JP6761054B2 - 金型および該金型を用いた加工方法 - Google Patents
金型および該金型を用いた加工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6761054B2 JP6761054B2 JP2018565623A JP2018565623A JP6761054B2 JP 6761054 B2 JP6761054 B2 JP 6761054B2 JP 2018565623 A JP2018565623 A JP 2018565623A JP 2018565623 A JP2018565623 A JP 2018565623A JP 6761054 B2 JP6761054 B2 JP 6761054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- work
- reaction force
- pressing
- upper die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/02—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
- B21D5/0209—Tools therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/01—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves between rams and anvils or abutments
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D35/00—Combined processes according to or processes combined with methods covered by groups B21D1/00 - B21D31/00
- B21D35/002—Processes combined with methods covered by groups B21D1/00 - B21D31/00
- B21D35/005—Processes combined with methods covered by groups B21D1/00 - B21D31/00 characterized by the material of the blank or the workpiece
- B21D35/007—Layered blanks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D37/00—Tools as parts of machines covered by this subclass
- B21D37/10—Die sets; Pillar guides
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Description
また、特許文献2には、絞り加工を行うプレス装置において、上下動可能に配置されたしわ押さえリングと、しわ押さえリングを支持するクッションピンとを有しているものが記載されている。このようなものでは、プレス加工時に上ダイスにかかる圧力とクッションピンにかかる圧力との差でしわ押さえ荷重を調整し、しわの発生を抑制している。
金属基複合材のうち、特にアルミニウムとセラミックとから構成される複合材は、ワークの延展性が低い。このため、従来の方法で曲げ加工を行うと、曲げた箇所の外側に引っ張り応力(以下、張力ともいう)が作用して、破断、亀裂が発生しやすく、一方、曲げた箇所の内側には、圧縮応力が加わり、しわ等が発生しやすい。
また、特許文献2に記載されている方法では、荷重パターンを変化させることにより、加圧時に張力が発生しないように加工できる。しかしながら、ポンチとダイスとの間に隙間が形成されているため、ワークの曲げ起点から生じる張力がこの隙間に逃げ込み、ワークが破断し易いといった問題があった。
そこで、本発明は、曲げ加工を行う際のワークの破断やしわの発生を抑制することができる金型および該金型を用いた加工方法を提供することを目的とする。
このため、曲げ加工を行う際のワークの破断やしわの発生を抑制することができる金型および該金型を用いた加工方法が提供される。
したがって、下型の下側可動部が下方へスライド移動するにつれてガススプリングの上方向への反力は強まり、上型をワークに押し付けるにつれてワークを上下方向(板厚方向)で拘束する挟持力を徐々に強めることができる。
その結果、下側可動部が下方へスライド移動する間は、ワークと金型との間が滑ることの無いように十分な程度の挟持力でワークを拘束することができる。
そして、ガススプリングを下型の長手方向に沿って複数個、配置することにより、ワークの長手方向寸法に適応した長さの金型を構成することができる。
