JP2009291104A - 自動細胞培養装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作ロボットにとって操作し易く、機器類の追加、拡張が容易で、操作ロボットの操作状況を監視しやすく、メンテナンス性にも優れたレイアウト構造を有する自動細胞培養装置を提供する
【解決手段】
筐体10の背面10aに平行な設置面1に沿って、インキュベータ14、冷蔵保管庫19、キャッパー53、操作ステーション20、テンポラリステーション9、チップスタンド8、及び遠心分離器7を配置する。また、設置面1に沿ってレール13を敷設し、このレール13に直交し上下方向に延伸する昇降ポスト3を設け、この昇降ポスト3に操作ロボット11を取り付けて、操作ロボット11が設置面1に沿って水平方向及び垂直方向に移動可能とする。また、筐体10を3つのユニット10A,10B,10Cに分解可能とし、レール13もその延設方向に増設し得るように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動細胞培養装置に関し、更に詳細には、操作ロボットによる操作及び操作ロボットの監視が容易で、拡張性及びメンテナンス性に優れたレイアウト構造を有する自動細胞培養装置に関する。
従来より、人体の皮膚、軟骨、骨、血管、臓器等の細胞、組織等の培養を自動で行うための自動細胞培養装置が実用化されている(例えば、特許文献1)。細胞培養を自動化することにより、交叉汚染を防止しつつ複数の被検者の細胞培養を同時に行うことが可能となる。また、細胞培養の自動化を更に促進するために、多関節型の操作ロボットを備えた自動細胞培養装置が開発されている(特許文献2)。
しかし、従来の操作ロボットを備え自動細胞培養装置では、操作ロボットが中央に位置し、これを取り囲むように細胞培養に必要な複数の機器類が配置されているため、機器類の設置スペースが限られてしまいう。そのため、操作ロボットから見て前後又は上下に重なった位置に培養器具を配置しなければならず、操作ロボットにとって操作しにくい配置とならざるを得ない。また、機器類を追加、拡張等する場合には既存の機器類の上下に配置せざるを得ず、これが大きな制約となる。加えて、操作ロボットの周囲に多くの機器類が配置されているためにロボットの操作状況を監視するのが困難となる。更に、自動細胞培養装置のメンテナンス性も低くなる。
国際公開第2004/011593号パンフレット(図2) 特開2008−54690号公報(図1)
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するために為されたものであり、本発明の目的は、操作ロボットにとって操作し易く、機器類の追加、拡張が容易で、操作ロボットの操作状況を監視しやすく、メンテナンス性にも優れたレイアウト構造を有する自動細胞培養装置を提供することである。
本発明の自動細胞培養装置は、細胞培養を行うための清浄空間を維持する筐体と、該筐体内に収納された細胞培養に必要な複数の機器類と、該筐体内における各機器類間での培養器具の搬送及び培養操作を行う操作ロボットとを備えた自動細胞培養装置であって、前記複数の機器類は前記筐体の一の面に平行な設置面に沿って配置されるとともに、前記操作ロボットを前記設置面に沿って水平方向に移動させるための水平軸部材を備えたことを特徴とする。
このように、機器類を設置面に沿って配置するとともに、操作ロボットの水平移動のための水平軸部材を更に備えたことにより、操作ロボットによるこれらの機器類へのアクセスが容易となり、操作ロボットの操作も容易となる。また、ディッシュ等の極度に汚染を嫌う器具類の上方を操作ロボットのアームや搬送される器具が通過することによる汚染を避けることが可能となる。更に、本発明の自動細胞培養装置を実験室等の室内に設置するに際して、設置面側を実験室の壁面に着けることが可能なので、設置スペースを小さくすることが可能となる。
また、上記においては、前記操作ロボットを前記設置面に沿って垂直方向に移動させるための垂直軸部材を更に備えていてもよい。これにより、更に操作ロボットによる機器類へのアクセスが容易となる。
ここで、前記機器類としては、インキュベータ、保管庫、遠心分離器、操作ステーション、テンポラリステーション、キャッパー、チップスタンド等を例示することができる。
上記の発明においては、前記筐体における前記一の面の両端に隣接する側面の少なくとも一方に沿って、細胞培養に必要な機器類を更に配置することも可能である。これにより、限られたスペースを有効に活用することが可能となる。
また、前記筐体における前記一の面に対向する面の少なくとも一部を透明とすることも可能である。これにより、ロボットの操作状況を監視することが可能となる。
前記筐体の前記一の面に対向する面にドアを設けてもよい。これにより、自動細胞培養装置のメンテナンス性が向上する。
