JP6789630B2 - 皮膚外用組成物、水和膜形成方法及び水和膜形成剤 - Google Patents
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特に二次付着レス効果を向上させるために、肌への塗布後に、シリコーン系油剤が上層に、エステル油が下層に分離するような性質をもつ唇用化粧料が提案されている。
特許文献1には、モノイソステアリン酸グリセリンとメチルフェニルシリコーンと水および/またはグリセリンとワックスを特定量含む唇用化粧料が記載されている。
特許文献2には、水添ポリイソブテン、メチルフェニルシリコーン、親油性界面活性剤及びワックスを特定量含む唇用化粧料が記載されている。
特許文献3には、ブロック型アルキレンオキシド誘導体、ジメチルジフェニルポリシロキサン、ジイソステアリン酸ジグリセリル及び/又はトリイソステアリン酸ジグリセリルを特定量含む唇用化粧料が記載されている。
そして、特許文献4には、当該油性化粧料を肌や口唇に塗布すると、皮膚の水分や、空気中の水分により、多価アルコール変性シリコーンと油剤が相分離して化粧膜にツヤを与え、多価アルコール変性シリコーンが水分により粘性が高まって化粧膜が強固になり、化粧持続性が向上することが記載されている(段落0006)。
また、特許文献2には、水及びグリセリンの配合量が2質量%以下である唇用化粧料は、安定性が悪く二次付着レス効果の測定すらできないことが開示されている(表7、段落0070)。
さらに、特許文献3には、イオン交換水及び10%食塩水の何れも含まない唇用化粧用は、二次付着レス効果に劣ることが開示されている(表2、表3)。
このように特許文献1〜3に係る唇用化粧料は、皮膚の水分や、空気中の水分を抱水する機能が弱い、若しくは無いため、初めから処方に水を含有させる必要があった。
そのため、製造直後から一定の粘性を有しており扱いづらく、また肌への塗布前から分離が起き始め不安定であるという問題があった。
これは、特許文献4の油性化粧料に含まれている親水性の成分、例えば、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2の水和力だけでは空気中の水分や皮膚上の水分を取り込み、化粧もちを向上させることができないことを示している。
特に、本発明はロングラスティング効果、二次付着レス効果及び保湿持続効果に優れた唇用化粧料を提供することを課題とする。
本発明の皮膚外用組成物は、ロングラスティング効果、二次付着レス効果及び保湿持続効果に優れる。
これらの油剤を含むことによって、皮膚外用組成物の均一性を向上させ、発色性を向上させることができる。
水の含有量が前記範囲である本発明の皮膚外用組成物は扱い易さに優れる。
前記イソステアリン酸ポリグリセリルは水和膜を形成する際に、色材も抱え込むことができるため、色落ちや色移りが起こりにくい。
そのため、色材を含有する形態の本発明の皮膚外用組成物は、優れた二次付着レス効果とロングラスティング効果を発揮する。
本発明の皮膚外用組成物は、水分を呼気から供給できるため、唇用化粧料への応用に特に適している。
(1)Y<X+37
(2)20<Y<50
(Xは2以上の整数である)
そのため、上記イソステアリン酸ポリグリセリルを含む本発明の皮膚外用組成物は化粧もちに優れる。
(3)25≦Y≦35
このような条件を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルを含む本発明の皮膚外用組成物は、外部から水を取り込んだ際に、特に粘度が高く強固な水和膜を形成することができ、化粧もちに優れる。
前記範囲の重合度のポリグリセリンにより構成されるイソステアリン酸ポリグリセリルを含む本発明の皮膚外用組成物は、化粧もちに優れる。
トリメチルシロキシフェニルジメチコンを含む本発明の皮膚外用組成物は、ロングラスティング効果、二次付着レス効果及び保湿持続効果により優れる。
イソステアリン酸ポリグリセリルとシリコーン系油剤との含有質量比が前記範囲である本発明の皮膚外用組成物は、特に化粧もちに優れる。
特に本発明は二次付着レス効果、ロングラスティング効果、保湿性維持効果を発揮する唇用化粧料を提供することができる。
<1>皮膚外用組成物
本発明の皮膚外用組成物は、イソステアリン酸ポリグリセリルを含む。イソステアリン酸ポリグリセリルを構成するイソステアリン酸の構造や、ポリグリセリン部分のエステル化率及び重合度は特に限定されないが、以下の条件を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルを好ましく例示することができる。
すなわち、エステル化率がY%である、重合度Xのポリグリセリンとイソステアリン酸のエステル縮合体であり、下記式(1)及び(2)を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルを好ましく用いることができる。
(1)Y<X+37
(2)20<Y<50
(Xは2以上の整数である)