このため、ワークの大きさや強度、上型の押圧力等に応じて、適宜、必要とされる反力を設定して、曲げ加工に必要とされる曲げ応力に対して、十分な反力とすることができる。
そして、凹部の曲率半径は、押圧面の曲率半径以上となるように設定されている。
このため、ワークと押圧面および対向面との接触面積を増大させて、ワークが押圧面と対向面との間で圧縮される際、各内,外側面の曲率半径などを所望の大きさおよび形状とすることができる。
このため、下側可動部の端部、縁部およびワークの三部材にて挟まれて形成される空間部分を小さく設定して、この部分に逃げ込む張力を減少させることができる。したがって、ワークの滑りを充分に抑制して、ワークを抱き込むことができる。
特に、下側可動部が最下点に到達した際にワークに加わる曲げ応力は最大となる。そして、この際、ワークの下側面(曲げ方向で外側面)に発生する張力は最大となる。
張力が発生する領域は、ワークの外側面である。このため、ワークの外側に敷板を配置することにより、張力の発生領域を敷板部分へシフトさせることができる。
従って、さらに、ワークの破断やしわの発生を抑制することが可能となる。
図1は、実施形態1の曲げ加工機1に用いられる金型10を示す斜視図である。
この実施形態1の金型10は、板状のワーク100を曲げ加工するものである。金型10は、ワーク100を載置する下型20と、ワーク100を押圧する押圧面32を形成した上型30とを備えている。
この実施形態1のコア部100aは、アルミニウム粉末およびタングステン粉末もしくは、ホウ素(B4C)の混合材によって構成されることにより、放射線もしくは中性子線の遮蔽性能を有している。このような複合材は、アルミニウム合金と比較して延展性が低い。
この実施形態1のスキン部100bは、延展性の良好なアルミニウム合金によって構成されている。これらの各スキン部100b,100bは、コア部100aと比較して厚さ方向の寸法がそれぞれ小さくなるように形成されている。
そして、上型30は、上方に退避した準備位置では、下型20を構成する受け部材54の上面部との間に所定の空間を形成する。
また、上型30は、下方に降下した押圧位置では、下端の押圧面32が下型20に形成
されたスリット部58に一部挿入または近接する。
このうち、載置部50には、長手方向Aに沿って凹状の溝部52が形成されている。溝部52には、受け部材54が嵌合される。そして、受け部材54は、複数のボルト56によって載置部50に固定されている(図4参照)。
そして、対向面62の凹部の曲率半径r2は、押圧面32の曲率半径r1以上となるように設定されている。
この実施形態1では、曲げ加工機1を用いて、長尺平板状のワーク100を、幅方向略中央で約90度に折り曲げる工程について説明する。
ングが行われる。このとき、下側可動部60の両端部62a,62aと、受け部材54の上面とは、ワーク100の下面に当接する。また、上型30は退避位置にあり、図中の記載を省略している。
次に、図6Bに示すように、上型30を下方に降下させて、ワーク100を押圧する。
上型30の押圧面32は、ワーク100を上面側から押圧して、下側可動部60の対向面62との間にワーク100を挟持する。そして、ガススプリング70は、上型の押圧力により下方に向けて移動する。
上型30を更に下降させると、下側可動部60が降下し、ワーク100は、幅方向のほぼ中央を折り曲げの起点として曲げ加工の変形を開始する。
特に、下側可動部60は、対向面62をワーク100の下面に当接させた状態を維持しつつ、下方に移動する。ワーク100の下面は、移動する対向面62と両側で固定されている縁部20a,20aとに当接する。このため、対向面62の湾曲形状に倣って、ワーク100の下面側のスキン部100bが湾曲するように徐々に変形を開始して、急激な張力を発生させる変形が抑制される。
この工程では、上型30をさらに下方に降下する間、常にガススプリング70の反力が下側可動部60に与えられている。このため、上型30の下方への移動方向と逆方向である上方へ向けてワーク100は付勢されている。そして、ガススプリング70は、バネなどの他の反力機構よりも初期反力が比較的強く、上型と下型によりワークを強固に保持することができる。
上型30の降下により、下型20に対して上型30が近接する。このため、下型20の対向面62と上型30の押圧面32との間に挟持されたワーク100は、対向面62と押圧面32との湾曲形状に倣いながら、曲げ変形する。
上型30を所定位置まで下降させると、対向面62が当接している幅方向中央部分を中心として、下面側が外側面となるように90度に折り曲げられる。
なお、ワーク100のスプリングバックを考慮してワーク100を幅方向略中央で、90度よりも鋭角に折り曲げてもよい。
この実施形態1の金型10では、下型20の下側可動部60がガススプリング70によって下方から弾性支持されている。そして、上型30を下方に向けて移動させて、ワーク100を押圧面32によって押圧する。すると、押圧面32と対向面62との間にワーク100が挟持されて、板厚方向に圧縮力(挟持力)がかけられながら、下型20にワーク100が押し付けられて曲げ加工が行われる。
