JP6759295B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷に供給される電力を制御する電源装置及び画像形成装置に関する。
従来、商用電源から供給される電力により動作する電源装置において、商用電源が接続される1次側の回路とは絶縁された2次側の回路で負荷の温度を検出し、検出結果に基づいて1次側の回路を制御することによって負荷に供給される電力を制御する構成が知られている。
例えば、特許文献1には、画像形成装置において、2次側に設けられた本体制御部が1次側に設けられたIH制御部をフォトカプラやトランスなどの絶縁回路部を介して制御することによってヒータに供給される電力を制御する構成が述べられている。
特開2005−315961号公報
前記特許文献1においては、例えば、IH制御部が故障してしまうと、負荷に供給される電力の制御が適切に行われなくなってしまう。IH制御部が故障すると、負荷に供給される電力を遮断することができず、過剰な電力が負荷に供給されて消費電力が増大してしまう可能性がある。
上記課題に鑑み、本発明は、第1回路が故障したとしても、消費電力が増大してしまうことを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電源装置は、
所定電源と接続される第1回路と、前記第1回路とは絶縁される第2回路と、を有する電源装置において、
前記第1回路に設けられたヒータと、
前記第1回路に設けられ、前記所定電源から前記ヒータに供給される電力を調整する調整手段と、
前記第1回路に設けられ、前記調整手段を制御する第1制御手段と、
前記第1回路に設けられ、前記ヒータに供給される電力に関するパラメータを検出する第1検出手段と、
前記第1回路に設けられ、前記第1制御手段に接続される第1通信部と、
前記第2回路に設けられ、前記第1通信部と絶縁され且つ当該第1通信部と無線通信を行う第2通信部と、
前記第2回路に設けられ且つ前記第2通信部に接続される第2制御手段と、
前記ヒータの温度を検出する第2検出手段と、
前記第2回路に設けられ、前記第1回路の異常を判定する判定手段と、
を有し、
前記第1制御手段は、前記第2制御手段から前記第2通信部に出力される電圧に起因して前記第1通信部に発生する電圧によ電力により動作し、
前記第1制御手段は、前記第1検出手段による検出結果に関する情報を前記無線通信によって前記第2制御手段に送信し、
前記第2制御手段は、前記第1制御手段から送信された前記情報に基づいて、前記ヒータの目標温度と前記第2検出手段によって検出される温度との偏差を小さくするための第1信号を、前記第1通信部及び第2通信部を介して前記第1制御手段に供給し、
前記第1制御手段は、前記第1信号に基づいて前記調整手段を制御し、
前記判定手段によって前記第1回路に異常があると判定された場合は、前記第1制御手段への前記電力の供給が遮断されることを特徴とする。
本発明によれば、第1回路が故障したとしても、消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を説明する断面図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るACドライバの構成を示す制御ブロック図である。 交流電源の電圧V、発熱体に流れる電流I、制御部から出力されるH−ON信号及びゼロクロスタイミングを示すタイムチャートである。 第1実施形態に係る定着ヒータの温度を制御する方法を示すフローチャートである。 振幅変調された変調波を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の形状及びそれらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施の形態に限定される趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられるシート搬送装置を有するモノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
以下に、図1を用いて、画像形成装置100の構成および機能について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、原稿給送装置201、読取装置202及び画像印刷装置301を有する。
原稿給送装置201の原稿積載部203に積載された原稿は、給紙ローラ204によって1枚ずつ給紙され、搬送ガイド206に沿って読取装置202の原稿ガラス台214上に搬送される。更に、原稿は、搬送ベルト208によって一定速度で搬送されて、排紙ローラ205によって不図示の排紙トレイへ排紙される。読取装置202の読取位置において照明209によって照明された原稿画像からの反射光は、反射ミラー210、211、212からなる光学系によって画像読取部111に導かれ、画像読取部111によって画像信号に変換される。画像読取部111は、レンズ、光電変換素子であるCCD、CCDの駆動回路等で構成される。画像読取部111から出力された画像信号は、ASIC等のハードウェアデバイスで構成される画像処理部112によって各種補正処理が行われた後、画像印刷装置301へ出力される。前述の如くして、原稿の読取が行われる。即ち、原稿給送装置201及び読取装置202は、原稿読取装置として機能する。
