JP6796999B2 - 開閉蓋装置、天板付什器 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉蓋装置、天板付什器に関する。
デスク等の天板付什器において、天板上に設置する電子機器等の配線を天板の下方に導くため、天板に開口部を備えたものがある。この開口部を通して配線等を天板の上下方向に挿通させることで、天板付什器の周辺が配線で煩雑になるのを抑えることができる。
例えば特許文献1に、天板に形成した開口部に、この開閉蓋を開閉可能とする開閉蓋(ダクトカバー)を備えた構成が開示されている。このような構成によれば、開口部に配線を挿通させるとき等に開閉蓋を開き、不必要時には開閉蓋を閉じて開口部を塞いでおくことで、体裁を向上させることができる。
特開2014−144225号公報
しかしながら、開閉蓋を閉じるときに、開閉蓋が、開口部の周縁部に設けられたストッパ片に突き当たると、振動や騒音が生じる場合がある。特許文献1に開示されたような構成においては、ストッパ片に合成樹脂製の緩衝部材を外嵌することで、その振動や騒音を抑えているが、さらなる改善が求められる。
これに対し、開閉蓋と閉じるときの振動や騒音を抑えるために、衝撃吸収ダンパー装置等を設けることも考えられるが、コストが上昇してしまう。
そこでなされた本発明の目的は、開口部を開閉する開閉蓋を閉じるときに生じる振動や騒音を、低コストで抑えることのできる開閉蓋装置、天板付什器を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明に係る開閉蓋装置は、板状体の板厚方向に貫通する開口部に設けられ、前記開口部を開閉可能とする開閉蓋装置である。前記開閉蓋装置は、前記開口部を開閉可能に塞ぐ蓋本体と、前記開口部の周縁部に設けられ、前記蓋本体を支持軸周りに回動可能に支持する枠部材と、前記蓋本体に形成され、前記板状体の裏面側から離間する方向に向かって突出する突出片と、前記枠部材に形成され、前記蓋本体が前記支持軸周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、前記突出片が摺動することで、前記蓋本体の回動速度を減速させる摺接部材と、を備え、前記蓋本体は、カバー本体と、弾性閉塞カバーと、を備え、前記弾性閉塞カバーは前記カバー本体の前端部から前方に向けて突出して装着されていると共に、前記突出片が前記弾性閉塞カバーに一体的に設けられている
このような構成によれば、蓋本体が支持軸周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、突出片と摺接部材とが摺動することで、突出片と摺接部材との間に摩擦抵抗力が生じる。この摩擦抵抗力によって蓋本体の回動速度が減速する。これによって、蓋本体の閉動作を、コストの掛かる衝撃吸収ダンパー等を用いることなく、スムーズなものとするとともに、蓋本体が閉じるときに枠部材等に衝突して、振動や騒音が生じるのを抑えることができる。
また、この発明に係る開閉蓋装置は、上記開閉蓋装置において、前記突出片は、前記蓋本体において、前記支持軸の軸線方向の両端部に設けられ、前記摺接部材は、前記枠部材において、前記支持軸の軸線方向の両端部に設けられているようにしてもよい。
このような構成によれば、蓋本体が開状態であるとき、蓋本体と枠部材との隙間に、突出片や摺接部材が張り出すことがなく、この隙間に配線等を通す際に邪魔になるのを抑えることができる。
また、この発明に係る開閉蓋装置は、上記開閉蓋装置において、前記突出片と前記摺接部材とは、前記蓋本体が前記閉状態であるときに、前記支持軸を中心とした径方向において互いに対向するよう配置され、前記突出片及び前記摺接部材の一方は、前記支持軸を中心とした径方向に弾性変形可能であるようにしてもよい。
このような構成によれば、蓋本体が支持軸周りに回動して開状態から閉状態に移行するときに、突出片と摺接部材とが摺動すると、突出片または摺接部材が弾性変形する。突出片または摺接部材が弾性変形すると、元の形状に戻ろうとする復元力(反発力)によって、突出片と摺接部材との間に生じる摩擦力が大きくなる。これによって、蓋本体の回動速度が、より効果的に減じられる。
また、この発明に係る開閉蓋装置は、上記開閉蓋装置において、前記突出片及び前記摺接部材の一方は、前記蓋本体の自重が作用したときに前記径方向に弾性変形可能であるようにしてもよい。
このような構成によれば、蓋本体は、その自重のみによって閉じることが可能となる。したがって、蓋本体を閉方向に押し込まずとも、蓋本体が自動的に閉まることとなる。
また、この発明に係る開閉蓋装置は、上記開閉蓋装置において、前記突出片は、前記蓋本体が前記閉状態であるときに、前記摺接部材に係合可能な係止爪を有しているようにしてもよい。
このような構成によれば、蓋本体が閉状態となったときに、突出片の係止爪が摺接部材に係合することで、蓋本体を閉状態にロックすることができる。