の下面に当接する。
このため、図6Bに示すように、曲げ加工の初期の段階から、押圧面32と対向面62との間にワーク100を挟持することができ、よって、ワーク100の板厚方向に圧縮応力をかけながら曲げ加工を行える。
したがって、圧縮により減少した部分のスキン部100bのメタルがワーク100の下面側(曲げ方向で外側)に沿って両外側方向に移動する。スキン部100bのメタルが曲げにより減少する曲げられた部分のスキン部100bのメタルを補うように移動することにより、下面側に生じる張力を軽減する。
このように、実施形態1の金型10および金型10を用いた加工方法では、曲げ加工を行う際のワークの破断やしわの発生を抑制することができる。
この実施形態1では、曲げ変形に伴い、特に、下側可動部60の対向面62が当接している部分を中心として板厚方向に圧縮される。このため、ワーク100下面側表面のスキン部100bは、隣接するコア部100aの素材とともに延展方向に移動して、張力を軽減することが出来る。
したがって、ワーク100は、曲げ加工の変形に伴う張力が緩和されるため、下面側でのワーク100の破断が抑制される。また、ワーク100は、上面側での圧縮応力が緩和されて、しわの発生が抑制される。
これにより、金型10とワーク100との間の滑りを抑制して、対向面62が当接する部分近傍の側面に沿う方向の張力を軽減できる。
この実施形態1では、上型30の押圧面32と、下型20の下側可動部60の対向面62および両側に位置する縁部20a,20aとに対するワーク100の接触面積が大きくなるように形状が設定されている。
このため、曲げ加工の際、ワーク100の曲り部を金型10が抱き込み、ワーク100
に発生する張力を軽減させることができる。
次に、この実施形態1の変形例である実施形態2の金型10を用いた加工方法について、図7A〜図7Dに示す各工程に沿って説明する。
この実施形態2では、実施形態1と同様に構成されている曲げ加工機1を用いて、長尺平板状のワーク100を、幅方向略中央部分で約90度に折り曲げる各工程について説明する。
そして、敷板200の上にワーク100が載置される。上型30は退避位置にあり、記載が省略されている。
上型30の押圧面32は、ワーク100を上面側から押圧して、下側可動部60の対向面62との間にワーク100及び敷板200を挟持する。その際、ワーク100は上型30及び掛った下側可動部60により、外側に移動しないようにクランプされた状態となる。ワーク100の曲げ角度がおよそ130°となる地点で、受け部材54のR部分を支点に、ワーク100に曲げ加工が開始される。そして、ガススプリング70は、上型の押圧力により下方に向けて移動する。
上型30を更に下降させると、下側可動部60が下降し、ワーク100は、幅方向のほぼ中央を折り曲げの起点として曲げ加工の変形を開始する。
特に、ワーク100の曲げ変形が開始される初期の段階で、敷板200の下面は、移動する対向面62と両側で固定されている縁部20a,20aとに当接して下方から支持されている。このため、対向面62の湾曲形状に倣って、敷板200の下面側から徐々に変形を開始して、急激な張力の変化をワーク100の表面に発生させる変形が抑制される。
通常、曲げ加工において、板厚の外側は引っ張り圧が掛り、中央部は中立、内側は圧縮圧が掛るが、本発明の場合、敷板200は延びるがワーク100には圧縮圧が掛ることで、割れにくい効果を得ることができる。
この工程では、上型30を下方に降下する間、常にガススプリング70の反力で、上方へ向けてワーク100および敷板200を付勢しながら、下型20に対して上型30を近接させる。
これにより、ワーク100および敷板200は、下型20と上型30との間で、圧縮されてともに曲げ変形される。なお、ワーク100及び敷板200のスプリングバックを考慮してワーク100及び敷板200を幅方向略中央で、90度よりも多めに折り曲げておいてもよい。
この実施形態2のワーク100は、変形の初期の段階から面内方向で均等に当接する敷板200によって下方から支持されている。したがって、ワーク100は、ガススプリング70の反力で上型30と敷板200との間に挟まれた状態で曲げられる。
このとき、ワーク100は敷板200により強く抱き込まれ、ワーク100に引っ張り圧が掛らず、圧縮圧をかけながら曲げ加工を行うことができ、さらにワーク100の下面側に発生する張力は、面内にて分散され、一か所に集中することがない。このため、ワーク100の破断や、上面側でのしわの発生を効果的に抑制することができる。
まず、この実施形態3の構成について、前記実施形態1および2の構成との相違点を中心に説明する。
