JP2007284456A - リップクリーム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非水系軟膏基剤を主基剤にして、多価アルコール及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種並びに有効成分を含有し、実質的無水であることを特徴とするリップクリーム、有効成分以外の配合成分がいずれも可食性成分からなる上記リップクリーム。
【選択図】なし
Description
このような中で、リップクリームの場合は、その使用状況からどうしても口腔内へ滲入する事例が多いために、臭いや味に優れるという使用感上の要望に加えて、口から摂取しても安全であり、人々が警戒感や不信感を抱くことなく安心して使用できるものが切望される。
すなわち、本発明は、1).非水系軟膏基剤を主基剤にして、多価アルコール及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種並びに有効成分を含有し、実質的無水であることを特徴とするリップクリームである。
3).多価アルコール及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種を、リップクリーム100重量部あたり0.5〜20重量部の割合で含む1)又は2)に記載のリップクリーム。
4).多価アルコールが、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ショ糖、ブドウ糖、乳糖、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、マルチトール、ポリデキストロース及びデキストリンからなる群から選択される少なくとも1種である1)乃至3)のいずれかに記載のリップクリーム。
5).非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類からなる群から選択される少なくとも1種である1)乃至4)のいずれかに記載のリップクリーム。
6).有効成分として抗炎症剤、ビタミン剤、保湿剤、抗菌剤及び抗ウイルス剤からなる群から選択される少なくとも1種を含有する1)乃至5)のいずれかに記載のリップクリーム。
7).抗炎症剤が、カンゾウ、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸誘導体、アラントイン、アラントイン誘導体、サリチル酸誘導体、メントール及びカンフルからなる群から選択される少なくとも1種である6)記載のリップクリーム。
8).ビタミン剤がアスコルビン酸、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、レチノール、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、β―カロチン、エルゴカルシフェノール、コレカルシフェロール、酢酸トコフェロール、天然ビタミンE、塩酸ピリドキシン及びパンテノールからなる群から選択される少なくとも1種である6)又は7)に記載のリップクリーム。
9).医薬品である1)乃至8)のいずれかに記載のリップクリーム。
可食性成分としては、具体的には、国内又は海外の食品衛生法上、食品としての使用又は食品への添加使用が許容されている食品材料又は食品添加物、または国内又は海外の薬事法上、内服医薬品の製剤原料又は内服製剤への使用が許容されている医薬品添加物に該当するものであればよく、この限りおいて特に制限されるものではない。
レステロール、チョウジ油、綿実油、シリコーン樹脂、白色ワセリン、黄色ワセリン、オゾケライト、キャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックス、ラノリン等を挙げることができる。より好ましくは、カルナウバロウ、軽質流動パラフィン、硬化油、サラシミツロウ、ステアリン酸、ステアリルアルコール、セタノール、パラフィン、ミツロウ、ミリスチルアルコール、流動パラフィン、オレイン酸、コレステロール、白色ワセリン、黄色ワセリン、オゾケライト、キャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックス及びラノリンである。これらは、1種若しくは2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。
より具体的には、抗炎症剤、ビタミン剤、保湿剤、抗菌剤及び抗ウイルス剤などを例示することができる。
より好ましくはアスコルビン酸、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、塩酸ピリドキシン、酢酸トコフェロール、パンテノール、天然ビタミンEである。
またこれら保湿剤の配合量は、リップクリーム100重量部あたり通常0.005〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部、より好ましくは0.01〜2重量部の範囲から適宜選択調製することができる。
また、抗ウイルス剤としてはアシクロビル、ペンシクロビル等を例示することができる。
これら抗菌剤又は抗ウイルス剤の配合量は、リップクリーム100重量部あたり通常0.001〜10重量部、好ましくは0.001〜5重量部、より好ましくは0.001〜1重量部の範囲から適宜選択調製することができる。
また、本発明のリップクリームは上記成分を必須成分とする非水系軟膏基剤をベースとする製剤であって、実質的に無水であることを特徴とするものである。
なおここで、実質的無水とは、製剤処方として別途水成分を添加しないことを意味するものであり、必須の成分(例えば、多価アルコール等)として用いる配合成分(用いる製品を含む)そのものに元来含まれている水までを意味するものではない。
、等といった欠点や不都合さを有さず、さらに本発明のリップクリームの特有処方に基づく効果(製剤安定性、使用感の向上等)をより一層効果的なものとすることができる。
1.非水系軟膏基剤を主基剤にして、多価アルコール及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種並びに有効成分を含有し、実質的無水であることを特徴とするリップクリーム。
2.多価アルコール及び非イオン性界面活性剤を共に有する1記載のリップクリーム。
3.有効成分として抗炎症剤、ビタミン剤、保湿剤、抗菌剤及び抗ウイルス剤からなる群から選択される少なくとも1種を含有する1又は2記載のリップクリーム。
4.有効成分として抗炎症剤、ビタミン剤及び保湿剤からなる群から選択される少なくとも1種を含有する3記載のリップクリーム。
5.保湿剤が、トレハロース、ヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン類似物質、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、ケラチン、キチン、キトサン、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、セラミド、コレステロール、アロエエキス、ローズマリーエキス及びタイムエキスからなる群から選択されるいずれか少なくとも1種である1乃至4のいずれかに記載のリップクリーム。
