JP6778709B2 - 印刷配線板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、キャビティを有する印刷配線板の製造方法に関する。
近年、基板や配線の高集積化および高密度化に伴い、多層基板にキャビティを設けて、そこに電子部品を実装するケースがあるが、キャビティに電子部品を実装する上では、キャビティ底部に形成する配線パターンのピール強度を向上することが望まれる。
従来の印刷配線板では、以下に示すようにキャビティを形成している。例えばドリルやレーザを利用したザグリ加工で印刷配線板にキャビティを形成する場合、予め印刷配線板の内部に剥離層を設けておき、印刷配線板の表面からドリルまたはレーザで剥離層まで加工し、剥離層を境に剥離層の上部構造体を除去してキャビティを形成する。その後、剥離層を除去する。
これ以外に、例えば剥離層と同様の目的で、予め印刷配線板内部にダミーパターンを設けて、印刷配線板の表面からレーザを照射し、ダミーパターンをレーザの受けにして上部構造体を除去し、キャビティを形成する技術がある。この場合、ダミーパターンは、エッチングで除去する。
特開2016‐122728号公報
上述した従来の技術では、以下のような問題がある。
印刷配線板の内部に剥離層を設ける技術では、副資材である剥離層を使用するため、部材コストおよび剥離層の形成コストが増えるという問題がある。また、この技術の場合、剥離層の上層と周辺の層との層構成のコントロールが難しく、さらに絶縁層や配線がたわみ、周囲の板厚も厚くなるという問題もある。また、ダミーパターンを設ける従来の技術では、最終的にダミーパターンをエッチングで除去するため、パッドに接続する配線が形成できず、キャビティに収容する電子部品と底部で回路配線を接続することが困難になる。
また、ダミーパターンや剥離層を用いずにドリル加工で底部を平坦化する技術もあるが、切削加工時の深さ調整の精度の問題で、削りすぎや切削不足になることがある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、キャビティ内の電子部品とキャビティ外の回路との接続をキャビティ底部で行えるようにしつつキャビティ底部に形成する配線パターンのピール強度を向上することができる印刷配線板の製造方法を提供することにある。
本発明の印刷配線板の製造方法は、第1の面および第2の面を有する絶縁樹脂の基板の前記第2の面に設けたシード層の一部領域の上にパターンめっきを施して導体層を形成する工程と、前記基板の前記第1の面に第1の絶縁樹脂層を形成し、前記基板の前記第2の面に第2の絶縁樹脂層を形成する工程と、前記第1の絶縁樹脂層の側から前記シード層の一部領域に向けて積層方向にドリル加工して前記基板内部の前記シード層の一部領域の上に前記絶縁樹脂の一部を残して前記基板の絶縁樹脂を除去してキャビティを形成する工程と、前記シード層の一部領域をレーザ光の遮蔽部材にして、前記キャビティに残した絶縁樹脂の残部をレーザ加工により除去し、前記シード層の一部領域を前記キャビティの底部に露出させる工程と、前記キャビティの底部に露出した前記シード層の一部領域をフラッシュ・エッチングにより除去して、前記第2の絶縁樹脂層の面と前記第2の絶縁樹脂層に埋め込まれた前記導体層の面とを露出させる工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、キャビティ内の電子部品とキャビティ外の回路との接続をキャビティ底部で行えるようにしつつキャビティ底部に形成する配線パターンのピール強度を向上することができる。
一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。
図10は本発明に係る一つの実施の形態の印刷配線板の構成を示す図である。
図10に示すように、この実施の形態の印刷配線板は、多層基板54の一部領域(キャビティ形成領域65)に、上面に開口しビルドアップ層61およびコア基板51を貫通し絶縁樹脂層62aの絶縁樹脂の面79を底面とする断面凹形状の凹部としてのキャビティ20と、このキャビティ20の部位以外の任意の層に設けられる導体(導体層16、17)を層間接続するビア15と、多層基板54のキャビティ形成領域以外の領域の任意の層に設けられる導体層16、17のうち基板の両端の導体層17を上下(積層方向)に貫通して接続するスルーホール10とを有する。なお、導体層16と導体層17は、電気的には同じものではあるが、ビア15と一体的に形成される導体層を導体層16といい、後述するシード層12に積層される導体層を導体層17という。
