JP2001002358A - 乗客コンベヤの踏段装置 - Google Patents

乗客コンベヤの踏段装置

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JP2001002358A
JP2001002358A JP11177979A JP17797999A JP2001002358A JP 2001002358 A JP2001002358 A JP 2001002358A JP 11177979 A JP11177979 A JP 11177979A JP 17797999 A JP17797999 A JP 17797999A JP 2001002358 A JP2001002358 A JP 2001002358A
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Masato Yoshida
正人 吉田
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠落した踏段6を検出して保守作業の安全を
図る乗客コンベヤの踏段装置を得る。 【解決手段】 無端状のチエン5に係止されて循環する
踏段6に踏段番号表示手段Sbを取り付け、この踏段番
号SNを踏段識別手段PDで読み取ると共に、踏段6の
移動距離を距離計で検出するようにして、距離計が踏段
6一個分に相当する移動距離を検出したにも拘わらず踏
段識別手段PDが踏段番号を読み取らなかったときに踏
段欠落検出手段を作動させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗客コンベヤの
踏段欠落又は取付順不整合を検出する手段を具備した踏
段装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−91754号公報に開示され
たエスカレーターのステップ踏板異常検出装置は、連続
番号からなるステップ番号と、この番号を表すバーコー
ドとを各ステップに印刷しておいて、ステップ踏板に欠
損が発生したステップのステップ番号を表示することに
より、異常ステップを即座に知らせるようにしたもの
で、これによって異常ステップを探す時間の短縮化を図
るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記エスカレ
ーターのステップ踏板異常検出装置は、ステップ、即
ち、踏段に印刷されているステップ番号を表すバーコー
ドを読み取って表示するものであるから、踏段の存在が
前提となる。従って、踏段が取り外されて開口状態とな
った場合、ステップ番号を読み取ることができない。こ
のため、保守作業で踏段を取り外した状態で運転する場
合に、その開口部の接近を事前に知ることができず、安
全上特に注意を必要とした、という問題があった。ま
た、バーコードは汚濁によって不鮮明になり、読取りを
損じることがある。この場合、バーコードの読返しがで
きず、読取り精度が低い、という問題もあった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、欠落した踏段を検出して報知し、
保守作業の安全を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の乗
客コンベヤの踏段装置は、無端状のチエンに係止されて
循環する踏段に踏段番号表示手段を取り付け、この踏段
番号を踏段識別手段で読み取ると共に、踏段の移動距離
を距離計で検出するようにして、距離計が踏段一個分に
相当する移動距離を検出したにも拘わらず踏段識別手段
が踏段番号を読み取らなかったときに踏段欠落検出手段
を作動させるようにしたものである。
【0006】この発明に係る第2の乗客コンベヤの踏段
装置は、無端状のチエンに係止されて循環する踏段に踏
段番号表示手段を取り付け、この踏段番号を踏段識別手
段で読み取ると共に、読み取られた踏段番号をメモリに
記憶させ、踏段が一巡したときメモリに記憶されていな
い踏段番号があるとき、踏段欠落検出手段を作動させて
