JP4412139B2 - 天板付家具 - Google Patents

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Description

本発明は、デスクに代表される天板付家具に関する。
オフィスのOA化、IT化に伴い、オフィスワークにパーソナルコンピュータやその他の情報通信機器を使用することが普遍的となった。近時のオフィス向けのデスクには、それらの機器に接続するコード類(給電コード、通信ケーブル等)を好適に配線するための機能が付帯していることが多い。例えば、下記特許文献には、コード類を保持し得る配線ダクトを後面に取り付けたデスクが開示されている。このような配線ダクトは通常、天板の直下に位置づけられる。
特開2001−186932号公報
かつて、一旦デスクの上に据え置かれたパーソナルコンピュータ等の機器を移動させる機会は(大掃除や模様替え等を除き)あまりなかった。パーソナルコンピュータ等の機器に接続するコード類もまた、一度配線してしまえば原則として再び操作する必要はなかった。しかしながら、ノートブック型コンピュータをはじめとする昨今普及をみた軽薄短小な情報通信機器は、オフィス内の移動や自宅への持ち帰り、出張への携行等、持ち運ばれる機会が非常に多い。従って、一旦配線したコード類を取り出し、あるいは配線し直す頻度も以前より増していることになる。
にもかかわらず、上記例の如きデスクにおいて、既に配線ダクトに収容されたコード類を操作したり、再度コード類を配線ダクトに収容したりすることは必ずしも容易でない。配線ダクトは天板によって上方より遮蔽されているため、配線作業を行うにはユーザがデスクの側方または後方に回り込まなければならない。さらに、いわゆる島型配置のオフィスのように複数のデスクの天板同士を隣接させている場合には、これらデスクの天板が配線ダクトをほとんど完全に隠蔽してしまうことから、デスクを移動させない限り配線作業を行うことは困難である。
以上に鑑みてなされた本発明は、配線作業を常時簡便に行い得るような天板付家具を実現しようとするものである。
上述した課題を解決するべく、本発明では、天板と、天板を支持する家具本体と、家具本体に取り付けられて支持される配線ダクトとを具備する天板付家具であって、前記配線ダクトの上部に、上面が作業領域として機能する開閉可能な蓋体を設けており、前記配線ダクトを前記家具本体に取り付けた状態で前記蓋体が前記天板の外方に配置され(配線ダクトを閉止している)蓋体の上面が天板の上面と略面一となり、前記天板の後端を一部切り欠き、その切り欠いた部位に撓み変形容易な可撓性を有する可撓部を配し、かつこの切り欠いた部位の左右両側に隣接している部位を当接部として、これら可撓部及び当接部により略一直線状に連続した天板の後端縁を形作っており、前記配線ダクトを前記家具本体に取り付けた状態で前記天板の後端縁に対向する前記蓋体の前端縁が天板の後端縁に略隙間なく近接し、閉じている前記蓋体の下面と前記配線ダクトの前板の上端面との間、及び、同蓋体の下面と配線ダクトの後板の上端面との間にそれぞれ上下方向に離間した間隙が存在し、さらに、前記天板の下面と前記家具本体の幕板の上端面との間にも上下方向に離間した間隙が存在している天板付家具を構成した。このようなものであれば、配線ダクトを開閉する蓋体が常時上方に露出していることとなり、必要な時に配線ダクトを開放して配線作業を行うことが容易となる。しかも、配線ダクトを閉止している蓋体の上面と天板の上面とを略面一とすれば、これら蓋体及び天板によって一体的な作業領域が形成され、実質的に利用可能な作業領域が拡張する。
前記配線ダクトが前記家具本体に対し着脱自在であるならば、不要な場合に配線ダクトを取り除いて使用することができる。
前記配線ダクトを前記家具本体に取り付けた状態で、(配線ダクトを閉止している)前記蓋体の端縁がこの天板の縁辺に略隙間なく近接しているならば、蓋体と天板との間に生じる空隙を極小化でき、天板上に載置された筆記用具等の物品が配線ダクト内に不用意に落下してしまうことを回避できる。
前記天板の所定の縁辺に可撓性を有する可撓部を設けているならば、可撓部を介して簡便にコード類を配線ダクト内に導き入れることができる。また、蓋体を開閉操作する際に、この可撓部に手指を差し入れて蓋体を手を掛けることが可能となり、使い勝手がより向上する。
