JP6798595B1 - 自動車のパネル部品の振動騒音低減解析方法及び解析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本願において、ビードの分布とは、パネル部品に付与するビードに関するビード変数(位置と、各位置におけるビードの形、大きさ(長さ、幅、高さなど)、角度及び向き)のことをいう。
このような課題に対して、パネルに付与するビードの最適な形状を求める解析ソフトが非特許文献1に開示されている。
また、非特許文献2には、自動車のパネルの振動レベルを低減することで車両のロードノイズを低減した事例が開示されている。
なお、本願の図面(図2、図4、図7、図8及び図9)中に示すX方向、Y方向及びZ方向は、それぞれ、車体前後方向、車体幅方向及び車体上下方向を表す。
本発明に係る自動車のパネル部品は、薄板構造の自動車部品であり、一例として図2に示すフロアパネル31が挙げられる。なお、フロアパネル31の天板部31aは紙面奥に凹んだ形状である。
このようなパネル部品が振動すると、ロードノイズやこもり音の発生源となり、車室内の騒音を悪化させる。そのため、パネル部品の振動に起因する騒音を低減するためには、前述のとおり、パネル部品にビードを付与することで該パネル部品の面剛性を高くし、固有振動数を変更することが有効である。
次に、本実施の形態に係る自動車のパネル部品の振動騒音低減解析装置(以下、単に「振動騒音低減解析装置」という)の構成について、以下に説明する。
そして、表示装置3、入力装置5、記憶装置7及び作業用データメモリ9は、演算処理部11に接続され、演算処理部11からの指令によってそれぞれの機能が実行される。
以下、パネル部品として図2に示すフロアパネル31に付与する最適なビードの分布を求める場合を例として、振動騒音低減解析装置1の各構成について説明する。
表示装置3は、解析結果の表示等に用いられ、液晶モニター等で構成される。
入力装置5は、車体解析モデルファイル40の表示指示や操作者の条件入力等に用いられ、キーボードやマウス等で構成される。
記憶装置7は、車体解析モデルファイル40等の各種ファイルの記憶等に用いられ、ハードディスク等で構成される。
車体解析モデルファイル40に格納されている各種情報としては、車体解析モデル41(フロアパネルモデル43及び車体全体モデル45)の要素や節点に関する情報や、材料特性に関する情報、等が挙げられる。
作業用データメモリ9は、演算処理部11で使用するデータの一時保存(記憶)や演算に用いられ、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
演算処理部11は、図1に示すように、車体解析モデル取得部13と、解析条件設定部15と、一つのビード付与範囲設定部17と、ビード変数分布取得部19と、等価放射パワー(ERP)再取得部21と、ビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得部23と、最適ビード分布決定部25と、を備え、PC等のCPU(中央演算処理装置)によって構成される。これらの各部は、CPUが所定のプログラムを実行することによって機能する。
演算処理部11における上記の各部の機能を以下に説明する。
車体解析モデル取得部13は、平面要素を用いてモデル化したパネル部品モデルを含む車体解析モデルを取得するものである。
本実施の形態では、図2に示すフロアパネル31を平面要素でモデル化したフロアパネルモデル43と、車体骨格全体を平面要素及び/又は立体要素でモデル化した車体全体モデル45と、を含む車体解析モデル41として取得する。
車体解析モデル41は、記憶装置7に記憶された車体解析モデルファイル40から車体解析モデル41の要素情報や材料特性情報を読み込むことにより取得することができる。
解析条件設定部15は、フロアパネルモデル43に付与するビードに関するビード変数の分布を求める最適化解析(ビード変数分布解析)のためのビード変数分布解析条件と、振動モード解析における振動条件と、を設定するものである。
目的条件は、ビード変数分布解析により求める目的に応じて設定する条件であり、本発明では、ビード変数の一つを設計変数とし、該設計変数におけるフロアパネルモデル43の等価放射パワー(ERP)を最小にする、とした。なお、等価放射パワー(ERP)については、後述する。
制約条件は、ビード変数分布解析を行う上で課す制約であり、本実施の形態では、ビード面積率を50%以下とした。なお、ビード面積率とは、フロアパネルモデル43に設定したビード付与範囲における面積に対し、ビード変数分布解析により求められたビード変数(位置)の分布におけるビードが占める面積の比率とした。
なお、振動モード解析は、フロアパネルモデル43の振動による等価放射パワー(ERP)を算出するために行うものであり、後述するビード変数分布取得部19及び等価放射パワー(ERP)再取得部21により行われる。
なお、振動条件としては、周期的荷重を与えるものに限らず、ビード変数分布解析モデル51の所定位置に周期的な変位(振幅、周期)を与えるものであってもよい。
一つのビード付与範囲設定部17は、図2に示すフロアパネルモデル43にビード49を付与する複数のビード付与範囲のうち、一つのビード付与範囲を設定するものである。
