JP2023104830A - プレス成形解析方法、プレス成形解析装置及びプレス成形解析プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るプレス成形解析方法は、基準波形状ブランクモデル3を生成する基準波形状ブランクモデル生成ステップS1と、基準波形状ブランクプレス成形品形状5を取得する基準波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップS3と、周期ずれ波形状ブランクモデル7を生成する周期ずれ波形状ブランクモデル生成ステップS5と、周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9を取得する周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップS7と、基準波形状ブランクプレス成形品形状5と周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9を比較し、両形状の乖離する部位と、乖離量とを求める乖離量取得ステップS9と、を備えたものである。
【選択図】 図1
Description
したがって、金属板から採取した実際のブランクもまた、必ずしも平坦であるとは限らず、形状変動を有する場合がある。
従来は、ブランクの形状変動によるプレス成形品の形状への影響を予測することは行われておらず、また、プレス成形品のどの部位がブランクの形状変動の影響を受けやすいかを特定することも行われていなかった。
ブランクの形状変動(凹凸)に差異があれば、プレス成形後のプレス成形品の形状にも差異が生じる。したがって、ブランクの形状変動によるプレス成形品への影響を予測するにあたっては、個々のブランクの形状変動に差異があることも考慮する必要がある。
前記形状変動に対応した所定の波長と所定の振幅の波形状を有する基準波形状ブランクモデルを生成する基準波形状ブランクモデル生成ステップと、
前記基準波形状ブランクモデルを用いて、所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を基準波形状ブランクプレス成形品形状として取得する基準波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップと、
前記基準波形状ブランクモデルにおける波形状と振幅が同じで周期がずれた波形状を有する周期ずれ波形状ブランクモデルを一種類又は複数種類生成する周期ずれ波形状ブランクモデル生成ステップと、
前記周期ずれ波形状ブランクモデルを用いて、前記所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状として取得する周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップと、
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状と一種類又は複数種類の前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状を比較し、両形状の乖離する部位と、乖離量とを求める乖離量取得ステップと、を備えたことを特徴とするものである。
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状における所定部位のスプリングバック量と、前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状における前記基準波形状ブランクプレス成形品形状の前記所定部位と同一部位のスプリングバック量との差を前記乖離量として取得することを特徴とするものである。
前記形状変動に対応した所定の波長と所定の振幅の波形状を有する基準波形状ブランクモデルを生成する基準波形状ブランクモデル生成部と、
前記基準波形状ブランクモデルを用いて、所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を基準波形状ブランクプレス成形品形状として取得する基準波形状ブランクプレス成形品形状取得部と、
前記基準波形状ブランクモデルにおける波形状と振幅が同じで周期がずれた波形状を有する周期ずれ波形状ブランクモデルを一種類又は複数種類生成する周期ずれ波形状ブランクモデル生成部と、
前記周期ずれ波形状ブランクモデルを用いて、前記所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状として取得する周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得部と、
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状と一種類又は複数種類の前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状を比較し、両形状の乖離する部位と、乖離量とを求める乖離量取得部と、を備えたことを特徴とするものである。
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状における所定部位のスプリングバック量と、前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状における前記基準波形状ブランクプレス成形品形状の前記所定部位と同一部位のスプリングバック量との差を前記乖離量として取得することを特徴とするものである。
また、乖離量と予め定めた閾値とに基づいて影響が特に大きいブランクの部位を特定することで、早急にその対策も採れるようになり、生産性の向上にもつながる。