そして、縁部120aのうち、平坦部120bの上下にそれぞれ隣接するR部は、実施形態1の受け部材54の縁部20aの曲率半径r4とほぼ同じ曲率半径r5およびr6を有する凸状の曲面を備えている。すなわち、平坦部120bの上下にそれぞれ隣接する各R部は、ほぼ同じ弧長の曲面を有している。しかしながら、特にこれに限らず、曲率半径r5と曲率半径r6とを相違させたり、あるいは、弧長の異なる曲面によって構成されていてもよい。
つまり、平坦部120bを中心に対称となっている必要はなく、例えば非対称であってもよい。
この実施形態3の金型では、まず、図9Aに示すように、下型20の上に、ワーク100を配置する。ワーク100の下側には、敷板200を重ねておく。
ワーク100は、敷板200と共に下側可動部160によって下方から支持される。
ワーク100が一次変形した状態(ワーク100が受け部材154に接していない状態)では、ワーク100と水平面のなす角度がほぼ14°となる。この程度の角度であれば、急激な張力による不必要な変形が抑制される。
ワーク100の下面に敷かれた敷板200は、変曲部120c,120cに摺接しながら変形する。ワーク100は、敷板200とともに変形するが、引張力が大きい曲げ外側に敷板200が配置されているので、ワーク100に亀裂等が生じにくい。
下側可動部160は、対向面62と上型130の凸部131との間にワーク100および敷板200を挟持した状態を維持しつつ、下側可動部160および上型130を下降させて下方に移動し、ワーク100の下面は、縁部20a,20aに当接する。
そして、さらに下側可動部160および上型130を下方に移動させると、対向面62の湾曲形状および縁部120aの形状に沿って、ワーク100および敷板200は、徐々に変形する(二次変形)。
押圧面132と平坦部120bとの間は平行となるように設けられている。このため、ワーク100は、押圧面132と平坦部120bとの間では、変形が抑制される。
このため、加工されたワーク100の寸法精度をさらに向上させることができる。
他の構成および作用効果については、実施形態1および2と同一乃至均等であるので説明を省略する。
そして、上型30の押圧面32がワーク100の上面に当接して、下型20に向けて押圧する。ガススプリング70によって下方から弾性支持されている下側可動部60は、ワーク100の下面に対向面62を当接させて、上型30の移動方向である下方と逆方向である上方へ付勢しながら、下型20に対して上型30を近接させる。
したがって、曲げ加工を行う際のワークの破断やしわの発生を抑制することができる。
したがって、下型20の下側可動部60が下方へスライド移動するにつれてガススプリング70の上方向への反力は強まり、上型30をワーク100に押し付けるにつれてワーク100を上下方向(板厚方向)で拘束する挟持力を徐々に強めることができる。
その結果、下側可動部60が下方へスライド移動する間は、ワーク100と金型10との間が滑ることの無いように十分な程度の挟持力でワーク100を拘束することができる。
そして、ガススプリング70を下型20の長手方向Aに沿って複数個、配置することにより、ワーク100の長手方向寸法に適応した長さの金型10を構成することができる。
このため、ワーク100の大きさや強度、上型30の押圧力等に応じて、適宜、必要とされる反力を設定して、曲げ加工に必要とされる曲げ応力に対して、十分な反力とすることができる。したがって、様々なワーク100を断裂やしわを発生させることなく曲げ加工できる。
例えば、アルミニウムとセラミックとからなる金属基複合材を曲げ加工する場合、図5に示す板状のワーク100の厚さ方向寸法t1=3.2mmとすると、少なくとも曲げ応力が13MPa以上必要となる。このため、上型30と下型20との反力の合計は、13MPa以上必要となる。
そして、図5に示すように、対向面62の凹部の曲率半径r2は、押圧面32の曲率半径r1以上(r2>r1)となるように設定されている。
このため、ワーク100と押圧面32および対向面62との接触面積を増大させて、ワーク100が押圧面32と対向面62との間で圧縮される際、各内,外側面の曲率半径などを所望の大きさおよび形状とすることができる。
このため、下側可動部60の端部62a、縁部20aおよびワーク100の三部材にて挟まれて形成される空間部分を小さく設定して、この部分に逃げ込む張力を減少させることができる。したがって、ワーク100の滑りを充分に抑制して、ワーク100を抱き込むことができる。
特に、下側可動部60が最下点に到達した際にワーク100に加わる曲げ応力は最大となる。そして、この際、ワーク100の下側面(曲げ方向で外側面)に発生する張力は最大となる。
張力が発生する領域は、ワーク100の外側面である。このため、ワーク100の外側に敷板200を配置することにより、張力の発生領域を敷板200部分へシフトさせることができる。
従って、さらに、ワーク100の破断やしわの発生を抑制することが可能となる。
10 金型
20 下型
20a 縁部
30 上型
32 押圧面
40 台座部
50 載置部
60 下側可動部
62 対向面
62a 端部
70 ガススプリング(反力発生部材)
100 ワーク
200 敷板(補助部材)
