JP6529910B2 - 細胞培養容器及び細胞培養物収容済み容器 - Google Patents

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Description

本発明は、細胞培養容器及び細胞培養物収容済み容器に関する。
従来より、組織片や細胞懸濁液などの細胞含有物を培養したり、収容したりするのに用いられる細胞含有物用容器が知られている。例えば、特許文献1には、袋状のチャンバーと、このチャンバー内への組織片の搬入出のために開閉する開閉部と、組織片をチャンバー内で挟持する組織片挟持部とを備えた細胞含有物用容器が開示されている。
特開2005−87029号公報
ところで、医療機器の滅菌等においては、滅菌後の医療機器に微生物が存在する確率を示す指標として無菌性保証水準(Sterility Assurance level:SAL)を用い、10-6以下を達成することで無菌性を保証している。また、医療機関では、滅菌されているものは清潔なものとして取り扱われ、滅菌されていないものは不潔なものとして取り扱われる。
ここで、特許文献1の細胞含有物用容器(培養装置)は、チャンバー内に細胞含有物が収容されたあとは、細胞含有物収容済み容器となる。最終製品である細胞含有物は滅菌処理できないため、製造するプロセスや出荷検査などで無菌性を担保することになるが、細胞含有物収容済み容器の外面は、外部に暴露されるため、このままでは無菌性を担保できない。医薬品や医療機器が収容される場合、一般的には、最終製品と一緒に収容済み容器に対しても照射滅菌やガス滅菌などの滅菌処理を施すことができるため、無菌性を保証できる。
しかしながら、これらの医薬品や医療機器と異なり、最終滅菌が行えない細胞含有物を収容している細胞含有物収容済み容器については、容器外面のみの滅菌処理が要求されるが、細胞含有物にダメージを与える可能性を考慮する必要があり、たとえ、容器外面のみに滅菌処理が施せたとしても条件設定までに手間が掛かり、負担が大きい。また、細胞含有物にダメージを与えない条件を設定できたとしても、十分に滅菌されないおそれがある。このため、細胞含有物収容済み容器は、外面の無菌性を十分に担保することができず、医療機関では不潔なものとして取り扱われる。しかし、清潔物として取り扱いたいという要望がある。また、細胞含有物を収容した状態での滅菌処理は、処理条件の微妙な変化が細胞含有物に影響を与える可能性があるため、その条件設定が複雑であり、かつ困難である。更に、特許文献1の細胞含有物用容器は、組織片の挟持を目的としているため、外からの力(特許文献1では挟持による押圧力)によって形状が変形しやすい状態の細胞含有可変物(細胞含有ゾルや細胞含有ゲルなど)については、所望の形状に維持することが困難であり、三次元構造(立体構造)の細胞培養物を得るには不適である。また、特許文献1では細胞含有物をシート状の培養面で培養しているため、培養面に接している部分は培地による栄養供給が少なくなり、細胞が増殖しにくいという問題もあった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、細胞含有可変物を培養又は収容するための袋の外面を滅菌状態のまま維持することを目的とする。また、袋の外面を滅菌状態とするための滅菌処理の条件設定を容易にすることを目的とする。更に、所望の三次元構造を有する細胞培養物を作製できること及び細胞含有可変物全体にほぼ均質に栄養供給して細胞を増殖させた細胞培養物を得ることを目的とする。
本発明の細胞培養容器は、
細胞含有可変物を収容するために用いられる容器であって、
内部が閉空間となっている内袋と、
前記内袋に設けられたシール部と、
前記内袋に収容され、少なくとも一部が液体を通過可能な保持部と、
内部が滅菌された閉空間となっており、前記シール部が露出するようにして前記内袋を内包する外袋と、
を備えたものである。
