JP3626952B2 - レーザー照射によって標本から個々の対象物を分離するための標本用支持装置 - Google Patents

レーザー照射によって標本から個々の対象物を分離するための標本用支持装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、標本に含まれる個々の対象物(特に細胞又は染色体などの生物対象物)をレーザー照射によって標本から単離し、これにより、これら対象物を標本から分離することに適した、標本用の、特に生物標本用の支持装置に関する。
【0002】
顕微解剖の分野などでは、個々の生物細胞を分類し回収するための汎用的な支持装置が用いられている。これに該当する工程が、例えば本出願人による国際出願公開公報第97/29355A号などに記載されている。この明細書は、平坦な支持装置に置かれた周囲生物集塊から特定の生物対象物を分離して、その生物対象物を周囲生物集塊から単離する方法を開示している。この目的を達成するために、特定の生物対象物が、レーザー照射によって周辺生物集塊から切断される。このようにして単離された生物対象物は、レーザー発射によって支持部から収集装置へ採取される。このとき使用する収集装置の例として、収集基質や収集キャップがある。一般に、この方法は、顕微鏡の支援下で切断工程及び採取工程を制御するために、適切な顕微鏡装置を併用して実施される。特定の生物対象物を切断及び/又は採取するためのレーザービームは、コンピュータによって制御されることがある。単一の生物対象物を回収すなわち分離するうえで、最初に切断工程で、続いて採取工程で行なわれる2回のレーザー照射が必須というわけではない。研究により、レーザーのエネルギー及びレーザーの焦点によっては、並びに処理対象の生物物質の構成によっては、1回のレーザー発射で周辺生物集塊から所望の生物対象物を直接分離し、その物質を収集装置に採取できることが確認されている。
【0003】
通常、レーザー照射処理の対象となる標本はガラス製の対象物キャリアの上に置かれる。ただし、使用するレーザー光を吸収するキャリア膜の上に標本が置かれる場合もある。このキャリア膜は、切断工程の際に標本と共に切断される。続いて実施される採取工程において、単離した生物対象物と、あわせて切断された膜の一部が収集装置に採取される。比較的大きな対象物を単回のレーザー発射で完全に採取できるため、この種のキャリア膜を使用することは有益である。この場合、キャリア膜は、比較的大きな領域を移送して採取可能なトレーとして機能する。フィラメントや染色体などの小さな生物対象物は、キャリア膜に付着させた後、採取工程において、形態を損なうことなく切断された膜と共に収集装置に採取できるため、より容易に単離することができる。
【0004】
しかし、キャリア膜は、膜厚が数マイクロメートル程度と非常に薄く、取り扱いが非常に困難である。このため、対象となる標本を受容する機能を有するキャリア膜のほか、膜を支える、すなわち支持するためのレーザー光透過性キャリアを使用する必要がある。従来、公知の顕微鏡等に用いられるこの種のガラス製の対象物キャリアが、この目的に使用されてきた。通常、この膜はガラス製の対象物キャリアに手作業で貼り付けられる。換言すると、この膜は、使用者によってガラス製の対象物キャリアに配置されて、膜とガラス製の対象物キャリアとの間に特殊な接着剤を塗布することで、ガラス製の対象物キャリアに随意的に固定される。
【0005】
しかし、この操作はかなり複雑である。さらに、膜の「波形状(Welligkeit)」、すなわち膜と対象物キャリアとの間に生じる個々の隙間の発生を防ぐことができない。この隙間は、レーザー処理と、これと通常並行して実施される顕微鏡下での観察とを妨げる。また、この種の隙間は、対象物キャリアに膜を付着させるための接着剤の塗布時にも発生する。特に、生物学、化学又は医学の分析及び実験の分野では水性溶媒又は水溶性調合物(アルコールなど)が頻繁に使用されるため、接着剤と水とが接触するのを避けることができない。しかし、水性接着剤を用いると、対象物キャリアから膜が外れてしまうため、望ましくない。
【0006】
したがって、本発明の目的は、レーザー照射によって標本から個々の対象物を分離することに適し、かつ使用する膜の取扱いを容易にするため、分離工程を容易に実施できるようにする標本用の、特に生物標本用の支持装置を提供することにある。
【0007】