また、原稿の読取モードとして、第1読取モードと第2読取モードがある。第1読取モードは、一定速度で搬送される原稿の画像を、所定の位置に固定された照明系209及び光学系によって読み取るモードである。第2読取モードは、読取装置202の原稿ガラス214上に載置された原稿の画像を、一定速度で移動する照明系209及び光学系によって読み取るモードである。通常、シート状の原稿の画像は第1読取モードで読み取られ、本や冊子等の綴じられた原稿の画像は第2読取モードで読み取られる。
画像印刷装置301の内部には、シート収納トレイ302、304が設けられている。シート収納トレイ302、304には、それぞれ異なる種類の記録媒体を収納することができる。例えば、シート収納トレイ302にはA4サイズの普通紙が収納され、シート収納トレイ304にはA4サイズの厚紙が収納される。なお、記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、樹脂シート、布、OHPシート、ラベル等は記録媒体に含まれる。
シート収納トレイ302に収納された記録媒体は、給紙ローラ303によって給送されて、搬送ローラ306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。また、シート収納トレイ304に収納された記録媒体は、給紙ローラ305によって給送されて、搬送ローラ307及び306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。
読取装置202から出力された画像信号は、半導体レーザ及びポリゴンミラーを含む光走査装置311に入力される。
また、感光ドラム309は、帯電器310によって外周面が帯電される。感光ドラム309の外周面が帯電された後、読取装置202から光走査装置311に入力された画像信号に応じたレーザ光が、光走査装置311からポリゴンミラー及びミラー312、313を経由し、感光ドラム309の外周面に照射される。この結果、感光ドラム309の外周面に静電潜像が形成される。なお、感光ドラムの帯電には、例えば、コロナ帯電器や帯電ローラを用いた帯電方法が用いられる。
続いて、静電潜像が現像器314内のトナーによって現像され、感光ドラム309の外周面にトナー像が形成される。感光ドラム309に形成されたトナー像は、感光ドラム309と対向する位置(転写位置)に設けられた転写帯電器315によって記録媒体に転写される。この転写タイミングに合わせて、レジストレーションローラ308は記録媒体を転写位置へ送り込む。
前述の如くして、トナー像が転写された記録媒体は、搬送ベルト317によって定着器318へ送り込まれ、定着器318によって加熱加圧されて、トナー像が記録媒体に定着される。このようにして、画像形成装置100によって記録媒体に画像が形成される。
片面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319、324によって、不図示の排紙トレイへ排紙される。また、両面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318によって記録媒体の第1面に定着処理が行われた後に、記録媒体は、排紙ローラ319、搬送ローラ320、及び反転ローラ321によって、反転パス325へと搬送される。その後、記録媒体は、搬送ローラ322、323によって再度レジストレーションローラ308へと搬送され、前述した方法で記録媒体の第2面に画像が形成される。その後、記録媒体は、排紙ローラ319、324によって不図示の排紙トレイへ排紙される。
また、第1面に画像形成された記録媒体がフェースダウンで画像形成装置100の外部へ排紙される場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319を通って搬送ローラ320へ向かう方向へ搬送される。その後、記録媒体の後端が搬送ローラ320のニップ部を通過する直前に搬送ローラ320の回転が反転することによって、記録媒体の第1面が下向きになった状態で、記録媒体が排紙ローラ324を経由して、画像形成装置100の外部へ排出される。
以上が画像形成装置100の構成および機能についての説明である。
図2は、画像形成装置100の制御構成の例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100は商用電源としての交流電源1(AC)に接続されており、画像形成装置100の内部の各種装置は交流電源1から供給される電力によって稼働する。システムコントローラ151は、図2に示すように、CPU151a、ROM151b、RAM151cを備えている。また、システムコントローラ151は、画像処理部112、操作部152、アナログ・デジタル(A/D)変換器153、高圧制御部155、モータ制御装置157、センサ類159、ACドライバ160と接続されている。システムコントローラ151は、接続された各ユニットとの間でデータやコマンドの送受信をすることが可能である。
CPU151aは、ROM151bに格納された各種プログラムを読み出して実行することによって、予め定められた画像形成シーケンスに関連する各種シーケンスを実行する。
RAM151cは記憶デバイスである。RAM151cには、例えば、高圧制御部155に対する設定値、モータ制御装置157に対する指令値及び操作部152から受信される情報等の各種データが記憶される。
システムコントローラ151は、画像処理部112における画像処理に必要となる、画像形成装置100の内部に設けられた各種装置の設定値データを画像処理部112に送信する。更に、システムコントローラ151は、センサ類159からの信号を受信して、受信した信号に基づいて高圧制御部155の設定値を設定する。
