JP3241493B2 - 電線引留クランプカバー - Google Patents

電線引留クランプカバー

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JP3241493B2
JP3241493B2 JP16642693A JP16642693A JP3241493B2 JP 3241493 B2 JP3241493 B2 JP 3241493B2 JP 16642693 A JP16642693 A JP 16642693A JP 16642693 A JP16642693 A JP 16642693A JP 3241493 B2 JP3241493 B2 JP 3241493B2
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clamp
cover
clamp cover
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opening
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JP16642693A
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Inventor
幹雄 浦野
光二 梶本
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名伸電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線引留クランプカバ
ーを操作性よくクランプに被覆するための改良構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電線引留クランプカバーで、左右
体を夫々個別的に形成して対向させると共に、その上辺
部を蝶着し下辺部で開閉できるように合体させる構造の
ものが知られている。そして、このような構造のクラン
プカバーを使用するに際しては、手作業によりその下辺
部を開かせてクランプに被せていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクランプカバーが使用される場所は電柱上の高所で
あり、その取付作業が極めて危険を伴なうものであるた
めに近時は、作業車上でホットスティック等の作業工具
を使って取付けるようにしており、この場合にクランプ
カバーは下辺部を開かせても閉じてしまい易く、取付作
業を困難にしている。それ故に本発明の目的は、このよ
うな課題を解決したクランプカバーを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のクランプカバー
は、左右体の長手方向略中央で下辺部寄りの内側位置に
該左右体を一時的に開口保持させるステーを設けたこと
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明のクランプカバーは、ステーによつて左
右体の下辺部を開口保持させた状態で、ホットスティッ
ク等の作業工具を使ってクランプにクランプカバーを被
せる場合に、開口が閉じることがなくて容易に取付ける
ことができる。そして、クランプカバーをクランプに被
せるとステーがクランプに接触して押し上げられ、その
先端の係止が外れて支えを失いクランプカバーの開口を
閉止させることができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図1において1は左右体を個別的に形成してこれを
対向させることで内部に空洞を保有させるクランプカバ
ーKの本体をなす左右体の一方を示すものであり、その
上辺部は図6に断面で示す形状の結合片2,2を左右体
1,1の上端沿いに所要の長さにわたり対向突設して、
これらの結合片2,2に連結片3を冠着し蝶着した形に
一体に連結し、下辺部にフランジ4,4を対設して一方
のフランジ4には適宜個所にボタン5,5を二個ずつ突
設すると共に、他方のフランジ4にはこれらのボタン
5,5の係合孔6,6を対設して互いに密接重合させる
ようにしている。さらに、これらのフランジ4,4の長
手方向略中央に互いに位置をずらして間接活線工具(P
C操作棒)の挿着部7,7を形成している。
【0007】そして、左右体1,1の一端(図1で左
端)にアースフックを引っかけてアースの接地作業をす
る部分を被覆するアースポイントカバー8を設け、また
左右体1,1の他端(図1で右端)に耐張碍子用開口9
とその上方位置に縁回し線開口10を夫々設ける。アー
スポイントカバー8は下辺で開口した半割り円錐形状に
形成して、その基端上辺に設けた支軸11を左右体1,
1に設けた軸受12,12に枢軸させ、左右体1,1に
対して開角自在に取付けて、その基端寄りで左右両内側
面に対設した係合凹部13,13に左右体1,1に突設
した係止爪14,14を係止させ、左右体1,1に直線
状に固定して先端に設けた開口15から本線Aを引出す
ようにしている。また、このアースポイントカバー8の
上辺部先端にも前記挿着部7,7と同様の挿着部7aを
設けている。
【0008】縁回し線開口10は図2乃至図4に示すよ
うに、左右体1,1の対向端縁に切込み16を対向状に
多数設けて多数のひれ状片17を形成し、さらにこれら
のひれ状片17の内奥位置で左右体1,1に夫々ひれ状
片18を垂直に多数対向突設し、二層のひれ状片を形成
している。なお、左右体1,1の端縁を耐張碍子用開口
9と縁回し線開口10の中間で偏平状に対向させると共
に、この偏平状の対向部にフランジ4,4に設けたもの
と同様のボタンと係合孔を対設し、密閉重合させるよう
にする。
【0009】さらに、左右体1,1には夫々三個所に水