更に、前記筐体は、前記水平軸部材に対して直角の面で分解可能に構成することができる。これにより、自動細胞培養装置の設置、移設などを容易に行うことができる。
加えて、前記筐体は、前記水平軸部材の延設方向に増設し得るように構成することができる。これにより、機器類を追加、拡張等も容易となり、追加、拡張により操作ロボットの操作性を損なうこともない。
本発明の自動細胞培養装置を使用すれば、操作ロボットは設置面に沿って殆どの操作を行うことが可能となるので、操作ロボットによる機器類へのアクセスが容易となり、操作ロボットによる操作も容易となる。また、操作ロボットの操作時の汚染を避けることが可能となる。更に、自動細胞培養装置の設置スペースを小さくすることが可能となる。
また、筐体の前面の少なくとも一部を透明とすることにより、ロボットの操作状況を監視することが可能となる。また、筐体の前面にドアを設けることにより、自動細胞培養装置のメンテナンス性も向上する。
また、本発明の自動細胞培養装置は、その筐体を分解可能に構成することができるので、自動細胞培養装置の設置、移設などを容易に行うことができる。また、筐体を水平軸部材の延設方向に増設し得るように構成することができるので、機器類の追加、拡張等も容易となり、追加、拡張により操作ロボットの操作性を損なうこともない。
本発明の自動細胞培養装置の実施形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動細胞培養装置の平面図であり、図2は図1のQ−Q線矢視断面図である。また、図3は、図1及び図2におけるP−P線矢視断面図である。本実施形態の自動細胞培養装置は、細胞培養を行うための清浄空間を維持する筐体10を備え、筐体10内には、後述する細胞培養に必要な機器類と、筐体10内における各機器類間での培養器具の搬送を主に行う多関節型の操作ロボット11とを備えている。本実施形態では、筐体10の一の面である背面10aに平行な設置面1に沿って、細胞培養に必要な機器類が配置されている。機器類として具体的には、インキュベータ14、冷蔵保管庫19、キャッパー53、操作ステーション20、テンポラリステーション9、チップスタンド8、及び遠心分離器7(図3)が配置されている。ここで、インキュベータ14はディッシュ等の培養容器内の細胞を培養するための温度等の条件を維持するための機器であり、冷蔵保管庫19は薬品を低温で保存するために設置されている。また、キャッパー53は薬剤容器、遠心管等の容器の蓋の開閉を行い、操作ステーション20は複数枚のディッシュに対して順次又は同時に培養操作を行うために設けられている。テンポラリステーション9は、ピペット装置6(図3)が薬液等を吸引し得るように、キャッパー53で開栓した容器を一時的に保持するために設けられている。また、テンポラリステーション9は、操作ステーション20上のディッシュから培養細胞を含む液を遠心管に集める際に遠心管を保持するためにも設けられている。チップスタンド8は、ピペット装置6に取り付けるためのチップ5を保持するために設けられている。更に、遠心分離器7は、上述の培養細胞を含む液を入れた遠心管の遠心分離を行うために設けられている。
本実施形態の自動細胞培養装置では、設置面1に沿って敷設された水平軸部材としてのレール13と、レール13に直交する方向に延伸する垂直軸部材としての昇降ポスト3とが設けられている。前述の操作ロボット11は昇降ポスト3の上端に取り付けられており、昇降ポスト3がレール13に対して上下することにより、操作ロボット11の上下の移動が可能となっている。また、昇降ポスト3がレール13に沿って水平移動することにより、操作ロボット11の水平移動が可能となっている。操作ロボット11は2本のフィンガー11aを備えており、この2本のフィンガー11aを用いて、筐体10内における各機器類間での培養器具の搬送及び培養操作を行う。
また、本実施形態の自動細胞培養装置においては、筐体10の左側に隣接する側面10cには、各種薬剤、ピペットチップ等を常温で保管する棚15が設けられている。また、筐体10の右側に隣接する側面10dには、細胞の出し入れを行うための細胞入出庫部16、使用後の培養器具を廃棄するための廃棄ボックス57等が設けられている。筐体10の左には、本自動細胞培養装置を駆動させるためのコンプレッサー17、筐体10内のアルコール噴霧に使用する窒素ガス発生装置18等が設置されている。
本実施形態の自動細胞培養装置は、メンテナンス等を容易にするために、背面10aに対向する前面10bにドア10e及び10fが設けられており、これ前面10bは、筐体10の内部の監視が可能なように、ドア10e及び10fを含めて透明なガラス張りなどとなっている。
