JP2554846Y2 - 配電線用絶縁カバー - Google Patents

配電線用絶縁カバー

Info

Publication number
JP2554846Y2
JP2554846Y2 JP1992070082U JP7008292U JP2554846Y2 JP 2554846 Y2 JP2554846 Y2 JP 2554846Y2 JP 1992070082 U JP1992070082 U JP 1992070082U JP 7008292 U JP7008292 U JP 7008292U JP 2554846 Y2 JP2554846 Y2 JP 2554846Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
insulator
wire
distribution line
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992070082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0629336U (ja
Inventor
征行 上島
公秀 澤邉
賢治 宮川
英治 原田
Original Assignee
九州電力 株式会社
大電 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 九州電力 株式会社, 大電 株式会社 filed Critical 九州電力 株式会社
Priority to JP1992070082U priority Critical patent/JP2554846Y2/ja
Publication of JPH0629336U publication Critical patent/JPH0629336U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554846Y2 publication Critical patent/JP2554846Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高圧架空配電線路の引
留クランプまたは通り碍子の露出充電部を絶縁するよう
にした配電線用絶縁カバーに関し、特に短絡要素となり
得る鳥類の巣材などの異物の侵入を遮断でき、また電線
が風等で揺れたときにその揺れ力によ りクランプを被覆
しているカバーに曲げ力が働いても、カバーと碍子の間
に隙間が生じないようにした配電線用絶縁カバーに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】高圧架空配電線路における電線の接続部や
分岐部には雨滴や異物等による短絡事故防止のために絶
縁カバーが被せてある。従来の配電線用絶縁カバーは一
般に合成樹脂で形成され、引留クランプおよび引留碍子
または電線と通り碍子との接続部の形状に適合するよう
に、一部にヒンジ部を有する合わせ構造となっている。
また、配電線用絶縁カバーは例えば引留クランプ用と引
留碍子用というように別体となったそれぞれ専用の絶縁
カバーを被せるかまたは適当な連結具等により結合した
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の配電線
用絶縁カバーには次のような課題があった。すなわち、
配電線用絶縁カバーを取付ける際には引留クランプ用と
引留碍子用というように、結合されてはいるものの別体
となっている絶縁カバーをそれぞれ装着する必要がある
ために余分な手間がかかる。
【0004】また別体となった絶縁カバーの結合部分は
構造的に水密性が悪くなり、雨滴などが侵入しやすい。
特に短絡要素となり得る雨滴の外に鳥類の巣材などの異
物の侵入を遮断できるようにする必要があるが、それら
に対しては十分な遮断機能を有していなかった。
【0005】実公昭45−18762号公報には、電線
引留用耐張クランプカバーが開示してある。このカバー
は碍子側の開口端縁部に係止縁を形成し、係止縁を碍子
の窪みに係入させることができるもので、クランプ部分
と共に碍子のクランプ側端が被覆できるようになってお
り、上記課題は一応解決できる。
【0006】 ところで一般にクランプ部分には電線が風
等で揺れたとき、その揺れ力による 影響が碍子部分に及
ばないようにピン等を使用した連結部分を有している。
上記公報に開示されたクランプも同様の構造が採られて
いる。従って電線が風等で揺れたときは、その揺れ力に
よりクランプカバーに曲げ力が働く。
【0007】 上記クランプカバーは係止縁を碍子の窪み
に係入させて取付けられているだけであるため、クラン