前記蓋体が両開き可能、即ち、前記配線ダクトを前記家具本体に取り付けた状態で前記天板の所定の縁辺に対向する端縁を上下動させて配線ダクトを開閉する操作と、その反対側の端縁を上下動させて配線ダクトを開閉する操作とが可能であるように支持されているならば、相反する両方向からコード類を配線ダクトに導き入れることができる。このことは、二基の天板付家具を配線ダクトの蓋体を挟んで対向配置したときに特に有効となる。
本発明によれば、作業領域を拡張しつつ、配線作業を簡便に行い得るような天板付家具が実現される。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、説明中、天板付家具たるデスクDを使用するユーザが着座する使用端側を前方、反使用端側を後方と定義している。
本実施形態の天板付家具たるデスクD(または、袖机)を、図1、図2に示す。このデスクDは、オフィス等において用いられるものであって、天板2と、天板2を下方より支持する家具本体1と、家具本体1に取り付けることができる配線ダクト3とを具備する。
家具本体1は、一方側にあって天板2を支持する脚側板11と、他方側にあって天板2を支持する袖構造体12と、後方にあって下肢空間を隠蔽する幕板13とを主要な構成要素とする。
袖構造体12は、天板2に一体的に結合した筐体121を主体とする。筐体121は、一または複数の抽斗122を収容し得る内部空間を内包する。筐体121の前面は開口し、内部空間と外部とを連通しているが、側方及び後方からは遮蔽している。抽斗122は、鏡板の後背に収納空間を包囲する底壁、側壁及び後壁を配設したもので、筐体121内に押し入れればその鏡板のみが正面に現れる状態となり、筐体121より引き出せば上方に開放した収納空間を露出させることができる。但し、家具本体1がこのような袖構造体12を備えているとは限られず、両側に脚側板11を配して天板2を支持するものとしても構わない。
幕板13は、脚側板11及び袖構造体12の対向面間に固定してあるもので、その上端面を天板2下面よりも低い位置に設定して天板2と幕板13との間に間隙を設けている。この間隙を利用すれば、天板2上に載置される各種の機器に接続するコード類を(後述する天板2の可撓部22を介して)下肢空間に導き入れることが可能である。
脚側板11の後面、袖構造体12の後面及び幕板13の後面は概ね面一となっており、家具本体1の後縁を規定している。因みに、本実施形態では、家具本体1の一部をなす袖構造体12の筐体121の後面に一または複数のスロット穴123を穿っている。スロット穴123は、例えば、背面視幅方向に拡張する方形状をなす長穴である。電話台やメモ台、タスクライト等のオプション品を支持する既知のクランプ装置(図示せず)を取り付ける際には、クランプ装置の爪の一方をこのスロット穴123に挿入し、他方を天板2面に設置して、両方の爪で挟みつければよい。勿論、天板2と幕板13との間の間隙を利用して、クランプ装置を取り付けることも可能である。
天板2は、平面視略矩形状の外形をなし、その後端を家具本体1の後縁よりも後方に突き出させてある。本実施形態では、この天板2の後端縁に、当接部21と、可撓部22とを設けている。
当接部21は、他のデスク等の家具、パーティション等の什器または部屋の壁面に当接させ得る剛性を有する部位である。図示例では、天板本体23の後端の一部を幅方向に沿って切り欠き、この切り欠いた部位に隣接している部位、即ち切り欠いていない部位を当接部21としている。つまり、天板本体23と当接部21とは一体的に連続しているが、両者を別個の部材とすることを妨げない。当接部21は、天板2における両側端部に設けており、かつ天板2の幅方向の中心軸に対称に配置してある。当接部21の上面は、天板本体23の上面と略面一とする。
