JP6482825B2 - 間接工法における間接工具によって把持される把手構造及び間接工法用カバー - Google Patents

間接工法における間接工具によって把持される把手構造及び間接工法用カバー Download PDF

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Description

この発明は、間接工法における間接工具によって把持される把手構造及び間接工法用カバーに関し、特に、例えば間接的に配電線を扱う間接活線工法における架線の切り分け工事等に用いられる掴線器等の工具並びに配電線及び碍子等のそれに関連する装置のカバーに関するものである。
間接活線工法において、電柱等の高所に取り付けられた装置、部材、部品を間接工具等で把持して、装置、部材及び部品を、移動する、回転する、開閉する、振る、操る、押したり引いたりする等、動かすことが多い。
また、間接活線工法において、高所に取り付けられた掴線器、開閉器等を外方からの加えられた衝撃等から守る必要がある。
例えば、絶縁棒等の活線作業用器具を用いて、間接的に配電線を扱う間接活線工法の架線の切分け工事において、伸縮自在の棒状伸縮器の両端部に固着した掴線器で架線の2箇所をそれぞれ掴持したのち、上記伸縮器を縮ませながら両掴線器を近接させることにより、被覆架線における両掴線器の間で弛んだ状態となった部分を切断している。
ところが、切断後の架線の両側の切断端部の近傍箇所を一対の掴線器でそれぞれ掴持して、その両掴線器を伸縮器を介し連結した状態で長時間放置しておくような場合には、何らかの原因で掴線器に大きな外力が加わると、工事に支障をきたす等問題がある。
特開2004−194381号公報
間接工法において、電柱等の高所に取り付けられた装置、部材、部品等を動かすために、その装置、部材及び部品等を把持する必要がある。
ところが、高い所にある装置、部材、部品等を間接工具で把持するためには、把持する把手構造を間接工具で把持し易い構造とする必要がある。
また、掴線器等の工具に、直接外力が加えられないようにするために、掴線器等の工具をカバーした方がよい。
ところが、架空配線の工事において、架線を掴持するために取り付けられた掴線器等の工具が高所にあるため、そのカバーは、高所にある掴線器等の工具に取り付けを確実にでき、且つ掴線器等の工具から外れにくいカバーを望まれている。
間接活線工法において、配電線及び碍子等のそれに関連する装置に取り付けを確実にでき、且つ外れにくいカバーを望まれている。
それゆえに、この発明の主たる目的は、間接工法において間接工具で把持し易い把手構造を提供することである。
また、この発明の主たる目的は、掴線器等の工具並びに配電線及び碍子等のそれに関連する装置に取り付けを確実にでき、且つ掴線器等の工具並びに配電線及び碍子等のそれに関連する装置から外れにくい間接工法用カバーを提供することである。
この発明の請求項1にかかる間接工法用カバーは、間接工法において間接工具によって把持される把手構造であって、把持領を有する把持部は、ベースから突設され、間接工具によって把持される把持孔が形成され、前記把持孔は、把持部の先端縁との間に把持領域を形成されるように把持部の先端縁と一定の距離をおいて、把持部のベース側に形成され、把持部は、ベースの主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、その平面部より上方及び/若しくは下方に向けてのびる縁部を形成され、並びに/又は、その平面部に間接工具を引っ掛ける及び/若しくは挿入するための、係合部を構成する凹部又は孔部を形成され、前記係合部は、把持部の把持孔側の端縁に形成され、前記平面部は、把持部を開閉する方向に拡がり、前記縁部は、把持部を開閉する方向と交差ないしは直交する方向にのび、前記平面部及び/又は縁部は、間接工具で把持されたことを間接工具の操作者が視認することができるように形成され、前記凹部又は孔部は、間接工具を引っ掛ける及び/又は挿入するときに間接工具の操作者が視認することができるように形成された、間接工法における間接工具によって把持される把手構造である。
この発明の請求項2にかかる間接工法用カバーは、配電線及びその近傍に存する被掩物を収容するカバーの第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーの外表面に、カバー把持部を備え、前記第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとを上方において開閉自在に連設され、該連設された領域より下方の領域において、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーにカバー把持部を突設され、前記カバー把持部は、間接工具によって把持するために間接工具を進行させる方向とは反対の方向に突設され、且つ、間接工具によって把持される把持孔が形成され、前記把持孔は、カバー把持部の先端縁との間に把持領域を形成されるようにカバー把持部の先端縁と一定の距離をおいて、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバー側に形成され、前記カバー把持部の外表面が該間接工具によって把持される形状を備え、前記第1ハーフカバーと前記第2ハーフカバーが閉じられた状態の時に、前記第1ハーフカバーに突設されたカバー把持部である第1カバー把持部と前記第2ハーフカバーに突設されたカバー把持部である第2カバー把持部のうち、少なくとも一方を、間接工具によりカバー把持部の突出方向に引っ張ることによって、第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとを連設された領域より下方において離間させ、被掩物を開口した領域から挿入させることにより、対向する第1ハーフカバーと第2ハーフカバーの内側の被掩物収容部内に収容させ、且つ、開口した第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとが離間した領域において連設されて閉塞され、被掩物を掩うように形成されている。
この発明の請求項3にかかる請求項2に記載の間接工法用カバーは、被掩物収容部内に収容される被掩物は掴線器であって、第1ハーフカバーと、該第1ハーフカバーに接し合わされる、第2ハーフカバーとを備え、前記第1ハーフカバーは、その上縁にて第2ハーフカバーと開閉自在に連結され、その下縁にて第2ハーフカバーと閉塞した状態にて固定され、第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、閉塞したときに、掴線器収容室内に収容された掴線器に掴持された線を挿入されて外部に伸ばすための線挿入開口部を、左右側縁に形成され、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーは、掴線器収容室内に収容された掴線器から線ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把持部を突設され、前記カバー把持部は、間接工具で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具を係合できる、係合部を有する。
