JP6762316B2 - 結晶アルロース粒子を含有するチューインガム組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、結晶アルロース粒子及び任意選択的に水性アルロースシロップを含有するチューインガム組成物、並びにチューインガム組成物の硬化速度を増加させるためのアルロースの使用に関する。
全てのチューインガムは、ガムベースと、結晶化糖及び/又は甘味料とを含有する組成物から作られる。ガムベースは通常、ガムの弾性を決定する1種又は2種のエラストマーと、軟化点を下げるワックスと、力学特性を向上させる無機充填剤と、製造及び貯蔵時にガムを保護する酸化防止剤と、結合剤とから作られる。これらの成分の相対的な比率によってガムの種類(チューインガム又は風船ガム)が決定される。組成物には、香料、着色料、可塑剤、乳化剤、安定化剤、及びゲル化剤などの様々な添加剤も含まれ得る。通常は、糖及び/又は甘味料並びに添加剤は、ガムベースと共にミキシングボウルの中で15〜20分混合される。混錬の終了時、練り生地は約50℃の温度に達する。その後、これはシート状に押し出され、これは板状片又はコア(センターとも呼ばれる)へと切断される。冷却後、板状片又はセンターは、硬化のために制御された温度及び湿度で6〜48時間保持される。この工程の後、板状片はその風味を保つためにアルミニウム包装で包まれ、その後包装される。センターは、厚紙又はプラスチック包装に包装される前にコーティングされる。
ノンシュガーのチューインガムは、今日、ほとんどの欧州の国のマーケットシェアの約90%を占めている。ポリオールは、甘みと低カロリー値の観点から、ノンシュガーチューインガムの製造における第1位の座にランク付けされている。また、スクロースやグルコースなどの糖と比較してポリオールはグリセミック指数が低いことから、これらは糖尿病の管理又は体重管理に好適である。更に、スクロースなどの従来の甘味料の代わりにキシリトールなどのポリオールを使用することの確立されている歯科上の利点(例えば新たな虫歯の劇的な減少、既存の虫歯の進行の阻止、及びいくつかの場合には反転)から、ポリオールは代替甘味料としての用途に望ましい。しかしながら、ポリオールの最近の文献の総説には、これらの多くの利点にもかかわらず、これらが下腹痛、膨満感、更には急性、非感染性、非炎症性の下痢などの不快な副作用を生じさせ得ることが示されている。この理由のため、一部の人々、特に腸が過敏な人は、ポリオールが入ったチューインガムを避けている。
そのため、これらの人々にはスクロースが最も適しているであろう。しかしながら、スクロースは製造上の問題を生じさせることが見出された。具体的には、従来の糖類を主成分とする組成物は、ガムをその形状を変えることなくコーティングできる前に、あるいはその包み紙に貼り付くことなく包装できる前に、かなり長い硬化時間を必要とする。そのため、この工程は製法のコストを大幅に増加させる。
本発明者らは、今回、D−アルロースがチューインガム組成物の硬化速度をスクロースと比較して増加させ、その結果ポリオールの代替として、工業スケールでのチューインガムの製造において使用できることを見出した。
D−プシコースとも呼ばれるD−アルロースは、スクロースの70%の相対的な甘さを有しているが、カロリー値はわずか0.2kcal/gである。これは、D−フルクトースのC−3エピマーであり、これは「希少糖」に属する。D−アルロースは、様々な微生物中で見出されたD−タガトース3−エピメラーゼ(DTEase)ファミリー酵素によ
って、D−フルクトースから製造することができる。
驚くべきことには、フルクトースがアルロースと非常に似ているにも関わらず、アルロースで得られる強化された動態がフルクトースによっては得られないことが見出された。
更に、D−アルロースは、マルトース及びスクロースの摂取によって誘発される血糖反応の減少に関してプラスの影響を有することが見出された(Matsuo T.et al.,J.Jpn.Soc.Nutr.Food Sci.2006;59:119−121)。
そのため、本発明は、これらのグリセミック指数を下げながらもこれらの硬化速度を増加させるために、糖を主成分とするチューイングガムの製造において有用であることも明らかになった。
