JP5902283B1 - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】ステップに対し固有番号を簡単に設定できる乗客コンベアを提供する。【解決手段】無端状に接続されたN個の踏段30と、N個の踏段30の中の1個の踏段30である基準踏段30に設けられた基準マーカ305と、基準踏段以外の全ての踏段30に設けられた固有マーカ306と、基準マーカ305と固有マーカ306を検出するためにトラス12に設けられたマーカ検出部60と、各踏段30が走行しているときにマーカ検出部60が基準マーカ305を検出した後に、固有マーカ306を検出するために、検出した固有マーカ306を有する踏段30に固有番号を付与する監視部72とを有する。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアに組み込まれているステップ(踏段)は乗客を乗せるための部品であり、乗客と直接触れ合う部分として非常に重要な部品である。そのため、ステップに異常が発生した場合には乗客の安全確保に支障が生じかねないため、ステップの異常の早期発見と修理が求められる。
1台の乗客コンベアには、数十のステップが組み込まれており、ステップ異常検出装置でステップの異常が検出されたとしても、保守員はどのステップに異常が発生したかを検索する必要がある。
そのため、この検索を簡単にするため、ステップを1段ずつ識別するための技術が提案されている。
例えば、ステップにバーコードラベルを設け、これを読み取るためのバーコードリーダーを乗客コンベアのトラスに設置して各ステップを識別する方法がある。
また、各ステップに対応した固有信号を送信する送信機を各ステップに設け、ステップの位置情報を取得する方法がある。
また、各ステップにICタグを取り付け、この識別情報を読み取るリードライターを駆動スプロケット近傍に設けて、各ステップの識別を行う方法がある。
特開2000−53359号公報 特開2005−255303号公報 特開2013−173575号公報
上記のような乗客コンベアにおいて、各ステップを識別するために、予め固有の情報を記録したICタグや送信機をステップに設置する必要があるため、保守点検時のステップの交換などで部品の管理が煩雑になってしまう問題点があった。
そこで本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、ステップに対し固有番号を簡単に設定できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、無端状に連結されたN個のステップと、N個の前記ステップの中の1個のステップである基準ステップに設けられた基準マーカと、前記基準ステップ以外の複数の前記ステップに設けられた固有マーカと、前記基準マーカと前記固有マーカを検出するためにトラスに設けられたマーカ検出部と、前記各ステップが走行しているときに前記マーカ検出部が前記基準マーカを検出した後に、前記固有マーカを検出する度に、検出した前記固有マーカを有する前記ステップに固有番号を順番に付与する監視部と、を有し、前記基準マーカは、前記基準ステップから突出した突起部であり、前記固有マーカは、前記基準ステップ以外の前記各ステップから突出した突起部であり、前記基準マーカの前記突起部の突出長さは、前記固有マーカの前記突起部の突出長さより長く、前記マーカ検出部は、前記トラスに設けられた支持部と、前記支持部の上下方向に設けられた前記固有マーカ用の固有近接センサと前記基準マーカ用の基準近接センサとを有し、前記支持部を前記基準マーカが通過する時は、前記基準近接センサと前記固有近接センサの両方が前記基準マーカを検出し、前記支持部を前記固有マーカが通過する時は、前記固有近接センサのみが前記固有マーカを検出する、乗客コンベアである。
本実施形態のエスカレータの側面図。 基準踏段の側面図。 基準踏段における一部拡大縦断面図 踏段の側面図。 エスカレータのブロック図。 基準踏段とそれ以外の踏段が連結した状態で走行する側面図。 欠落した踏段がある場合の側面図。 破損した踏段がある場合の側面図。 上昇運転における欠落と破損を検出方法を示すフローチャート。 下降運転における欠落と破損を検出方法を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態のエスカレータ10を図1〜図10に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10のトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、駆動装置18が設けられている。