JP6780668B2 - 電気化学デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、電気二重層キャパシタ(EDLC)などとして好ましく用いられる電気化学デバイスに関する。
たとえば下記の特許文献1にも示すように、ICカード等の用途に合わせ、薄型の電気化学デバイスが注目されている。電気化学デバイスの内部には、一対の内部電極を有する素子本体が、塩(イオン性物質)と溶媒などを含む電解質溶液に浸漬された状態で収容されている。また、複数の素子本体を接続し、高容量化を目指したものも提案されている。
国際公開第2017/135437号
複数の素子本体を有する従来の電気化学デバイスでは、各内部電極に接続するリード端子が、電解質溶液を密封する収容部から引き出され、2つの内部電極を互いに接続する。発明者らは、2つの内部電極を接続する接続部分の形状が、電気化学デバイスの特性(インピーダンス)に大きな影響を与えることを見出した。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、良好なインピーダンス特性を有する電気化学デバイスを提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気化学デバイスは、
セパレータシートを挟んで積層された一対の内部電極をそれぞれ有しており、前記内部電極の積層方向に対して垂直である第1方向に所定の間隔を空けて、並んで配置される第1素子本体及び第2素子本体と、
前記第1及び第2素子本体を電解質溶液に浸漬した状態で個別に収容する収容部を有する外装シートと、
前記第1及び第2素子本体における前記一対の内部電極の一方にそれぞれ接続し、前記収容部から引き出される第1引出側リード端子及び第2引出側リード端子と、
前記第1及び第2素子本体における前記一対の内部電極の他方にそれぞれ接続し、前記収容部から、前記積層方向及び前記第1方向に対して垂直である第2方向に引き出される第1接続側リード端子及び第2接続側リード端子と、
前記第1接続側リード端子と前記第2接続側リード端子とを前記第1方向に沿って接続する接続片と、を有しており、
前記接続片における前記第2方向の長さである接続片幅は、前記内部電極の前記第1方向の長さである内部電極幅の80〜120%である。
また、前記接続片幅は、前記内部電極幅の90〜110%であることが特に好ましい。
接続片幅が、内部電極幅に対して上記の範囲内である電気化学デバイスは、この範囲外である電気化学デバイスに対してインピーダンス特性が良好であり、しかも、上記の範囲内では、特性の良化傾向が、顕著である。
また、例えば、前記第1素子本体が有する前記内部電極と前記第2素子本体が有する前記内部電極との間に設けられる隙間の前記第1方向に沿う長さである電極間隔は、前記内部電極幅より小さくてもよい。
電極間隔を内部電極幅より小さくすることにより、電気化学デバイスを小型化することが可能であり、また、内部電極幅を大きくすることができる。
また、例えば、前記内部電極、前記第1接続側リード端子、前記第2接続側リード端子及び前記接続片は、アルミニウム製のシート材を含んでもよい。
内部電極及び内部電極に接続するリード端子並びに接続片がアルミニウム製のシート材を含み、かつ、接続片幅を内部電極幅に対して所定の範囲とすることにより、このような電気化学デバイスは、良好な特性を得られる。
また、例えば、前記第1接続側リード端子と、前記第2接続側リード端子と、前記接続片とは、一体構造であってもよい。
第1及び第2接続側リード端子と接続片とを一体構造とすることにより、接続部分が生じてデバイスの厚みが増加する問題を解消できるため、このような電気化学デバイスは薄型化に対して有利であり、また接続のための製造工程を省略できるため、良好な生産性を有する。
また、前記第1及び第2接続側リード端子と前記接続片は、前記外装シートに対して、樹脂製の保護部材を挟んで配置されていてもよい。
接続片及び接続側リード端子を外装シートに配置する際、樹脂製の保護部材を挟んでおくことにより、接続片及び接続側リード端子を、より確実に絶縁保護できる。なお、第1及び第2引出側リード端子についても同様に、外装シートに対して、樹脂製の保護部材を挟んで配置されていてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気二重層キャパシタの斜視図である。 図2は、図1のII-II線に沿う概略断面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿う概略断面図である。 図4は、図1に示す電気二重層キャパシタの製造方法の第1段階を示す概念図である。 図5は、図1に示す電気二重層キャパシタの製造方法の第2段階を示す概念図である。 図6は、図1に示す電気二重層キャパシタに含まれる素子本体、リード端子及び接続片の形状を表す概念図である。 図7は、電気二重層キャパシタの接続片幅とインピーダンス特性との関係を評価した結果を表すグラフである。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気二重層キャパシタ(EDLC)10の斜視図である。EDLC10は、素子本体(素子本体には、図4に示す第1素子本体30と第2素子本体40が含まれる。)を収容する外装シート20を有する。図1において点線で示すように、外装シート20の内部には、第1収容部23と、第2収容部24とが形成されている。
