JP6786666B1 - 乗客コンベア及び点検方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影装置を用いて乗客コンベアの点検を行う。【解決手段】本実施形態に係る乗客コンベアは、複数の踏み段と、駆動装置と、撮影装置と、制御装置と、を備えている。複数の踏み段は、一対のスプロケットによって出発階と目的階との間に懸架され、相互に連結されている。駆動装置は、踏み段を駆動する。撮影装置は、踏み段を撮影する。制御装置は、駆動装置を介して所定のパターンで踏み段を駆動し、撮影装置で踏み段を撮影する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベア及び点検方法に関する。
エスカレータに代表される乗客コンベアでは、安全な運行のため、例えば、天井に設置されたカメラなどを使って、乗客コンベアの運転状況や搭乗する利用者の有無等が監視される。また、乗客コンベアでは、踏み段、クリート、ライザ、搭乗板のコムなどの利用者が触れる箇所や、天井と手すりの間への利用者の挟み込みを防止するための三角板などの目視点検が定期的に行われる。
しかし、エスカレータの目視点検は、エスカレータの設置台数が多い施設では、所有者、管理者、又は保守員の負担が大きくなる。また、目視点検の結果をデータ化して保存するのも困難である。
特開2001−19338号公報
本発明は上述の事情によりなされたもので、撮影装置を用いて乗客コンベアの点検を行うことを課題とする。
上記課題を解決するため、本実施形態に係る乗客コンベアは、複数の踏み段と、駆動装置と、撮影装置と、制御装置と、を備えている。複数の踏み段は、一対のスプロケットによって出発階と目的階との間に懸架され、相互に連結されている。駆動装置は、踏み段を駆動する。撮影装置は、踏み段を撮影する。制御装置は、駆動装置を介して踏み段を駆動し、踏み段の移動方向の幅と等しい距離を踏み段が移動するごとに、踏み段の駆動を停止して、撮影装置で踏み段を撮影する。
第1の実施形態に係るエスカレータを示す図である。 第1の実施形態に係るエスカレータの制御系を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御装置のブロック図である。 第1の実施形態に係るCPUが実行する一連の処理を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るCPUが実行する一連の処理を示すブロック図である。 変形例に係るエスカレータを示す図である。
《第1の実施形態》
以下、本実施形態を、図面を用いて説明する。説明には、適宜、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を用いる。
図1は、本実施形態に係る乗客コンベアとしてのエスカレータ10を示す図である。エスカレータ10は、出発階としてのフロアF1と目的階としてのフロアF2に跨って架設され、例えばフロアF1からフロアF2へ利用者15を搬送する。
エスカレータ10は、トラス11、トラス11の内部に配置された一対のスプロケット21,22、スプロケット21,22に巻回された移動チェーン23、移動チェーンに連結された複数の踏み段25、スプロケット21を駆動する駆動装置30、トラス11に沿って設けられるスカートガード12、スカートガード12に設けられるガイドパネル13、ガイドパネル13に沿って移動する手摺ベルト14、フロアF1からエスカレータ10に乗り込む利用者15を撮影する撮影装置としてのカメラ40、エスカレータ10の踏み段を照明する照明装置70を備えている。
トラス11は、フロアF1とフロアF2とにわたって設けられている。トラス11の側面及び下面は、鋼板によってカバーされている。また、トラス11の両端部上面にはそれぞれ乗降板11a,11bが固定されている。
スプロケット21,22は、トラス11内部のX軸方向両端に配置されている。スプロケット21,22は、それぞれY軸に平行な軸P1,P2を中心に回転可能に支持されている。
駆動装置30は、スプロケット21を駆動するための装置である。駆動装置30は、スプロケット21の近傍に配置されている。駆動装置30は、駆動チェーン33によってスプロケット21と連結されている。
スプロケット21,22には、移動チェーン23が懸架されている。移動チェーン23には、複数の踏み段25が連結されている。複数の踏み段25は、移動チェーン23によって相互に連結される。複数の踏み段25の1つには、上面に基準マークMが設けられている。スプロケット21が、駆動装置30によって駆動されると、移動チェーン23がスプロケット21,22を周回する。これにより、移動チェーン23の上方に位置する踏み段25が、トラス11の上方から露出した状態で、フロアF1とフロアF2の間を移動する。