本実施の形態に係るプレス成形解析方法は、形状変動(凹凸の波形状)のある金属板から採取したブランクを用いてプレス成形(フォーム成形やドロー成形など)した際のブランクの形状変動の影響を予測するプレス成形解析方法であって、図1に示すように、基準波形状ブランクモデル生成ステップS1と、基準波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップS3と、周期ずれ波形状ブランクモデル生成ステップS5と、周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップS7と、乖離量取得ステップS9と、を備えている。
図2に示すプレス成形品1を目標形状としてプレス成形する場合を例に挙げて、以下、各構成を詳細に説明する。なお、本実施形態では板厚1.2mmの1.5GPa級鋼板のブランクモデルを用いたが、これにこだわるものではない。
基準波形状ブランクモデル生成ステップS1は、金属板の形状変動、例えば凹凸の波形状に対応した形状の基準波形状ブランクモデル3(図3(a)参照)を生成するステップである。具体的な形状を以下に説明する。
図3(a)を白抜き矢印の方向から見た状態が図3(b)であり、その一部拡大図が図3(c)である。図3に示す例は、板厚1.2mmで、形状の凹凸の振幅が±1.0mm、凹凸の波長(図3(d)参照)が320mmである。なお、図3(e)に図3(a)の形状の凹凸部位を強調して示した。また、ブランクに設定する凹凸の開始位置や終了位置はブランクの端である必要はない。
基準波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップS3は、基準波形状ブランクモデル3を用いて、所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を基準波形状ブランクプレス成形品形状として取得するステップである。
なお、本説明の「プレス成形解析」とは、成形下死点の形状を取得する解析と、離型後、即ちスプリングバックした後の形状を取得する解析の双方を含むものとする。
ここで変化量とは、プレス成形方向において、プレス成形後に離型しスプリングバックした後のプレス成形品形状の各部位の高さから、成形下死点の形状の対応する部位の高さを差し引いた値であり、プレス成形方向のスプリングバック量に相当する。高さの差(変化量)が+(プラス)の場合は成形下死点形状より凸状となり、高さの差(変化量)が-(マイナス)の場合は成形下死点形状より凹み状となる。
図4(a)においては、成形下死点よりも凹み状になる部位の色を薄くし、凸状になる部位の色を濃くしている。また、図中に表示した数字は、+が凸方向への変化量、-が凹方向への変化量で、単位はmmである。
プレス成形前のブランク形状とスプリングバック後の変化量との対応関係を示すため、図4(b)に、各部位の変化量をブランク形状に対応させて示す。
周期ずれ波形状ブランクモデル生成ステップS5は、基準波形状ブランクモデル3における波形状と波長及び振幅が同じで周期がずれた波形状を有する周期ずれ波形状ブランクモデル7(図5(a)参照)を生成するステップである。具体的な形状を以下に説明する。
図5(a)を白抜き矢印の方向から見た状態が図5(b)であり、その一部拡大図が図5(c)である。図5に示す例は、板厚1.2mmで、凹凸の振幅と波長が図3の基準波形状ブランクモデル3と同じであるが、波形状の周期が基準波形状ブランクモデル3よりも1/4波長分紙面右側にずれている(図5(d)、図5(e)参照)。
周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップS7は、周期ずれ波形状ブランクモデル7を用いて、所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状として取得するステップである。
周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9を図6(a)に示す。図6(a)に示す、色や数値は図4(a)と同義である。
図6(b)に、各部位の変化量をブランク形状に対応させて示す。
乖離量取得ステップS9は、基準波形状ブランクプレス成形品形状5と周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9を比較し、両形状の乖離する部位と、乖離量とを求めるステップである。
すなわち、乖離量取得ステップS9で求める乖離量とは、周期ずれ波形状ブランクモデル7を用いた周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9の変化量(図6)から、基準波形状ブランクモデル3を用いた基準波形状ブランクプレス成形品形状5の変化量(図4)を差し引いた値となる。したがって、変化量の差(乖離量)が+(プラス)の場合は、周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9の当該部位は、基準波形状ブランクプレス成形品形状5に比べて凸形状となり、変化量の差(乖離量)が-(マイナス)の場合は、周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9の当該部位は、基準波形状ブランクプレス成形品形状5に比べて凹み形状となる。
図7(a)に示されるように、基準波形状ブランクプレス成形品形状5と周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状9の左端部の乖離量は-0.7mmであり、底部は-0.9mm、長手方向中央部は-0.5mm、右端部は3.0mmであった。したがって、同じ波長と振幅の波形状を有するブランクであっても、周期が1/4波長分ずれる変動があると、プレス成形品の右端部の形状に特に影響を与えることが分かった。
また、要対策部位特定ステップを設けて乖離量と予め定めた閾値とに基づいてプレス成形品の良否を判定し、これによってブランクの良否を予測してもよい。
例えば、複数のプレス成形品を重ね合わせて接合して車体のメンバー類に組み立てる際など、特にフランジ部分の乖離量が大きいとプレス成形品同士の接合が困難になる。
