JP6789344B2 - 手洗い洗濯用の衣料用粉末洗浄剤 - Google Patents

手洗い洗濯用の衣料用粉末洗浄剤 Download PDF

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Description

本発明は、衣料用粉末洗浄剤に関する。
本願は、2014年9月17日に、日本に出願された特願2014−189382号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、衣料用洗浄剤には、その製品価値の向上を図るために、香料が配合されてきた。
香料を衣料用洗浄剤に配合する目的の一つは、界面活性剤を主体とする基剤の臭いをマスキングすることである。また、他の目的としては、衣類等の被洗物に香気を付与し、嗜好性を確保することである。
近年、洗濯における香りのニーズが高まり、洗濯後の衣類には、洗濯直後のみならず、着用中においても好ましい香気が持続することが望まれている。特許文献1には、カプセル化香料を含む香料粒子を含有し、洗濯後の衣類等の被洗物に対して、長期間持続する香気を付与できる洗剤組成物が開示されている。
国際公開第2010/103832号
衣類は、通常、自動洗濯機を用いて洗濯される。また、汚れがひどい被洗物等に対しては、手で被洗物を擦り合せながら洗う手洗い洗濯がされる。特許文献1に開示された洗剤組成物は、洗濯後の被洗物に対して、長期間持続する香気を付与できるものであるが、これを手洗い洗濯に使用した場合には、洗濯後の被洗物に対する香気の持続性が充分に得られないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、衣類等を手洗い洗濯した場合においても、洗濯後の衣類等の被洗物に対して、長期間持続する香気を付与できる衣料用粉末洗浄剤を目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、以下の衣料用粉末洗浄剤が、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち本発明は、以下の構成を有する。
<1>(A)成分:カプセル化香料0.01〜1質量%と、
(B)成分:リン酸塩およびカルボン酸系高分子化合物から選ばれる少なくとも1種のビルダー2.5〜13.035質量%と、
(C)成分:親有機性スメクタイトクレーを除く粘土鉱物0.1質量%以上と、
を含有し、
(C)成分/(A)成分で表される質量比が、2以上50未満であり、
(B)成分/(A)成分で表される質量比が、1.5〜251であることを特徴とする衣料用粉末洗浄剤。
<2>(B)成分/(C)成分で表される質量比が、0.3〜50であることを特徴とする、<1>に記載の衣料用粉末洗浄剤。
<3>更に、(D)成分:α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を含有することを特徴とする<1>又は<2>に記載の衣料用粉末洗浄剤。
本発明の衣料用粉末洗浄剤は、衣類等を手洗い洗濯した場合においても、洗濯後の衣類等の被洗物に対して、長期間持続する香気を付与できる。
本発明の衣料用粉末洗浄剤は、以下の(A)〜(C)成分を含有する。
<(A)成分>
(A)成分は、カプセル化香料である。本発明の衣料用粉末洗浄剤は、(A)成分を含有することで、洗濯後の衣類等の被洗物に対して良好な香気を付与することができる。また、(A)成分は、洗濯中にカプセルに内包された香料を適量放出することで、洗濯中の被洗物に由来する悪臭をマスキングする効果も有する。
(A)成分は、高分子化合物(以下、(α)成分という)で香料(以下、(β)成分という)を内包したカプセル化香料である。以下、(A)成分において、(α)成分で形成された層をカプセル壁という。
(A)成分は、芯物質である(β)成分の塊が、(A)成分中に一つだけ存在する単芯型構造のものであってもよいし、芯物質である(β)成分が、(A)成分中に複数分散した多芯型構造のものであってもよい。
(A)成分の粒子径は、特に限定されるものではなく、例えば単芯型構造の場合、平均粒子径が0.1〜100μm、好ましくは0.5〜50μm、より好ましくは0.5〜30μmとすることが望ましい。平均粒子径が小さすぎると(A)成分の強度が低くなり、早期にカプセル壁が崩壊し、香気が持続しにくい傾向にある。平均粒子径が大きすぎると、(A)成分が繊維に吸着してもカプセル壁が崩壊しにくく、香気の放出が不充分となる傾向にある。
(A)成分の粒子径が上記下限値以上であると、(A)成分の強度が高くなり、早期にカプセル壁が崩壊するのが抑制され、香気が持続されやすくなる。(A)成分の粒子径が上記上限値以下であると、繊維に吸着した(A)成分が適度に崩壊し、香気が放出されやすくなる。
(A)成分の平均粒子径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(SALD−300V、株式会社島津製作所製)により測定される値である。
(A)成分のカプセル壁の厚み(壁厚)は特に限定されないが、例えば、0.01〜5μmが好ましく、0.05〜3μmがより好ましい。壁厚が薄すぎると(A)成分の強度が低くなり、早期にカプセル壁が崩壊し、香気が持続しにくい傾向にある。壁厚が厚すぎると、(A)成分が繊維に吸着してもカプセル壁が崩壊しにくく、香気の放出が不充分となる傾向にある。
(A)成分の壁厚が上記下限値以上であると、(A)成分の強度が高くなり、早期にカプセル壁が崩壊するのが抑制され、香気が持続されやすくなる。(A)成分の壁厚が上記上限値以下であると、繊維に吸着した(A)成分が適度に崩壊し、香気が放出されやすくなる。
なお、(A)成分のカプセル壁の厚みは、(A)成分を任意に10個選択し、選択した10個の(A)成分を切断し、その切断面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察することで求められる。前記厚みは、前記切断面で観察されたカプセル壁の最小の厚み(切断面の外周から(β)成分までの最小の距離)をそれぞれ測定し、これを算術平均した値である。
・(α)成分:高分子化合物
(α)成分は、(A)成分において、例えば膜状のカプセル壁を形成する高分子化合物である。
本発明に用いられる(α)成分としては、香料を芯物質として安定的にカプセル化することができるものである。(α)成分の重量平均分子量は、通常1,000〜5,000,000であり、3,000〜1,000,000が好ましく、5,000〜500,000がより好ましい。なお、本明細書において「重量平均分子量」とは、標準物質をポリエチレングリコールとしてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で分析を行った値を示す。
(α)成分は、(β)成分の種類等を勘案して決定することができ、例えば、ポリアクリル酸系、ポリビニル系、ポリメタクリル酸系、メラミン系、ウレタン系等の合成高分子物質が挙げられ、これら1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
ポリアクリル酸系高分子としては、アクリル酸、もしくはそのアルキルエステル等の重体体が挙げられる。ポリビニル系高分子としては、エチレン、無水マレイン酸、スチレン、ジビニルベンゼン等の重合体が挙げられる。ポリメタクリル酸系高分子としては、メタクリル酸、もしくはそのアルキルエステル等の重合体が挙げられる。メラミン系高分子としては、メチロールメラミンの加熱硬化物が挙げられる。前記メチロールメラミンは、メラミンとホルムアルデヒドから誘導される。ウレタン系高分子としては、多官能性イソシアネート化合物とポリオールもしくはポリアミン化合物との縮合反応物が挙げられる。前記ウレタン系高分子としては、例えば、ポリフェニルイソシアネートとヘキサメチレンジアミン、トルエンジイソシアネートとジエチレングリコール等との縮合反応物が挙げられる。
(α)成分としては、ポリアクリル酸エステル、メラミン系高分子及びウレタン系高分子が好ましい。
(α)成分は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(A)成分中の(α)成分の含有割合は、(α)成分の種類等により適宜選定でき、例えば、(A)成分の総質量に対して、5〜95質量%が好ましく、5〜50質量%がより好ましく、10〜40質量%がさらに好ましい。(α)成分の含有割合が低すぎると(A)成分のカプセル形成が困難となる場合があり、多すぎると相対的に芯物質である(β)成分の配合量が低下し、所望する香気が得られにくくなる場合がある。
