JP2003128521A - 外用製剤 - Google Patents

外用製剤

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JP2003128521A
JP2003128521A JP2001318768A JP2001318768A JP2003128521A JP 2003128521 A JP2003128521 A JP 2003128521A JP 2001318768 A JP2001318768 A JP 2001318768A JP 2001318768 A JP2001318768 A JP 2001318768A JP 2003128521 A JP2003128521 A JP 2003128521A
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JP2001318768A
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Takashi Niwa
岳志 丹羽
Yasusuke Matsumoto
康助 松本
Rikako Yasuno
利佳子 安野
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Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Rohto Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水溶性有効成分や脂溶性有効成分を含有し
た油性外用製剤において、成分が凝集・液分離すること
なく保存安定性に優れ、また使用時の皮膚や粘膜への放
出に優れ、しかものびがよく、馴染みやすく使用感に優
れた油性外用製剤を提供する。さらに、水溶性有効成分
と脂溶性有効成分をともに含有しても、いずれの成分を
も安定に保持することができ、成分の効果をも十分に発
揮することが可能であり、効果の高い油性外用製剤を提
供する。 【解決手段】 油性基剤を用いた油性外用製剤に脂肪酸
デキストリンまたはヒドロキシステアリン酸誘導体を含
有することにより、製剤中において成分が安定に保持さ
れるとともに、油性製剤からの脂溶性成分の放出がよ
く、さらに使用感に優れた製剤を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、外用製剤の改良に
関する。より詳細には、本発明は有効成分の製剤中での
安定性が高く、使用感の優れたリップクリームなどの油
性外用製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】粘膜や皮膚に適用する油性外用製剤とし
て、貼付剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、固形
状製剤などが知られている。これらの油性外用製剤に
は、ワセリンやワックスに代表される油性基剤が多く用
いられており、水分含量は通常10%以下である。この
ため、かかる油性外用製剤に配合された水溶性成分は、
析出・凝集しやすくなるため有効量を配合できず、さら
に長期間安定に保持することが困難であった。そこで、
水分量を増加して効果を十分に発揮できる有効量を配合
しようとした場合には、油性基剤との相溶性が悪くなる
場合には液分離を生じるという問題が発生する。例え
ば、アスコルビン酸をワセリンに配合するとき、アスコ
ルビン酸のみでは凝集してしまうため水分を添加せざる
を得ないが、ワセリンと水との相溶性が悪いため、必要
量のアスコルビン酸を配合しようとすると、水分含量が
増加し、液分離を起こすという問題がある。また例え
ば、難水溶性の有効成分であるアラントインを水分量の
多い親水性の乳剤性基剤に配合すると、アラントインの
結晶が析出するといった製剤上の問題がある。このよう
に難水溶性の上、油性成分にも溶けない成分の配合には
限界があった。
【0003】一方、油性外用製剤には、脂溶性有効成分
も汎用されている。例えば、トコフェロールやその誘導
体は脂溶性が高く製剤安定性からの問題点はないが、逆
に油性基剤との相溶性が高すぎて、皮膚や粘膜へ適用し
た際に成分の放出が遅延し、十分な作用効果を奏さない
という問題がある。そして、実際に油性外用製剤を製品
とする場合には、有効成分として脂溶性並びに水溶性と
いった相反する物性の成分を、単独もしくは組み合わせ
て使用し、しかも十分な有効量を配合する必要がある。
例えば、脂溶性の高いトコフェロールやその誘導体を水
溶性有効成分とともに配合する場合には、油性製剤中の
水分量を調整するなどして水溶性成分を加えていくが、
水分量が多くなると脂溶性有効成分の製剤安定性を低下
させることになりかねない。
【0004】さらに、これらの油性外用製剤は、適用部
位に直接塗布して用いられるため、その製剤中に含有し
た有効成分の安定性のみならず、製剤を粘膜や皮膚に適
用した際の伸びやすさや、滑らかさ、密着感等の使用感
に優れた製剤が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水溶性有効
成分や脂溶性有効成分を含有した油性外用製剤におい
て、成分が凝集・液分離することなく保存安定性に優
れ、また使用時の皮膚や粘膜への放出に優れ、しかもよ
くのびて馴染みやすく使用感に優れた油性外用製剤を提
供することを目的とする。更に本発明は、水溶性有効成
分と脂溶性有効成分をともに含有しても、いずれの成分
をも安定に保持することができる。さらに、成分の効果
