を極力防止することができる。
以下、本発明に係る培養装置の第1実施形態について、図1から11を参照して説明する。
本実施形態の培養装置1は、図1及び図2に示すように、同一又は異なる接着性細胞Xと該接着性細胞Xを培養する培養液Wとをそれぞれ収容する複数の培養容器2と、該複数の培養容器2をそれぞれ出し入れ可能に収容し、所定の培養条件を維持しながら接着性細胞Xを培養するようにそれぞれが互いに仕切られた複数の培養室3と、該複数の培養室3の出入口をそれぞれ開閉すると共に、閉状態のときに培養室3内を密閉する開閉扉4と、複数の培養室3に出し入れされる培養容器2のうちで、培養室3から出される培養容器2内に収容された接着性細胞Xに対して所定の処理を施す処理室5と、培養容器2を、培養室3と処理室5との間で出し入れする搬送ロボット(搬送手段)6と、処理室5内に設けられ、培養液Wを貯留する試薬ボトル(貯留容器)7、又は、接着性細胞Xの培養に必要な試薬Sを貯留する試薬ボトル(貯留容器)8の少なくともいずれか1つと、交換可能なチップ9とをそれぞれ収納するように、それぞれが互いに独立して仕切られた収納空間(収納室)10と、該収納空間10の出入口を開閉すると共に、閉状態のときに収納空間10内を密閉するシャッタ(密閉部材)11とを備えている。また、収納空間10及びシャッタ11は、培養室3の数に応じて複数設けられている。
なお、本実施形態においては、培養容器2、培養室3、収納空間10及びシャッタ11がそれぞれ4つ毎設けられている場合を例にして説明する。
本実施形態の培養装置1は、図1及び図2に示すように、同一又は異なる接着性細胞Xと該接着性細胞Xを培養する培養液Wとをそれぞれ収容する複数の培養容器2と、該複数の培養容器2をそれぞれ出し入れ可能に収容し、所定の培養条件を維持しながら接着性細胞Xを培養するようにそれぞれが互いに仕切られた複数の培養室3と、該複数の培養室3の出入口をそれぞれ開閉すると共に、閉状態のときに培養室3内を密閉する開閉扉4と、複数の培養室3に出し入れされる培養容器2のうちで、培養室3から出される培養容器2内に収容された接着性細胞Xに対して所定の処理を施す処理室5と、培養容器2を、培養室3と処理室5との間で出し入れする搬送ロボット(搬送手段)6と、処理室5内に設けられ、培養液Wを貯留する試薬ボトル(貯留容器)7、又は、接着性細胞Xの培養に必要な試薬Sを貯留する試薬ボトル(貯留容器)8の少なくともいずれか1つと、交換可能なチップ9とをそれぞれ収納するように、それぞれが互いに独立して仕切られた収納空間(収納室)10と、該収納空間10の出入口を開閉すると共に、閉状態のときに収納空間10内を密閉するシャッタ(密閉部材)11とを備えている。また、収納空間10及びシャッタ11は、培養室3の数に応じて複数設けられている。
なお、本実施形態においては、培養容器2、培養室3、収納空間10及びシャッタ11がそれぞれ4つ毎設けられている場合を例にして説明する。
上記培養容器2は、図2に示すように、底部側が箱状に形成されると共に突出した上部側外周面に結合手段としてのネジ部が形成された容器本体2aと、該容器本体2aに対して着脱自在なキャップ(蓋部材)2bとを備えている。そして、容器本体2aの底面に接着性細胞Xが接着した状態で保持されており、該接着性細胞Xを浸すように所定量の培養液Wが収容されている。
この培養容器2は、図3に示すように、トレー15上に載置された状態で各培養室3内に収容されている。このトレー15は、培養容器2が載置される平板部15aと、該平板部15aの外周から垂直方向に向けて直角に折曲された枠部15bと、該枠部15bの両側から水平方向に向けて直角に折曲された突起部15cとで一体的に構成されている。また、凹形状の底部となる平板部15aは、培養容器2よりも大きいサイズに形成されており、後述する培地交換の際にキャップ2bから培養液W等が零れたとしても、平板部15aと枠部15bとで囲まれた凹部15d内に貯まるようになっている。また、突起部15cは、後述する搬送ロボット6の第1のハンド23がひっかかるようになっている。
なお、培養容器2は、外力を受けたとき(例えば、キャップ2bを脱着するとき)に、容易にずれないように平板部15a上に確実に載置固定されている。
なお、培養容器2は、外力を受けたとき(例えば、キャップ2bを脱着するとき)に、容易にずれないように平板部15a上に確実に載置固定されている。