本発明によれば、本目的は、請求項1に記載の特徴を備える支持装置によって達成される。各場合の従属項は、本発明の好適かつ有益な実施形態を定義する。 本発明によると、レーザー光吸収膜を伸張させ、これにより上記した波形状の問題を解決するための保持装置すなわち保持手段が提供される。
【0008】
レーザー照射によって処理される標本を受容するのに使用される膜は、キャリア手段上に載置することが可能であり、保持手段は、膜とキャリア手段とを共に保持するように構成される。このようにして、膜とキャリア手段とが一体となる。換言すれば、膜とキャリア手段とが「まとまり(Packets)」となるため、支持装置を全体として容易に扱えるようになる。
【0009】
キャリア手段は、例えば、レーザー光透過性を有する従来の対象物キャリア、特にガラス製のキャリアなどであり、保持手段は、特に外枠の形状などを有する。この外枠によって、膜が対象物キャリアに堅固に固定され、かつ伸張されるため、膜と対象物キャリアとの間に生ずる隙間、すなわち膜表面に形成される「波形状」が防止される。熱付加により(真空等によって)、対象物キャリアに膜を平坦な状態で載置することが可能である。
【0010】
キャリア手段は、レーザー光吸収膜よりも比較的厚い膜、例えば、膜厚約20μmのテフロン(商標名)膜であり得る。この場合も、枠の形状を備えた保持手段によって、2枚の膜を一体として保持することが可能である。
【0011】
本発明による保持手段を、ペトリキャップと、対象となる標本を保持するのに使用されるレーザー光吸収膜と、及び直接接触によって保持される前記膜を支持すなわち支えるための別の膜とで構成することは特に有益である。こうすることで、生きた細胞又は細胞培養株をペトリキャップで培養したのちに、レーザー照射によってこれらをレーザー光吸収膜から直接採取するか、或いは切断工程後に採取することができる。
【0012】
本発明の別の実施形態により、レーザー光吸収膜が提供される。この膜は、レーザー照射によって、膜上に載置されている標本と共に切断及び採取される。膜は、マスクの形状を備えた接着テープによって、下方に存在する対象物キャリア、例えば、ガラス製の対象物キャリア、或いは厚いレーザー光透過膜(テフロン(商標名)など)に固定されている。この場合、レーザー光吸収膜が下方に存在するキャリア手段に直接配置され、接着テープによって膜の周縁部が下に存在するキャリア手段に固定されて、レーザー光吸収膜が伸張されるように接着テープが取り付けられる。
【0013】
本発明によるレーザー光吸収膜は、例えば、ポリエステル又はポリエチレン−ナフタレンからなる。ポリエチレン−ナフタレン膜は、レーザー照射、例えばUVレーザー照射によって容易に切断可能であり、このためかなり低い切断エネルギーで非常に良好な切断線が得られるという利点を備えている。ポリエチレン−ナフタレン膜は、特にガラス製の対象物キャリアと併用に適し、かつ有益である。生物物質に近接している対象物(染色体又はフィラメント等)を切断する際に、純粋な標本を得るために、生物物質を最初にある程度切除しなければならないが、低レーザーエネルギーで切除を行うことができる。切除時に、上方に生物物質が置かれている膜を損傷してはならない。この点、膜を破損することなく、膜上に置かれている生物物質を選択的に切除できるため、ポリエステル膜は有益であり得る。したがって、ポリエステル膜を使用することで、細胞コンパートメント、染色体、フィラメント、細胞核などの非常に小さな生物対象物でも周辺生物物質から採取できるようになる。
【0014】
レーザー光吸収膜と、下方に存在し、この膜を支えるキャリア膜との併用は一般に有益であるという点に留意すべきである。これは、膜−膜の組み合わせにおいては、特にフィラメントや染色体を観察する際に、100倍レンズなどの作動距離の短いレンズを使用できるためである。ガラス製の一般的な対象物キャリア(膜厚1mm)を使用する場合ば、通常は40倍レンズ等の作動距離の長いレンズを使用しなければ満足のいく結果が得られない。
【0015】
生物学、化学又は医学の分析及び実験の分野においては、細胞液などを頻繁に処理するため、対象となる標本を受容し、標本と共に切断又は採取されるレーザー光吸収膜は、膜上での液体のビーディングを防止し、液体が膜上に均一に広がるように、少なくとも親水化処理を施されていなければならない。支持体すなわちキャリア膜が使用される場合、この第2の膜も有利に親水化処理を施されている必要がある。一般に、膜の親水化処理は、膜表面をイオン化するプラズマ工程などの従来の工程により達成される。