プカバーに曲げ力が働くと係止縁は碍子の窪みから脱係
してしまう。そうすると、クランプカバーと碍子の間に
隙間が生じたり、碍子のクランプ側端が露出し、ここか
ら地絡および短絡要素となり得る雨滴や鳥類の巣材など
の異物が侵入可能となる。
【0008】
【考案の目的】そこで本考案の目的は、電線が風等で揺
れたときにその揺れ力によりクランプを被覆しているカ
バーに曲げ力が働いても、カバーと碍子の間に隙間が生
じないようにした配電線用絶縁カバーを提供することに
ある。本考案の他の目的は、電線カバー部の導入口およ
び碍子カバー部の遮断隔壁内側に遮蔽手段を備えて、地
絡および短絡要素となり得る雨滴や鳥類の巣材などの異
物の侵入を遮断できる配電線用絶縁カバーを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本考案の手段は次のとおりである。第1の考案
にあっては、高圧架空配電線路における充電部に被せる
配電線用絶縁カバーであって、当該絶縁カバーは、
でヒンジ結合され固着部を備えたカバー部材を組み合わ
せて形成される合わせ構造であり、前記絶縁カバーは、
引留クランプの全体を覆うクランプカバー部と、当該ク
ランプカバー部の両側に連続して設けてある電線カバー
部と、引留碍子の先端部を覆う碍子カバー部と、を一体
に備えており、前記電線カバー部の外側端部には、弾性
パッキンが配設されている電線導入口が設けてあり、前
記碍子カバー部は、 装着時に引留碍子の鍔部間の凹部に
位置し縁部で構成される径が凹部の外径よりもやや大き
く形成されている遮断隔壁と、 当該遮断隔壁より内側に
形成されており引留碍子の鍔部を収容する、弾性パッキ
ンを備えた溝と、 を備え、絶縁カバー装着時には、
留碍子の鍔部及び電線にはそれぞれ上記弾性パッキン
密接して地絡および短絡要素の侵入を防止することを特
徴とする、配電線用絶縁カバーである。
【0010】第2の考案にあっては、高圧架空配電線路
における充電部に被せる配電線用絶縁カバーであって、
当該絶縁カバーは、上部でヒンジ結合され固着部を備え
たカバー部材を組み合わせて形成される合わせ構造であ
り、前記絶縁カバーは、通り碍子の先端部と電線との接
続充電部を覆う碍子カバー部と、 当該碍子カバー部の両
側に連続して設けられている電線カバー部を一体に備え
ており、 前記電線カバー部の外側端部には、弾性パッキ
ンが配設されている電線導入口が設けてあり、 前記電線
導入口を念む電線カバー部の両端部には、頂点の位置が
一方のカバー部材側に偏心している略円錐形状の口径調
整部を備え、当該口径調整部の周壁部にはそれぞれ複数
の切離溝が設けてあり、前記碍子カバー部は、装着時に
通り碍子の鍔部間の凹部に位置し縁部で構成される径が
凹部の外径よりもやや大きく形成されている遮断隔壁
と、 当該遮断隔壁より内側に形成されている内壁と、
遮断隔壁と内壁との間で形成されており通り碍子の鍔
部を収容する、弾性パッキンを備えた溝と、を備え、絶
縁カバー装着時には、通り碍子の鍔部及び電線にはそ
れぞれ上記弾性パッキンが密接して地絡および短絡要素
の侵入を防止することを特徴とする、配電線用絶縁カバ
ーである。
【0011】地絡および短絡要素とは、雨滴の他、例え
ばカササギ等の鳥類の巣材として混入する針金などの異
及び蛇等の侵入も含まれる。
【0012】
【作 用】(1) 引留碍子の鍔部は、遮断隔壁より内
側に形成されている、弾性パッキンを備えた溝に収容さ
れる。 また。通り碍子の鍔部は、遮断隔壁と内壁との間
で形成されている、弾性パッキンを備えた溝に収容され
る。 従って電線が風等で揺れたときにその揺れ力により
カバーに曲げ力が働いてもカバーと碍子の間に隙間が生
じない。
【0013】(2) また電線カバー部の導入口および
碍子カバー部の遮断隔壁内側には弾性パッキンを備えて
おり、絶縁カバーを装着したとき、それぞれ引留碍子,
通り碍子及び電線と密接して地絡および短絡要素となり
得る雨滴や鳥類の巣材などの異物の侵入を遮断できる。
【0014】(3)第2の考案の場合は、電線サイズご
とに口径調整部の頂点が変化しカバーを押し広げる力が
働くため隙間が空きやすい。 しかし頂点の位置が一方の
カバー部材側に偏心しているので電線との間で隙間が生
ぜず、鳥類の巣材などの異物の侵入を遮断できる。
【0015】
【実施例】本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は第1の考案にかかる配電線用絶縁
カバーの実施例を示しており、開いた状態を内部側から
見た正面図、図2は閉じた状態の正面図、図3は平面
図、図4は右側面図、図5はカバー部2を左方から見た
図、図6は使用状態を示す説明図である。符号Aは配電