をも十分に発揮することが可能であり、効果の高い油性
外用製剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、油性基剤
を用いた油性外用製剤に脂肪酸デキストリンまたはヒド
ロキシステアリン酸を含有することにより上記目的が達
成できることを見出した。本発明はかかる知見に基づい
て開発されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の油性外用製剤はa)水溶
性または脂溶性有効成分の少なくとも1種、b)脂肪酸
デキストリン、ヒドロキシステアリン酸からなる群から
選択される少なくとも1種及びc)油性基剤とを含有す
ることを特徴とする。また、前記油性外用製剤におい
て、脂肪酸デキストリンが、パルミチン酸デキストリ
ン、ステアリン酸デキストリンまたはミリスチン酸デキ
ストリンの少なくとも1種であることを特徴とする。ま
た、前記油性外用製剤において、軟膏または固形状であ
ることが好適である。また、前記油性外用製剤におい
て、水溶性または脂溶性有効成分が、抗炎症剤、ビタミ
ン剤、保湿剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、局所麻酔剤であ
ることが好適である。また、前記油性外用製剤におい
て、水溶性有効成分が、水溶性カンゾウ抽出物、グリチ
ルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン
酸、グリチルレチン酸誘導体、アラントイン、アラント
イン誘導体、サリチル酸、アスコルビン酸、アスコルビ
ン酸誘導体、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、
ニコチン酸、ニコチン酸アミド、塩酸ピリドキシン及び
パンテノールからなる群から選択される少なくとも1種
であることが好適である。また、前記油性外用製剤にお
いて、脂溶性有効成分が、油溶性カンゾウ抽出物、サリ
チル酸誘導体、メントール、トコフェロール、トコフェ
ロール誘導体、アスコルビン酸ステアリル、β−カロチ
ン、レチノール、レチナール、レチノイン酸、レチノー
ル誘導体、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロ
ール及びカンフルからなる群から選択される少なくとも
1種であるであることが好適である。また、前記油性外
用製剤において、脂肪酸デキストリン及びヒドロキシス
テアリン酸からなる群から選択される少なくとも1種を
0.1%〜30%含有することを特徴とする。また、前
記油性外用製剤において、実質的に水を含まないことを
特徴とする。また、前記油性外用製剤において、油性基
剤が、直鎖状炭化水素、分鎖状炭化水素、高級アルコー
ル、植物性油からなる群から選択される少なくとも1種
であることを特徴とする。また、前記油性外用製剤にお
いて、油性基剤を50〜99%含有することを特徴とす
る。
【0008】本発明で用いられる油性基剤としては、特
に制限されず、任意のものを広く使用することができ、
直鎖状炭化水素、分鎖状炭化水素、高級アルコール、植
物性油などを例示することができる。
【0009】具体的には、例えばオリブ油、オレンジ
油、カカオ脂、カルナウバロウ、軽質流動パラフィン、
スクワラン、ケイヒ油、硬化油、サラシミツロウ、ステ
アリン酸、ステアリルアルコール、セタノール、ダイズ
油、ナタネ油、ハッカ油、パラフィン、ヒマシ油、ミツ
ロウ、ミリスチルアルコール、ユーカリ油、ラッカセイ
油、流動パラフィン、オレイン酸、コレステロール、チ
ョウジ油、綿実油、白色ワセリン、黄色ワセリン、シリ
コーン樹脂、ウルシロウ、エレミ樹脂、オウリキュウリ
ロウ、オゾケライト、オパナックス樹脂、カウリガム、
キャンデリラロウ、グアヤク樹脂、グアユーレ、グッタ
カチュウ、グッタハンカン、グッタペルカ、ゲイロウ、
コパイババルサム、コーパル樹脂、ゴム、ゴム分解樹
脂、コメヌカロウ、サトウキビロウ、サンダラック樹
脂、シェラック、シェラックロウ、ジェルトン、ソル
バ、タルク、ダンマル樹脂、チクル、ルヌー、低分子ゴ
ム、ニガーグッタ、ニュウコウ、バラタ、ファーバルサ
ム、粉末パルプ、粉末モミガラ、ベネズエラチクル、ベ
ンゾインガム、ホホバロウ、マイクロクリスタリンワッ
クス、マスチック、マッサランドチョコレート、マッサ
ランドババラタ、ミルラ、モクロウ、モンタンロウ、油
糧種子ロウ、ラノリン、レッチュデバカ、ロシディン、
ロジンなどが挙げられる。
【0010】好ましくは、オリブ油、オレンジ油、カカ
オ脂、カルナウバロウ、軽質流動パラフィン、スクワラ
ン、ケイヒ油、硬化油、サラシミツロウ、ステアリン
酸、ステアリルアルコール、セタノール、ダイズ油、ナ
タネ油、ハッカ油、パラフィン、ヒマシ油、ミツロウ、
ミリスチルアルコール、ユーカリ油、ラッカセイ油、流
動パラフィン、オレイン酸、コレステロール、チョウジ
油、綿実油、シリコーン樹脂、白色ワセリン、黄色ワセ
リン、オゾケライト、キャンデリラロウ、マイクロクリ
スタリンワックス、ラノリン等を挙げることができる。
より好ましくは、カルナウバロウ、軽質流動パラフィ
ン、スクワラン、硬化油、サラシミツロウ、ステアリン
酸、ステアリルアルコール、セタノール、パラフィン、
ミツロウ、ミリスチルアルコール、流動パラフィン、オ
レイン酸、コレステロール、白色ワセリン、黄色ワセリ
ン、オゾケライト、キャンデリラロウ、マイクロクリス
タリンワックス及びラノリンである。
【0011】これらは、1種若しくは2種以上を任意に