したがって、上記式(1)及び(2)を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルを含有する本発明の皮膚外用組成物は、化粧もちに優れている。
このような条件を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルを用いる本発明の皮膚外用組成物は、外部から水を取り込んだ際に、特に粘度が高く強固な水和膜を形成することができ、化粧もちに優れる。
このような重合度のポリグリセリンのエステル縮合体であるイソステアリン酸ポリグリセリルを用いることで、より透明性のある水和膜を形成することができる皮膚外用組成物を提供することができる。
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−10を用いる本発明の皮膚外用組成物は、特に粘度が高く強固な水和膜を形成することができる。
本発明の皮膚外用組成物は、外部から水を取り込むことができ、水を予め含有させる必要が無いため、組成物中でイソステアリン酸ポリグリセリルが水和することで高粘度になることが無い。
そのため、水分の含有量を前記範囲とすることによって、皮膚外用組成物は取り扱い性に優れる。
また、本発明の皮膚外用組成物における水の含有量を前記範囲とすることによって、安定性を向上させることができる。
このような形態とすることによって、皮膚外用組成物の化粧もちを向上させることができる。
イソステアリン酸ポリグリセリルは水和膜を形成する際に、色材を抱え込むことができる。そのため、このような実施の形態の本発明の皮膚外用組成物は二次付着レス効果とロングラスティング効果に優れる。
また、本発明の皮膚外用組成物は、水和膜中に色材を取り込み濃縮することができるため、色材の含有量はより少なくすることができる。そのため、本発明の皮膚外用組成物における色材の含有量としては、0.001〜5質量%、より好ましくは0.005〜2質量%、さらに好ましくは0.01〜1質量%としても良い。
このような形態とすることによって、皮膚外用組成物の二次付着レス効果とロングラスティング効果を向上させることができる。
シリコーン系油剤を含有する本発明の皮膚外用組成物は、肌への塗布後に外部の水を取り込み、肌に密着する層としてイソステアリン酸ポリグリセリルが水和膜を形成し、表層にシリコーン系油剤が分離する。
本発明によれば、経時で被膜表面につやを有する化粧もちの良い皮膚外用組成物を提供することができる。
また、シリコーン系油剤に加え、色材を加えた含有する形態とすれば、色材が水和膜に取り込まれるため、色落ちや色移りを効果的に防止することができる。
これらのシリコーン系油剤を含有する本発明の皮膚外用組成物は、強固な水和膜を形成することができる。
このような実施の形態の皮膚外用組成物は、強固な水和膜を形成することができる。
シリコーン系油剤の含有量を前記範囲とすることによって、皮膚外用組成物の化粧もちをより向上させることができる。
シリコーン系油剤とイソステアリン酸ポリグリセリルの量比を前記範囲とすることによって、皮膚外用組成物の化粧もちをより向上させることができる。
これらの油剤を含む本発明の皮膚外用組成物は、均一性に優れる。
本発明の唇用化粧料は、二次付着レス効果、ロングラスティング効果及び保湿持続効果に優れる。
表1に示すイソステアリン酸ポリグリセリルの水和膜形成能について評価した。イソステアリン酸ポリグリセリルを適量指にとり1分間放置した後に、水の入った容器に指を浸した。その後、ガラス板に指を押し付け、ガラスへのイソステアリン酸ポリグリセリルの付着の程度を以下の基準で4段階評価した。結果を表1に示す。また、試験結果をグラフ(X軸:ポリグリセリンの重合度、Y軸:エステル化率)にプロットした(図1)。
◎・・・ガラス板に全く付着しない
○・・・ガラス板にほとんど付着しない
△・・・ガラス板に少し付着する
×・・・ガラス板にかなり付着する
また、表1及び図1に示す通り、エステル化率(Y)が、ポリグリセリンの重合度(X)に37を加算した値よりも低いイソステアリン酸ポリグリセリルは優れた水和膜形成能を示す。
この結果より、エステル化率がY%である、重合度Xのポリグリセリンとイソステアリン酸のエステル縮合体であり、下記式(1)及び(2)を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルは優れた水和形成能を示すことがわかった。
(1)Y<X+37
(2)20<Y<50
(Xは2以上の整数である)
上記式(1)及び式(2)を充足し、試験例1において良好な水和膜形成能を示した、イソステアリン酸ポリグリセリル−3、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−6、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−6、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−10について、種々の割合で水と混合した時の透明性、増粘の程度、及びべたつきを評価した。それぞれの評価は以下の基準によって評価した。結果を表2に示す。