線用絶縁カバーで、合成樹脂で形成されており、カバー
部材1,2からなる。カバー部材1,2は、ほぼ同じ構
雌枠と雄枠からなる合わせ構造である。カバー部
材1,2は上部のヒンジ部3で連結されており、ヒンジ
部3を中心として回動して開閉できる。なお、符号10
は嵌合溝、20は嵌合条である。
【0016】カバー部材1とカバー部材2には、双方を
閉じて組み合わせたときに、内部に空間部を有するクラ
ンプカバー部4と碍子カバー部5と電線カバー部6、7
が形成される(図2,図3,図6参照)。クランプカバ
ー部4はカバー部材1とカバー部材2の双方に設けられ
た空間凹部41、42を備えており、引留クランプ
体を収容できるように形成してある。碍子カバー部5も
カバー部材1とカバー部材2の双方に設けられた空間凹
部51、52を備えている。
【0017】クランプカバー部4の両側には被覆される
電線の軸線方向が所要の角度を成す電線カバー部6、7
が連続して設けてある。電線カバー部6、7もカバー部
材1とカバー部材2双方に設けられた空間凹部61、6
2および71、72を備えている。電線カバー部6、7
の外側端部には電線を導入するための導入口60、70
が設けてある。導入口60、70に対応する端部内壁に
は、弾性パッキンであるゴムパッキン63、64および
73、74が配設してある。
【0018】電線カバー部7の元部には碍子カバー部5
が連続して設けてある。碍子カバー部5の外端部には、
装着時に引留碍子G1の鍔部15,15間の凹部16に
位置 し縁部53,54で構成される径が凹部16の外径
よりもやや大きく形成されている遮断隔壁57,58
と、遮断隔壁57,58より内側に形成されており引留
碍子G1の鍔部15を収容する、弾性パッキンを備えた
溝50が設けられている
【0019】 配電線用絶縁カバーAの周縁部のうち、電
線カバー部6、7の導入口60、70および碍子カバー
部5の遮断隔壁53、54を除く部分は嵌め込み構造と
なっている。
【0020】符号9は水抜き部で、構成部91、92に
は水抜き孔90を有している。配電線用絶縁カバーAの
周縁部の両端部および中間部には固部11、12、1
3が設けてある。固部11、12、13はそれぞれ構
成板111、112、構成板121、122、構成板1
31、132を組み合わせて形成される。各構成板11
1、121、131には先部に張出部を有する係合突起
113、123、133を有し、各構成板112、12
2、132には前記係合突起113、123、133と
係合する係合孔114、124、134が設けてある。
なお、カバー部材1の一端側とカバー部材2の中間部に
は、開閉操作時に絶縁操作棒等でクランプするための操
作板14、24が設けてある。
【0021】(作 用) 図1ないし図6を参照して本実施例の作用を説明する。
引留碍子G1には部15を有しており、その先端部に
は引留クランプCが取付けてある。引留クランプCには
クランプ金具C1が設けてあり、これにより導入部60
から導入部70へ挿通された電線Dの裸線部をクランプ
して接続される。
【0022】配電線用絶縁カバーAの装着は次のように
行う。まず、引留碍子G1には空間凹部51を、引留ク
ランプCには空間凹部41を、電線Dには空間凹部6
1、71を対応させ、配電線用絶縁カバーAを充電部に
あてがう。そしてカバー部材2を閉じて固部11、1
2、13を係合固着させて充電部に装着する。なお、上
記作業は絶縁操作棒を使用して行うようにする。
【0023】このように、クランプカバー部4と碍子カ
バー部5が一体に形成されているので、配電線用絶縁カ
バーAの装着にあたっては一度の操作で迅速且つ簡単に
装着できる。また電線カバー部6、7の導入口60、7
0に対応する箇所の内壁および固定溝50内壁にはゴム
パッキン63、64、73、74、55、56が取付け
てあるので、短絡要素となり得る雨滴や鳥類の巣材など
の異物の侵入を遮断できる。
【0024】図7は第2の考案にかかる配電線用絶縁カ
バーの実施例を示しており、閉じた状態正面図、図8
は平面図、図9は右側面図、図10は使用状態を示す説
明図である。符号Bは配電線用絶縁カバーで、配電線用
絶縁カバーAと同様に合成樹脂で形成されており、ほぼ
同じ構造のカバー部材1aと2aからなる合わせ構造で
ある(図8,図9参照)。また嵌合溝と嵌合壁および係
合孔と係合突起とを嵌合または係合させて組み合わせる
のは配電線用絶縁カバーAと同様である。
【0025】配電線用絶縁カバーBは、図10に示すよ
うに通り碍子G2のクランプ金具C2と電線Dの接続充
電部に対応する構造で、電線カバー部6、7と通り碍子
G2の先端部と電線Dとの接続充電部を覆う碍子カバー
部5とはほぼ直交するように設けてある。碍子カバー部