組み合わせて用いることができる。また油性基剤の油性
外用製剤中の配合量は、特に制限されないが、具体的に
は油性外用製剤100重量部あたり通常70重量部以
上、好ましくは80重量部以上、より好ましくは85重
量部以上の範囲から目的に応じて適宜選択調製すること
ができる。本発明においては、油性外用製剤中の水分含
量が極めて少量であっても水溶性成分が安定に保持され
るので、油性基剤の重量部が多い場合に有用であり、実
質的に無水の油性外用製剤において特に有用である。
【0012】本発明に用いられる有効成分とは、皮膚や
粘膜に対して有用な効果を発揮する成分を言い、皮膚や
粘膜に生じる炎症・損傷の治癒又は改善、皮膚の保護な
どあらゆる好ましい効果をもたらす成分をいう。
【0013】本発明に用いられる水溶性有効成分として
は、水溶性カンゾウ抽出物、グリチルリチン酸、グリチ
ルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸、グリチルレチン
酸誘導体、アラントイン、アラントイン誘導体、サリチ
ル酸、アスコルビン酸、パントテン酸、パントテン酸カ
ルシウム、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、塩酸ピリド
キシン、パンテノール、シアノコバラミン、グリシン、
アスパラギン酸、アルギニン、コラーゲン、アロエエキ
ス、ハマメリスエキスなどが挙げられ、水又はエタノー
ルに対する25℃での溶解度が0.1%以上であり(日
本薬局方での溶解性を示す言葉「溶けにくい」以上に溶
けることを示す)、クロロホルム、エーテル等の溶媒に
は溶けないもしくは溶けにくいものを水溶性とする。
【0014】本発明に用いられる脂溶性有効成分として
は、油溶性カンゾウ抽出物、サリチル酸誘導体、メント
ール、トコフェロール、トコフェロール誘導体、アスコ
ルビン酸ステアリル、β−カロチン、レチノール、レチ
ナール、レチノイン酸、レチノール誘導体、エルゴカル
シフェロール、コレカルシフェロール、カンフル、レシ
チン、セラミド、ユーカリ油などが挙げられ、油脂や有
機溶媒に可溶であり、水への溶解度が0.1%以下であ
るものを油溶性とする。
【0015】前述の水溶性成分、脂溶性成分は、抗炎症
剤、ビタミン剤、保湿剤、抗菌剤及び抗ウイルス剤など
を例示することができる。
【0016】抗炎症剤としては、皮膚外用剤として通常
使用されるものでよいが、安全性の高いものが望まし
い。水溶性成分としては、水溶性カンゾウ抽出物、グリ
チルリチン酸並びにグリチルリチン酸二カリウム、グリ
チルリチン酸モノアンモニウム等のグリチルリチン酸誘
導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、アラントイン
又はその誘導体、サリチル酸など、脂溶性成分として
は、油溶性カンゾウ抽出物、dl−メントール又はl−
メントール等のメントール、カンフル、インドメタシ
ン、イブプロフェン、イブプロフェンピコノール、ブフ
ェキサマク、フルフェナム酸ブチル、ベンダザック、ピ
ロキシカム、ケトプロフェン、フェルビナク、サリチル
酸メチル又はサリチル酸グリコール等のサリチル酸誘導
体などを例示することができる。好ましくは、水溶性カ
ンゾウ抽出物、油溶性カンゾウ抽出物、グリチルリチン
酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、
アラントイン又はその誘導体、メントール及びカンフル
であり、より好ましくはグリチルレチン酸、アラントイ
ン及びメントールである。
【0017】これらの成分は1種または2種以上を組み
合わせて用いることができる。またそれらの配合量は、
特に制限されないが、望ましくは薬事法上の各製品(医
薬品、医薬部外品、化粧品など)に対して許容される上
限配合量を限度に適宜選択使用することができる。具体
的には、油性外用製剤100重量部あたり通常0.01
〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部、より好
ましくは0.01〜2重量部の範囲から目的に応じて適
宜選択調製することができる。
【0018】ビタミン剤としては、皮膚外用剤として通
常使用されるものでよいが、安全性の高いものが望まし
い。かかるものとしては、制限はされないが、例えば脂
溶性成分としては、レチノール、酢酸レチノール、パル
ミチン酸レチノール等のレチノール誘導体(ビタミンA
類)、レチナール、レチノイン酸、レチノイン酸メチ
ル、レチノイン酸エチル、レチノイン酸レチノール、ビ
タミンA油、ビタミンA脂肪酸エステル等のビタミンA
類、β−カロチン、α−カロチン、γ−カロチン、δ−
カロチン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサン
チン、エキネノン等のプロビタミンA類、dl−α−ト
コフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、コハク
酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコ
フェロールカルシウム等のビタミンE類、リボフラビ
ン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌ
クレオチド、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビン
テトラ酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステ
ルナトリウム、リボフラビンテトラニコチン酸エステル
等のビタミンB2類、ニコチン酸dl−α−トコフェロ
ール、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチ
ン酸β−ブトキシエチル、ニコチン酸1−(4−メチル
フェニル)エチル等のニコチン酸類、アスコルビゲン−
A、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビ
ン酸パルミチン酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコ
ルビルなどのビタミンC類、メチルヘスペリジンなどの
ビタミンP類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフ
ェロールなどのビタミンD類、フィロキノン、ファルノ
キノン等のビタミンK類、γ−オリザノールなどがあげ
られる。水溶性成分としては、ジベンゾイルチアミン、
ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミン塩酸塩、チアミ
ンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラ
ウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸
塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミ
ンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エ
ステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸
エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、チアミ
ントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1
類、塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン、塩酸ピリド
キサール、5’−リン酸ピリドキサール、塩酸ピリドキ
サミン等のビタミンB6類、シアノコバラミン、ヒドロ
キソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン等のビ
タミンB12類、葉酸、プテロイルグルタミン酸等の葉
酸類、ニコチン酸、ニコチン酸アミドなどのニコチン酸
類、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテ
ニルアルコール(パンテノール)、D−パンテサイン、
D−パンテチン、補酵素A、パントテニルエチルエーテ
ル等のパントテン酸類、ビオチン、ビオチシン等のビオ
チン類、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、
デヒドロアスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステ
ルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシ
ウム等のアスコルビン酸誘導体であるビタミンC類、そ
のほか、カルニチン、塩化カルニチン、フェルラ酸、α
−リポ酸、オロット酸等のビタミン様作用因子等を例示
することができる。好ましくは、レチノール、酢酸レチ
ノール、パルミチン酸レチノール、レチナール、レチノ
イン酸、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、
アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビ
ン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸ステ
アリン酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステ
ル、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、リボフ
ラビン5’−リン酸エステルナトリウム、パントテン
酸、パントテン酸カルシウム、レチノール、ビタミンA
油、ビタミンA脂肪酸エステル、メチルヘスペリジン、
葉酸、ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩
酸塩、チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミ
ンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、ニコチン
酸、ニコチン酸アミド、β−カロチン、エルゴカルシフ
ェロール、コレカルシフェロール、塩酸ピリドキシン、
パンテノール、dl−α−トコフェロール及び酢酸dl
−α−トコフェロールである。尚、これら上記の成分は
1種または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。より好ましくはレチノール、酢酸レチノール、パル
ミチン酸レチノール、レチナール、レチノイン酸、アス
コルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウ
ム、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコ
ルビン酸ステアリン酸エステル、ニコチン酸、ニコチン
酸アミド、β−カロチン、エルゴカルシフェロール、コ
レカルシフェロール、塩酸ピリドキシン、パントテン
酸、パントテン酸カルシウム、パンテノールである。
【0019】またこれらビタミン剤の配合量は、特に制
限されないが、望ましくは薬事法上の各製品(医薬品、
医薬部外品、化粧品など)に対して許容される上限配合
量を限度に適宜選択使用することができる。具体的に
は、油性外用製剤100重量部あたり通常0.01〜1
0重量部、好ましくは0.01〜5重量部、より好まし
くは0.01〜2重量部の範囲から目的に応じて適宜選
択調製することができる。
【0020】保湿剤としては、皮膚外用剤として通常使
用されるものでよいが、安全性が高いものが望ましい。
例えば水溶性成分は、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、グリセリン、ソルビトール、マンニト
ール、ブドウ糖、ショ糖、果糖、キシリトール、乳糖、
マルトース、マルチトール、トレハロース等の多価アル
コール、ヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン類似物質、
コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチ
ン、ケラチン、キチン、キトサン等の生体高分子、グリ
シン、アスパラギン酸、アルギニン等のアミノ酸、乳酸
ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等
の天然保湿因子であり、脂溶性成分はセラミド、コレス
テロール、リン脂質等の脂質類である。また、カミツレ
エキス、アロエエキス、ハマメリスエキス、ローズマリ
ーエキス、タイムエキス、チャエキス、シソエキス等の
植物抽出物等を例示することができ、この成分はそれぞ
れ水溶性、油溶性が存在する。これらの成分は1種また
は2種以上を組み合わせて用いることができる。好まし
くは、グリセリン、1,3−ブチレングルコール、プロ
ピレングルコール、ジグリセリントレハロース、ヒアル
ロン酸ナトリウム、ヘパリン類似物質、コンドロイチン
硫酸ナトリウム、コラーゲン、ケラチン、キチン、キト
サン、グリシン、アスパラギン酸、アルギニン、乳酸ナ
トリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、セ
ラミド、コレステロール、アロエエキス、ハマメリスエ
キス、ローズマリーエキス、タイムエキス、カミツレエ
キス等である。
【0021】またこれら保湿剤の配合量は、油性外用製
剤100重量部あたり通常0.005〜20重量部、好
ましくは0.01〜10重量部、よりましくは0.01
〜5重量部の範囲から適宜選択調製することができる。
【0022】抗菌剤としては、特に制限されないが、例
えば脂溶性成分としては、イソプロピルメチルフェノー
ルなど、水溶性成分としては、塩酸クロルヘキシジン、
塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム等を例
示することができる。また、抗ウイルス剤としては油溶
性成分に分類されるアシクロビル、ペンシクロビル等を
例示することができる。これらの抗菌剤又は抗ウイルス
剤の配合量は、油性外用製剤100重量部あたり通常
0.001〜10重量部、好ましくは0.001〜5重
量部、より好ましくは0.001〜1重量部の範囲から
適宜選択調製することができる。
【0023】局所麻酔剤としては、特に制限されない
が、例えば脂溶性成分として、ユーカリ油、オイゲノー
ル、メントール、カンフル、ハッカ油等を例示すること
ができる。これらの局所麻酔剤の配合量は、油性外用製
剤100重量部あたり通常0.01〜20重量部、好ま
しくは0.1〜15重量部の範囲から適宜選択調製する
ことができる。
【0024】本発明の脂肪酸デキストリンとしては、デ
キストリンに、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸及びステアリン酸等の炭素数12〜18の直鎖飽和脂
肪酸、イソステアリン酸等の炭素数12〜18の分岐脂
肪酸、並びにオレイン酸等の炭素数12〜18の不飽和
脂肪酸よりなる群から選択された少なくとも1種の脂肪
酸が結合したデキストリン脂肪酸エステルが挙げられ
る。前記デキストリン脂肪酸エステルの内、安定性及び
使用性に優れている点で、炭素数12〜18の直鎖脂肪
酸のエステルが特に好ましい。
【0025】デキストリン脂肪酸エステルにおける脂肪
酸の炭素数が前記範囲よりも小さい場合には、皮膚刺激
性が強く安全性に問題がある場合がある。一方、脂肪酸
の炭素数が前記範囲よりも大きな場合には、脂肪酸その
ものの置換反応性が低くなる故に、所定の置換度を有す
るデキストリン脂肪酸エステルが得られないことがあ
る。又、このような脂肪酸は高価なので、たとえ所定の
置換度を有するデキストリン脂肪酸エステルが得られる
場合においても、得られるデキストリン脂肪酸もまた高
価な点でも好ましくない。
【0026】前記デキストリン脂肪酸エステルにおける
脂肪酸の置換度は、デキストリンを構成するグルコース
単位当たり1以上であることが好ましい。脂肪酸の置換
度が前記範囲よりも小さい場合には、デキストリン脂肪
酸エステルの油性基材に対する溶解性やゲル化能が不十
分となることがある。
【0027】本発明におけるデキストリン脂肪酸エステ
ルの配合量は、油性外用製剤100重量部に対して0.