Claims (11)
- 板状のワークを曲げ加工するための金型であって、
前記ワークが載置される下型と、
前記ワークを前記下型に向けて押圧する押圧面が形成された上型とを備え、
前記下型は、前記上型の移動方向と同方向にスライド可能な下側可動部と、
前記下側可動部を下方から弾性支持する反力発生部材と、
前記下側可動部の両端部に位置する受け部材と、
を備え、
前記上型の押圧面は、凸状の曲面を有し、
前記押圧面と対向する前記下側可動部の対向面には、長手方向に沿って延在する断面弧状の凹部が形成されており、
前記凹部の曲率半径は、前記押圧面の曲率半径以上となるように設定されていること、を特徴とする金型。 - 前記反力発生部材は、ガススプリングであることを特徴とする請求項1記載の金型。
- 前記反力発生部材が前記下型の長手方向に沿って複数個配列されていることを特徴とする請求項1または2記載の金型。
- 前記反力発生部材は、反力の大きさを調整可能であることを特徴とする請求項2または3記載の金型。
- 前記下側可動部は、前記下型に形成されたスリット部に収容されており、
前記対向面の両端部の各曲率半径は、前記スリット部の縁部の曲率半径よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載の金型。 - 前記受け部材の縁部は、凸状の曲面を有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の金型。
- 前記受け部材の縁部は、水平面に対して傾斜する平面と、当該平面に隣接する凸状の曲面とを有していることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項記載の金型。
- 前記上型の押圧面は、前記受け部材の前記平面に対向する平面を有し、前記上型の前記平面と、前記受け部材の前記平面とが平行であることを特徴とする請求項7に記載の金型。
- 前記下型と、前記ワークとの間に、平板状の補助部材を介在させて用いることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項記載の金型。
- 請求項1〜9の何れか一項記載の金型を用いた加工方法であって、
前記下型にワークをセッティングする工程と、
前記上型で前記ワークを押圧し、前記対向面に沿って前記ワークを一次変形させる工程と、
前記反力発生部材の反力で、前記上型の移動方向と逆方向へ前記ワークを付勢しながら、前記下型および前記上型を下降させ、前記ワークを受け部材の縁部に当接させて二次変形させる工程と、
を備えることを特徴とする金型を用いた加工方法。 - 請求項1〜9の何れか一項記載の金型を用いた加工方法であって、
前記下型に補助部材およびワークをセッティングする工程と、
前記上型で前記ワークを押圧し、前記対向面に沿って前記ワークを一次変形させる工程と、
前記反力発生部材の反力で、前記上型の移動方向と逆方向へ前記補助部材を付勢しながら、前記下型および前記上型を下降させ、前記ワークを受け部材の縁部に当接させて二次変形させる工程と、
を備えることを特徴とする金型を用いた加工方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017016251 | 2017-01-31 | ||
JP2017016251 | 2017-01-31 | ||
PCT/JP2018/003295 WO2018143302A1 (ja) | 2017-01-31 | 2018-01-31 | 金型および該金型を用いた加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2018143302A1 JPWO2018143302A1 (ja) | 2019-11-07 |
JP6761054B2 true JP6761054B2 (ja) | 2020-09-23 |
Family
ID=63040761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018565623A Active JP6761054B2 (ja) | 2017-01-31 | 2018-01-31 | 金型および該金型を用いた加工方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11278945B2 (ja) |
JP (1) | JP6761054B2 (ja) |
CN (1) | CN110234445B (ja) |
WO (1) | WO2018143302A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2901694T3 (es) * | 2019-01-15 | 2022-03-23 | Deharde Gmbh | Procedimiento para la conformación de una pieza de trabajo en forma de plancha |