5の両側には電線Dを導入する、弾性パッキンが配設さ
れている導入口60,70を備えている。
【0026】 碍子カバー部5の下部は、装着時に通り碍
子G2の鍔部15,15間の凹部16に位置し、縁部5
3で構成される径が凹部16の外径よりもやや九きく形
成されている遮断隔壁57と、遮断隔壁57より内側に
形成されている内壁601と遮断隔壁57と内壁60
1との間で形成されており、通り碍子G2の鍔部15
収容する、弾性パッキンを備えた溝600とを有してい
る。
【0027】 また電線カバー部6、7の両端部には先部
が窄んだ筒状の口径調整部69、79が設けてある。
径調整部69、79は頂点の位置が一方のカバー部材2
a側に偏心している略円錐形状に形成されている。更に
口径調整部69、79の周壁部にはそれぞれ複数の切離
溝690、790が設けてある。
【0028】 クランプ金具C2は一方から他方(図10
では手前から紙背側に向けて)に締め付ける構造である
ため、締め付けられた電線Dは電線サイズごとに電線の
中心が移動する。口径調整部69、79の頂点がその中
心にあると電線の中心が移動するため隙間が空きやす
い。しかし頂点の位置がカバー部材2a側に偏心してい
るので電線Dとの間で隙間が生ぜず、雨滴や鳥類の巣材
などの異物の侵入を遮断できる。 また、導入される電線
Dの直径に合わせて任意の切離溝690、790で切り
離せば、導入口60、70の口径を簡単に調整できる。
作用効果については配電線用絶縁カバーAとほぼ同様で
ある。
【0029】なお、各図を通して配電線用絶縁カバーA
と同一または同等箇所には同一の符号を付して示してい
る。また、本考案は図示の実施例に限定されるものでは
なく、実用新案登録請求の範囲の記載内において種々の
変形が可能である。
【0030】
【考案の効果】本考案は上記構成を備え、次の効果を有
する。(1) 引留碍子の鍔部は、遮断隔壁より内側に形成さ
れている、弾性パッキンを備えた固定溝に収容し固定さ
れる。 また。通り碍子の鍔部は、遮断隔壁と内壁との間
で形成されている、弾性パッキンを備えた溝に収容され
る。 従って電線が風等で揺れたときにその揺れ力により
カバーに曲げ力が働いても カバーと碍子の間に隙間が生
じない。 (2) また電線カバー部の導入口および碍子カバー部
遮断隔壁内側には弾性パッキンを備えており、絶縁カ
バーを装着したとき、それぞれ引留碍子,通り碍子及び
電線と密接して地絡および短絡要素となり得る雨滴や鳥
類の巣材などの異物の侵入を遮断できる。(3) 第2の考案の場合は、口径調整部の頂点がその
中心にあると、電線サイズごとに電線の中心が移動する
ため隙間が空きやすい。 しかし頂点の位置が一方のカバ
ー部材側に偏心しているので電線との間で隙間が生じる
ような角度が生ぜず、雨滴や鳥類の巣材などの異物の侵
入を遮断できる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案にかかる配電線用絶縁カバーの実施
を示しており、開いた状態を内部側から見た正面図で
ある。
【図2】閉じた状態の正面図である。
【図3】閉じた状態の平面図である。
【図4】閉じた状態の右側面図である。
【図5】カバー部材2を左方から見た図である。
【図6】使用状態を示す説明図である。
【図7】第2の考案にかかる配電線用絶縁カバーの実施
を示しており、閉じた状態の正面図である。
【図8】閉じた状態の平面図である。
【図9】閉じた状態の右側面図である。
【図10】使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A、B 配電線用絶縁カバー 1、1a カバー部材 2、2a カバー部材 4 クランプカバー部 5 碍子カバー部 53、54 遮断隔壁 55、56、63、64、73、74 ゴムパッキン 60、70 導入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 澤邉 公秀 長崎県長崎市五島町5番43号 九州電力 株式会社 長崎支店 内 (72)考案者 宮川 賢治 福岡県久留米市南町660番地 大電株式 会社 内 (72)考案者 原田 英治 福岡県久留米市南町660番地 大電株式 会社 内 (56)参考文献 特開 平2−299178(JP,A) 実開 昭54−52098(JP,U) 実開 昭54−56798(JP,U) 実公 昭45−18762(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧架空配電線路における充電部に被せ
    る配電線用絶縁カバー(A)であって、当該 絶縁カバー(A)は、部でヒンジ結合され固着部