1〜30重量%の範囲が好ましく、0.5〜20重量%
の範囲がより好ましい。デキストリン脂肪酸エステルの
配合量が0.1重量%未満の場合には、得られる油性外
用製剤の高温における安定性に問題がある場合があり、
逆に30重量%を超えると製剤が硬く固化してしまい、
使用性の良好な油性外用製剤が得られないことがある。
【0028】本発明における、ヒドロキシステアリン酸
は、12−ヒドロキシステアリン酸等が例示できる。配
合量は、油性外用製剤100重量部に対して0.5〜3
0重量%の範囲が好ましく、5〜20重量%の範囲がよ
り好ましい。12−ヒドロキシステアリン酸の配合量が
0.5重量%未満の場合には、得られる油性外用製剤の
高温における安定性に問題がある場合があり、逆に30
重量%を超えると製剤が硬く固化してしまい、使用性の
良好な油性外用製剤が得られないことがある。
【0029】本発明の油性外用製剤は、医薬品、医薬品
部外品、化粧品、食品または雑品のいずれの範疇に属す
るものであってもよい。
【0030】本発明の油性外用製剤は、加温して溶解す
るか若しくは加温後やや冷却させた油性基剤に、前述す
る成分を添加配合し均一に混合すること等によって、常
法に従って、固形状製剤ではスティック状、軟膏製剤で
はジャー状、チューブ状の容器に充填して種々形態のリ
ップクリームや、外用軟膏剤に製することができる。製
造方法に関しては特に制限はなく、日本薬局方に記載さ
れている方法など、通常用いられる製法で製造すること
ができる。なお、本発明でリップクリームとは、唇に塗
布して用いられるものであって、その限りにおいて、固
形状、軟膏状、クリーム状、ゲル状の製剤形態の別、並
びにスティック状、ジャー状、チューブ状の製品形状の
別を問わず、いずれをも包含するものである。
【0031】さらに、本発明においては成分の安定性を
さらに高めるために、非イオン性界面活性剤を用いるこ
とが好ましい。かかる非イオン性界面活性剤としては、
特に制限されないが、具体的には、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレン(20)ステアリン酸ソル
ビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル類、モノステアリン酸グリセリンやモノステアリン酸
デカグリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル類、モノ
パルミチン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル
類、ショ糖脂肪酸エステル類、及びポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油類等を例示することができ、これらは1種
または2種以上を任意組み合わせて用いることができ
る。好ましくは、グリセリン脂肪酸エステル類、ソルビ
タン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油類であり、より好ましくは
ショ糖脂肪酸エステル類及びポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油類である。
【0032】非イオン性界面活性剤の量は、特に制限さ
れないが、油性外用製剤100重量部あたりの配合量と
して、通常0.5〜20重量部の範囲、好ましくは0.