(A)成分の総質量に対する(α)成分の含有割合が上記下限値以上であると、(A)成分のカプセル形成が容易になる。(A)成分の総質量に対する(α)成分の含有割合が上記上限値以下であると、芯物質である(β)成分の配合量が多くなり、所望する香気が得られやすくなる。
・(β)成分:香料
(β)成分は、カプセル化香料の芯物質を構成する香料である。
(β)成分として用いられる香料は、香質や(α)成分の種類等を勘案して決定することができ、例えば、香料成分、又は香料成分、溶剤、香料安定化剤等からなる混合物(香料組成物)が挙げられる。(β)成分は、(α)成分との反応性及び水溶性が低いものを選択することが好ましい。
香料組成物は、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、洗浄剤や繊維用仕上げ剤、毛髪化粧料に一般的に使用される香料成分を1種類以上含む香料組成物等が挙げられる。
前記香料成分の具体例としては、例えば、アルデヒド類、フェノール類、アルコール類、エーテル類、エステル類、ハイドロカーボン類、ケトン類、ラクトン類、ムスク類、天然香料、動物性香料等が挙げられる。
前記アルデヒド類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウンデシレンアルデヒド、ラウリルアルデヒド、アルデヒドC−12MNA、ミラックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、エチルバニリン、ヘリオトロピン、アニスアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、オクタナール、リグストラール、リリアール、リラール、トリプラール、バニリン、ヘリオナール等が挙げられる。
前記フェノール類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オイゲノール、イソオイゲノール等が挙げられる。
前記アルコール類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、バクダノール、シトロネロール、ジハイドロミルセノール、ジハイドロリナロール、ゲラニオール、リナロール、ネロール、サンダロール、サンタレックス、ターピネオール、テトラハイドロリナロール、フェニルエチルアルコール等が挙げられる。
前記エーテル類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、セドランバー、グリサルバ、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール等が挙げられる。
前記エステル類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シス−3−ヘキセニルアセテート、シス−3−ヘキセニルプロピオネート、シス−3−ヘキセニルサリシレート、p−クレジルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、アミルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、アミルサリシレート、ベンジルサリシレート、ベンジルベンゾエート、ベンジルアセテート、セドリルアセテート、シトロネリルアセテート、デカハイドロ−β−ナフチルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エリカプロピオネート、エチルアセトアセテート、エリカアセテート、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、ヘディオン、リナリルアセテート、β−フェニルエチルアセテート、ヘキシルサリシレート、スチラリルアセテート、ターピニルアセテート、ベチベリルアセテート、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、マンザネート、アリルヘプタノエート等が挙げられる。
前記ハイドロカーボン類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、d−リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ミルセン等が挙げられる。
前記ケトン類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、α−イオノン、β−イオノン、メチル−β−ナフチルケトン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコン、シス−ジャスモン、メチルイオノン、アリルイオノン、カシュメラン、ジハイドロジャスモン、イソイースーパー、ベルトフィックス、イソロンジフォラノン、コアボン、ローズフェノン、ラズベリーケトン、ダイナスコン等が挙げられる。
前記ラクトン類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトン、γ−ドデカラクトン、クマリン、アンブロキサン等が挙げられる。
前記ムスク類としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シクロペンタデカノライド、エチレンブラシレート、ガラキソライド、ムスクケトン、トナリッド、ニトロムスク類等が挙げられる。
前記天然香料としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、オレンジ油、レモン油、ライム油、プチグレン油、ユズ油、ネロリ油、ベルガモット油、ラベンダー油、ラバンジン油、アビエス油、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、イランイラン油、シトロネラ油、ゼラニウム油、ペパーミント油、ハッカ油、スペアミント油、ユーカリ油、レモングラス油、パチュリ油、ジャスミン油、ローズ油、シダー油、ベチバー油、ガルバナム油、オークモス油、パイン油、樟脳油、白檀油、芳樟油、テレピン油、クローブ油、クローブリーフ油、カシア油、ナツメッグ油、カナンガ油、タイム油等の精油が挙げられる。
前記動物性香料としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、じゃ香、霊猫香、海狸香、竜涎香等が挙げられる。
このような香料成分は、1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
本発明の1つの側面において、前記(β)成分は、前記香料成分の具体例から選択される少なくとも1種の香料成分を含む。
本発明の香料は、香気のフレッシュ感と嗜好性の点から、常温における沸点が好ましくは260℃未満であり、より好ましくは150℃以上、260℃未満である。
香料成分の沸点は、例えば「Perfume and Flavor Chemicals 」Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「合成香料 化学と商品知識」,印藤元一著,化学工業日報社(1996)、「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin 」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「香りの百科」,日本香料協会編,朝倉書店(1989)及び「香料と調香の基礎知識」,産業図書(1995)に記載されており、本明細書ではそれらの文献から引用する。
本発明の香料には、ClogP値が好ましくは1.0〜8.0、より好ましくは3.0〜8.0である香料成分が含有されることが好ましい。
ClogP値とは、化学物質について、1−オクタノール中及び水中の平衡濃度の比を表す1−オクタノール/水分配係数=Pを、底10に対する対数logPの形態で表した値である。前記ClogP値は、f値法(疎水性フラグメント定数法)により、化合物の化学構造をその構成要素に分解し、各フラグメントの有する疎水性フラグメント定数f値を積算して求めることができる(例えば、Clog 3 Reference Manual DaylightSoftware 4.34,Albert Leo,David Weininger, Version 1,March 1994 参照)。