図4は、EDLC10の外装シート20を展開した状態を表している。図4に示すように、外装シート20は、表面外装21および裏面外装22からなる2枚のシートを有している。裏面外装22は、表面外装21よりX軸方向の長さが長く、図1のように表面外装21と裏面外装22を重ねると、裏面外装22のX軸方向両側の端部は、表面外装21からはみ出す。また、裏面外装22のX軸方向両側は、第1収容部23及び第2収容部24より長くなっている。裏面外装22のX軸負方向端部は、第1引出側リード端子55及び第2引出側リード端子57を支持するサポートタブ27を構成し、裏面外装22のX正方向端部は、接続部51を支持するサポートタブ26を構成する。
なお、外装シート20は、独立した上下のシートである表面外装21と裏面外装22とを貼り合わせて形成してもよく、また、これとは異なり、一枚のシートを折り返して形成したものであってもよい。
図1に示すように、本実施形態では、EDLC10は、X軸方向の長さL0がY軸方向の長さW0に比較して長い長方形状を有する。ただし、EDLC10の形状はこれに限定されず、正方形でも、その他の多角形状、あるいは円形、楕円形、あるいはその他の形状でも良い。この実施形態では、外装シート20の表面外装21と裏面外装22とが重なる方向を厚み方向(Z軸方向)とし、それに相互に直交する方向をX軸方向およびY軸方向とする。
YZ平面による断面図である図2に示すように、外装シート20の内部には、第1収容部23と第2収容部24とが、略対称に形成してある。それぞれの収容部23、24の内部には、図2及び図3に示す素子本体30、40に加えて、電解質溶液が注入されている。このように、外装シート20は、第1収容部23及び第2収容部24からなる収容部を有しており、これらの収容部23、24は、第1及び第2素子本体30、40を、電解質溶液に浸漬した状態で個別に収容する。
第1収容部23には、第1素子本体30が電解質溶液に浸漬した状態で収容してあり、第2収容部24には、第2素子本体40が電解質溶液に浸漬した状態で収容してある。第1素子本体30及び第2素子本体40は、電気二重層キャパシタの素子を構成しており、本実施形態に係るEDLC10は、2つのキャパシタ素子である素子本体30、40を有する。
図1において点線で示すように、外装シート20の内部に形成される第1収容部23と第2収容部24とは、互いに同様の形状および大きさを有しており、外装シート20の法線方向であるZ軸方向からみて略矩形である。
図2及び図3に示すように、第1及び第2収容部23、24の上下方向(Z軸正方向及び負方向)は、外装シート20に覆われている。第1収容部23の周縁23aおよび第2収容部24の周縁24a(各収容部23、24のXY平面方向の境界)は、後述するシール部(第1〜第4シール部61〜63、64a、64b)で封止されている。
XZ平面による断面図である図3に示すように、第1素子本体30は、セパレータシート31を挟んで積層された、一対の内部電極である接続側内部電極34と引出側内部電極37とを有する。
接続側内部電極34と引出側内部電極37のうちの一方は、正極となり、他方は、負極となるが、構成は同じである。接続側内部電極34は、活性層35と集電体層36とを有し、引出側内部電極37は、接続側内部電極34と同様に、活性層38と集電体層39とを有する。2つの活性層35、38は、それぞれセパレータシート31の相互に反対面に接触するように積層されている。活性層35は、セパレータシート31の下面(Z軸負方向側の面)に接触しており、活性層38は、セパレータシート31の上面(Z軸正方向側の面)に接触している。
接続側内部電極34の集電体層36は、活性層35に対してセパレータシート31から離間する側(Z軸負方向側)に積層されており、引出側内部電極37の集電体層39も、活性層38に対してセパレータシート31から離間する側(Z軸正方向側)に積層されている。したがって、集電体層36と集電体層39との間には、活性層35、38と、セパレータシート31とが挟まれている。
図2に示すセパレータシート31は、接続側内部電極34と引出側内部電極37とを電気的に絶縁すると共に、電解質溶液が浸透可能であって、電解質溶液中のイオンが透過可能に構成してある。セパレータシート31は、たとえば電気絶縁性の多孔質シートで構成される。セパレータシート31として用いる電気絶縁性の多孔質シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリオレフィンからなるフィルムの単層体、積層体や、上記樹脂の混合物の延伸膜、あるいは、セルロース、ポリエステルおよびポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる繊維不織布が挙げられる。