換言すると、この印刷配線板は、絶縁樹脂層11を有する基板としてのコア基板51の上面(第1の面)にビルドアップ層61を積層し、コア基板51の下面(第2の面)にビルドアップ層62を積層した多層基板54のキャビティ形成領域65に、ビルドアップ層61の上からのザグリ加工でコア基板51内を貫通してビルドアップ層62の絶縁樹脂層62aの面79を底面として形成したキャビティ20と、ビルドアップ層62の絶縁樹脂層62aの面79と同等の高さの面を有しその面がキャビティ20の底面の一部を形成するようにビルドアップ層62の絶縁樹脂62aに埋め込まれた導体層17とを備える。
多層基板54は、絶縁樹脂のコア基板51と、このコア基板51の上層に絶縁樹脂および導体層により積層形成されたビルドアップ層61と、コア基板51の下層に絶縁樹脂および導体層により積層形成されたビルドアップ層62とを有する多層の基板構造体である。ビルドアップ層61は、コア基板51の上に積層形成された絶縁樹脂層61a、導体層16と、この絶縁樹脂層61aの上に積層形成された最上層の絶縁樹脂層61b、導体層16とを有する。絶縁樹脂層61a、61bには、それぞれビア15が設けられており、コア基板51のビア15と接続されている。絶縁樹脂層61bの上面にはビア15に接続された導体層63が形成されている。
ビルドアップ層62は、コア基板51の下に積層形成された絶縁樹脂層62aと、この絶縁樹脂層62aの下に積層形成された最下層の絶縁樹脂層62bとを有する。絶縁樹脂層62a、62bには、それぞれキャビティ形成予定領域65の範囲内でかつキャビティ20直下にビア15が設けられており、コア基板51でキャビティ形成後に残った導体層17と接続されている。なお、コア基板51の下面には予めキャビティ形成領域65を含む範囲にシード層12が形成されており、キャビティ形成時のザグリ加工によりコア基板51の絶縁樹脂層11が除去されて導体層17のみが残った状態になっている。
キャビティ20には、多層基板54の所定の層(ビルドアップ層62a)の一部の領域の絶縁樹脂の面79と、コア基板51裏面の加工で残された接続パッドとなる導体層17の上面とが同等の高さで(平坦な状態で)露出するように底面が形成されており、ほぼ面一とされている。なお「ほぼ」と記載しているのは、シード層12をエッチングして導体層17を露出させるため、エッチングの状態によっては、若干(2μm〜3μm)の凹凸(段差)を生じる場合があるからである。
導体層17は、その一部が電子部品との接続パッドとなる。また、導体層17は、接続パッドに面方向に接続される回路配線になる。導体層17は、多層基板54の内層の回路接続が必要な層に形成されるものであり、スルーホール10に接続されている。
スルーホール10は、多層基板54のキャビティ20の領域外の部分に多層基板54を上下(基板の積層方向)に貫通して設けられている。
スルーホール10の上下には、必要に応じて後工程で導体層73、74(図13参照)やソルダーレジスト71、72(図13参照)が形成される。ソルダーレジスト71、72は、多層基板54の最上層および/または最下層の表面に形成される。導体層73、74は、ソルダーレジスト71、72によりその周囲が絶縁被膜されて接続パッドとして機能する。
キャビティ20は、多層基板54の所定の層の一部の領域(コア基板54上に形成されたシード層12の範囲内のキャビティ形成領域65)を所定の深さ(コア基板51の内部の板厚中心以上を除去したシード層12の近傍位置)までドリル加工および/またはレーザ加工でザグリ加工し、この加工で残った残部をレーザ加工で除去してシード層12を露出させ、その後、シード層12をフラッシュ・エッチングにより除去した断面凹形状部である。板厚中心以上とは、コア基板51の板厚の1/2以上でかつシード層12に到達しない深さまでをいう。
すなわち、キャビティ20は、キャビティ形成領域65を電子部品が収容可能な面積でザグリ加工してコア基板51の下面に形成したシード層12を露出させた後、露出したシード層12をフラッシュ・エッチングにより除去してその下の絶縁樹脂層62aおよび導体層17をほぼ平坦に露出させたキャビティ底部(底面)を有する。