可撓部22は、当接部21に隣接し、可撓性を有する部位である。図示例では、天板本体23の後端の切り欠いた部位に、撓み変形容易な軟質樹脂を用いて作製した遮蔽部材を装着して可撓部22を構成している。可撓部22の具体的態様を、図10に示す。遮蔽部材22は、天板2の幅方向に沿って延伸する側断面視中空な射出成形品で、例えば前方部位に比較的硬い樹脂を用い、その他の部位に比較的軟らかい樹脂を用いて二色成形してなる。遮蔽部材22の前方部位には、互いに相寄るように上下に突出する突条221を形成してある。翻って、天板本体23の後端を切り欠いた部位の後向面には、遮蔽部材22を装着するためのブラケット24を、ボルト等を使用して予め固定しておく。そして、遮蔽部材22に形成した突条221をブラケット24の上下端に係合させるようにして、遮蔽部材22をブラケット24に嵌め込み装着する。撓み変形していない状態で、可撓部22の上面即ち遮蔽部材の上面は、天板本体23の上面と略面一となる。なお、遮蔽部材22の上面は平滑面であるとは限られない。図示例では、遮蔽部材22の上面に凹溝222が彫られている。遮蔽部材22の下面は水平方向に対して傾斜しており、遮蔽部材22の外形の厚みは後方に向かうにつれて徐々に薄くなる。これにより、上から押された場合に遮蔽部材22がスムーズに下方に撓み変形する。
なお、当接部21の後縁と可撓部22の後縁とは略一直線上に連続して天板2の後端縁を形作っている。
配線ダクト3は、底板311、前板312、後板313及び側板314を備えて上方に開口する箱体状のダクト本体31の上端部位に、これを開閉する蓋体32を設けたものである。
図2ないし図4等に示すように、前板312、後板313はそれぞれ底板311の前後端より略垂直に立ち上がり、底板311ととともにチャネル形状をなしている。そして、このチャネル形状の左右両側を側板314によって閉塞している。ダクト本体31の幅寸法即ち左右に対をなす側板314の外法寸法は、デスクDの天板2の幅寸法に略等しい。左右の側板314の上端は、前板312及び後板313の上端よりも高い位置にある。また、図示例では、前板312の方が後板313よりもかなり低い。側板314には、ダクト本体31の内外を連通する貫通窓315を穿ってあり、さらには貫通窓315を開閉し得る戸板316を装着してある。戸板316は、例えばヒンジを介して貫通窓315の内周面に可動に取り付ける。貫通窓315は、コード類を挿通するために利用でき、配線ダクト3をデスクDに対して着脱する際には手指を差し入れることも可能である。
蓋体32は、側面視扁平な台形状の外形をなす部材である。蓋体32は、その上面32aが略面一となっている。蓋体32の幅寸法は、ダクト本体31の左右の側板314の内法寸法に略等しい。並びに、蓋体32の奥行寸法は、ダクト本体31の奥行寸法即ち前板312及び後板313の外法寸法に略等しい。
蓋体32は、ダクト本体31の側板314に可動に支持される。詳述すると、図3ないし図7に示しているように、左右の側板314の内向面には、内向きに突出する略円柱状の軸体317を設けている。軸体317は、前板312及び後板313の上端よりも高い位置にある。また、本実施形態では、各側板314において奥行方向に離間した二箇所に軸体317を設けている。翻って、蓋体32の左右の側端面には、軸体317が挿入される軸穴321と、軸穴321に連なり下面に開口するV溝322とを形成してある。軸穴321の内径は、軸体317の外径と略同等かそれよりも若干小さい寸法に設定する。V溝322は、その内面が下方に向かうにつれて互いに離反するように前後方向に拡開している。軸穴321及びV溝322もまた、蓋体32の各側面において奥行方向に離間した二箇所に形成する。これらは、奥行方向に離間する二本の軸体317の各々に対応する。加えて、軸穴321の周辺には肉盗み323を設けて、軸穴321の内周が若干ながら拡縮し得るようにしてある。
側板314より突出する軸体317を蓋体32の側面に形成したV溝322を経て軸穴321に弾性係合させれば、蓋体32をダクト本体31に装着することができる。蓋体32によってダクト本体31を上方より閉止するには、奥行方向に離間する二本の軸体317をやはり奥行方向に離間する二箇所の軸穴321に各々挿入すればよい。蓋体32がダクト本体31を閉止している状態で、蓋体32は略水平姿勢をとり、蓋体32の上面32aと側板314の上端面とが略面一となる。また、蓋体32と前板312との間、並びに蓋体32と後板313との間にはそれぞれ間隙が存在している。この蓋体32は、その前端縁を上下動させて配線ダクト3を開閉する操作と、その後端縁を上下動させて配線ダクト3を開閉する操作とが可能となっている。つまり、図5、図7に示すように、蓋体32の前端を持ち上げて前方の軸穴321より前方の軸体317を脱離させることで蓋体32を後方の軸体317を中心に回動させることができ、あるいは、蓋体32の後端を持ち上げて後方の軸穴321より後方の軸体317を脱離させることで蓋体32を前方の軸体317を中心に回動させることができる。