一般に、香料はClogP値が大きいほど疎水的であることから、ClogP値が小さい香料成分を多く含んで構成された香料は、ClogP値が大きい香料成分を多く含んで構成された香料よりも親水的な香料であるといえる。
従って、前記ClogP値が、前記範囲内であると、親水性の香料成分と疎水性の香料成分とがバランス良く組み合わされているために、より香気バランスに優れ嗜好性が高い香料となる点で有利である。
このようなClogP値の香料成分は、香料から溶剤を除いた量に対して30質量%以上、より好ましくは45質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、含有されることが望ましい。
(β)成分は、香料組成物として通常用いる溶剤(香料用溶剤)を配合してもよい。
香料用溶剤としては、例えば、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、スクロースジアセテートヘキサイソブチレート、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコールDPG−FC(ジプロピレングリコール)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。これら香料用溶剤の含有量は、例えば、(β)成分の総質量に対して、0.1〜50質量%が好ましく、1〜30質量%がより好ましい。
また、本発明の香料には、上記成分以外に、本発明の効果を妨げない限り、必要に応じて酸化防止剤、防腐剤等の添加剤を配合することができる。
(A)成分中の(β)成分の含有量は、(β)成分の種類等により適宜選択でき、例えば、(A)成分の総質量に対して、5〜95質量%が好ましく、10〜90質量%がより好ましく、30〜80質量%がより好ましい。上記範囲であると、(A)成分は適度な強度のカプセル壁が形成され、長期間にわたり香気を放出しやすくなる。
衣料用粉末洗浄剤中における(β)成分の含有量は、(β)成分の種類や、粒状洗剤組成物に求める香気の強さ等を勘案して適宜選択でき、例えば、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、0.01〜2質量%が好ましく、0.1〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましい。上記範囲であると、衣料用粉末洗浄剤は好適な香気を放出し、かつ、被洗物に対して好適な香気を付与しやすくなる。
・(A)成分中のその他の成分
(A)成分には、(α)成分及び(β)成分以外に、カプセル壁の形成を容易にするために、本発明の効果を妨げない範囲で乳化剤、溶解促進剤、重合開始剤等を配合できる。
乳化剤としては、例えば、エチレン無水マレイン酸共重合体、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩、フェノールスルホン酸縮合物、ポリビニルピロリドン、界面活性剤等が挙げられる。
溶解促進剤としては、例えば、高級アルコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、パラフィン油、鉱油、動植物油等が挙げられる。
重合開始剤としては、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル、N,N−ジメチル−p−トルイジン、ハロゲン化アルキル等が挙げられる。
(A)成分中のその他の成分の含有量は、例えば、(A)成分の総質量に対して、0〜30質量%とされる。
(A)成分は、界面重合法、in−situ重合法等の従来公知の方法により製造できる。
界面重合法としては、例えば、(α)成分としてウレタン系高分子を用いる場合、一方の容器に適宜濃度の乳化剤水溶液を調製しておき、別の容器に芯物質((β)成分)と多官能性イソシアネート化合物との芯物質溶液を調製する。次いで、乳化剤水溶液と芯物質溶液とを高速撹拌機に投入した後、高速撹拌してO/Wエマルジョンを調製し、次いで適宜濃度のポリアミン化合物の水溶液を入れて、常温で所定時間撹拌、反応させる。こうして、カプセル壁を硬化させて、(A)成分が分散した(A)成分の分散液を得ることができる。
in−situ重合法としては、例えば、(α)成分としてポリアクリル酸系高分子又はポリメタクリル酸系高分子を用いる場合、カプセル壁を芯物質側から形成させる方法が好適である。例えば、予めアクリル酸エチル、メタクリル酸エチル等のモノマーと、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル等の重合開始剤と、芯物質((β)成分)とを水に分散し、攪拌機で攪拌し、芯物質を任意の粒径に調整した混合分散液を得る。この際、モノマーの配合量は芯物質に対し5〜30質量%とされ、重合開始剤の配合量はモノマーに対し0.1〜5質量%とされる。また、混合分散液の調製は、20〜70℃の温度条件下で行われることが好ましい。
次いで、上記混合分散液を60〜80℃とした後、窒素ガスを導入しながら、3〜6時間重合させることによって(A)成分が分散した(A)成分の分散液を得ることができる。
(A)成分としては、市販品を用いることもできる。
(A)成分の市販品としては、フィルメニッヒ社製の商品名「POPSENT」、ジボダン社製の商品名「Cosmic cap2」、インターナショナル・フレバー・アンド・フレグランス(IFF)社製の商品名「Unicap101」、「Unicap503」、「Encap」等が挙げられる。
これらの(A)成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(A)成分の含有量は、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、0.01〜2質量%であり、0.1〜1質量%が好ましい。(A)成分の含有量が、上記下限値未満では、洗濯後の衣料に対する香気の持続性が不充分となる。また、(A)成分の含有量が、上記上限値を超えると、香気の持続性は飽和し、更なる香気の持続性は得られず、さらに衣料用粉末洗浄剤に(A)成分を添加した際にべたつきを生じる場合がある。
(A)成分の含有量が上記下限値以上であると、洗濯後の衣料に対する香気の持続性が充分に得られる。(A)成分の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤に(A)成分を添加した際にべたつきが生じにくくなる。
<(B)成分>
(B)成分は、リン酸塩(b1)およびカルボン酸系高分子化合物(b2)から選ばれる少なくとも1種のビルダーである。本発明の衣料用粉末洗浄剤は、(B)成分を含有することで、(A)成分の衣類等の被洗物への吸着が阻害されず、洗濯後の被洗物に対して長期間持続する香気を付与することができる。また、衣料用粉末洗浄剤の洗浄性をより高めることができる。
・リン酸塩(b1)
リン酸塩(b1)としては、オルトリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩(STPP)、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、フィチン酸塩等が挙げられる。これらは、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
塩としては、対イオンがナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオンであるアルカリ金属塩が挙げられる。
上記のなかでも、トリポリリン酸ナトリウム塩、ピロリン酸ナトリウム塩が好ましい。
トリポリリン酸ナトリウム塩、ピロリン酸ナトリウム塩としては、市販品を用いることができる。例えばトリポリリン酸ナトリウム塩としては和光純薬工業株式会社製の「トリポリリン酸ナトリウム」、三井化学株式会社製の「トリポリ燐酸ソーダ」、ピロリン酸ナトリウム塩としては三井化学株式会社製の「ピロリン酸ソーダ」が挙げられる。
・カルボン酸系高分子化合物(b2)
カルボン酸系高分子化合物(b2)は、カルボキシ基を含む構成単位(繰返し単位)を有する重合物であり、好ましくは重量平均分子量が1,000以上の重合物である。