キャビティ20に収容される電子部品は、例えばベアチップ(パッケージ化されていない端子なしのIC)などであり、底部に多層基板54との接続用の電極を備える。電子部品底部の電極は、キャビティ底部に平坦に露出した導体層17の面を部品実装ランドとして接続してもよく、導体層17の上にめっきを施して形成した金属めっき層80(図13参照)を介して接続してもよい。この場合の金属めっき層80は、ニッケルめっき、金めっきなどのめっき層を積層して形成するものとする。
導体層63、64は、この多層基板54(コア基板51とその上下のビルドアップ層61、62)の表面に形成されるものであり、後のエッチングで回路配線の一部(導体層63a)として形成される。導体層63、64は、銅ベタパターンであり、例えば銅箔(厚み9μm程度)に銅めっき(厚み15μm程度)を施して形成したものである。
導体層63、64の延伸先(面に沿う方向)にはビア15が接続されている。ビア15は、多層基板54の任意の層に設けられる導体(導体層16、17、63、64など)を層間接続する。
コア基板51は、上下の面にシード層12を形成した絶縁樹脂層11(図5参照)を加工しビア15を形成したものである。
絶縁樹脂層11を形成する絶縁樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド−トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂、フェノール樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、ケイ素樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリフェニレンオキシド(PPO)樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は2種以上を混合してもよい。
ビア15は、めっき処理によりビアホール下穴14(図2参照)に金属めっきが充填されたものである。ビア15は、多層基板54(図6参照)の各層(内層、外層を含む)に設けられる導体(導体層63、64、16、17など)を層間接続するものである。断面図6では、上面の導体層63はビア15を通じて導体層17に接続され、また下面の導体層64はビア15を通じて導体層17に接続されていることがわかる。
シード層12は、例えば1μm〜10μm(1μm以上10μm以下)の厚みの銅であり、一部が導体層17の下に残った状態で配置されている。シード層12としては、電気的に接続され、かつレーザを遮蔽できるならば特に制限されないが、例えば薄銅箔または無電解銅めっきなどを用いる。金属組成が緻密な薄銅箔の方が、より適している。
コア基板51は、絶縁樹脂層11の上面および下面をモディファイド・セミアディティブ・プロセス(M−SAP)またはセミアディティブプロセス(SAP)などの手法で形成し、シード層12の一部領域に設けた接続パッドや回路配線となる導体層17(図5のコア基板51下面の中央部分)を、エッチングレジストでフラッシュ・エッチングから保護しつつ露出させたものである。
以下、図1乃至図13を参照して一つの実施の形態の印刷配線板の製造方法を説明する。
(絶縁層加工工程)
図1に示すように、絶縁樹脂層11の上面(第1の面)および下面(第2の面)にシード層12(例えば薄銅箔などの導電性金属箔)を積層形成する。またはシード層12を形成済みの絶縁樹脂層11を準備してもよい。シード層12は、例えば1μm〜10μm程度の厚みで絶縁樹脂層11の上面、下面のうち少なくとも下面に形成する。
続いて、図2に示すように、シード層12が形成された絶縁樹脂層11にレーザ加工にてビアホール下穴14を形成する。つまりコア基板51の所定の領域にビアホール下穴14を形成する。
レーザ加工によってビアホール下穴14を形成すると、ビアホール下穴14の底部に薄い樹脂膜が残存する場合がある。この場合、デスミア処理が行われる。デスミア処理は、強アルカリによって樹脂を膨潤させ、次いで酸化剤(例えば、クロム酸、過マンガン酸塩水溶液など)を用いて樹脂を分解除去する。