また、この発明に係る開閉蓋装置は、板状体の板厚方向に貫通する開口部に設けられ、前記開口部を開閉可能とする開閉蓋装置であって、前記開口部を開閉可能に塞ぐ蓋本体と、前記開口部の周縁部に設けられ、前記蓋本体を支持軸周りに回動可能に支持する枠部材と、前記蓋本体に形成され、前記板状体の裏面側から離間する方向に向かって突出する突出片と、前記枠部材に形成され、前記蓋本体が前記支持軸周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、前記突出片が摺動することで、前記蓋本体の回動速度を減速させる摺接部材と、を備え、前記枠部材は、前記蓋本体を前記板状体に沿い、かつ前記支持軸に交差する方向にスライド可能に支持するとともに、前記蓋本体のスライド方向に延びるガイド部を有し、前記蓋本体は、前記蓋本体が前記スライド方向にスライドするときに、前記突出片が前記ガイド部に摺接するようにしてもよい。
このような構成によれば、蓋本体がスライドするときに、蓋本体は、支持軸と、ガイド部に摺接する突出片とによって、安定的に支持される。
また、この発明に係る開閉蓋装置は、上記開閉蓋装置において、前記ガイド部は、前記蓋本体が前記閉状態であるときに、前記蓋本体に突き当たることで前記蓋本体の閉方向への移動を規制するようにしてもよい。
このような構成によれば、閉状態の蓋本体が、支持軸とガイド部とによって強固に支持される。
また、この発明に係る開閉蓋装置は、上記開閉蓋装置において、前記蓋本体が前記スライド方向にスライドするとき、前記蓋本体は、前記突出片が前記ガイド部に摺接することで、全開状態よりも開度の小さい微開状態が保持されるようにしてもよい。
このような構成によれば、蓋本体をスライドするとき、蓋本体を、全開状態よりも開度の小さい微開状態とすることで、蓋本体と枠部材との隙間に配線等を挿通させたままの状態とすることができる。
この発明に係る天板付什器は、開口部が形成された天板と、前記開口部に開閉可能に設けられた、上記したような開閉蓋装置と、を備える。
このような構成によれば、蓋本体の閉動作を、スムーズなものとするとともに、蓋本体が閉じるときに枠部材等に衝突して、振動や騒音が生じるのを抑えることができる。
この発明に係る開閉蓋装置、天板付什器によれば、開口部を開閉する蓋本体を閉じるときに生じる振動や騒音を、低コストで抑えることが可能となる。
この発明の一実施形態に係る天板付什器の全体構成を示す斜視図である。 上記天板付什器に設けた配線カバー装置を示す斜視図である。 上記配線カバー装置の配線カバーを開いた状態を示す斜視断面図である。 上記配線カバー装置の構成を示す斜視展開図である。 上記配線カバー装置を閉状態としたときの断面図である。 図5の要部を示す拡大断面図である。 上記配線カバーを構成する蓋基体の構成を示す斜視図である。 上記配線カバーを構成する弾性閉塞カバーを示す斜視図である。 上記配線カバーを構成する枠部材を示す斜視図である。 上記枠部材に形成したガイド溝とスライド部材との関わりを示す斜視図である。 上記ガイド溝、スライド部材、蓋基体の関係を示す斜視展開図である。 上記配線カバーをスライドさせた状態を示す断面図である。 上記配線カバーを開状態から閉状態に移行させる途中の状態を示す断面図である。 上記配線カバーを開状態としたときの断面図である。 上記天板付什器へのオプション部材の把持部材の取り付け方法の流れを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態による開閉蓋装置、天板付什器について、図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る天板付什器の全体構成を示す斜視図である。図2は、上記天板付什器に設けた配線カバー装置を示す斜視図である。図3は、上記配線カバー装置の配線カバーを開いた状態を示す斜視断面図である。図4は、上記配線カバー装置の構成を示す斜視展開図である。図5は、上記配線カバー装置を閉状態としたときの断面図である。図6は、図5の要部を示す拡大断面図である。図7は、上記配線カバーを構成する蓋基体の構成を示す斜視図である。図8は、上記配線カバーを構成する弾性閉塞カバーを示す斜視図である。図9は、上記配線カバーを構成する枠部材を示す斜視図である。図10は、上記枠部材に形成したガイド溝とスライド部材との関わりを示す斜視図である。図11は、上記ガイド溝、スライド部材、蓋基体の関係を示す斜視展開図である。図12は、上記配線カバーをスライドさせた状態を示す断面図である。図13は、上記配線カバーを開状態から閉状態に移行させる途中の状態を示す断面図である。図14は、上記配線カバーを開状態としたときの断面図である。図15は、上記天板付什器へのオプション部材の把持部材の取り付け方法の流れを示す斜視図である。