各培養室3は、内部空間の清浄度が一定レベルに保たれた状態になっていると共に、上述したように、例えば、湿度37℃、湿度100%、二酸化炭素濃度5%の所定の培養条件が維持されるようになっている。
上記試薬ボトル7、8は、図4に示すように、培養容器2と同様に、容器本体7a、8aと、該容器本体7a、8aに対して着脱自在なキャップ7b、8bとを備えている。そして、容器本体7a、8a内に培養液Wや各種の試薬Sが貯留されている。
なお、本実施形態においては、試薬ボトルを4本用意し、1本はMEM(Minimal Essential Medium:最小必須培地)を含む培養液Wが貯留された試薬ボトル7であり、残りの3本は各種の試薬Sが単品又は混合した状態で貯留された試薬ボトル8として説明している。
この試薬ボトル7、8は、チップ9と共に後述するラック16にそれぞれ形成した穴部に配置され、このラック16によって収納空間(収納室)10に収納されるものである。
なお、本実施形態においては、試薬ボトルを4本用意し、1本はMEM(Minimal Essential Medium:最小必須培地)を含む培養液Wが貯留された試薬ボトル7であり、残りの3本は各種の試薬Sが単品又は混合した状態で貯留された試薬ボトル8として説明している。
この試薬ボトル7、8は、チップ9と共に後述するラック16にそれぞれ形成した穴部に配置され、このラック16によって収納空間(収納室)10に収納されるものである。
ここで、試薬Sとしては、FBS(Fetal Bovine Serum:ウシ胎児血清)やヒト血清のような血清、細胞を剥離させるトリプシンのような蛋白質分解酵素、培養に際して細胞を増殖させるサイトカシンのような増殖因子、細胞を分化させるデキサメタゾンのような分化誘導因子、ペニシリン系抗生物質のような抗生剤、エストロゲンのようなホルモン剤、ビタミン等の栄養剤等である。
上記チップ9は、図5に示すように、断面円形に形成されたフランジ状の装着部9aと該装着部9aから一方向に伸びたテーパー部9bとで一体的に構成されており、装着部9aとテーパー部9bとの間に段部9cが形成されている。また、テーパー部9b内には、先端側から基端側に亘って流路9dが形成されており、装着部9a内に形成されたテーパー状の凹部9eに連通されている。そして、このチップ9は、後述する搬送ロボット6の分注ハンド22の挿入部22a凹部9eが差し込まれることで、摩擦力により分注ハンド22に装着されるようになっている。
上記収納空間10は、図1及び図6に示すように、処理室5内の底面にそれぞれ角穴状に凹みを設けた状態にして4つ形成されており、内部にそれぞれラック16を収納できるようになっている。このラック16は、図1に示すように、上述した試薬ボトル7、8を合計4つ収納すると共に、チップ9を60本収納できるようになっている。即ち、ラック16の上面には、図7に示すように、試薬ボトル7、8を収納できる試薬ボトル用装填穴16aと、複数のチップ9を収納できるチップ用装填穴16bとがアレイ状に形成されている。
試薬ボトル用装填穴16aは、図4に示すように、試薬ボトル7、8が収納されたときに、キャップ7b、8bがラック16の上面から突出する深さに形成されている。また、チップ9は、図5に示すように、チップ用装填穴16b内に収納されたときに、段部9cがチップ用装填穴16bの開口に接触して懸架されるようになっている。
また、上記シャッタ11は、図6に示すように、処理室5の底面に形成された収納空間10の出入口を塞ぐように設けられており、開状態のときに一端側11aが収納空間10の内周面に沿って下降して処理室5内に入り込み、他端側11bが開口位置に位置するようになっている。
また、上記シャッタ11は、図6に示すように、処理室5の底面に形成された収納空間10の出入口を塞ぐように設けられており、開状態のときに一端側11aが収納空間10の内周面に沿って下降して処理室5内に入り込み、他端側11bが開口位置に位置するようになっている。
上記搬送ロボット6は、図1に示すように、処理室5内に設けられており、X軸方向にて作動するX軸ロボット17及びY軸方向にて作動するY軸ロボット18とで構成されている。
X軸ロボット17は、培養容器2が出し入れされる方向(紙面に対して左右方向)に沿って設けられたX軸ガイド17aと、該X軸ガイド17aに沿って移動するX軸可動部17bとを有している。また、Y軸ロボット18は、X軸ガイド17aに直交する方向(紙面に対して上下方向)に沿って設けられ、X軸可動部17bに接続されたY軸ガイド18aと、該Y軸ガイド18aに沿って移動するY軸可動部18bとを有している。