(b2)の重量平均分子量は、1,000以上であることが好ましく、2,000〜200,000の範囲がより好ましく、15,000〜100,000の範囲がさらに好ましい。(b2)の重量平均分子量が上記の好ましい範囲であると、(A)成分の衣類への吸着性が阻害されず、良好な香気を得やすくなる。さらに洗浄性も向上しやすくなる。
なお、上述した(A)成分には、カプセル壁としてカルボン酸系高分子化合物が含まれる場合があるが、本発明における(b2)は、(A)成分とは別個に衣料用粉末洗浄剤に添加される成分であり、(A)成分に含まれる高分子化合物とは別個のものである。
(b2)は、同一の構成単位の繰り返しからなる重合体であってもよく、複数種の構成単位の繰り返しからなる共重合体であってもよい。複数種の構成単位の繰り返しからなる共重合体である場合、その共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよい。
(b2)の具体例としては、たとえばポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、ポリヒドロキシアクリル酸、ポリフマル酸、ポリアセタールカルボン酸、アクリル酸とマレイン酸との共重合体(アクリル酸マレイン酸共重合体)、アクリル酸とアクリル酸アミドとの共重合体(アクリル酸アクリル酸アミド共重合体)、又はこれらの塩等が挙げられる。
上記の中でも、ポリアクリル酸又はその塩、アクリル酸マレイン酸共重合体又はその塩が好ましい。
(B)成分は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(B)成分の中でも、トリポリリン酸ナトリウム塩、アクリル酸マレイン酸共重合が好ましい。
(B)成分の含有量は、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、2.5〜15質量%であり、3〜13質量%が好ましい。(B)成分の含有量が、上記下限値未満であると、(A)成分の被洗物に対する吸着が不充分となり、洗濯後の被洗物に対する香気の持続性が不充分となる。さらに充分な洗浄性能も得られにくくなる。一方、(B)成分の含有量が、上記上限値を超えると、洗濯時に充分なすべり性が得られにくくなる。また、被洗物に対する(A)成分の吸着が阻害されるようになり、洗濯後の被洗物に対する香気の持続性が不充分となる。さらに洗浄性能も飽和し、更なる洗浄性能の向上効果は得られない。
(B)成分の含有量が上記下限値以上であると、被洗物に(A)成分が充分に吸着し、洗濯後の被洗物に対する香気の持続性が充分となる。さらに充分な洗浄性能が得られやすくなる。(B)成分の含有量が上記上限値以下であると、洗濯時に充分なすべり性が得られやすくなる。また、被洗物に対する(A)成分の吸着を阻害せず、洗濯後の被洗物に対する香気の持続性が充分となる。
<(C)成分>
(C)成分は、粘土鉱物である。本発明の衣料用粉末洗浄剤は、(C)成分を含有することで、洗濯時の被洗物にすべり性を付与でき、被洗物が擦り合わされることから生じる摩擦を低減することができる。これにより、(A)成分の過度な破壊を防止することができ、洗濯後の被洗物に(A)成分を充分に残存させることができる。その結果、洗濯後の被洗物に対して長期間持続する香気を付与することができる。
上記効果は、特に、洗濯時に大きな摩擦が生じる手洗い洗濯において顕著に得られる。
(C)成分としては、例えば、天然物、天然物の精製品、天然物を改質したもの又は合成されたもの等が挙げられる。具体的には、天然又は合成されたモンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ソーコナイト、ヘクトライト、スチブンサイト等のスメクタイト族の粘土鉱物や、バーミキュライト、合成フッ素雲母(Na型、Li型合成マイカ)等を用いることができる。また、上記粘土鉱物をイオン交換して膨潤力を向上させた多価金属イオン置換粘土鉱物等を用いることができる。
(C)成分としては、スメクタイト族の粘土鉱物が好ましい。スメクタイト族の粘土鉱物のなかでもモンモリロナイトを主成分とするベントナイトを用いることが好ましい。
また、(C)成分は、顆粒状にされたものを用いてもよい。
(C)成分の平均粒子径は、良好なすべり性を得る点から、100〜2,000μmが好ましく、400〜1000μmがさらに好ましい。
なお、(C)成分の平均粒子径は、レーザ光散乱法(例えば、粒度分布測定装置(LDSA−3400A(17ch)、東日コンピューターアプリケーションズ株式会社製)によって測定される体積基準のメジアン径である。
(C)成分としては、市販品を用いることもできる。市販品としては、例えば、Colin Stewart社製の商品名「Bentonite Granules」、アメリカンコロイド社製の商品名「ポーラゲル」、日本シリカ工業株式会社製の商品名「ラポナイト」、豊順鉱業社製の商品名「ベンゲル」、コープケミカル株式会社製の商品名「ルーセンタイト」、クニミネ工業株式会社製の商品名「クニピア」、水澤化学工業株式会社製の商品名「ベンクレイ」、バンダービルト社製の商品名「ビーガム」等が挙げられる。
(C)成分は、いずれか1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
(C)成分の含有量は、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、0.1質量%以上である。(C)成分の含有量は、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、0.1〜10質量%が好ましく、3〜10質量%がより好ましい。
(C)成分の含有量が、上記下限値未満であると、洗濯時のすべり性が充分に得られず、(A)成分の破壊が過度となり、洗濯後の被洗物に対する香気の持続性が充分に得られなくなる。また、(C)成分の含有量が、上記上限値を超えると、洗濯時のすべり性は飽和し、さらなる香気の持続性は得られない。さらに衣料用粉末洗浄剤の溶解性や分散性が低下する等の不都合が生じる場合がある。
(C)成分の含有量が上記下限値以上であると、洗濯時のすべり性が充分に得られ、(A)成分が過度に破壊されず、洗濯後の被洗物に対する香気の持続性が充分に得られる。(C)成分の含有量が上記上限値以下であると、衣料用粉末洗浄剤の溶解性や分散性が高められやすくなる。
(C)成分/(A)成分で表される質量比[(A)成分の含有量に対する、(C)成分の含有量の質量割合、以下「C/A比」ともいう]は、2以上50未満であり、2〜30が好ましい。C/A比が、上記下限値以上であると、洗濯時に良好なすべり性が得られ、洗濯後の被洗物に長期間持続する香気を付与することができる。さらに、洗濯時の香気の放出が適度であり、洗濯時における被洗物由来の悪臭に対するマスキング効果も得ることができる。また、C/A比が、上記上限値以下であると、(A)成分を衣類等の被洗物に吸着しやすくでき、洗濯後の被洗物に対して長期間持続する香気を付与することができる。さらに衣料用粉末洗浄剤の溶解性や分散性を向上することができる。
(B)成分/(A)成分で表される質量比[(A)成分の含有量に対する、(B)成分の含有量の質量割合、以下「B/A比」ともいう]は、1.5〜150が好ましく、5〜80がより好ましく、8〜40がさらに好ましく、8〜30が特に好ましく、10〜25が最も好ましい。B/A比が、前記の好ましい範囲であると、(A)成分を衣類等の被洗物に吸着しやすくでき、洗濯後の被洗物に対して長期間持続する香気を付与しやすくできる。
(B)成分/(C)成分で表される質量比[(C)成分の含有量に対する、(B)成分の含有量の質量割合、以下「B/C比」ともいう]は、0.3〜50が好ましく、0.4〜20がより好ましく、0.5〜15がさらに好ましく、0.6〜10が特に好ましい。
B/C比が、前記の好ましい範囲であると、良好なすべり性を得やすく、また、(A)成分を衣類等の被洗物に吸着しやすくでき、洗濯後の被洗物に対して長期間持続する香気を付与しやすくできる。
本発明の衣料用粉末洗浄剤は、上記(A)〜(C)成分以外に、更に下記の成分を含有することができる。
<(D)成分>
(D)成分は、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩である。本発明の衣料用粉末洗浄剤は、(D)成分を含有することで、洗濯時のすべり性をさらに高めることができ、洗濯後の被洗物に対してより長期間持続する香気を付与することができる。また衣料用粉末洗浄剤の洗浄性をより高めることができる。
