JP6764861B2 - 反力測定装置、劣化診断方法及び劣化診断装置 - Google Patents

反力測定装置、劣化診断方法及び劣化診断装置 Download PDF

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Description

本発明は、荷重が付加されたホースの反力を測定する反力測定装置、反力測定装置を用いた劣化診断方法及び劣化診断装置に関するものである。
従来、建設機械や工場設備等において、高温、高圧の流体(例えば、油等)を送るための流路(例えば、油路)を形成するものとして、流体に接する内周側がゴム層からなるホースが知られている。このホースは、少なくとも、金属ワイヤ層と、この金属ワイヤ層より内周側に配置された内管ゴム層とを有しており、一例として、内管ゴム層、金属ワイヤ層、中間ゴム層、及び外被ゴム層がそれぞれ径方向内側から外側に積層して構成されている。また、このホースは、例えば、ホース両端に取り付けられた金属製の口金具を介して、流体を送り込む機械や設備等に連結されている。
上記のようなホースは、長期間にわたる使用によって、特にはより内周側のゴム層が流体からの熱等により徐々に熱劣化することが避けられず、ゴム層が過度に熱劣化すると、ホース内部の流体が口金具から漏れ出てしまう等、ゴム層の劣化に伴う不具合が生じる虞がある。不具合が生じるのを防止するためには、定期的に、ホースの劣化具合を診断したり、ホースの使用限度となるまでの残存寿命を予測したりして、ゴム層が過度に劣化したホースの使用を未然に防ぐのが効果的である。
このような状況の下、発明者らは、ホースの劣化具合を診断するためにはホースの反力測定が有効であることに着目した。
ホースの反力測定のための装置としては、例えば、両端が固定された長尺の試験ホースの2点間を半円形に湾曲させるときに、2点間に生じる曲げ反力を、2点の何れか一方に設けた検出器で測定する、曲げ反力測定装置(特許文献1参照)が提案されている。
特開平10−288575号公報
しかしながら、従来の曲げ反力測定装置は、測定に際し、試験ホースの2点間を半円形に湾曲させることから、建設機械や工場設備等において、高温、高圧の流体を送るための流路を形成するホースの曲げ反力を測定しようとした場合、両端をそれぞれ移動台に保持する必要がある。従って、そのための試験ホースを、流路を形成するホースの一部を切断して用意しなければならなかった。
そこで、この発明の目的は、流路を形成するホースを切断することなく、流路形成状態のまま、ホースの反力を測定することができる反力測定装置、反力測定装置を用いた劣化診断方法及び劣化診断装置を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る反力測定装置は、受け部と、前記受け部に対し接近可能に離間して配置され、前記受け部との間で、ホースをその長手方向と交差する方向から挿入可能な挟持空間を形成する可動部と、前記挟持空間に挟み込まれた前記ホースに対する、前記可動部の前記受け部に対する接近移動に伴う押圧による荷重付加時の、前記ホースの反力を測定する測定部と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、流路を形成するホースを切断することなく、流路形成状態のまま、ホースの反力を測定することができる。
この発明の一実施の形態に係る反力測定装置を模式的に示す斜視説明図である。 図1の反力測定装置の側面図である。 図1の挟持空間におけるホースの状態を示す、反力測定装置の部分説明図である。 図1の固定ベースの他の例を示す説明図である。 ホースの劣化診断装置の一例の概略構成を示すブロック図である。
以下、この発明を実施するための一形態について図面を参照して説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態の反力測定装置10は、流路を形成するホースHにおける反力を測定する装置であり、この例では、持ち部11と、持ち部11の延長部分に配置された受け部12及び可動部13と、測定部14とを有している。
ホースHは、高温、高圧の流体(例えば、油等)を送るための流路を形成するものであり、例えば、内管ゴム層、金属ワイヤ層、中間ゴム層、及び外被ゴム層が、それぞれ径方向内側から外側に積層して構成されている。なお、金属ワイヤ層、中間ゴム層が、それぞれ複数備えられ、それらが交互に積層されていてもよい。このホースHは、例えば、ホース両端に取り付けられた金属製の継ぎ手を介して、ホースHにより流体を送り込む機械や設備等に連結されている。
持ち部11は、この例では、携帯可能に、片手で握り持つことができる太さの棒状に形成されており、この持ち部11を操作者が片手で持った状態で、反力測定装置10を容易に持ち運び、且つ、保持できるように、反力測定装置10全体の形状及び重量が設定されている。
受け部12は、持ち部11に沿って延ばした延長部分からなる挟持部15の先端側に、例えば、蝶ボルト等により離脱自在に取り付けられた固定ベース16を介して設けられている。可動部13は、挟持部15の持ち部11側に、可動ベース17を介して、受け部12に対向すると共に受け部12に対し接近可能に離間して設けられている。可動部13は、挟持部15に沿って可動ベース17と共に移動することができ、受け部12との間で、ホースHをその長手方向と交差する方向から挿入可能な挟持空間aを形成する。
この受け部12は、ホースHが挟持空間aに挟み込まれた際に、挟み込まれたホースHに沿って離間する、例えば円筒体状の2個の第1ガイド12a,12aからなる。可動部13は、ホースHが挟持空間aに挟み込まれた際に、2個の第1ガイド12a,12aの間、略中間位置で、受け部12のホースHを挟んだ反対側に位置する、1個の第2ガイド12bからなる。第2ガイド12bは、例えば軸方向略中央にV字状溝を有する半円筒体状に形成されている。このように配置された、2個の第1ガイド12a,12aからなる受け部12と、1個の第2ガイド12bからなる可動部13により、ホースを挟み込んで押圧する際、ホースを安定して固定することができる。
本実施形態において、2個の第1ガイド12a,12aは固定ベース16に、1個の第2ガイド12bは可動ベース17に、何れも固定されているが、それぞれ円筒体或いは半円筒体の中心軸を回転軸として回動可能に取り付けられていても良い。これにより、ホースHと各ガイド12a,12bとの間の摩擦力を低減できるので、各ガイド12a,12bをホースHの任意の箇所に容易に位置させることができる。また、第1ガイド12aを第2ガイド12bと同様な形状に、第2ガイド12bを第1ガイド12aと同様な形状に、それぞれ形成しても良い。
また、図4に示すように、固定ベース16の代わりに、大型固定ベース16aを用いても良い。大型固定ベース16aは、固定ベース16に比べ、挟持部15との取り付け位置から2個の第1ガイド12a,12aの取り付け位置までの距離が長く形成されている。この大型固定ベース16aを用いることで、受け部12と可動部13との距離を長くして、ホースHを挟持する挟持空間aを大きくすることができ、径の太いホースHに対応することが可能になる。
これら2個の第1ガイド12a,12aからなる受け部12、及び1個の第2ガイド12bからなる可動部13により、反力測定装置10には、受け部12と可動部13の間に、挟持部15の受け部12及び可動部13の取付面側を開口とする、溝状凹部が形成される。溝状凹部には、ホースHをその長手方向と交差する方向から挿入可能であり、この溝状凹部がホースHを挟持する挟持空間aとなる(図1〜3参照)。
従って、本実施形態の反力測定装置10は、ホースHが挟持空間aに位置するようにホースH側面からホースHに押し当てることにより、ホースHを挟持空間aに位置させることができる。これにより、流体を送り込む機械や設備等に連結されたホースHを機械や設備等に連結したまま、反力測定装置10をホースHに装着することが可能になる。このため、本実施形態の反力測定装置10を携帯して、機械や設備等に連結されたままのホースHの反力測定が必要な場所に行き、流路を形成するホースを切断することなく、流路形成状態のまま、ホースHの何処でも簡易にホースの反力測定を行うことができる。
可動部13が取り付けられた可動ベース17は、持ち部11に設けたラック18の一端と一体化している。ラック18は、持ち部11に形成した、持ち部11長手方向に沿う溝状のガイド部11a(図1参照)に摺動可能に装着されている。可動ベース17は、持ち部11に設けられたハンドル19の操作により、ラック18の移動に伴いラック18と共に移動する。