X軸ロボット17は、培養容器2が出し入れされる方向(紙面に対して左右方向)に沿って設けられたX軸ガイド17aと、該X軸ガイド17aに沿って移動するX軸可動部17bとを有している。また、Y軸ロボット18は、X軸ガイド17aに直交する方向(紙面に対して上下方向)に沿って設けられ、X軸可動部17bに接続されたY軸ガイド18aと、該Y軸ガイド18aに沿って移動するY軸可動部18bとを有している。
また、このY軸可動部18bは、図8に示すように、該Y軸可動部18bの下方側に、Z軸方向(垂直方向)に伸びたZ軸ガイド20を有しており、このZ軸ガイド20の培養室3側に容器ハンド21が設けられ、収納空間10側に分注ハンド22がそれぞれ設けられている。容器ハンド21は、第1のハンド23及び第2のハンド24を有しており、両ハンド23、24間の距離Hを維持したままZ軸ガイド20に沿ってZ軸方向に移動可能とされている。
第1のハンド23は、図3、図8及び図9に示すように、所定間隔を開けて2つに並んだ爪部23aを有していると共に、Z軸ガイド20内に取り付けられた図示しない駆動手段によってX軸方向に移動可能とされており、上述したトレー15の突起部15cに爪部23aを引っ掛けて持ち上げ、トレー15ごと培養容器2を培養室3内から処理室5内に出し入れできるようになっている。
第1のハンド23は、図3、図8及び図9に示すように、所定間隔を開けて2つに並んだ爪部23aを有していると共に、Z軸ガイド20内に取り付けられた図示しない駆動手段によってX軸方向に移動可能とされており、上述したトレー15の突起部15cに爪部23aを引っ掛けて持ち上げ、トレー15ごと培養容器2を培養室3内から処理室5内に出し入れできるようになっている。
なお、図1では、培養室3は、処理室5内に配設されるように実施しているが、培養室3と処理室5とを隣接して配設すると共に、培養室3の出入口を開閉する開閉扉4を通じて処理室5と培養室3とを連通するようにしても良い。これらの場合には、複数の培養室3と処理室5とは、開閉扉4を介して隣接することになり、複数の培養室3は各開閉扉4を介して隣接して設けられ、培養室3の1つから出された培養容器2内に収容された接着性細胞Xに対して所定の処理を施す処理室5を有しているということになる。
また、処理室5内には、図8及び図10に示すように、第1のハンド23によって持ち上げられたトレー15を載置する載置台25が設けられている。この載置台25は、トレー15の平板部15aと同じ大きさに形成されている。これにより、容器ハンド21をZ軸方向に下降させたときにトレー15のみを載置台25上に載置でき、且つ、爪部23aをさらに下降させて退避できるようになっている。
また、第2のハンド24は、図8、図10及び図11に示すように、トレー15を載置台25上に載せたときに、キャップ2bに位置するように設けられており、キャップ2bの径方向に移動して該キャップ2bを周囲から把持する4つの爪部24aを有している。また、この4つの爪部24aは、キャップ2bを把持したときに、把持状態を維持したまま、キャップ2bの周方向に回転できるように、Z軸ガイド20内に取り付けた駆動手段によって制御される構成になっている。これにより、キャップ2bを容器本体2aから着脱できるようになっている。
上記分注ハンド22は、図8に示すように、容器ハンド21と同様にZ軸ガイド20に沿ってZ軸方向に移動可能とされており、先端に上述したチップ9の装着部9aに形成された凹部9e内に挿入できる挿入部22aを有している。これにより、ラック16に懸架されているチップ9の凹部9eに挿入部22aを押し込むことで、チップ9を装着できるようになっている。
また、分注ハンド22には、挿入部22aに装着されたチップ9の流路9d内に培養液Wや試薬Sを吸引、或いは、流路9dから吐出することができるように吸引吐出部22bを有している。これにより、チップ9を介して培養容器2内に培養液Wや試薬S等を分注できるようになっている。この際、チップ9の流路9d以外に培養液Wや試薬Sが吸引されることがないように設定されている。この分注ハンド22は、分注ロボットを構成する。