【0016】
上記したように、本発明は、好適には生きた細胞、固定化した細胞、細胞要素、染色体、フィラメントなどの生物標本を処理し、個々の生物対象物を分離するために使用される。しかし、本発明は、非生物対象物及び無生物のレーザー処理にも適する。例えば、顕微鏡でしか見えない大きさのガラス、シリカ又はプラスチックの小さな物体を、周辺物から単離するために本発明を使用してもよい。しかし、生物集塊又は生物標本から個々の生物対象物を分離する例を参照して、説明のために本発明、特に本発明の好適な実施形態を下記に記載する。
【0017】
図1に断面が示されている支持装置は、いわゆるペトリキャップの形状を備える。この例では、支持装置は、上部が開口しており、下部が第1の膜2により閉じられている円筒形の本体部分3である。この膜2は、例えばテフロン(商標名)からなり、膜厚は20μmである。膜2は、周縁環状部4によって、本体部分3の下部において、環状部4と本体部分3との間に固定されており、平坦に保たれる。一般に、この種のペトリキャップは公知であり、商業的に入手可能である。このペトリキャップと、使用される膜2とに特有の利点として、膜2上に生物細胞を培養できる点がある。
【0018】
本発明によると、レーザー照射によって切断され、上記のレーザー採取効果によって対象物を(直接的にさえも)採取可能なように構成されている別の膜1は、膜2の上に直接載置される。したがって、レーザー照射時に、膜1はレーザー光を吸収するのに対し、膜2は、レーザー光による損傷を受けないようにレーザー光を透過させる必要がある。レーザー光透過膜2と同様に、レーザー光吸収膜1は、膜表面が平坦となるように、環状部4とペトリキャップの本体部分3との間に張られている。2枚の膜1,2は随意的に接合されるか、或いは互いに付着される。
【0019】
対象となる生物物質は、レーザー光吸収膜1に取り付けられる。ペトリキャップの形状を備えた本発明による支持装置の構成は、細胞培養株をペトリキャップ内で培養し、その後直ちにレーザー処理を行って、生物物質から個々の生物対象物を分離でき、ペトリキャップから細胞培養株を取り出して従来の対象物キャリアに置かずに済むため、特に有益である。
【0020】
レーザー処理を行なうため、例えばレーザー装置によって生成されたレーザービームが下方からペトリキャップに照射され、レーザー光透過膜2を通過するように、対象物を載置した図1のペトリキャップはレーザー装置の上方に置かれる。このとき、膜2はかなり薄いレーザー光吸収膜1の台座すなわち支持部として機能する。膜1はレーザー光吸収膜であるため、ペトリキャップとレーザービームとを適切に相対移動させることによって、上に生物物質を載せた膜1がレーザービームによって切断され得、これによって事前に選定済みの個々の生物対象物が周辺生物物質から切り出される。このようにして、所望の生物対象物を分離したのち、単回又は複数回のレーザー発射によって、所望の生物対象物と、共に切断されたレーザー光吸収膜1の一部とが、収集基質又は収集キャップなどの収集装置に向けて上方に採取される。これは、上記の国際出願公開公報第97/29355A号に詳細が記載されている、レーザー誘起による採取工程に基づいて実施される。この開示は、参照により本明細書に援用される。従来の(正立型又は倒立型の)顕微鏡をレーザー装置に取り付けて、所望の生物対象物を選択することが可能である。例えばコンピュータ支援下で顕微鏡による観察を行い、レーザー照射により生物対象物を(この場合もコンピュータ支援によって)分離することが可能である。研究により、対象の生物物質の構成、切断工程におけるレーザーの種類、レーザーエネルギーの設定及びレーザーの焦点によっては、単回のレーザー発射により個々の生物対象物を生物物質から採取可能であることが確認されている。
【0021】
一般に、レーザー処理には、UVレーザー光を発するパルスレーザーが用いられる。これには、Nレーザー、エキシマレーザー、Nd:YAGレーザー、Arイオンレーザーなどがある。
【0022】