この駆動装置18は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータ20と、このモータ20により動作する駆動チェーン22を有し、この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。上階側の機械室14内部には、制御ボックス50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられ、駆動スプロケット24と従動スプロケット26との間に左右一対の無端状の踏段チェーン28,28が掛け渡され、左右一対の踏段チェーン28,28には複数の踏段(「ステップ」とも呼ぶ)30が等間隔で取り付けられ、N個の踏段30が無端状に連結されている。踏段30の前輪301が案内レール23を走行し、後輪302が案内レール25を走行する。上階と下階の間にある傾斜した案内レール23,25の近傍におけるトラス12には、踏段30を検出するためのマーカ検出部60とカメラ70が取り付けられている。このマーカ検出部60とカメラ70については後から詳しく説明する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部を手摺りベルト38が踏段30と同期して移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から、手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48が突出している。
上階側の機械室14の天井面の乗降口には上階側の乗降板32が設けられ、乗降板32の先端にはコムが設けられ、下階側の機械室16の天井面の乗降口には下階側の乗降板34が設けられ、乗降板34の先端にはコムが設けられている。
欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられている。スカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58が上下階にそれぞれ設けられている。
(2)踏段30
次に、踏段30について図2と図3に基づいて説明する。踏段30は、三角形状の側面を形成する踏段フレーム300の水平な上面にクリート面303が形成され、後面にはやや湾曲したライザ面304が形成されている。この踏段フレーム300とクリート面303とライザ面304とは、アルミダイキャストにより一体成形されている。この踏段フレーム300の前端部には左右一対の前輪301が回動自在に設けられ、踏段フレーム300の後部下端部には、左右一対の後輪302が回動自在に設けられている。左右一対の前輪301の回転軸に無端状の踏段チェーン28が取り付けられ、踏段チェーン28が移動することによって、前輪301は案内レール23を走行し、後輪302は案内レール25を走行する。
図2と図3に示すように、複数の踏段30の中で、1個の踏段30を「基準踏段30」と予め設定する。基準踏段30の踏段フレーム300の傾斜面には、長方形の突起部である基準マーカ305が突出している。この基準マーカ305は、踏段フレーム300からH1の突出長さを有する。
図4に示すように、基準踏段30以外の全ての踏段30の踏段フレーム300の傾斜面には、長方形の突起部である固有マーカ306が突出している。この固有マーカ306は、踏段フレーム300からH2の突出長さを有する。但し、H1>H2である。
図2〜図4に示すように、基準マーカ305と固有マーカ306を検出するために、トラス12には、上記したマーカ検出部60が取り付けられている。マーカ検出部60は、板状の支持部66を有し、支持部66は案内レール23,25の傾きに対し直角に取り付けられている。支持部66には上から順番に固有近接センサ62、基準近接センサ64が設けられ、支持部66の下端部には支持部66の取り付け角度や取り付け位置を調整するための調整部68が設けられている。調整部68が設けられているのは、基準近接センサ64と固有近接センサ62が、移動している基準マーカ305と固有マーカ306に対応した位置になるように調整し、踏段フレーム300から固有近接センサ62の突出長さH2に固定し、基準近接センサ64の突出長さH1に固定するためである。
図4に示すように、マーカ検出部60の固有近接センサ62は、踏段30の固有マーカ306が近傍を通過すると、その通過を検出して検出信号を後から説明する監視部72に出力する。図2と図3に示すように、基準近接センサ64は、基準踏段30の基準マーカ305が通過すると、検出信号を監視部72に出力する。なお、基準踏段30がマーカ検出部60を通過するときには、固有近接センサ62と基準近接センサ64の2つからそれぞれ検出信号が監視部72に出力される。