また、分注ハンド22には、挿入部22aに装着されたチップ9の流路9d内に培養液Wや試薬Sを吸引、或いは、流路9dから吐出することができるように吸引吐出部22bを有している。これにより、チップ9を介して培養容器2内に培養液Wや試薬S等を分注できるようになっている。この際、チップ9の流路9d以外に培養液Wや試薬Sが吸引されることがないように設定されている。この分注ハンド22は、分注ロボットを構成する。
また、処理室5内には、図示しない廃液タンク及び廃液チップタンクが設けられており、これらのタンクに対して、チップ9を介して吸引した不要な培養液Wの排出や、使用済みのチップ9の廃棄が可能とされている。
なお、細胞培養には、一般的に培養液Wから細胞を分離する遠心分離機や、細胞の状態を観察する顕微鏡や、培養容器2内の培養液Wを攪拌する揺動機構等が必要であるが、本実施形態においては、説明及び図示を省略する。
なお、細胞培養には、一般的に培養液Wから細胞を分離する遠心分離機や、細胞の状態を観察する顕微鏡や、培養容器2内の培養液Wを攪拌する揺動機構等が必要であるが、本実施形態においては、説明及び図示を省略する。
このように構成された培養装置1により、培地交換を行う場合について説明する。なお、細胞培養では、(細胞)投入や継代処理、細胞回収、播種といった様々な操作が行われるが、本実施形態では培地交換を例にして説明する。
なお、培地交換とは、既に培養容器2内に固有の細胞を含む培養液Wが投入され、培養室3内で一定の日数(例えば、3日間)培養された後、培養液Wを交換する作業である。
なお、培地交換とは、既に培養容器2内に固有の細胞を含む培養液Wが投入され、培養室3内で一定の日数(例えば、3日間)培養された後、培養液Wを交換する作業である。
初めに、各培養容器2は、各培養室3内に収容されて培養されている。この際、各培養室3の開閉扉4は閉まっており、該培養室3内は処理室5から隔離されて密閉状態になっている。また、各収納空間10も同様にシャッタ11が閉まっており、処理室5から隔離されて密閉状態になっている。
ここで、4つの培養室3のうち、いずれか1つの培養室3内で培養されている検体(培養容器2に収容されている接着性細胞X及び培養液W)について、培地交換を行う。まず、搬送ロボット6のX軸ロボット17及びY軸ロボット18を適時作動させて、Y軸可動部18bをいずれかの培養室3(図1において、最下段の培養室3)の開閉扉4の前方に位置させる。
ここで、4つの培養室3のうち、いずれか1つの培養室3内で培養されている検体(培養容器2に収容されている接着性細胞X及び培養液W)について、培地交換を行う。まず、搬送ロボット6のX軸ロボット17及びY軸ロボット18を適時作動させて、Y軸可動部18bをいずれかの培養室3(図1において、最下段の培養室3)の開閉扉4の前方に位置させる。
次いで、図1に示すように開閉扉4を開け、容器ハンド21の第1のハンド23をX軸方向及びZ軸方向に適時動かしながら、図3に示すように、2本の爪部23aをトレー15の突起部15cにひっかかるように差し込む。差し込んだ後、第1のハンド23を若干垂直方向に上昇させてトレー15を持ち上げる。持ち上げた後、この状態を維持したまま第1のハンド23をX軸方向に移動させて、トレー15を培養室3内から処理室5内に搬送し、載置台25上まで移動させる。
次いで、容器ハンド21を垂直方向に下降させて、図10に示すように、トレー15を載置台25上に載置する。これにより、容器ハンド21の第2のハンド24が培養容器2のキャップ2bの周囲に位置する。なお、このとき第1のハンド23は、2本の爪部23aの間に載置台25を挟むようにして処理室5の底面近傍に位置している。
そして、第2のハンド24の4つの爪部24aをキャップ2bの径方向に移動させて、キャップ2bを周囲から把持させると共に、該把持状態を維持したままキャップ2bの周方向に回転させて該キャップ2bを容器本体2aから取り外す。なお、第2のハンド24は、取り外したキャップ2bを把持したままでも構わないし、図示しないキャップ載置位置に置いても構わない。
そして、第2のハンド24の4つの爪部24aをキャップ2bの径方向に移動させて、キャップ2bを周囲から把持させると共に、該把持状態を維持したままキャップ2bの周方向に回転させて該キャップ2bを容器本体2aから取り外す。なお、第2のハンド24は、取り外したキャップ2bを把持したままでも構わないし、図示しないキャップ載置位置に置いても構わない。