そこで、乖離量に所定の閾値を設けておき、乖離量が閾値を超える部位を要対策部位として特定することで、金型の形状等による対策を講じることができるようになり、プレス成形品の生産性の向上にもつながる。
例えば、図7において、乖離量の閾値を±1.0mmとすると、プレス成形品形状の右端部がブランクの形状の変動の影響を受けやすい部位であると特定できるので、該当部分の金型の一部を修正するなどの対策をとることができる。
形状変動ブランクを想定したブランクモデルのパターンを増やすことで、実際のブランクの形状変動の差異をより具体的に考慮した解析が可能となる。
例えば、プレス成形方向において、基準波形状ブランクモデル3を用いた場合の離型後(スプリングバック後)のプレス成形品形状の各部位の高さから、周期ずれ波形状ブランクモデル7を用いた場合の離型後(スプリングバック後)のプレス成形品形状の各部位の高さについて、直接差し引いた差を乖離量としてもよい。
もっとも、この場合は、二つのプレス成形品形状に共通する固定点を設定する必要があり、固定点の選び方によって、乖離量が変動する場合がある。
この点、本実施の形態のように、成形下死点形状との変化量同士を比較するようにすれば、安定した基準に基づいて乖離量を求めることができて好ましい。
実施の形態1で説明したプレス成形解析方法は、予め設定されたプログラムをコンピュータに実行させることで実現できる。そのような装置の一例であるプレス成形解析装置を本実施の形態で説明する。
本実施の形態に係るプレス成形解析装置11は、図8に示すように、PC(パーソナルコンピュータ)等のコンピュータによって構成され、表示装置13、入力装置15、記憶装置17、作業用データメモリ19及び演算処理部21を有している。
そして、表示装置13、入力装置15、記憶装置17及び作業用データメモリ19は、演算処理部21に接続され、演算処理部21からの指令によってそれぞれの機能が実行される。
以下、図2に示すプレス成形品1を解析対象とし、本実施の形態に係るプレス成形解析装置の各構成について説明する。
表示装置13は、解析結果の表示等に用いられ、液晶モニター等で構成される。
入力装置15は、ブランクやプレス成形品等の表示指示や操作者の条件入力等に用いられ、キーボードやマウス等で構成される。
記憶装置17は、ブランク及びプレス成形品の形状ファイル33等の各種ファイルの記憶等に用いられ、ハードディスク等で構成される。
作業用データメモリ19は、演算処理部21で使用するデータの一時保存や演算に用いられ、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
演算処理部21は、図8に示すように、基準波形状ブランクモデル生成部23と、基準波形状ブランクプレス成形品形状取得部25と、周期ずれ波形状ブランクモデル生成部27と、周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得部29と、乖離量取得部31と、を有し、CPU(中央演算処理装置)によって構成される。
また、要対策部位特定部をさらに有してもよい。
これらの各部は、CPUが所定のプログラムを実行することによって機能する。
演算処理部21における上記の各部の機能を以下に説明する。
また、乖離量と予め定めた閾値とに基づいてプレス成形品の良否を判定し、これによってブランクの良否を予測できる。
さらに、乖離量が予め設定した閾値を超えた部位を、要対策部位として特定する要対策部位特定部を備えることで、ブランクの形状変動の影響が大きいと予測される場合に金型の形状による対策や成形品形状の変更による対策を講じる部位を特定できる。
したがって、本発明に係るプレス成形解析プログラムは、コンピュータを、基準波形状ブランクモデル生成部23、基準波形状ブランクプレス成形品形状取得部25、周期ずれ波形状ブランクモデル生成部27、周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得部29及び乖離量取得部31、さらに要対策部位特定部として機能させるもの、と特定することができる。
また、本実施例では、基準波形状ブランクモデル生成ステップS1及び基準波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップS3を実施の形態1と同様に実施した。したがって、基準波形状ブランクモデル3及び基準波形状ブランクプレス成形品形状5は図3、図4と同様であるので説明を省略し、周期ずれ波形状ブランクモデル生成ステップS5以降について以下、図9~図11を用いて説明する。なお、図9~図11において示している数値、濃淡、凸状、凹み状、Max、Minは上記の実施の形態1で示したものと同義である。
図10(a)に示すように、周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状37の左端部の変化量は-2.1mmであり、底部は1.9mm、長手方向中央部は1.6mm、右端部は2.8mmであった。
図10(b)に、各部位の変化量をブランク形状に対応させて示す。
図11(a)に示されるように、基準波形状ブランクプレス成形品形状5と周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状37の左端部の乖離量は-6.6mmであり、底部は-0.7mm、長手方向中央部は-0.7mm、右端部は5.3mmであった。
そこで、当該部位に対応する金型を修正するなどの対策を講じ、安定して良好な形状のプレス成形品が製造できる。
3 基準波形状ブランクモデル
5 基準波形状ブランクプレス成形品形状
7 周期ずれ波形状ブランクモデル
9 周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状
11 プレス成形解析装置
13 表示装置
15 入力装置
17 記憶装置
19 作業用データメモリ
21 演算処理部
23 基準波形状ブランクモデル生成部
25 基準波形状ブランクプレス成形品形状取得部