セパレータシート31は、70〜90%の空隙率を有することが、電極間のイオンの移動を容易にして、第1素子本体30の内部抵抗を下げる観点から好ましい。セパレータシート31の厚さは、たとえば5〜50μm程度である。
集電体層36、39としては、一般的に高い導電性を有する材料であれば特に限定されないが、低電気抵抗の金属材料が好ましく用いられ、たとえば、銅、アルミニウム、ニッケル等などのシートが用いられる。これらの集電体層36、39のそれぞれの厚みは、たとえば10〜100μm程度であるが、好ましくは80μm以下、さらに好ましくは60μm以下であり、さらにまた好ましくは15〜80μmであり、特に好ましくは15〜60μmである。
活性層35、38は、活物質およびバインダを含み、好ましくは導電助剤を含む。活性層35は、集電体層36の上面に設けてあり、活性層38は、集電体層39の下面に設けてある。
活物質としては、種々の電子伝導性を有する多孔体が挙げられ、たとえば、活性炭、天然黒鉛、人造黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ、メソカーボンファイバー(MCF)、コークス類、ガラス状炭素、有機化合物焼成体等の炭素材料が挙げられる。バインダとしては、上記の活物質、好ましくは活物質および導電助剤を、集電体層36、39に固定することができれば特に限定されず、種々の結着剤を使用できる。バインダとしては、たとえば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂や、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)と水溶性高分子(カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、デキストリン、グルテン等)との混合物等が挙げられる。
導電助剤は、電子伝導性を高めるために、活性層35、38に添加される材料である。導電助剤としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック等の炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料および金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。
活性層35、38のそれぞれの厚さは、好ましくは、たとえば1〜100μm程度である。活性層35、38は、各集電体層36、39の表面のうち、セパレータシート31に向き合う表面部分の全体に形成されている。活性層35、38の面積は、セパレータシート31の面積と同等以下である。活性層35、38は、公知の方法で作製することができる。
図4に示すように、接続側内部電極34、及び引出側内部電極37のY軸方向の幅は、接続側内部電極34に接続する第1接続側リード端子52及び引出側内部電極37に接続する第1引出側リード端子55のY軸方向の幅に等しく、好ましくは2〜10mmである。
なお、本実施形態において、「正極」とは、電気二重層キャパシタに電圧を印加した際に、電解質溶液中のアニオンが吸着する電極であり、「負極」とは、電気二重層キャパシタに電圧を印加した際に、電解質溶液中のカチオンが吸着する電極である。なお、電気二重層キャパシタに対して一度特定の正負の向きに電圧を印加して充電した後に再充電する際には、通常最初と同じ向きに充電を行い、逆向きに電圧を印加して充電することは少ない。
図2に示すように、第2素子本体40は、EDLC10のY軸方向中央に設けられる第3シール部63を基準として、第1素子本体30と略対称に配置されているが、第2素子本体40は、第1素子本体30と同様の形状及び構造を有する。
第2素子本体40は、図3に示す第1素子本体30と同様に、セパレータシート41を挟んで積層された一対の内部電極である接続側内部電極44と引出側内部電極47とを有する。第2素子本体40の接続側内部電極44は、活性層45と集電体層46とを有し、これらの活性層45と集電体層46は、第1素子本体30の活性層35及び集電体層36と同様である。
また、第2素子本体40の引出側内部電極47は、活性層48と集電体層49とを有し、これらの活性層48と集電体層49は、第1素子本体30の活性層38及び集電体層39と同様である。さらに、第2素子本体40のセパレータシート41は、第1素子本体30のセパレータシート31と同様である。したがって、第2素子本体40の詳細については、説明を省略する。
図4に示すように、一対の内部電極34、37、44、47をそれぞれ有する第1素子本体30と第2素子本体40とは、内部電極34、37、44、47の積層方向(Z軸方向)に対して垂直である第1方向(Y軸方向)に所定の間隔を空けて、並んで配置される。また、第1素子本体30と第2素子本体40とは、リード端子52、54、55、57による引き出し方向が、いずれもX軸方向となっており、互いの引き出し方向が平行になるように配置されている。