次いで、上述した検体に対応するラック16が収納されている収納空間10(図1において、左側下段の収納空間10)のシャッタ11を図6に示すように開けて、ラック16、試薬ボトル7、8及びチップ9を、分注ハンド22でアクセス可能な状態に露出させる。その後、試薬ボトル7、8のキャップ7b、8bを図示しない蓋開閉ハンドにより取り外す。この際、蓋開閉ハンドは、取り外したキャップ7b、8bを把持したままでも構わないし、図示しないキャップ載置位置においても構わない。
次いで、搬送ロボット6のX軸ロボット17及びY軸ロボット18を適時作動させて、分注ハンド22をラック16に懸架されているいずれかのチップ9の真上に位置させる。そして、分注ハンド22をZ軸方向に下降させて挿入部22aをチップ9の凹部9e内に挿入する。これにより、挿入部22aと凹部9eとの摩擦力により、分注ハンド22にチップ9が装着される。チップ9の装着後、分注ハンド22を培養容器2に移動させて、チップ9を、キャップ2bが取り外された状態で容器本体2aに貯留されている培養液Wに浸漬させる。そして、培養液Wの上澄み液を吸引すると共に、再度搬送ロボット6によりチップ9を廃液タンクに移動させて吸引した上澄み液を吐出する。この吸引、吐出を繰り返し行って、培養液Wの上澄み液を所定量排出する。その後、いま使用したチップ9を廃棄チップタンク上に移動させて、該使用済みのチップ9を分注ハンド22から取り外して廃棄する。
次いで、上述した同様の動作を行って、分注ハンド22に新たなチップ9を装着させ、該チップ9を試薬ボトル7上に位置させる。そして、分注ハンド22を垂直方向に下降させて、チップ9を試薬ボトル7内に差し込み、培養液Wを吸引する。次いで、搬送ロボット6を移動させて、チップ9を培養容器2内に差し込み、吸引した培養液Wを吐出する。この吸引、吐出を繰り返し行って、培養容器2内に所定量の培養液Wを新たに吐出する。また、チップ9の交換後、同様の動作を行って、試薬ボトル8から所望する各種の試薬Sを、所定量適時追加しても構わない。これにより、培地交換を行うことができる。
その後、容器ハンド21の第2のハンド24により培養容器2のキャップ2bを閉め、第1のハンド23により培養容器2をトレー15ごと培養室3内に戻した後に開閉扉4を閉める。これにより、培養室3内は、再度処理室5から隔離されて密閉状態となる。また、蓋開閉ハンドにより試薬ボトル7、8のキャップ7b、8bを閉めた後、シャッタ11を閉める。これにより、収納空間10内は、再度処理室5から隔離された密閉状態となる。これにより、最初の検体の培地交換が終了する。
特に、上述した培地交換を行っている最中に、仮に培養液Wの飛散やエアロゾル化に伴って、細胞が処理室5内に飛散又は浮遊したとしても、他の検体を収容した培養室3及び収納空間10は、それぞれ開閉扉4及びシャッタ11によって処理室5から隔離されて密閉状態になっているので、飛散又は浮遊した細胞が、他の培養容器2や試薬ボトル7、8、チップ9に付着する恐れがない。
つまり、本実施形態の細胞培養装置1は、検体毎にそれぞれ専用の試薬ボトル7、8やチップ9を使い分けながら培地交換を行うことができる。従って、従来とは異なり検体間のクロスコンタミネーションの発生を極力防止することができる。
つまり、本実施形態の細胞培養装置1は、検体毎にそれぞれ専用の試薬ボトル7、8やチップ9を使い分けながら培地交換を行うことができる。従って、従来とは異なり検体間のクロスコンタミネーションの発生を極力防止することができる。
また、培養容器2は、キャップ2bによって密閉された状態になっているので、搬送ロボット6によって培養室3から処理室5内に搬送されたときに、処理室5内の空気(雰囲気)と容器本体2aの内部とが触れる時間を、培地交換を行う必要最小限の時間に収めることができる。このことからも、クロスコンタミネーションの発生を低下させることができる。
また、最初の検体について培地交換が終了して所定時間が経過した後、次の検体について、上述した動作を繰り返し行って培地交換を行う。即ち、最初とは異なる開閉扉4を開けて他の培養容器2を取り出すと共に、他のシャッタ11を開けラック16を露出させる。そして、該ラック16に懸架されているチップ9を用いて、培養液Wを交換したり、各種の試薬Sを培養容器2に吐出したりして培地交換を行う。培地交換後、培養容器2を培養室3内に戻した後、開閉扉4及びシャッタ11を閉じて、培養室3及び収納空間10を共に密閉状態にする。その後、残りの検体についても同様に、順番に培地交換を行う。