本実施形態において、配線ダクト3は家具本体1に対し着脱自在に取り付けられる。配線ダクト3の家具本体1への取り付けの態様は特に限定されないが、本実施形態では、図3に示すように、複数個の支持具4を介して配線ダクト3を幕板13に支持させるものとする。支持具4は、配線ダクト3を下方より支持する水平片41と、水平片41の前端より上方に延伸する直立片42と、直立片42の上端より前方に突出し側面視逆L字型をなす引掛片43とを備えており、引掛片43を幕板13の上端に掛け止めることでこの幕板13に装着できる。そして、水平片41上にダクト本体31の底板311を載置してこれを固定すれば、配線ダクト3を幕板13に支持させることができる。図示例では、水平片41の上面に設けた爪411を予めダクト本体31の底板311に形成した係合孔(図示せず)に嵌め入れて両者を固定している。但し、配線ダクト3の家具本体1への取り付けの態様は上述したものには限られない。よって、例えば、家具本体1の脚側板11ないし袖構造体12の後面にフック爪(または、フック孔)を突設し、かつダクト本体31の前板312ないし側板314の前面にフック孔(または、フック爪)を形成して、フック孔にフック爪を係合させることで配線ダクト3を家具本体1に取り付けるようにしてもよい。
配線ダクト3を家具本体1に取り付けたとき、ダクト本体31の側板314の上端面と天板2の上面とが略面一となる。そして、蓋体32が配線ダクト3を閉止している状態では、蓋体32の上面32aと天板2の上面とが略面一となる。このとき、天板2の後端縁(当接部21の後縁及び可撓部22の後縁)と蓋体32の前端縁とが略隙間なく近接する。デスクDの天板2上に載置された各種の機器に接続しているコード類を配線ダクト3内に収容するには、蓋体32の前端を持ち上げて配線ダクト3を開成し、可撓部22を介してコード類をダクト本体31の内に収容し、しかる後に蓋体32の前端を下ろして配線ダクト3を閉止すればよい。既に述べたように、配線ダクト3を閉止している蓋体32とダクト本体31の前板312及び後板313との間には間隙が存在するため、配線したコード類と蓋体32とが干渉し合うことは避けられる。
さらに、図8、図9に示しているように、配線ダクト3の後端側に別のデスクD’を対向配置すれば、双方のデスクD、D’の側から配線ダクト3を好適に利用することができる。因みに、図示例のデスクD’は、本実施形態のデスクDより配線ダクト3を取り外したものである。デスクD’の天板2上に載置された機器に接続しているコード類を配線ダクト3内に収容するには、蓋体32の後端を持ち上げて配線ダクト3を開成し、コード類をダクト本体31の内に収容した後に蓋体32の後端を下ろして配線ダクト3を閉止すればよい。蓋体32が配線ダクト3を閉止している状態では、デスクDの天板2、デスクD’の天板2及び蓋体32の上面32aが互いに略面一となって広大な作業領域をユーザに提供する。
本実施形態によれば、天板2と、天板2を支持する家具本体1と、家具本体1に取り付けることができる配線ダクト3とを具備する天板付家具たるデスクDであって、前記配線ダクト3の上部に開閉可能な蓋体32を設け、前記配線ダクト3を前記家具本体1に取り付けた状態で前記蓋体322が前記天板2の外方即ち後方に配置され、配線ダクト3を閉止している蓋体32の上面32aが天板2の上面と略面一となるデスクDを構成したため、配線ダクト3を開閉する蓋体32が常時上方に露出していることとなり、必要な時に配線ダクト3を開放して容易に配線作業を行うことが可能となる。しかも、配線ダクト3を閉止している蓋体32の上面32aと天板2の上面とを略面一とすれば、これら蓋体32及び天板2によって一体的な作業領域が形成され、実質的に利用可能な作業領域が拡張することとなる。
前記配線ダクト3が前記家具本体1に対し着脱自在であるため、不要な場合に配線ダクト3を取り除いて使用することができる。
前記配線ダクト3を前記家具本体1に取り付けた状態で、配線ダクト3を閉止している蓋体32の端縁がこの天板2の縁辺即ち後端縁に略隙間なく近接しているため、蓋体32と天板2との間に生じる空隙を極小化でき、天板2上に載置された筆記用具等の物品が配線ダクト3内に不用意に落下してしまうことを回避できる。