この発明の請求項4にかかる請求項2に記載の間接工法用カバーは、被掩物収容部内に収容される被掩物は間接工法を施工する配電線及び/又は装置であって、第1ハーフカバーと、該第1ハーフカバーに接し合わされる、第2ハーフカバーとを備え、前記第1ハーフカバーは、その上縁にて第2ハーフカバーと開閉自在に連結され、その下縁にて第2ハーフカバーと閉塞した状態にて固定され、第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、閉塞したときに、被掩物収容室内に収容された配電線及び/又は装置を挿入されて外部に伸ばすための挿入開口部を、左右側縁に形成され、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーは、被掩物収容室内に収容された配電線及び/又は装置ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把持部を突設され、前記カバー把持部は、間接工具で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具を係合できる、係合部を有する。
請求項1の発明によれば、間接工法において間接工具によって把持される把手構造であって、把持領を有する把持部は、ベースから突設され、間接工具によって把持される把持孔が形成され、前記把持孔は、把持部の先端縁との間に把持領域を形成されるように把持部の先端縁と一定の距離をおいて、把持部のベース側に形成され、把持部は、ベースの主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、その平面部より上方及び/若しくは下方に向けてのびる縁部を形成され、並びに/又は、その平面部に間接工具を引っ掛ける及び/若しくは挿入するための、係合部を構成する凹部又は孔部を形成され、前記係合部は、把持部の把持孔側の端縁に形成され、前記平面部は、把持部を開閉する方向に拡がり、前記縁部は、把持部を開閉する方向と交差ないしは直交する方向にのび、前記平面部及び/又は縁部は、間接工具で把持されたことを間接工具の操作者が視認することができるように形成され、前記凹部又は孔部は、間接工具を引っ掛ける及び/又は挿入するときに間接工具の操作者が視認することができるように形成された、間接工法における間接工具によって把持される把手構造を提供できる。
請求項2の発明によれば、配電線及びその近傍に存する被掩物を収容するカバーの第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーの外表面に、カバー把持部を備え、前記第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとを上方において開閉自在に連設され、該連設された領域より下方の領域において、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーにカバー把持部を突設され、前記カバー把持部は、間接工具によって把持するために間接工具を進行させる方向とは反対の方向に突設され、且つ、間接工具によって把持される把持孔が形成され、前記把持孔は、カバー把持部の先端縁との間に把持領域を形成されるようにカバー把持部の先端縁と一定の距離をおいて、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバー側に形成され、前記カバー把持部の外表面が該間接工具によって把持される形状を備え、前記第1ハーフカバーと前記第2ハーフカバーが閉じられた状態の時に、前記第1ハーフカバーに突設されたカバー把持部である第1カバー把持部と前記第2ハーフカバーに突設されたカバー把持部である第2カバー把持部のうち、少なくとも一方を、間接工具によりカバー把持部の突出方向に引っ張ることによって、第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとを連設された領域より下方において離間させ、被掩物を開口した領域から挿入させることにより、対向する第1ハーフカバーと第2ハーフカバーの内側の被掩物収容部内に収容させ、且つ、開口した第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとが離間した領域において連設されて閉塞され、被掩物を掩うように形成された、間接工法用カバーを提供できる。
請求項3の発明によれば、被掩物収容部内に収容される被掩物は掴線器であって、第1ハーフカバーと、該第1ハーフカバーに接し合わされる、第2ハーフカバーとを備え、前記第1ハーフカバーは、その上縁にて第2ハーフカバーと開閉自在に連結され、その下縁にて第2ハーフカバーと閉塞した状態にて固定され、第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、閉塞したときに、掴線器収容室内に収容された掴線器に掴持された線を挿入されて外部に伸ばすための線挿入開口部を、左右側縁に形成され、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーは、掴線器収容室内に収容された掴線器から線ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把持部を突設され、前記カバー把持部は、間接工具で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具を係合できる、係合部を有する、請求項2に記載の間接工法用カバーを提供できる。
請求項4の発明によれば、被掩物収容部内に収容される被掩物は間接工法を施工する配電線及び/又は装置であって、第1ハーフカバーと、該第1ハーフカバーに接し合わされる、第2ハーフカバーとを備え、前記第1ハーフカバーは、その上縁にて第2ハーフカバーと開閉自在に連結され、その下縁にて第2ハーフカバーと閉塞した状態にて固定され、第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、閉塞したときに、被掩物収容室内に収容された配電線及び/又は装置を挿入されて外部に伸ばすための挿入開口部を、左右側縁に形成され、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーは、被掩物収容室内に収容された配電線及び/又は装置ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把持部を突設され、前記カバー把持部は、間接工具で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具を係合できる、係合部を有する、請求項2に記載の間接工法用カバーを提供できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明に係る掴線器カバーを示す斜視図解図である。 本発明に係る掴線器カバーを示す正面図解図である。 掴線器カバーを構成する第2ハーフカバーを示す正面図解図である。 