(D)成分としては、例えば下記一般式(I)で表される化合物が挙げられる。
−CH(SOM)−COOR ・・・(I)
[式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基又はアルケニル基であり、Rは炭素数1〜6のアルキル基であり、Mは対イオンである。]
(I)式中、Rは、直鎖状でも分岐鎖状でもよい。また、Rの炭素数は、良好な洗浄力を得る観点から、6〜20であり、10〜16が好ましく、14〜16がより好ましい。
は、直鎖状でも分岐鎖状でもよい。Rの炭素数は、良好な洗浄力を得る観点から、1〜6であり、1〜3が好ましく、1が特に好ましい。すなわち、(D)成分としては、α−スルホ脂肪酸メチルエステル(MES)塩が特に好ましい。
Mの対イオンとしては、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アミン塩、アンモニウム塩等が挙げられる。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。アミンは、1〜3級のいずれであってもよい。アミンとしては、例えばアルカノールアミンが挙げられ、前記アルカノールアミンにおけるアルカノール基の炭素数は1〜3が好ましい。アルカノールアミンの具体例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。塩としては、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
(D)成分は、(D)成分を含有する粒子として衣料用粉末洗浄剤に添加されることが好ましい。これにより、(D)成分の加水分解を抑制しやすくなる。前記粒子中の(D)成分の含有量は、前記粒子の総質量に対して、50質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましく、70質量%以上であることがさらに好ましく、80質量%以上であることが特に好ましく、100質量%であってもよい。
前記粒子には、(D)成分以外に、ゼオライト等の無機塩、(D)成分の合成過程で副生される、α−スルホ脂肪酸金属塩、硫酸アルキル金属塩等の副生成物、及び水分が含まれていてもよい。
前記粒子としては、例えば、(D)成分60〜98質量%と、無機塩1〜30質量%と、前記副生成物1〜10質量%を含有するものが挙げられる。また、(D)成分中の水分量は、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。
また、前記粒子は、衣料用粉末洗浄剤に乾式混合により添加されることが好ましい。
(D)成分の含有量は、洗濯時の良好なすべり性と洗浄性を得る観点から、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、1〜20質量%が好ましい。
<その他の成分>
本発明の衣料用粉末洗浄剤は、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、上記(A)〜(D)成分以外の他の成分を含有することができ、例えば、界面活性剤、無機塩、酵素、酵素安定剤、蛍光増白剤、金属イオン捕捉剤、吸油性紛体、溶解促進剤、膨潤性水不溶性物質、バインダー、色移り防止剤、ケーキング防止剤、消泡剤、着色剤、着香剤等が挙げられる。
界面活性剤としては、(D)成分以外のアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
衣料用粉末洗浄剤がこれらの界面活性剤を含む場合、これらの界面活性剤を含む全界面活性剤の合計含有量は、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、10〜50質量%が好ましく、15〜40質量%がより好ましく、15〜30質量%がさらに好ましい。
・(D)成分以外のアニオン界面活性剤
(D)成分以外のアニオン界面活性剤としては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖または分岐鎖のアルキル硫酸エステル塩;アルキルエーテル硫酸エステル塩またはアルケニルエーテル硫酸エステル塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩;高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型のアニオン界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型のアニオン界面活性剤等が挙げられる。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩などのアルカノールアミン塩等が挙げられる。
上記のうち、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものが特に好ましい。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩またはアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩が好ましい。
アルカンスルホン酸塩の炭素数は10〜20、好ましくは14〜17のアルキル基を有する2級アルカンスルホン酸塩が特に好ましい。
高級脂肪酸塩としては、炭素数10〜20の脂肪酸塩が好ましい。
これらの中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩及び高級脂肪酸塩よりなる群から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤が好ましく、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩がより好ましい。
・ノニオン界面活性剤
ノニオン界面活性剤としては、例えば高級アルコール、アルキルフェノール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アルキルエステル又は高級脂肪族アミン等にアルキレンオキシドを付加したポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキシド付加体、多価アルコール脂肪酸エーテル、アルキル(又はアルケニル)アミンオキサイド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキサシド付加体、糖脂肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグリコシド等が挙げられる。なお、ここでいう高級とは、炭素数8〜24の化合物を意味する。多価とは2価以上の化合物であり、例えば2〜6価の化合物である。
・カチオン界面活性剤
カチオン界面活性剤としては、例えば炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルトリメチルアンモニウム塩、炭素数8〜24のアルキル基を有するジアルキルジメチルアンモニウム塩、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルピリジニウム塩等が挙げられる。
・両性界面活性剤
両性界面活性剤としては、例えば炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルベタイン型、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルアミドベタイン型、イミダゾリン型、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルアミノスルホン酸型、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルアミノカルボン酸型、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルアミドカルボン酸型、アミドアミノ酸型、リン酸型等の両性界面活性剤が挙げられる。