27 周期ずれ波形状ブランクモデル生成部
29 周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得部
31 乖離量取得部
33 ブランク及びプレス成形品の形状ファイル
35 周期ずれ波形状ブランクモデル(実施例)
37 周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状(実施例)
Claims (9)
- 形状変動のある金属板から採取したブランクを用いてプレス成形した際の前記ブランクの形状変動の影響を予測するプレス成形解析方法であって、
前記形状変動に対応した所定の波長と所定の振幅の波形状を有する基準波形状ブランクモデルを生成する基準波形状ブランクモデル生成ステップと、
前記基準波形状ブランクモデルを用いて、所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を基準波形状ブランクプレス成形品形状として取得する基準波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップと、
前記基準波形状ブランクモデルにおける波形状と振幅が同じで周期がずれた波形状を有する周期ずれ波形状ブランクモデルを一種類又は複数種類生成する周期ずれ波形状ブランクモデル生成ステップと、
前記周期ずれ波形状ブランクモデルを用いて、前記所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状として取得する周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得ステップと、
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状と一種類又は複数種類の前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状を比較し、両形状の乖離する部位と、乖離量とを求める乖離量取得ステップと、を備えたことを特徴とするプレス成形解析方法。 - 前記基準波形状ブランクモデル生成ステップにおいて生成する基準波形状ブランクモデルは、前記金属板から採取した実ブランクの形状を測定した測定結果に基づいて生成したブランクモデルであることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形解析方法。
- 前記乖離量取得ステップは、
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状における所定部位のスプリングバック量と、前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状における前記基準波形状ブランクプレス成形品形状の前記所定部位と同一部位のスプリングバック量との差を前記乖離量として取得することを特徴とする請求項1又は2に記載のプレス成形解析方法。 - 前記乖離量が予め設定した閾値を超えた部位を、要対策部位として特定する要対策部位特定ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプレス成形解析方法。
- 形状変動のある金属板から採取したブランクを用いてプレス成形した際の前記ブランクの形状変動の影響を予測するプレス成形解析装置であって、
前記形状変動に対応した所定の波長と所定の振幅の波形状を有する基準波形状ブランクモデルを生成する基準波形状ブランクモデル生成部と、
前記基準波形状ブランクモデルを用いて、所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を基準波形状ブランクプレス成形品形状として取得する基準波形状ブランクプレス成形品形状取得部と、
前記基準波形状ブランクモデルにおける波形状と振幅が同じで周期がずれた波形状を有する周期ずれ波形状ブランクモデルを一種類又は複数種類生成する周期ずれ波形状ブランクモデル生成部と、
前記周期ずれ波形状ブランクモデルを用いて、前記所定の金型モデルでプレス成形したときのプレス成形解析を行い、離型後のプレス成形品形状を周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状として取得する周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状取得部と、
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状と一種類又は複数種類の前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状を比較し、両形状の乖離する部位と、乖離量とを求める乖離量取得部と、を備えたことを特徴とするプレス成形解析装置。 - 前記基準波形状ブランクモデル生成部において生成する基準波形状ブランクモデルは、前記金属板から採取した実ブランクの形状を測定した測定結果に基づいて生成したブランクモデルであることを特徴とする請求項5に記載のプレス成形解析装置。
- 前記乖離量取得部は、
前記基準波形状ブランクプレス成形品形状における所定部位のスプリングバック量と、前記周期ずれ波形状ブランクプレス成形品形状における前記基準波形状ブランクプレス成形品形状の前記所定部位と同一部位のスプリングバック量との差を前記乖離量として取得することを特徴とする請求項5又は6に記載のプレス成形解析装置。 - 前記乖離量が予め設定した閾値を超えた部位を、要対策部位として特定する要対策部位特定部をさらに備えたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載のプレス成形解析装置。
- コンピュータを請求項5乃至8のいずれかに記載のプレス成形解析装置として機能させることを特徴とするプレス成形解析プログラム。
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