高圧制御部155は、システムコントローラ151によって設定された設定値に応じて、高圧ユニット156(帯電器310、現像器314、転写帯電器315等)に必要な電圧を供給する。
モータ制御装置157は、CPU151aから出力された指令に応じて、画像形成装置100の内部に設けられた負荷を駆動するモータを制御する。なお、図2においては、画像形成装置のモータとしてモータ509のみが記載されているが、実際には、画像形成装置には複数個のモータが設けられている。また、1個のモータ制御装置が複数個のモータを制御する構成であっても良い。更に、図2においては、モータ制御装置が1個しか設けられていないが、2個以上のモータ制御装置が画像形成装置に設けられていてもよい。
A/D変換器153は、定着ヒータ161の温度を検出するためのサーミスタ154が検出した検出信号を受信し、検出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してシステムコントローラ151に送信する。システムコントローラ151は、A/D変換器153から受信したデジタル信号に基づいてACドライバ160の制御を行う。ACドライバ160は、定着ヒータ161の温度が定着処理を行うために必要な温度となるように定着ヒータ161を制御する。なお、定着ヒータ161は、定着処理に用いられるヒータであり、定着器318に含まれる。
システムコントローラ151は、使用する記録媒体の種類(以下、紙種と称する)等の設定をユーザが行うための操作画面を、操作部152に設けられた表示部に表示するように、操作部152を制御する。システムコントローラ151は、ユーザが設定した情報を操作部152から受信し、ユーザが設定した情報に基づいて画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。また、システムコントローラ151は、画像形成装置の状態を示す情報を操作部152に送信する。なお、画像形成装置の状態を示す情報とは、例えば、画像形成枚数、画像形成動作の進行状況、原稿読取装置201及び画像印刷装置301におけるシート材のジャムや重送等に関する情報である。操作部152は、システムコントローラ151から受信した情報を表示部に表示する。
前述の如くして、システムコントローラ151は画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。
[ACドライバ]
図3は、ACドライバの構成を示す制御ブロック図である。ACドライバ160は、交流電源1に接続される第1回路160aと当該第1回路160aとは絶縁される第2回路160bとによって構成される。なお、図3に示すように、第1回路160aはACドライバ160における1次側に含まれ、第2回路160bはACドライバ160における2次側に含まれる。
ACドライバ160は、交流電源1から定着器318への電力供給を制御するトライアック167、交流電源1から供給される電圧V及び定着ヒータ161に流れる電流Iを検出し、検出結果に基づいてトライアック167を制御する第1制御部164を有する。
図3に示すように、第1制御部164は第2制御部165とは絶縁されており、第1制御部164は第1回路160aに設けられ、第2制御部165は第2回路160bに設けられる。第1制御部164は第2制御部165とアンテナANTによって電磁気的に結合されている。また、第2制御部165は、CPU151aと接続されており、CPU151aによって制御される。なお、アンテナANTについては後に説明する。
図3に示すように、交流電源1から出力される電圧はAC/DC電源163にも入力される。AC/DC電源163は、交流電源1から出力される交流電圧を、例えば、5V及び24Vの直流電圧に変換して出力する。5Vの直流電圧は、CPU151a及び制御部165に供給される。また、24Vの直流電圧はトライアック駆動回路167aに供給される。直流電圧5V及び24Vは、画像形成装置100の内部の各種装置にも供給される。なお、AC/DC電源163から出力される電圧は第1制御部164には供給されない。第1制御部164には、アンテナANTを介して第2制御部165から絶縁状態のまま電力が供給される。具体的な構成については後述する。
トライアック167は第1制御部164からH−ON信号=‘H’が出力されるとON状態になる。また、トライアック167は第1制御部164からH−ON信号=‘L’が出力されるとOFF状態になる。トライアック167が制御されることによって、定着ヒータ161への電力の供給が行われる。定着ヒータ161に供給される電力の量は、トライアック167がON状態になるタイミングが制御されることによって調整される。
<定着ヒータの温度制御>
以下に、定着ヒータ161の温度を制御する方法を説明する。交流電源1から出力される電力はACドライバ160を介して定着器318に設けられた定着ヒータ161内部の発熱体161aに供給される。
第1制御部164は、交流電源1から供給される電圧V(抵抗器R2の両端電圧V)を検出する。また、第1制御部164は、抵抗器R2の両端電圧に基づいて、発熱体161aに流れる電流Iを検出する。
第1制御部164は、入力される電圧V及び電流Iをアナログ値からデジタル値に変換するA/D変換器164aを有する。第1制御部164は、A/D変換器164aによって変換された電圧V及び電流Iを所定の周期T(例えば、50μs)でサンプリングする。第1制御部164は、電圧V及び電流Iのサンプリングを行う毎に、以下の式(1)乃至(3)のように、V^2、I^2、V*Iの積算を行う。