・透明性
◎・・・透明
○・・・半透明
△・・・わずかに白濁
×・・・白濁
・増粘の程度
◎・・・半固形状まで増粘
○・・・やや柔らかいが半固形状まで増粘
△・・・少し増粘
×・・・増粘せず
・べたつき
◎・・・べたつき無し
○・・・わずかにべたつく
△・・・べたつく
×・・・かなりべたつく
この結果は、上記式(1)及び式(2)を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルは、水と混合したときに増粘し、強固な水和膜を形成できることを示している。
イソステアリン酸ポリグリセリル−3、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−6及びトリイソステアリン酸ポリグリセリル−10について、種々の割合で水と混合した時に形成する水和膜の液晶構造を確認するため、偏光顕微鏡並びにX線小角散乱(SAXS)によって観察及び測定した。
偏光顕微鏡での観察結果を図2に、SAXSによる測定結果を図3〜5に示す。
これらの結果は、上記式(1)及び式(2)を充足するイソステアリン酸ポリグリセリルを含有する皮膚外用組成物は、液晶構造をとる強固な水和膜を形成し、化粧もちに優れることを示唆している。
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−10と表3に示す油剤を8:2の割合で混合した混合物を調製し、該混合物100質量部に対して5質量部の水を段階的に該混合物に加えていき、特に良好な増粘効果を示すものをスクリーニングした。表3に結果を示す。
試験例4において、増粘効果を示した油剤について、さらに詳細に試験を行った。
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−10と油剤を表4に記載の割合で混合した混合物を調製し、該混合物と水を8:2の割合で混合した時の透明性、増粘の程度、及びべたつきを評価した。評価の基準は試験例2と同様である。結果を表4に示す。
一方、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−10と、水添ポリデセン、ミネラルオイル及び水添ポリイソブテンを混合すると、これら油剤の混合比が多い場合には、透明性、増粘効果が芳しくなく、べたつきが生じる傾向があることがわかった。
以上の結果は、シリコーン系油剤を含有する本発明の皮膚外用組成物は、強固な水和膜を形成し、化粧もちに優れることを示している。
この結果より、シリコーン系油剤を含有する本発明の皮膚外用組成物は、肌への塗布後に相分離を起こし、化粧もちに優れることを示唆している。
この結果から、トリメチルシロキシフェニルジメチコンを含有する本発明の皮膚外用組成物は、強固かつ透明な水和膜を形成することができることがわかった。
試験例5で調製したトリイソステアリン酸ポリグリセリル−10とシリコーン系油剤の混合物が形成する水和膜の構造を、試験例3と同様に偏光顕微鏡によって観察した。結果を図6に示す。
また、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−10とトリメチルシロキシフェニルジメチコンとの混合物は、表4に示した通り強固な水和膜を形成するものの、偏光顕微鏡によっては液晶構造の像を確認することができなかった。そのため、該混合物はキュービック構造をとっているものと考察される。
以上の結果より、シリコーン系油剤を含有する本発明の皮膚外用組成物は、液晶構造をとる強固な水和膜を形成し、化粧もちに優れることが示唆された。
以下の方法によって実施例1〜3及び比較例1、2のリキッドタイプの口紅を調製した。
まず、表5に示す割合でトリイソステアリン酸ポリグリセリル−10とトリメチルシロキシフェニルジメチコンを90℃に加熱しながら撹拌混合し、エステルと油剤の混合物を調製した。
また、図7に示すように、実施例3のリキッドタイプの口紅は、二次付着レス効果を訴求する他社機既製品Aと比較しても優れた二次付着レス効果を発揮することがわかった。
この結果は、本発明の皮膚外用組成物は、唇用化粧料として特に優れた二次付着レス効果を発揮するものであることを示唆している。
この結果より、本発明の皮膚外用組成物は、唇用化粧料として特に優れた二次付着レス効果を発揮するものであることを示唆している。
試験例7で調製した実施例3並びに比較例1のリキッドタイプの口紅に水を添加し、その状態変化を観察した。結果を図8に示す。
一方、実施例3のリキッドタイプの口紅は、水を添加すると、増粘し水和膜を形成した。そして、該水和膜からトリメチルシロキシフェニルジメチコンが滲み出し、2層に分離した。この時、色材は下層のトリイソステアリン酸ポリグリセリル−10が形成する水和膜に取り込まれ、上層のトリメチルシロキシフェニルジメチコンの層には含まれていなかった。色材が下層である水和膜に凝縮されているため、水を添加した後の実施例3のリキッドタイプの口紅は、発色性が良好であった。