この細胞培養容器では、内袋は、シール部が露出した状態で外袋に内包されている。また、内袋の外面と外袋の内面とによって囲まれた空間は、滅菌状態の閉空間となっている。この空間を滅菌状態とするには、細胞含有可変物を注入する前の状態でガンマ線照射処理などの滅菌処理を施せばよい。また、この空間は閉空間のため、滅菌状態が維持される。そのため、細胞含有可変物を収容するための内袋の外面は、滅菌状態のまま維持される。また、細胞含有可変物を注入する前の状態で滅菌処理を施すため、滅菌処理の条件設定を細胞含有可変物への影響を考慮することなく比較的容易に行うことができる。更に、保持部は少なくとも一部が液体を通過可能なため、細胞含有可変物を保持部に保持させたあと、この内袋に培地を加えて細胞含有可変物を培養すると、細胞含有可変物全体に栄養供給され、ほぼ均質に細胞が増殖する。更にまた、細胞含有可変物が保持部へ注入される際には、シール部を外して細胞含有可変物を保持部へ注入したあとシール部を閉じてもよいし、シール部を付けたまま細胞含有可変物を収納した容器からシール部を介して細胞含有可変物を保持部へ注入してもよい。
なお、「細胞含有可変物」とは、細胞を含有する物質であって外力によって形状が変形しやすい状態のものをいい、例えば、細胞含有ゾルや細胞含有ゲルなどが挙げられる。細胞含有ゾルとしては、例えば、細胞懸濁液とコラーゲン溶液とを混合した細胞−コラーゲン混合液などが挙げられる。また、「細胞培養物」とは、細胞含有可変物(特に細胞含有ゲル)を培養して得られる培養組織を意味する。「シール部」とは、後述するゴム栓部のほか、キャップやプラグ等のように着脱可能な部材であってもよい。「シール部」には、必要に応じて抗微生物剤を含有させてもよい。
本発明の細胞培養容器において、前記シール部は、ゴム栓部であり、前記保持部は、少なくとも底面が液体を通過可能な凹部を有し、前記細胞含有可変物が前記保持部へ注入される際には、前記細胞含有可変物を入れたシリンジの針が前記ゴム栓部に差し込まれ、前記針から前記凹部に前記細胞含有可変物が注入されるものであってもよい。この細胞培養容器では、細胞含有可変物を入れたシリンジの針がゴム栓部に差し込まれ、その針から保持部の凹部に細胞含有可変物が注入される。ゴム栓部は、シリンジの針を差し込んだり抜いたりすることができ、針の抜き差しを行ったとしても弾性によって気密が維持されるものであればよい。
本発明の細胞培養容器において、前記凹部は、側面も液体を通過可能であってもよい。こうすれば、細胞含有可変物に含まれる細胞には凹部の底面側のみならず側面側からも培地が供給される。その結果、細胞含有可変物を凹部に保持させたあと、この内袋に培地を加えて細胞含有可変物を培養すると、細胞含有可変物全体に一層均質に細胞が増殖する。
本発明の細胞培養容器において、前記保持部は、前記凹部を覆うカバーを有し、該カバーは、液体を通過可能であってもよい。こうすれば、凹部とカバーとによって囲まれた保持空間に供給される細胞含有可変物の形状が崩れにくい。また、カバーは液体を通過可能なため、保持空間にはカバー側からも培地が供給される。
本発明の細胞培養容器において、前記内袋の内部には、フレームが配置され、前記保持部は、前記フレームに取り外し可能な状態で固定されていてもよい。こうすれば、保持部が内袋の内部で自由に移動するのを抑制することができる。また、フレームから保持部を取り外すことができるため、各保持部を内袋から容易に取り出すことができる。こうしたフレームは、内袋の縁に沿って配置されていてもよい。例えば、内袋が長方形状の場合には、フレームはそのうちの一辺に沿うように直線状に形成されていてもよいが、二辺に沿うようにL字状に形成されていてもよいし、三辺に沿うようにU字状に形成されていてもよいし、四辺に沿うように長方形状に形成されていてもよい。
本発明の細胞培養容器において、前記シール部は、前記内袋に複数設けられ、前記保持部は、前記シール部に対応して複数収容され、前記外袋は、複数の前記シール部がすべて露出するようにして前記内袋を内包していてもよい。こうすれば、複数の保持部で培養した細胞培養物は同じ環境下で培養したものとなり、同等性の精度が高くなる。そのため、例えばそのうちの一つを検査用、それ以外を移植用にすることができる。