掴線器カバーを示す平面図解図である。 掴線器カバーの右側面図解図である。 掴線器カバーの左側面図解図である。 掴線器カバーの底面図解図である。 掴線器カバーに掴線器及び線を収容した状態を示す第1ハーフカバーの正面図解図である。 掴線器カバーの組立状態を示す側面図解図である。 掴線器カバーの固定部を示す斜視図解図である。 掴線器カバーの固定部を示す縦断面図である。 カバー把持部を示す図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は側面図解図であり、(C)は断面図解図である。 カバー把持部を示す図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は側面図解図であり、(C)は断面図解図である。 本発明に係る掴線器カバーを構成する第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとの固定構造を示す断面図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの支持に用いる間接工具を示す斜視図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉に用いる間接工具を示す斜視図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉方法を示す側面図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉方法を示す側面図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの間接工法における使用方法を示す正面図解図である。 本発明に係る間接工法用カバーの斜視図解図である。 間接工法用カバーを構成する第1ハーフカバーを示す正面図解図である。 間接工法用カバーを構成する第1ハーフカバーを示す背面図解図である。 間接工法用カバーを構成する第2ハーフカバーを示す正面図解図である。 間接工法用カバーを構成する第2ハーフカバーを示す背面図解図である。 間接工法用カバーの平面図解図である。 間接工法用カバーの右側面図解図である。 本発明にかかる間接工法用カバーの間接工法における使用方法を示す斜視図解図である。 本発明に係る間接工法用カバーの斜視図解図である。 本発明にかかる間接工法用カバーの間接工法における使用方法を示す斜視図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの支持に用いる間接工具を示す斜視図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉に用いる間接工具を示す斜視図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉方法を示す側面図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉方法を示す側面図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉方法を示すカバー把持部の断面図解図である。 本発明に係る掴線器カバーの開閉方法を示すカバー把持部の断面図解図である。
この発明にかかる間接工法において間接工具によって把持される把手構造は、
把持される領域が、ベースから突設され、
ベースの主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、
その平面部より上方及び/若しくは下方に向けてのびる縁部を形成され、並びに/又は、その平面部に間接工具を引っ掛ける及び/若しくは挿入するための、凹部又は孔部を形成され、
前記平面部及び/又は縁部が、間接工具で把持されたことを間接工具の操作者が視認することができるように形成され、
前記凹部又は孔部が、間接工具を引っ掛ける及び/又は挿入するときに間接工具の操作者が視認することができるように形成されている。
この間接活線工法において間接工具によって把持される把手構造は、電柱等の高い所に取り付けられた装置、部材及び部品等の一部(ベース)に適用される。
特に、この間接活線工法において間接工具によって把持される把手構造は、該装置、部材及び部品を、移動する、回転する、開閉する、振る、操る、押したり引いたりする等、動かすときに把持される部分に適用される。
間接活線工法は、活線等の架線の切り分け工法、分岐線工事、高圧末端延長工事、変圧器工事、高圧線移設工事、高圧アーム取替工事、避雷器工事、開閉器工事等において適用される。
間接工具は、高電圧が印加されている架線その他の部品を遠隔操作で安全に把持する活線工法等に用いられる工具である。
かかる、間接工法における間接工具によって把持される把手構造は、具体的には、例えば、間接工法用カバーに適用される。
この発明にかかる間接工法用カバーは、配電線及びその近傍に存する被掩物を収容する第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーの外表面に、カバー把持部を備える。
前記第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーは、それを構成する第1のカバー本体と第2のカバー本体とを上方において開閉自在に連設され、該連設された領域より下方の領域において、第1のカバー本体及び/又は第2のカバー本体にカバー把持部を突設されている。
前記カバー把持部は、間接工具によって把持するために、間接工具を進行させる方向とは反対側の方向に突設され、且つ、その外表面が該間接工具によって把持される形状を備えている。
この間接工法用カバー(掴線器カバー10)は、閉じられたカバー把持部(第1ハーフカバー12の第1カバー把持部22及び第2ハーフカバー14の第2カバー把持部24)のうち、少なくとも一方を、間接工具の一種であるヤットコ500等の把持具により、カバー把持部を突出方向に引っ張ることによって、一方のカバー(第1ハーフカバー12)と他方のカバー(第2ハーフカバー14)とを連結された領域より下方において離間させ、対向する一方のカバー(第1ハーフカバー12)と他方のカバー(第2ハーフカバー14)の内側の被掩物たる掴線器400を開口した領域から挿入させて被掩物収容部(掴線器収容室16)内に収容させることができるように構成されている。それとともに、間接工法用カバー(掴線器カバー10)は、開口した一方のカバー(第1ハーフカバー12)と他方のカバー(第2ハーフカバー14)とが離間した領域において連設されて閉塞され、被掩物たる掴線器収容室400を掩うように形成されている。
次に、本件発明にかかる間接工法用カバーの実施の形態である掴線器カバーについて説明する。
掴線器は、間接活線工法に用いられる間接工具の一つであり、掴線器は、活線等の掴持に用いられる。
掴線器カバー10は、第1ハーフカバー12と、該第1ハーフカバー12と接し合わされる、第2ハーフカバー14とを備える。
前記第1ハーフカバー12は、その上縁にて第2ハーフカバー14と開閉自在に連結され、その下縁にて第2ハーフカバー14と閉塞した状態にて固定される。