Figure 0006759295
第1制御部164は、積算した値をメモリ164bに記憶する。
また、第1制御部164は、電圧Vが負の値から正の値に変化するタイミング(以下、ゼロクロスタイミングと称する)を検出する。
第1制御部164は、ゼロクロスタイミングになると、電圧Vの実効値Vrms、Iの実効値Irms、V*I(=P)の実効値Prmsを以下の式(4)乃至(6)を用いて演算する。
Figure 0006759295
第1制御部164は、演算した実効値Vrms、Irms、Prmsをメモリ164bに記憶する。なお、第1制御部164は、実効値Vrms、Irms、Prmsを演算する毎に、メモリ164bに記憶されているV^2、I^2、V*Iの積算値をリセットする。
また、第1制御部164は、ゼロクロスタイミングになると、メモリ164bに記憶されている実効値Vrms、Irms、Prms及びゼロクロスタイミングになったことを、後述する方法によりアンテナANTを介して第2制御部165に通知する。
第2制御部165は、第1制御部164から取得した実効値Vrms、Irms、Prmsをメモリ165aに記憶する。また、第2制御部165は、ゼロクロスタイミングであることをCPU151aに通知する(信号ZX)。
CPU151aは、第2制御部165からゼロクロスタイミングであることが通知されると、第2制御部165のメモリ165aに記憶されている実効値Vrms、Irms、Prmsを取得する。このように、CPU151aは、ゼロクロスタイミング毎に実効値Vrms、Irms、Prmsを取得する。即ち、本実施形態においては、信号ZXは、CPU151aが実効値Vrms、Irms、Prmsを取得するためのトリガーとなる信号である。
定着ヒータ161の付近には、定着ヒータ161の温度を検出するサーミスタ154が設けられている。図3に示すように、サーミスタ154はグラウンド(GND)に接続されている。サーミスタ154は、例えば、温度が高くなるほど抵抗値が低下する特性を有する。サーミスタ154の温度が変化するとサーミスタ154の両端の電圧Vtも変化する。この電圧Vtを検出することによって定着ヒータ161の温度が検出される。
サーミスタ154から出力されるアナログ信号としての電圧VtはA/D変換器153に入力される。A/D変換器153は、電圧Vtをアナログ信号からデジタル信号に変換してCPU151a及び異常判定部166に出力する。
CPU151aは、制御部165から取得した実効値Vrms、Irms、Prms及びA/D変換器153から出力される電圧Vtに基づいて第2制御部165を介してトライアックを制御することによって、定着ヒータ161の温度を制御する。以下に、定着ヒータ161の温度が制御される具体的な方法を説明する。
図4は、交流電源1の電圧V、発熱体161aに流れる電流I、第1制御部164から出力されるH−ON信号及びゼロクロスタイミングを示すタイムチャートである。図4に示すように、ゼロクロスタイミングの周期Tzxは、交流電源1の電圧の周期に対応する。
図4に示すように、ゼロクロスタイミングからH−ON信号=‘H’が出力されるタイミングt_on1までの時間Thが制御されることによって、発熱体161aに流れる電流量(供給される電力量)が制御される。具体的には、例えば、時間Thが短いほど、発熱体161aに流れる電流量は多くなる。即ち、時間Thが短くなるように制御されると、定着ヒータ161の温度は増大する。
本実施形態では、CPU151aは、ゼロクロスタイミングからタイミングt_on1までの時間を制御することによって発熱体161aに流れる電流量を制御する。この結果、CPU151aは定着ヒータ161の温度を制御することができる。なお、本実施形態では、タイミングt_on1においてH−ON信号=‘H’が出力されることに起因して流れる電流と同じ量且つ逆極性である電流が発熱体161aに流れるように、トライアック167が制御される。具体的には、図4に示すように、タイミングt_on1から時間Tzx/2が経過したタイミング(即ち、交流電源1の電圧の半周期後のタイミング)t_on2においてもH−ON信号=‘H’が出力される。
図5は、定着ヒータ161の温度を制御する方法を示すフローチャートである。以下に、図5を用いて、本実施形態における定着ヒータ161の温度制御について説明する。このフローチャートの処理は、CPU151aによって実行される。なお、このフローチャートの処理は、例えば、画像形成装置100が起動されると実行される。
S101において、CPU151aは、例えば、A/D変換器153から取得した電圧Vtと定着ヒータ161の目標温度に対応する電圧V0との差分値に基づいて、時間Thを設定し、第2制御部165及びアンテナANTを介して第1制御部164に時間Thを通知する。この結果、第1制御部164は、設定された時間Thに基づいてH−ON信号をトライアック167に出力する。
その後、S102において、第2制御部165からCPU151aに信号ZXが入力されると、S103において、CPU151aは、A/D変換器153から出力される電圧Vt及び制御部165のメモリ165aに記憶されている実効値Vrms、Irms、Prmsを取得する。
その後、S104において、電力の実効値Prmsが閾値Pth以上である(Prms≧Pth)場合は、S109において、CPU151aは、現在設定されている時間Thを増大させる指示を、第2制御部165及びアンテナANTを介して第1制御部164に出力する。なお、時間Thを増大させる量は、予め決められた量であっても良いし、実効値Prmsと閾値Pthとの差分値に基づいて決定されてもよい。
このように、電力の実効値Prmsが閾値Pth以上である場合に実効値Prmsが閾値Pthより小さくなるように時間Thが設定されることによって、定着ヒータ161に過剰な電力が供給されてしまうことを抑制することができる。この結果、消費電力が増大することを抑制することができる。なお、閾値Pthは、定着ヒータ161の温度を目標温度まで上昇させることができるような電力よりも大きい値に設定される。
その後、処理はS110に進む。
また、S104において、電力の実効値Prmsが閾値Pthより小さい(Prms<Pth)である場合は、処理はS105に進む。
S105において、電流の実効値Irmsが閾値Ith以上である(Irms≧Ith)場合は、S109において、CPU151aは、現在設定されている時間Thを増大させる指示を、第2制御部165及びアンテナANTを介して第1制御部164に出力する。なお、時間Thを増大させる量は、予め決められた量であっても良いし、実効値Irmsと閾値Ithとの差分値に基づいて決定されてもよい。
このように、実効値Irmsが閾値Ith以上である場合に実効値Irmsが閾値Ithより小さくなるように時間Thが制御されることによって、発熱体161aに過剰な電流が供給されてしまうことを抑制することができる。この結果、定着ヒータ161の温度が過剰に上昇してしまうことを抑制することができる。なお、閾値Ithは、定着ヒータ161の温度を目標温度まで上昇させることができるような電流よりも大きい値に設定される。
その後、処理はS110に進む。
また、S105において、実効値Irmsが閾値Ithより小さい(Irms<Ith)である場合は、処理はS106に進む。
S106において、A/D変換器153から取得した電圧Vtが、定着ヒータ161の目標温度に対応する電圧V0である場合は、処理はS110に進む。
また、S106において、A/D変換器153から取得した電圧Vtが、定着ヒータ161の目標温度に対応する電圧V0でない場合は、処理はS107に進む。
S107において、電圧Vtが電圧V0より大きい場合は、S109において、CPU151aは、電圧Vtと電圧V0との偏差が小さくなるように、現在設定されている時間Thを増大させる指示を、第2制御部165及びアンテナANTを介して第1制御部164に出力する。なお、時間Thを増大させる量は、予め決められた量であっても良いし、電圧V0と電圧Vtとの差分値に基づいて決定されてもよい。
また、S107において、電圧Vtが電圧V0より小さい場合は、S108において、CPU151aは、電圧Vtと電圧V0との偏差が小さくなるように、現在設定されている時間Thを減少させる指示を、第2制御部165及びアンテナANTを介して第1制御部164に出力する。なお、時間Thを減少させる量は、予め決められた量であっても良いし、電圧V0と電圧Vtとの差分値に基づいて決定されてもよい。
S110において、温度制御が継続される(即ち、印刷ジョブが継続される)場合は、処理はS102に戻る。
また、S110において、温度制御が終了する(即ち、印刷ジョブが終了する)場合は、S111において、CPU151aは、トライアック167の駆動を停止するように制御部165を制御する。
なお、例えば、時間Thを増大させることに起因して変化する電力の変化量は、電圧の実効値が例えば100Vである場合と80Vである場合とで異なる。具体的には、電圧の実効値が100Vである場合に時間Thを増大させることに起因して変化する電力の変化量は、電圧の実効値が80Vである場合に時間Thを増大させることに起因して変化する電力の変化量よりも大きい。CPU151aは、電圧の実効値Vrmsに基づいて時間Thを制御する。
以上が、定着ヒータ161の温度を制御する方法である。
<アンテナANT>
{第2制御部から第1検出部への電力供給}
第1回路160aに設けられた第1制御部164は、第2回路160bに設けられた第2制御部165と絶縁され、第1通信部としてのコイル(巻線)L1及び第2通信部としてのコイル(巻線)L2で構成されるアンテナANTにより第2制御部165と電磁気的に結合される。コイルL2には、振幅変調された高周波(例えば13.56MHz)の信号が出力される。コイルL2には当該信号に応じた交流電流が流れ、当該交流電流が流れることに起因してコイルL2に発生する交流磁界によって、コイルL1に交流電圧が発生する。第1制御部164はコイルL1に発生する交流電圧によって動作する。このように、本実施形態では、第2制御部165からアンテナANTを介して第1制御部164に電力が供給される。この結果、第1回路160aに第1制御部164を動作させるための電源を設ける必要がないため、装置の大型化及びコストの増大を抑制することができる。なお、第2制御部165は、例えば、第1制御部164が電圧V及び電流Iを検出する周期よりも短い周期で第1制御部164に電力を供給する。また、第2制御部165は、画像形成装置100がスリープ中である期間は、第1制御部164に電力を供給しなくてもよい。
{第1制御部と第2制御部とのデータ通信}
図6は、振幅変調された信号を示す図である。図6に示すように、‘0’及び‘1’を表す信号は、第1の振幅を有する信号と第1の振幅よりも小さい第2の振幅を有する信号との組み合わせで表される。例えば、‘1’を表す信号は、1ビットの前半が第1の振幅を有する信号で表され、1ビットの後半が第2の振幅を有する信号で表される。また、‘0’を表す信号は、1ビットの前半が第2の振幅を有する信号で表され、1ビットの後半が第1の振幅を有する信号で表される。