本発明の細胞培養容器において、前記内袋は、開口部を有し、該開口部に前記シール部ゴム栓部が配置された状態で前記シール部ごと前記開口部が接着されたものであり、前記外袋は、前記内袋の開口部の外面と接触する部分を残して周縁が封鎖され、前記内袋の開口部の外面と該外面に接触する前記外袋の内面とは、前記内袋の開口部の接着力よりも小さな接着力を持つ袋間シール部によって封鎖されていてもよい。また、開口部を除く他の辺についても、作業者の手で容易に剥がすことのできる程度のシール強度であることが望ましい。この細胞培養容器は、細胞含有可変物を保持部に注入し、培養後に細胞培養物を輸送する際、外袋の外面が不潔になったとしても、輸送後に無菌室で外袋を取り外して内袋をむき出しにすれば、内袋を清潔なものとして取り扱うことができる。その際、袋間シール部の接着力つまり内袋と外袋との接着力は、内袋の開口部の接着力よりも弱いため、内袋の密閉状態を維持したまま、外袋を内袋から容易に取り外すことができる。
本発明の細胞培養物収容済み容器は、上述したいずれかの細胞培養容器と、前記保持部に保持された細胞培養物と、を備えたものである。この細胞培養物収容済み容器によれば、上述した細胞培養容器を用いているため、上述した効果をそのまま得られる。なお、保持部に保持される細胞培養物は、どのような形態のものでもよく、例えば、ゲル状であってもよいし、培養によって強固な固体になっていてもよい。
細胞培養容器10の斜視図。 保持部30の組立斜視図。 培養終了後の細胞培養容器10から内袋20を取り出す場合の一例を示す説明図。 分離可能なフレーム40の一例を示す説明図。
本発明の好適な一実施形態を図面を用いて以下に説明する。 図1は細胞培養容器10の斜視図、図2は保持部30の組立斜視図である。
細胞培養容器10は、細胞含有可変物を収容するために用いられる容器であり、図1に示すように、内袋20、ゴム栓部24、保持部30及び外袋50を備えている。
内袋20は、全体形状が長方形の袋である。内袋20の開口部22は、5つのゴム栓部24が配置された状態で熱溶着によりシールされている。このため、内袋20の内部は閉空間となっている。この内袋20の内部には、各ゴム栓部24に対応して5つの保持部30が配置されている。また、内袋20の内部には、U字状に曲げられた樹脂製のフレーム40が内袋20の3辺に沿うように配置されている。このため、フレーム40は、内袋20の内部で自由に動くのを制限されている。
ゴム栓部24は、シリンジ60の針62を差し込んだり抜いたりすることができるものであり、針62の抜き差しを行ったとしてもゴムの弾性によって気密が維持される。ここでいうゴムとは、ウレタンゴム、ブチルゴム、エチレンゴム、シリコーンゴムなどの既知のゴムのほか、意図された目的に適合する他のエラストマー材料も含む意であり、これらのうちの1種を単独で用いてもよいし2種以上を混合して用いてもよく、更に、抗微生物剤を含有させてもよい。
保持部30は、フレーム40に樹脂製の枝部42を介して固定されている。このため、各保持部30は、内袋20の内部で自由に動くのを制限されている。枝部42は、フレーム40と結合する側が太く、保持部30と結合する側が細く形成されている。保持部30をフレーム40から取り外すには、枝部42の細い部分を上下に数回撓ませて折損させる。保持部30は、図2に示すように、凹部34を備えた下部プレート32と、カバー38を備えた上部プレート36とが一体化されたものである。
下部プレート32は、全体形状が長方形状の薄い樹脂製のプレートであり、中央付近に開けられた丸穴から下方に形成された凹部34を有している。凹部34は、丸穴の外周縁に約90°おきに4つ設けられた細い柱34aと、これら4つの柱34aの先端を繋ぐ細いリング34bと、リング34bによって囲まれた円形の底面34cと、丸穴の外周縁とリング34bとの間に形成された側面34dとを備えている。底面34c及び側面34dには、液体が通過可能なメッシュ素材が張り付けられている。メッシュ素材の網目の大きさは、使用する細胞含有可変物が容易に漏れ出さない程度に適宜設定すればよい。下部プレート32は、ゴム栓部側の辺から凹部34に向かって延びるガイド溝32aを有している。また、下部プレート32は、上面の対角線上の2隅に係止突起32bを有している。更に、下部プレート32は、枝部42を介してフレーム40に固定されている。