6.ビタミン剤が、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、レチノール、ビタミンA油、ビタミンA脂肪酸エステル、メチルヘスペリジン、葉酸、ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンナフタレン−1,5−ジスルホン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、β−カロチン、エルゴカルシフェノール、コレカルシフェロール、酢酸トコフェロール、天然ビタミン、塩酸ピリドキシン及びパンテノールからなる群から選択される少なくとも1種である1乃至5のいずれかに記載のリップクリーム。
実施例1
(1)流動パラフィン 70.4
(2)固形パラフィン 10.0
(3)セタノール 10.0
(4)濃グリセリン 9.0
(5)アラントイン 0.5
(6)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(3)及び(6)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(4)、(5)の混合物を添加し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)流動パラフィン 70.4
(2)固形パラフィン 10.0
(3)セタノール 10.0
(4)精製水 9.0
(5)アラントイン 0.5
(6)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(3)及び(6)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(4)、(5)の混合物を添加し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、比較例のリップクリームを作成した。
(1)セトステアリルアルコール 10.0
(2)プラスチベース 14.0
(3)スクワラン 1.0
(4)ポリオキシエチレン(23)セチルエーテル 3.0
(5)精製水 70.9
(6)インドメタシン 1.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(3)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(4)、(5)、(6)の混合物を添加し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、比較例のリップクリームを作成した。
(1)カルボキシビニルポリマー 0.7
(2)グリセリン 61.0
(3)ジイソプロパノールアミン 0.7
(4)精製水 37.0
(5)グリチルレチン酸モノアンモニウム 0.5
(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)、(2)及び(4)〜(6)を80℃で溶解し、均一な相とした。冷却後、(3)を混合後、容器(ジャー容器)に充填を行い、比較例のリップクリームを作成した。
(1)カルナウバロウ 3.0
(2)液状ラノリン 15.0
(3)キャンデリラロウ 10.0
(4)セレシン 5.0
(5)マイクロクリスタリンワックス 3.0
(6)ヒマシ油 35.4
(7)硬化ヒマシ油 3.0
(8)2−エチルヘキサン酸セチル 10.0
(9)α−オレフィンオリゴマー 10.0
(10)スクワラン 5.0
(11)グリチルレチン酸 0.5
(12)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(12)を80℃で溶解し、均一な油相とし、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、比較例のリップクリームを作成した。
(1)固形パラフィン 10.0
(2)キャンデリラロウ 10.0
(3)ラノリン 5.0
(4)流動パラフィン 67.9
(5)プロピレングリコール 2.0
(6)酢酸トコフェロール 5.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(4)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(5)及び(6)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)オリブ油 1.0
(2)セレシン 1.5
(3)流動パラフィン 20.0
(4)白色ワセリン 71.4
(5)1,3−ブチレングリコール 1.0
(6)アロエエキス 5.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(4)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(5)及び(6)、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)ラノリン 51.1
(2)セタノール 13.0
(3)流動パラフィン 6.0
(4)セレシン 5.0
(5)黄色ワセリン 14.8
(6)濃グリセリン 5.0
(7)硝酸エコナゾール 5.0
(8)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(5)及び(8)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(6)及び(7)、を混合し引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)流動パラフィン 42.9
(2)固形パラフィン 5.0
(3)セタノール 10.0
(4)グリセリン 7.0
(5)グリセリン脂肪酸エステル 17.0
(6)グリチルレチン酸 5.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(3)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(4)、(5)及び(6)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
実施例1〜5及び比較例1〜4で得られたリップクリームを容器に充填し、湿度60%で、4℃、25℃又は40℃の恒温室に放置し、経時での安定性(ひび、変色、分離、結晶析出等)及び使用感(のび、臭い、しっとりさ、味)を評価した。結果を表1に示す。使用感については、10人の健常人を対象に、唇に塗布した場合の使用感について聞き取り調査を行った。のび、臭い、しっとり感、味の各評価項目を、満足、やや満足、普通、やや不満、不満の5段階評価を行ってもらい、満足及びやや満足とした被験者数が8人以上の場合は○、満足及びやや満足とした被験者数が5〜7人の場合は△、満足及びやや満足とした被験者数が4人以下の場合は×を記した。また、安定性試験では、実施例及び比較例の処方について、1ヶ月後の変化を評価した。
(1)固形パラフィン 10.0
(2)キャンデリラロウ 10.0
(3)ラノリン 5.0
(4)流動パラフィン 67.9
(5)プロピレングリコール 2.0
(6)パンテノール 5.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(4)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(5)及び(6)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)オリブ油 1.0