図1に示すように、デスク(天板付什器)1は、天板(板状体)11と、床面F上に互いに間隔をあけて配置され、天板11を昇降可能に支持し、上下方向Dvに伸縮可能に構成された一対の天板支持脚12,12と、天板11の上面(作業面)11aに開閉可能に設けられた配線カバー装置(開閉蓋装置)10と、を有している。
ここで、本実施の形態では、一対の天板支持脚12,12が床面Fで離間する方向を幅方向Dhといい、上方から見た平面視で幅方向Dhに直交する方向を前後方向Dfという。また、デスク1の前後方向Dfにおいて、使用者が椅子に座ってデスク1に向かう側を前方、前側といい、その反対側を後方、後側という。
天板支持脚12は、下部筒状体12Aと、上部筒状体12Bと、を有している。下部筒状体12A及び上部筒状体12Bは、それぞれ上下方向Dvに延びる四角形筒状に形成されている。下部筒状体12Aの内部に上部筒状体12Bが収納されている。天板支持脚12は、モータ等の駆動機構(不図示)を備えており、この駆動機構により下部筒状体12Aに対して上部筒状体12Bをそれぞれ上下方向Dvに移動させることで、天板支持脚12を上下方向Dvに伸縮させることができる。
天板支持脚12の下端部には、下部支持体13が設けられている。下部支持体13は、床面F上に配置され、床面Fに平行で前方及び後方のそれぞれに延びている。下部支持体13の下面には、下部支持体13の高さ及びレベルの調整を行うアジャスター13aが設けられている。天板支持脚12は、下部支持体13において中央部分からやや後方側に配置されている。天板支持脚12の下部筒状体12Aは、下部支持体13の下面側からボルト等により固定されている。
天板支持脚12の上端部には、天板11を下方から支持する上部支持体14が設けられている。上部支持体14は、上部筒状体12Bの上端部に固定され、前後方向Dfに延びている。天板11は、上部支持体14の下方からボルト等により固定されている。
図1、図2に示すように、天板11における幅方向Dhの中央部の後端(外周端部)11rには、天板11の板厚方向(上下方向Dv)に貫通するとともに、天板11の外方である後方に向けて開口するカバー用切欠き凹部(開口部)15が形成されている。カバー用切欠き凹部15は、幅方向Dhに長い長方形状の開口である。このカバー用切欠き凹部15には、配線カバー装置10が嵌め込まれている。配線カバー装置10は、後述する配線カバー(蓋本体)2を備え、この配線カバー2が、図2、図3に示すように回動することで、カバー用切欠き凹部15によって形成される開口を開閉可能となっている。
図4に示すように、配線カバー装置10は、配線カバー2と、配線カバー2を回動可能、かつ前後方向Dfにスライド自在に支持する枠部材3と、を備えている。
図5に示すように、配線カバー2は、カバー用切欠き凹部15の上方及び後方を開閉可能に塞ぐものであり、カバー本体20と、蓋基体50と、弾性閉塞カバー60と、を備えている。
配線カバー2は、蓋基体50の少なくとも上面を覆うようにカバー本体20が外嵌され、カバー本体20及び蓋基体50の前端部から前方に向けて突出する弾性閉塞カバー60が装着された構成となっている。
カバー本体20は、カバー天面板21と、蓋基体50の後壁部52を覆うカバー後面板22と、カバー天面板21の前端下面に設けられるカバー係止片23と、を有している。
本実施の形態では、カバー本体20は、スチール等の剛性を有する金属製の材料によって形成されている。
カバー天面板21は、配線カバー2でカバー用切欠き凹部15を閉塞した閉状態でデスク1の天板11の上面11aに連続した面を形成する。
カバー後面板22は、配線カバー2でカバー用切欠き凹部15を閉塞した閉状態(さらに、前方に向けてスライドしていない状態)でデスク1の天板11の後端11r(図1、図2参照)に連続した面を形成する。カバー後面板22は、カバー後面板22の下端から前方に延び、蓋基体50の後端下面を覆う後方係止壁24を一体に備えている。後方係止壁24には、蓋基体50の後方下面に形成される爪部50tが係止される係止穴24aが形成されている。
図6に示すように、カバー係止片23は、配線カバー2を閉塞した状態において、カバー天面板21の下面から下方に延びる縦壁231と、縦壁231の下端から前方に延びる張り出し壁232と、縦壁231の上端から前方に延びる延出部234とを有している。
カバー係止片23は、カバー天面板21の下面に延出部234を沿わせた状態で接合されている。
図5、図7に示すように、蓋基体50は、外嵌されたカバー本体20のカバー天面板21の下方に平行に配置される底壁51と、底壁51の後端から下方に延びる後壁部52と、底壁51の幅方向Dhの両側に位置する側壁部53、53と、一対の側壁部53の前端部同士を連結する蓋係合部54と、側壁部53の後端側に設けられる軸支穴55と、を有している。
底壁51には、その上面から立ち上がり、幅方向Dhに沿って延びる複数のリブ51r、51rが設けられている。後壁部52と両側壁部53との上端は、蓋基体50に外嵌されたカバー本体20のカバー天面板21の下面に突き当たる。