結晶アルロースなどのアルロースの、チューインガムの製造における使用は既に提案されている(国際公開第2014/161977号;欧州特許第2090180号明細書;米国特許出願第2013/344008号明細書)。しかしながら、これらにはほとんどのチューインガムに適切ではない粒径のアルロース粒子が含まれている。更に、同様のスクロースを主成分とする組成物と比較して、アルロース自体がそのような組成物の硬化速度を増加できることはこれまで示唆されていなかった。
かくして本発明は、結晶アルロース粒子及び任意選択的に水性アルロースシロップを含有するチューインガム組成物であって、前記アルロース粒子が250μm未満の平均粒径を有するチューインガム組成物に関する。
これは、結晶アルロース粒子及び任意選択的な水性アルロースシロップを、溶融ガムベース及び1種以上の食品添加剤と混合し、その後前記混合物を混練することで、前記アルロース粒子を含まない同じ組成物よりも速い硬化速度を有する組成物を得ることを含む、チューインガム組成物の硬化速度を増加させるためのアルロースの使用並びにチューインガム組成物の硬化速度の増加方法にも関する。
本発明は更に、チューインガム組成物を得るために、結晶アルロース粒子及び任意選択的な水性アルロースシロップを、溶融ガムベース及び1種以上の食品添加剤と混合する工程を含み、前記アルロース粒子が250μm未満の平均粒径を有する、チューインガムの製造方法に関する。
本発明によるチューインガム組成物は、250μm未満の平均粒径を有する結晶アルロース粒子を含有する。好ましくは、これらのアルロース粒子は45μmより大きい平均粒径を有する。
本明細書との関連において、「アルロース」は、D−アルロース又はL−アルロースのことをいう。しかしながら、D−アルロースの方が入手しやすいことから、本発明においてはD−アルロースが好ましい。
アルロースの平均粒径は、供給業者から提供される取扱説明書を使用して、「LS230」としてBECKMAN−COULTERから販売されているものなどのレーザー回折分析計によって決定される。実験条件は、光学濃度が4°〜12°、好ましくは8°に含
まれるように決定される。結果は、体積%として計算され、μmで表される。
好ましい実施形態においては、アルロース粒子は、少なくとも90重量%、好ましくは少なくとも95重量%、更に好ましくは100重量%のアルロース粒子が、最大250μm、好ましくは最大220μmの開口を有する篩を通過するように選択される。篩分けは、篩振とう機によって行うことができる。篩分けは、一連の篩を備えたRX−29型RO−TAP機(W.S.Tyler,USAから供給)によって行うことができ、その中の底部篩は212μmに相当するUS標準試験篩N70(Tyler65メッシュに相当)である。
結晶アルロースは、次の通りに合成することができる。
D−アルロースシロップは、最初にD−タガトース3−エピメラーゼファミリー(DTEase,EC5.1.3.−)の酵素によって触媒作用を及ぼされたC−3でのD−フルクトースのエピマー化によって得られる。エピマー化のために使用される原材料は、例えば純度が約99%の結晶フルクトースとすることができる。これは、約45%まで水で希釈してもよく、酵素によるエピマー化の前にこの中に塩化マグネシウムを添加してもよい。これまでに、様々な微生物から少なくとも5種類のDTEaseの特徴が明らかにされており、D−アルロースの合成に用いられている。これらは市販されている。アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)由来の推定DTEaseも使用することができ、そのD−アルロースに対する高い基質特異性のため、この酵素はD−アルロース(D−アルロース)3−エピメラーゼ(DTEase,EC5.1.3.−)と再命名された。ある実施形態においては、D−アルロース3−エピメラーゼは、プセウドモナス・シコリイ(Pseudomonas cichorii)由来のD−タガトース3−エピメラーゼ、アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)由来のD−アルロース3−エピメラーゼ、クロストリジウム・エスピー(Clostridium sp)由来のD−アルロース3−エピメラーゼ、クロストリジウム・シンデンス(Clostridium scindens)由来のD−アルロース3−エピメラーゼ、クロストリジウム・ボルテアエ(Clostridium bolteae)由来のD−アルロース3−エピメラーゼ、ルミノコッカス・エスピー(Ruminococcus sp)由来のD−アルロース3−エピメラーゼ、及びクロストリジウム20・セルロリティカム(Clostridium 20 cellulolyticum)由来のD−アルロース3−エピメラーゼから選択される。