抜き孔19を開設して、内部に雨水が溜まらないように
している。
【0010】20は左右体1,1の長手方向略中央で下
辺部寄りの内側位置に横断状に取付けて、左右体1,1
の下辺部の開口状態を保持させるためのステーである。
このステー20は図5に示すように一端の側面に支軸2
1を突設すると共に、他端に係止爪22を形成して全体
を弓状に湾曲形成している。そして、支軸21を図6に
示すように一方の左右体1に設けた軸孔23に枢軸させ
ると共に、係止爪22を他方の左右体1に設けた係合凹
部24に係脱自在に係合させることで図6のように左右
体1,1の下辺部を開口した状態に保持させる。
【0011】次に、このように構成した本発明のクラン
プカバーの使用について説明する。図7に示すように先
ずアースポイントカバー8を左右体1,1に対して開角
させて、フランジ4,4は各ボタン5,5と各係合孔
6,6の係合を外しクランプカバーの左右体1,1を互
いに外方に開かせた状態で、ステー20の先端の係止爪
22を係合凹部24に嵌合させる。そして、一方のフラ
ンジ4をホットスティック等の作業工具Tで挟持して、
縁回し線Bを縁回し線開口10に挿通させ、ついで作業
工具Tをそのまま図7に示すように上方へ持ち上げ、そ
の後、クランプカバーKの左右体1,1の開口した部分
をクランプCの上方へ位置するように横方向へ移動し
て、そのままの状態で下方へ引き下げるとクランプカバ
ーKの左右体1,1を開口しているステー20がクラン
プCに接触して押上げられるため、ステー20先端の係
止爪22が係合凹部24から外れ、ステー20は支軸2
1を支点に回動して図6の鎖線に示すように一方の左右
体1の内壁沿いに起立する。
【0012】そして、ステー20の支持を失った左右体
1,1の下辺部は自然に開口が閉じるから、対向するフ
ランジ4,4をホットスティック等の作業工具Tでつか
んでクランプカバーKの耐張碍子用開口9を耐張碍子a
の支持金具bの位置迄移動させて、左右体1,1のフラ
ンジ4に設けたボタン5,5を係合孔6,6に係合して
クランプカバーKによりクランプCを被覆する。
【0013】クランプカバーKによりクランプCを被覆
した後アースポイントカバー8を支軸11を起点として
下方へ回転させて、本線Aの一部を被覆すると共にアー
スポイントカバー8の先端に設けた開口15により本線
Aを挟持させる。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の電線引留ク
ランプカバーは、ステーによって左右体の下辺部の開口
状態が確実に保持され、しかも、このステーはクランプ
を左右体内に収納させる動作で該クランプに接触して押
し上げられて回動し、左右体の開口は支えを失ってクラ
ンプカバーの下辺部の開口を自然に閉止させることがで
きるから、クランプカバーの使用に伴なう動作を妨げる
ことなくクランプの被覆作業を容易に行うことができ
る。また、縁回し線用開口はひれ状片を二層に設けてい
ることにより、この開口から鳥獣や蛇がクランプカバー
内に侵入するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプカバーの側面図。
【図2】縁回し線用開口の側面図。
【図3】同上断面図。
【図4】同上中央半横断面図。
【図5】ステーの斜視図。
【図6】ステーの使用状態を示すクランプカバーの要部
断面図。
【図7】クランプカバーの使用状態の説明斜視図。
【図8】クランプカバーの装着を完了した状態の側面
図。
【符号の説明】
1,1 左右体 3 連結片 8 アースポイントカバー 9 耐張碍子用開口 10 縁回し線開口 16 切欠み 17,18 ひれ状片 20 ステー21 支軸 22 係止爪 23 軸孔 24 係合凹部 K クランプカバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右体を夫々個別的に形成して対向させ
    ると共に、その上辺部を蝶着し下辺部で開閉できるよう
    に合体させ内部に空洞を保有する本体を形成して、該本
    体の一方端側にアースポイントカバーを、また他方端側
    に耐張碍子用開口及び縁回し線開口を夫々開設したクラ
    ンプカバーにおいて、前記左右体の長手方向略中央で下
    辺部寄りの内側位置に該左右体を一時的に開口保持させ
    るステーを設け、該ステーは一端の側面に支軸を突設す
    ると共に他端に係止爪を形成して全体を弓状に湾曲形成
    し、前記支軸を一方の左右体に設けた軸孔に枢軸させる
    と共に前記係止爪を他方の左右体に設けた係合凹部に係
    脱自在に係合できるようにし、また、縁回し線開口には
    左右体に多数の切込みを設けてひれ状片を形成し、更
    に、該ひれ状片の内奥位置で前記左右体に夫々ひれ状片
    を対設して二層構造に形成した電線引留クランプカバ
    ー。
JP16642693A 1993-06-11 1993-06-11 電線引留クランプカバー Expired - Lifetime JP3241493B2 (ja)

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JP4966684B2 (ja) * 2007-02-09 2012-07-04 名伸電機株式会社 耐張碍子用の鳥害防止カバー
JP6801273B2 (ja) * 2016-07-08 2020-12-16 中国電力株式会社 電線用クランプカバー
JP6882767B2 (ja) * 2017-04-03 2021-06-02 ヨツギ株式会社 クランプカバー装置

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