記憶されていない踏段番号の踏段を欠落としたものであ
る。
【0007】この発明に係る第3の乗客コンベヤの踏段
装置は、無端状のチエンに係止されて往路側で乗客を搬
送して循環往復する踏段に所定の順序で踏段番号表示手
段を取り付け、この踏段番号を踏段識別手段で読み取る
と共に、読み取られた踏段番号を上記所定の順序でメモ
リに記憶させ、踏段が一巡したときメモリに記憶されて
いない踏段番号がある場合は、踏段欠落検出手段を作動
させて欠落している踏段番号の踏段を欠落として検出さ
せ、この検出された踏段の取付位置が往路側に移行する
ときに警報を発生するようにしたものである。
【0008】この発明に係る第4の乗客コンベヤの踏段
装置は、無端状のチエンに係止されて循環する踏段に所
定の順序で踏段番号表示手段を取り付け、この踏段番号
を踏段識別手段で読み取らせ、読み取られた踏段番号の
順序が上記所定の順序と異なるとき、取付順検出手段を
作動させて取付順不整合を検出するようにしたものであ
る。
【0009】この発明に係る第5の乗客コンベヤの踏段
装置は、第4の乗客コンベヤの踏段装置において、取付
順検出手段を、踏段識別手段が踏段番号を読み取る毎に
作動して直前に読み取られた踏段番号との順序が所定の
順序と異なることを検出したとき取付順不整合を検出す
るようにしたものである。
【0010】この発明に係る第6の乗客コンベヤの踏段
装置は、無端状のチエンに係止されて循環する踏段に所
定の順序で踏段番号表示手段を取り付け、この踏段番号
を踏段識別手段で読み取らせ、読み取られた順に踏段番
号をメモリに記憶させておいて、踏段が一巡したときメ
モリに記憶された踏段番号が上記所定の順序と異なると
き、取付順不整合を検出するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図10
は、この発明の実施の形態1を示し、エスカレータに適
用した場合を示す。図1はエスカレータの全体構成を示
し、2は階間に跨設されたトラス、3は傾斜路の頂部に
収納された駆動機、4はこの駆動機3に駆動される踏段
スプロケット、5は踏段スプロケット4に巻き掛けられ
た無端状のチエン、6はこのチエン5に縦列に係止され
て循環往復する踏段で、往路側で一方の乗降口から他方
の乗降口へ乗客を搬送し、他方の乗降口で下方へ反転し
て復路を形成して循環する。7は踏段6の両側に傾斜路
に沿って所定の高さで立設された内側板、8は上下の乗
降口で下方に反転して無端状に構成された手摺、9はエ
スカレータの運転を制御する制御盤である。
【0012】Saは光線を遮蔽する遮蔽板、Sbは踏段
番号SNを表示する踏段番号表示手段で、踏段6に取り
付けられて共に循環する。PDは踏段番号表示手段Sb
の踏段番号SNを読み取る踏段識別手段、Lcは内側か
ら外側へ向けて投光し踏段スプロケット4の歯が通過す
る毎に遮断される光源で、上記投光遮断の回数を計数す
ることによって踏段6の移動距離を検出する距離計を構
成する。
【0013】図2は踏段6の側面を詳細に示す。図中、
図1と同符号は同一又は相当部分を示し、61はブラケ
ット、62はブラケット61の上部に載置されて乗客を
乗せる踏板、63は踏段6の蹴上げ部分を覆うライザ、
64はローラ、65は追従ローラである。なお、ブラケ
ット61には中実の遮蔽板Saと踏段番号SNを表す抜
穴h1〜h5が選択的に打ち抜かれた踏段番号表示手段
Sbとが所定の間隔Lを隔てて垂設されている。
【0014】図3から図5は、踏段識別手段PDと遮蔽
板Sa及び踏段番号表示手段Sbとの関係を示す。図
中、図1及び図2と同符号は同一又は相当部分を示し、
Laは光源、LNaは光源Laの光を集光して光線ga
を投光するレンズ、Lbは光源、LNbは光源Lbの光
を集光して光線gb、g1〜g5を投光するレンズ、P
aは踏段識別手段PDに取り付けられた受光器からなる
位置決め手段で、光線gaを受光して付勢され、光線g
aが遮られると消勢される。Pbは同じく受光器からな
る位置決め手段で、位置決め手段Paから所定の寸法L
だけ隔てて設けられて光線gbを受光して付勢され、光
線gbが遮られると消勢される。ここで、位置決め手段