図1に示す外装シート20は、第1及び第2収容部23、24内の電解質溶液を透過させない材料からなる。また、図3に示すように、外装シート20は、外装シート20の内側層20d同士が、あるいは図4に示す封止用テープ60aに対して、熱シールにより接合・一体化されるものであることが好ましい。また、第1シール部61及び第2シール部62などのシール部を形成する際に用いる封止用テープ60aは、作業性から粘着テープなどのテープ状のものが好ましい。ただしテープに限らず塗布可能なシーラント樹脂であっても熱により溶融し接着可能なものであれば、どのような形態のものでも良い。
また、外装シート20は、第1素子本体30及び第2素子本体40を密封する収容部23、24を形成し、収容部23、24の内部に、外部から空気や水分が進入するのを防止するもので構成してある。具体的には、外装シート20は、単層シートでも良いが、図3における部分拡大図に示すように、金属シート20cを、内側層20dおよび外側層20eで挟むように積層してある多層シートであることが好ましい。
図2に示すように、EDLC10では、第1及び第2素子本体30、40に対して内部電極34、37、44、47の積層方向の一方側であるZ軸正方向側に位置しており、引出側内部電極37、47に近接する外装シート20が、表面外装21となっている。また、第1及び第2素子本体30、40に対してZ軸負方向側に位置しており、接続側内部電極34、44に近接する外装シート20が、裏面外装22となっている。ただし、EDLC10における外装シート20の配置はこれに限定されず、接続側内部電極34、44に近接する外装シートの部分が表面外装となっており、引出側内部電極37、47に近接する外装シートの部分が裏面外装となっていてもよい。
図3に示す金属シート20cは、たとえばAl、ステンレス等で構成してあることが好ましく、内側層20dは、電気絶縁材で構成してあり、電解質溶液とは反応しにくく熱シール可能なポリプロピレンなどと同様な材質で構成してあることが好ましい。また、外側層20eは、特に制限されず、たとえばPET、PC、PES、PEN、PI、フッ素樹脂、PE、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などで構成してあることが好ましい。外装シート20の厚みは、好ましくは、5〜150μmである。
本実施形態では、外装シート20の耐力は、JIS Z2241において、390〜1275N/mm、好ましくは785〜980N/mmである。また、外装シート20の硬さは、ビッカース硬さ(Hv)(JIS 2244)において、230〜480、好ましくは280〜380である。このような観点からは、外装シート20の金属シート20cは、JISで規定するステンレス鋼SUS304(BA)、SUS304(1/2H)、SUS304 H、SUS301 BA、SUS301(1/2H)、SUS301(3/4H)が好ましい。
図3及び図4に示すように、EDLC10は、第1引出側リード端子55と、第2引出側リード端子57とを有する。図4に示すように、第1及び第2引出側リード端子55、57は、第1及び第2素子本体30、40における一対の内部電極34、37、44、47の一方である引出側内部電極37、47に、それぞれ接続している。すなわち、第1及び第2引出側リード端子55、57は、引出側内部電極37、47の集電体層39、49(図2参照)に対して電流の入出力端子の役割を果たす導電部材である。
第1引出側リード端子55は、引出側内部電極37の集電体層39と継ぎ目のない一体構造であり、第1引出側リード端子55は、図3に示す集電体層39と同様に、断面が矩形の帯状である。第2引出側リード端子57も、第1引出側リード端子55と同様に、引出側内部電極47の集電体層49と継ぎ目のない一体構造であり、断面が矩形の帯状である。
図3及び図4に示すように、第1引出側リード端子55は、第1収容部23から引き出されて、その一部が外装シート20の外に露出する。また、第2引出側リード端子57も、第1引出側リード端子55と同様に、第2収容部24から引き出されて、その一部が外装シート20の外に露出する。EDLC10が電気回路等に実装される際、第1及び第2リード端子55、57の露出部分に対して、外部の配線が接続される。第1及び第2引出側リード端子55、57の引出方向は、積層方向(Z軸方向)及び第1方向(Y軸方向)に対して垂直である第2方向(X軸方向)の負方向側である。
図3及び図4に示すように、EDLC10は、第1接続側リード端子52と、第2接続側リード端子54とを有する。図4に示すように、第1及び第2接続側リード端子52、54は、第1及び第2素子本体30、40における一対の内部電極34、37、44、47の他方である接続側内部電極34、44に、それぞれ接続している。すなわち、第1及び第2接続側リード端子52、54は、接続側内部電極34、44の集電体層36、46(図2参照)に対して電流の入出力端子の役割を果たす導電部材である。