ラック18とハンドル19は、本実施形態において、ラック18の移動方向が一方向に制限されるラチェット機構により構成されており、ハンドル19の操作により、ラック18は受け部12に接近するように段階的に移動することができるようになっている。ハンドル19は、一端が持ち部11に軸支されており、持ち部11を保持して、解放された他端側を持ち部11に対し接近するように押し込むことができる。ハンドル19を押し込む一操作毎に、ラック18を段階的(1ピッチ毎)に移動させることができる。ラック18の移動により、ラック18と一体化した可動ベース17と共に可動部13が、受け部12に接近するように段階的(1ピッチ毎)に移動する。
このように、ハンドル19の操作により可動部13を移動させ、受け部12との間に挟み込んだホースHへの可動部13の押圧移動による荷重付加が、ラチェット機構により段階的に行われる。ホースHへの荷重付加が段階的に行われることで、ホースHに対し、一定ピッチでの段階的な荷重付加が可能になり、荷重付加に対する正確な測定ができる。なお、一定ピッチでの段階的な荷重付加が可能であれば、必ずしもラチェット機構に限るものではない。
また、移動したラック18は、ハンドル19の解放された他端側に対し、例えば、押し込む方向とは反対方向へ引き起こす操作をし又は単に押し込む力を解除することで、移動方向の制限が解除され移動前の元の位置に戻すことができる。ラック18を戻すのに伴って、可動部13も移動前の元の位置に戻すことができる。
従って、ハンドル19を操作し、図3に示すように、挟持空間aに挟み込まれたホースHに対し、可動部13を接近当接させ更に押圧することで、可動部13の押圧移動を行うことができる。この押圧移動により、ホースHは荷重付加状態、即ち、荷重付加により可動部13が当接する押圧部分が押圧方向に曲がる状態になる。ホースHへの荷重付加は、ホースHに対する可動部13の押圧移動量を増大させることにより、増大させることができる。
本実施形態では、可動部13に、測定部14が装着されている(図1〜3参照)。測定部14は、挟持空間aに挟み込まれたホースHに対する、可動部13の受け部12に対する接近移動に伴う押圧による荷重付加時の、ホースHからの反力を測定する。測定部14は、本実施形態において、ロードセルが用いられている。つまり、測定部14は、挟持空間aにおいて、本実施形態では、受け部12(2個の第1ガイド12a,12a)と可動部13(1個の第2ガイド12b)により三点固定されて荷重付加状態にある、ホースHからの反力を測定することができる。
測定部14により反力が測定されるホースHの荷重付加状態は、必ずしも三点による固定状態に限るものではなく、ホースHを両側から挟んで押圧することができる、受け部12と可動部13による固定状態であれば良い。受け部12は、少なくとも1個の第1ガイド12aからなり、可動部13は、ホースHが挟持空間aに挟み込まれた際に、受け部12のホースHを挟んだ反対側に位置する少なくとも1個の第2ガイド12bからなればよい。また、受け部12を構成する第1ガイド12aを3個以上、可動部13を構成する第2ガイド12bを2個以上設けても良く、更に、例えば、受け部12の第1ガイド12aを1個、可動部13の第2ガイド12bを2個として、受け部12側に測定部14を設けても良い。
また、本実施形態の反力測定装置10は、測定部14による測定結果を表示する表示部21を有している。測定部14の測定結果は、例えば、持ち部11に設置した無線アンプ20(図1,2参照)を介した無線通信により、表示部21に送られ、表示部21により、測定対象のホースHにおける荷重付加に対する反力データとして、例えば液晶表示窓に表示されるようにすることができる。この構成によれば、測定部14によって測定された反力データを、測定結果として表示部21から直接確認することができる。
表示部21は、反力測定装置10と別体に設ける(図1参照)他、反力測定装置10と一体に設けても良い。測定部14から表示部21への測定結果の送付は、無線アンプ20を介した無線通信に限らず、有線通信により行っても良い。
なお、本実施形態において、図3では、ホースHからの反力を測定する際、可動部13(1個の第2ガイド12b)を、曲げ状態にあるホースHの屈曲部表面に位置させて押圧移動させる様子を示しているが、これに限るものではない。ホースHからの反力を測定する際、可動部13(1個の第2ガイド12b)を、曲げ状態にあるホースHの屈曲部裏面に位置させて、可動部13とホースHの屈曲部表面に位置する受け部12(2個の第1ガイド12a,12a)とでホースHを挟み込み、押圧移動させても良い。
本実施形態の反力測定装置10によって得られたホースHの反力は、当該ホースHの劣化診断に有効に活用することができる。
次に、本実施形態の反力測定装置10により得られた、測定対象のホースHへの荷重付加時の反力データに基づく、ホースHの劣化状態を調べる劣化診断について説明する。
診断対象のホースHの劣化状態は、例えば、ホースHの残存寿命として予測することができる。ホースHの残存寿命は、残存寿命の診断対象のホースHについての、反力測定装置10の可動部13の押圧移動による、ホースHの荷重付加状態において得られた反力データに基づき、予測することができる。
ホースHの残存寿命は、ホースHの荷重付加状態において得られた反力データと、使用限界状態にある、同じ種類(口径や内部構造等)の比較対象のホースについて予め得られた試験結果との、比較に基づいて予測する。この試験は、比較対象のホースについて、診断対象のホースHと同様の荷重付加試験と同一又は比較的近い試験条件下で行われる。残存寿命とは、ホースが使用限界状態になるまでの残りの使用時間を意味し、どの程度ホースが劣化した状態を使用限界状態というのかについては、要求に応じて適宜設定される。
診断対象及び比較対象のホースについての試験結果の比較に基づいて、残存寿命を予測する方法としては、任意のものを用いることができる。例えば、予め、積算使用時間が異なる複数の同種類のホースについて、それぞれ同一条件下で荷重付加試験を実施することにより、積算使用時間と荷重付加試験の試験結果との関係を表す傾向データを得る。得られた傾向データを、好ましくは複数のホースの種類及び試験条件について蓄積しておく。
そして、蓄積した傾向データのうち、ホースの種類が診断対象のホースと同じで、試験条件が診断対象のホースについて実施した試験と同じ又は比較的近いものを使用して、診断対象のホースの試験結果と使用限界状態にある比較対象のホースの試験結果とを比較する。この比較に基づき、ホースHの劣化判定表を作成する。
このような劣化判定表は、ホースHの種類毎に、使用圧力及び口径に対応する、判定基準となる反力値と、測定結果である反力値とに基づく、例えば「要注意」或いは「使用不可が望ましい」等の判定区分を、一覧にして示すものである。この劣化判定表を用いて、反力測定装置10の可動部13の押圧移動による、ホースHへの荷重付加状態において得られた反力データ、即ち、測定部14による測定結果である表示部21に表示された反力値を対照する。対照により、その反力値に対応する判定を得て、反力データ値に基づく診断対象のホースの劣化状態を判定する。
つまり、反力測定装置10による診断対象のホースHの測定結果と、診断対象のホースHと同種類の積算使用時間が異なる複数のホースについて、それぞれ同一条件下で荷重付加試験を実施し、積算使用時間と荷重付加試験の試験結果との関係を表す傾向データを得て蓄積した蓄積傾向データと、を対照することにより、診断対象のホースHの劣化状態を判定する、ホースHの劣化診断を行うことができる。
なお、例えば、反力に基づき上記したような劣化判定を自動的に行うプログラムを組み込み、その判定結果を表示部21に提供する劣化判定部を表示部21と一体に形成して、表示部21に判定結果を表示させることもできる。この場合、反力測定装置10と劣化判定部とでホースHの劣化診断装置が構成されることになる。
図5は、ホースの劣化診断装置の一例の概略構成を示すブロック図である。図5に示すように、ホースの劣化診断装置30は、反力測定装置10と、反力測定装置10による診断対象のホースHの測定結果と、診断対象のホースHと同種類の積算使用時間が異なる複数のホースについて、それぞれ同一条件下で荷重付加試験を実施し、積算使用時間と荷重付加試験の試験結果との関係を表す傾向データを得て蓄積した蓄積傾向データと、を対照して診断対象のホースHの劣化状態を判定する劣化判定部31と、を備えている。なお、劣化判定部31は、必ずしも表示部21と一体に形成されていなくてもよく、例えば単独で設けられていてもよい。