スプロケット21は、不図示のチェーンやスプロケットなどを介して、ガイドパネル13に移動可能に支持される手摺ベルト14に連結されている。このため、駆動装置30によってスプロケット21が駆動されると、踏み段25がフロアF1,F2の間を移動するとともに、手摺ベルト14もガイドパネル13を周回する。手摺ベルト14は、上半分がスカートガード12から露出した状態になっている。スカートガード12から露出した手摺ベルト14は、踏み段25と同期してフロアF1とフロアF2の間を移動する。
カメラ40は、フロアF2の天井に固定されている。カメラ40は、視野内にフロアF1に位置する乗降板11aとその近傍が位置するように、取り付け位置及び姿勢が調整されている。カメラ40は、フロアF1から乗降板11aを介して踏み段25へ乗り込む利用者15を撮影し、撮影結果としての画像情報を出力する。
カメラ40は、例えば、踏み段のライザ25aや乗降板11aに設けられたコムが撮影可能な位置に設けられている。そして、カメラ40は、ズーム機能を有し、シャッタースピードや露出の調整が可能となっている。
照明装置70は、スカートガード12に設けられている。エスカレータ10では、照明装置70は、例えばスカートガード12のX軸方向両端部に設けられている。照明装置70は、例えばLED(Light Emitting Diode)を光源とし、乗降板11a,11bとともに、踏み段25を照明する。
図2は、エスカレータ10の制御系100を示すブロック図である。制御系100は、制御装置50、駆動ユニット60から構成される。
駆動ユニット60は、駆動装置30及び照明装置70に電力を供給するための電源や、インバータなどを備えている。駆動ユニット60は、制御装置50からの指示に基づいて、駆動装置30及び照明装置70を駆動する。
図3は、制御装置50のブロック図である。制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)51、主記憶部52、補助記憶部53、操作パネル54、インタフェース部55、及び上記各部を接続するバス56を有するコンピュータである。
CPU51は、補助記憶部53に記憶されているプログラムに従って、上記各部を制御する。
主記憶部52は、RAM(Random Access Memory)等を有している。主記憶部52は、CPU51の作業領域として用いられる。
補助記憶部53は、ROM(Read Only Memory)、半導体メモリ等の不揮発性メモリを有している。補助記憶部53は、CPU51が実行するプログラム、及び各種パラメータなどを記憶している。また、補助記憶部53は、CPU51の処理結果としてのデータなどを記憶する。
操作パネル54は、例えば、押しボタンやGUI(Graphical User Interface)を備えている。エスカレータ10の管理者や作業者は、操作パネル54を介して、CPU51に各種指令を入力することができる。
インタフェース部55は、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、無線LANインタフェースなどを有している。カメラ40、及び駆動ユニット60は、インタフェース部55を介して、CPU51に接続される。
上述のように構成されるエスカレータ10では、制御装置50を構成するCPU51が、エスカレータ10の通常運転と定期点検を行う。
エスカレータ10の通常運転では、CPU51は、カメラ40から出力される画像情報に基づいて、駆動ユニット60を介して駆動装置30を駆動する。これによって、スプロケット21,22に懸架された移動チェーン23が、所定の速度でスプロケット21,22を周回し、踏み段25がフロアF1,F2の間を移動する。並行してCPU51は、カメラ40からの映像を、例えば管理センター等へ常時出力する。
また、エスカレータ10の定期点検では、CPU51は、駆動ユニット60及びカメラ40を制御して、エスカレータ10の点検を行う。以下、定期点検における制御装置50の動作について説明する。
制御装置50を構成する補助記憶部53には、点検を行う際に、駆動装置30によって駆動される踏み段25の移動を規定する運転パターンが記憶されている。当該運転パターンは、例えば踏み段25を移動させるタイミングや速度を規定するものである。CPU51は、補助記憶部53に記憶されたプログラムを実行することによって、上記運転パターンで踏み段25を駆動させながら点検を行う。
図4は、点検を行う際に、CPU51が実行する一連の処理を示すフローチャートである。フローチャートに示される一連の処理は、エスカレータ10の制御装置50が起動されると開始される。また、前提として、エスカレータ10は、利用者15が搭乗するときの速度で踏み段25が移動するように、定格運転されているものとする。
まず、CPU51は、点検を行う開始時刻が到来しているか否かを判断する(ステップS101)。点検を行う開始時刻は、エスカレータ10の用途に応じて設定される。例えば、エスカレータ10が、デパート等の商業施設に設置されている場合には、商業施設の営業時間が終了した後の時刻が設定される。CPU51は、開始時刻が到来していないと判断したときには(ステップS101:No)、開始時刻が到来するまで待機する。