    を備えたカバー部材(1.2)を組み合わせて形成され
    る合わせ構造であり、 前記絶縁カバー(A)は、 引留クランプの全体を覆うクランプカバー部(4)と、 当該クランプカバー部(4)の両側に連続して設けてあ
    る電線カバー部(6.7)と、 引留碍子(G1)の先端部を覆う碍子カバー部(5)
    と、 を一体に備えており、 前記電線カバー部(6,7)の外側端部には、弾性パッ
    キンが配設されている電線導入口(60,70)が設け
    てあり、 前記碍子カバー部(5)は、 装着時に引留碍子(G1)の鍔部(15,15)間の凹
    部(16)に位置し縁部(53,54)で構成される径
    が凹部(16)の外径よりもやや大きく形成されている
    遮断隔壁(57,58)と、 当該遮断隔壁(57,58)より内側に形成されており
    引留碍子(G1)の鍔部(15)を収容する、弾性パッ
    キンを備えた溝(50)と、 を備え、 絶縁カバー装着時には、引留碍子(G1)の鍔部(1
    5)及び電線にはそれぞれ上記弾性パッキンが密接して
    地絡および短絡要素の侵入を防止することを特徴とす
    る、 配電線用絶縁カバー。
  2. 【請求項2】 高圧架空配電線路における充電部に被せ
    る配電線用絶縁カバー(B)であって、当該 絶縁カバーは、上部でヒンジ結合され固着部を備え
    たカバー部材(1a. 2a)を組み合わせて形成される
    合わせ構造であり、 前記絶縁カバー(B)は、 通り碍子(G2)の先端部と電線との接続充電部を覆う
    碍子カバー部(5)と、当該碍子カバー部(5)の両側
    連続して設けられている電線カバー部(6,7)を一
    体に備えており、 前記電線カバー部(6,7)の外側端部に は、弾性パッ
    キンが配設されている電線導入口(60.70)が設け
    てあり、 前記電線導入口(60.70)を含む電線カバー部
    (6.7)の両端部には、頂点の位置が一方のカバー部
    材(2a)側に偏心している略円錐形状の口径調整部
    (69.79)を備え、当該口径調整部(69.79)
    の周壁部にはそれぞれ複数の切離溝(690.790)
    が設けてあり、 前記碍子カバー部(5)は、装着時に通り碍子(G2)の鍔部(15.15)間の凹
    部(16)に位置し縁部(53)で構成される径が凹部
    (16)の外径よりもやや大きく形成されている遮断隔
    壁(57)と、 当該遮断隔壁(57)より内側に形成されている内壁
    (601)と、 前記遮断隔壁(57)と内壁(601)との間で形成さ
    れており通り碍子(G2)の鍔部(15)を収容する、
    弾性パッキンを備えた溝(600)と、 を備え、 絶縁カバー装着時には、通り碍子(G2)の鍔部(1
    5)及び電線にはそれぞれ上記弾性パッキンが密接して
    地絡および短絡要素の侵入を防止することを特徴とす
    る、 配電線用絶縁カバー。
JP1992070082U 1992-09-10 1992-09-10 配電線用絶縁カバー Expired - Lifetime JP2554846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992070082U JP2554846Y2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 配電線用絶縁カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992070082U JP2554846Y2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 配電線用絶縁カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0629336U JPH0629336U (ja) 1994-04-15
JP2554846Y2 true JP2554846Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=13421268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992070082U Expired - Lifetime JP2554846Y2 (ja) 1992-09-10 1992-09-10 配電線用絶縁カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554846Y2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6255597B1 (en) * 2000-02-25 2001-07-03 Tyco Electronics Corporation Wildlife guard for electrical insulator bushings