一対の第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とは、第1ハーフカバー12の接合縁48と第2ハーフカバー14の接合縁58とにおいて合掌して、掴線器カバー10によって掩われる被掩物である掴線器400を収容する、被掩物収容部を構成する掴線器収容室16を形成する。
第1ハーフカバー12及び第2ハーフカバー14は、閉塞したときに、掴線器収容室16内に収容された掴線器400に掴持された線404及び線406を挿入されて外部に伸ばすための線挿入開口部18を、左右側縁に形成されている。
第1ハーフカバー12及び/又は第2ハーフカバー14は、掴線器収容室16内に収容された掴線器400から線ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把持部20(第1カバー把持部22及び/又は第2カバー把持部24)を突設されている。
前記第1カバー把持部22及び第2カバー把持部24は、間接工具(ヤットコ500)で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具(遠隔操作用引っ掛け具600)を係合できる、係合部を有している。
第1ハーフカバー12は、カバー本体を構成する、前胴部40と、該前胴部40の上端より突設された上縁部42と、該前胴部40の下端より突設された下縁部46と、該前胴部40の左右の側縁より突設された側縁部(左側縁部44a及び右側縁部44b)とを備える。
第1ハーフカバー12の前胴部40は、掴線器収容室16に収容される掴線器400より大きい面積を有する。
第2ハーフカバー14は、カバー本体を構成する、後胴部50と、該後胴部50の上端より突設された上縁部52と、該後胴部50の下端より突設された下縁部56と、該後胴部50の左右の側縁より突設された側縁部(左側縁部54a及び右側縁部54b)とを備える。
第2ハーフカバー14の後胴部50は、掴線器収容室16に収容される掴線器400より大きい面積を有する。
第1ハーフカバー12の上縁部42及び側縁部(左側縁部44a及び右側縁部44b)は、掴線器収容室16に収容された掴線器400の厚さの半分より高い高さを備えるように前胴部40の周縁より突設されている。
第2ハーフカバー14の上縁部52及び側縁部(左側縁部54a及び右側縁部54b)は、掴線器収容室16に収容された掴線器400の厚さの半分より高い高さを備えるように後胴部50の周縁より突設されている。
第1ハーフカバー12の接合縁48及び第2ハーフカバー14の接合縁58は、掴線器400及び掴線器400に掴持された線404及び線406を通る左右方向垂直平面に沿うように、略々垂直な平面を備える。
第1ハーフカバー12の接合縁48及び第2ハーフカバー14の接合縁58は、閉鎖時に、略々垂直な平面上で接し合うように形成されている。
前記第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とは、対称形であって、第1ハーフカバー12の上縁部42及び下縁部46及び側縁部(左側縁部44a及び右側縁部44b)の接合縁48と、第2ハーフカバー14の上縁部52及び下縁部56及び側縁部(左側縁部54a及び右側縁部54b)の接合縁58とが合わさり、下縁に形成された固定部100により連結されている。
接合縁48及び接合縁58から前胴部40及び後胴部50側に向けて、線挿入開口部18は拡がる。
前記第1ハーフカバー12の第1カバー把持部22と第2ハーフカバー14の第2カバー把持部24とは、反対方向に向けて突設されている。
一対の第1ハーフカバー12と、第2ハーフカバー14とは、同一の形状に、比較的柔軟性を有する合成樹脂により一体成形されている。
第1ハーフカバー12の第1カバー把持部22と第2ハーフカバー14の第2カバー把持部24とは、反対側に向けて突出している。
第1カバー把持部22は、開口する方向で基準平面(掴線器400及び掴線器400に掴持された線404及び線406を通る左右方向垂直平面)に対して交差する方向に向けて突出されている。第1カバー把持部22は、前胴部40の主面から外方に向けて突設されている。
第2カバー把持部24は、開口する方向で基準平面(掴線器400及び掴線器400に掴持された線404及び線406を通る左右方向垂直平面)に対して交差する方向に向けて突出されている。第2カバー把持部24は、後胴部50の主面から外方に向けて突設されている。
前記カバー把持部20は、その平面部より上方及び/若しくは下方に向けてのびる縁部26を形成され、並びに/又は、その平面部に間接工具(遠隔操作用引っ掛け具600)を引っ掛ける及び/若しくは挿入するための、係合部28を構成する凹部又は孔部を形成されている。
第1カバー把持部22の上面及び下面に形成された平面部は、間接工具たるヤットコ500によって把持しやすい形状である。
第1カバー把持部22の上面及び下面に形成された平面部は、間接工具たるヤットコ500によって把持しやすい形状にするために、ヤットコ500の把持部分の角度に合わせてやや傾斜している。
そして、第1カバー把持部22の上面及び下面に形成された平面部は、第1カバー把持部22を開閉する方向に拡がる。
第2カバー把持部24の上面及び下面に形成された平面部は、間接工具たるヤットコ500によって把持しやすい形状である。
第2カバー把持部24の上面及び下面に形成された平面部は、間接工具たるヤットコ500によって把持しやすい形状にするために、ヤットコ500の把持部分(把持板504)の角度に合わせてやや傾斜している。
そして、第2カバー把持部24の上面及び下面に形成された平面部は、第2カバー把持部24を開閉する方向に拡がる。
第1カバー把持部22は、ヤットコ500によって把持される空間を備える把持孔30を穿設されている。
第2カバー把持部24は、ヤットコ500によって把持される空間を備える把持孔30を穿設されている。
第1カバー把持部22の把持孔30は、第1カバー把持部22の先端縁32との間に把持領域34を形成されるように、先端縁32と一定の距離をおいて、前胴部40側に形成されている。
第2カバー把持部24の把持孔30は、第2カバー把持部24の先端縁32との間に把持領域34を形成されるように、先端縁32と一定の距離をおいて、後胴部50側に形成されている。
把持孔30と先端縁32との間の把持領域34は、後述するヤットコ500の固定顎507と可動顎508とによって扶持される幅を有し、前胴部40及び後胴部50の表面に沿ってのびる帯状である。
第1カバー把持部22に形成された係合部28を構成する凹部又は孔部は、間接工具たる遠隔操作用引っ掛け具600によって引っ掛けて、第1ハーフカバー12を開く方向に引っ張り易いように形成されている。係合部28は、把持領域34の把持孔30側の端縁の中央に形成されている。
係合部28を構成する凹部又は孔部の前胴部40とは反対側、すなわち遠隔操作用引っ掛け具600で引っ張る側の端縁が、間接工具たる遠隔操作用引っ掛け具600によって引っ掛けられるように、第1ハーフカバー12の開く方向と直交又は交差する方向にのびる。
第1カバー把持部22の先端の近傍に形成された縁部26は、間接工具たるヤットコ500によって挟持しやすい形状である。