無機塩としては、リン酸塩(b1)以外のものが挙げられ、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等の硫酸塩、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等のアルカリ金属亜硫酸塩、結晶性層状珪酸ナトリウム(例えば、クラリアントジャパン社製の商品名「Na−SKS−6」(δ−NaO・2SiO)等の結晶性アルカリ金属珪酸塩)、非晶質アルカリ金属珪酸塩、塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアルカリ金属塩化物、アルミノ珪酸塩、炭酸ナトリウムと非晶質アルカリ金属珪酸塩の複合体(例えば、ローディア社製の商品名「NABION15」)等が挙げられる。
衣料用粉末洗浄剤がこれらの無機塩を含む場合、これらの無機塩の合計含有量は、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、10〜90質量%が好ましく、10〜87.39質量%がより好ましく、30〜85質量%がさらに好ましい。
アルミノ珪酸塩としては、結晶性、非晶質(無定形)のいずれのものも用いることができ、カチオン交換能の点から結晶性アルミノ珪酸塩が好ましい。
結晶性アルミノ珪酸塩としては、A型、X型、Y型、P型ゼオライト等が挙げられ、A型ゼオライトが好ましい。
衣料用粉末洗浄剤がアルミノ珪酸塩を含む場合、アルミノ珪酸塩の含有量は、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して、2〜40質量%が好ましい。
酵素は、特に限定されず、一般に衣料用洗浄剤などに配合されているものを用いることができる。
酵素としては、例えば、エスペラーゼ4.0T、サビナーゼ6.0T、サビナーゼ12T、サビナーゼ24T、カンナーゼ12T、カンナーゼ24T、エバラーゼ8T、Deozyme等のプロテアーゼ、リポラーゼウルトラ50T、ライペックス100T等のリパーゼ、ステインザイム12T、ターマミル100T等のアミラーゼ、セルザイム0.7T等のセルラーゼ(以上、ノボザイムズ社製);マクサカル45G、マクサペム30G、プロペラーゼ1000E(以上、ジェネンコア社製)等が挙げられる。これらの中でも、プロテアーゼが好ましい。
衣料用粉末洗浄剤が酵素を含む場合、酵素の含有量は、特に限定されないが、例えば衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.01〜3質量%とされる。ただし前記酵素の含有量は、酵素製剤(酵素顆粒)としての含有量である。
酵素安定剤としては、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩、ポリオール、蟻酸、ホウ素化合物等を配合することができる。
衣料用粉末洗浄剤が酵素安定剤を含む場合、酵素安定剤の含有量は、特に限定されないが、例えば衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.01〜2質量%とされる。
蛍光増白剤としては、例えば、ホワイテックスSA、ホワイテックスSKC(以上、住友化学株式会社製);チノパールAMS−GX、チノパールDBS−X、チノパールCBS、チノパールCBS−X、チノパールDMAX(以上、BASF社製);LemoniteCBUS−3B(以上、Khyati Chemicals社製)等が挙げられる。
これらの中でも、チノパールCBS、チノパールDMAXが好ましい。
蛍光増白剤は、いずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
衣料用粉末洗浄剤が蛍光増白剤を含む場合、蛍光増白剤の含有量は、特に限定されないが、例えば衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.001〜1質量%とされる。
金属イオン捕捉剤(但し(B)成分は含まれない)としては、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、グリコールエチレンジアミン六酢酸、β−アラニンジ酢酸、アスパラギン酸ジ酢酸、メチルグリシンジ酢酸、イミノジコハク酸等のアミノカルボン酸類又はその塩;1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP−H)、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、ヒドロキシエタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、ヒドロキシメタンホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ニトリロトリ(メチレンホスホン酸)、2−ヒドロキシエチルイミノジ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)等の有機ホスホン酸類又はその塩;ジグリコール酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、グルコン酸等の有機酸類又はその塩等が挙げられる。
金属イオン補足剤の含有量は、特に限定されないが、例えば衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0〜15質量%とされる。
吸油性粉体(但し(C)成分は含まれない)は、その吸油量が20〜500mL/100gであるものが好ましく、より好ましくは100〜400mL/100gである。吸油量は、JIS K5101に準処する方法で測定される。
吸油性粉体としては、例えば、無水ケイ酸、含水ケイ酸、含水ケイ酸シリケート、タルク、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛が挙げられる。
溶解促進剤としては、例えば、塩化アンモニウム等の無機アンモニウム塩;p−トルエンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、キュメンスルホン酸ナトリウム等の炭素数1〜5の短鎖アルキルを有するベンゼンスルホン酸塩;安息香酸ナトリウム、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、クエン酸、D−グルコース、尿素、蔗糖等の水溶性物質が挙げられる。
膨潤性水不溶性物質(但し(C)成分は含まれない)としては、粉末セルロース、結晶性セルロース等が挙げられる。
バインダーとしては、重量平均分子量が200〜200,000のポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)等のセルロース誘導体等が挙げられる。
色移り防止効果としては、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
ケーキング防止剤としては、パラトルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酢酸塩、スルホコハク酸塩、タルク、微粉末シリカ、酸化マグネシウム等が挙げられる。
消泡剤としては、例えば、シリコーン系、シリカ系のものが挙げられる。
着色剤としては、染料、顔料等の各種色素が挙げられる。保存安定性の点から顔料が好ましく、耐酸化性を有するものが特に好ましい。
かかる着色剤としては、例えば酸化物等が挙げられ、好ましくは、酸化チタン、酸化鉄、銅フタロシアニン、コバルトフタロシアニン、群青、紺青、シアニンブルー、シアニングリーン等が挙げられる。
着香剤としては、(A)成分ではない香料(即ちカプセル化されていない香料)が挙げられ、例えば、(A)成分の芯物質として使用することができる香料成分や香料組成物が挙げられる。
衣料用粉末洗浄剤が着香剤を含む場合、着香剤の含有量は、特に限定されないが、例えば衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.01〜1質量%とされる。
[衣料用粉末洗浄剤の製造方法]
本発明の衣料用粉末洗浄剤の製造方法としては、特に限定されず、従来公知の粉末洗浄剤の製造方法を用いることができる。