JP7169447B2 (ja) * | 2019-06-28 | 2022-11-10 | 川崎重工業株式会社 | プレスブレーキおよびプレスブレーキの運転方法 |
CN115210011A (zh) * | 2020-03-16 | 2022-10-18 | 日轻金Act株式会社 | 模具以及使用模具的加工方法 |
US11803849B1 (en) * | 2020-07-30 | 2023-10-31 | Mark Lawrence | Method and apparatus for decentralized micro businesses |
CN113000644B (zh) * | 2021-03-01 | 2022-10-21 | 南通市达欣工程股份有限公司 | 建材加工设备 |
CN113351697B (zh) * | 2021-05-08 | 2022-08-30 | 广东正奇精密模具有限公司 | 一种钣金弯曲模具 |
CN114713717B (zh) * | 2022-04-08 | 2023-12-29 | 荣成歌尔科技有限公司 | 冲压模具和工件加工方法 |
CN115090723A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-09-23 | 泰州市新龙翔金属制品有限公司 | 一种角钢折角装置 |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3566661A (en) * | 1968-07-29 | 1971-03-02 | Budd Co | Metal forming |
US3613427A (en) * | 1969-04-28 | 1971-10-19 | Aluminum Co Of America | Forming die structure |
JPS502923A (ja) | 1973-05-09 | 1975-01-13 | ||
JPS502923U (ja) * | 1973-05-11 | 1975-01-13 | ||
DE2757658C2 (de) * | 1977-12-23 | 1983-12-29 | Hermann Müller GmbH, 4630 Bochum | Vorrichtung zum Herstellen von zu Rohrkrümmern zusammenschweißbaren gleichgeformten Halbschalen durch Verformung ebener Blechplatinen |
JPS60154823A (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-14 | Nissan Motor Co Ltd | プレス成形方法とその装置 |
JP2812201B2 (ja) | 1994-07-15 | 1998-10-22 | トヨタ自動車株式会社 | プレス装置 |
JPH0994615A (ja) * | 1995-07-27 | 1997-04-08 | Nico Tec:Kk | 金 型 |
JP3145306B2 (ja) * | 1996-05-10 | 2001-03-12 | 株式会社アマダ | プレスブレーキ用ダイ |
US6260402B1 (en) * | 1999-03-10 | 2001-07-17 | Simpson Strong-Tie Company, Inc. | Method for forming a short-radius bend in flanged sheet metal member |
US7401491B2 (en) * | 2005-09-09 | 2008-07-22 | David Leland | Brake die inserts |
JP4878806B2 (ja) * | 2005-10-11 | 2012-02-15 | 株式会社アマダ | ダイ金型,折曲げ加工方法及び装置 |
CN101569907A (zh) * | 2008-04-28 | 2009-11-04 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 折弯模具 |
JP5375941B2 (ja) * | 2011-12-21 | 2013-12-25 | Jfeスチール株式会社 | プレス成形用金型設計方法、プレス成形用金型 |
CN202877347U (zh) * | 2012-08-31 | 2013-04-17 | 滁州凯旋模具制造有限公司 | 固板座折弯模 |
CN202910172U (zh) * | 2012-10-27 | 2013-05-01 | 安徽多达皖晶新能源有限公司 | 一种加工外筒对合搭接口处的折弯机专用模具结构 |