上記のように、対象となる生物物質が置かれるレーザー光吸収膜1は、支持部として機能する膜2よりもかなり薄い。例えば、膜厚0.9μm〜1μmのポリエステル膜、或いは膜厚約1.35μmのポリエチレン−ナフタレン膜などを、レーザー光吸収膜1として使用することができる。ポリエチレン−ナフタレン膜は、かなり低いレーザーエネルギーによって容易に切断されるため、細胞組織などのレーザー処理に有益である。これに対して、ポリエステル膜は、染色体又はフィラメントなどのように、採取される生物対象物が周辺生物物質と近接している場合に有益である。これは、標本を得る際に、最初に周辺生物物質の選択的切除を行なわなければならないことが多く、ポリエステル膜を用いると、膜を破壊せずに選択的切除を行なうことができるためである。
【0023】
以上総括すると、図1に示すように、レーザー照射により処理される生物物質のための非常に小さな支持装置が提供される。この支持装置は、使い捨て可能な物品として特に製造され得る。本実施形態では、レーザー光吸収膜1を、キャリア物質2(本実施形態では膜の形状を取る)の上方に手動操作で取り付ける作業が不要となる。膜1,2が、本体部分3と環状部4との間に固定されるため、特に膜1の表面が平坦となり、膜1と膜2とが密接に接触することが保証される。このように、2つの膜の表面の「波形状」の発生が防止される。
【0024】
図2に、本発明による支持装置の第2の実施形態を示す。
図2においても、レーザー光吸収膜は符号1で示され、この下方に位置し、レーザー光吸収膜のための支持部又は土台として機能するレーザー光透過膜は符号2で示されている。この2枚の膜の構成に関して、上記の図1の実施形態が参照される。図2に示す本支持装置の端部の拡大断面図からより詳細にわかるように、2枚の膜1,2は、プラスチック材料等からなる枠3によって、2枚の膜1,2が隣接するように、或いは直接接触するように固定される。このため、全てが一体となり、その分だけ取扱いが容易な部品が提供される。図2の実施形態において、膜を囲繞している枠3の中に2枚の膜1,2が張られている。図1の実施形態と同様に、基本的に枠3は、2枚の膜1,2の表面を平坦に維持する第1の機能と、2枚の膜1,2を堅固に保持する第2の機能との2つの機能を有する。枠3は、平坦な金属枠であり得、好適には特殊な金属からなる枠である。
【0025】
図2からわかるとおり、図中の支持装置は、より詳細には商業的に入手可能な顕微鏡に用いられる従来型の対象物キャリアの形状を備える。図1の実施形態に関して記載したように、レーザー光吸収膜1に置かれた生物物質をレーザー処理するために、周辺生物物質から個々の生物対象物を分離し、収集装置に向けて採取できるように、図中の支持装置は、レーザー装置の上方に(或いは正立型顕微鏡の場合は下方に)配置されて、UVレーザー光などが照射されることがある。
【0026】
原理的には、レーザー光透過膜に代わって、レーザー光透過性を有する硬い物体をキャリアすなわち支持部として使用し、この上にレーザー光吸収膜1を配置することが可能である。この場合、支持部は、特に商業的に入手可能な、例えば、膜厚約1mm又は約0.17mmの従来型のガラス製の対象物キャリアであり得る。この場合、対応するレーザー光によって切断され、上に置かれた生物対象物と共にレーザー発射によって採取されるレーザー光吸収膜は、枠3によってガラス製の対象物キャリア2に堅固に固定される。原理的には、ガラス製の対象物キャリアは細胞組織のレーザー処理に適しているが、薄手のガラス製の対象物キャリア(厚さ0.17mm)は破損し易く、また通常のガラス製の対象物キャリア(厚さ1mm)は作動距離が比較的長いレンズでしか使用できない。これに対し、膜−膜の組み合わせを用いる場合には、100倍レンズ等の作動距離の短いレンズも使用できる。
【0027】
図3は、本発明のさらに別の実施形態に示す。片側に斜視図を、もう一方の側に図に示す実施形態の端部の拡大断面図を示す。
図3の実施形態では、キャリア物質として、レーザー光吸収膜を支持する従来型のガラス製の対象物キャリア2を用いる。レーザー光吸収膜1は、周囲、特に全周を取り巻き、ガラス製の対象物キャリアに対応するマスクの形状を備えた接着剤又は接着テープ3によってガラス製の対象物キャリア2に保持されている。換言すれば、接着テープ3の端部は矩形の形状を有し、接着テープ3の内側端部は膜1の側方表面上に置かれており、外側端部はガラス製の対象物キャリアの外面に置かれている。このため、レーザー光吸収膜とガラス製の対象物キャリア2とが堅固に保持されるほか、この実施例においても、その分だけ取扱いが容易な部品が提供される。
【0028】
当然ながら、図1,2の実施形態と同様に、ガラス製の対象物キャリアに代わって支持膜を使用することも可能である。レーザー光吸収膜2の構成及び対象物キャリア2又は相当するキャリア膜の構成に関し、上記の実施形態が参照される。