また、本実施形態の自動細胞培養装置では、設置、移設、機器類の増設のための拡張などを容易に行うことができるように、筐体10が3つのユニット10A,10B及び10Cに分解可能となっている。本実施形態の自動細胞培養装置の拡張は、2つのユニット10A及び10Bの間、又はユニット10B及び10Cの間に、同様のユニットを追加することにより行うことができる。その場合、レール13は追加されたユニットにも移動し得るように、レール13の延設方向に増設することが可能となっている。
以上の構成を有する本実施形態の自動細胞培養装置は、例えば以下のようにして使用される。まず、操作ロボット11がレール13上を移動し、インキュベータ14の前で停止する。インキュベータ14には、細胞培養中の5枚のディッシュを載置したトレイ26が格納されている。次に、昇降ポスト3が上下方向に移動して、操作ロボット11がインキュベータ14からトレイ26を取り出しやすい位置に高さを調節する。次に、操作ロボット11はトレイ26を取り出す。次に、操作ロボット11はレール13上を移動してトレイ26を操作ステーション20まで搬送して設置する。操作ステーション20では、トレイ26上の各ディッシュの培地交換、継代操作等が行われる。
操作ステーション20において培地交換を行う場合には、チップスタンド8に載置されているチップ5がピペット装置6に取り付けられ、5枚のディッシュから古い培地が順次吸引されて廃棄される。続いて、操作ロボット11はレール13上を移動して棚15又は冷蔵保管庫19から培地容器を取り出し、キャッパー53において開栓した後、テンポラリステーション9に設置する。一方、ピペット装置6はチップ5を新しいものに交換する。次に、ピペット装置6はテンポラリステーション9の薬液容器から培地を吸引し、操作ステーション20の各ディッシュに培地を順次注入する。その後、テンポラリステーション9の薬液容器は操作ロボット11によりキャッパー53まで搬送され、そこで閉栓された後、もとの棚15又は冷蔵保管庫19に戻される。以上により、本実施形態の自動細胞培養装置を用いた培地交換が完了する。
また、操作ステーション20において継代操作を行う場合には、まず、前述と同様に各ディッシュ内の培地がピペット装置6により廃棄される。次に、操作ロボット11により、トリプシン等の培養細胞の剥離用の溶液を入れた容器が冷蔵保管部から取り出され、キャッパー53まで搬送され、そこで開栓された後、テンポラリステーション9に設置される。ピペット装置6には、前述と同様に新しいチップ5がピペット装置6に取り付けられる。
次に、ピペット装置6はピペット5によりこの剥離用の溶液が吸引され、操作ステーション20の各ディッシュに順次注入される。全てのディッシュへの剥離溶液の注入が終わると、テンポラリステーション9の剥離用溶液の容器はキャッパー53によって閉栓された後、操作ロボット11によりもとの冷蔵保管庫19に戻される。次に、操作ロボット11は、棚15から生理食塩水の容器を取り出し、キャッパー53において開栓した後、テンポラリステーション9に設置する。一方、操作ステーション20の各ディッシュは一定時間放置された後、細胞の剥離を促進するためにタッピング操作を受ける。次に、操作ステーション20の各ディッシュには、新しいものに交換したチップ5を用いてテンポラリステーション9に設置された生理食塩水の容器から生理食塩水が注がれる。その後、テンポラリステーション9の生理食塩水の容器はキャッパー53によって閉栓された後、もとの棚15に戻される。
次に、操作ロボット11により、培養器具保管部56から遠心管が取り出されてテンポラリステーション9に設置される。次に、新しいものに交換したチップ5により各ディッシュから細胞を含む液が吸引され、遠心管に入れられる。次に、操作ロボット11はキャッパー53において遠心管を閉栓した後、これを遠心分離器7に設置する。これにより遠心分離が行われる。一方、空になったディッシュを載置したトレイ26は、操作ロボット11により操作ステーション20から取り除かれる。次に、新たなディッシュを載置したトレイ26が操作ステーション20に設置される。
遠心分離が終了すると、遠心管からピペット5により上澄み液が廃棄され、上述と同様にテンポラリステーション9に設置された容器から更に新たな培地が注がれる。次に、新しいものに交換したチップ5により遠心管から細胞を含む液が操作ステーション20の各ディッシュに注がれる。その後、操作ロボット11はキャッパー53において培地の容器を閉栓した後、もとのもとの棚15又は冷蔵保管庫19に戻される。続いて、操作ロボット11によりトレイ26がインキュベータ14に搬送される。以上により、本実施形態の自動細胞培養装置を用いた継代操作が完了する。