JP2014108444A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Shiroki Corp | 長尺部材の製造方法及び長尺部材製造装置 |
US9539636B2 (en) * | 2013-03-15 | 2017-01-10 | Ati Properties Llc | Articles, systems, and methods for forging alloys |
CN105792956B (zh) * | 2013-12-26 | 2017-09-08 | 新日铁住金株式会社 | 帽形截面构件的制造方法 |
CN105478588A (zh) * | 2015-11-03 | 2016-04-13 | 吴中区光福良盛机械厂 | 一种防工件磨损的中铰链垫片弯曲模 |
-
2018
- 2018-01-31 CN CN201880009154.3A patent/CN110234445B/zh active Active
- 2018-01-31 JP JP2018565623A patent/JP6761054B2/ja active Active
- 2018-01-31 WO PCT/JP2018/003295 patent/WO2018143302A1/ja active Application Filing
- 2018-01-31 US US16/481,953 patent/US11278945B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11278945B2 (en) | 2022-03-22 |
CN110234445B (zh) | 2021-06-15 |
CN110234445A (zh) | 2019-09-13 |
JPWO2018143302A1 (ja) | 2019-11-07 |
US20200038932A1 (en) | 2020-02-06 |
WO2018143302A1 (ja) | 2018-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6761054B2 (ja) | 金型および該金型を用いた加工方法 | |
JP4781380B2 (ja) | プレス加工装置及びプレス加工方法 | |
JP6372592B2 (ja) | プレス成形装置及びプレス成形方法 | |
JP6369556B2 (ja) | プレス成形品の製造方法、製造装置及び製造設備列 | |
JP2012051005A (ja) | プレス成形装置およびプレス成形品の製造方法 | |
EP3112041B1 (en) | Press-forming method and press-forming device | |
KR101854194B1 (ko) | 프레스 성형 방법 및 프레스 성형품의 제조 방법 | |
WO2018180712A1 (ja) | プレス成形装置及びプレス成形品の製造方法 | |
WO2011115244A1 (ja) | 板状ワークの成形方法および成形体 | |
EP3785817A1 (en) | Manufacturing apparatus and manufacturing method for hat-shaped cross-section component | |
JP6527544B2 (ja) | プレス成形装置及びプレス成形品の製造方法 | |
JP3854525B2 (ja) | プレス成形方法および成形装置 | |
WO2021187499A1 (ja) | 金型および金型を用いた加工方法 | |
JP2005254279A (ja) | プレス型 | |
JP6527543B2 (ja) | プレス成形装置及びプレス成形品の製造方法 | |
KR20170081215A (ko) | 프레스 성형 방법 및 그 방법을 사용한 부품의 제조 방법 그리고 프레스 성형 장치 및 그 장치를 사용하여 프레스 성형된 성형 부품 | |
KR102348560B1 (ko) | 프레스 성형장치 | |
JP6648401B2 (ja) | プレス成形装置、およびプレス成形方法 | |
JP2005296968A (ja) | 形状凍結性に優れたプレス金型及びプレス成形方法 | |
JP2021171780A (ja) | プレス成形方法及びプレス金型 | |
JP2020196033A (ja) | プレス成形装置 | |
JP2006312184A (ja) | プレス加工装置及びプレス加工方法 | |
JPH0970621A (ja) | 金属板の曲げ加工方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200512 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6761054 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |