JP6778928B2 - 電線引留クランプカバー - Google Patents
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Description
そこで碍子開口部が変形しないよう碍子開口部に係止具を設ける必要があったが、活線工具では碍子開口部の係止具を係止するには狭く、作業ができなかった。
電線引留クランプカバーは、図1、図2(a)(b)のように、ほぼ一対形状をなす一側カバー材1aと他側カバー材1bを連結片11で連結して構成するカバー本体1であり、一側カバー材1aと他側カバー材1bを対面させて合わせたその内周部に、高圧充電部である引留クランプ5を収容する空間Sを形成する。
尚、符号Tは電柱である。
第一の手順として、図3(a)のように、一側カバー材1aと他側カバー材1bが開いた状態にあるカバー本体1の仮留ホック16を取りつけ、さらに、下側を半開きにした状態で引留クランプ5周りに対して上方から徐々に近づけると共に、活線工具12を用いて一側カバー材1aと他側カバー材1bの側面にそれぞれ設けてある被把持部7を掴んで、そのまま被せていく。
次に第二の手順として、図3(b)のように、引留クランプ5周りに被せてあるカバー本体1の下端側にある各係止具2aを、活線工具12を用いて順次係止していき、立上り電線導出開口部(開口部)4bから電線Dを抜き出した状態で被せる。
次に第三の手順として、図3(c)のように、カバー本体1における連結杆8に設けてある連結杆係止具14a,14bを活線工具12で係止する。
以上の第一〜第三の手順を経ることで、本実施による電線引留クランプカバーを引留クランプ5周りに取り付ける作業が完了する。
尚、各々の開口部4a〜4cの係止具2a,2bを係止する順番については、前述した手順に限るものではなく、いずれの開口部4a〜4cから作業を始めてもよい。また、活線工具12は、上記実施によるものでは一本あるいは二本で作業を行うものについて開示したが、その使用本数については、例えば、現場状況や作業者によって適宜変更されるものである。
具体的には図4(a)のように、一側カバー材1aと他側カバー材1bにおける連結杆8を形成する箇所に設けてある各々の連結杆係止具14a,14bのうち、一側カバー材1aに設けてある碍子側係止具15aの碍子側突片17aの先端が、他側カバー材1bに設けてある碍子側係止具15bの碍子側受片17bのテーパ9に沿って摺動する。さらに、一側カバー材1aと他側カバー材1bが合わさるまで当接したときに、図4(b)のように、一側カバー材1aの碍子側係止具15aの突片6aの先端の鉤状部位が他側カバー材1bの碍子側係止具15bのテーパ9を乗り越えて碍子側係止具15bの碍子側受片17bの外周側に落とし込まれる。これにより、一側カバー材1aの碍子側係止具15aで他側カバー材1bの碍子側係止具15bがロックされた状態となり、活線工具12で直接把持できない連結杆8でも一側カバー材1aと他側カバー材1bが外れない構造となる。
本実施による電線引留クランプカバーに設けてある複数の係止具2a,2bのうち、活線工具12で連結杆8などの比較的把持しやすい箇所にある連結杆係止具14a,14bを係止すれば、一側カバー材1aと他側カバー材1bが接近する。これにより、連結杆8などの活線工具12で把持しにくい箇所にある碍子側係止具15a,15b同士も接近することから、一側カバー材1aの碍子側係止具15aの他側カバー材1b側に向かって突出した碍子側突片17aの先端が他側カバー材1bの碍子側係止具15bの碍子側受片17bのテーパ9を乗り越えて、他方の碍子側係止具15bの外周部に落とし込まれることで碍子側係止具15a、15bを係止できる。これにより、活線工具12で直接把持のしにくい箇所に設けてある係止具(碍子側係止具)15a,15bを把持することなく、その他の把持しやすい箇所に設けてある係止具(連結杆係止具)14a,14bと連動して係止させることができる。したがって、電線引留クランプカバーに冠雪してカバー本体1に荷重による変形力が加わっても、一般的に活線工具12で把持できない箇所に設けてある碍子側係止具15a,15bがしっかりと係止されていることにより、碍子側係止具15a,15bで変形力を抑えることでカバー本体1の継ぎ目が開かず、引留クランプ5などの高圧充電部の絶縁状態が確保できる。
1a 一側カバー材
1b 側方カバー材
2a,2b 係止具
3a 電線導入開口形成部(開口形成部)
3b 立上り電線導出開口形成部(開口形成部)
3c 碍子導入開口形成部(開口形成部)
4a 電線導入開口部(開口部)
4b 立上り電線導出開口部(開口部)
4c 碍子導入開口部(開口部)
5 引留クランプ
6a 突片
6b 受片
7 被把持部
8 連結杆
9 テーパ
10 受孔
11 連結片
12 活線工具
13 碍子
14a,14b 連結杆係止具(係止具)
15a,15b 碍子側係止具(係止具)
16 仮留ホック
17a 碍子側突片
17b 碍子側受片
D 電線
S 空間
T 電柱
W 立上り電線
Claims (2)
- 引留クランプ周りを覆う電線引留クランプカバーであって、カバー本体は、開閉自在にする一側カバー材と他側カバー材とを備えており、
一側カバー材と他側カバー材は、各々を係止したときにクランプを収納できる空間を形成するとともに、立上り電線導出開口部と碍子導入開口部との間には、連結杆係止具を備えた連結杆が一側カバー材と他側カバー材にそれぞれ設けてあって、
前記連結杆係止具を活線工具で係止する際に、連動して係止する係止具と、被係止具と、を有した碍子側係止具が、活線工具の届かない碍子導入開口形成部の外周部の上部に備えてあることを特徴とする電線引留クランプカバー。 - 一側カバー材の碍子側係止具である前記係止具は、一側カバー材の碍子導入開口形成部の外周部の上部に設けてあり、他側カバー材に向かって先端が屈曲して鉤状をなしている碍子側突片が設けてあって、
他側カバー材の碍子側係止具である前記被係止具は、他側カバー材の碍子導入開口形成部の外周部の上部に設けてあり、一側カバー材との対向する当接側から外周側に向かって次第に登り勾配となるテーパを有した碍子側受片が設けてあって、
前記一側カバー材と前記他側カバー材とが当接したときに、前記連結杆係止具を活線工具で係止すると同時に、
前記碍子側突片の先端が前記テーパを乗り越えて、先端の鉤状部位が落とし込まれ、他側カバー材の碍子側係止具の外周部に係止することを特徴とする請求項1に記載の電線引留クランプカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017028243A JP6778928B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 電線引留クランプカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017028243A JP6778928B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 電線引留クランプカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018133969A JP2018133969A (ja) | 2018-08-23 |
JP6778928B2 true JP6778928B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=63249937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017028243A Active JP6778928B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 電線引留クランプカバー |
Country Status (1)
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2017
- 2017-02-17 JP JP2017028243A patent/JP6778928B2/ja active Active
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