Pa及びPbは、光線ga及び光線gbがそれぞれブラ
ケット61によって遮られることによっても消勢される
が、同時に消勢されるのは光線gaが遮蔽板Saによっ
て遮られ、光線gbが踏段番号表示手段Sbによって遮
られたときに限られる。上記寸法Lは、この条件を満た
すように設定されたものである。
【0015】P1〜P5は踏段番号SNに対応させて選
択的に打ち抜かれた抜穴h1〜h5を通過した光線g1
〜g5によって作動する番号読取手段で、位置決め手段
Paと位置決め手段Pbが共に消勢されているときの番
号読取手段P1〜P5の付勢状況から踏段番号SNが読
み取られる。即ち、図4に示したとおり、踏段番号表示
手段Sb1は踏段番号SNが「1」を示し、抜穴h1が
打ち抜かれる。踏段番号表示手段Sb2は踏段番号SN
が「2」を示し、抜穴h2が打ち抜かれる。同様に踏段
番号表示手段Sb30は踏段番号SNが「30」を示
し、抜穴h2からh5が打ち抜かれる。各踏段番号表示
手段Sb1〜Sb30は踏段6に取り付けられて循環す
るので、踏段番号表示手段Sbは1番から30番までの
間は連続番号で読み取られるが、踏段番号表示手段Sb
30から踏段番号表示手段Sb1への移行及びその逆の
場合は、いずれも不連続となる。
【0016】図5は、踏段6の位置を検出する位置検出
手段Q1〜Q6を示す。踏段6の移動距離は、光源Lc
の投光及び遮断の回数を計数することによって検出でき
るが、更に詳細に検出する場合に使用される。即ち、番
号読取手段P1〜P5が踏段番号SNを読み取ってから
UP方向にγ1だけ移動したとき踏段番号表示手段Sb
は符号Sbu1で示したとおり移動して位置検出手段Q
1を消勢させる。同様に更にUP方向にγ2だけ移動し
たとき踏段番号表示手段Sbは符号Sbu2で示したと
おり移動して位置検出手段Q2を消勢させる。更にγ3
だけ移動したとき位置検出手段Q3を消勢させる。即
ち、UP方向は距離γ1からγ3までを検出できる。D
OWN方向についても同様であって、δ1だけ移動した
とき位置検出手段Q4を消勢させ、δ2移動したとき位
置検出手段Q5を消勢させ、δ3移動したとき位置検出
手段Q6を消勢させる。即ち、DOWN方向は距離δ1
からδ3までを検出できる。
【0017】図6及び図7は距離計の詳細を示す。図
中、図1から図5と同符号は同一又は相当部分を示し、
10は追従ローラ65を案内するレール、Lcbは外部
から踏段6の循環部分へ延びて光源Lcを支持するブラ
ケット、PGは光源Lcが踏段スプロケット4の歯によ
って投光又は遮断される毎に発生するパルスを計数し、
このパルス数と歯のピッチとを乗ずることによって踏段
6の移動距離を演算する距離計として機能するパルスカ
ウンタである。
【0018】次に、図8及び図9に従って動作を説明す
る。ここで、SNMは踏段番号SNに対応して設けられ
た番号メモリで、踏段6に対応させてSNM+1番地か
らSNM+30番地までのメモリが予め準備されてお
り、各番地には番号読取手段P1〜P5によって読み取
られた踏段番号SNを記録するためのメモリSN1〜S
N30と、踏段番号SNが読み取られたときのパルス数
PNを記録するためのメモリPN1〜PN30がメモリ
SN1〜SN30に対応させて設けられている。また、
番号メモリSNMの任意の番地はSNM+nで表し、踏
段番号SNを記録した任意のメモリはSN(n)で、ま
た、パルス数PNを記録した任意のメモリはPN(n)
で表す。
【0019】手順S11で、最小踏段番号NNを「1」
に、また、最大踏段番号MNを「30」にそれぞれ初期
設定する。手順S12で番号メモリSNMの内容を全て
「0」に初期設定する。即ち、メモリSN1〜SN30
の内容、及びメモリPN1〜PN30の内容を、それぞ
れ「0」に設定する。手順S13で位置決め手段Pa及
びPbが共に消勢されるまでポーズさせる。踏段番号表
示手段Sbの抜穴h1〜h5を読み取らせるためであ
る。共に消勢されると、手順S14で番号読取手段P1
〜P5の動作状況から踏段番号SNを読み取る。手順S
15で踏段番号SNが読み取られた時のパルス数PNを