5〜15重量部、より好ましくは0.5〜9重量部の範
囲で含まれることが望ましい。
【0033】また、油性基剤に、非イオン性界面活性剤
を配合することにより、スティックタイプ、ジャータイ
プ又はチューブタイプ等の種々のリップクリーム形態に
合わせて適度な硬さに調整することができ、使用感に優
れたリップクリームを調製することができる。
【0034】本発明の油性外用製剤とは、水分含量が通
常0.01〜20重量部の範囲、また、本発明の効果が
有用であることから、好ましくは0.01〜15重量
部、より好ましくは0.05〜9重量部の範囲で含まれ
ることを意味する。本発明においては、水分含量にかか
わらず成分を安定に保持することができるので、実質的
に無水である製剤において特に有用性が高い。なおここ
で、実質的無水とは、製剤処方として別途水成分を添加
しないことを意味するものであり、必須の成分(例え
ば、多価アルコール等)として用いる配合成分(用いる
製品を含む)そのものに元来含まれている水までを意味
するものではない。
【0035】本発明の油性外用製剤の剤型としては、固
形剤、軟膏剤、液剤、ゲル剤、クリーム剤などが挙げら
れるが、特に固形状製剤や軟膏剤に有用である。また、
本発明の油性外用製剤には、前述する本発明の効果を損
なわない限り、種々の着色剤、防腐剤、防カビ剤、酸化
防止剤、金属封鎖剤、滑沢剤、pH調整剤、矯味剤(甘
味剤を含む)又は矯臭剤(香料を含む)などの各種添加
剤を添加配合することができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、これらの実施例は何ら本発明の範囲を限定する
ものではない。なお、実施例中の配合量はすべて重量%
を表す。
【0037】 まず、(1)〜(4)及び(6)を80℃で溶解し、均
一な油相とした。そこへ、(5)を添加し、引き続き撹
拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー
容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成し
た。
【0038】 比較例1 (1)流動パラフィン 70.4 (2)固形パラフィン 10.0 (3)セタノール 10.0 (4)精製水 9.0 (5)アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム 0.5 (6)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 合計 100.0 まず、(1)〜(3)及び(6)を80℃で溶解し、均
一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶
解した(4)、(5)の混合物を添加し、引き続き撹拌
しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容
器)に充填を行い、比較例のリップクリームを作成し
た。
【0039】 比較例2 (1)セトステアリルアルコール 10.0 (2)プラスチベース 14.0 (3)スクワラン 1.0 (4)ポリオキシエチレン(23)セチルエーテル 3.0 (5)精製水 70.9 (6)メントール 1.0(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 合計 100.0 まず、(1)〜(3)及び(7)を80℃で溶解し、均
一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶
解した(4)、(5)、(6)の混合物を添加し、引き
続き撹拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器
(ジャー容器)に充填を行い、比較例のリップクリーム
を作成した。
【0040】 まず、(1)、(2)及び(4)〜(6)を80℃で溶
解し、均一な相とした。冷却後、(3)を混合後、容器
(ジャー容器)に充填を行い、比較例のリップクリーム
を作成した。
【0041】 まず、(1)〜(12)を80℃で溶解し、均一な油相
とし、引き続き撹拌しながら徐々に冷却を行った。その
後、容器(ジャー容器)に充填を行い、比較例のリップ
クリームを作成した。
【0042】 (1)〜(8)を80℃で溶解し、均一な油相とし、引
き続き撹拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器
(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリーム
を作成した。
【0043】 (1)〜(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。
引き続き撹拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容
器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリー
ムを作成した。
【0044】 まず、(1)〜(5)及び(8)を80℃で溶解し、均
一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶
解した(6)及び(7)、を混合し引き続き撹拌しなが
ら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に
充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
【0045】 まず、(1)〜(3)及び(7)を80℃で溶解し、均
一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶
解した(4)、(5)及び(6)を混合し、引き続き撹
拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー
容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成し
た。
【0046】試験例1 リップクリームの使用感試験及
び安定性試験 実施例1〜5及び比較例1〜4で得られたリップクリー
ムを容器に充填し、使用感(のび、しっとりさ)を評価
した。使用感については、10人の健常人を対象に、唇
に塗布した場合の使用感について聞き取り調査を行っ
た。のび、しっとり感の各評価項目を、満足、やや満
足、普通、やや不満、不満の5段階評価を行ってもら