上部プレート36は、下部プレート32と同形状の薄い樹脂製のプレートであり、中央付近に開けられた丸穴を覆うカバー38を有している。カバー38は、丸穴の外周縁に約90°おきに4つ設けられた細い柱38aと、これら4つの柱38aの先端を繋ぐ細いリング38bと、リング38bによって囲まれた円形の上面38cと、丸穴の外周縁とリング38bとの間に形成された側面38dとを備えている。上面38c及び側面38dには、先ほどと同様のメッシュ素材が張り付けられている。上部プレート36は、ゴム栓部側の辺からカバー38に向かって延びるガイド溝36aを有している。また、上部プレート36は、下面の対角線上の2隅に係止穴36bを有している。下部プレート32と上部プレート36とは、係止突起32bを係止穴36bに嵌め込むことにより着脱自在に一体化されて保持部30となっている。細胞含有可変物は、凹部34とカバー38とによって囲まれた保持空間30aに注入される。また、ガイド溝32a,36aによって、シリンジ60の針62を保持空間へ導くガイド穴30bが形成される。
外袋50は、図1に示すように、全体形状が直方体の袋であり、開口部52を残し周縁が封鎖されている。この外袋50は、内袋20のゴム栓部24が外袋50の開口部52から外部へ露出するようにして内袋20を内包している。また、内袋20の開口部22の外面と外袋50の開口部52の内面とは熱溶着によりシールされて袋間シール部54を形成している。外袋50の開口部52のうち内袋20が存在しない部分は、外袋50の内面同士が熱溶着によりシールされている。そのため、内袋20の外面と外袋50の内面とによって囲まれた空間は、閉空間56となっている。この閉空間56は、滅菌処理が施され、滅菌状態が維持されている。滅菌処理は、例えば、この細胞培養容器10の上方からガンマ線を照射して滅菌すればよい。
ここで、内袋20の材料と外袋50の材料は、内袋20の開口部22の内面同士を熱溶着したときの接着力の方が内袋20の開口部22の外面と外袋50の開口部52の内面とを熱溶着したときの接着力や外袋50の開口部52の内面同士を熱溶着したときの接着力よりも強くなるように選定されている。このような内袋20や外袋50に使用できる樹脂素材としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、エチレンプロピレン(EP)、エチレン−酢酸ビニル(E/VAC)、エチレン−ビニルアルコール(E/VAL)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリスチレン(PS)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が挙げられる。内袋20と外袋50とは少なくとも異なる材料であることが好ましく、その組合せとしては、例えば、内袋20の材料をエチレン−酢酸ビニル(E/VAC)とし、外袋50の材料をポリエチレン(PE)としてもよいし、内袋20の材料をポリ塩化ビニル(PVC)とし、外袋50の材料をポリプロピレン(PP)としてもよい。
次に、細胞培養容器10に細胞含有可変物として細胞含有ゲルを収容し培養する場合の一例を、図1を参照しながら説明する。まず、細胞含有ゾルを用意する。細胞含有ゾルとしては、例えば、軟骨細胞に10%FBS含有DMEM培地を加えて所定の細胞密度(例えば1×107個/mL)となるように調製した軟骨細胞液と3%アテロコラーゲン溶液とが所定の割合(例えば1:4)になるように混合した混合液が挙げられる。この細胞含有ゾルは、高粘性の液状物(スライム)である。この細胞含有ゾルを充填したシリンジ60の針62を、細胞培養容器10の1つのゴム栓部24に差し込む。そして、ガイド穴30b(図2参照)に沿って針62をガイドしながら、その先端を保持部30の凹部34とカバー38とによって囲まれた保持空間30a(図2参照)に到達させる。その状態でシリンジ60のピストンを操作して、針62からその空間30aへ細胞含有ゾルを所定量注入する。