KR200453896Y1 (ko) * 2010-03-08 2011-06-01 제룡산업 주식회사 클램프 커버
JP5714275B2 (ja) * 2010-09-06 2015-05-07 中国電力株式会社 間接活線工事用絶縁保護カバー
JP2015038844A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 富士電機機器制御株式会社 開閉器の主回路端子カバー
JP6482825B2 (ja) * 2014-11-11 2019-03-13 株式会社中電工 間接工法における間接工具によって把持される把手構造及び間接工法用カバー
JP6778928B2 (ja) * 2017-02-17 2020-11-04 東北電力株式会社 電線引留クランプカバー
JP6298187B1 (ja) * 2017-02-22 2018-03-20 近畿電機株式会社 架空電線用カバー
KR200491327Y1 (ko) * 2017-10-23 2020-03-23 한국전력공사 연장형 인류클램프 절연커버(폴리머현수애자용)
US11936173B2 (en) * 2021-01-06 2024-03-19 Hubbell Incorporated Deadend anti-rotation clamp

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4518762Y1 (ja) * 1968-03-26 1970-07-30
JPS52127010A (en) * 1976-04-15 1977-10-25 Inst Matemachiki Sibirsk Atsuj Audio simulator

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0629336U (ja) 1994-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7241952B2 (en) Hinged weatherproof electrical box cover
JP2554846Y2 (ja) 配電線用絶縁カバー
US4647715A (en) Aerial communication cable closure
US4265365A (en) Moisture resistant electrical outlet box
CA1305778C (en) Outlet box
US6086399A (en) Earth joint connector
US4101191A (en) Mounting bracket assembly for pedestrian traffic signal
US5588182A (en) Arrangement for securing a door to an enclosure
US4390744A (en) Fixed count terminal
US5415557A (en) Busway tap off base assembly for preventing the ingress of dust and liquids
US5553730A (en) Electrical junction box for use in curved structures
KR102172559B1 (ko) 건축용 통신 단자함 설치구조
JP2597713Y2 (ja) 分岐接続箱
CN212366315U (zh) 三分封闭罩
JPH0210736Y2 (ja)
JP3111003B2 (ja) 電気接続箱
JPH0613526Y2 (ja) ケーブルヘッド頭部の絶縁カバー
JPH0121502Y2 (ja)
CN219891457U (zh) 一种便于装拆的防水型光纤盒
JP3367419B2 (ja) 電気接続箱
JPH07161410A (ja) 防水コネクタ
GB2329287A (en) Cable clamps
JP2004253754A (ja) ブッシングカバー
JPS582099Y2 (ja) 埋込型共聴機器
JPH09213198A (ja) ヒュージブルリンクボックス

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term