これにより、全ての検体について、クロスコンタミネーションの発生を極力抑えながら培地交換を確実に行うことができる。
これにより、全ての検体について、クロスコンタミネーションの発生を極力抑えながら培地交換を確実に行うことができる。
次に、本発明に係る培養装置1の第2実施形態を、図12を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態の培養装置1は、処理室5内に主に搬送ロボット6のみを設けた構成にしたが、第2実施形態の培養装置30は、処理室5内に紫外線(所定の波長を有する光)を照射する紫外線滅菌灯(照射手段)31を備えている点である。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態の培養装置1は、処理室5内に主に搬送ロボット6のみを設けた構成にしたが、第2実施形態の培養装置30は、処理室5内に紫外線(所定の波長を有する光)を照射する紫外線滅菌灯(照射手段)31を備えている点である。
即ち、本実施形態の培養装置30は、図12に示すように、処理室5内部を全体的に照射可能な位置、例えば、処理室5内の上面に上記紫外線滅菌灯31を備えている。また、この紫外線滅菌灯31は、図示しない制御部によって点灯及び消灯の作動が制御されており、開閉扉4及びシャッタ11が閉状態のときに、紫外線を所定時間照射するように制御されている。つまり、開閉扉4及びシャッタ11が開いているときには、紫外線を照射しないように制御されている。
このように構成された培養装置30においては、いずれかの検体の培地交換が終了して、開閉扉4及びシャッタ11が共に閉状態になり、次の検体を培地交換する前において、紫外線滅菌灯31が紫外線を照射して処理室5内を所定時間(例えば、30分間)滅菌する。これにより、最初の検体の培地交換の最中に飛散又は浮遊した細胞を滅菌できるので、クロスコンタミネーションの発生をさらに防止することができる。また、飛散又は浮遊した細胞を積極的に滅菌するので、次の検体を処理室5内により早く搬送して培地交換を行わせることができる。よって、培地交換にかける時間を短縮することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態において、培地交換を行う場合を例にして説明したが、培地交換に関わらず、培養容器内に収容されている接着性細胞について所定の処理を行う場合でも同様の作用効果を奏することができる。
また、培養室及び収納空間をそれぞれ4つ設け、4つの検体について培地交換を行った例を示したが、4つに限られるものではない。また、各ラックには、4つの試薬ボトルを収納できる構成にしたが、試薬ボトルの数は4つに限定されるものではない。
また、各収納空間の出入口をシャッタにより開閉した構成にしたが、シャッタに限られず、培養室と同様に開閉扉等を採用しても構わない。
また、培養容器、試薬ボトルにおける容器本体とキャップとの結合手段は、ネジ部に限られず、嵌合状態の嵌め合いによる係合、球体とバネ部材との組み合わせよりなるクリック部材を用いた係合でも良い。
また、培養室及び収納空間をそれぞれ4つ設け、4つの検体について培地交換を行った例を示したが、4つに限られるものではない。また、各ラックには、4つの試薬ボトルを収納できる構成にしたが、試薬ボトルの数は4つに限定されるものではない。
また、各収納空間の出入口をシャッタにより開閉した構成にしたが、シャッタに限られず、培養室と同様に開閉扉等を採用しても構わない。
また、培養容器、試薬ボトルにおける容器本体とキャップとの結合手段は、ネジ部に限られず、嵌合状態の嵌め合いによる係合、球体とバネ部材との組み合わせよりなるクリック部材を用いた係合でも良い。
また、上記各実施形態において、選択したいずれか1箇所の開閉扉及びシャッタのみが開状態となるように作動を制御しても構わない。つまり、開閉扉及びシャッタの1つが開状態となっているときに、同時に他の開閉扉及びシャッタが開状態とならないように制御しても構わない。このようにすることで、いずれかの検体について培地交換を行っている最中に、不意に他の開閉扉やシャッタが開いてしまうことはない。
よって、クロスコンタミネーションの発生をさらに防止することができる。