この操作を、5つの保持空間30aのそれぞれに対して行う。その後、5%CO2、37℃の条件下で静置して、細胞含有ゾルのゲル化を行う。これにより、保持空間30aには、軟骨細胞が包埋された細胞含有ゲルが保持された状態になる。その後、いずれかのゴム栓部24から内袋20の内部へ液体培地を注入し、インキュベータ中で細胞含有ゲルを培養する。液体培地としては、例えば、50μg/mLアスコルビン酸及び100μg/mLヒアルロン酸を含むように調製した10%FBS含有DMEM培地が挙げられる。培養中、必要に応じて液体培地を交換する。培地交換も、ゴム栓部24に針を刺して行う。
次に、培養終了後の細胞培養容器10から内袋20を取り出す場合の一例を、図3を参照しながら説明する。図3では、培養された軟骨細胞を含有する細胞含有ゲルをグレーで示した。まず、細胞培養容器10の外袋50のうち内袋20の開口部22の外面と接触している部分を除く周縁をカット線CLに沿ってカットする(図3(a)参照)。次に、カットしたあとの外袋50の上下各面をつまみ、上面を上方へ、下面を下方へ引っ張り、それらを内袋20から引き剥がす(図3(b)参照)。袋間シール部54や外袋50同士の接着力は内袋20同士の接着力に比べて弱い。このため、内袋20同士のシール状態を維持したまま、外袋50の上下各面を内袋20から引き剥がすことができる。その結果、内袋20が取り出される(図3(c)参照)。内袋20の外面と外袋50の内面との閉空間56は滅菌状態であったため、取り出された内袋20の外面も滅菌状態が維持されている。そのため、このようにして取り出された内袋20は、医療現場において清潔作業者が清潔なものとして取り扱うことができる。こうした内袋20は、清潔作業者により開封され、滅菌済みバットなどの清潔エリアに移され、中から軟骨細胞を含有する細胞培養物が取り出され、移植などに使用される。
以上説明した細胞培養容器10によれば、内袋20は、ゴム栓部24が外部に露出した状態で外袋50に内包され、内袋20の外面と外袋50の内面とによって囲まれた閉空間56は、滅菌状態となっている。このため、細胞含有可変物を収容するための内袋20の外面を滅菌状態のまま維持することができる。また、細胞含有可変物を収容する前の状態で滅菌処理をすることができるため、滅菌処理の条件設定を細胞含有可変物への影響を考慮することなく比較的容易に行うことができる。更に、保持部30の凹部34の底面34c及び側面34dやカバー38の上面38c及び側面38dが液体を通過可能なため、保持空間30aに細胞含有可変物を保持させたあと、この内袋20に液体培地を加えて細胞含有可変物を培養すると、細胞含有可変物全体にほぼ均質に細胞が増殖する。
また、保持部30は、凹部34を覆うカバー38を有しているため、保持空間30aに供給される細胞含有可変物の形状が崩れにくい。
更に、保持部30は、フレーム40に取り外し可能な状態で固定されているため、内袋20の内部で自由に移動するのを抑制される。また、フレーム40から保持部30を取り外すことができるため、各保持部30を内袋20から容易に取り出すことができる。
更にまた、複数の保持部30で培養した細胞培養物は同じ環境下で培養したものとなり、同等性の精度が高くなる。そのため、例えばそのうちの一つを検査用、それ以外を移植用にすることができる。
そしてまた、細胞培養容器10は、細胞培養物を輸送する際、外袋50の外面が不潔になったとしても、輸送後に無菌室で外袋50を取り外して内袋20をむき出しにすれば、内袋20を清潔なものとして取り扱うことができる。その際、袋間シール部54の接着力つまり内袋20の開口部22の外面と外袋50の開口部52の内面との接着力は、内袋20同士の接着力よりも弱いため、内袋20の密閉状態を維持したまま、外袋50を内袋20から容易に取り外すことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態において、内袋20を取り出した後に、1つを検査用の細胞とし、残り4つを移植用の細胞とする場合、図4に示すように、フレーム40を第1フレーム40aと第2フレーム40bとに分離可能なものとしてもよい。