この他、例えば研磨材によるウェットブラスト処理やプラズマ処理によって、樹脂膜を除去してもよい。さらに、めっき処理のためにビアホール下穴14の内壁面を粗面化処理してもよい。粗面化処理としては、例えば、酸化剤(例えば、クロム酸、過マンガン酸塩水溶液など)によるウェットプロセス、プラズマ処理やアッシング処理などのドライプロセスなどが挙げられる。
(パターンめっき処理工程)
この工程は、図3に示すように、絶縁樹脂層11の上面、下面に設けたシード層12の一部領域の上およびビアホール下穴14にパターンめっきを施して導体層16、17およびビア15を形成する工程である。
具体的には、シード層12上にドライフィルム13(めっきレジスト)をラミネート加工で貼り付けた上で、露光および現像して、上面の導体層16、ビア15などの回路部および下面の導電回路である導体層17を形成したい箇所のドライフィルム13を除去する。
続いて、ドライフィルム13の一部を除去した絶縁樹脂層11の回路部形成用のビアホール下穴14とその周囲のシード層12にパターンめっき処理を施して絶縁樹脂層11上面の導体層16と絶縁樹脂層11内部のビア15および絶縁樹脂層11下面の導電層(シード層12、導体層17を含む)を形成する。
パターンめっきは、銅めっきが基本である。ここでのパターンめっきは、後工程でシード層12を除去する際に、シード層12以外のパターンめっき部分もややエッチングされてしまうことに懸念がある場合、シード層12の除去に対するバリアとして、パターンニッケルめっき+パターン銅めっきの連続めっきを行う。この場合、ニッケルめっきの厚みは、2μm以上とする。
このニッケルめっき処理を「バリアめっき」という。この段階のめっきで、部品実装の表面処理用のめっきも兼ねる場合は、ニッケル、金、ニッケル、銅めっきの連続めっきを行う。この場合もニッケルめっきの厚みは、1回目を2μm以上、2回目を3μm以上とし、金めっきは、部品の実装方法によるが、ワイヤボンディングの場合は0.3μm以上とする。
回路幅の補正は、本技術だからといって、通常のM−SAPやセミアディティブ法と違うことはなく、設計値+6μm程度太く補正して露光すればよい。
(ドライフィルム剥離工程)
パターンめっき処理の後、残ったドライフィルム13を剥離して、図4に示すように、シード層12を露出させる。
(キャビティ形成領域の加工工程)
図4に示すように、絶縁樹脂層11の下面のシード層12および導体層17にドライフィルム18(感光性エッチングレジスト)をラミネート加工で貼り付けた後、露光および現像し、キャビティ形成領域65を含む範囲にドライフィルム18を残し、それ以外の箇所のドライフィルム18を除去する。露出させたシード層12のうちドライフィルム18外の導電回路として不要な箇所をフラッシュ・エッチングにより除去し、最後にドライフィルム18を剥離する。
すなわち、絶縁樹脂層11の面に形成されたシード層12のエリア内のキャビティ形成領域65にドライフィルム18を貼り付け、ドライフィルム18外のシード層12をフラッシュ・エッチングにより除去し、その後、シード層12の上のドライフィルム18を剥離する。
このようにして、図5に示すようなコア基板51が完成する。このコア基板51の絶縁樹脂層11の上面には、ビア15に接続される回路の一部としての導体層16の他、コア基板51の下面のキャビティ形成領域65の範囲を含むようにシード層12が形成される。シード層12のうちキャビティ形成領域65を含む範囲の部分は、後述するレーザ加工の際のレーザの受け(遮蔽部材)となる。また絶縁樹脂層11の下面には、導電回路としての導体層17が形成される。この例では、M‐SAPを例にして回路を形成したが、無電解銅めっきをシード層に用いるSAPでも回路形成は可能である。
(ビルドアップ層形成工程)
この工程は、図6に示すように、コア基板51の上面に第1のビルドアップ層としてのビルドアップ層61を形成し、コア基板51の下面に第2のビルドアップ層としてのビルドアップ層62を形成する工程である。
すなわち、コア基板51の上層(上面)および下層(下面)のうち少なくとも下層(下面)に、任意回数のビルドアップを行ない、多層基板54を作製する。つまりこの工程では、キャビティ形成領域65にシード層12を残したまま、コア基板51にビルドアップ層61、62を形成することで、シード層12が内部のコア基板51(絶縁樹脂基板)とビルドアップ層62(下部構造体)との間に埋め込まれた多層基板54を作製(形成)する。
