JP6769382B2 - サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート - Google Patents
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Description
以下、図1〜図5に基づいて本発明の第1の実施形態に係るサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート10(以下、車両用シート10と略称する)について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
シート本体12は、着座乗員Pの臀部及び大腿部を支持するシートクッション15と、シートクッション15の後端部に連結されて着座乗員Pの背部を支持するシートバック16と、シートバック16の上端部に連結されて着座乗員Pの頭部を支持するヘッドレスト18と、を有している。
図1〜図3に示されるように、サイドエアバッグ装置14は、サイドエアバッグ42とインフレータ44とを備えている。インフレータ44は、作動することによりガスを発生し、サイドエアバッグ42は、インフレータ44によって発生したガスの供給を受けて膨張展開する(図3の図示状態)。これらのサイドエアバッグ42及びインフレータ44は、通常時には、図2に示されるエアバッグモジュール40とされ、シートバック16の車両幅方向外側の側部16A内に収納されている。なお、以下の説明において、サイドエアバッグ42に関して記載する前後上下の方向は、サイドエアバッグ42が膨張展開した状態での方向を示すものであり、シートバック16の前後上下の方向と略一致している。
図2に示されるように、シートバック16の車両幅方向外側の側部16Aには、外側Frサイド表皮36の裏面に沿って低伸長部材としての第一力布70が配置されている。図1及び図2に示されるように、第一力布70は、着座乗員Pの肋骨後下部の高さに相当する高さ位置に設けられて車両側面視で外側Frサイド表皮36(図2参照)と重なる位置から外側Frサイド表皮36(図2参照)よりも車両後方側まで帯状に延びている。この第一力布70は、着座乗員Pの肋骨後下部と対向する側に配置される部位70Xを備え、図2に示される外側Frサイド表皮36よりも伸び難く構成されている。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
なお、第1の実施形態の変形例として、図2に示される第一力布70の後端部70Bが外サイドフレーム24の内側壁部24Cの先端部24C1側に更に延ばされると共に、そのように延ばされた後端部が外サイドフレーム24の内側壁部24Cの先端部24C1に例えば締結具等を用いて直接連結されている構成も採り得る。
次に、本発明の第2の実施形態に係るサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート90(以下、車両用シート90と略称する)について、図6及び図7を用いて説明する。図6には、本実施形態に係る車両用シート90が斜視図で示されており、図7には、サイドエアバッグの収納状態が図6の7−7線に相当する切断位置で切断した状態の拡大断面図で示されている。なお、本実施形態は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態と実質的に同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
なお、第2の実施形態の変形例として、図7に示される補強布92の車両幅方向内側の端部92Bが吊り綿布94、吊りワイヤ96及びホグリング98に代えて例えばフック部を備えた部材等のような他の連結部材を介してサイドワイヤ28に連結されている構成も採り得る。
次に、本発明の第3の実施形態に係るサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート100(以下、車両用シート100と略称する)について、図8を用いて説明する。図8には、サイドエアバッグの収納状態が水平断面図(第1の実施形態の図2に相当する断面図)で示されている。なお、本実施形態は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態と実質的に同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
なお、第3の実施形態の変形例として、図8に示される延長部104を若干短くすると共にその後端部が、着座乗員Pの肋骨後下部の高さに相当する高さ位置に設けられた連結部材を介して、外サイドフレーム24の内側壁部24Cの先端部24C1側に連結されている構成も採り得る。すなわち、外側Frサイド表皮102の車両幅方向内側の端部102Aは、着座乗員Pの肋骨後下部の高さに相当する部位のみが、外サイドフレーム24に連結部を介して連結されてもよい。
なお、上記第1〜第3の実施形態では、サイドエアバッグ装置14を搭載した車両用シート10、90、100について説明したが、上記実施形態の変形例として、サイドエアバッグ装置14に代えて、例えば、背景技術欄に挙げた特許文献1(特開2014−80169号公報)に記載のサイドエアバッグ装置等のように、サイドエアバッグの膨張展開時に着座乗員の胸部後側を拘束するための構成部(胸部後側拘束部)を備える他のサイドエアバッグ装置が適用されてもよい。
16 シートバック
16A シートバックの車両幅方向外側の側部
22 シートバックフレーム
24 外サイドフレーム
28 サイドワイヤ(ワイヤ部材)
32B 表皮開裂部
36 外側フロントサイド表皮
