JP6759724B2 - 排煙制御システム及び排煙制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る排煙制御システムの構成を説明するための鉛直方向部分断面図、図2はその水平方向部分断面図である。本実施形態の排煙制御システムは、天井チャンバ方式の排煙設備を備える建物の排煙制御を行うものである。図1及び図2の構成はその一例を示すものであり、本発明に係る排煙制御システム及び本システムが適用される建物の構成は、図1及び図2のものに限られない。
図1において、建物100は、所定階において、外壁101と、スラブ102,102’と、スラブ102,102’間に配置された天井103と、外壁101、スラブ102,102’によって画定される内部空間104と、内部空間104の上部に位置し、外壁101、天井103及びスラブ102’によって画定される天井チャンバ105とを有している。
そして、上述したように、建物の排煙制御に関する避難検証を行う場合、一般に親室での排煙、換言すれば廊下104Eに最も近い室での排煙を考慮することから、本実施形態の建物100では、親室104Dでの基準排煙風量を確保することを前提とする。以下、排煙制御システム1の構成及び動作を詳述する。
排煙制御システム1は、建物100内の天井103に設けられた吸込み口124を介して天井チャンバ105と連通される対象空間を構成する、基準排煙風量を確保すべき親室104D(第一空間部分)、及び親室104D以外の子室104A〜104C(第二空間部分)のうち、子室104A〜104Cでの煙を検出する煙検出部11と、親室104Dでの煙を検出する煙検出部12と、子室−親室間に設けられた扉112を閉じることが可能な可動機構13(第1可動機構)と、建物100の外部から親室104Dに外気を導入するための外気導入口14と、子室104A〜104Cのいずれかで煙が検出されたときに、煙が検出された当該子室の扉112を閉じるように可動機構13を制御する制御部15とを備えている(図1)。
この制御部15は、子室104A〜104Cに設置された3つの煙検出部11、親室104Dに設置された2つの煙検出部12、及び可動機構13と電気的に接続されており、煙検出部11,12からの煙検出信号の受信に基づいて、可動機構13に扉閉信号を送信する。
この排煙制御システム1では、図3(a)に示すように、例えば子室104Bで火災Fが発生し、子室104Bに設置された煙検出部11で煙が検出された場合、煙検出部11は、煙検出信号を制御部15に送信する。制御部15は、煙検出部11からの煙検出信号を受信したときに、扉閉信号を可動機構13に送信する。可動機構13は、制御部15からの扉閉信号の受信に応じて扉112を閉じる。
11 煙検出部
12 煙検出部
13 可動機構
14 外気導入口
15 制御部
16 可動機構
17 外気導入口
100 建物
101 外壁
102,102’ スラブ
103 天井
104 内部空間
104A,104B,104C 子室
104D 親室
104E 廊下
105 天井チャンバ
106,107,108 大梁
109,110,111 仕切り壁
112 扉
113 扉
114 外気流路
120 排煙設備
121 排煙ファン
122 排煙ダクト
123 排煙口
124 吸込み口
Claims (7)
- 天井チャンバ方式の排煙設備を備える建物の排煙制御を行う排煙制御システムであって、
前記建物内に設けられた天井チャンバと連通される対象空間を構成する、基準排煙風量を確保すべき第一空間部分、及び前記第一空間部分以外の第二空間部分のうち、前記第二空間部分での煙を検出する煙検出部と、
前記第一空間部分と前記第二空間部分との間に設けられた第1の扉を閉じることが可能な第1可動機構と、
前記建物の外部から前記第一空間部分に外気を導入するための外気導入口と、
前記第二空間部分で煙が検出されたときに、前記第1の扉を閉じるように前記第1可動機構を制御する制御部と、
を備え、
前記基準排煙風量は、前記建物の排煙制御に関する計画指針に応じて必要とされる排煙風量であり、
前記第一空間部分は、当該第一空間部分の天井に設けられた吸込み口を介して前記天井チャンバに連通し、
前記第二空間部分は、当該第二空間部分の天井に設けられた吸込み口を介して前記天井チャンバに連通している
ことを特徴とする排煙制御システム。 - 前記第一空間部分は、前記建物内の廊下に接続された親室からなり、
前記第二空間部分は、前記親室以外の子室からなり、
前記外気導入口と前記親室との間に、前記廊下を介して外気流路が形成され、
前記制御部は、前記子室で煙が検出されたときに、前記親室と前記子室との間に設けられた前記第1の扉を閉じるように前記第1可動機構を制御することを特徴とする、請求項1記載の排煙制御システム。 - 前記廊下と前記親室との間に設けられた第2の扉を開くことが可能な第2可動機構を更に備え、
前記制御部は、前記子室で煙が検出されたときに、前記第1の扉を閉じるように前記第1可動機構を制御し、且つ前記第2の扉を開くように前記第2可動機構を制御することを特徴とする、請求項2記載の排煙制御システム。 - 前記煙検出部は、前記子室で煙が検出されたときに、前記制御部に煙検出信号を送信し、
前記制御部は、前記煙検出部からの前記煙検出信号を受信したときに、前記第1可動機構に扉閉信号を送信し、
前記第1可動機構は、前記制御部からの前記扉閉信号の受信に応じて前記第1の扉を閉じることを特徴とする、請求項2記載の排煙制御システム。 - 前記煙検出部は、前記子室で煙が検出されたときに、前記制御部に煙検出信号を送信し、
前記制御部は、前記煙検出部からの前記煙検出信号を受信したときに、前記第1可動機構に扉閉信号を送信すると共に前記第2可動機構に扉開信号を送信し、
前記第1可動機構は、前記制御部からの前記扉閉信号の受信に応じて前記第1の扉を閉じ、
前記第2可動機構は、前記制御部からの前記扉開信号の受信に応じて前記第2の扉を開くことを特徴とする、請求項3記載の排煙制御システム。 - 前記第1の扉は、防火扉であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の排煙制御システム。
- 天井チャンバ方式の排煙設備を備える建物の煙制御を行う排煙制御方法であって、
前記建物内に設けられた天井チャンバと連通される対象空間を構成する、基準排煙風量を確保すべき第一空間部分、及び前記第一空間部分以外の第二空間部分のうち、前記第二空間部分での煙を検出し、
前記第二空間部分で煙が検出されたときに、前記第一空間部分と前記第二空間部分との間に設けられた第1の扉を閉じるように制御し、これにより前記建物の外部から外気導入
口を介して前記第一空間部分に外気が導入され、
前記基準排煙風量は、前記建物の排煙制御に関する計画指針に応じて必要とされる排煙風量であり、
前記第一空間部分は、当該第一空間部分の天井に設けられた吸込み口を介して前記天井チャンバに連通し、
前記第二空間部分は、当該第二空間部分の天井に設けられた吸込み口を介して前記天井チャンバに連通している
ことを特徴とする排煙制御方法。
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