本実施の形態では、フロアパネルモデル43の天板部43aや縦壁部43b〜43dをビード付与範囲し、比較として、フロアパネルモデル43の全面をビード付与範囲とした。
ビード変数分布取得部19は、解析条件設定部15により設定されて振動モード解析により振動条件から算出される等価放射パワー(ERP)を含むビード変数分布解析条件の下で、一つのビード付与範囲設定部17により設定した一つのビード付与範囲に付与するビード変数の分布を求めるものであり、図1に示すように、ビード変数選択部191と、ビード変数分布解析モデル生成部193と、ビード変数設計変数分布解析部195と、を有する。
そして、ビード変数選択部191により選択するビード変数は、ビード49の形(例えば、平面視で、円、長方形、正方形、楕円、菱形、長円等)、ビードの長さL、幅w、角度θ及び高さhそれぞれの上限値と下限値、ビード49の取りうる向きである。
次に、ビード変数に関する変数のうちの一つを設計変数として選択し(例えば、高さh)、該選択した設計変数を車体解析モデル41(図2)における一つのビード付与範囲設定部17で設定したフロアパネルモデル43のビード付与範囲に設定することにより、ビード変数分布解析モデル51を生成することができる。
まず、解析条件設定部15により設定された振動条件を一つの設計変数ごとのビード変数分布解析モデルに与えて振動モード解析を行う。この振動モード解析の結果に基づいて、以下の式(1)を用いて等価放射パワー(ERP;Equivalent Radiated Power)を算出する。等価放射パワー(ERP)とは、振動するパネル面から放射される音響特性を表す指標であり、式(1)に示すように、音響を放射する放射面(フロアパネルモデル43の表面)の面積と該放射面の振動速度の2乗の積に比例する。
等価放射パワー(ERP)再取得部21は、ビード変数分布取得部19により求めたビード変数の分布が設定されたフロアパネルモデル43の等価放射パワー(ERP)を再取得するものである。
ビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得部23は、ビード変数分布取得部19により求めるビード変数を変更して、ビード変数分布取得部19と等価放射パワー(ERP)再取得部21とによる処理を繰り返し実行し、前記設定した一つのビード付与範囲について前記ERPが最小となるビード変数の分布を求めるものである。
最適ビード分布決定部25は、フロアパネルモデル43における一つのビード付与範囲を変更し、一つのビード付与範囲設定部17とビード変数分布取得部19と等価放射パワー(ERP)再取得部21とビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得部23とによる処理を繰り返し実行し、フロアパネルモデル43におけるビード付与範囲と、該ビード付与範囲について求めたビード変数の分布を、フロアパネル31に付与する最適なビードの分布として決定するものである。
次に、本実施の形態に係る自動車のパネル部品の振動騒音低減解析方法(以下、単に「振動騒音低減解析方法」という)について、以下に説明する。
車体解析モデル取得ステップS1は、フロアパネル31(図2)を平面要素でモデル化したフロアパネルモデル43を含む車体解析モデル41を取得するステップであり、振動騒音低減解析装置1においては車体解析モデル取得部13が行うものである。
解析条件設定ステップS3は、フロアパネルモデル43に付与するビードに関するビード変数の分布を求める最適化解析(ビード変数分布解析)におけるビード変数分布解析条件と、振動モード解析における振動条件と、を設定するステップであり、振動騒音低減解析装置1においては解析条件設定部15が行うものである。
本実施の形態において、目的条件は、ビード変数の一つを設計変数として設定したフロアパネルモデル43の等価放射パワー(ERP)の最小化とした。
制約条件は、ビード変数分布解析を行う上で課す制約であり、一つのビード付与範囲におけるビードが占める面積の比率であるビード面積率を50%以下とした。
なお、振動モード解析は、フロアパネルモデル43の振動による等価放射パワー(ERP)を算出するために行うものであり、後述するビード変数分布取得ステップS7及び等価放射パワー(ERP)再取得ステップS9において行われる。
一つのビード付与範囲設定ステップS5は、フロアパネルモデル43にビード49を付与する複数のビード付与範囲のうち一つのビード付与範囲を設定するステップであり、振動騒音低減解析装置1においては一つのビード付与範囲設定部17が行うものである。
ビード変数分布取得ステップS7は、振動モード解析により振動条件から算出される等価放射パワー(ERP)を含み、解析条件設定ステップS3において設定されたビード変数分布解析条件の下で、一つのビード付与範囲設定ステップS5において設定した一つのビード付与範囲に付与するビード変数の分布を求めるものであり、振動騒音低減解析装置1においてはビード変数分布取得部19が行うものである。
等価放射パワー(ERP)再取得ステップS9は、ビード変数分布取得ステップS7において求めたビード変数の分布が設定されたフロアパネルモデル43の等価放射パワー(ERP)を再取得するものであり、振動騒音低減解析装置1においては等価放射パワー(ERP)再取得部21が行うものである。
ビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得ステップS11は、ビード変数分布取得ステップS7において求めるビード変数を変更して、ビード変数分布取得ステップS7と等価放射パワー(ERP)再取得ステップS9とを繰り返し実行し、一つのビード付与範囲設定ステップS5において設定した一つのビード付与範囲についてERPが最小となるビード変数の分布を求めるものであり、振動騒音低減解析装置1においてはビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得部23が行うものである。
一方、ビード変数について全てを変更したと判定された場合、一つのビード付与範囲における最小ERPとなるビード変数の分布を保存する(S119)。
最適ビード分布決定ステップS13は、フロアパネルモデル43におけるビード付与範囲を変更し、一つのビード付与範囲設定ステップS5とビード変数分布取得ステップS7と等価放射パワー(ERP)再取得ステップS9とビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得ステップS11とを繰り返し実行し、フロアパネルにおけるビードを付与する範囲と、該ビードを付与する範囲におけるビードの分布を決定するステップであり、振動騒音低減解析装置1においては最適ビード分布決定部25が行う。
そして、ビード付与範囲ごとに取得した最小ERPのうち、最も小さい最小ERPとなるビード付与範囲を選出し、該選出したビード付与範囲について求めたビード変数の分布(位置、形、大きさ、角度、向き)を取得する(S133)。
さらに、該選出したビード付与範囲について取得したビード変数の分布を、フロアパネル31に付与するビードの最適な分布として決定する(S135)。
ビード変数分布解析条件としては、目的条件には設定した設計変数における等価放射パワー(ERP)の最小化、制約条件にはビード面積率50%を与えた。
また、振動条件としては、車両右側のリアショック部53を荷重入力点としてZ方向(車体上下方向)に1Nの周期的荷重(振幅1N)を与えた(図2及び図3参照)。
なお、ビード変数分布解析における解析処理には、トポグラフィー最適化を適用した。
図7(a)に示すビード変数の分布(ビード57)についてスムージング処理を行ったビード59a〜59sを図7(b)に、図8(a−1)〜図8(a−3)に示すビード変数の分布(ビード61)についてスムージング処理を行ったビード63a〜63mを図8(b−1)〜(b−3)に、図9(a)に示すビード変数の分布(ビード65)についてスムージング処理を行ったビード67a〜67wを図9(b)に示す。
3 表示装置
5 入力装置
7 記憶装置
9 作業用データメモリ
11 演算処理部
13 車体解析モデル取得部
15 解析条件設定部
17 一つのビード付与範囲設定部
19 ビード変数分布取得部
191 ビード変数選択部
193 ビード変数分布解析モデル生成部
195 ビード変数設計変数分布解析部
21 等価放射パワー(ERP)再取得部
23 ビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得部
25 最適ビード分布決定部
31 フロアパネル
31a 天板部
40 車体解析モデルファイル
41 車体解析モデル
43 フロアパネルモデル
43a 天板部
43b、43c、43d 縦壁部
45 車体全体モデル
47 リアショック部
49 ビード(基本形状)
51 ビード変数分布解析モデル
53 リアショック部
57 ビード
59a〜59r スムージング処理後のビード
61 ビード
63a〜63m スムージング処理後のビード
65 ビード
67a〜67w スムージング処理後のビード
Claims (2)
- 自動車のパネル部品の振動に起因する騒音を低減するために該パネル部品に付与するビードの最適な分布を求める自動車のパネル部品の振動騒音低減解析方法であり、コンピュータが以下の各ステップを行うものであって、
前記自動車のパネル部品を平面要素でモデル化したパネル部品モデルを含む車体解析モデルを取得する車体解析モデル取得ステップと、
前記パネル部品モデルに付与するビードに関するビード変数の分布を求める最適化解析のためのビード変数分布解析条件と、振動モード解析における振動条件と、を設定する解析条件設定ステップと、
前記パネル部品モデルに前記ビードを付与する複数のビード付与範囲のうち、一つのビード付与範囲を設定する一つのビード付与範囲設定ステップと、
前記振動モード解析により前記振動条件から算出される等価放射パワー(ERP)を含む前記ビード変数分布解析条件の下で、前記設定した一つのビード付与範囲に付与する前記ビード変数の分布を求めるビード変数分布取得ステップと、
該求めたビード変数の分布を設定した前記パネル部品モデルの等価放射パワー(ERP)を再取得する等価放射パワー(ERP)再取得ステップと、