パルスカウンタPGから読み取る。手順S16で読み取
られた踏段番号SNに該当する番地SNM+nに踏段番
号SNとパルス数PNを記録する。即ち、踏段番号SN
が「2」で、パルス数PNが「10」の場合は番地SN
M+2のメモリSN2に「2」を記録し、メモリPN2
に「10」を記録する。手順S17に移り、上記手順S
13から手順S15と同様にして踏段番号SN及びパル
ス数PNを読み取る。
【0020】手順S18で、踏段6の読取りが一巡した
か調べる。即ち、番号メモリSNMに既に記録されてい
る踏段番号SNが再度読み込まれた場合は、一巡したこ
とになり、図9の手順S31の処理に移る。一巡してい
ない場合は手順S19で、パルス数PNが、直前に読み
取られた踏段番号SNの読込み時点のパルス数PNに対
して一個分の踏段6に相当する距離だけ移動したかを調
べる。一個分よりも大きい場合は手順S20で踏段欠落
を報知する。手順S21に移り、手順S17で読み込ま
れた踏段番号SNに該当する番地SNM+nに踏段番号
SNとパルス数PNを書き込む。手順S19でパルス数
PNが一個分に相当する場合は手順S22に移り、踏段
番号が順増か、又は順減かを調べる。即ち、この実施の
形態1では踏段6には連続番号からなる踏段番号SNが
付されることとしているから、順増又は順減であれば取
付順は整合しており、手順S21に移って上記の書込み
処理がなされる。
【0021】手順S22で順増及び順減のいずれでもな
い場合は手順S23に移り、踏段番号SNは最大踏段番
号MN(=30)か又は最小踏段番号NN(=1)かを
調べる。最大踏段番号MN又は最小踏段番号NNの場合
は、直前に読み取られた踏段番号SNと連続していなく
ても踏段6の取付順は整合しており、手順S21に移
り、書込み処理がなされる。手順S23で最大踏段番号
MN及び最小踏段番号NNのいずれでもない場合は、手
儒S24に移り、踏段6の取付順が不整合であることを
検出し、その旨を報知する処理をして手順S21に移
る。手順S21で該当番地SNM+nのメモリへの書込
みが終了すると手順S17に戻り、一巡するまで同様の
処理がなされる。一巡すると図9に示すとおり、読み取
った結果に基づき処理がなされる。
【0022】図9において、手順S31で変数nを1に
初期設定する。手順S32で番地SNM+nの踏段番号
SN(n)が「0」に初期設定されたままであるか否か
調べる。踏段番号SN(n)が初期設定のままの場合
は、手順S33で該当する踏段6が欠落していることに
なり、例えば、ビル管理室等へその旨通報する。手順S
32で初期設定のままでない場合は、踏段6は取り付け
られていることになる。手順S33aで踏段6の取付順
を調べる。整順の場合は手順S34へ移り、不整順の場
合は手順S33bで通報処理をしたのち手順S34に移
る。具体的には、パルス数PNの増加順に従って踏段番
号SNも順に増加又は減少している場合は整順である。
手順S34で最後の番地SNM+30まで処理されたか
調べる。最後ではない場合、手順S35を介して手順S
32で次の番地について踏段番号SN(n)を調べる。
以下、手順S33〜S35の手順を繰り返し、最後の番
地SNM+30まで処理されると手順S36に移る。
【0023】手順S36で踏段6の欠落がなければ処理
を終了する。欠落がある場合、手順S37に移り、移動
している踏段6から番号読取手段P1〜P5によって踏
段番号SNが読み取られる。手順S38で、この読み取
られた踏段番号SNに基づいて欠落した踏段6が取り付
けられるべき場所の現在位置を検出する。手順S39で
上記現在位置が乗客を乗せる往路側に移動する位置か否
かを調べる。往路側ではない場合は手順S37に移り、
以下手順S37〜手順S39まで同様の処理を行う。手
順S39で欠落した踏段6が取り付けられるべき場所の
現在位置が往路側の場合は、手順S40で警報を発し
て、その旨の注意を喚起して手順S37に移る。手順S
37から手順S40までの処理は継続してなされ、その
都度警報が発せられる。
【0024】図10は制御盤9の制御回路接続図で、図
8の手順S24で検出された踏段6の取り付け順不整合