よって、クロスコンタミネーションの発生をさらに防止することができる。
更に、この場合において、選択した1箇所の開閉扉を開状態にしたときに、該開閉扉に対応付けられた特定のシャッタのみが開状態になるように制御しても構わない。こうすることで、いずれかの検体について培地交換を行う際、該検体に対応していない他検体用の試薬ボトルやチップが収納されている収納空間を開けてしまうことがない。よって、クロスコンタミネーションの発生をより確実に防止することができる。
また、各実施形態において、処理室内に、所定レベルの洗浄度を有するエアー(流体)を、決められた一定方向(例えば、上方から下方に向かう方向)に流す空気清浄部等の流体供給手段を設けても構わない。こうすることで、培地交換の際又は培地交換の終了後において、飛散又は浮遊した細胞を周囲に漂わせるのではなく、積極的に一定方向に流して処理室内を浄化できるので、クロスコンタミネーションの発生をさらに防止することができる。
X 接着性細胞
W 培養液
1、30 培養装置
2 培養容器
2a 容器本体
2b キャップ(蓋部材)
3 培養室
4 開閉扉
5 処理室
6 搬送ロボット(搬送手段)
7、8 試薬ボトル(貯留容器)
9 チップ
10 収納空間(収納室)
11 シャッタ(密閉部材)
31 紫外線滅菌灯(照射手段)
W 培養液
1、30 培養装置
2 培養容器
2a 容器本体
2b キャップ(蓋部材)
3 培養室
4 開閉扉
5 処理室
6 搬送ロボット(搬送手段)
7、8 試薬ボトル(貯留容器)
9 チップ
10 収納空間(収納室)
11 シャッタ(密閉部材)
31 紫外線滅菌灯(照射手段)
Claims (6)
- 同一又は異なる接着性細胞と該接着性細胞を培養する培養液とをそれぞれ収容する複数の培養容器と、
該複数の培養容器をそれぞれ出し入れ可能に収容し、所定の培養条件を維持しながら前記接着性細胞を培養する複数の培養室と、
該複数の培養室の出入口をそれぞれ開閉すると共に、閉状態のときに培養室内を密閉する開閉扉と、
前記複数の培養室に出し入れされる前記培養容器のうちで、培養室から出される培養容器内に収容された前記接着性細胞に対して所定の処理を施す処理室と、
前記培養容器を、前記培養室と前記処理室との間で出し入れする搬送手段と、
前記処理室内に設けられ、前記培養液を貯留する貯留容器、又は、前記接着性細胞の培養に必要な試薬を貯留する貯留容器の少なくともいずれか1つの貯留容器と、交換可能なチップとをそれぞれ収納する収納室と、
該収納室の出入口を開閉すると共に、閉状態のときに収納室内を密閉する密閉部材とを備え、
前記収納室及び前記密閉部材は、前記培養室の数に応じて複数設けられていることを特徴とする培養装置。 - 請求項1に記載の培養装置において、
前記培養容器は、箱状に形成された容器本体と、該容器本体に対して着脱自在な蓋部材とを備えていることを特徴とする培養装置。 - 請求項1又は2に記載の培養装置において、
前記複数の開閉扉及び前記複数の密閉部材は、共に選択した1箇所のみが開状態となるように作動が規制されていることを特徴とする培養装置。 - 請求項3に記載の培養装置において、
選択した1箇所の前記開閉扉を開状態にしたときに、該開閉扉に対応付けられた特定の前記密閉部材が1箇所開状態となることを特徴とする培養装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の培養装置において、
前記処理室内に設けられ、前記複数の開閉扉及び前記複数の密閉部材が閉状態のときに、処理室内に所定の波長を有する光を照射する照射手段を備えていることを特徴とする培養装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の培養装置において、
前記処理室内に設けられ、所定レベルの洗浄度を有する流体を、決められた一定方向に流す流体供給手段を備えていることを特徴とする培養装置。
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- 2005-06-13 JP JP2005172155A patent/JP2006345714A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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