JPH07164929A - 電車線ハンガイヤ用保護カバー - Google Patents

電車線ハンガイヤ用保護カバー

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Publication number
JPH07164929A
JPH07164929A JP34276393A JP34276393A JPH07164929A JP H07164929 A JPH07164929 A JP H07164929A JP 34276393 A JP34276393 A JP 34276393A JP 34276393 A JP34276393 A JP 34276393A JP H07164929 A JPH07164929 A JP H07164929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective cover
hanger
holding groove
hook part
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34276393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Egawa
健太郎 江川
Sadashige Nezu
定重 祢津
Nobutaka Yukita
信隆 雪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Tekki Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Tekki Corp, East Japan Railway Co filed Critical Sanwa Tekki Corp
Priority to JP34276393A priority Critical patent/JPH07164929A/ja
Publication of JPH07164929A publication Critical patent/JPH07164929A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り扱い易く、取付作業が簡単な、ハンガイ
ヤー一体型の保護カバーを提供する。 【構成】 保護カバー15を弾性合成樹脂で一体成形
し、フック部14に沿う湾曲した全体形状に構成する。
保護カバー15に、フック部14を側方から押し込んで
弾性的に保持できるように側方に開放した保持溝16を
設ける。フック部14を保持溝16内に確実に保持する
ため、開放部を狭める弾性挟持片17を設ける。保護カ
バー15は、予めハンガイヤ11に装着し、一体化して
保管し、またこれを施工現場へ運搬する。ハンガイヤ1
1への装着は、フック部14を、側方から保持溝16へ
押し込むだけで簡単に行える。保護カバー15は、一体
成形で、安価に得られる。ハンガイヤ11は、保護カバ
ー15の介在で、吊架線Mに直接接触せず、吊架線Mが
電気的、機械的に保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊架線から電車線を吊
り下げるための電車線ハンガイヤから吊架線を保護する
ために、ハンガイヤのフック部に取付けて使用する保護
カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電車線ハンガイヤ1は、図6及び
図7に示すように、ハンガバー2とイヤ片3とを備えて
いる。ハンガバー2は、上部に吊架線Mに掛け止めるた
めのループ状に曲がったフック部4を有する。対向一対
のイヤ片3は、ハンガバー2の下端に固着されており、
これらを貫通するボルト6によって両者間に電車線Tを
把持することができる。保護カバー5は、糸巻き状を成
し、吊架線Mの外周に装着されている。保護カバー5
は、吊架線Mをハンガイヤ1から電気的に絶縁すると共
に、ハンガイヤ1との接触による機械的損傷から吊架線
Mを保護するためのものであり、両端の鍔はハンガイヤ
1の脱落を阻止するようになっている。この保護カバー
5は、吊架線Mを挟んで互いに係脱自在の半部5a,5
bから成り、両端部の舌片に割ピン7を貫通させて固定
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電車線ハンガイ
ヤ1においては、保護カバー5と常に一対で使用される
にもかかわらず別体を成すので、保管等の取扱いが煩わ
しい。取付作業も保護カバー5と別々に行わねばなら
ず、煩雑で手間がかかり、このため工事費も高くなって
いる。特に、この種の作業は夜間に時間を限って行わ
れ、取付数も多いので、単純化が要請されている。そこ
で、本発明は、取付け作業が簡単な、電車線ハンガイヤ
一体型の保護カバーを提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、電車線ハンガイヤ用の保護カバ
ー15,25を弾性合成樹脂で一体成形し、ハンガバー
12のフック部14の形状に沿う湾曲した全体形状に構
成すると共に、フック部14を側方から押し込んで弾性
的に保持できるように側方に開放した保持溝16,26
を設けた。また、保持溝16,26内に嵌まったフック
部14を抜け止めできるように、保持溝16,26の開
放部を狭める弾性挟持片17,27を保持溝16,26
の縁に設けた。さらに、保持溝26を不連続的に分割し
て設け、小型軽量化を図った。
【0005】
【作用】本発明の保護カバー15,25は、予めハンガ
イヤ11に装着して一体化して保管し、またこれを施工
現場へ運搬する。この間、保護カバー15,25とハン
ガイヤ11とが分離して、ばらばらにあい紛れることが
なく、一体であるから取り扱い易い。ハンガイヤ11へ
の装着は、フック部14を、側方から保持溝16,26
へ弾性的に押し込むだけで簡単に行うことができる。保
護カバー15,25は、合成樹脂で一体成形されている
から、安価に得られる。また取付作業に当たって、高所
において別個の保護カバーを吊架線Mに装着する作業を
省略することができる。このように取り付けられた電車
線ハンガイヤ11は、保護カバー15,25の介在によ
り、吊架線Mに直接接触することがなく、吊架線Mが電
気的、機械的に保護される。
【0006】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1及び図2において、電車線ハンガイヤ11は、
ハンガバー12とイヤ片13とを備えている。ハンガバ
ー12は、上部に吊架線Mに掛け止めるためのループ状
に曲がったフック部14を有する。フック部14の端部
は、湾曲開始部付近で間隔をおいて交差する。対向一対
のイヤ片13は、ハンガバー12の下端に固着されてお
り、これらを貫通するボルト16によって両者間に電車
線Tを把持することができる。
【0007】保護カバー15は、弾性合成樹脂で一体成
形され、ハンガバー12のフック部15の形状に沿う湾
曲した全体形状を成している。そして、保護カバー15
は、フック部14を側方から押し込んで弾性的に保持で
きるように、側方に開放した保持溝16を備えている。
ハンガバー12の両側対向部付近の保持溝16の縁に
は、保持溝16内のフック部14を抜け止めすべく、保
持溝16の開放部を狭めるように設けられた弾性挟持片
17を有する。弾性挟持片17は、保持溝16の両側壁