検出、図9の手順S33で検出された踏段欠落検出、及
び手順S38及び手順S39で欠落している踏段が取り
付けられるべき場所の現在位置が往路側であることの検
出に基づいて、その処理を示す。
【0025】スイッチSWが通常運転側に投入されてい
る場合リレーMNTは消勢されており、その常閉接点M
NTa及びMNTbは閉成し、その常開接点MNTcは
開放する。通常運転状態で踏段欠落が検出されて踏段欠
落検出手段DT1が付勢されるとリレーSKが付勢さ
れ、その常開接点SKaが閉成してリレーSTが付勢さ
れる。このリレーSTの付勢によってエスカレータは停
止する。また、手順S24によって踏段6の取付順不整
合が検出されると踏段不整合検出手段DT2が作動して
リレーNSが付勢され、接点NSaの閉成によって「異
常」表示がなされる。
【0026】スイッチSWが保守運転側に投入されてい
る場合リレーMNTは付勢され、その常閉接点MNTa
及びMNTbは開放され、常開接点MNTcは閉成す
る。UP釦UPを押下するとリレーUPが付勢されてエ
スカレータは上昇運転をし、また、DOWN釦DNを押
下するとリレーDNが付勢されてエスカレータは下降運
転をする。この運転によって踏段欠落が検出されると、
踏段欠落検出手段DT3が作動して表示器DSPにその
旨と踏段番号SNを表示する。なお、踏段欠落検出手段
DT3の具体的内容は、図9の手順S33が相当する。
また、欠落した踏段6が取り付けられるべき場所の現在
位置が往路側に移動することを欠落位置検出手段DT4
が検出するとブザーを鳴動させて注意を喚起する。な
お、欠落位置検出手段DT4の具体的内容は、図9の手
順S37から手順S39が相当する。
【0027】上記実施の形態1によれば、踏段6の移動
距離を検出するパルスカウンタPGによるパルス数PN
が、直前に読み取られた踏段番号SNの読込み時点のパ
ルス数PNに対して踏段6一個分に相当する数よりも多
い場合、途中の踏段6が欠落しているとして報知するよ
うにしたので、早期に踏段欠落を検知することができ
る。
【0028】また、踏段番号SNを読み込む毎にメモリ
SNMに書き込みながら踏段6を一巡させた後メモリS
NMの内容を調べ、書き込まれていない踏段番号SNが
ある場合は手順S33で踏段欠落とし、この検出結果に
基づき踏段欠落検出手段DT3を作動させ、その旨とそ
の踏段番号SNを報知するようにしたので、欠落した踏
段6の内容を詳細に知得できる。
【0029】更に、踏段6が欠落している場合、取り付
けられている踏段6の踏段番号SNが番号読取手段P1
〜P5によって読み取られると、この読み取られた踏段
番号SNに基づいて欠落した踏段6が取り付けられるべ
き場所の現在位置を検出し、この現在位置が乗客を乗せ
る往路側に移動する場合は、警報を発するようにしたの
で、関係者の注意を喚起することができ、作業等の安全
を図ることができる。
【0030】更にまた、読み取られた踏段番号SNが所
定の順序でない場合は、手順S23で取付順不整合を検
出して報知するようにしたので、不知のまま放置され易
い踏段6の取付順の不整合を容易に知得できる。
【0031】更にまた、取付順の不整合検出は、踏段識
別手段が踏段番号を読み取る毎に直前に読み取られた踏
段番号との順序が所定の順序と異なることを検出したと
き取付順不整合としたので、不整合を迅速に検出でき
る。
【0032】更にまた、読み取られた踏段番号SNをメ
モリSNMに書き込んでおいて、踏段6が一巡したとき
に踏段番号SNの整合性を調査し、不整合性の場合に報
知するようにしたので、メモリSNMの内容と実物を対
比できるので、不整合個所の発見が容易である。
【0033】実施の形態2.上記実施の形態1では、乗
客コンベヤとしてエスカレータについて述べたが、移動
歩道の場合も同様である。また、踏段6の取付けが不整
合の場合、又は踏段6が欠落した場合、通信回線により
保守会社へ通報するようにしてもよい。これにより、迅
速な措置が可能となる。
【0034】
【発明の効果】この発明は以上述べたとおり構成されて
いるので、以下の効果を奏する。この発明に係る第1の
乗客コンベヤの踏段装置は、踏段に付けられた踏段番号
を踏段識別手段で読み取ると共に、踏段の移動距離を距
離計で検出するようにして、距離計が踏段一個分に相当
する移動距離を検出したにも拘わらず踏段識別手段が踏
段番号を読み取らなかったときに踏段欠落検出手段を作
動させるようにしたものである。このため、早期に踏段
欠落を検知できる、という効果を奏する。
【0035】この発明に係る第2の乗客コンベヤの踏段
装置は、踏段に付けられた踏段番号を踏段識別手段で読
み取ると共に、読み取られた踏段番号をメモリに記憶さ
せ、踏段が一巡したときメモリに記載されていない踏段
番号があるとき、踏段欠落検出手段を作動させて記載さ
れていない踏段番号の踏段を欠落としたものである。こ
のため、欠落した踏段の踏段番号も知ることができる、
という効果を奏する。
【0036】この発明に係る第3の乗客コンベヤの踏段
装置は、往路側で乗客を搬送して循環往復する踏段に所
定の順序で踏段番号表示手段を取り付け、この踏段番号
を踏段識別手段で読み取ると共に、読み取られた踏段番
号をメモリに記憶させ、踏段が一巡したとき全数の踏段
番号がメモリに記憶されていなかったとき、踏段欠落検
出手段を作動させて欠落している踏段番号の踏段を欠落
として検出させ、この検出された踏段の取付位置が往路
側に移行するとき警報を発生するようにしたものであ
る。このため、関係者の注意を喚起して踏段欠落による
開口部に関係者が落ちる等の事故を防止して作業等の安
全を図ることができる、という効果を奏する。
【0037】この発明に係る第4の乗客コンベヤの踏段
装置は、循環する踏段に所定の順序で踏段番号表示手段
を取り付け、この踏段番号を踏段識別手段で読み取り、
読み取った踏段番号の順序が上記所定の順序と異なると
き、取付順検出手段を作動させて取付順不整合を検出す
るようにしたものである。このため、不知のまま放置さ
れ易い踏段の取付順の不整合を容易に知得できる、とい
う効果を奏する。
【0038】この発明に係る第5の乗客コンベヤの踏段
装置は、踏段識別手段が踏段番号を読み取る毎に直前に
読み取られた踏段番号との順序が所定の順序と異なるこ
とを検出したとき取付順不整合としたものである。この
ため、不整合を迅速に検出できる、という効果を奏す
る。
【0039】この発明に係る第6の乗客コンベヤの踏段
装置は、踏段に所定の順序で踏段番号表示手段を取り付
け、この踏段番号を踏段識別手段で読み取らせてメモリ
に記憶させておいて、踏段が一巡したときメモリに記憶
された踏段番号が上記所定の順序と異なるとき、取付順
不整合を検出するようにしたものである。このため、メ
モリの内容と実物を対比でき、不整合個所を容易に発見
できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるエスカレー
タの全体構成を示す縦断面。
【図2】 この発明の実施の形態1における踏段6の側
面図。
【図3】 この発明の実施の形態1における要部を示す
斜視図。
【図4】 この発明の実施の形態1における踏段番号表
示手段Sbの正面図。
【図5】 この発明の実施の形態1における踏段識別手
段PDの正面図。
【図6】 この発明の実施の形態1における光源Lcの
正面図。
【図7】 この発明の実施の形態1における光源Lcと
パルスカウンタPGの側面図。
【図8】 この発明の実施の形態1における動作を示す
流れ図。
【図9】 この発明の実施の形態1における動作を示す
流れ図。
【図10】 この発明の実施の形態1における制御回路
接続図。
【符号の説明】
2 トラス、 3 駆動機、 4 踏段スプロケット、
5 チエン、 6踏段、 7 内側板、 8 手摺、
9 制御盤、 10 レール、 Sa 遮蔽板、 S
b 踏段番号表示手段、 PD 踏段識別手段、 PG
パルスカウンタ、 Lc 光源、 61 ブラケッ
ト、 62 踏板、 63 ライザ、64 ローラ、
65 追従ローラ、 La 光源、 Lb 光源、 L
c 光源、 Lcb ブラケット、 LNa レンズ、
LNb レンズ、 P1〜P5 番号読取手段、 Q
1〜Q6 位置検出手段、 Pa 位置決め手段、 P