マーカ検出部60の近傍にはカメラ70が、トラス12に設置されている。カメラ70は、マーカ検出部60を通過する踏段30と基準踏段30を撮影できるように撮影範囲が設定され、カメラ70は静止画又は動画を撮影する。カメラ70が静止画像を撮影する場合には、マーカ検出部60が踏段30を通過したタイミングで静止画像を撮影し、その静止画像を異常検出部74に送信する。異常検出部74は、その撮影した静止画像を画像解析し、マーカ検出部60を通過する踏段30が破損しているか否かを検出し、破損信号を監視部72に送信する。画像解析の方法としては、例えば異常検出部74に破損していない踏段30の初期画像を記憶させておき、異常検出部74は、この初期画像と撮影した画像とを比較し、変更領域が大きい場合には踏段30が全壊、変更領域が半分の場合は半壊、変更領域が一部の場合は一部破損、変更領域の色のみが異なる場合は汚れと判断する。なお、破損信号には、前記した踏段30の破損状態を示す破損内容(例えば、全壊、半壊、一部破損、汚れ)が含まれている。
(3)エスカレータ10の電気的構成
次に、エスカレータ10の電気的構成について図5のブロック図に基づいて説明する。
上階の機械室14に設けられた制御ボックス50内部には、主制御部78が収納されている。主制御部78は、エスカレータ10を駆動するモータ20を制御するものであって、モータ20を駆動するためのインバータ装置80が接続され、インバータ装置80に運転方向信号と回転速度信号を出力する。
また、主制御部78には、安全装置76、操作盤52、操作盤56、スピーカ54、スピーカ58、監視部72、異常検出部74が接続されている。監視部72には、上記したように基準近接センサ64と固有近接センサ62が接続され、異常検出部74には、カメラ70が接続されている。
安全装置76としては、スカートガード44に設けられたスカートガード挟まれ検出装置、インレット部46,48に設けられたインレット挟まれ検出装置、案内レール25に設けられた踏段浮き上がり検出装置、非常停止ボタンなどである。スカートガード挟まれ検出装置とは、スカートガード44と踏段30の間に異物(例えば、服や荷物)が挟まれたことを検出する装置であり、インレット挟まれ検出装置とは、手摺りベルト38が引き込まれるインレット部46又はインレット部48に異物(例えば、乗客の手や荷物)が同時に引き込まれたときに検出する装置である。
(4)踏段30の欠落、破損の検出方法
次に、エスカレータ10に組み込まれた踏段30の欠落と破損を検出する方法について図9と図10に基づいて説明する。
まず、エスカレータ10にはN個の踏段30が組み込まれ、「x」はマーカ検出部60を通過する踏段の通過数を示している。図6に示すように、「k」は踏段30の固有番号を示し、k=0は、基準踏段30の固有番号を示し、それ以外は、基準踏段30から下階側に向かって順番にk=1、k=2、k=3、・・・・、k=N−1の固有番号が割り当てられている。
エスカレータ10が、上昇運転をするときの欠落と破損を検出する方法について監視部72を中心にして、図9のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1において、主制御部78は、エスカレータ10の上昇運転を開始し、ステップS2に進む。
ステップS2において、図2と図3に示すように、マーカ検出部60の基準近接センサ64が、基準踏段30の基準マーカ305を検出すればステップS6に進み(YESの場合)、検出しなければステップS3に進む(NOの場合)。
ステップS3において、踏段30がエスカレータ10を一周する時間を経過していればステップS4に進み(YESの場合)、一周する時間を経過していなければ基準踏段30の検出を続けるためにステップS2に戻る(NOの場合)。
ステップS5において、主制御部78は、一周する時間の間に基準踏段30を検出できなかったため、すなわちマーカ検出部60の基準近接センサ64から検出信号が入力しなかったため、基準踏段30が欠落しているとして記憶領域に基準踏段30が欠落していること(エラーログ)を格納するように設定し、外部にある監視装置に固有番号0の基準踏段30が欠落している旨の欠落信号を出力し、ステップS5に進む。
ステップS5において、主制御部78は、基準踏段30が欠落しているためエスカレータ10を停止させ、終了する。
ステップS6において、監視部72は、基準踏段30が検出されたため、通過数xに0を代入し、ステップS7に進む。
ステップS7において、監視部72は、固有番号kにxを代入し、ステップS8に進む。