ビルドアップ層61、62の回路形成には、例えば回路として不要な導体をエッチングで除去するサブトラクティブ法のみならず、コア基板51の場合と同様に、M−SAP、SAPなどが適用できる。ビルドアップ層61、62の積層には、多段プレスまたは樹脂ラミネートなどの技術が利用される。
なお、コア基板51の上層にビルドアップして形成した層をビルドアップ層61とし、コア基板51の下層にビルドアップして形成した層をビルドアップ層62とする。
この例では、上層のビルドアップ層61は、2つの絶縁樹脂層61a、61b、導体層17で構成される。最も上の層(表層)のビルドアップ層61bの上面には、ビア15と接続された導体層63が形成される。多層基板54の最上層(絶縁樹脂層61b)の上面に導体層63を形成する際に、キャビティ形成領域65の範囲を除去しておく。これは後述のキャビティ形成工程でのザグリ加工をし易くするためである。
ビルドアップ層62は、2つの絶縁樹脂層62a、62b、導体層17で構成される。コア基板51の直下の絶縁樹脂層62aには、キャビティ形成領域65の範囲内にビア15が形成され、上部ではコア基板51の導体層17と接続され、下部では下層の絶縁樹脂層62bのビア15と接続されている。絶縁樹脂層62a、62bの左右の下面には、導体層17が形成されている。この導体層17をスルーホール10が貫通して形成されることで、他層の導体層17、最上層の導体層63および最下層の導体層64と層間接続される。
(キャビティ形成工程)
この工程は、ビルドアップ層61の側からシード層12に向けてキャビティ形成領域65を積層方向にドリル加工して第1のビルドアップ層61を貫通しコア基板51内部のシード層12上に絶縁樹脂層11の一部を残して絶縁樹脂を除去してキャビティ20を形成する工程(ザグリ加工1)と、シード層12をレーザ光の遮蔽部材にして、キャビティ20に残した絶縁樹脂68をレーザ加工により除去し、シード層12をキャビティ20の底部に露出させる工程(ザグリ加工2)の2つの工程を有する。
ザグリ加工1(ドリル加工)
この工程では、多層基板54の上方から、キャビティ形成領域65のビルドアップ層61を貫通してコア基板51内の絶縁樹脂層11までザグリ加工(ドリル加工とレーザ加工を併用した切削加工も可)して、コア基板51の下面のシード層12上に絶縁樹脂層11の一部を残して大半の絶縁樹脂を除去してキャビティ20を形成する。
具体的には、図7に示すように、キャビティ形成領域65の一端(例えば図に向かって左端)に、ビット先端にセンサーを有するドリル66を配置し、コア基板51の表面のシード層12の手前の位置(キャビティ20の底部に至る手前の位置)まで削り込み、ドリル66をその位置から横方向Aへ移動させてドリル66による絶縁樹脂層11の除去を実施する。
なお、この例では、キャビティ20の底部の上に絶縁樹脂層11の一部を残しているが、ドリル加工精度が高い場合は、シード層12の面ぎりぎりまで削り込んでもよい。
ザグリ加工を後述するレーザ加工のみではなく、ドリル加工を加えた2段階にしている理由は、後述するレーザ加工のレーザの受け導体(遮蔽部材)として、シード層12を使い、絶縁樹脂層11の残部である絶縁樹脂68を除去するからである。
ザグリ加工2(レーザ加工)
この工程では、図8に示すように、キャビティ20の開口上方から矢印B方向にレーザ光を照射して、図7のドリル加工でキャビティ20底部に残した絶縁樹脂68を除去する。レーザ加工には、例えば炭酸ガスレーザ(COレーザ)やYAGレーザなどの加工用レーザが適用可能である。
このようにシード層12をレーザ光の遮蔽部材にして、キャビティ20の底部に残した上層部分の残部をレーザ加工により除去し、図9に示すように、平坦な面のシード層12をキャビティ20の底部に露出させる。
レーザ加工によってキャビティ20の底部の絶縁樹脂68を加工すると、その部分に薄い樹脂膜(微細樹脂クズ)が残存する場合がある。このように残った微細樹脂クズを除去するには、レーザによって炭化した部分をクリーニングする。このために、高圧水洗などの水洗処理またはプラズマ処理、過マンガン処理などによるデスミア処理を行う。これらの処理は2重3重に行っても構わない。