衣料用粉末洗浄剤の製造方法としては、例えば、(B)成分又は(B)成分の一部と、任意成分の一部と、を含有する噴霧乾燥粉を調製する噴霧乾燥粉調製工程と、前記噴霧乾燥粉と、(A)成分、(C)成分、並びに、(B)成分の残部及び任意成分の残部とを混合する混合工程とを備える方法が挙げられる。
前記噴霧乾燥粉調製工程では、例えば、(B)成分又は(B)成分の一部と、任意成分の一部とを、水に分散・溶解してスラリーとし、このスラリーを向流式噴霧乾燥塔に導入し、前記噴霧乾燥塔に170〜300℃の熱風を供給して噴霧乾燥粉を調製する。
前記混合工程では、前記噴霧乾燥粉に、(A)成分、(C)成分、並びに、(B)成分の残部及び任意成分の残部とを添加し公知の混合機で混合する。
(A)成分の噴霧乾燥粉への添加方法としては、特に限定されないが、例えば、前記噴霧乾燥粉を流動させながら、分散液の形態にされた(A)成分を噴霧する方法が挙げられる。また、例えば、(A)成分を予め硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ゼオライト、ベントナイト等、好ましくは硫酸ナトリウムと共に造粒して造粒物とし、この造粒物と、前記噴霧乾燥粉とを粉体混合してもよい。
[使用方法]
本発明の衣料用粉末洗浄剤の使用方法としては、特に限定されないが、例えば、衣料用粉末洗浄剤の洗浄溶液を調製する洗浄溶液調製工程と、前記洗浄溶液に衣料を投入し洗浄する洗浄工程とを備える方法が挙げられる。
上記洗浄溶液調製工程では、衣料用粉末洗浄剤を水に分散・溶解して洗浄溶液を調製する。前記洗浄溶液における衣料用粉末洗浄剤の濃度は、適宜に調整されるが、例えば洗濯機を用いて洗浄する場合であれば0.02〜3質量%とされ、手洗い洗浄又は漬け置き洗浄する場合であれば0.02〜8質量%とされる。
上記洗浄工程では、前記洗浄溶液に衣料を投入し、洗濯機又は手洗いにより衣料を洗浄する。また、上記洗浄工程において、前記洗浄溶液に衣料を投入し、一定時間放置する漬け置き洗浄を行ってもよい。さらに、漬け置き洗浄と、洗濯機又は手洗いによる洗浄とを組み合わせてもよい。洗浄工程における浴比(衣料に対する前記洗浄溶液の割合)は、適宜に調整されるが、例えば2〜100倍とされる。
以上、説明したとおり、本発明の衣料用粉末洗浄剤は、(A)〜(C)成分を含有し、かつ、C/A比が特定の範囲であるため、衣類等を手洗い洗濯した場合においても、洗濯後の衣類等の被洗物に対して、長期間持続する香気を付与することができる。本発明の衣料用粉末洗浄剤は、さらに(D)成分を含有することで、洗濯時のすべり性をさらに高めることができ、洗濯後の被洗物に対してより長期間持続する香気を付与することができる。また衣料用粉末洗浄剤の洗浄性をより高めることができる。
本発明の衣料用粉末洗浄剤は、例えば、以下の態様を有する。
[1](A)成分:カプセル化香料を、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.01〜2質量%と、(B)成分:リン酸塩およびカルボン酸系高分子化合物から選ばれる少なくとも1種のビルダーを、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して2.5〜15質量%と、(C)成分:粘土鉱物を、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.1質量%以上と、を含有し、前記(C)成分/前記(A)成分で表される質量比が、2以上50未満であることを特徴とする衣料用粉末洗浄剤。
[2]更に、(D)成分:α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を含有することを特徴とする[1]に記載の衣料用粉末洗浄剤。
[3]前記(B)成分/前記(A)成分で表される質量比が、1.5〜150である、[1]又は[2]に記載の衣料用粉末洗浄剤。
[4]前記(B)成分/前記(C)成分で表される質量比が、0.3〜50である、[1]〜[3]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤。
[5]界面活性剤を、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して10〜50質量%、無機塩を、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して10〜87.39質量%含有する、[1]〜[4]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤。
[6]前記(A)成分の含有量が、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.1〜1質量%である、[1]〜[5]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤。
[7]前記(B)成分の含有量が、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して3〜13質量%である、[1]〜[6]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤。
[8]前記(C)成分の含有量が、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して0.1〜10質量%である、[1]〜[7]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤。
[9]前記(C)成分の含有量が、衣料用粉末洗浄剤の総質量に対して3〜10質量%である、[1]〜[8]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤。
ただし、前記[1]〜[9]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤において、前記(A)〜(C)成分と、前記界面活性剤と、前記無機塩の合計含有量は100質量%を超えない。
ただし、前記[1]〜[9]のいずれかに記載の衣料用粉末洗浄剤において、前記(A)〜(D)成分と、前記界面活性剤と、前記無機塩の合計含有量は100質量%を超えない。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。本実施例において「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
<A成分>
A−1:カプセル化香料A、フィルメニッヒ社製、商品名「POPSENT」。(α成分:34.2質量%、β成分:65.8質量%、α成分/β成分の質量比=0.52)。
A−2:カプセル化香料B、ジボダン社製、商品名「Cosmic cap2」。
A−3:カプセル化香料C、IFF社製、商品名「Unicap101」。
A−4:カプセル化香料D、IFF社製、商品名「Unicap503」。
A−5:カプセル化香料E、IFF社製、商品名「Encap」。
<B成分>
(b1)成分
b1−1:トリポリリン酸ナトリウム、三井化学社製。
(b2)成分
b2−1:アクリル酸マレイン酸共重合体(重量平均分子量10,000)、株式会社日本触媒製、商品名「アクアリックTL500」。
b2−2:アクリル酸マレイン酸共重合体(重量平均分子量50,000)、BASF社製、商品名「ソカランCP7」。
b2−3:アクリル酸マレイン酸共重合体(重量平均分子量70,000)、BASF社製、商品名「ソカランCP5」。
b2−4:アクリル酸マレイン酸共重合体(重量平均分子量5,000)、アルケマ社製、商品名「RHEOSOLVE D5P」。
b2−5:アクリル酸マレイン酸共重合体(重量平均分子量70,000)、アルケマ社製、商品名「RHEOSOLVE DCP」。
b2−6:ポリアクリル酸重合体(重量平均分子量5,000)、アルケマ社製、商品名「RHEOSOLVE D5S」。
<C成分>
C−1:ベントナイト、Colin Stewart社製、商品名「Bentonite Granules S003」。平均粒子径600μm。
<D成分>
D−1:α−スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム塩(MES−Na)含有粒子[MES−Na75質量%、ゼオライト15質量%及びその他不純物10質量%からなる粒子、MES−Naの脂肪酸の炭素鎖長C16/C18=85/15(質量比)、ライオンエコケミカルズ社製、商品名「MIZULAN P82」。