第1カバー把持部22の先端の近傍に形成された縁部26は、間接工具たるヤットコ500によって挟持しやすい形状にするために、ヤットコ500で挟持する方向であって、第1カバー把持部22を開閉する方向と交差ないしは直交する方向にのびる。
前記第1ハーフカバー12は、上縁部42に、掴線器400に掴持されて外部にのびる線404及び線406ののびる方向に沿って、ハーフカバー連結部を構成する第1連結突条60が突設されている。
前記第2ハーフカバー14は、上縁部52に、掴線器400に掴持されて外部にのびる線404及び線406ののびる方向に沿って、ハーフカバー連結部を構成する第2連結突条62が突設されている。
前記第1ハーフカバー12の第1連結突条60と、前記第2ハーフカバー14の第2連結突条62とは、上縁部42及び上縁部52において第1連結突条60及び第2連結突条62が接し合わされて、その外表面を嵌挿された弾性を有する連結線体70で連結されている。
連結線体70は、ハーフカバー連結部を構成する。
第1連結突条60及び第2連結突条62は、掴線器400及び掴線器400に掴持された線404及び線406を通る左右方向垂直平面に、平行にのびる。
又、第1連結突条60及び第2連結突条62は、接合縁48及び後胴部50と平行にのびる。
この発明の実施の形態においては、第1ハーフカバー12の第1連結突条60は、長手方向を有する断面逆L字状のレール体であって、長尺状に形成され、第2ハーフカバー14の第2連結突条62は、長手方向を有する断面逆L字状のレール体であって、長尺状に形成されている。第1ハーフカバー12の第1連結突条60と第2ハーフカバー14の第2連結突条62とが合わさって、外表面が略T字状に形成されている。
そして、第1ハーフカバー12の第1連結突条60と第2ハーフカバー14の第2連結突条62とが接し合わされ、一直線状に並列される。第1ハーフカバー12の第1連結突条60と第2ハーフカバー14の第2連結突条62とが合わさって、外表面が略T字状に形成されている。
連結線体70は、前記一直線状に並列された第1連結突条60と第2連結突条62との外周面に嵌合されるために、断面C字状のレール体に形成されている。連結線体70は、第1連結突条60と第2連結突条62に跨って嵌挿されて、第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とを開閉できるように連結している。
第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とを連結する固定部100は、一方の接合縁48に形成された固定突起102と、他方の接合縁58に形成された該固定突起102を係合する固定凹部104とによって形成されている。
この発明の実施の形態においては、固定突起102は、接合縁48及び接合縁58から突設された首部106bと、該首部106bの先端に形成された球状頭部106aとを有している。
固定凹部104は、前記球状頭部106aを嵌合するように穿設された環状凹部108を有している。
而して、第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とを閉じたときは、第1ハーフカバー12の固定突起102の球状頭部106aは、第2ハーフカバー14の環状凹部108に嵌合され、且つ、第2ハーフカバー14の固定突起102の球状頭部106aは、第1ハーフカバー12の環状凹部108に嵌合される。定突起102が固定凹部104に嵌合されて、堅固に、第1ハーフカバー12の下縁部46と第2ハーフカバー14とは、その下縁部46と下縁部56とを接し合わせて固定される。
第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とを連結する固定部100は、前記固定突起102と固定凹部104とからなる固定部100による連結状態を保全するために、予防的に固定部100として形成された固定連結帯130を備える。
固定連結帯130は、第1ハーフカバー12の下縁部46の近傍に固着された、第1固定連結帯132と、該第1固定連結帯132を係合する固定連結帯係合部134とを備える。
第1固定連結帯132は、第2ハーフカバー14の下縁部56の近傍に付設されている。
この実施の形態においては、第1固定連結帯132は、固定連結帯係合部134と接し合わされる領域に、面ファスナーが配設され、固定連結帯係合部134は、固定連結帯130と接し合わされる領域に面ファスナーが配設されている。
線挿入開口部18は、第1ハーフカバー12の左右側縁(左側縁部44a及び右側縁部44b)の上縁部42の近傍から下縁部46の近傍に亘って長く形成され、且つ、接合縁48の近傍から前胴部40の近くまで、幅広く形成されるとともに、第2ハーフカバー14の左右側縁(左側縁部54a及び右側縁部54b)の上縁部52の近傍から下縁部56の近傍に亘って長く形成され、且つ、接合縁58の近傍から後胴部50の近くまで、幅広く形成されている。
大きく開口された線挿入開口部18は、図8において示すように、開口口縁部から遮蔽シート150及び遮蔽シート152を多数突出されている。
遮蔽シート150及び遮蔽シート152は、適宜な間隔をあけて並列されており、各遮蔽シート150及び遮蔽シート152は、弾力性を有している。
第1ハーフカバー12の遮蔽シート150と第2ハーフカバー14の遮蔽シート152とは、それらの接合縁48及び接合縁58の延長線上において、突き合わされる長さを備えている。
前記固定部100は、固定突起102及び固定凹部104を形成された領域に、固定突起102と固定凹部104とを嵌合させるための押圧挟持部を備えている。
押圧挟持部は、第1ハーフカバー12の下縁で、固定突起102及び固定凹部104を形成された領域の表側(手前側)に設けられた、第1押圧挟持部120と、第2ハーフカバー14の下縁で、固定突起102及び固定凹部104を形成された領域の表側(向こう側)に設けられた、第2押圧挟持部122とを有している。
第1押圧挟持部120は、第1ハーフカバー12の前胴部40の下方で左側縁部44aの近傍と右側縁部44bの近傍とに、間隔をあけて形成されている。
第2押圧挟持部122は、第2ハーフカバー14の後胴部50の下方で左側縁部54aの近傍と右側縁部54bの近傍とに、間隔をあけて形成されている。
第1押圧挟持部120は、接合縁48と平行であって、固定突起102と直交する平面を備える。
第2押圧挟持部122は、接合縁58と平行であって、固定突起102と直交する平面を備える。
而して、第1押圧挟持部120と第2押圧挟持部122とは、固定突起102が固定凹部104の入口に差し掛かった状態において、間接工具で第1押圧挟持部120の外側面と第2押圧挟持部122の外側面とを挟み、固定突起102を固定凹部104に嵌合させる。
第1ハーフカバー12の下縁部46は、接合縁48より外側に拡がる第1案内滑部80を形成されている。
第2ハーフカバー14の下縁部56は、接合縁58より外側に拡がる第2案内滑部82を形成されている。
第1案内滑部80は、アーチ状ないし断面半円弧状にわん曲した板状体であり、その一方の脚部が前胴部40の下縁部46に連設され、その他方の脚部が自由端となっている。