ステップS8において、通過中の固有番号kの踏段30が破損しているか否かを異常検出部74が、カメラ70からの画像に基づいて判断する。異常検出部74は、例えば、図8に示すようにk=2の踏段30が破損していると判断し、監視部72に破損信号を出力してステップS9に進み(YESの場合)、k=2の踏段30が破損していなければステップS10に進む(NOの場合)。
ステップS9において、監視部72は、破損信号が入力したタイミングでマーカ検出部60を通過中の踏段30の固有番号k=2と、破損信号に含まれる破損内容を関連付け、主制御部78に送信する。主制御部78は、破損が発生している踏段30の固有番号k=2と破損内容を記録領域に格納するように設定し、同時に破損内容からエスカレータ10の運転の継続の可否について判断し、運転継続が可能と判断した場合にはステップS11に進み(YESの場合)、運転継続が困難又は危険とした場合はステップS5に進み(YESの場合)、エスカレータ10を停止させる。また、主制御部78は、外部の監視装置に踏段30の固有番号k=2と破損内容を送信する。例えば、主制御部78は、踏段30が全壊、半壊、一部破損の場合は運転継続ができないと判断して停止させ、汚れの場合は運転継続可能と判断する。なお、主制御部78にディスプレイが設けられている場合にはそのディスプレイには固有番号と破損内容を表示してもよい。
ステップS11において、踏段30が破損していないため、監視部72は、t秒以内にマーカ検出部60の固有近接センサ62から検出信号が入力されたか否かを判断する。例えば、図4に示すように、k=1の踏段30が通過し、次にk=2の踏段30が通過するまでの時間差が、予め設定した基準時間差t秒以内であれば、k=2の踏段30が欠落せず、k=1の踏段30に続いてk=2の踏段30が通過したとしてステップS14に進み(YESの場合)、基準時間差t以内に固有近接センサ62から検出信号が入力しない場合にはステップS12に進む。
ステップS12において、基準時間差tの2倍の時間である2t秒以内に固有近接センサ62が固有マーカ306を検出して検出信号を出力し、監視部72に入力した場合にはステップS13に進み、入力しない場合にはステップS5に進んでエスカレータ10を停止させる(NOの場合)。すなわち、固有マーカ306を基準時間差tの2倍の2t秒以内でも検出できない場合には、監視部72と主制御部78は、踏段30が欠落しているだけでなく、それ以上の破損が起こっているとしてエスカレータ10を停止させる。
ステップS13において、監視部72は、基準時間差の2倍の2t秒以内に固有近接センサ62から検出信号が入力したため、図7に示すようにk=2の踏段30の1個が欠落していると判断する。すなわち、k=1の踏段30が通過した後の基準時間差t秒以内では検出信号が入力せず、その2倍の2t秒以内にk=3の踏段30を検出したため、監視部72は、直前に検出したk=1の踏段30の固有番号の次のk=2の踏段30が欠落していると判断し、主制御部78に固有番号2の踏段30が欠落している旨の欠落信号を出力する。主制御部78は、欠落している踏段30の固有番号2を記録領域に格納するように設定し、同時に外部の監視装置に固有番号2と欠落信号を出力し、ステップS5に進んでエスカレータ10を停止させる。
ステップS14において、監視部72は、固有マーカが検出されたと同時に基準マーカが検出されたか否かを判断し、基準マーカ305と固有マーカ306が同時に検出された場合には、図2と図3に示すように、基準踏段30がマーカ検出部60を通過したとしてステップS15に進む(YESの場合)。監視部72は、基準踏段30が検出されなかった場合には、踏段30が一周していないとしてステップS16に進む(NOの場合)。
ステップS15において、監視部72は、基準踏段30が検出されたので、N個の踏段30が全て一周したとしてステップS6に戻る。
ステップS16において、監視部72は、踏段30の通過数xを1増加させ、ステップS7に進む。これにより、監視部72は、次に通過する固有番号kの踏段30について破損と欠落の判断を行うことができる。
図10は、下降運転を行う場合のフローチャートであって、上昇運転と異なる点は、マーカ検出部60を通過する踏段30の固有番号が順番に下がっていくことにある。そのため、ステップS7において固有番号kを0から始め、ステップS17において固有番号kが減少するように、k=N−x個と設定する。これにより、下降運転時でも各踏段30に対し固有番号kを減少させた状態で割り振ることができる。
なお、図9の上昇運転の制御方法と、図10の下降運転の制御方法の切り換えは、主制御部78が運転方向信号を監視部72に出力して行う。
(5)効果
本実施形態のエスカレータ10であると、基準踏段30を固有番号0とし、その後にマーカ検出部60を通過する踏段30の固有番号を1から順番に付与できる。そのため、踏段30に欠落、破損があった場合にその固有番号を主制御部78が記憶し、また外部の監視装置に送信することによって、保守員はどの踏段30が欠落又は破損しているかを直ぐに把握でき、保守、修理点検の時間を短縮できる。