本実施形態の自動細胞培養装置では、インキュベータ14、冷蔵保管庫19、遠心分離器7、操作ステーション20、テンポラリステーション9、キャッパー53、チップスタンド8等の機器類が筐体10の背面10aに平行な設置面1に沿って配置されているので、操作ロボット11によるこれらの機器類に対する設置面1からのアクセスが容易となる。また、操作ロボット11の水平移動のためのレール13と、垂直方向に移動のための昇降ポスト3とを備えているので、機器類への正面からのアクセスが可能となり、更に操作ロボット11の操作が容易となる。また、操作ロボット11は機器類の上方を跨いで器具等を搬送することがないので、これらの器具等がディッシュ等の極度に汚染を嫌う器具類の上方を通過することによる汚染を避けることが可能となる。更に、本発明の自動細胞培養装置を実験室等の室内に設置するに際して、設置面1を実験室の壁面を沿わせることが可能なので、設置スペースを小さくすることが可能となる。
また、本実施形態の自動細胞培養装置においては、側面10c及び10dに、棚15、培養器具保管部56等の細胞培養に必要な機器類を更に配置することが可能である。これにより、限られたスペースを有効に活用することが可能となる。更に、筐体10にドア10e及びドア10fを設けたので、自動細胞培養装置のメンテナンス性が向上している。また、筐体10の前面10b、ドア10e及びドア10fが透明なので、操作ロボット11の操作状況を監視することが可能である。
本実施形態においては、筐体10がユニット10A、10B及び10Cに分解可能となっているので、自動細胞培養装置の設置、移設などを容易に行うことができる。また、本実施形態の自動細胞培養装置では、これらのユニット10A、10B及び10Cに新たに別のユニットを加えることが可能となっており、また、レール13はその延設方向に増設し得るように構成されているので、機器類の追加、拡張等も容易となり、しかも、追加、拡張により操作ロボット11の操作性が損なわれることもない。
本発明によれば、操作ロボットによる操作が容易であり、ロボットの操作状況を監視することが可能で、しかも設置、移設、機器類の追加、拡張などが可能な自動細胞培養装置が提供されるので、人体の皮膚、軟骨、骨、血管、臓器等の細胞、組織等を再生する再生医療産業、バイオ機器産業等の分野で利用可能である。
本発明の一実施形態に係る自動細胞培養装置の平面図である。 図1のQ−Q線矢視断面図である。 図1及び図2におけるP−P線矢視断面図である。
符号の説明
1 設置面
3 昇降ポスト(垂直軸部材)
5 チップ
6 ピペット装置
7 遠心分離器
8 チップスタンド
9 テンポラリステーション
10 筐体
10A ユニット
10B ユニット
10C ユニット
10a 背面(一の面)
10b 前面
10c 側面
10d 側面
10e ドア
10f ドア
11 操作ロボット
13 レール(水平軸部材)
14 インキュベータ
15 棚
16 細胞入出庫部
17 コンプレッサー
18 窒素ガス発生装置
19 冷蔵保管庫
20 操作ステーション
26 トレイ
53 キャッパー
57 廃棄ボックス

Claims (8)

  1. 細胞培養を行うための清浄空間を維持する筐体と、該筐体内に収納された細胞培養に必要な複数の機器類と、該筐体内における各機器類間での培養器具の搬送及び培養操作を行う操作ロボットとを備えた自動細胞培養装置であって、
    前記複数の機器類は前記筐体の一の面に平行な設置面に沿って配置されるとともに、前記操作ロボットを前記設置面に沿って水平方向に移動させるための水平軸部材を備えたことを特徴とする自動細胞培養装置。
  2. 前記操作ロボットを前記設置面に沿って垂直方向に移動させるための垂直軸部材を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の自動細胞培養装置。
  3. 前記機器類は、インキュベータ、保管庫、遠心分離器、操作ステーション、テンポラリステーション、キャッパー、及びチップスタンドの何れかである請求項1又は2記載の自動細胞培養装置。
  4. 前記筐体における前記一の面の両端に隣接する側面の少なくとも一方に沿って、細胞培養に必要な機器類を更に配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動細胞培養装置。
  5. 前記筐体における前記一の面に対向する面の少なくとも一部が透明であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動細胞培養装置。
  6. 前記筐体の前記一の面に対向する面にドアが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の自動細胞培養装置。
  7. 前記筐体は、前記水平軸部材に対して直角の面で分解可能に構成されている請求項1乃至6の何れかに記載の自動細胞培養装置。
  8. 前記筐体は、前記水平軸部材の延設方向に増設し得るように構成されている請求項1乃至7の何れかに記載の自動細胞培養装置。
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