第2案内滑部82は、アーチ状ないし断面半円弧状にわん曲した板状体であり、その一方の脚部が後胴部50の下縁部56に連設され、その他方の脚部が自由端となっている。
第1案内滑部80と第2案内滑部82とは、左右対称で、その間に掴線器400を挟んで掴線器400の表面を滑らせながら掴線器400の下方に移動させるように形成されている。
固定部100の固定連結帯130の第1固定連結帯132は、第1案内滑部80及び第2案内滑部82を跨いで固定連結帯係合部134に係合され、第1案内滑部80及び第2案内滑部82を軽い力で締め付けるように固定される。
第1ハーフカバー12の内面、すなわち国線器収容室16側の面に、国線器400を軽く押さえて所定の位置で保持されるように、弾力性を有するスポンジ等からなる緩衝材190を付着されている。
次に、この発明にかかる掴線器カバー10の使用方法について、主として図1及び図18に基づいて、説明する。
まず、掴線器400の使用状態を説明する。
配線作業に用いる活線切り分け工具は、架線(線404及び線406)の2点を掴持する2つの掴線器400と、これらの掴線器400間に接続されて遠隔に収縮操作されることにより、各掴線器400が掴持している掴持点を互いに引き付けて架線(線404及び線406)を弛ませるホットスティックと言われる棒状張線器402とを備え、緩んだ掴持点間で架線(線404及び線406)を切り分けても、架線(線404及び線406)の緊張状態を保つことができる。そこで、一方の切り離し端側を停電させた工事区間とし、他方の切り離し端側を活線状態に復帰させて非工事区間とする配線作業を行うことになる。
本発明にかかる掴線器カバー10は、掴線器400並びに線404及び線406の上方に、間接工具(ヤットコ500)において、第1ハーフカバー12のカバー把持部20を挟持して、そこで、第2ハーフカバー14のカバー把持部20の係合部28たる凹部又は孔部が形成された、カバー把持部20の上方に持ち上げた間接工具(遠隔操作用引っ掛け具600)の引っ掛けるための先鋭部(引っ掛け突起604)を引っ掛けて、第2ハーフカバー14の下縁部56を、第1ハーフカバー12の下縁部46から引き離す。
第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とが上縁(上縁部42及び上縁部52)の連結部(第1連結突条60,第2連結突条62及び連結線体70)を中心にして引き離された状態にして、掴線器400並びに線404及び線406の上方から下方に向けておろし、掴線器400の全体を掴線器収容室16に収容する。
線404及び線406は、線挿入開口部18より外側に出ているようにする。
間接工具は、次のようなものを用いられる。
本発明にかかる掴線器カバー10の支持等に用いる間接工具たる遠隔操作用ヤットコ500は、図13に示すように、絶縁性の主軸501と、この主軸501の先端部に取り付けた把持具502と、この主軸501の基部に取り付けた操作具503と、前記把持具502の可動顎508と前記操作具503の操作レバー505とを連結し、この操作レバー505の手動操作を把持具502の把持操作に伝達する絶縁性の連結軸506とを備えている。
主軸501は、絶縁性のパイプで、中間部に樹脂製の絶縁傘510を嵌合固定し、基端部にゴムキャップ527と、その近傍にストラップ528とを取り付けている。
把持具502は、基部を主軸501の先端部に嵌合しボルト519とナット520で固定された絶縁性を有する固定顎(把持具502の本体部)507と、中間部を固定顎507の中間部に枢軸521と枢軸固定ナット522で方向aに回動可能に枢支された絶縁性を有する可動顎(把持具502の本体部)508とからなる。固定顎507には、その把持面に一方のアルミ合金製の把持板504がビス526で着脱可能に取り付けられ、中間部に固定顎507と連結軸506の先端ジョイント513とを部分的に収納する空間部が設けられている。可動顎508には、その把持面に他方のアルミ合金製の把持板504がビス526で着脱可能に取り付けられ、連結部511に前記先端ジョイント513がピン517で回動可能に連結されている。把持板504には、把持側の面に多数の摩擦凹凸パターンと、2個の取り付け用ネジ孔とが設けられている。
操作具503は、主軸501の基部にリベット523で固定された固定具509と、この固定具509にピン524で枢支された操作レバー505と、この操作レバー505を固定具509に対し常に回動方向bへ押し付ける巻きバネ525とからなる。操作レバー505には、連結部512に連結軸506の基端ジョイント514がピン518で回動可能に連結されている。
連結軸506は、絶縁性のFRP製のパイプ529と、このパイプ529の先端にリベット515で固定された先端ジョイント513と、このパイプ529の基端にリベット516で固定された基端ジョイント514とからなる。先端ジョイント513には、先端側に把持具502の可動顎508の連結部511がピン517で回動可能に連結されており、基端側に肩面部が設けられ、操作具503の操作レバー505を開放しているときに巻きバネ525の復元力によって把持具502の固定顎507の中間部にこの肩面部530が押し付けられることによって、操作レバー505開放時の把持板504、4間の開口量が設定されている。基端ジョイント514には、操作具503の操作レバー505の連結部512がピン518で回動可能に連結されている。
上記構成において、把持具502の一対の把持板504、504間にカバー把持部20を導入し、操作具503の操作レバー505を作業者が把握すると、連結部512に連結された連結軸506がc方向へ移動し、この連結軸506の先端の先端ジョイント513に連結された可動顎508の連結部511がc方向へ移動し、可動顎508の把持板504が固定顎507の把持板504に近づくように枢軸521回りに回動し、この一対の把持板504、504間に第1カバー把持部22又は第2カバー把持部24が把持される。作業者が操作レバー505の把握を開放すると、巻きバネ525の復元力によって一対の把持板504、504間は元の状態まで開き、カバー把持部20を開放する。
本発明にかかる掴線器カバー10の開閉等のために用いる間接工具たる遠隔操作用引っ掛け具600は、図14に示すように、絶縁性の主軸602と、この主軸602の先端部に取り付けた先端がわん曲した引っ掛け突起604とを備えている。
主軸602は、絶縁性のパイプで、中間部に樹脂製の絶縁傘606を嵌合固定している。
間接工法により高所に取り付けられた掴線器400を国線器カバー10により掩うときには、ヤットコ500の一方の固定顎507の把持板504と他方の可動顎508の把持板504との間において掴線器カバー10の一方の第1ハーフカバー12の第1カバー把持部22を把持し、主軸501の元部分を握って、把持具502を掴線器カバー10を把持した状態で被掩物たる掴線器400の上方に持ち上げる。
ヤットコ500の固定顎507は、図14において示すように、下方より第1カバー把持部22の把持孔30に挿入し、ヤットコ500の可動顎508は、下方より第1カバー把持部22の先端縁32側に位置させて、固定顎507と可動顎508とにより把持領域34を扶持することによって、第1カバー把持部22を把持する。