18との間にスリット19を介在して設けられ、フック
部15を保持溝16に嵌め込むときに、弾性的に押し開
かれ、かつ嵌め込み完了後復元して、フック部15を保
持溝16内に保持することができるようになっている。
【0008】この実施例の保護カバー15は、予め電車
線ハンガイヤ11に付設して用いる。保護カバー15
は、保持溝16に側方からフック部14を押し込んでハ
ンガイヤ11に一体に組み付ける。このとき、弾性挟持
片17が弾性的に押し開かれ、かつフック部14の嵌め
込み完了後復元して、フック部15を保持溝16内に確
実に保持する。こうすると、ハンガイヤ11と保護カバ
ー15が一体となり、離ればなれになることがないの
で、保管、運搬等の際に取り扱い易い。取付作業にあた
って、フック部14の下方に吊架線Mが来るようにハン
ガイヤHを配置し、これをほぼ90°軸回りに回転させ
ながら下方に引き降ろせば、吊架線Mは開放部から湾曲
に沿ってループ内に進入する。夜間等の視界の不良な状
況でも取付作業が可能である。電車線ハンガイヤ11と
一体の保護カバー15により、吊架線Mは電気的、機械
的に保護される。
【0009】図4、図5に示す他の実施例の保護カバー
25では、保持溝26がフック部14に沿って相互間隔
をおいて不連続的に設けられている。即ち、フック部1
4の内側面に沿う湾曲を持った保護板部28の外側面
に、断面ほぼJ字状の弾性挟持片27が、フック部14
に沿って複数突設され、これと保護板部18との間に、
フック部14を挟持する保持溝26が形成されている。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、電車
線ハンガイヤ1用の保護カバー15,25を弾性合成樹
脂で一体成形し、これをハンガバー12のフック部14
の形状に沿う湾曲した全体形状に構成すると共に、フッ
ク部14を側方から押し込んで弾性的に保持できるよう
に側方に開放した保持溝16,26を設けたため、予め
ハンガイヤ11に装着して一体化して保管し、またこれ
を施工現場へ運搬でき、この間、保護カバーとハンガイ
ヤ11とが分離せず、一体であるから取り扱い易い。ハ
ンガイヤ11への装着は、フック部14を、側方から保
持溝16,26へ弾性的に押し込むだけで簡単に行うこ
とができる。保護カバー15,25は、合成樹脂で一体
成形されているから、安価に得られる。また取付作業に
当たって、高所において別個の保護カバーを吊架線に装
着する難作業作業を省略することができる。また、保持
溝16内に嵌まったフック14部は、弾性挟持片17に
より、確実に抜け止めされる。さらに、保持溝26を不
連続的に分割して設ければ、材料を節減できると同時
に、小型軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護カバーの取付け状態の正面図であ
る。
【図2】本発明の保護カバーの取付け状態の側面図であ
る。
【図3】本発明の保護カバーの斜視図である。
【図4】本発明の保護カバーの他の実施例の取付け状態
の正面図である。
【図5】本発明の保護カバーの他の実施例の取付け状態
の側面図である。
【図6】従来の電車線ハンガイヤと保護カバーの正面図
である。
【図7】従来の電車線ハンガイヤと保護カバーの側面図
である。
【符号の説明】
11 電車線ハンガイヤ 12 ハンガバー 13 イヤ片 14 フック部 15 保護カバー 16 保持溝 17 弾性挟持片 25 保護カバー 26 保持溝 27 弾性挟持片 M 吊架線 T 電車線
フロントページの続き (72)発明者 雪田 信隆 栃木県河内郡河内町中岡本2703 三和テッ キ株式会社宇都宮工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊架線に掛け止めるためのループ状のフ
    ック部を上部に有するハンガバーの下部に、電車線を把
    持する一対のイヤ片を備えた電車線ハンガイヤの保護カ
    バーであって、 弾性合成樹脂で一体成形され、前記ハンガバーのフック
    部の形状に沿う湾曲した全体形状を成し、かつフック部
    を側方から押し込んで弾性的に保持できるように側方に
    開放した保持溝を有することを特徴とする電車線ハンガ
    イヤ用保護カバー。
  2. 【請求項2】 前記保持溝の縁において、保持溝内のフ
    ック部を抜け止めすべく保持溝の開放部を狭めるように
    設けられた弾性挟持片を有することを特徴とする請求項
    1に記載の電車線ハンガイヤ用保護カバー。
  3. 【請求項3】 前記保持溝がフック部に沿って相互間隔
    をおいて不連続的に設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の電車線ハンガイヤ用保護カバー。
JP34276393A 1993-12-16 1993-12-16 電車線ハンガイヤ用保護カバー Pending JPH07164929A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34276393A JPH07164929A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 電車線ハンガイヤ用保護カバー

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JPH07164929A true JPH07164929A (ja) 1995-06-27

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ID=18356311

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JP34276393A Pending JPH07164929A (ja) 1993-12-16 1993-12-16 電車線ハンガイヤ用保護カバー

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JP (1) JPH07164929A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241824A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sanwa Tekki Corp トロリ線のハンガ装置
JP2009255804A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Sanwa Tekki Corp トロリ線のハンガ装置
JP2010069961A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Sanwa Tekki Corp 電車線路用ハンガイヤ
JP2010215222A (ja) * 2009-02-19 2010-09-30 Sanwa Tekki Corp 電車線路用ハンガイヤ
JP2011148432A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Sanwa Tekki Corp 電車線路用ボルト締付け型ハンガイヤ

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