コイルL2には、図6に示すような、振幅が変調された信号が出力される。この結果、コイルL1には、コイルL2に出力された信号に対応する信号が発生する。
第1制御部164は、例えば、第1制御部164に設けられた可変抵抗の抵抗値を第2制御部165に送信するデータに応じて変化させる。この結果、コイルL1のインピーダンスが変化することに起因してコイルL1に発生する信号が変化し、第2制御部165にデータが送信される。第1制御部164は、このようにしてコイルL1に発生する信号にデータを重畳することによって第2制御部165にデータを送信する。なお、データとは、実効値Vrms、Irms、Prms及びゼロクロスタイミングを示す信号ZX等に対応する。
第2制御部165は、第1制御部164がコイルL1に発生する信号にデータを重畳することに起因してコイルL2に発生する信号から当該データを抽出する。具体的には、第2制御部165は、第1制御部164がコイルL1に発生する信号にデータを重畳する際にコイルL1のインピーダンスを変化させることに起因してコイルL2に発生する信号の変化を検知することによって、第1制御部164からのデータを読み取る。
このようにして、第1制御部164はアンテナANTによって電磁気的に結合された第2制御部165にデータを送信する。即ち、第1制御部164は、コイルL1とコイルL2との無線通信によって第2制御部165にデータを送信する。
なお、第2制御部165は、コイルL2に出力する信号の振幅を変調することによって、第1制御部164に時間Thなどのデータを送信する。
以上のように、本実施形態では、第1回路160aに設けられた第1制御部164は、第2回路160bに設けられた第2制御部165と絶縁され、コイルL1及びコイルL2で構成されるアンテナANTによって第2制御部165と電磁気的に結合される。具体的には、第2制御部165が出力した信号に応じてコイルL2に流れる交流電流に起因してコイルL2に発生する交流磁界によって、コイルL1に交流電圧が発生する。第1制御部164はコイルL1に発生する交流電圧によって動作する。このように、本実施形態では、第2制御部165からアンテナANTを介して第1制御部164に電力が供給される。この結果、第1回路160aに第1制御部164を動作させるための電源を設ける必要がないため、第1回路160aと第2回路160bとの絶縁状態を保ちつつ、装置の大型化及びコストの増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1制御部164は、例えば、コイルL1のインピーダンスを変化させてコイルL1に発生する信号を変化させることによって、第2制御部165にデータを送信する。そして、第2制御部165は、当該変化を検知することによって、第1制御部164からのデータを読み取る。このようにして、第1制御部164はアンテナANTによって電磁気的に結合された第2制御部165にデータを送信する。また、第2制御部165は、コイルL2に出力する信号の振幅を変調することによって、第1制御部164に時間Thなどのデータを送信する。
<第1制御部への電力供給の制御>
第2制御部165には、A/D変換器153から出力される電圧Vtが入力される。第2制御部165は、電圧Vtが閾値電圧Vth以下である(ヒータの温度が閾値温度以上である)場合は、交流電流をコイルL2に出力しないようにする。この結果、アンテナANTを介した第1制御部164への電力の供給が停止され、第1制御部164によるトライアック167の制御が停止される。即ち、ヒータ161への電力供給が停止される。その結果、第1制御部164が故障して過剰な電力がヒータ161に供給されることに起因して消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。即ち、第1回路が故障したとしても、消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。
また、異常判定部166にも、A/D変換器153から出力される電圧Vtが入力される。異常判定部166は、電圧Vtが閾値電圧Vth以下である(ヒータの温度が閾値温度以上である)場合は、第2制御部165からコイルL2に出力される交流電流が遮断されるようにスイッチSWを制御する(遮断状態)。具体的には、例えば、異常判定部166は、電圧Vtが閾値電圧Vth以下である場合は、スイッチSWの状態を変化させるためのコイル(不図示)への電流の供給を停止する。コイルへの電流の供給が停止されると、スイッチSWは遮断状態になる。この結果、アンテナANTを介した第1制御部164への電力の供給が停止され、第1制御部164によるトライアック167の制御が停止される。即ち、ヒータ161への電力供給が停止される。その結果、第1制御部164が故障して過剰な電力がヒータ161に供給されることに起因して消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。即ち、第1回路が故障したとしても、消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。なお、電圧Vtが閾値電圧Vthより大きい場合は、第2制御部165から出力される交流電流がコイルL2に供給されるようにスイッチSWが制御される(供給状態)。コイルへの電流の供給が行われている期間は、スイッチSWは供給状態である。