例えば、第1及び第2フレーム40a,40bの一方の先端に係止穴、もう一方の先端に係止突起を設け、係止穴に係止突起を差し込むと両フレーム40a,40bが連結され、係止穴から係止突起を抜き去ると両フレーム40a,40bが分離するようにしてもよい。第1フレーム40aは、検査用の細胞培養物を保持する1つの保持部30(右端)と枝部42を介して連結され、第2フレーム40bは、移植用の細胞培養物を保持する残り4つの保持部30と枝部42を介して連結されている。内袋20を外袋50から取り出すまでは、第1フレーム40aと第2フレーム40bとを連結しておく(図4(a)参照)。その後、オペレータは、内袋20の外側から手を使って第1フレーム40aと第2フレーム40bとを分離する(図4(b)参照)。続いて、検査用の細胞培養物を保持する保持部30とその隣の保持部30との間をヒートプレス機で熱溶着してシール部44を形成する(図4(c)参照)。このとき、フレーム40は、第1フレーム40aと第2フレーム40bとに分離されているため、熱溶着の障害になることがない。その後、このシール部44の略中央のカットラインCLでカットすれば、検査用の細胞と移植用の細胞とをそれぞれ袋に詰めた状態のまま分けることができる。なお、フレーム40は、図4のように2つに分離可能としてもよいが、3つ以上に分離可能としてもよく、例えば保持部30ごとにバラバラになるようにしてもよい。
上述した実施形態では、保持部30として、凹部34を備えた下部プレート32とカバー38を備えた上部プレート36とを一体化したものを例示したが、凹部34を備えた下部プレート32のみとしてもよい。
上述した実施形態では、凹部34は、底面34c及び側面34dの両方を液体が通過可能なメッシュ素材としたが、底面34cのみをメッシュ素材としてもよい。カバー38も、上面38c及び側面38dの両方を液体が通過可能なメッシュ素材としたが、上面38cのみをメッシュ素材としてもよい。
上述した実施形態では、内袋20の内部に保持部30を5つ配置したが、特に5つに限定するものではなく、1つだけ配置してもよいし、2つ以上配置してもよい。
上述した実施形態では、保持部30を略円盤形状で説明したが、所望する形状であれば、どのようなものであってもよい。この場合、保持部30の柱34aとリング34bに相当するフレーム部の形状を適宜設計し、液体が通過可能なメッシュ素材をその間に張り付ければよい。これによれば、複雑な形状の三次元構造の細胞培養物であっても、容易にその形状で作製することができる。
上述した実施形態では、内袋20を取り出した後に、1つを検査用の細胞培養物とし、残りを移植用の細胞培養物として説明したが、内袋20を取り出す前に、外袋50の外側からヒートプレスして検査用の細胞培養物を分離してもよい。
上述した実施形態では、液体培地をシリンジを使用してゴム栓部24から内袋20に供給したが、内袋20の内部と外袋50の外部とを連通するパイプ等を設け、このパイプを介して液体培地を供給してもよい。このようにすれば、液体培地を潅流させることができるため、鮮度の良い液体培地を常に供給し続けることができるとともに、自動化に適している。
上述した実施形態では、ゴム栓部24が露出するように設けたが、ゴム栓部24の外側にアルミシール等を設けてもよい。こうすることで、注入口(ゴム栓部)の衛生状態を清潔に維持することができる。
上述した実施形態では、細胞培養容器10に細胞含有ゲルを収容し培養する場合の一例として、まず、細胞含有ゾルをシリンジ60により保持部30の凹部34に注入し、その後、その細胞含有ゾルのゲル化して細胞含有ゲルとしたが、細胞含有ゾルの代わりに、細かく裁断した細胞含有ゲルをシリンジ60により凹部34に注入してもよい。こうすれば、ゲル化を行う手間が不要になる。
上述した実施形態では、ゴム栓部24を使用したが、ゴム栓部24の代わりにキャップやプラグを使用してもよい。キャップを使用する場合、キャップを外した状態でシリンジ60の代わりにピペット管等の細管を利用して細胞含有ゲル(細胞含有可変物)を保持部30に注入し、注入後に再びキャップを取り付けて気密にする。このようにすれば、シリンジの針による針刺し事故等を未然に防ぐことができ、作業者が安全に作業することができる。プラグを使用する場合も同様である。
上述した実施形態では、シリンジ60を使用したが、シリンジ60は、細胞含有ゲル(細胞含有可変物)を保持部30に注入するための一時的な容器としての機能を果たし、ピストンに限らず押圧により針を介して保持部30に細胞含有ゲルを移動させることができる容器であれば、どのようなものであってもよい。
この出願は、2013年11月22日に出願された日本国特許出願第2013−241854号を優先権主張の基礎としており、その内容の全てが引用により本明細書に含まれる。
本発明は、組織片や細胞懸濁液などの細胞含有物を培養したり、収容したりするのに利用可能である。
10 細胞培養容器、20 内袋、22 開口部、24 ゴム栓部、30 保持部、30a 保持空間、30b ガイド穴、32 下部プレート、32a ガイド溝、32b 係止突起、34 凹部、34a 柱、34b リング、34c 底面、34d 側面、36 上部プレート、36a ガイド溝、36b 係止穴、38 カバー、38a 柱、38b リング、38c 上面、38d 側面、40 フレーム、40a 第1フレーム、40b 第2フレーム、42 枝部、44 シール部、50 外袋、52 開口部、54 袋間シール部、56 閉空間、60 シリンジ、62 針。

Claims (8)

  1. 細胞含有可変物を収容するために用いられる容器であって、
    内部が閉空間となっている内袋と、
    前記内袋に設けられたシール部と、
    前記内袋に収容され、少なくとも一部が液体を通過可能な保持部と、
    記シール部が露出するようにして前記内袋を内包する外袋と、
    を備え
    前記内袋の外面と前記外袋の内面とによって囲まれた空間は、閉空間であり、前記細胞含有可変物を前記内袋の中に入れる前に滅菌状態になっている、
    細胞培養容器。
  2. 前記シール部は、ゴム栓部であり、
    前記保持部は、少なくとも底面が液体を通過可能な凹部を有し、
    前記細胞含有可変物が前記保持部へ注入される際には、前記細胞含有可変物を入れたシリンジの針が前記ゴム栓部に差し込まれ、前記針から前記凹部に前記細胞含有可変物が注入される、
    請求項1に記載の細胞培養容器。
  3. 前記凹部は、側面も液体を通過可能である、
    請求項2に記載の細胞培養容器。
  4. 前記保持部は、前記凹部を覆うカバーを有し、
    該カバーは、液体を通過可能である、
    請求項2又は3に記載の細胞培養容器。
  5. 前記内袋の内部には、フレームが配置され、
    前記保持部は、前記フレームに取り外し可能な状態で固定されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の細胞培養容器。
  6. 前記シール部は、前記内袋に複数設けられ、
    前記保持部は、前記シール部に対応して複数収容され、
    前記外袋は、複数の前記シール部がすべて露出するようにして前記内袋を内包する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の細胞培養容器。
  7. 前記内袋は、開口部を有し、該開口部に前記シール部が配置された状態で前記シール部ごと前記開口部が接着されたものであり、
    前記外袋は、前記内袋の開口部の外面と接触する部分を残して周縁が封鎖され、
    前記内袋の開口部の外面と該外面に接触する前記外袋の内面とは、前記内袋の開口部の接着力よりも小さな接着力を持つ袋間シール部によって封鎖されている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の細胞培養容器。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の細胞培養容器と、
    前記保持部に保持された細胞培養物と、
    を備えた細胞培養物収容済み容器。
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