図6に示すように、蓋係合部54は、幅方向Dhに延び互いに前後方向Dfに離間して設けられる前リブ541、後リブ542と、前リブ541及び後リブ542の上端同士を全長にわたって連結する連結壁543と、を有している。
後リブ542は、底壁51の前端51fとの間に所定間隔をあけて配置されている。この所定間隔は、カバー係止片23の張り出し壁232が挿入でき、かつ縦壁231の厚さ寸法に略一致する寸法に設定されている。
また、蓋係合部54には、カバー本体20のカバー係止片23が外側から嵌め込まれるようになっている。具体的には、蓋係合部54にカバー係止片23が外嵌した状態において、連結壁543にカバー係止片23の延出部234が上方から当接するとともに、後リブ542にカバー係止片23の縦壁231が後方から当接している。
このようにして、カバー係止片23を蓋係合部54の外側から嵌め込むことで、カバー本体20が蓋基体50に取り付けられる。
なお、蓋基体50に取り付けられるカバー本体20は、カバー天面板21の前端部21bが、蓋基体50の蓋係合部54の前リブ541よりも前方に突出している。
弾性閉塞カバー60は、配線カバー2がデスク1のカバー用切欠き凹部15を閉塞した状態において、カバー本体20のカバー天面板21の前端部21bとカバー用切欠き凹部15の前端面との間の隙間を覆うように配置されている。
図8に示すように、弾性閉塞カバー60は、幅方向Dhに延びるとともに蓋基体50に装着される装着基部61と、装着基部61の前端部61aから前方に突出してクシ歯状に形成される複数の弾性腕材62、62、…と、装着基部61の幅方向Dhの両端部分のそれぞれの前側に連設する摘み部63と、を備えている。
図6に示すように、装着基部61は、弾性腕材62よりも、上下方向Dvの厚さ寸法が大きく形成されている。これにともない、装着基部61の下面には、弾性腕材62側から後方に向かって漸次下方に傾斜する傾斜面61fが形成されている。
また、装着基部61には、その上面に、下方に向かって窪み、幅方向Dhに連続する上面係合溝66が形成されている。さらに、装着基部61には、その後端面に、前方に向かって窪み、幅方向Dhに連続する後面係合溝67が形成されている。
このような弾性閉塞カバー60は、蓋基体50の蓋係合部54に形成された前リブ541、後リブ542、及び連結壁543によって囲まれた部分に、装着基部61が嵌め込まれている。具体的には、装着基部61の上面係合溝66に、前リブ541が挿入され、装着基部61に形成された後面係合溝67には、カバー係止片23の張り出し壁232が挿入されている。
このようにして、弾性閉塞カバー60は、装着基部61が、蓋基体50とカバー本体20とによって強固に保持されている。
このとき、弾性閉塞カバー60の装着基部61は、前リブ541と後リブ542とによって前後方向Dfに挟み込まれることで、前後方向Dfの移動が規制されている。また、装着基部61は、連結壁543と張り出し壁232とによって上下方向Dvに挟み込まれることで、上下方向Dvの移動が規制されている。
また、図3、図5、図6に示すように、弾性閉塞カバー60の装着基部61には、幅方向Dhの両端部に、突出片68が形成されている。この突出片68は、装着基部61の下面から下方(天板11の上面11a(表面)側から裏面側)に向かって延びる基部681と、基部681の下端から前方に向かって突出する係止爪682と、を一体に備える。
図6に示すように、係止爪682は、その前端部682aに向かって、上下方向Dvの厚さが漸次小さくなるよう形成されている。係止爪682の下面には、前端部682aに向かって上方に傾斜した湾曲面682fが形成されている。
このような弾性閉塞カバー60は、ゴム系材料または軟質樹脂材料等から形成され、弾性腕材62、62、…、及び突出片68は弾性変形可能とされている。
ここで、図3に示すように、突出片68は、平断面視形状が、幅方向Dhに長く、前後方向Dfに短い横長の長方形状とされている。これによって、突出片68は、前後方向に弾性変形しやすくなっている。
図9に示すように、枠部材3は、平面視コ字状をなし、カバー用切欠き凹部15の周縁部に対向する前壁部31及び一対の側壁部32,32を有している。
前壁部31は、幅方向Dhに延びている。前壁部31には、ビス(図示無し)が挿通される貫通孔31hが形成されている。
一対の側壁部32,32は、前壁部31の幅方向Dhの両端部から前後方向Dfに延び、幅方向Dhにおいて間隔を空けて対向している。
図3、図9に示すように、これら前壁部31及び側壁部32,32の上端部には、カバー用切欠き凹部15から天板11の上面11aに沿って外方に向かって突出する縁部33が形成されている。この縁部33は、前壁部31及び側壁部32,32をカバー用切欠き凹部15の周縁部に沿わせた状態で、天板11の上面11a上に係止される。
また、図9に示すように、側壁部32,32の後端部には、それぞれ、幅方向Dhの外側に広がって延びる後壁部34が一体に形成されている。この後壁部34は、天板11の後端11rに突き当たる。