い、満足及びやや満足とした被験者数が8人以上の場合
は○、満足及びやや満足とした被験者数が5〜7人の場
合は△、満足及びやや満足とした被験者数が4人以下の
場合はラを記した。また、安定性試験では、実施例及び
比較例の処方について、湿度75%、40℃の恒温室に
放置し、1ヶ月後の安定性(ひび、変色、分離、結晶析
出等の変化)を評価した。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】比較例1〜4すべてについて満足のいく使
用感ではなく安定性も悪かった。実施例1、3では水溶
性有効成分を含有しているが、いずれも満足な使用感で
あって安定性に問題はなく、凝集などは見られなかっ
た。また、実施例2では脂溶性有効成分を含有している
が、十分なしっとり感が得られ、油性製剤からの成分の
放出が改善されていた。更に、実施例4、5では、水溶
性、脂溶性有効成分を同時に含有しているが、いずれも
満足な使用感であって、製剤の安定性が保たれていた。
【0049】
【発明の効果】本発明の油性外用製剤によれば、グリチ
ルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン
酸、グリチルレチン酸誘導体、アラントイン、アラント
イン誘導体、パンテノール、パンテノール誘導体、トコ
フェロール及びトコフェロール誘導体などの成分を、ビ
タミンA類、ビタミンB2類、ビタミンD類、メントー
ル、カンフルなどの脂溶性有効成分や、水溶性カンゾウ
抽出物、サリチル酸、ビタミンC類、パントテン酸類、
ニコチン酸類、ビタミンB6類などの水溶性有効成分の
別を問わず、それらを所望量、安定的に配合することが
できるため、特に軟膏剤や固形状の油性外用製剤として
有用である。また、本発明の油性外用製剤は、製剤中に
おいて成分が安定に保持されるとともに、油性製剤から
の脂溶性成分の放出がよく、さらに使用感に優れた製剤
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/355 A61K 31/355 31/375 31/375 31/4406 31/4406 31/4415 31/4415 31/575 31/575 31/592 31/592 31/593 31/593 31/60 31/60 47/12 47/12 47/36 47/36 Fターム(参考) 4C076 AA08 BB31 CC01 CC05 CC23 CC24 CC31 CC35 DD34A DD37A DD43A DD45R FF63 4C083 AA082 AA112 AA122 AC012 AC022 AC072 AC122 AC301 AC302 AC482 AD241 AD242 AD492 AD532 AD622 AD632 AD642 CC13 DD11 EE01 4C086 AA01 AA02 BA18 BC18 DA11 MA02 MA05 MA34 MA57 MA63 NA03 ZA89 ZC24 ZC28 4C206 AA01 AA02 CA10 MA02 MA05 NA03 ZA89 ZC23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)水溶性または脂溶性有効成分の少なく
    とも1種、 b)脂肪酸デキストリン、ヒドロキシステアリン酸から
    なる群から選択される少なくとも1種及び c)油性基剤 とを含有することを特徴とする油性外用製剤。
  2. 【請求項2】脂肪酸デキストリンが、パルミチン酸デキ
    ストリン、ステアリン酸デキストリンまたはミリスチン
    酸デキストリンの少なくとも1種であることを特徴とす
    る請求項1記載の油性外用製剤。
  3. 【請求項3】軟膏または固形状である請求項1または2
    記載の油性外用製剤。
  4. 【請求項4】水溶性または脂溶性有効成分が、抗炎症
    剤、ビタミン剤、保湿剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、局所
    麻酔剤である請求項1乃至3のいずれかに記載の油性外
    用製剤。
  5. 【請求項5】水溶性有効成分が、水溶性カンゾウ抽出
    物、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリ
    チルレチン酸、グリチルレチン酸誘導体、アラントイ
    ン、アラントイン誘導体、サリチル酸、アスコルビン
    酸、アスコルビン酸誘導体、パントテン酸、パントテン
    酸カルシウム、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、塩酸ピ
    リドキシン及びパンテノールからなる群から選択される
    少なくとも1種である請求項1乃至4のいずれかに記載
    の油性外用製剤。
  6. 【請求項6】脂溶性有効成分が、油溶性カンゾウ抽出
    物、サリチル酸誘導体、メントール、トコフェロール、
    トコフェロール誘導体、アスコルビン酸ステアリル、β
    −カロチン、レチノール、レチナール、レチノイン酸、
    レチノール誘導体、エルゴカルシフェロール、コレカル
    シフェロール及びカンフルからなる群から選択される少
    なくとも1種である請求項1乃至5のいずれかに記載の
    油性外用製剤。
  7. 【請求項7】脂肪酸デキストリン及びヒドロキシステア
    リン酸からなる群から選択される少なくとも1種を0.
    1%〜30%含有することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の油性外用製剤。
  8. 【請求項8】実質的に水を含まないことを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれかに記載の油性外用製剤。
  9. 【請求項9】油性基剤が、直鎖状炭化水素、分鎖状炭化
    水素、高級アルコール、植物性油からなる群から選択さ
    れる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1乃
    至8のいずれかに記載の油性外用製剤。
  10. 【請求項10】油性基剤を50〜99%含有することを
    特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の油性外用
    製剤。
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