36B 外側フロントサイド表皮の車両幅方向外側の端部
38 外側サイド表皮
38A 外側サイド表皮の車両前方側の端部
42 サイドエアバッグ
44 インフレータ
54 テザー(仕切部)
54A 連通口
54B 連通口
56 前チャンバ
58 後チャンバ
60C 胸部後側拘束部
70 第一力布(低伸長部材)
70A、70B 第一力布の両端部(低伸長部材の両端部)
70X 着座乗員の肋骨後下部と対向する側に配置される部位
72 フック部材(連結部材(他部材))
90 サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート
92 補強布(低伸長部材)
92A、92B 補強布の両端部(低伸長部材の両端部)
92X 着座乗員の肋骨後下部と対向する側に配置される部位
94 吊り綿布(連結部材(他部材))
96 吊りワイヤ(連結部材(他部材))
98 ホグリング(連結部材(他部材))
100 サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート
102 外側フロントサイド表皮
102A 外側フロントサイド表皮の車両幅方向内側の端部
102B 外側フロントサイド表皮の車両幅方向外側の端部
108 連結部
P 着座乗員
C 胸部
Claims (6)
- シートバックの車両幅方向外側の側部内に配置された外サイドフレームと、
前記外サイドフレームに取り付けられ、作動することによりガスを発生するインフレータと、
前記シートバックの車両幅方向外側の側部内に収納され、前記インフレータによって発生したガスの供給を受けて膨張展開し、膨張展開時に着座乗員の胸部後側を拘束する胸部後側拘束部を備えるサイドエアバッグと、
前記シートバックの車両幅方向外側の側部のパッド前面側を覆う外側フロントサイド表皮と、
前記シートバックの車両幅方向外側の側部において少なくとも前記外側フロントサイド表皮の裏面に沿って配置されて着座乗員の肋骨後下部と対向する側に配置される部位を備え、前記外側フロントサイド表皮よりも伸び難く構成された低伸長部材と、
を有し、
前記シートバックの高さ方向から見た場合の前記低伸長部材の両端部において着座乗員の肋骨後下部の高さに相当する部位は、前記胸部後側拘束部の膨張展開時に前記低伸長部材における着座乗員の肋骨後下部の高さに相当する部位の変位が制限されるように直接又は他部材を介して前記シートバック内に取り付けられている、サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。 - 前記シートバックの車両幅方向外側の側部には、前記サイドエアバッグの膨張圧を受けて開裂される表皮開裂部が前記外側フロントサイド表皮の車両幅方向外側の端部に沿って上下に延びており、
前記低伸長部材の車両幅方向外側の端部は、前記外側フロントサイド表皮の車両幅方向外側の端部と重ねられて縫製されている、請求項1記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。 - 前記低伸長部材は、着座乗員の肋骨後下部の高さに相当する高さ位置に設けられて車両側面視で前記外側フロントサイド表皮と重なる位置から前記外側フロントサイド表皮よりも車両後方側まで帯状に延びており、
前記低伸長部材の後端部は、直接又は連結部材を介して、前記外サイドフレーム、又は前記外サイドフレームを備えるシートバックフレームに固定されたワイヤ部材、に連結されている、請求項1又は請求項2に記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。 - 前記低伸長部材は、前記外側フロントサイド表皮の裏面側にのみ配置された補強布とされ、
前記補強布の車両幅方向内側の端部は、着座乗員の肋骨後下部の高さに相当する高さ位置に設けられた連結部材を介して、前記外サイドフレーム、又は前記外サイドフレームを備えるシートバックフレームに固定されたワイヤ部材、に連結されている、請求項1又は請求項2に記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。 - 前記サイドエアバッグは、連通口を有する仕切部によって、膨張展開状態で車両前後方向に並ぶ前チャンバと後チャンバとに仕切られると共に、前記後チャンバに前記胸部後側拘束部が設けられ、前記後チャンバ内に単一の前記インフレータが収容されている、請求項2、請求項2を引用する請求項3、及び請求項2を引用する請求項4のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。
- シートバックの車両幅方向外側の側部内に配置された外サイドフレームと、
前記外サイドフレームに取り付けられ、作動することによりガスを発生するインフレータと、
前記シートバックの車両幅方向外側の側部内に収納され、前記インフレータによって発生したガスの供給を受けて膨張展開し、膨張展開時に着座乗員の胸部後側を拘束する胸部後側拘束部を備えるサイドエアバッグと、
前記シートバックの車両幅方向外側の側部のパッド前面側を覆う革製の外側フロントサイド表皮と、
前記シートバックの車両幅方向外側の側部のパッド側面側を覆う外側サイド表皮と、
を有し、
前記外側フロントサイド表皮の車両幅方向外側の端部は、前記外側サイド表皮の車両前方側の端部と縫製され、
前記外側フロントサイド表皮の車両幅方向内側の端部は、着座乗員の肋骨後下部の高さに相当する部位のみが、前記外サイドフレーム、又は前記外サイドフレームを備えるシートバックフレームに固定されたワイヤ部材、に連結部を介して連結されている、サイドエアバッグ装置を搭載した車両用シート。
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