一方、CPU51は、開始時刻が到来したと判断したときには(ステップS101:Yes)、照明装置70を点灯する(ステップS102)。また、照明装置70がすでに点灯している場合には、照明装置70の点灯を維持する。照明装置70が点灯されると、乗降板11a,11b、及びエスカレータ10の踏み段25が照明される。これにより、エスカレータ10が設置された施設の照明が消灯しているときであっても、エスカレータ10を鮮明に撮影することが可能となる。
次に、CPU51は、運転速度を低下させる(ステップS103)。運転速度を低下させた後の踏み段25の速度については、カメラ40の仕様や周囲の明るさによって規定することができる。
次に、CPU51は、カメラ40を介して踏み段25の撮影を開始する(ステップS104)。カメラ40が、ズーム機能や、チルト、パン、ロール機能を有している場合には、例えば、視野に踏み段25及びそのライザ25aや、乗降板11aが位置するように、カメラ40を制御する。そして、カメラ40による撮影を開始する。カメラ40による撮影は、例えば動画による撮影が考えられる。また、カメラ40の撮影により生成された画像データは、制御装置50の補助記憶部53に保存される。
次に、CPU51は、カメラ40による撮影の開始から、予め規定された撮影時間が経過したか否かを判断する(ステップS105)。撮影時間は、例えば、踏み段25が連結された移動チェーン23が一周する時間に基づいて設定される。例えば、移動チェーン23が一周するのに40秒必要な場合には、撮影時間は45秒程度に設定される。
CPU51は、撮影時間が経過していないと判断した場合は(ステップS105:No)、撮影を継続する。一方、CPU51は、撮影時間が経過したと判断した場合は(ステップS105:Yes)、撮影を停止する(ステップS106)。
CPU51は、撮影を停止すると、エスカレータ10の運転を停止し(ステップS107)、次に、照明装置70を消灯する(ステップS108)。CPU51は、照明装置70を消灯すると、一連の処理を終了する。これにより、エスカレータ10の点検が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るエスカレータ10では、カメラ40を用いて、複数の踏み段25それぞれの画像が定期的かつ自動的に撮影される。そのため、エスカレータ10の管理者等は、撮影された画像に基づいてエスカレータ10の破損や異常を検出することが可能となる。これにより、管理者等の点検時の負担を軽減しつつ、点検結果をデータとして保存することができる。
本実施形態では、カメラ40による撮影が行われるときに、エスカレータ10における踏み段25の速度が、エスカレータ10の定格運転時の速度より低い速度に設定される(ステップS103)。そのため、踏み段25や乗降板11aの撮影で鮮明な画像を得ることができる。
本実施形態では、カメラ40による撮影が行われるときに、照明装置70を点灯させる。このため、エスカレータ10が設置される施設の照明が消灯していても、踏み段25や乗降板11aの撮影で鮮明な画像を得ることができる。
本実施形態では、エスカレータ10の複数の踏み段25のうちの1つの踏み段に基準マークMが設けられている。このため、撮影された画像に基づいて踏み段25の点検を行う場合に、基準マークMが設けられた踏み段25を基準にして、異常が発見された踏み段25を容易に特定することができる。具体的には、例えば、踏み段25が連結される移動チェーン23が一周するのに要する時間が40秒である場合に、マークが設けられた踏み段25が撮影されてから20秒後に撮影された踏み段25に異常が見つかったときには、基準マークが設けられた踏み段25と反対側の踏み段に異常があることがわかる。このように、基準マークが設けられた踏み段25を基準にすることで、撮影時刻の差と踏み段の移動速度から、簡単に異常のある踏み段を特定することができる。
本実施形態では、撮影対象となる踏み段25及びライザ25aや、乗降板11aがカメラ40の視野に位置するように、カメラ40が制御される。カメラ40の制御については、撮影対象の一部について、部位ごとにズームをして撮影をしてもよい。このため、踏み段25や乗降板11aなどの被写体を拡大して撮影することができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形態と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
図5は、第2の実施形態に係るエスカレータ10の制御装置50を構成するCPU51が実行する一連の処理を示すフローチャートである。本実施形態に係るエスカレータ10は、複数の踏み段25それぞれの撮影を行うときに、踏み段25を停止させながら静止画像を撮影する点で、第1の実施形態に係るエスカレータ10と相違する。以下、本実施形態に係るCPU51の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。前提として、エスカレータ10は、定格運転されているものとする。