デスミア処理は、強アルカリによって樹脂を膨潤させ、次いで酸化剤(例えば、クロム酸、過マンガン酸塩水溶液など)を用いて樹脂を分解除去する処理である。また、研磨材によるウェットブラスト処理やプラズマ処理によって樹脂膜を除去してもよい。プラズマ処理をする際には、表面基材を保護するために、ドライフィルムでマスキングを実施してもよい。
また、デスミア処理をする際には、最外層基材及び最外層回路を保護するために、工程を入れ替えて、キャビティ20を形成してから最外層の回路形成を実施しても構わない。
その場合は、キャビティ20を保護するために、ドライフィルムなどで保護することが必要である。電着レジスト(EDなど)も使用できる。
レーザ光の受け導体(レーザ光の遮蔽部材)であるシード層12の面積を、キャビティ20の面積よりも広く形成しておくことで、キャビティ20の底面の延長線上のキャビティ20の隣のコア基板51の絶縁樹脂層11にシード層12が入り込んだ形で残るため、この一部のシード層12を回路の一部として利用することが可能である。
逆に、絶縁樹脂層11にシード層12が入り込んでいることで、導体層17からキャビティ外に複数の回路を延ばそうとすると、複数の回路同士がシード層12でショートしてしまうことになる。これを避けるために、シード層12をキャビティ20よりやや狭く形成すると、シード層12が絶縁樹脂層11に入り込まなくなる。
すると、キャビティ20端部にシード層12のない領域が存在し、その領域はシード層12でレーザを遮蔽できなくなる問題が起きる。しかし、1μmから10μmの薄い銅であるシード層12で遮蔽できるように出力を調整したレーザならば、シード層12がなくても、絶縁樹脂層62aを際限なく掘ることはなく、複数の回路同士はショートすることなくキャビティ外に延ばすことができる。
キャビティ20の底部のシード層12の銅箔(バリア層)は、プロファイルフリー箔、またはロープロファイル箔、スタンダード箔等、色々使用できる。
本実施形態では、最外層回路の形成を行った後、キャビティ20を形成するという順序であるが、キャビティ20レーザ処理後に過マンガン酸処理等のデスミア処理をする場合には、表面基材を保護、及び回路ピール強度劣化を防ぐために、最外層回路形成前にキャビティ20を形成してもよい。また、最外層回路をM−SAPなどのパターンめっきで形成する場合、後述のシード層除去工程と兼ねることで、工程を削減できる。
なお、キャビティ20加工の際にレーザが当たる箇所が凹凸形状になっている場合、キャビティ20の底部のパターン設計によってはレーザ光が当たり難い箇所があり、レーザで樹脂を除去できない可能性もあった。レーザ加工後、樹脂が残っていた場合は、後工程のフラッシュ・エッチングで、バリア層を完全に除去できない可能性もあった。この例では、レーザが当る面は、シード層12の銅箔(バリア層)でフラットな面であるため、レーザ光が当たり易く、樹脂を綺麗に除去することが可能である。このため、後工程のフラッシュ・エッチングでは、バリア層であるシード層12を残さず除去でき、歩留まりがよい。
(シード層除去工程)
この工程は、図10に示すように、キャビティ20の底部に露出したシード層12をフラッシュ・エッチングにより除去して、ビルドアップ層62の絶縁樹脂層62aの面79と絶縁樹脂に埋め込まれた導体層17の面とを露出させる工程である。
詳述すると、この工程では、キャビティ形成領域65の底部をフラッシュ・エッチングすることにより、バリア層であるシード層12(銅箔)を除去する。これにより、コア基板51の下層の絶縁樹脂層62aの面79と、この面79と同等な高さ(位置)に表面が露出して絶縁樹脂層62aに埋め込まれた導体層17がキャビティ20の底面の一部を形成する。このようにキャビティ20の底面に平坦に露出した導体層17が部品実装ランドとして機能し、この多層基板54内の回路配線とキャビティ20に収容される電子部品とを接続できるようになる。
フラッシュ・エッチングによって、最外層の導体厚みを減らしたくない場合には、ソルダーレジスト後に実施する。またはソルダーレジスト後にドライフィルムによるマスキングを実施し、任意的にエッチング処理される箇所を選択してもよい。