また、従来のエスカレータ10のように各踏段30にICチップなどを取り付ける必要がないため、コストを下げることができ、保守点検も不要となり、保守員の手数を削減できる。
また、踏段30としては基準踏段30とそれ以外の踏段30の2種類のみを用いるため、用品管理が簡単となる。
(6)変更例
上記実施形態では、カメラ70が静止画像を撮影したが、動画像を撮影する場合には、マーカ検出部60が踏段30を通過したタイミングのフレーム画像を用いる。
上記実施形態では、固有近接センサ62と基準近接センサ64は光センサを用いたがこれ以外のセンサを用いてもよい。
上記実施形態では、エスカレータ10の踏段30に適応して説明したが、これに代えて動く歩道のステップ(踏段)に適応してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、30・・・踏段、60・・・マーカ検出部、62・・・固有近接センサ、64・・・基準近接センサ、70・・・カメラ、72・・・監視部、74・・・異常検出部、78・・・主制御部、305・・・基準マーカ、306・・・固有マーカ

Claims (7)

  1. 無端状に連結されたN個のステップと、
    N個の前記ステップの中の1個のステップである基準ステップに設けられた基準マーカと、
    前記基準ステップ以外の複数の前記ステップに設けられた固有マーカと、
    前記基準マーカと前記固有マーカを検出するためにトラスに設けられたマーカ検出部と、
    前記各ステップが走行しているときに前記マーカ検出部が前記基準マーカを検出した後に、前記固有マーカを検出する度に、検出した前記固有マーカを有する前記ステップに固有番号を順番に付与する監視部と、
    を有し、
    前記基準マーカは、前記基準ステップから突出した突起部であり、
    前記固有マーカは、前記基準ステップ以外の前記各ステップから突出した突起部であり、
    前記基準マーカの前記突起部の突出長さは、前記固有マーカの前記突起部の突出長さより長く、
    前記マーカ検出部は、前記トラスに設けられた支持部と、前記支持部の上下方向に設けられた前記固有マーカ用の固有近接センサと前記基準マーカ用の基準近接センサとを有し、
    前記支持部を前記基準マーカが通過する時は、前記基準近接センサと前記固有近接センサの両方が前記基準マーカを検出し、前記支持部を前記固有マーカが通過する時は、前記固有近接センサのみが前記固有マーカを検出する、
    乗客コンベア。
  2. 前記監視部は、前記基準マーカを検出したときに、前記基準ステップに固有番号0を付与する、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記監視部は、前記基準マーカを検出した後に、前記固有マーカを検出する度に、検出した前記固有マーカを有する前記ステップに固有番号1から順番に増加させて固有番号N−1まで付与する、
    請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記監視部は、前記基準マーカを検出した後に、前記固有マーカを検出する度に、検出した前記固有マーカを有する前記ステップに固有番号N−1から順番に減少させて固有番号1まで付与する、
    請求項2に記載の乗客コンベア。
  5. 前記監視部は、前記各ステップが走行しているときに、前記固有マーカを検出した時間と次の前記固有マーカを検出した時間との時間差が、予め設定した基準時間差より長いときに、直前に検出した前記固有番号の次の固有番号が欠落したステップの固有番号として設定する、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  6. 予め設定した撮影範囲内を通過中の前記基準ステップ、又は、前記ステップの破損状態を検出し、破損がある場合に破損信号を出力する異常検出部をさらに有し、
    前記監視部は、前記破損信号が入力すると、前記撮影範囲内を通過中の前記基準ステップの固有番号、又は、前記ステップの固有番号を、破損したステップの固有番号として設定する、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  7. 前記監視部は、前記欠落したステップの前記固有番号、又は、前記破損したステップの前記固有番号を外部に送信する、
    請求項5又は6に記載の乗客コンベア。
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