国線器400の上方に位置した掴線器カバー10を開口するために、別途準備した遠隔操作用引っ掛け具600の引っ掛け突起604を、掴線器カバー10の他方の第2ハーフカバー14の第2カバー把持部24の側面に持ち上げる。
そして、ヤットコ500を動かさないで、遠隔操作用引っ掛け具600の引っ掛け突起604を掴線器カバー10の第2カバー把持部24に形成された係合部28に引っ掛ける。
遠隔操作用引っ掛け具600の引っ掛け突起604は、図15において示すように、下方より第2カバー把持部24の把持孔30に挿入し、先端を上方に突き出させて、一部を係合部28に引っ掛ける。
前記遠隔操作用引っ掛け具600によって、第2カバー把持部24の第2ハーフカバー14より突出する方向に第2カバー把持部24を引っ張る。
さすれば、掴線器カバー10のカバー把持部20の領域より下方の領域において、第1ハーフカバー12から第2ハーフカバー14が離間して開口する。
開口した掴線器カバー10を掴線器400の上方から、掴線器400の手前側を第1ハーフカバー12により且つ掴線器400の向こう側を第2ハーフカバー14により掩うように下降させる。
そして、線404及び線406を線挿入開口部18より外部に出した状態にて、第1ハーフカバー12の接合縁48と第2ハーフカバー14の接合縁58とを接し合わせる。
次に、別途準備したヤットコ500の把持具502で、第1ハーフカバー12の第1押圧挟持部120と第2ハーフカバー14の第2押圧挟持部122とを両側から把持して、固定突起102と固定凹部104とを嵌合させる。
而して、掴線器カバー10は、線404及び線406と張線器402とを線挿入開口部18から外部に出た状態にて、掴線器400を掩う。
次に、本件発明にかかる間接工法用カバーの別の実施の形態である間接工法用装置カバー1010について主として、図9ないし26に基づいて、説明する。
間接工法用装置カバー1010は、第1ハーフカバー12と、該第1ハーフカバー12と接し合わされる、第2ハーフカバー14とを備える。
前記第1ハーフカバー12は、その上縁にて第2ハーフカバー14と開閉自在に連結され、その下縁にて第2ハーフカバー14と閉塞した状態にて固定される。
一対の第1ハーフカバー12と第2ハーフカバー14とは、第1ハーフカバー12の接合縁48と第2ハーフカバー14の接合縁58とにおいて合掌して、間接工法用装置カバー1010によって掩われる被掩物である間接工法用装置1400を収容するための、被掩物収容部を構成する間接工法用装置収容室1016を形成する。
間接工法用装置1400とは、間接活線工法により工事をされる配電線及びその配電線を支持する碍子や腕木、並びに配電線を把持するクランプ等の物体や機械等をいう。
被掩物は、配電線、腕金等のように水平方向ないしは横方向にのびる物体以外、前記水平方向又は横方向にのびるものから垂直方向にのびるものを含む物体もある。
被掩物が水平方向ないしは横方向にのびる物体の場合、被掩物挿入開口部1018aは、左側縁部44a及び右側縁部44bに形成されているものが適する。
被掩物が垂直方向にのびる物体を含む場合、被掩物線挿入開口部1018bは、下縁部46に形成されているものが適する。
図19ないし図25に示す間接工法用装置カバー1010は、下縁部46の中央に被掩物線挿入開口部1018bを開設されている。
第1ハーフカバー12及び第2ハーフカバー14は、閉塞したときに、間接工法用装置収容室1016内に収容されたクランプ1402を取り付けられた配電線1404を外部にのばすための被掩物挿入開口部1018aを左右側縁に形成され且つ垂直方向にのびる配電線1406を挿入されて外部に伸ばすための被掩物線挿入開口部1018bを、下縁部46に形成されている。
第1ハーフカバー12及び/又は第2ハーフカバー14は、間接工法用装置収容室1016内に収容されたクランプ1402を取り付けられた配電線1404及び配電線1406ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把持部20(第1カバー把持部22及び/又は第2カバー把持部24)を、第1ハーフカバー12のカバー本体及び第2ハーフカバー14のカバー本体の表面より突設されている。
もしくは、カバー把持部20は、碍子を付設された腕金ののびる方向と交差又は直交する方向にのびる。
前記第1カバー把持部22及び第2カバー把持部24は、間接工具(ヤットコ500)で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具(遠隔操作用引っ掛け具600)を係合できる、係合部を有している。
次に、本件発明にかかる間接工法用カバーの別の実施の形態である間接工法用カバー2010について説明する。
この間接工法用カバー2010は、間接工法用装置1400を構成する、碍子1410及び配電線1404及び配電線1406を掩う面積を有するシート状の第1ハーフカバー2012と、シート状の第2ハーフカバー2014とを備える。
第1ハーフカバー2012は、その外表面に第1カバー把持部22を形成されており、第2ハーフカバー2014は、その外表面に第2カバー把持部24を形成されている。
更に、第1ハーフカバー2012及び第2ハーフカバー2014は、その下縁の近傍に固定連結帯130を付設されている。
固定連結帯130を構成する第1固定連結帯132は、第1ハーフカバー2012に付設され、固定連結帯130を構成する固定連結帯係合部134は、第2ハーフカバー2014に付設されている。
而して、間接工法用カバー2010は、間接工法用装置1400を構成する、碍子1410,配電線1404及び配電線1406の上から、第1ハーフカバー2012と第2ハーフカバー2014とをかぶせて、固定連結帯130で固定できる。
間接工具たるヤットコ500及び遠隔操作用引っ掛け具600によって、第1カバー把持部22及び第2カバー把持部24を把持し又は係合する方法は、前記した方法に限定されない。
例えば、図29において示すように、ヤットコ500の固定顎507と可動顎508とにより、第1カバー把持部22の把持領域34を上下から扶持して、ヤットコ500によって、第1カバー把持部22を把持してもよい。
又、例えば、図30において示すように、遠隔操作用引っ掛け具600の引っ掛け突起604を、第2カバー把持部24の係合部28に係合させるときに、上方より引っ掛け突起604を把持孔30に挿入して、引っ掛け突起604を第2カバー把持部24の係合部28に係合させてもよい。
10 掴線器カバー
12,2012 第1ハーフカバー
14,2014 第2ハーフカバー
16 掴線器収容室
18 線挿入開口部
20 カバー把持部
22 第1カバー把持部
24 第2カバー把持部
26 縁部
28 係合部
30 把持孔
32 先端縁
34 把持領域
40 前胴部
42 上縁部
44a 左側縁部
44b 右側縁部
46 下縁部
48 接合縁
50 後胴部
52 上縁部
54a 左側縁部
54b 右側縁部
56 下縁部
58 接合縁
60 第1連結突条
62 第2連結突条
70 連結線体
80 第1案内滑部
82 第2案内滑部
100 固定部
102 固定突起
104 固定凹部
106a 球状頭部
106b 首部
108 環状凹部