図3及び図4に示すように、第1接続側リード端子52は、第1収容部23から引き出されて、その一部が外装シート20の外に露出する。また、図4に示すように、第2接続側リード端子54も、第1接続側リード端子52と同様に、第2収容部24から引き出されて、その一部が外装シート20の外に露出する。収容部から露出された第1接続側リード端子52と第2接続側リード端子54とは、接続片53によって接続されている。
図1及び図4に示すように、第1及び第2接続側リード端子52、54の引出方向は、積層方向(Z軸方向)及び第1方向(Y軸方向)に対して垂直である第2方向(X軸方向)の正方向側である。接続片53は、第1接続側リード端子52と第2接続側リード端子54とを、第1方向(Y軸方向)に沿って接続する。
図4に示すように、第1及び第2接続側リード端子52、54と接続片53とは、第1及び第2素子本体30、40における一対の内部電極の他方である接続側内部電極34、44を互いに接続する接続部51を構成する。接続部51は、Z軸方向から見てU字状の帯状形状を有する。第1接続側リード端子52と、第2接続側リード端子54と、接続片53とからなる接続部51は、継ぎ目のない一体構造である。さらに、接続部51は、接続側内部電極34、44の集電体層36、46と継ぎ目のない一体構造となっており、同じ厚みを有する。
第1接続側リード端子52、第2接続側リード端子54及び接続片53としては、接続側内部電極34、44の集電体層36、46と同様に、低電気抵抗の金属材料などが用いられる。接続側内部電極34、44、第1接続側リード端子52、第2接続側リード端子54及び接続片53としては、たとえば、銅、アルミニウム、ニッケルなどのシート材を用いることができ、これらがアルミニウムのシート材を含むことにより、特に好ましい電気的特性を得ることができる。
ただし、各リード端子52、54、55、57の構造としては集電体層36、39、46、49と一体構造であるものに限定されず、集電体層36、39、46、49とは別の導電性部材で形成してもよく、各集電体層36、39、46、49に対して、接合部材などを介して電気的に接続してあっても良い。その場合には、各リード端子52、54、55、57の厚みは、集電体層36、39、46、49の厚みと異ならせることも可能であり、たとえば10〜100μm程度、好ましくは60μm以下、さらに好ましくは20〜60μmである。
図1及び図4に示すように、第1及び第2接続側リード端子52、54と接続片53が構成する接続部51は、外装シート20から露出する露出部51aを有する。図1及び図3に示すように、第1及び第2接続側リード端子52、54と接続片53は、外装シート20に対して、樹脂製の保護部材67を挟んで配置されている。保護部材67は、外装シート20の内側層20d(図3参照)に比べて溶融しにくく耐熱性を有することが好ましく、このような保護部材67を挟んでおくことにより、接続片53及び接続側リード端子52、54を、より確実に絶縁保護できる。また、第1及び第2引出側リード端子55、57についても、接続部51と同様に、外装シート20に対して、樹脂製の保護部材67を挟んで配置されている。
図1及び図4に示すように、第1及び第2接続側リード端子52、54と第1及び第2引出側リード端子55、57とは、X軸方向の相互に反対側からサポートタブ26、27に沿って引き出されている。
図6は、図1に示すEDLC10に含まれる第1及び第2素子本体30、40、第1及び第2引出側リード端子57、55、第1及び第2接続側リード端子52、54及び接続片53の形状を、模式的に示したものである。接続片53における第2方向(X軸方向)の長さである接続片幅W2は、引出側又は接続側内部電極34、37、44、47の第1方向(Y軸方向)の長さである内部電極幅W1の80〜120%であることが、EDLC10が好適な電気特性を得るために好ましい。また、接続片幅W2は、内部電極幅W1の90〜110%であることがさらに好ましい。
なお、このような範囲により好適な電気特性が得られる理由としては、接続片幅W2を内部電極幅W1に対して上記の範囲内とすることにより、接続側内部電極34、44及び接続部51で構成されるバランス端子内の電流密度が一定となることが一因であると考えられる。引出側又は接続側内部電極34、37、44、47の内部電極幅W1が異なる場合は、少なくとも1つの内部電極34、37、44、47の内部電極幅W1に対して、接続片幅W2が上述の数値範囲となればよい。ただし、EDLC10では、すべての接続側内部電極34、37、44、47の内部電極幅W1は略同一であり、接続片幅W2は、いずれの接続側内部電極34、37、44、47の内部電極幅W1に対しても、上述の数値範囲となっている。