このように、本実施形態では、アンテナANTを介した第1制御部164への電力の供給を停止する構成を、第2制御部165と異常判定部166との両方が有する。この結果、第1回路が故障した場合に第2制御部165と異常判定部166とのいずれか一方が故障したとしても、アンテナANTを介した第1制御部164への電力の供給が停止される。この結果、第1制御部164によるトライアック167の制御が停止され、ヒータ161への電力供給が停止される。その結果、第1制御部164が故障して過剰な電力がヒータ161に供給されることに起因して消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。即ち、第1回路が故障したとしても、消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。
なお、本実施形態では、電圧Vtが閾値電圧Vth以下である場合は、第2制御部165から第1制御部164に電力が供給されないように、コイルL2への信号の出力が停止されたが、この限りではない。例えば、電圧Vtが閾値電圧Vth以下である場合は、第2制御部165がコイルL2に出力する交流電流が遮断されるようにスイッチSWが制御されてもよい。即ち、電圧Vtが閾値電圧Vth以下である場合は、第2制御部165から第1制御部164に電力が供給されないように、コイルL2への信号の出力が制御される構成であればよい。
また、本実施形態では、異常判定部166がスイッチSWを制御したが、この限りではない。例えば、CPU151aが電圧Vtに基づいてスイッチSWを制御する構成であってもよい。
なお、本実施形態におけるCPU151aの機能を第2制御部165が有する構成であってもよいし、第2制御部165の機能をCPU151aが有する構成であってもよい。
本実施形態における電圧V、電流I、電流I2等は、負荷に供給される電力に関するパラメータに対応する。
また、本実施形態におけるトライアック167はトライアック回路に含まれる。
また、本実施形態では、CPU151aは、信号ZXが入力されることに応じて実効値を取得したが、この限りではない。例えば、CPU151aは、CPU151aの内部に設けられたタイマによる計測時間が電圧Vの1周期に対応する時間になったら実効値を取得する構成でもよい。即ち、信号ZXが第2制御部165からCPU151aに入力される構成でなくてもよい。
また、本実施形態では、発熱体161aに供給される電力を調整する構成として、トライアック167が用いられたが、この限りではない。例えば、第1回路160aにおける回路の抵抗を変化させて発熱体161aに供給される電圧及び電流の振幅を変調することによって発熱体161aに供給される電力を調整する構成が用いられてもよい。
また、本実施形態においては、第1制御部164は、コイルL1のインピーダンスを変化させてコイルL1に発生する信号の振幅を変調することによってデータを第2制御部165に送信したが、この限りではない。例えば、第1制御部164は、コイルL1に発生する信号の周波数を変調することによってデータを第2制御部165に送信する構成であってもよい。
また、本実施形態においては、第1制御部164と第2制御部165との間の無線通信を行う方法としてNFC(Near Field Communication)が用いられるが、第1制御部164と第2制御部165との間の無線通信を行う方法は、これに限定されるわけではない。例えば、第1制御部164と第2制御部165との間の無線通信を行う方法として赤外線通信などの方法が用いられてもよい。
また、本実施形態においては、第1回路160aは商用電源に接続されているが、この限りではない。例えば、第1回路160aは、バッテリー等の所定電源に接続される構成でもよい。
なお、第1制御部164及びコイルL1は第1通信部に含まれ、第1制御部164は送信部に含まれる。また、コイルL2は第2通信部に含まれる。また、抵抗R3は検出手段に含まれる。
なお、本実施形態では、商用電源から電力が供給される負荷としてのヒータ161の温度制御が行われる構成について説明したが、負荷として用いられるものは、ヒータ161に限定されるわけではない。例えば、商用電源から電力が供給される負荷として感光ドラム309等が用いられてもよい。
1 商用電源
100 画像形成装置
151a CPU
154 サーミスタ
160 ACドライバ
161 定着ヒータ
161a 発熱体
164 第1制御部
165 第2制御部
167 トライアック
318 定着器
L1、L2 コイル

Claims (17)

  1. 所定電源と接続される第1回路と、前記第1回路とは絶縁される第2回路と、を有する電源装置において、
    前記第1回路に設けられたヒータと、
    前記第1回路に設けられ、前記所定電源から前記ヒータに供給される電力を調整する調整手段と、
    前記第1回路に設けられ、前記調整手段を制御する第1制御手段と、
    前記第1回路に設けられ、前記ヒータに供給される電力に関するパラメータを検出する第1検出手段と、
    前記第1回路に設けられ、前記第1制御手段に接続される第1通信部と、
    前記第2回路に設けられ、前記第1通信部と絶縁され且つ当該第1通信部と無線通信を行う第2通信部と、
    前記第2回路に設けられ且つ前記第2通信部に接続される第2制御手段と、
    前記ヒータの温度を検出する第2検出手段と、
    前記第2回路に設けられ、前記第1回路の異常を判定する判定手段と、
    を有し、
    前記第1制御手段は、前記第2制御手段から前記第2通信部に出力される電圧に起因して前記第1通信部に発生する電圧によ電力により動作し、