b 位置決め手段、 SNM 番号メモリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状のチエンに踏段を係止して循環さ
    せ、一方の乗降口から他方の乗降口へ乗客を搬送する乗
    客コンベヤの踏段装置において、上記踏段に取り付けら
    れて共に循環する踏段番号表示手段と、この踏段番号表
    示手段の踏段番号を読み取る踏段識別手段と、上記踏段
    の移動距離を検出する距離計と、この距離計が上記踏段
    一個分に相当する移動距離を検出しても上記踏段識別手
    段が上記踏段番号を読み取らなかったとき踏段欠落とす
    る踏段欠落検出手段とを備えた乗客コンベヤの踏段装
    置。
  2. 【請求項2】 無端状のチエンに踏段を係止して循環さ
    せ、一方の乗降口から他方の乗降口へ乗客を搬送する乗
    客コンベヤの踏段装置において、上記踏段に取り付けら
    れて共に循環する踏段番号表示手段と、この踏段番号表
    示手段の踏段番号を読み取る踏段識別手段と、この踏段
    識別手段によって読み取られた上記踏段番号を記憶する
    メモリと、上記踏段が一巡したとき上記メモリに記憶さ
    れていない上記踏段番号があるとき踏段欠落とする踏段
    欠落検出手段とを備えた乗客コンベヤの踏段装置。
  3. 【請求項3】 無端状のチエンに踏段を係止して循環往
    復させ、往路側で一方の乗降口から他方の乗降口へ乗客
    を搬送し、上記他方の乗降口で下方へ反転させて復路を
    形成して上記一方の乗降口へ戻すようにした乗客コンベ
    ヤの踏段装置において、所定の順序で上記踏段に取り付
    けられて共に循環する踏段番号表示手段と、この踏段番
    号表示手段の踏段番号を読み取る踏段識別手段と、この
    踏段識別手段によって読み取られた上記踏段番号を上記
    所定の順序で記憶するメモリと、上記踏段が一巡したと
    き上記メモリに記憶されていない上記踏段番号を検出す
    る踏段欠落検出手段と、上記踏段識別手段が上記踏段番
    号を読み取るごとに上記所定の順序に従って演算して欠
    落している上記踏段番号に相当する上記踏段の位置を検
    出し、この検出された位置が上記往路側に移行するとき
    警報を発生する欠落位置検出手段とを備えた乗客コンベ
    ヤの踏段装置。
  4. 【請求項4】 無端状のチエンに踏段を係止して循環さ
    せ、一方の乗降口から他方の乗降口へ乗客を搬送する乗
    客コンベヤの踏段装置において、所定の順序で上記踏段
    に取り付けられて共に循環する踏段番号表示手段と、こ
    の踏段番号表示手段の踏段番号を読み取る踏段識別手段
    と、この踏段識別手段によって読み取られた上記踏段番
    号の順序が上記所定の順序と異なることを検出したとき
    取付順不整合を検出する取付順検出手段とを備えた乗客
    コンベヤの踏段装置。
  5. 【請求項5】 取付順検出手段を、踏段識別手段が踏段
    番号を読み取る毎に作動して直前に読み取られた上記踏
    段番号との順序が所定の順序と異なることを検出したと
    き取付順不整合を検出するものとした請求項4に記載の
    乗客コンベヤの踏段装置。
  6. 【請求項6】 無端状のチエンに踏段を係止して循環さ
    せ、一方の乗降口から他方の乗降口へ乗客を搬送する乗
    客コンベヤの踏段装置において、所定の順序で上記踏段
    に取り付けられて共に循環する踏段番号表示手段と、こ
    の踏段番号表示手段の踏段番号を読み取る踏段識別手段
    と、この踏段識別手段によって読み取られた順に上記踏
    段番号を記憶するメモリと、上記踏段が一巡したとき上
    記メモリに記憶された上記踏段番号の順序が上記所定の
    順序と異なるときに取付順不整合を検出する取付順検出
    手段とを備えた乗客コンベヤの踏段装置。
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