このように、この発明に係る反力測定装置10は、例えば建設機械や工場設備等の現場において配置された、流路を形成するホースHを、切断することなく流路形成状態のまま、可動部13の押圧移動により、測定部14の測定結果としてホースHの反力データを得ることができる。また、上述した実施形態のように、少なくとも持ち部11を、片手で握り持つことができる太さの棒状に形成することにより、携帯可能に、更には片手で持つことができるように構成すれば、反力測定装置10を、例えば建設機械や工場設備等の、流路を形成するホースHが設置された現場に、携帯することができ、更には片手で操作することができる。
そして、例えば上記のような劣化判定表を用いることで、反力測定装置10により得られたホースHの反力データから、例えば建設機械や工場設備等の現場において配置された、流路を形成するホースHを、切断することなく流路形成状態のまま、ホースHの劣化状態を診断することができる。
この発明によれば、反力測定装置を用いて、流路を形成するホースを切断することなく、流路形成状態のまま、押圧移動によるホースへの荷重付加状態におけるホースの反力データを得ることができ、この反力データから、劣化判定表を用いて、ホースの劣化状態を判定することができる。このため、例えば建設機械や工場設備等の現場において配置されたホースの劣化診断を、使用状態のまま行う場合に好適である。
10:反力測定装置、 11:持ち部、 11a:ガイド部、 12:受け部、 12a:第1ガイド、 12b:第2ガイド、 13:可動部、 14:測定部、 15:挟持部、 16:固定ベース、 16a:大型固定ベース、 17:可動ベース、 18:ラック、 19:ハンドル、 20:無線アンプ、 21:表示部、 30:劣化診断装置、 31:劣化判定部、 H:ホース、 a:挟持空間

Claims (7)

  1. 受け部と、
    前記受け部に対し接近可能に離間して配置され、前記受け部との間で、ホースをその長手方向と交差する方向から挿入可能な挟持空間を形成する可動部と、
    前記挟持空間に挟み込まれた前記ホースに対する、前記可動部の前記受け部に対する接近移動に伴う押圧による荷重付加時の、前記ホースの反力を測定する測定部と、
    を有し、
    前記受け部及び前記可動部の一方は、2個の第1ガイドからなり、
    前記受け部及び前記可動部の他方は、前記ホースが前記挟持空間に挟み込まれた際に、前記受け部及び前記可動部の前記一方の前記ホースを挟んだ反対側であって前記ホースの長手方向で前記2個の第1ガイドの間に位置する、1個の第2ガイドからなることを特徴とする、反力測定装置。
  2. 前記受け部及び前記可動部の前記一方に連結された、第1把持部と、前記受け部及び前記可動部の前記他方に連結され前記第1把持部に軸支された、第2把持部と、を更に有することを特徴とする、請求項1に記載の反力測定装置。
  3. 前記可動部の前記受け部に対する接近移動は、ラチェット機構により段階的に行われることを特徴とする、請求項1または2に記載の反力測定装置。
  4. 前記測定部による測定結果を表示する表示部を更に有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の反力測定装置。
  5. 前記第2ガイドは、軸方向略中央にV字状溝を有する半円筒体状に形成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の反力測定装置。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載の反力測定装置による診断対象のホースの測定結果と、前記診断対象のホースと同種類の積算使用時間が異なる複数のホースについて、それぞれ同一条件下で荷重付加試験を実施し、積算使用時間と荷重付加試験の試験結果との関係を表す傾向データを得て蓄積した蓄積傾向データと、を対照して前記診断対象のホースの劣化状態を判定する劣化診断方法。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の反力測定装置と、
    前記反力測定装置による診断対象のホースの測定結果と、前記診断対象のホースと同種類の積算使用時間が異なる複数のホースについて、それぞれ同一条件下で荷重付加試験を実施し、積算使用時間と荷重付加試験の試験結果との関係を表す傾向データを得て蓄積した蓄積傾向データと、を対照して前記診断対象のホースの劣化状態を判定する劣化判定部と
    を備える劣化診断装置。
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