JP6761239B2 - プロセスチーズ類及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、新規なプロセスチーズ類に関する。
チーズはタンパク質、脂質、カルシウム等のミネラル、ビタミン等の各種栄養素をバランスよく含んでおり、その需要も年々拡大している。チーズの消費形態としてはそのまま食する以外にも、グラタンやピザ、トースト等のトッピングとして用いられることも多い。このように、チーズをグラタンやピザ、トースト等にトッピングして消費する場合、チーズ表面に適度に焦げ目をつけることで、独特の焼成風味や見た目のおいしさ等を付与することができる。このため、チーズ表面に好ましい焦げ目をつける方法がいくつか提案されている。例えば、引用文献1では、チーズに還元糖およびアミノ酸を含有させることにより電子レンジ加熱の際にアミノカルボニル反応により望ましい焦げ色を呈するチーズ様食品が開示されている。また、引用文献2にはチーズ表面に糖類及びカルボキシル基を有する弱酸及び/又はその塩を付着させることによって短時間の加熱調理により褐変し、良好な焦げ目と香ばしい焼成風味を呈するチーズが開示されている。
しかしながら、引用文献1では原料となるチーズ類を加熱乳化後に糖類を添加する必要があるなど、製造適性の面で課題があった。一方、引用文献2の方法では、シュレッド加工等の加工を行った後のチーズに糖類及びカルボキシル基を有する弱酸及び/またはその塩をまぶすという製造工程を経るため、チーズ表面に均一に付着させることが困難であり、結果的に焦げ色にバラつきが生じるものとなる。
特許文献3には、焦げ性の良好なプロセスチーズ類について記載されている。この方法は、トースターで焼成することを前提として、最適な焦げ性を付与するという点で画期的なものであるが、乳化条件によっては、焼成時の焦げ色にムラが生じることがある等、工業製品として大量生産を前提とする場合には、より安定して製造する方法が求められていた。
特開平09-215470号公報 特開2003−225052号公報 特開2013−094157号公報
上記したように、従来短時間の加熱処理で良好な焦げ色を呈するプロセスチーズ類を製造する場合、特殊な原料を配合するか、あるいは煩雑な製造工程を経る必要が有るものであった。これらの課題を解決するために、本出願人は特開2013−094157に記載の方法で良好な焦げ色を呈色するプロセスチーズ類を開発したが、本発明は、従来のものよりも更に焦げ性を改善したプロセスチーズ類の提供を課題とする。
本発明者らは上記課題を踏まえ、鋭意研究を進め、以下の態様を含む発明を完成させた。
(1)直径10mm×高さ20mmの円柱状に切り出し、ろ紙上で90℃、120分間保持した際のろ紙上のオイルオフ面積が3〜25cm2であり、糖類を0.1〜5.0重量%含有し、かつ製品中の遊離アミノ酸含量が0.75重量%以上であることを特徴とするプロセスチーズ類。
(2)溶融塩の添加量が0.1〜3.0重量%であることを特徴とする(1)記載のプロセスチーズ類。
(3)原料チーズとして熟度指数が15%以下のグリーンチーズを20重量%以上配合することを特徴とする(1)または(2)記載のプロセスチーズ類。
(4)製品水分が49%以下であり、かつ固形分中脂肪の値が46%以下であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のプロセスチーズ類。
(5)熟度指数15%以下のグリーンチーズを20重量%以上配合し、かつ製品の固形分中脂肪が46%以下、製品中の遊離アミノ酸含量が0.75重量%以上となるように調製した原料チーズに、溶融塩を0.1〜3.0重量%、糖類を0.1〜5.0重量%配合し、かつ、下記オイルオフ試験による製品のオイルオフ面積が3〜25cm2となるように乳化することを特徴とする、加熱時に焦げ性を有するプロセスチーズ類の製造方法。
(オイルオフ試験)
プロセスチーズ類を直径10mm×高さ20mmの円柱状に切り出し、ろ紙上で90℃、120分間保持した際のろ紙上のオイルオフ面積を測定する。
本発明のプロセスチーズ類は、特許文献3に記載された従来品よりも、良好な焦げ性を有するプロセスチーズ類である。なお、本発明において焦げ性とは、10cm四方のプロセスチーズ類をアルミホイルに載置し、1000Wのトースターで3分間加熱した際の焦げの程度を意味するものである。
本発明において、「プロセスチーズ類」とは、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和26年12月27日厚生省令第52号)、および公正競争規約で定めるプロセスチーズ、チーズフード、または乳等を主要原料とする食品の規格のうちいずれかに該当するものであって、一般にプロセスチーズ類あるいはプロセスチーズ様食品とされるものをすべて包含するものとする。
本発明のプロセスチーズ類の原料チーズとしては、特にこれに限定されるものではないが、通常プロセスチーズ類の製造に使用される硬質又は半硬質のナチュラルチーズを用いることが可能である。硬質又は半硬質のナチュラルチーズとしては、ゴーダチーズ、チェダーチーズ等を例示することができ、2種類以上の原料ナチュラルチーズを混合して使用することも可能である。また、プロセスチーズ類を原料の一部として用いることも可能である。
なお、製品中の固形分中脂肪を調整するために、マリボーチーズ、サムソーチーズ、ラクレットチーズ、モッツァレラ(モザレラ)チーズ、ストリングチーズ、スキムチーズ等の低脂肪タイプのナチュラルチーズを原料チーズの一部として使用することが望ましい。
本発明のプロセスチーズ類においては、原料ナチュラルチーズとして熟度指数15%以下のいわゆるグリーンチーズを20重量%以上含有させることが好ましい。なお、チーズ類の熟度指数は以下の式によって計算した値である。
熟度指数(%)=(可溶性窒素量/全窒素量)×100
本発明で用いる溶融塩としては、一般的にチーズ類の製造に使用されるようなクエン酸塩、リン酸塩等を例示することができる。これらは最終的に得られるチーズ類及び製造工程において必要な物性、風味等を得られるような設計、配合をすれば良く、特に限定されるようなものではない。イオン交換作用の強弱、解膠作用の強弱、抗菌効果の有無等、それぞれ特徴を持った溶融塩を1種ないしは2種以上併用使用しても良い。また、予めそれらを配合した溶融塩も使用することができる。
また、本発明においては、副原料として脱脂粉乳などの乳製品、乳成分、安定剤、乳化剤、澱粉、加工澱粉、植物性脂肪、糖質類、香辛料、香料等、プロセスチーズ類の製造に用いられる副原料はいずれも使用可能である。これらの副原料は物性調整や風味調整を目的として使用されるが、特に必要が無ければ用いなくても良い。
本発明では、製品中の遊離アミノ酸含量を0.75重量%以上となるように調製する。この調製は、熟度指数の高いナチュラルチーズ等、比較的アミノ酸含量の高い原料チーズを使用する方法のほか、直接アミノ酸を添加しても良いし、アミノ酸を多く含むような調味料を一部添加するという方法も可能である。
いずれの場合も、製品中の遊離アミノ酸含量を0.75重量%以上とすることで、製品を加熱した際に、製品表面の膜形成が促進され、従来品よりもより良好な焦げ性を安定して発現させることが出来る。なお、特許文献1の記載の方法でもアミノ酸を添加してはいるが、特許文献1はさらに還元糖を加えてアミノカルボニル反応を促すものであるのに対し、本発明は、チーズ中の遊離アミノ酸含量を高めることによって、加熱によるチーズ表面の皮膜形成を促進することを目的とするものであることから、特許文献1は本発明とは目的が異なるものである。
本発明においては、プロセスチーズ類中に糖類を0.1〜5.0重量%含有するように調整する。糖類含量の調整は、最終的に0.1〜5.0重量%の含有量となればよく、原料にラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ガラクトース、アミノ糖又は糖誘導体を直接配合しても良いし、例えばホエイ粉等の糖類を含む原材料を配合してもよい。また、モザレラチーズ等の比較的糖類含量の多い原料チーズを配合して最終含有量を調整することも可能である。
本願明細書では乳化状態の指標として、直径10mm×高さ20mmの円柱状に切り出してろ紙(JIS P 3801に規定される5種C規格、0.22mm厚)上に静置し、90℃で120分間保持した後、チーズをろ紙上から除いて、ろ紙に染み出したオイルの面積(オイルオフ面積)を測定した。このオイルオフ面積が小さいほど(オイルオフ量が少ないほど)強い乳化状態であり、オイルオフ面積が大きいほど(オイルオフ量が多いほど)弱い乳化状態であるといえる。本発明ではこのオイルオフ面積が3〜25cm2の範囲とすることに特徴がある。一般的なプレーンタイプのプロセスチーズ類の場合、この条件化ではほとんどオイルオフは発生せず、オイルオフ面積は3cm2未満である。一方「とろけるタイプ」のプロセスチーズ類は、弱い乳化状態を維持することにより、加熱時に良好な糸引き性を付与するものであるため、この条件化では多量のオイルオフが発生し、オイルオフ面積は25cm2よりも大きくなる。本発明では、このオイルオフ量が「プレーンタイプ」と「とろけるタイプ」の中間の値を示すように調製する。このような乳化状態の制御は、原料に添加する溶融塩の種類や量による調整のほか、加熱乳化時の剪断力や、乳化時間、乳化温度によって調整することが出来る。
本発明における乳化処理は、通常プロセスチーズ類の乳化に用いられる乳化機、いわゆるケトル型乳化機や、ステファン型乳化機、サーモシリンダー型の乳化機、ジュール加熱型の乳化機等を用いることができる。乳化条件については、溶融塩や原材料の配合を考慮し、前述のオイルオフ面積の範囲に入るように適宜調整すればよい。乳化工程によって得られたプロセスチーズ類については、スライス形状やブロック形状、短冊状、ダイス状等、任意の形状に加工することが可能である。
以下に本発明の実施例を示して詳細に説明する。ただし、実施例は本発明の態様の1つであり、本発明は実施例に限定されるものではない。
原料チーズとして、ゴーダチーズ10kg、チェダーチーズ10kg、熟度指数10%のグリーンチーズ10kgを粉砕、混合した。混合したチーズ30kgをケトル型乳化機に投入し、クエン酸ナトリウム90g、リン酸ナトリウム180g、ホエイ粉300gを添加し、また、グルタミン酸を最終製品中の遊離アミノ酸含量が0.75%となるように添加した。その後、最終の水分含量が48%となるように水を添加し、80rpmで撹拌しながら、80℃になるまで加熱した。加熱後にスライス形状に充填し、急冷してプロセスチーズ類(実施例品1)を得た。また、同様の方法で、製品中の遊離アミノ酸含量が1.45%(実施例品2)、2.0%(実施例品3)となるようにグルタミン酸量を増やしたプロセスチーズ類を製造した。得られたプロセスチーズ類についてオイルオフ量を測定したところ、それぞれ、23.9cm2(実施例品1)、24.2cm2(実施例品2)、24.9cm2(実施例品3)であった。また糖類含量はいずれも2.5%であった。
なお、遊離アミノ酸含量の測定は、以下の方法で実施した。
(遊離アミノ酸含量測定方法)
試料5gに蒸留水20mlを加えて粉砕後、16%スルホサリチル酸溶液5ml及び蒸留水10mlを加えて十分攪拌した後に、3000rpmで10分間遠心分離を行い、タンパク質と脂肪を除き、さらに蒸留水で3倍希釈して分析サンプルとした。このサンプルをL-8500型高速アミノ酸分析計(日立製作所)を用いて分析し、アミノ酸クロマトグラフ法によって遊離アミノ酸量を求めた。
[比較例1]
実施例1と同様の方法で、グルタミン酸量のみを最終製品中の遊離アミノ酸含量が0.5%(比較例品1)、0.7%(比較例品2)となるように添加したプロセスチーズ類を製造した。得られたプロセスチーズ類についてオイルオフ量を測定したところ、それぞれ24.1cm2(比較例品1)、24.8cm2(比較例品2)であった。なお、糖類含量はいずれも2.5%であった。
[比較例2]
原料チーズとして、ゴーダチーズ10kg、チェダーチーズ10kg、熟度指数10%のグリーンチーズ10kgを粉砕、混合した。混合したチーズ30kgをケトル型乳化機に投入し、クエン酸ナトリウム90g、リン酸ナトリウム660g、ホエイ粉300gを添加し、また、グルタミン酸を最終製品中の遊離アミノ酸含量が0.5%(比較例品3)、0.8%(比較例品4)となるように添加した。その後、最終の水分含量が48%となるように水を添加し、80rpmで撹拌しながら、80℃になるまで加熱した。加熱後にスライス形状に充填し、急冷してプロセスチーズ類を得た。得られたプロセスチーズ類についてオイルオフ量を測定したところ、比較例品3、比較例品4のいずれもオイルオフは生じなかった。また糖類含量はいずれも2.5%であった。
[試験例1](皮膜形成および焦げ性評価試験)
実施例品1〜3、比較例品1〜4のプロセスチーズ類について、以下の方法で皮膜形成及び焦げ性を評価した。評価は、10cm四方のプロセスチーズ類をアルミホイルに載置し、1000Wのトースターで3分間加熱するという条件で実施した。皮膜形成の評価は、トースターの加熱時にチーズ表面の面積の70%以上が膨らんだものを◎、40%以上80%未満が膨らんだものを○、20%以上40%未満膨らんだものを△、20%未満のものを×として評価した。焦げ性の評価は焦げていないものを×、焦げ色のついたものを○、さらに、チーズ全体にきれいな焦げ色を呈したものを◎、過剰に焦げたものを△とする4段階で行った。結果を表1に示す。