【0029】
図4に、本発明による支持装置のさらに別の実施形態を示す。
図4に示す支持装置は、原理的には図2に示す支持装置と同じ構造を有しており、その断面が示されている。このため、この支持装置は、レーザー光吸収膜1と、その下方に置かれ、レーザー光吸収膜の支持体又は基質として作用するレーザー光透過膜2とを保持しかつ伸張させるための枠3とからなる。使用する顕微鏡のレンズを、レーザー光吸収膜1上に置かれる標本の近くまで移動できるように、枠3は可能な限り薄く作られている。また、枠3は可能な限り浅く作られているため、採取される生物対象物を捕獲するための収集レセプタクルを支持装置に接近させ、飛散を低減させつつ生物対象物を採取することができる。
【0030】
図4によれば、図2の実施形態を補助するために、生きた(液状の)細胞培養株のための注入口連結部を備えた平行六面体形状のレセプタクルが枠3上に配置されて、シリコン接着剤6などの手段によって付着される。このため、レセプタクル5の内側は気密的に封止され、セプタクル5のレーザー光吸収膜1上に存在する細胞培養株は、支持装置上のインキュベーターの中で成長できるようになる。
【0031】
図4に示した支持装置をレーザー顕微解剖システムで用いるため、適切な牽引力を付与することによって、レセプタクル5を枠3から取り外すことができる。これにより、取り出された支持装置を、図2に示した例と同様に使用することができる。シリコン接着剤6によって、レセプタクル5と枠とは脱離可能に固定される。
【0032】
自明のことであるが、レセプタクルは、別の着脱可能な方法(例えば、真空固着など)によって支持装置に脱離可能に固定され得、好適には、枠3に固定され得る。レセプタクル5の周縁部は、図4の実施形態に示したような周辺枠3の周縁部と係合するようになっている必要は必ずしもない。レセプタクル5の高さは、例えば1cm程度である。
【0033】
上に記載し、かつ図1〜4に示した実施形態のいずれにおいても、キャリア手段2は、レーザー光吸収膜1の支持部として用いられていた。レーザー光吸収膜をキャリア手段2として使用すること(図1,2及び4に示した実施形態を参照)は、ガラス製の対象物キャリア(図3の実施形態を参照)を使用する場合に比べ、特に高倍率の顕微鏡を使用する場合において有益である。これは、支持膜が良好な光学的特性を有し、これにより優れたマイクロ検査性能が得られるためである。
【0034】
しかし、本発明は上記した種類のキャリア手段の使用に限定されず、キャリア手段2を全て省略して、レーザー光吸収膜1を保持及び配置して、上記と同様にレーザー光吸収膜1を十分に伸張させることも可能である。乾燥標本を使用する場合は、特にこのような構成で十分である。この場合、レーザー光吸収膜1は、例えば枠3に付着され得る。レーザー光吸収膜1に置かれる標本にその後化学的な工程が施されない場合は、この構成で十分である。しかし、レーザー光吸収膜1に置かれる標本にその後化学的な工程が施される場合は、図1〜4に示した、接着剤を使用せずにレーザー光吸収膜1を枠3に固定する方法は、化学薬品に対する耐性に優れ、有益である。
【0035】
上に置かれる生物物質のキャリアとして、レーザー光吸収膜1のみを用いる場合、個々の生物対象物を切断及び採取する際に、膜1に生成された穴から液体が流出する。このため、生きた細胞などの液状標本を使用する場合、上記のタイプのキャリア手段2、特に支持膜を使用することは有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による支持装置を示す図。
【図2】本発明の第2の実施形態による支持装置を示す図。
【図3】本発明の第3の実施形態による支持装置を示す図。
【図4】本発明の第4の実施形態による支持装置を示す図。

Claims (22)

  1. 前記標本を受容するためのレーザー光吸収膜(1)と、前記レーザー光吸収膜(1)を保持するために設けられたキャリア手段(2)と、前記レーザー光吸収膜(1)と前記キャリア手段(2)とを保持し、かつ前記レーザー光吸収膜(1)を伸張させるための保持手段(3,4)からなり、レーザー照射によって標本から個々の対象物を分離するための標本用の支持装置であって、前記キャリア手段(2)は、上部に前記レーザー光吸収膜(1)が直接載置されている別の膜であることを特徴とする装置。
  2. 前記レーザー光吸収膜(1)はポリエチレン−ナフタレン膜であることを特徴とする、請求項1に記載の支持装置。
  3. 前記ポリエチレン−ナフタレン膜の膜厚は約1.35μmであることを特徴とする、請求項2に記載の支持装置。
  4. 前記レーザー光吸収膜(1)はポリエステル膜であることを特徴とする、請求項1に記載の支持装置。
  5. 前記ポリエステル膜の膜厚は0.9μm〜1μmであることを特徴とする、請求項4に記載の支持装置。
  6. 前記別の膜(2)はテフロン(商標名)からなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の支持装置。
  7. 前記別の膜(2)の膜厚は約20μmであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の支持装置。
  8. 前記別の膜(2)はレーザー光を透過することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の支持装置。
  9. 前記レーザー光吸収膜(1)は親水化処理が施されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の支持装置。
  10. 前記保持手段(3,4)は前記レーザー光吸収膜(1)と前記別の膜(2)との全周に形成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の支持装置。
  11. 前記保持手段(3,4)は前記レーザー光吸収膜(1)と前記別の膜(2)とを伸張させる枠の形状を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の支持装置。
  12. 前記レーザー光吸収膜(1)は前記枠に固定されていることを特徴とする、請求項11に記載の支持装置。
  13. 前記レーザー光吸収膜(1)は前記枠に接着されていることを特徴とする、請求項12に記載の支持装置。
  14. 前記保持手段(3,4)はペトリキャップの部品であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の支持装置。
  15. 前記レーザー光吸収膜(1)と前記別の膜(2)とは前記保持手段(3,4)によって前記ペトリキャップの基部に保持されていることを特徴とする、請求項14に記載の支持装置。
  16. 前記保持手段(3)は接着テープ形状を有し、前記接着テープ(3)の粘着面は、第一に前記レーザー光吸収膜(1)の端部表面と接触し、第二に前記別の膜(2)と接触していることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の支持装置。
  17. レセプタクル(5)が、前記標本を受容するように設けられ、かつ固定手段(6)によって前記支持装置に脱離可能に固定されていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の支持装置。
  18. 前記固定手段(6)は、前記レセプタクル(5)と前記支持装置との間に脱離可能な接着による付着を与えるように構成されていることを特徴とする、請求項17に記載の支持装置。
  19. 前記固定手段(6)によって達成される前記支持装置への前記レセプタクル(5)の固定が、前記レセプタクル(5)又は前記支持装置に作用する力を付与することによって脱離可能であるように、前記固定手段(6)は構成されていることを特徴とする、請求項17又は18のいずれか1項に記載の支持装置。
  20. 前記レセプタクル(5)は前記固定手段(6)によって前記支持装置の保持手段(3,4)に固定されていることを特徴とする、請求項17〜19のいずれか1項に記載の支持装置。
  21. 生きた細胞培養株が前記標本として使用されるときに、前記細胞培養株が前記支持装置上の前記レセプタクル(5)内で成長可能なように、前記レセプタクル(5)は構成されていることを特徴とする、請求項17〜20のいずれか1項に記載の支持装置。
  22. 前記支持装置は生物標本を受容し、前記生物標本から個々の対象物を分離するために構成されていることを特徴とする、請求項1〜21のいずれか1項に記載の支持装置。
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