側壁部32,32の下端には、幅方向Dhの外側に広がって伸びるステー35が一体に形成されている。このステー35には、天板11の下面に固定するためのビス(図示無し)が挿通される貫通孔35hが形成されている。
このような枠部材3は、前壁部31及び側壁部32,32をカバー用切欠き凹部15の周縁部に対向させた状態で、前壁部31に形成された貫通孔31hと、ステー35に形成された貫通孔35hとに、それぞれビス(図示無し)を挿通させて天板11に締結することで固定されている。
図9、図10に示すように、上記枠部材3の一対の側壁部32,32には、それぞれ、カバー用切欠き凹部15の幅方向Dhの内側を向く面に、前後方向Dfに延びるガイド溝36がそれぞれ形成されている。
図10、図11に示すように、このような枠部材3に対し、配線カバー2は、一対のスライド部材70、70を介し、回動可能、かつ前後方向Dfにスライド可能に連結されている。スライド部材70は、枠部材3の側壁部32に形成されたガイド溝36内に収容されるベース部71と、ベース部71の後端に設けられた支持軸72と、を一体に備える。
ベース部71は、ガイド溝36の内側に収まるよう、ガイド溝36の上下方向Dvの幅よりも僅かに小さく、ガイド溝36の前後方向Dfの長さよりも短く形成されている。このベース部71は、ガイド溝36内に収容された状態で、前後方向Dfにスライド可能に設けられている。ここで、スライド部材70は、ベース部71の上下に設けられた係止突起71aが、ガイド溝36内に形成された被係止スリット(図示無し)に係止されることで、ガイド溝36から脱落しない状態で、ガイド溝36に沿って前後方向Dfにスライド自在とされている。
支持軸72は、ベース部71において、カバー用切欠き凹部15の幅方向Dhの内側に向かって突出して形成されている。この支持軸72は、配線カバー2の蓋基体50に形成された軸支穴55に挿入され、軸支穴55内で回動可能に連結されている。
このようなスライド部材70は、支持軸72の先端部に設けられた係止爪72aが、軸支穴55内に設けられた被係止部(図示無し)に係止されることで、軸支穴55からの脱落が防止された状態で、軸支穴55に回動自在に連結されている。
このようにして、配線カバー2は、支持軸72を介して、スライド部材70に回動自在に連結されることで、支持軸72周りに回動自在とされている。すなわち、支持軸72は、配線カバー2をカバー用切欠き凹部15において互いに対向する対辺を結ぶ幅方向Dhに延びる支持軸72周りに回動可能に支持する回転機構75を構成している。
また、支持軸72を介して連結されたスライド部材70のベース部71が、ガイド溝36に沿ってスライドすることによって、配線カバー2が前後方向Dfにスライド移動可能とされている。すなわち、ガイド溝36及びスライド部材70のベース部71が、配線カバー2を、天板11に沿い、かつ支持軸72に交差する前後方向Dfにスライド可能に支持するスライド機構76を構成している。
また、図9に示すように、一対の側壁部32,32には、それぞれ、ガイド溝36に対して前方の位置に、受け部材37が一体に形成されている。この受け部材37は、枠部材3において、幅方向Dhの両端部に形成されている。
受け部材37は、前後方向Dfに延びるガイド部(ガイド部材)371と、ガイド部371の後端から下方に垂下する摺接部(摺接部材)372とが一体に形成されている。
図12に示すように、ガイド部371は、配線カバー2が前方にスライドしたときに、前記の弾性閉塞カバー60の突出片68が上面371fを摺接する。図6に示すように、ガイド部371の上面371fは、弾性閉塞カバー60の下面の形状を補形するよう、前後方向Dfに延びて摘み部63を支持する前部支持面373と、前後方向Dfに延びて装着基部61の下面を支持する後部支持面374と、前部支持面373と後部支持面374との間で前方に向かって斜め上方に延びて傾斜面61fを支持する傾斜支持面375と、を備えている。
図5に示すように、摺接部372は、後部支持面374の後端部から垂下している。摺接部372は、配線カバー2が閉状態にあるときに、突出片68に対し、支持軸72を中心とした径方向において互いに対向するよう配置されている。摺接部372の上端部には、後方に向かって斜め下方に傾斜または湾曲した案内面372aが形成されている。
図13に示すように、このような摺接部372は、配線カバー2が支持軸72周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、突出片68(の下端部に形成された係止爪682)が摺動する。これにより、突出片68と摺接部372との間に摩擦抵抗力が生じる。この摩擦抵抗力によって配線カバー2の回動速度が減速する。