また、各プロセスチーズ類1,000枚を上記の方法で加熱した際に、焦げ色がつかなかったものの割合(焦げ不良率)を併せて表1に記載した。
Figure 0006761239
表1の結果から、プロセスチーズ類中のアミノ酸含量を0.75%以上とすることで、皮膜形成及び焦げ色がより良好になり、また焦げ不良率が低下することが明らかとなった。また、皮膜形成の割合と焦げ性は一致すると言う結果が得られた。
原料チーズとして、スキムチーズ5kg、ゴーダチーズ5kg、チェダーチーズ10kg、熟度指数10%のグリーンチーズ10kgを粉砕、混合した。混合したチーズ30kgをケトル型乳化機に投入し、クエン酸ナトリウム90g、リン酸ナトリウム180g、ホエイ粉300gを添加し、また、グルタミン酸を最終製品中のアミノ酸含量が1.5%となるように添加した。その後、最終の水分含量が48%となるように水を添加し、80rpmで撹拌しながら、80℃になるまで加熱した。加熱後にスライス形状に充填し、急冷してプロセスチーズ類(実施例品4)を得た。得られたプロセスチーズ類についてオイルオフ量を測定したところ、24.4cm2あり、糖類含量は2.4%であった。
[試験例2]
実施例品4と比較例品1、2について、固形分中の脂肪含量を測定した。合わせて、試験例1と同様の皮膜形成及び焦げ性の評価を実施した。この結果を表2に示す。
Figure 0006761239
表2の結果から、固形分中脂肪を46%以下とすることで、良好な焦げ性を有するプロセスチーズ類を効率よく製造できることが明らかとなった。
原料チーズとして、チェダーチーズ18kg、熟度指数13%のグリーンチーズ12kgを粉砕、混合した。混合したチーズ30kgをケトル型乳化機に投入し、クエン酸ナトリウム90g、リン酸ナトリウム300g、ホエイ粉300gを添加した後、最終のアミノ酸含量が2.5重量%となるようにアミノ酸調味料(MCフードスペシャリティーズ株式会社製)を添加した。その後、最終の水分含量が47%となるように水を添加し、80rpmで撹拌しながら、80℃になるまで加熱した。加熱後にスライス形状に充填し、急冷してプロセスチーズ類(実施例品5)を得た。得られたプロセスチーズ類についてオイルオフ量を測定したところ、6.6cm2であった。また糖類含量は2.5%であった。得られたプロセスチーズについて皮膜形成及び焦げ性の評価を行ったところ、チーズ表面の面積の80%以上が皮膜を形成して膨らみ、良好な焦げ色を呈した。

Claims (5)

  1. 直径10mm×高さ20mmの円柱状に切り出し、ろ紙上で90℃、120分間保持した際のろ紙上のオイルオフ面積が3〜25cm2であり、糖類を0.1〜5.0重量%含有し、かつ製品中の遊離アミノ酸含量が0.75重量%以上であることを特徴とするプロセスチーズ類。
  2. 溶融塩の添加量が0.1〜3.0重量%であることを特徴とする請求項1記載のプロセスチーズ類。
  3. 原料チーズとして熟度指数が15%以下のグリーンチーズを20重量%以上配合することを特徴とする請求項1または2記載のプロセスチーズ類。
  4. 製品水分が49%以下であり、かつ固形分中脂肪の値が46%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプロセスチーズ類。
  5. 熟度指数15%以下のグリーンチーズを20重量%以上配合し、かつ製品の固形分中脂肪が46%以下、製品中の遊離アミノ酸含量が0.75重量%以上となるように調製した原料チーズに、溶融塩を0.1〜3.0重量%、糖類を製品中に0.1〜5.0重量%含有するように配合し、かつ、下記オイルオフ試験による製品のオイルオフ面積が3〜25cm2となるように乳化することを特徴とする、加熱時に焦げ性を有するプロセスチーズ類の製造方法。
    (オイルオフ試験)
    プロセスチーズ類を直径10mm×高さ20mmの円柱状に切り出し、ろ紙上で90℃、120分間保持した際のろ紙上のオイルオフ面積を測定する。
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