前記ビード変数分布取得ステップにおいて求めるビード変数を変更して、前記ビード変数分布取得ステップと前記等価放射パワー(ERP)再取得ステップとを繰り返し実行し、前記設定した一つのビード付与範囲について前記ERPが最小となるビード変数の分布を求めるビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得ステップと、
前記パネル部品モデルにおける前記一つのビード付与範囲を変更し、前記一つのビード付与範囲設定ステップと前記ビード変数分布取得ステップと前記等価放射パワー(ERP)再取得ステップと前記ビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得ステップとを繰り返し実行し、前記パネル部品モデルにおけるビード付与範囲と、該ビード付与範囲について求めたビード変数の分布を、前記パネル部品に付与する最適なビードの分布として決定する最適ビード分布決定ステップと、を備え、
前記ビード変数分布取得ステップは、
前記設定したビード付与範囲に付与するビードに関するビード変数を一つ選択するビード変数選択ステップと、
該選択した一つのビード変数を設計変数として前記車体解析モデルに設定し、前記ビード付与範囲に付与するビード変数の分布を算出するためのビード変数分布解析モデルを生成するビード変数分布解析モデル生成ステップと、
該生成したビード変数分布解析モデルに、前記解析条件設定ステップにおいて設定されて前記振動モード解析により前記振動条件から算出される等価放射パワー(ERP)を含む前記ビード変数分布解析条件を与えて最適化解析し、前記選択した一つのビード変数を設計変数として最適化した分布を求めるビード変数設計変数分布解析ステップと、を有し、
前記最適ビード分布決定ステップは、
前記一つのビード付与範囲設定ステップにおいて設定した前記ビード付与範囲ごとに前記パネル部品モデルのERPが最小となるビード変数の分布を求め、該ERPが最小となるビード付与範囲と、該ビード付与範囲について求めたビード変数の分布を、前記パネル部品に付与するビードの最適な分布として決定する、ことを特徴とする自動車のパネル部品の振動騒音低減解析方法。 - 自動車のパネル部品の振動に起因する騒音を低減するために該パネル部品に付与するビードの最適な分布を求める自動車のパネル部品の振動騒音低減解析装置であって、
前記自動車のパネル部品を平面要素でモデル化したパネル部品モデルを含む車体解析モデルを取得する車体解析モデル取得部と、
前記パネル部品モデルに付与するビードに関するビード変数の分布を求める最適化解析のためのビード変数分布解析条件と、振動モード解析における振動条件と、を設定する解析条件設定部と、
前記パネル部品モデルに前記ビードを付与する複数のビード付与範囲のうち、一つのビード付与範囲を設定する一つのビード付与範囲設定部と、
前記振動モード解析により前記振動条件から算出される等価放射パワー(ERP)を含む前記ビード変数分布解析条件の下で、前記設定した一つのビード付与範囲に付与する前記ビード変数の分布を求めるビード変数分布取得部と、
該求めたビード変数の分布が設定された前記パネル部品モデルの等価放射パワー(ERP)を再取得する等価放射パワー(ERP)再取得部と、
前記ビード変数分布取得部により求めるビード変数を変更して、前記ビード変数分布取得部と前記等価放射パワー(ERP)再取得部とによる処理を繰り返し実行し、前記設定した一つのビード付与範囲について前記ERPが最小となるビード変数の分布を求めるビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得部と、
前記パネル部品モデルにおける前記一つのビード付与範囲を変更し、前記一つのビード付与範囲設定部と前記ビード変数分布取得部と前記等価放射パワー(ERP)再取得部と前記ビード付与範囲内最小ERPビード変数分布取得部とによる処理を繰り返し実行し、前記パネル部品モデルにおけるビード付与範囲と、該ビード付与範囲について求めたビード変数の分布を、前記パネル部品に付与する最適なビードの分布として決定する最適ビード分布決定部と、を備え、
前記ビード変数分布取得部は、
前記設定したビード付与範囲に付与するビードに関するビード変数を一つ選択するビード変数選択部と、
該選択した一つのビード変数を設計変数として前記車体解析モデルに設定し、前記ビード付与範囲に付与するビード変数の分布を算出するためのビード変数分布解析モデルを生成するビード変数分布解析モデル生成部と、
該生成したビード変数分布解析モデルに、前記解析条件設定部により設定されて前記振動モード解析により前記振動条件から算出される等価放射パワー(ERP)を含む前記ビード変数分布解析条件を与えて最適化解析し、前記選択した一つのビード変数を設計変数として最適化した分布を求めるビード変数設計変数分布解析部と、を有し、
前記最適ビード分布決定部は、
前記一つのビード付与範囲設定部により設定された前記ビード付与範囲ごとに前記パネル部品モデルのERPが最小となるビード変数の分布を求め、該ERPが最小となるビード付与範囲と、該ビード付与範囲について求めたビード変数の分布を、前記パネル部品に付与するビードの最適な分布として決定する、ことを特徴とする自動車のパネル部品の振動騒音低減解析装置。
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