好ましい実施形態においては、親のD−アルロース3−エピメラーゼは、クロストリジウム・セルロリティカム(Clostridium cellulolyticum)由来のD−アルロース3−エピメラーゼであり、より具体的には、クロストリジウム・セルロリティカム(Clostridium cellulolyticum)株H10(ATCC35319)である。別の実施形態によれば、国際公開第2015/032761号に記載されているような親のD−プシコース3−エピメラーゼの変異体が使用される。
得られるアルロースシロップは、その後あらゆる不溶性の粒子を取り除くために精密ろ過され、次いでその色を抜くために炭素ろ過され、次いで更に無機物及び他の不純物を取り除くためのイオン交換カラム上での脱塩工程を受ける。その後、シロップは、例えば従来のエバポレーターを使用して濃縮することができる。このアルロースシロップに対して、例えばカルシウムイオン交換樹脂を用いたクロマトグラフ疑似移動床(SMB)を通すことによるクロマトグラフィーによって、濃縮工程が更に行われてもよい。このシロップは、結晶化前に更に濃縮されてもよい。結晶化は、飽和曲線に従って濃縮されたアルロースシロップを冷却することによって行われてもよい。結晶化の後、結晶ケーキは遠心分離によって回収され、その後洗浄されてもよい。得られるアルロース結晶はその後乾燥され
てもよい。
結晶性粉末アルロースは、この平均粒径未満の粒子が十分に存在しない場合には、その平均粒径を250μm未満に減らすために粉砕工程を更に受けてもよい。好ましくは、この粉砕工程は、連続的な乾式機械粉砕によって行われる。そのような粉砕のためには、例えばブレード又は回転子/固定子を備えたミル、かご型ケージミル(squirrel cage mill)、振動篩ミル、コニカル篩ミル、円筒型篩ミル、ハンマーミルなどの様々なミルが利用できる。
特定の結晶アルロース粒子を使用することから、本発明の組成物は8時間以内、好ましくは6時間以内、より好ましくは3時間以内に少なくともその最大硬さの90%に達する。ガム組成物の硬さは、以降の実施例で説明される通りに測定することができる。
結晶アルロース粒子に加えて、この組成物の中には水性アルロースシロップが含まれていてもよい。通常、このシロップは、シロップの総乾燥重量基準で少なくとも95%のアルロースを含む。そのようなアルロースシロップは、結晶化前の一連の工程に従って、上述した方法により作製することができる。
通常、アルロースは、結晶アルロース粒子、又は結晶アルロース粒子と水性アルロースシロップとの混合物のいずれかとして、ガム組成物の総重量に対して40〜90重量%、好ましくは50〜65重量%を占める。組成物が結晶アルロース粒子と水性アルロースシロップの両方を含む場合には、後者は好ましくは組成物中のアルロース粒子の総重量の1〜10%(乾燥重量)を占める。
チューインガム組成物は、典型的には少なくとも1種のガムベースを含有する。好ましくは、本発明による組成物中のガムベース含有率は、15〜60重量%、より好ましくは20〜40重量%、更に好ましくは25〜35重量%まで様々である。製造するチューインガムの種類に応じて、任意の種類のガムベースを組成物中で使用することができる。これは、通常1種以上の天然又は合成の高分子、オイル、ワックス、充填剤、可塑剤、乳化剤、着色料、酸化防止剤、及びこれらの混合物を含有する。
この組成物は、ここに記載される1種以上の食品添加剤を更に含有していてもよい。
それらの中でも、スクロース、フルクトース、グルコース、マルトース、トレハロース、及びこれらの混合物から選択され、好ましくはスクロース及び/又はフルクトースである、アルロース以外の少なくとも1種の炭水化物をまず挙げることができる。前述したように、スクロースにアルロースをブレンドすると、前記組成物から製造される従来の糖を主成分とするチューインガムのグリセミック指数を結果として減少させることができる。
本発明の組成物は、加水分解水添でんぷん又は水添グルコースシロップを更に含有していてもよく、これには主にこの組成物の可塑性を向上させるマルチトールが含まれる。これらのシロップ及びそれらの製造方法は周知である。これらは、特には仏国特許出願第A−2,654,308号明細書及び仏国特許出願第A−2,459,002号明細書に記載されている。これらは通常酵素及び/又は酸によるでんぷんの加水分解、並びにそれに続く触媒としてのラネーニッケルを用いた高温での水添によって製造される。そのようなシロップの例は、Lycasin(登録商標)という商品名でROQUETTEから販売されている。組成物中のこれらのシロップの乾燥重量含有率は、組成物の総乾燥重量の1〜10%、好ましくは1〜5%の範囲であってもよい。
このでんぷん加水分解物とは別に、組成物は5重量%未満の糖アルコール(類)を含有
することが好ましい。本発明のある実施形態においては、糖アルコール(類)がアルロース100重量部当たり5重量部未満を更に占める。糖アルコールは炭水化物の還元によって得られ、これにより単糖単位のカルボニル基(C=O)はCHOH部位で置換される。糖アルコールの例は、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、イソマルト、及びこれらの混合物である。好ましい実施形態によれば、組成物は0%超5%未満の量で、好ましくは200μm未満の平均粒径を有するマンニトール粉末を含有し、更に好ましくは2つの異なるタイプのマンニトール粉末であって、そのうちの一方は20〜90μmの平均粒径を有し、他方は100μm〜200μmの平均粒径を有するマンニトール粉末を含有する。マンニトール粉末の例は、Pearlitol(登録商標)という商品名でROQUETTEから入手することができる。マンニトール粉末(類)は、組成物総乾燥重量の1〜10%を占めていてもよい。
更に、本発明による組成物は、組成物の総重量に対して、好ましくは1.5%未満のグリセリン、より好ましくは0〜1%のグリセリンを含有し、更に好ましくはグリセリンを含有しない。
この組成物は、1種又は複数種の高甘味度甘味料を含有していてもよい。高甘味度甘味料は、糖の何倍もの相対甘味度を有する食品添加剤であり、これはこれらを遥かに少ない量で使用できることを意味する。これらは、利用可能なエネルギーに大きく寄与することなしに、糖によって通常付与される甘みを置き換えるために食品に添加される。高甘味度甘味料の例は、アリテーム、アセスルファムカリウム(Ace K)、アスパルテーム、アドバンテーム、シクラメート、ネオテーム、サッカリン、スクラロース、ステビオールグリコシド、及びタウマチンである。本発明のある実施形態によれば、高甘味度甘味料が存在する場合、それらはアルロース100重量部当たり約0.008重量部未満を占める。
本発明の組成物は、香料、着色料、酸化防止剤、及びこれらの混合物などの1種以上の他の食品添加剤を含有していてもよい。香料には、天然及び/又は人工の成分が含まれていてもよい。これらには、特にはミント、オレンジ、レモン、及び他の果物又は植物の香料(例えばリンゴ、イチゴ、バナナ、サクランボ、又は果物の混合物の香料)が含まれていてもよい。存在する場合、香料は、ガムベースの種類、ガムベースの量、チューインガムの種類、及び前記香料の特性に応じて、当業者が容易に決定できる適切な量で使用される。
本発明の組成物は、次の方法に従って作製することができる。
最初の工程では、アルロースは例えば2つのZ形のブレードを備えた混練機を使用してガムベースと混合される。通常、工程の完全なサイクルは15〜20分続き、成分は混練機中の混練が進行する際に添加される。ガムベースに展性を付与するために、後者は予め及び混合時に加熱される。混練の終了時、練り生地の温度は約50℃である。混合工程の後、使用する装置に応じてより狭い又はより広いチューインガムのシートを得るために、加熱条件での押出工程が行われる。この際、その粘着性を低減するために、マンニトール微粒子などの打ち粉又はシリカなどの凝結防止剤をシートに付着させてもよい。得られるシートの厚さを減らすためには、その後圧延工程が設けられる。この工程時、シートは間隔が減少する複数対のローラーの間を連続的に通過する。圧延工程の後、成形/切断の最終工程が行われ、これにより板状ガム又はタブレットを得ることができる。
このようにして得られたタブレットはコアとして使用することができ、更に例えば1種以上の甘味料(炭水化物及び/又は糖アルコール及び/又は高甘味度甘味料)及び任意選択的なバインダー、着色料等を含むコーティングシロップでコーティングすることができ
る。あるいは板状ガムは包装紙の中に直接包むことができる。
本発明は以降の実施例を考慮してより深く理解されるであろう。以降の実施例は、例示の目的でのみ示されており、本発明の範囲を限定することは意図されておらず、本発明の範囲は添付の請求項によって規定される。
実施例1:チューインガムの製造
<1A−アルロースシロップ及び結晶アルロース粉末の作製>
アルロースシロップは、最初に次の通りに調製する:少なくとも99%の純度の結晶フルクトースを約45%の乾燥物質まで水に溶解させた。代わりに、出発物質として少なくとも95%の純度のフルクトースシロップを使用してもよい。シロップを6.75のpH、55.0℃でエピマー化酵素と反応させた。反応させて30時間後、シロップを集めた。標準的なHPLC法を使用したところ、得られたシロップは25.2%のアルロースと74.8%のフルクトースを有していた。このシロップを、不溶性の酵素の細胞塊を取り除くために精密ろ過し、次いで色を抜くために炭素ろ過し、次いで更に無機物及び他の不純物を更に取り除くためにカチオン及びアニオンイオン交換カラム上で脱塩した。その後、シロップを従来のエバポレーターを使用して約60%の乾燥固体含有率まで濃縮した。濃縮されたアルロースシロップを、カルシウム型の樹脂を備えた疑似移動床クロマトグラフカラム(SMB)に通した。得られたシロップは、約95%のアルロース含有率を有していた。
得られたシロップの一部を蒸発させて約77%の固体まで濃縮し、本発明の組成物中で使用するアルロースシロップを得た。
SMBからのアルロースシロップの残りは、従来のエバポレーターを使用して85%の乾燥物質まで更に濃縮し、その後結晶アルロースを製造するためにパイロットバッチ冷却晶析装置に入れた。結晶化条件は、結晶化開始時に50℃、20℃で90時間であった。晶析装置からの結晶は、1700rpmで遠心分離した。得られた結晶はその後、25℃から90℃まで温度を上昇させてから合計4時間かけて25℃まで冷却させることにより、流動床を使用して乾燥させた。
このようにして得られた結晶アルロースは、Universal Mill M20(IKA,Staufen,Germany)を使用して粉砕し、その後一連の篩から構成されるRO−TAP篩振とう機を使用して212μm未満まで篩分けした。底部の篩は「US標準試験篩」No.70であった。
<1B−結晶アルロースを有するチューインガム>
チューインガムは以下に記載の通りの組成物を使用して作製し、この中のアルロース粉末は上述の通りに作製した:
Figure 0006762316
ガムベースを柔らかくし、アルロース及びマンニトールの粉末を約55℃で少なくとも4時間調質した。その後、ガムベース、約60%のアルロース粉末、マンニトール粉末、及びマルチトールシロップの半分を、ガムミキサーの中で50℃で混ぜ合わせた。その後、高甘味度甘味料、残りのアルロース粉末、残りのマルチトールシロップ、及び香料を、連続して添加した。ミキサーを停止し、このようにして得られた組成物をそこから取り出した。これを更に試験するために5mmの厚さのシートに延ばした。
<1C−結晶アルロースとアルロースシロップとを有するチューインガム>
組成物が以下に記載の通りであったことを除いては実施例1Aに記載の通りにチューインガムを作製した:
Figure 0006762316
実施例2:硬化速度の評価
実施例1B及び1Cで記載したチューインガムの硬さは、25℃に設定された、4mmの円柱プローブと、30kgのロードセルと、ペルチェ制御ユニット(これもSTABLE MICROSYSTEMから供給)とを備えた、STABLE MICROSYSTEMから供給されたTA HD Plusテクスチャーアナライザーを使用して、製造後1時間、2.5時間、及び6時間の時点で試験した。0時間は、5mmに延ばしたガムを切断して1時間後に測定した。