<任意成分>
・アニオン界面活性剤:LAS−Na、直鎖アルキル(炭素数11〜14)ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ライオン株式会社製、商品名「ライポンLS250」。
・無機塩:炭酸ナトリウム(東ソー株式会社製)、炭酸カルシウム(旭鉱床株式会社製)、硫酸ナトリウム(日本化学工業株式会社製)、亜硫酸ナトリウム(三井化学株式会社製)、A型ゼオライト(水澤化学工業株式会社製)、珪酸ナトリウム(日本化学工業株式会社製)。
・蛍光増白剤:ビフェニル型蛍光剤(BASF社製、商品名「チノパールCBS」)、スチルベン型蛍光剤(BASF社製、商品名「チノパールDMAX」)。
・酵素:プロテアーゼ含有顆粒、ノボザイムズ社製、商品名「Deozyme」。
・着香剤:オイル香料、フィルメニッヒ社製、商品名「バレリーナD」。
[噴霧乾燥粉の調製]
表1に示す成分を、固形分60質量%で含むスラリーとした。このスラリーを、70℃で2時間撹拌した後、向流式噴霧乾燥塔で、水分が約6質量%となるまで乾燥(熱風温度260℃)して噴霧乾燥粉を得た。
得られた噴霧乾燥粉「K−1」〜「K−10」の組成を表1に示す。
表中、空欄の配合成分がある場合、その配合成分は配合されていない。
表中、任意成分Aの組成は、以下のとおりである。
<任意成分A>
各成分の末尾に記載の数値は、噴霧乾燥粉中の含有量である。
LAS−Na 18質量%、A型ゼオライト 2質量%、珪酸ナトリウム 8質量%、炭酸ナトリウム 10質量%、亜硫酸ナトリウム 0.5質量%、ビフェニル型蛍光剤 0.0166質量%、スチルベン型蛍光剤 0.0163質量%、炭酸カルシウム 5質量%、水分 5.5質量%、硫酸ナトリウム バランス。
硫酸ナトリウムの含有量を示す「バランス」は、噴霧乾燥粉に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように加えられる残部を意味する。
Figure 0006789344
[実施例1〜17、比較例1〜6]
上記噴霧乾燥粉に、(C)成分と、さらに(B)成分を追加添加する場合はこれを添加し、乾式混合した。乾式混合後の粉末に、(A)成分及びオイル香料を噴霧し、次いで、酵素顆粒と、炭酸ナトリウムと、(D)成分を含有する場合には(D)成分を添加した。
これを混合して各例の衣料用粉末洗浄剤を調整した。
表2〜3に、得られた衣料用粉末洗浄剤の組成(配合成分、含有量(質量%))を示す。
表中、空欄の配合成分がある場合、その配合成分は配合されていない。
表中、任意成分Bは、酵素顆粒0.5質量%、オイル香料0.5質量%(いずれも衣料用粉末洗浄剤中の含有質量)からなる。
また、各例の衣料用粉末洗浄剤について、手洗い洗濯時の衣類のすべり性及び香りの強さ、乾燥後の衣類の残香性及び発香性の強さを、以下のように評価した。評価結果を表2〜3に示す。
[手洗い洗濯時のすべり性及び香りの強さの評価]
プラスチック製のタライ(直径35cm、高さ15cm、容量14L)に、硬度及び温度を調整した水10Lを入れた。該水の硬度は、炭酸Ca量として54ppmに調整し、水の温度は25℃とした。
該水中に、各例の衣料用粉末洗浄剤50gを入れ1分間手で撹拌した。次に、該水中に試験布として、綿タオル(30cm×80cm、重量約80g)を入れ、1分間手洗い洗濯を行った。この操作を、各例の衣料用粉末洗浄剤についてそれぞれ5枚の綿タオルで行った。
上記手洗い洗濯時の衣類の触感を、専門パネラー5人が下記判断基準により採点した。
専門パネラー5人の採点結果の平均値が3点以上を合格とした。
≪すべり性の判断基準≫
1点:手洗い洗濯中に衣類が非常にきしむ。
2点:手洗い洗濯中に衣類がややきしむ。
3点:手洗い洗濯中に衣類がきしまない。
4点:手洗い洗濯中に衣類がややすべる。
5点:手洗い洗濯中に衣類が楽にすべる。
また、上記手洗い洗濯時に感じる香りの強さを、専門パネラー5人が下記判断基準により採点した。専門パネラー5人の採点結果の平均値が3〜5点を適度な香りの強さとして合格とした。なお、下記判断基準で4点は、手洗い洗濯時の被洗物に由来する悪臭を充分にマスキングできる香りの強さである。
≪香りの強さの判断基準≫
1点:香りの強さを感じない。
2点:香りの強さが弱い。
3点:香りの強さがやや弱い。
4点:香りの強さがちょうどよい。
5点:香りの強さがやや強い。
6点:香りの強さが強い。
7点:香りの強さが強すぎる。
[乾燥後の衣類の残香性及び発香性の強さの評価]
上記[手洗い洗濯時のすべり性及び香りの強さの評価]において手洗い洗濯した綿タオルをタライから取り出し、手で絞り、さらに二槽式洗濯機の脱水槽で1分間脱水した。脱水後の綿タオルを室温(25℃)で24時間乾燥した。乾燥後の綿タオルから感じられる残香性を、専門パネラー5人が下記判断基準により採点した。専門パネラー5人の採点結果の平均値)が平均点4点以上を合格とした。
≪乾燥後の衣類の残香性の判断基準≫
1点:香りを全く感じない。
2点:香りをわずかに感じる。
3点:香りをやや感じる。
4点:香りを普通に感じる。
5点:香りを強く感じる。
6点:香りを非常に強く感じる。
次いで、上記の乾燥後の綿タオルを擦り合わせ、その時に感じられる発香性を、専門パネラー5人が下記判断基準により採点した。専門パネラー5人の採点結果の平均値が2点以上を合格とした。
≪乾燥後の衣類の発香性の判断基準≫
1点:発香効果が弱いもしくは無い。
2点:発香効果がやや認められる。
3点:発香効果が充分に認められる。
Figure 0006789344
Figure 0006789344
表2〜3に示す結果から、本発明を適用した実施例1〜17の衣料用粉末洗浄剤は、手洗い洗濯時の衣類のすべり性に優れるものであることが確認できた。そのため手洗い洗濯時の摩擦を低減することができ、摩擦によって生じるカプセル化香料の過度な破壊を防止することができた。その結果、手洗い洗濯後の衣類には、多くのカプセル化香料が残存でき、手洗い洗濯後の衣類の残香性及び発香性に優れるものであることが確認できた。
一方、(B)成分の含有量が2.5質量%未満であり、かつ(C)成分を含まない衣料用粉末洗浄剤(比較例1)は、手洗い洗濯時の衣類のすべり性に劣り、手洗い洗濯時に摩擦が生じるものであった。これにより(A)成分が過度に破壊され、手洗い洗濯時には香りの強さが強いが、手洗い洗濯後の衣類の残香性及び発香性は充分に得られなかった。(B)成分の含有量が15質量%を超える衣料用粉末洗浄剤(比較例2)、C/A比が2未満の衣料用粉末洗浄剤(比較例3)、(C)成分を含まない衣料用粉末洗浄剤(比較例4)、(B)及び(C)成分を含まない衣料用粉末洗浄剤(比較例5)も、比較例1の衣料用粉末洗浄剤と同様に、手洗い洗濯時の衣類のすべり性に劣り、手洗い洗濯後の残香性及び発香性は充分に得られなかった。また、C/A比が50以上の衣料用粉末洗浄剤(比較例6)は、手洗い洗濯後の残香性及び発香性が充分に得られなかった。
以上の結果から、本発明を適用した衣料用粉末洗浄剤は、手洗い洗濯時の衣類のすべり性が良好であり、手洗い洗濯後の衣類に対して、長期間持続する香気を付与できることが確認できた。

Claims (3)

  1. (A)成分:カプセル化香料0.01〜1質量%と、
    (B)成分:リン酸塩およびカルボン酸系高分子化合物から選ばれる少なくとも1種のビルダー2.5〜13.035質量%と、
    (C)成分:親有機性スメクタイトクレーを除く粘土鉱物0.1質量%以上と、を含有し、
    前記(A)成分は、ポリアクリル酸エステル、メラミン系高分子及びウレタン系高分子から選ばれる一種以上でカプセル壁が形成され、
    前記(A)成分の平均粒子径は、0.1〜100μmであり、
    (C)成分/(A)成分で表される質量比が、2以上50未満であり、
    (B)成分/(A)成分で表される質量比が、1.5〜251であることを特徴とする手洗い洗濯用の衣料用粉末洗浄剤。
  2. (B)成分/(C)成分で表される質量比が、0.3〜50であることを特徴とする、請求項1に記載の手洗い洗濯用の衣料用粉末洗浄剤。
  3. 更に、(D)成分:α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の手洗い洗濯用の衣料用粉末洗浄剤。
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