なお、前段で、シード層以外にパターンめっき部分もややエッチングされてしまうことが懸念されることについて説明したが、エッチング量は2μm程度で、ソフトエッチング液は縦方向に均一にエッチングして行く性質があるため、導体厚に悪影響ができるようなことはない。
バリアめっきとしてニッケルめっきした場合は、さらにニッケルをエッチングする。ニッケルのエッチングは、ニッケル除去剤NH-1860シリーズ(メック株式会社製)などが適している。
ワイヤボンディング用途でバリアめっきのニッケルめっきの下に金めっきをしている場合、サブトラクティブ法の代表的なエッチング液である塩化第二鉄溶液、塩化第二銅溶液は金を溶かさないので原理的には可能だが、界面への浸透力が強いために、金めっきと絶縁材料の界面に浸透し、金めっきの更に下のニッケルめっき、銅めっきを溶かすサイドエッチングが起きるため、不適である。
(外層回路形成工程)
この工程では、図10のように形成した多層基板54の下部のビルドアップ層62の導体層64に対して、エッチングを行い一部領域を除去することで、図11に示すように、回路として導体層64aを形成する。また、基板上部のビルドアップ層61の導体層63に対してエッチングを行うことで一部領域を除去して回路配線または配線パターンとしての導体層63aを形成する。なお、外層回路の形成は、凹みや貫通孔の壁面への追従性が優れた電着レジストをエッチングレジストに用いたサブトラクティブ法を適用してもよい。なお電着レジストは、電着塗装の性質を応用したエッチングレジストである。
(ソルダーレジスト工程)
この工程では、図10に示したビルドアップ層61、62に対して導体層63a、64aの一部を含めて絶縁被膜し、図12に示すように、ソルダーレジスト71、72を形成する。ソルダーレジストは、ドライフィルムタイプ、液状タイプが使用可能である。
(電子部品装着場所形成工程)
この工程以降は、部品実装ランドに段差が必要な場合に行うものとする。
この工程では、図13に示すように、キャビティ20の底部に露出した導体層17の上にめっきを施して金属めっき層80を形成し、底面から段差を持たせた部品実装ランドである接続パッドを形成する。
多層基板54の上部のビルドアップ層61の導体層63aの上にも同様にめっきを施して回路パターン73を形成してもよい。この際、スルーホール10が樹脂または金属で充填されていれば、ソルダーレジスト71のないスルーホール10の上下の部分にもめっきが施されるので、ここにも導体層74が形成される。
必要に応じて電子部品を実装する工程を以下のように追加してもよい。この工程では、キャビティ20に電子部品を収容し、電子部品の底部に設けた電極と金属めっき層80(接続パッド)とを当接させて互いの回路を接続する。なお、ここでは電子部品を実装せず、他で実装する場合は電子部品実装工程以下の工程は不要である。
このようにこの実施の形態の印刷配線板によれば、第1の面(上面)と、この第1の面(上面)と対向する第2の面(下面)とを有する絶縁樹脂層11と第2の面(下面)に形成されたシード層12とその一部領域にパターンめっきして形成された導体層17とを有するコア基板51の少なくとも下面に絶縁樹脂でビルドアップしてビルドアップ層62を形成した複数層の基板(多層基板54)に対して第1の面(上面)の側からコア基板51の一部領域(キャビティ形成領域65)をザグリ加工してコア基板51の第2の面(下面)のシード層12が底部に露出するように加工して形成したキャビティ20と、このキャビティ20の底部に露出したシード層12をフラッシュ・エッチングにより除去して残ったコア基板51の下に位置するビルドアップ層62の絶縁樹脂層62aの面79に上面がほぼ面一に並ぶように埋め込まれた導体層17とを備えることで、キャビティ20内に収容した電子部品と基板側との回路接続を電子部品の底部で行うことができるようになる。
このようにキャビティ20の底面とほぼ面一の導体層17を接続パッド(部品実装ランド)として形成して電子部品の底部の電極と接続することで、キャビティ20の底部の配線パターンとしての部品実装ランドのピール強度を向上することができる。
上記各実施形態における印刷配線板の製造手順の例は一例であり、各処理工程を入れ替え、また新たな処理工程を追加し、一部の処理工程を削除することで、処理工程をさまざまに変えることも可能である。