120 第1押圧挟持部
122 第2押圧挟持部
130 固定連結帯
132 第1固定連結帯
134 固定連結帯係合部
150,152 遮蔽シート
190 緩衝材
400 掴線器
402 張線器
404,406 線
500 ヤットコ
501,602 主軸
502 把持具
503 操作具
504 把持板
505 操作レバー
506 連結軸
507 固定顎
508 可動顎
509 固定具
510,606 絶縁傘
511,512 連結部
513 先端ジョイント
514 基端ジョイント
515,516,523 リベット
517,518,524 ピン
518 ピン
519 ボルト
520 ナット
521 枢軸
522 枢軸固定ナット
525 巻きバネ
526 ビス
527 ゴムキャップ
528 ストラップ
529 パイプ
600 遠隔操作用引っ掛け具
604 引っ掛け突起
1010 間接工法用装置カバー
1016 間接工法用装置収容室
1018a,1018b 被掩物挿入開口部
1400 間接工法用装置
1402 クランプ
1404,1406 配電線
1410 碍子
2010 間接工法用カバー

Claims (4)

  1. 間接工法において間接工具によって把持される把手構造であって、
    持領を有する把持部は、ベースから突設され、間接工具によって把持される把持孔が形成され、
    前記把持孔は、把持部の先端縁との間に把持領域を形成されるように把持部の先端縁と一定の距離をおいて、把持部のベース側に形成され、
    把持部は、ベースの主面と交差及び/又は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、
    その平面部より上方及び/若しくは下方に向けてのびる縁部を形成され、並びに/又は
    、その平面部に間接工具を引っ掛ける及び/若しくは挿入するための、係合部を構成する
    凹部又は孔部を形成され、
    前記係合部は、把持部の把持孔側の端縁に形成され、
    前記平面部は、把持部を開閉する方向に拡がり、
    前記縁部は、把持部を開閉する方向と交差ないしは直交する方向にのび、
    前記平面部及び/又は縁部は、間接工具で把持されたことを間接工具の操作者が視認す
    ることができるように形成され、
    前記凹部又は孔部は、間接工具を引っ掛ける及び/又は挿入するときに間接工具の操作
    者が視認することができるように形成された、間接工法における間接工具によって把持さ
    れる把手構造。
  2. 配電線及びその近傍に存する被掩物を収容するカバーの第1ハーフカバー及び/又は第
    2ハーフカバーの外表面に、カバー把持部を備え、
    前記第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、第1ハーフカバーと第2ハーフカバー
    とを上方において開閉自在に連設され、該連設された領域より下方の領域において、第1
    ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーにカバー把持部を突設され、
    前記カバー把持部は、間接工具によって把持するために間接工具を進行させる方向とは
    反対の方向に突設され、且つ、間接工具によって把持される把持孔が形成され、
    前記把持孔は、カバー把持部の先端縁との間に把持領域を形成されるようにカバー把持部の先端縁と一定の距離をおいて、第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバー側に形成され、
    前記カバー把持部の外表面が該間接工具によって把持される形状を備え、
    前記第1ハーフカバーと前記第2ハーフカバーが閉じられた状態の時に、前記第1ハー
    フカバーに突設されたカバー把持部である第1カバー把持部と前記第2ハーフカバーに突
    設されたカバー把持部である第2カバー把持部のうち、少なくとも一方を、間接工具によ
    りカバー把持部の突出方向に引っ張ることによって、第1ハーフカバーと第2ハーフカバ
    ーとを連設された領域より下方において離間させ、被掩物を開口した領域から挿入させる
    ことにより、対向する第1ハーフカバーと第2ハーフカバーの内側の被掩物収容部内に収
    容させ、且つ、開口した第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとが離間した領域において
    連設されて閉塞され、被掩物を掩うように形成された、間接工法用カバー。
  3. 被掩物収容部内に収容される被掩物は掴線器であって、
    第1ハーフカバーと、該第1ハーフカバーに接し合わされる、第2ハーフカバーとを備
    え、
    前記第1ハーフカバーは、その上縁にて第2ハーフカバーと開閉自在に連結され、その
    下縁にて第2ハーフカバーと閉塞した状態にて固定され、
    第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、閉塞したときに、掴線器収容室内に収容さ
    れた掴線器に掴持された線を挿入されて外部に伸ばすための線挿入開口部を、左右側縁に
    形成され、
    第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーは、掴線器収容室内に収容された掴線器
    から線ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把持部を突設され、
    前記カバー把持部は、間接工具で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又
    は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具を係合できる、
    係合部を有する、請求項2に記載の間接工法用カバー。
  4. 被掩物収容部内に収容される被掩物は間接工法を施工する配電線及び/又は装置であっ
    て、第1ハーフカバーと、該第1ハーフカバーに接し合わされる、第2ハーフカバーとを
    備え、
    前記第1ハーフカバーは、その上縁にて第2ハーフカバーと開閉自在に連結され、その
    下縁にて第2ハーフカバーと閉塞した状態にて固定され、
    第1ハーフカバー及び第2ハーフカバーは、閉塞したときに、被掩物収容室内に収容さ
    れた配電線及び/又は装置を挿入されて外部に伸ばすための挿入開口部を、左右側縁に形
    成され、 第1ハーフカバー及び/又は第2ハーフカバーは、被掩物収容室内に収容され
    た配電線及び/又は装置ののびる方向と交差又は直交する方向に向けてのびる、カバー把
    持部を突設され、
    前記カバー把持部は、間接工具で把持できるように、カバー胴部の主面と交差及び/又
    は直交する上面及び/若しくは下面に平面部を有し、及び/又は間接工具を係合できる、
    係合部を有する、請求項2に記載の間接工法用カバー。
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