また、図2及び図6に示すように、第1素子本体30が有する接続側及び引出側内部電極34、37と、第2素子本体40が有する接続側及び引出側内部電極44、47との間に設けられる隙間の第1方向(Y軸方向)に沿う長さである電極間隔W4は、内部電極幅W1より小さいことが好ましい。電極間隔W4を内部電極幅W1より小さくすることにより、EDLC10を小型化することが可能であり、また、限られた寸法内で内部電極幅W1を大きくして容量を増加させることができる。
図1及び図4に示すように、第1及び第2収容部23、24の周縁23a、24aのうち、X軸正方向側の部分は、第1シール部61によってシールされている。図4に示すように、第1及び第2接続側リード端子52、54は、第1シール部61を通って、外装シート20の表面へ引き出されている。
図1及び図4に示すように、第1、及び第2収容部23、24の周縁23a、24aのうち、X軸負方向側の部分は、第2シール部62によってシールされている。図4に示すように、第1及び第2引出側リード端子55、57は、第2シール部62を通って、外装シート20の表面へ引き出されている。
第1シール部61及び第2シール部62は、図4に示す封止用テープ60aと、図3に示す外装シート20の内側層20dとが、熱シール時の加熱により一体化されて形成される。すなわち、図3に示すように、外装シート20の裏面に形成してある内側層(樹脂)20dの一部が、封止用テープ60aと共に、リード端子52、54、55、57の外周表面に密着して熱溶着部となり、第1シール部61及び第2シール部62での密封性を向上させる。なお、第1シール部61及び第2シール部62の一部であって、リード端子52、54、55、57を挟まない部分では、封止用テープ60aが配置されていなくてもよく、表面外装21の内側層20dと裏面外装22の内側層20dとが、直接融着していてもよい。
また、図1に示すように、EDLC10は、第1収容部23及び第2収容部24の周縁23a、24aをシールするシール部として、第1及び第2シール部61、62の他に、リード端子52、54、55、57が引き出されない第3シール部63及び第4シール部64a、64bを有する。これらの第3シール部63及び第4シール部64a、64bは、第1及び第2収容部23、24のX軸方向の両側を、Y軸方向に沿ってシールする。
図1〜図3に示すように、第3シール部63は、第1収容部23と第2収容部24との間を、お互いの収容部23、24の間を電解質溶液が移動できないように隔てているセンターシール部である。第3シール部63は、EDLC10のY軸方向中央部分を、X軸方向に沿って熱シールし、表面外装21の内側層20dと裏面外装22の内側層20dとが融着して一体化することにより、形成される。
同様に、第1収容部23の第4シール部64aと第2収容部24の第4シール部64bとは、EDLC10のY軸方向両端部を、X軸方向に沿って熱シールし、表面外装21の内側層20dと裏面外装22の内側層20dとが融着して一体化することにより、形成される。
図5に示すように、第3シール部63および第4シール部64a、64bのX軸正方向側の端部は、第1シール部61に接続するように形成してあり、これらの第3シール部63および第4シール部64a、64bのX軸負方向側の端部は、第2シール部62に接続するように形成してある。X軸方向に沿って形成される第3シール部63及び第4シール部64a、64bと、Y軸方向に沿って形成される第1シール部61及び第2シール部62とが、図5に示すように繋がっていることにより、外装シート20の内部に形成される第1及び第2収容部23、24は、外部に対して良好に密封される。
なお、各収容部23、24の周縁23a、24aは、図5に示すように、全てシール部61、62、63及び64a、64bによってシールされていてもよいが、周縁23a、24aの一部は、他の方法又は構造によりシールされていてもよい。たとえば、外装シート20を折り返して用いる場合は、周縁23a、24の一部は、外装シート20の折り返し部分で規定されていてもよい。
第1収容部23及び第2収容部24に、第1素子本体30や第2素子本体40と共に収容される電解質溶液としては、電解質を有機溶媒に溶解させたものが使用される。電解質としては、たとえば、テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート(TEABF4 − )、トリエチルモノメチルアンモニウムテトラフルオロボレート(TEMABF4 − )等の4級アンモニウム塩など、アンモニウム塩、アミン塩、或いはアミジン塩などを用いるのが好ましい。なお、これらの電解質は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、有機溶媒としては、公知の溶媒を使用することができる。有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジメチルホルムアミド、スルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、メトキシアセトニトリルなどが好ましく挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を任意の割合で混合して使用してもよい。好ましくは、有機溶媒(溶剤)としては、カーボネート系の溶媒が好ましい。