また、突出片68と摺接部372とが摺動すると、突出片68(の下端部に形成された係止爪682の前端部682a)が摺接部372に押圧されて弾性変形する。突出片68が弾性変形すると、元の形状に戻ろうとする復元力(反発力)が前方に向かって作用する。この復元力によって、突出片68と摺接部372との間に生じる摩擦力が大きくなる。
ここで、突出片68は、配線カバー2の自重による回転モーメントが作用したときに支持軸72を中心とした径方向に弾性変形可能であるのが好ましい。このように構成することで、配線カバー2は、その自重のみによって閉じることが可能となる。
また、配線カバー2が支持軸72周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、まず、突出片68の下端部に形成された係止爪682が、摺接部372の上端部の案内面372aに突き当たる。このとき、案内面372aは、後方に向かって斜め下方に傾斜または湾曲しており、係止爪682の下面には、前端部682aに向かって上方に傾斜した湾曲面682fが形成されている。これにより、係止爪682が摺接部372に引っ掛かるのを抑え、スムーズに閉方向(下方)に移動できるようになっている。さらに、係止爪682は、前端部682aに向かって、上下方向Dvの厚さが漸次小さくなるよう形成されているので、摺接部372に摺接したときに、容易に弾性変形し、配線カバー2の閉方向への回動を阻害しないようになっている。
図6に示すように、開状態から閉状態に移行するよう回動した配線カバー2が、幅方向Dhの両側に設けられたガイド部371に突き当たると、完全に閉状態となる。このとき、摺接部372の下端に突出片68の係止爪682が係合する。これにより、配線カバー2が閉状態にロックされる。
この閉状態において、配線カバー2は、前端部側が、幅方向Dhの両側に設けられたガイド部371によって支持され、後端部側が、支持軸72を介し、枠部材3に支持されている。
また、図12に示すように、配線カバー2は、前後方向Dfにスライドするときには、配線カバー2の後端部は、スライド部材70が枠部材3に形成されたガイド溝36に沿って前後方向Dfにスライドする。また、配線カバー2の前端部は、突出片68が、ガイド部371の上面の後部支持面374、傾斜支持面375、前部支持面373の上面に沿って摺接する。これによって、配線カバー2は、スライド中、全開状態よりも開度が小さい微開状態に維持される。
このように、配線カバー2が、支持軸72に交差する方向である前後方向Dfに沿って前方(天板11の内方)に向かってスライドすると、配線カバー2のスライド方向後方に、把持部材挿通空間Sが形成される。このようにして、デスク1の天板11を、壁面やパネル体P等に押し付けるように設置した場合であっても、配線カバー2を前方に向かってスライドさせれば、配線カバー2と、配線カバー2のスライド方向後方の壁面やパネル体Pとの間に、把持部材挿通空間Sを形成することができる。
上記配線カバー装置10の下方には、トレー部材4が設けられている。
トレー部材4は、カバー用切欠き凹部15の下方に設けられている。トレー部材4は、天板11の下面に対向して形成され、その上面に物品を載置可能な物品載置部41と、物品載置部41において天板11の外方を向く後方側に連続して形成され、上方に向かって立ち上がる立ち上がり壁部42と、物品載置部41の前端部から上方に向かって立ち上がる前部立ち上がり壁44と、を備えている。立ち上がり壁部42は、上方に向かって天板11の外方を向く側に傾斜した傾斜面43を有している。トレー部材4は、天板11の下面に当接して固定されている。
図14に示すように、このようなトレー部材4の傾斜面43には、コンセント100や、その他の接続コネクタ等を設けることができる。これにより、配線カバー2を開いた状態で、傾斜面43に設けたコンセント100に対し、天板11上で用いる電子機器等の配線101の先端部に設けられた接続プラグ102を容易に接続することができる。
このようなトレー部材4は、天板11の外方(後方)を向く側の後端部4rが、天板11の後端11rよりも、天板11の内方(前方)にオフセットした位置に配置されている。これにより、トレー部材4は、カバー用切欠き凹部15の内側において、トレー部材4の後端部4rの後方に、把持部材挿通空間Sを形成する。この把持部材挿通空間Sは、上記したようにして配線カバー2を前方にスライドさせたときに、その後方に形成されるものである。
次に、上記したようなデスク1に対し、オプション部材200の取り付ける方法について説明する。すなわち、上記把持部材挿通空間Sを通して、オプション部材200を天板11に固定させるための把持部材201を、挿通させることができる。
デスク1に対し、オプション部材200の取り付けるには、まず、図15に示すように、配線カバー2を、支持軸72に交差する方向に沿って天板11の内方、すなわち前方に向かってスライドすることで、配線カバー2のスライド方向後方に、把持部材挿通空間Sを形成する。