この結果は、色材を含む本発明の皮膚外用組成物は、色材を含む本発明の皮膚外用組成物は、二次付着レス効果とロングラスティング効果に優れていることを示唆している。
また、この結果は、本発明の皮膚外用組成物は、色材を水和膜に凝縮するため、色材の含有量が少量であっても良好な発色性を発揮することを示している。
試験例7で調製した実施例3並びに比較例1のリキッドタイプの口紅を唇に適量塗布し、1時間おきに白色板に唇を押し付けた。また、唇側の色残り及びつや残りついて評価を行った。なお、塗布3時間後に食事をとった。
結果を図9及び表8に示す。
この結果は、本発明の皮膚外用組成物は、長時間にわたって二次付着レス効果を発揮することを示している。
一方、実施例3のリキッドタイプの口紅は、食事をとった後であっても良好な色とつやを持続した。そして塗布から6時間以上も色が残ることがわかった。
この結果は、本発明の皮膚外用組成物が、ロングラスティング効果に優れていることを示している。
表9に示す色材以外の原料を表記の割合で撹拌混合し90℃に加熱。混合物を調製した。前記混合物に色材を添加し4000rpm−4minディスパーを用いて撹拌し実施例4〜16の組成物を得た。
○・・・製剤の外観が均一
×・・・製剤の外観が不均一
◎・・・実施例16の組成物よりも格段に増粘効果に優れている。
○・・・実施例16の組成物よりも増粘効果に優れている。
△・・・実施例16の組成物よりもやや増粘効果に優れている。
×・・・実施例16と同程度の増粘効果を示す。
以下の方法によって実施例17〜22及び比較例2〜5のリキッドタイプの口紅を調製した。
まず、表10に示す割合で、色材及び疎水化処理パールを除く各成分を90℃に加熱しながら撹拌混合し、エステルと油剤の混合物を調製した。
◎・・・製剤の外観が極めて均一である
○・・・製剤の外観が均一である
△・・・製剤の外観がやや不均一である
×・・・製剤の外観が不均一である
◎・・・半固形状まで増粘
○・・・やや柔らかいが半固形状まで増粘
△・・・少し増粘
×・・・増粘せず
(発色持続性)
◎・・・発色が長持ちすると答えた人数が9人以上
○・・・発色が長持ちすると答えた人数が7〜8人
△・・・発色が長持ちすると答えた人数が5〜6人
×・・・発色が長持ちすると答えた人数が5人未満
(保湿持続性)
◎・・・保湿性が長持ちすると答えた人数が9人以上
○・・・保湿性が長持ちすると答えた人数が7〜8人
△・・・保湿性が長持ちすると答えた人数が5〜6人
×・・・保湿性が長持ちすると答えた人数が5人未満
この結果は、イソステアリン酸ポリグリセリルとシリコーン系油剤を有する本発明の皮膚外用組成物は、ロングラスティング効果と二次付着レス効果、そして保湿持続性に優れていることを示している。
この結果は、シリコーン系油剤としてトリメチルシロキシフェニルジメチコンを含む本発明の皮膚外用組成物は、ロングラスティング効果と二次付着レス効果、そして保湿持続性に優れていることを示している。
この結果は、イソステアリン酸ポリグリセリルとしてトリイソステアリン酸ポリグリセリル−10を含む本発明の皮膚外用組成物は、ロングラスティング効果と二次付着レス効果、そして保湿持続性に優れていることを示している。
Claims (8)
- イソステアリン酸ポリグリセリルとシリコーン系油剤と、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油及び/又はヒマシ油を含み、前記イソステアリン酸ポリグリセリルの含有量と、前記シリコーン系油剤の含有量との質量比が2.5:7.5〜3.5:6.5であることを特徴とする、皮膚外用組成物。
- 水分含有量が1質量%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用組成物。
- 色材を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用組成物。
- 前記色材が前記イソステアリン酸ポリグリセリルにより被覆されていることを特徴とする、請求項3に記載の皮膚外用組成物。
- 唇用化粧料である請求項1〜4の何れか一項に記載の皮膚外用組成物。
- 前記シリコーン系油剤が、単位構造として少なくとも下記化学式(1)で表される単位構造を有することを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の皮膚外用組成物。
化学式(1)
- 前記シリコーン系油剤が、下記化学式(2)で表される単位構造及び/又は下記化学式(3)で表される単位構造を有することを特徴とする、請求項6に記載の皮膚外用組成物。
化学式(2)
- 前記シリコーン系油剤がトリメチルシロキシフェニルジメチコンであることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の皮膚外用組成物。
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