次に、図4および図5を用いて、本実施形態のEDLC10の製造方法の一例について説明する。
図4に示すように、まず、第1及び第2素子本体30、40を製造する。第1及び第2素子本体30、40を製造するために、まず、接続側内部電極34、44と接続部51とが一体となったU字状の帯状体を準備する。次に、接続部51における接続側リード端子52、54と接続側内部電極34、44との境界部分に、封止用テープ60aを貼り付ける。また、一方で、引出側内部電極37と第1引出側リード端子55が一体となった帯状体と、引出側内部電極47と第2引出側リード端子57とが一体となった帯状体とを準備する。2つの帯状体を平行に並べ、引出側内部電極37、47とリード端子55、57との境界部分に、封止用テープ60aを貼り付ける。
封止用テープ60aは、帯状体の表裏両面に貼り付けられてもよく、一方側にのみ貼り付けられてもよい。封止用テープ60aのY軸方向幅は、帯状体を挟んで第1及び第2収容部23、24を封止できるように、適切な幅に設定される。さらに、封止用テープ60aを貼り付けた帯状体の間に、セパレータシート31、41を配置し、第1及び第2素子本体30、40を組み立てる。
次に、図4に示す第1及び第2素子本体30、40の全体を覆うように、外装シート20の表面外装21を、裏面外装22に対して重ね合わせる。これにより、図5に示すように、第1及び第2素子本体30、40は、外装シート20により上下方向を覆われる。なお、外装シート20は、Y軸方向に予め長く形成してある。また、裏面外装22には、所定部分に保護部材67(図5参照)を配置しておく。
次に、図5に示すように、第1シール部61と第2シール部62とを形成する。第1シール部61及び第2シール部62の形成は、封止用テープ60aを表面外装21と裏面外装22とで挟み込む位置で、これらの表面外装21及び裏面外装22のZ軸方向の外側から熱融着治具で加熱加圧することにより行われる。その際に、封止用テープ60aは、加圧および加熱により流動する接着用樹脂として、外装シート20の内側層20d(図3参照)と密着して一体化され、固化後に第1及び第2シール部61、62となる。封止用テープ60a、60bの融着時に、封止用テープ60aを構成する樹脂がはみだし、表面外装21のX軸負方向の先端部に位置する金属シート20cの露出面を覆うことが好ましい(図3参照)。ショート不良などを防止するためである。
第1シール部61が形成されることにより、図1に示す第1及び第2収容部23、24の周縁23a、24aのうちX軸正方向側の部分が形成され、第2シール部62が形成されることにより、第1及び第2収容部23、24の周縁23a、24aのうちX軸負方向側の部分が形成される。
次に、図5に示すように、外装シート20におけるY軸方向中央部分について、第1シール部61と第2シール部62の間の部分を、X軸方向に沿って加熱加圧し、第3シール部63を熱シールにより形成する。Y軸方向中央部分の第3シール部63が形成されることにより、図1に示す第1収容部23のY軸負方向側の部分と、第2収容部24のY軸正方向側の部分とが形成される。なお、第3シール部63の形成は、第1及び第2シール部61、62の形成より前に行ってもよい。
次に、第4シール部64a、64bが形成されていない外装シート20の開口20fから、形成中の第1収容部23及び第2収容部24へ、電解質溶液を注入する。開口20fから電解質溶液を注入したのち、図5に示すように、外装シート20のY軸方向両側部分について、第1シール部61と第2シール部62の間部分を、X軸方向に沿って加熱加圧し、Y軸方向両側の第4シール部64a、64bを形成する。第4シール部64a、64bが形成されることにより、図1に示す第1収容部23のY軸正方向側の部分と、第2収容部24のY軸負方向側の部分とが形成される。
その後に、図5に示すように、第4シール部64a、64bの外側の切断線70に沿って外装シート20を切断し、外装シート20の余剰部分を除去する。
本実施形態では、たとえばEDLC10の最大厚みを1mm以下、好ましくは0.9mm以下、さらに好ましくは0.5mm以下にすることができる。
上述のように、実施形態を挙げて本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態のみに限定されず、他の実施形態及び変形例があることは言うまでもない。たとえば、上述の実施形態では、図1に示す接続側リード端子52、54は、引出側リード端子55、57とは反対側(X軸正方向)に引き出されているが、リード端子52、54、55、57の配置はこれに限定されない。接続側リード端子52、54と引出側リード端子55、57とが、互いに直交する方向に引き出されていてもよく、互いに接触しないよう間隔を空けた状態で同じ側に引き出されていてもよい。
以下、実施例と比較例を示して本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されない。