次いで、形成された把持部材挿通空間Sに、オプション部材200を天板11に固定するための把持部材201を上方から下方に向かって挿入する(図15中、矢印A1)。
次に、把持部材201を、把持部材挿通空間Sからカバー用切欠き凹部15に対して幅方向Dhで隣接する天板11の後端11rに沿ってスライドさせる(図15中、矢印A2)。
把持部材201が、天板の後端11rにおいて所望の位置に到達したら、図12に示すように、クランプネジ202等を締め付けることで、把持部材201を、天板11の後端11rに固定する。
上述したような配線カバー装置10は、天板11の板厚方向に貫通するカバー用切欠き凹部15に設けられ、カバー用切欠き凹部15を開閉可能とする。この配線カバー装置10は、カバー用切欠き凹部15を開閉可能に塞ぐ配線カバー2と、カバー用切欠き凹部15の周縁部に設けられ、配線カバー2を支持軸72周りに回動可能に支持する枠部材3と、配線カバー2に形成され、天板11の裏面側から離間する方向(下方)に向かって突出する突出片68と、枠部材3に形成され、配線カバー2が支持軸72周りに回動して開状態から閉状態に移行するときに突出片68が摺動することで、配線カバー2の回動速度を減速させる摺接部372と、を備える。
このような構成によれば、配線カバー2が支持軸72周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、突出片68と摺接部372とが摺動することで、突出片68と摺接部372との間に摩擦抵抗力が生じる。この摩擦抵抗力によって配線カバー2の回動速度が減速する。これによって、配線カバー2の閉動作を、スムーズなものとするとともに、配線カバー2が閉じるときに枠部材3等に衝突して、振動や騒音が生じるのを抑えることができる。その結果、配線カバー装置10の動作を、高級感にあふれるものとすることができる。
また、突出片68は、配線カバー2において、支持軸72の軸線方向(幅方向Dh)の両端部に設けられるとともに、摺接部372は、枠部材3において、支持軸72の軸線方向(幅方向Dh)の両端部に設けられている。このような構成によれば、配線カバー2が開状態であるとき、配線カバー2と枠部材3との隙間において、幅方向Dhの内側の領域に突出片68や摺接部372が張り出すことがなく、この隙間に配線等を通す際に邪魔になるのを抑えることができる。
また、突出片68と摺接部372とは、配線カバー2が閉状態であるときに、支持軸72を中心とした径方向において互いに対向するよう配置され、突出片68は、支持軸72を中心とした径方向に弾性変形可能である。このような構成によれば、配線カバー2が支持軸72周りに回動して開状態から閉状態に移行するときに、突出片68と摺接部372とが摺動すると、突出片68が弾性変形する。突出片68が弾性変形すると、元の形状に戻ろうとする復元力(反発力)によって、突出片68と摺接部372との間に生じる摩擦力が大きくなる。これによって、配線カバー2の回動速度が、より効果的に減じられる。
また、突出片68は、配線カバー2の自重が作用したときに径方向に弾性変形可能である。このような構成によれば、配線カバー2は、その自重のみによって閉じることが可能となる。したがって、配線カバー2を閉方向に押し込まずとも、配線カバー2が自動的に閉まることとなる。
また、突出片68は、配線カバー2が閉状態であるときに、摺接部372に係合可能な係止爪682を有している。このような構成によれば、配線カバー2が閉状態となったときに、突出片68の係止爪682が摺接部372に係合することで、配線カバー2を閉状態にロックすることができる。
また、枠部材3は、配線カバー2を天板11に沿い、かつ支持軸72に交差する方向にスライド可能に支持している。また、摺接部372は、配線カバー2のスライド方向に延びるガイド部371を有している。さらに、配線カバー2は、配線カバー2がスライド方向にスライドするときに、突出片68がガイド部371に摺接する。
このような構成によれば、配線カバー2がスライドするときに、配線カバー2は、支持軸72と、ガイド部371に摺接する突出片68とによって、安定的に支持される。
また、ガイド部371は、配線カバー2が閉状態であるときに、配線カバー2に突き当たることで配線カバー2の閉方向への移動を規制する。このような構成によれば、閉状態の配線カバー2が、支持軸72とガイド部371とによって強固に支持される。
また、配線カバー2がスライド方向にスライドするとき、配線カバー2は、突出片68がガイド部371に摺接することで、全開状態よりも開度の小さい微開状態が保持される。このような構成によれば、配線カバー2をスライドするとき、配線カバー2を微開状態とすることで、配線カバー2と枠部材3との隙間に配線等を挿通させたままの状態とすることができる。
また、上述したようなデスクは、カバー用切欠き凹部15が形成された天板11と、カバー用切欠き凹部15に開閉可能に設けられた配線カバー装置10と、を備える。