まず、CPU51は、点検を行う開始時刻が到来しているか否かを判断する(ステップS201)。CPU51は、開始時刻が到来していないと判断したときには(ステップS201:No)、開始時刻が到来するまで待機する。
一方、CPU51は、開始時刻が到来したと判断したときには(ステップS201:Yes)、照明装置70を点灯する(ステップS202)。照明装置70が点灯されると、乗降板11a,11b、及びエスカレータ10の踏み段25が照明される。
次に、CPU51は、エスカレータ10を停止して踏み段25の移動を停止させる(ステップS203)。そして、カメラ40を介して踏み段25を撮影する(ステップS204)。カメラ40が、ズーム機能や、チルト、パン、ロール機能を有している場合には、例えば、視野の中心部に踏み段25や乗降板11aが位置するように、カメラ40を制御してから、カメラ40を用いて、踏み段25の静止画を撮影する。カメラ40の撮影により生成された画像データは、制御装置50の補助記憶部53に保存される。
次に、CPU51は、エスカレータ10を運転する(ステップS205)。これにより、踏み段25の移動が開始される。
次に、CPU51は、ステップS203で運転を開始してからの運転時間が、時間T1以上になったか否かを判断する(ステップS206)。時間T1は、踏み段25が踏み段1つ分だけ移動するのに要する時間である。具体的には、踏み段25の進行方向の寸法をDとし、踏み段25の移動速度をVとすると、時間T1(=D/V)は、寸法Dを移動速度Vで除することで得られる。
CPU51は、運転時間が時間T1以上になっていないと判断した場合は(ステップS206:No)、エスカレータ10の運転を継続する。一方、運転時間が時間T1以上になったと判断した場合は(ステップS206:Yes)、CPU51は、エスカレータ10の運転を停止する。そして、CPU51は、内蔵するカウンタのカウンタ値nを1増加させる(ステップS207)。
次に、CPU51は、カウンタ値nがN1以上であるか否か判断する(ステップS208)。N1の値はエスカレータ10の踏み段25の数と等しい。CPU51は、カウンタ値nがN1より小さいと判断した場合は(ステップS206:No)、ステップS203〜ステップS208までの処理を繰り返す。一方、CPU51は、カウンタ値nがN1以上であると判断した場合は(ステップS206:Yes)、カウンタ値nを零にリセットする(ステップS209)。
CPU51は、カウンタ値nをリセットすると、エスカレータ10の運転を停止し(ステップS210)、次に、照明装置70を消灯する(ステップS211)。CPU51は、照明装置70を消灯すると、一連の処理を終了する。これにより、エスカレータ10の点検が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るエスカレータ10では、カメラ40を用いて、複数の踏み段25それぞれの画像が定期的かつ自動的に撮影される。そのため、エスカレータ10の管理者等は、エスカレータ10を目視することなく、撮影された画像に基づいてエスカレータ10の破損や異常を検出することが可能となる。
これにより、エスカレータの点検におけるヒューマンエラーの発生率を抑制することができる。また、目視点検とは異なり、点検結果をデータとして保存することができる。
本実施形態では、カメラ40による撮影が行われるときに、エスカレータ10の踏み段25を間欠的にカメラ40の視野内に移動させて位置決めし、踏み段25が停止した状態で当該踏み段25の撮影が行われる(ステップS203〜S208)。このため、踏み段25や乗降板11aの撮影で鮮明な画像を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、一例としてエスカレータ10が設置された施設の営業時間が終了した後の時刻に、点検を行うこととした(ステップS101,S201)。これに限らず、カメラ40を用いてエスカレータ10や、その周囲を監視して、エスカレータ10及びその近傍に利用者15がいないと判断したときに、エスカレータ10の点検行うこととしてもよい。
また、エスカレータ10が、当該エスカレータ10に搭乗する利用者15を検出するセンサを備えている場合には、当該センサの検出結果に基づいて、当該エスカレータに搭乗する利用者15がいないと判断した場合に、点検を開始することとしてもよい。
上記実施形態では、カメラ40による踏み段25の撮影時に、照明装置70を点灯することとした。カメラ40による踏み段25の撮影の際には、照明装置70の照度を、エスカレータ10の通常の運転時よりも高くすることが好ましい。
上記実施形態では、踏み段25の撮影時にスカートガード12に設けられた照明装置70を点灯させることとした。これに限らず、例えば、手摺ベルト14を照明する照明装置等を備えている場合には、当該照明装置を点灯させることとしてもよい。また、エスカレータ10が設置される施設に設けられた照明装置を点灯させることとしてもよい。