前記天板2の所定の縁辺即ち後端縁に可撓性を有する可撓部22を設けているため、可撓部22を介して簡便にコード類を配線ダクト3内に導き入れることができる。また、蓋体32を開閉操作する際に、この可撓部22に手指を差し入れて蓋体32を手を掛けることが可能となり、使い勝手がより向上する。
前記蓋体322が両開き可能、即ち、前記配線ダクト3を前記家具本体1に取り付けた状態で前記天板2の後端縁に対向する端縁即ち前端縁を上下動させて配線ダクト3を開閉する操作と、その反対側の端縁即ち後端縁を上下動させて配線ダクト3を開閉する操作とが可能であるように支持されているため、相反する両方向からコード類を配線ダクト3に導き入れることができる。このことは、二基のデスクD、D’を配線ダクト3の蓋体32を挟んで対向配置したときに特に有効となる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。特に、配線ダクト3を、家具本体1の後面以外の部位に取り付けることが考えられる。例えば、家具本体1の左側面及び/または右側面に配線ダクト3を取り付けることができる。このときには、配線ダクト3の蓋体32が天板2の左右側端縁に沿うように配置される。
天板2の所定の縁辺(後端縁)に近接して対向する蓋体32の端縁(前端縁及び/または後端縁)の一部または全部に、撓み変形可能な可撓部を設けることも好ましい。このとき、天板2の所定の縁辺には可撓部22を設けていてもよく(即ち、天板2と蓋体32との双方に可撓部を設ける)、設けていなくともよい(即ち、蓋体32にのみ可撓部を設ける)。
また、可撓部22、言い換えるならば遮蔽部材の素材は軟質樹脂には限られない。例えば、遮蔽部材22が、刷毛のようなものであっても構わない。
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態における天板付家具を示す斜視図。 同斜視図。 配線ダクトの家具本体への取付構造を示す分解斜視図。 蓋体のダクト本体への取付構造を示す要部分解斜視図。 蓋体の開閉の様子を示す要部斜視図。 同要部側断面図。 同要部側断面図。 同実施形態の天板付家具の使用例を示す斜視図。 同要部側断面図。 同実施形態における天板を示す要部側断面図。
符号の説明
D…天板付家具(デスク)
1…家具本体
2…天板
3…配線ダクト
32…蓋体

Claims (5)

  1. 天板と、天板を支持する家具本体と、家具本体に取り付けられて支持される配線ダクトとを具備する天板付家具であって、
    前記配線ダクトの上部に、上面が作業領域として機能する開閉可能な蓋体を設けており、前記配線ダクトを前記家具本体に取り付けた状態で前記蓋体が前記天板の外方に配置されその上面が天板の上面と略面一となり、
    前記天板の後端を一部切り欠き、その切り欠いた部位に撓み変形容易な可撓性を有する可撓部を配し、かつこの切り欠いた部位の左右両側に隣接している部位を当接部として、これら可撓部及び当接部により略一直線状に連続した天板の後端縁を形作っており、
    前記配線ダクトを前記家具本体に取り付けた状態で前記天板の後端縁に対向する前記蓋体の前端縁が天板の後端縁に略隙間なく近接し、
    閉じている前記蓋体の下面と前記配線ダクトの前板の上端面との間、及び、同蓋体の下面と配線ダクトの後板の上端面との間にそれぞれ上下方向に離間した間隙が存在し、
    さらに、前記天板の下面と前記家具本体の幕板の上端面との間にも上下方向に離間した間隙が存在している
    ことを特徴とする天板付家具。
  2. 前記配線ダクトが前記家具本体に対し着脱自在となっている請求項1記載の天板付家具。
  3. 前記蓋体は、前記配線ダクトを前記家具本体に取り付けた状態で前記天板の所定の縁辺に対向する端縁を上下動させて配線ダクトを開閉する操作と、その反対側の端縁を上下動させて配線ダクトを開閉する操作とが可能であるように支持されている請求項1または2記載の天板付家具。
  4. 前記天板と前記幕板との間隙を介して支持具を幕板に掛け止め、この支持具に前記配線ダクトを支持させる請求項1、2または3記載の天板付家具。
  5. 前記配線ダクトの前板の上端面が後板の上端面よりも低い請求項1、2、3または4記載の天板付家具。
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