このような構成によれば、配線カバー2の閉動作を、スムーズなものとするとともに、配線カバー2が閉じるときに枠部材3等に衝突して、振動や騒音が生じるのを抑えることができる。その結果、デスク1を、高級感にあふれるものとすることができる。
このようにして、上述の配線カバー装置10、デスク1によれば、カバー用切欠き凹部15を開閉する配線カバー2を閉じるときに生じる振動や騒音を、コストのかかる衝撃吸収ダンパー等を用いることなく、低コストで抑えることが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の開閉蓋装置、天板付什器は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、突出片68を弾性変形可能としたが、摺接部372を弾性変形可能に形成してもよい。
また、配線カバー装置10を、天板11に形成されたカバー用切欠き凹部15に設けたが、天板11以外の各種板状体、例えば壁体などに配線カバー装置10を設けるようにしても良い。
また、配線カバー装置10を設けたカバー用切欠き凹部15は、天板11の後端11rに形成されているが、天板11の側端や前端等、他の部位に形成されたものであってもよい。
さらに、配線カバー装置10は、天板11等の板状体の外周端部以外の内方に形成した開口部に設けるようにしても良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 デスク(天板付什器)
2 配線カバー(蓋本体)
3 枠部材
4 トレー部材
10 配線カバー装置(開閉蓋装置)
11 天板(板状体)
11a 上面(作業面)
11r 後端(外周端部)
15 カバー用切欠き凹部(開口部)
36 ガイド溝
37 受け部材
41 物品載置部
42 立ち上がり壁部
43 傾斜面
68 突出片
70 スライド部材
72 支持軸
75 回転機構
76 スライド機構
100 コンセント
101 配線
200 オプション部材
201 把持部材
371 ガイド部(ガイド部材)
371f 上面
372 摺接部(摺接部材)
681 基部
682 係止爪
682a 前端部
682f 湾曲面
Df 前後方向
Dh 幅方向
Dv 上下方向
F 床面
S 把持部材挿通空間

Claims (5)

  1. 板状体の板厚方向に貫通する開口部に設けられ、前記開口部を開閉可能とする開閉蓋装置であって、
    前記開口部を開閉可能に塞ぐ蓋本体と、
    前記開口部の周縁部に設けられ、前記蓋本体を支持軸周りに回動可能に支持する枠部材と、
    前記蓋本体に形成され、前記板状体の裏面側から離間する方向に向かって突出する突出片と、
    前記枠部材に形成され、前記蓋本体が前記支持軸周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、前記突出片が摺動することで、前記蓋本体の回動速度を減速させる摺接部材と、
    を備え、
    前記蓋本体は、カバー本体と、弾性閉塞カバーと、を備え、
    前記弾性閉塞カバーは前記カバー本体の前端部から前方に向けて突出して装着されていると共に、前記突出片が前記弾性閉塞カバーに一体的に設けられている開閉蓋装置。
  2. 板状体の板厚方向に貫通する開口部に設けられ、前記開口部を開閉可能とする開閉蓋装置であって、
    前記開口部を開閉可能に塞ぐ蓋本体と、
    前記開口部の周縁部に設けられ、前記蓋本体を支持軸周りに回動可能に支持する枠部材と、
    前記蓋本体に形成され、前記板状体の裏面側から離間する方向に向かって突出する突出片と、
    前記枠部材に形成され、前記蓋本体が前記支持軸周りに回動して開状態から閉状態に移行するとき、前記突出片が摺動することで、前記蓋本体の回動速度を減速させる摺接部材と、
    を備え、
    前記枠部材は、
    前記蓋本体を前記板状体に沿い、かつ前記支持軸に交差する方向にスライド可能に支持するとともに、
    前記蓋本体のスライド方向に延びるガイド部を有し、
    前記蓋本体は、前記蓋本体が前記スライド方向にスライドするときに、前記突出片が前記ガイド部に摺接する開閉蓋装置。
  3. 前記突出片は、前記蓋本体において、前記支持軸の軸線方向の両端部に設けられ、
    前記摺接部材は、前記枠部材において、前記支持軸の軸線方向の両端部に設けられている、請求項1または2に記載の開閉蓋装置。
  4. 前記突出片及び前記摺接部材の一方は、前記蓋本体の自重が作用したときに前記径方向に弾性変形可能である、請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉蓋装置。
  5. 開口部が形成された天板と、
    前記開口部に開閉可能に設けられた、請求項1からのいずれか一項に記載の開閉蓋装置と、を備える天板付什器。
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