(2)セレシン 1.5
(3)流動パラフィン 20.0
(4)白色ワセリン 71.4
(5)1,3−ブチレングリコール 1.0
(6)パルミチン酸L−アスコルビル 5.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(4)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(5)及び(6)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)ラノリン 51.1
(2)セタノール 13.0
(3)流動パラフィン 6.0
(4)セレシン 5.0
(5)黄色ワセリン 14.8
(6)濃グリセリン 5.0
(7)塩酸ピリドキシン 5.0
(8)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(5)及び(8)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(6)及び(7)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)オリブ油 1.0
(2)セレシン 1.5
(3)流動パラフィン 20.0
(4)白色ワセリン 71.4
(5)1,3−ブチレングリコール 1.0
(6)トレハロース 5.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(4)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(5)及び(6)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)ラノリン 51.1
(2)セタノール 13.0
(3)流動パラフィン 6.0
(4)セレシン 5.0
(5)黄色ワセリン 14.8
(6)濃グリセリン 5.0
(7)ラベンダーエキス 5.0
(8)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(5)及び(8)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(6)及び(7)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)流動パラフィン 42.9
(2)固形パラフィン 5.0
(3)セタノール 10.0
(4)グリセリン 20.0
(5)グリセリン脂肪酸エステル 17.0
(6)ヒアルロン酸ナトリウム 5.0
(7)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(3)及び(7)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(4)、(5)及び(6)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(ジャー容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)固形パラフィン 10.0
(2)キャンデリラロウ 10.0
(3)ラノリン 5.0
(4)流動パラフィン 52.9
(5)濃グリセリン 9.0
(6)アラントイン 5.0
(7)酢酸トコフェロール 5.0
(8)dl−メントール 0.5
(9)トレハロース 2.5
(10)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(4)及び(10)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(5)〜(9)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(スティック状口紅用)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
(1)白色ワセリン 93.7
(2)オリブ油 4.0
(3)ヒマシ油 1.0
(4)l−メントール 0.5
(5)dl−カンフル 0.1
(6)濃グリセリン 0.5
(7)酢酸トコフェロール 0.1
(8)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
合 計 100.0
まず、(1)〜(5)及び(8)を80℃で溶解し、均一な油相とした。さらに、あらかじめ80℃に加熱し溶解した(6)、(7)を混合し、引き続き攪拌しながら徐々に冷却を行った。その後、容器(チューブ容器)に充填を行い、本発明のリップクリームを作成した。
実施例6〜13に従って作成したリップクリームについて、前述する試験例1に記載する条件を用いて、経時での安定性及び使用感を評価した、結果を表2に示す。
Claims (9)
- 非水系軟膏基剤を主基剤にして、多価アルコール及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種並びに有効成分を含有し、実質的無水であることを特徴とするリップクリーム。
- 有効成分以外の配合成分がいずれも可食性成分であることを特徴とする請求項1記載のリップクリーム。
- 多価アルコール及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種を、リップクリーム100重量部あたり0.5〜20重量部の割合で含む請求項1又は2に記載のリップクリーム。
- 多価アルコールが、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ショ糖、ブドウ糖、乳糖、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ポリデキストロース及びデキストリンからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1乃至3のいずれかに記載のリップクリーム。
- 非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類からなる群から選択される少なくとも1種である請求項1乃至4のいずれかに記載のリップクリーム。
- 有効成分として抗炎症剤、ビタミン剤、保湿剤、抗菌剤及び抗ウイルス剤からなる群から選択される少なくとも1種を含有する請求項1乃至5のいずれかに記載のリップクリーム。
- 抗炎症剤が、カンゾウ、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸誘導体、アラントイン、アラントイン誘導体、サリチル酸誘導体、メントール及びカンフルからなる群から選択される少なくとも1種である請求項6記載のリップクリーム。
- ビタミン剤が、アスコルビン酸、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、レチノール、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、β−カロチン、エルゴカルシフェノール、コレカルシフェロール、酢酸トコフェロール、天然ビタミンE、塩酸ピリドキシン及びパンテノールからなる群から選択される少なくとも1種である請求項6又は7に記載のリップクリーム。
- 医薬品である請求項1乃至8のいずれかに記載のリップクリーム。
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