本発明の実施の形態を説明したが、この実施の形態は、例として示したものであり、この他の様々な形態で実施が可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10…スルーホール
11…絶縁樹脂層
12…シード層
13、18…ドライフィルム
14…ビアホール下穴
15…ビア
16、17、63、64…導体層
20…キャビティ
51…コア基板
54…多層基板
61、62…ビルドアップ層
61a、61b、62a、62b…絶縁樹脂層
66…ドリル
68…絶縁樹脂
71、72…ソルダーレジスト
79…絶縁樹脂の面
80…金属めっき層

Claims (7)

  1. 第1の面および第2の面を有する絶縁樹脂の基板の前記第2の面に設けたシード層の一部領域の上にパターンめっきを施して導体層を形成する工程と、
    前記基板の前記第1の面に第1の絶縁樹脂層を形成し、前記基板の前記第2の面に第2の絶縁樹脂層を形成する工程と、
    前記第1の絶縁樹脂層の側から前記シード層の一部領域に向けて積層方向にドリル加工して前記基板内部の前記シード層の一部領域の上に前記絶縁樹脂の一部を残して前記基板の絶縁樹脂を除去してキャビティを形成する工程と、
    前記シード層の一部領域をレーザ光の遮蔽部材にして、前記キャビティに残した絶縁樹脂の残部をレーザ加工により除去し、前記シード層の一部領域を前記キャビティの底部に露出させる工程と、
    前記キャビティの底部に露出した前記シード層の一部領域をフラッシュ・エッチングにより除去して、前記第2の絶縁樹脂層の面と前記第2の絶縁樹脂層に埋め込まれた前記導体層の面とを露出させる工程と
    を有することを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  2. 前記絶縁樹脂を、前記基板の板厚の1/2以上でかつ前記シード層の一部領域に到達しない位置まで除去することを特徴とする請求項記載の印刷配線板の製造方法。
  3. 第1の面および第2の面を有する絶縁樹脂の基板の前記第1の面に第1の絶縁樹脂層を形成し、前記基板の前記第2の面に第2の絶縁樹脂層を形成する工程と、
    前記第2の絶縁樹脂層上に設けたシード層の一部領域の上にパターンめっきを施して導体層を形成する工程と、
    前記第1の絶縁樹脂層上に第3の絶縁樹脂層を形成し、第2の絶縁樹脂層上と前記導体層上に第4の絶縁樹脂層を形成する工程と、
    前記第3の絶縁樹脂層の側から前記シード層の一部領域に向けて積層方向にドリル加工して前記第3の絶縁樹脂層、前記第1の絶縁樹脂層、前記基板を貫通し前記第2の絶縁樹脂層内部の前記シード層の一部領域の上に前記第2の絶縁樹脂層の一部を残して前記第2の絶縁樹脂層の絶縁樹脂を除去してキャビティを形成する工程と、
    前記シード層の一部領域をレーザ光の遮蔽部材にして、前記キャビティに残した第2の絶縁樹脂層の残部をレーザ加工により除去し、前記シード層の一部領域を前記キャビティの底部に露出させる工程と、
    前記キャビティの底部に露出した前記シード層の一部領域をフラッシュ・エッチングにより除去して、前記第4の絶縁樹脂層の面と前記第4の絶縁樹脂層に埋め込まれた前記導体層の面とを露出させる工程と
    を有することを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  4. 前記第2の絶縁樹脂層を、前記第2の絶縁樹脂層の層間厚の1/2以上でかつ前記シード層の一部領域に到達しない位置まで除去することを特徴とする請求項記載の印刷配線板の製造方法。
  5. 前記パターンめっきは、ニッケル、銅の順に連続して行うことを特徴とする請求項乃至いずれか1項に記載の印刷配線板の製造方法。
  6. 前記パターンめっきは、ニッケル、金、ニッケル、銅の順に連続して行うことを特徴とする請求項乃至いずれか1項に記載の印刷配線板の製造方法。
  7. 前記基板または前記第2の絶縁樹脂層の所定の領域にビアホール下穴を形成する工程と、
    前記ビアホール下穴を含む前記領域にパターンめっきを施す工程と
    を有することを特徴とする請求項乃至いずれか1項に記載の印刷配線板の製造方法。
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