実験の再現性は、実施例1Bで記載した組成物のより大きいバッチを作製することによって評価した。これは組成物1B−1として記載されている。更に、比較組成物2A(スクロースを主成分とするガム)及び2B(フルクトースを主成分とするガム)は、アルロースをそれぞれ212μm未満に篩分けした同じ量のスクロース粉末及びフルクトース粉末によって置き換えたことを除いては実施例1Bに記載の通りに作製した。
10回の試験の後に得られた平均の硬さの値を各時間について計算してH、H2.5、及びHとした。その後、組成物1B、1B−1、2A、及び2Cについて、次式:HR=(H2.5−H)/1.5を使用して硬化速度を計算した。組成物1Cについては、3点(H、H2.5、及びH)を使用して直線(y=mx+b)にフィッテングすることで計算した。この中でmは傾きを表し、硬化速度を表す。
これらの実験の結果は下の表にまとめられている。
Figure 0006762316
この表から明らかなように、アルロース結晶粉末は、スクロースと比べて、更にはアルロースとフルクトースの化学構造が非常に似ているにもかかわらずフルクトースと比べても、組成物により高い硬化速度を付与する。結晶アルロースをアルロースシロップと混合した場合には、フルクトースと比較して遅い硬化速度が得られたものの、スクロースと比較して改良された硬化速度も観察された。
実施例3:硬化の合計時間の評価
実施例2で述べた実験において、様々な試料の硬さを120時間の時点で更に測定し、H120として表した。測定した平均の硬さの値は次の表にまとめられている。
Figure 0006762316
この実施例は、本発明による組成物1B、1B−1、及び1Cがわずか2.5時間でこれらの最大の硬さに到達することを示している。これは、24時間後にのみその最大の硬さの90%超に到達するフルクトースを主成分とする組成物(組成物2B)には当てはまらない。

Claims (7)

  1. 結晶アルロース粒子及び任意選択的に水性アルロースシロップを含有する、硬化させることでチューインガムを調製するためのチューインガム組成物であって、
    前記結晶アルロース粒子のうちの少なくとも90重量%が最大250μmの開口を有する篩を通過するものであり、
    前記結晶アルロース粒子が45μmより大きく250μm未満の平均粒径を有するチューインガム組成物。
  2. アルロースが、前記組成物の総重量に対して40〜90重量%を占める、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  3. スクロース、フルクトース、グルコース、マルトース、トレハロース、及びこれらの混合物から選択され、アルロース以外の少なくとも1種の炭水化物を更に含有する、請求項1または請求項2に記載のチューインガム組成物。
  4. 水添グルコースシロップを更に含有する、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のチューインガム組成物。
  5. チューインガム組成物の硬化速度を増加させるための
    少なくとも90重量%が最大250μmの開口を有する篩を通過し、かつ、45μmより大きく250μm未満の平均粒径を有する結晶アルロース粒子の使用。
  6. 結晶アルロース粒子及び任意選択的な水性アルロースシロップを、溶融ガムベース及び1種以上の食品添加剤と混合し、その後前記混合物を混練することで、前記結晶アルロース粒子を含まない同じ組成物よりも速い硬化速度を有する組成物を得ることを含み、
    前記結晶アルロース粒子のうちの少なくとも90重量%が最大250μmの開口を有する篩を通過するものであり、
    前記結晶アルロース粒子が45μmより大きく250μm未満の平均粒径を有する、チューインガム組成物の硬化速度を増加させるための方法。
  7. 硬化させることでチューインガムを調製するためのチューインガム組成物を得るために、結晶アルロース粒子及び任意選択的な水性アルロースシロップを、溶融ガムベース及び1種以上の食品添加剤と混合する工程を含み、
    前記結晶アルロース粒子のうちの少なくとも90重量%が最大250μmの開口を有する篩を通過するものであり、
    前記結晶アルロース粒子が45μmより大きく250μm未満の平均粒径を有する、チューインガムの製造方法。
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