上記実施形態では、踏み段25と乗降板11aを同時に撮影することとした。これに限らず、踏み段25や乗降板11aを、それぞれ異なるシャッタースピードや露出で撮影することとしてもよい。
例えば、移動する踏み段25や、踏み段25のライザの撮影では、ズームした静止画で撮影することが考えられる。この場合には、露出を高くするとともにシャッタースピードを高くして撮影することが考えられる。また、静止している乗降板11aのコムを撮影する場合には、ズームした動画で撮影することが考えられる。この場合には、露出及びシャッター速度を標準にして撮影することが考えられる。
上記実施形態では、エスカレータ10の運転速度や運転パターンを変更するとともに、カメラ40の設定を最適化して、踏み段25等の撮影を行った。これに限らず、エスカレータ10の運転速度や運転パターンの変更だけを行い、カメラ40の設定は通常運転時と等しいままで撮影を行ってもよい。また、エスカレータ10の運転を通常運転として、カメラ40の設定のみ最適化して、踏み段25等の撮影を行うこととしてもよい。
上記実施形態では、図1に示されるように、カメラ40が踏み段25のライザ25aを撮影できるように、乗降板11aの上方に配置されていることとした。これに加えて、例えば図6に示されるように、乗降板11bのコムを撮影するためのカメラ40を、乗降板11bの上方に配置することとしてもよい。
上記実施形態では、乗客コンベアの一例としてのエスカレータ10について説明した。これに限らず、乗客コンベアは移動歩道などの搬送装置であってもよい。
以上、本実施形態に係るエスカレータでは、撮影装置を用いて乗客コンベアの点検を行うことができる。そのため、エスカレータの管理者等は、エスカレータを目視することなく、撮影された画像に基づいてエスカレータの破損や異常を検出することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 エスカレータ
11 トラス
11a,11b 乗降板
12 スカートガード
13 ガイドパネル
14 手摺ベルト
15 利用者
21,22 スプロケット
23 移動チェーン
25 踏み段
25a ライザ
30 駆動装置
33 駆動チェーン
40 カメラ
50 制御装置
51 CPU
52 主記憶部
53 補助記憶部
54 操作パネル
55 インタフェース部
56 バス
60 駆動ユニット
70 照明装置
100 制御系
F1,F2 フロア
M 基準マーク
P1,P2 軸

Claims (7)

  1. 利用者を出発階から目的階へ搬送する乗客コンベアであって、
    一対のスプロケットによって出発階と目的階との間に懸架され、相互に連結された複数の踏み段と、
    前記踏み段を駆動する駆動装置と、
    前記踏み段を撮影する撮影装置と、
    前記駆動装置を介して前記踏み段を駆動し、前記踏み段の移動方向の幅と等しい距離を前記踏み段が移動するごとに、前記踏み段の駆動を停止して、前記撮影装置で前記踏み段を撮影する制御装置と、
    を備える乗客コンベア。
  2. 前記踏み段を照明する照明装置を備え、
    前記制御装置は、前記照明装置を用いて前記踏み段を照明して、前記撮影装置で前記踏み段を撮影する請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記制御装置は、
    前記撮影装置で、前記踏み段とともに、乗降板のコムを撮影する請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記制御装置は、
    前記撮影装置で、前記踏み段のライザの静止画を撮影する請求項1乃至のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
  5. 前記制御装置は、
    前記撮影装置のズーム機能を用いて撮影する請求項1乃至のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
  6. 前記制御装置は、
    搭乗する前記利用者がいないときに、前記撮影装置を用いた撮影を行う請求項1乃至のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
  7. 利用者を出発階から目的階へ搬送する乗客コンベアの点検方法であって、
    一対のスプロケットによって出発階と目的階との間に懸架され、相互に連結された複数の踏み段を駆動し、前記踏み段の移動方向の幅と等しい距離を前記踏み段が移動するごとに、前記踏み段の駆動を停止する工程と、
    停止した前記踏み段を撮影する工程と、
    を含む点検方法。
JP2019109786A 2019-06-12 2019-06-12 乗客コンベア及び点検方法 Active JP6786666B1 (ja)

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