試料1〜13(第1グループ)
図6に示す接続片幅W2を変化させた13試料(試料1〜13)のEDLCを準備して第1グループとし、各試料についてインピーダンスの値を測定した。接続片幅W2を変化させたことを除き、試料1〜試料13は、実施形態として説明したEDLC10と同様の構造である。内部電極幅W1は3mmとし、接続片幅W2は内部電極幅W1に対して70%である試料1(W2は2.1mm)から、内部電極幅W1に対して130%である試料13(W2は3.9mm)まで、5%刻みで変化させた。
また、試料1〜13における他の条件は、以下のとおりである。
電極間隔W4:2.5mm
セパレータシート:ポリエチレン(空隙率71%)
試料14〜26(第2グループ)
電極間隔W4を3.5mmに変更したことを除き、第1グループの試料1〜13と同様の試料14〜26を準備して第2グループとし、各試料についてインピーダンスの値を測定した。
試料27〜39(第3グループ)
電極間隔W4を4.5mmに変更したことを除き、第1グループの試料1〜13と同様の試料27〜39を準備して第3グループとし、各試料についてインピーダンスの値を測定した。
評価
図7は、各試料1〜試料39のインピーダンスの測定結果を、グループ毎の折れ線グラフで表したものである。横軸は、接続片幅W2を内部電極幅W1に対する割合であるW2/W1で示したものであり、縦軸はインピーダンスである。図7からは、いずれのグループの試料においても、横軸であるW2/W1が80〜120%の範囲では、80%未満または120%を超える範囲よりもインピーダンスの値が小さく、この範囲のW2/W1を有するEDLCで好適な電気特性が得られることが確認された。また、W2/W1が90〜110%の範囲では、インピーダンスの良化傾向が顕著であった。
また、各グループ同士の比較では、電極間隔W4が内部電極幅W1より小さいグループ1のインピーダンス特性が、電極間隔W4が内部電極幅W1より大きいグループ2、3のインピーダンス特性より良いことが確認された。
10…EDLC
20…外装シート
20c…金属シート
20d…内側層
20e…外側層
20f…開口
21…表面外装
22…裏面外装
23…第1収容部
24…第2収容部
23a、24a…周縁
26、27…サポートタブ
30…第1素子本体
31、41…セパレータシート
34、44…接続側内部電極
35、38、45、48…活性層
36、39、46、49…集電体層
37、47…引出側内部電極
40…第2素子本体
51…接続部
51a…露出部
52…第1接続側リード端子
53…接続片
54…第2接続側リード端子
55…第1引出側リード端子
57…第2引出側リード端子
61…第1シール部
62…第2シール部
63…第3シール部
64b、64a…第4シール部
67…保護部材
60a…封止用テープ
W1…内部電極幅
W2…接続片幅
W4…電極間隔

Claims (4)

  1. セパレータシートを挟んで積層された一対の内部電極をそれぞれ有しており、前記内部電極の積層方向に対して垂直である第1方向に所定の間隔を空けて、並んで配置される第1素子本体及び第2素子本体と、
    前記第1及び第2素子本体を電解質溶液に浸漬した状態で個別に収容する収容部を有する外装シートと、
    前記第1及び第2素子本体における前記一対の内部電極の一方にそれぞれ接続し、前記収容部から引き出される第1引出側リード端子及び第2引出側リード端子と、
    前記第1及び第2素子本体における前記一対の内部電極の他方にそれぞれ接続し、前記収容部から、前記積層方向及び前記第1方向に対して垂直である第2方向に引き出される第1接続側リード端子及び第2接続側リード端子と、
    前記第1接続側リード端子と前記第2接続側リード端子とを前記第1方向に沿って接続する接続片と、を有しており、
    前記接続片における前記第2方向の長さである接続片幅は、前記内部電極の前記第1方向の長さである内部電極幅の90〜110%であり、
    前記第1素子本体が有する前記内部電極と前記第2素子本体が有する前記内部電極との間に設けられる隙間の前記第1方向に沿う長さである電極間隔は、前記内部電極幅より小さいことを特徴とする電気化学デバイス。
  2. 前記内部電極、前記第1接続側リード端子、前記第2接続側リード端子及び前記接続片は、アルミニウム製のシート材を含むことを特徴とする請求項1に記載の電気化学デバイス。
  3. 前記第1接続側リード端子と、前記第2接続側リード端子と、前記接続片とは、一体構造である請求項1または請求項2に記載の電気化学デバイス。
  4. 前記第1及び第2接続側リード端子と前記接続片は、前記外装シートに対して、樹脂製の保護部材を挟んで配置されていることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載の電気化学デバイス。
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