    前記第1制御手段は、前記第1検出手段による検出結果に関する情報を前記無線通信によって前記第2制御手段に送信し、
    前記第2制御手段は、前記第1制御手段から送信された前記情報に基づいて、前記ヒータの目標温度と前記第2検出手段によって検出される温度との偏差を小さくするための第1信号を、前記第1通信部及び第2通信部を介して前記第1制御手段に供給し、
    前記第1制御手段は、前記第1信号に基づいて前記調整手段を制御し、
    前記判定手段によって前記第1回路に異常があると判定された場合は、前記第1制御手段への前記電力の供給が遮断されることを特徴とする電源装置。
  2. 前記判定手段は、前記第2検出手段によって検出された温度に基づいて前記第1回路の異常を判定することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1回路の異常は、前記前記第2検出手段によって検出された温度が前記目標温度より高い所定温度より高いことに対応し、
    前記前記第2検出手段によって検出された温度が前記所定温度より高い場合は、前記第1制御手段への前記電力の供給が遮断されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記第1制御手段は、前記第2制御手段から前記第2通信部に出力された電圧に起因して前記第1通信部に発生する信号を用いて、前記情報を送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電源装置。
  5. 前記電源装置は、
    前記第2制御手段から前記第2通信部に前記電圧が供給される供給状態と前記第2制御手段から前記第2通信部に前記電圧が供給されない遮断状態とを切り替えるスイッチ手段と、
    前記判定手段によって前記第1回路に異常があると判定された場合に、前記スイッチ手段が前記遮断状態になるように前記スイッチ手段を制御する第3制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 前記第2制御手段は、前記判定手段によって前記第1回路に異常があると判定された場合は、前記第2通信部への前記電圧の供給を停止することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置。
  7. 前記所定電源は、商用電源であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置。
  8. 前記電力に関するパラメータは前記ヒータに供給される電流であり、
    前記第2制御手段は、前記第1検出手段によって検出された電流の実効値が所定値より大きい場合は前記ヒータに供給される電力を小さくするための信号を前記第1制御手段に供給することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置。
  9. 前記第2制御手段は、前記第1検出手段の検出結果に基づいて決定された電力の実効値が第2所定値より大きい場合は前記ヒータに供給される電力を小さくするための信号を前記第1制御手段に供給することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置。
  10. 前記第1検出手段は、前記所定電源から供給される電圧を検出し、
    前記第2制御手段は、前記第1検出手段によって検出された前記電圧の実効値に基づいて、前記ヒータに供給される電力を小さくするための信号を前記第1制御手段に供給することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の電源装置。
  11. 前記調整手段はトライアック回路であり、
    前記第1制御手段は、前記ヒータに供給される電力を増大させる場合は前記トライアック回路がON状態である期間を増大させ、前記ヒータに供給される電力を減少させる場合は前記トライアック回路がON状態である期間を減少させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電源装置。
  12. 前記第1通信部は、巻線で構成される第1アンテナと、前記第1アンテナを構成する巻線のインピーダンスを制御することによって前記情報を送信する送信部と、を備え、
    前記第2通信部は、巻線で構成される第2アンテナを備え、
    前記第1通信部と前記第2通信部との無線通信は、前記第1アンテナと前記第2アンテナとによって行われることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電源装置。
  13. 前記第1アンテナを構成する巻線には可変抵抗が接続されており、
    前記第1通信部は、前記可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、前記第1アンテナを構成する巻線のインピーダンスを制御することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  14. 前記第1通信部は、巻線で構成された第1アンテナを備え、
    前記第2通信部は、巻線で構成された第2アンテナを備え、
    前記第1通信部は、前記第2制御手段から前記第2アンテナに供給される電圧によって前記第1アンテナに誘起される電圧による電力により動作することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電源装置。
  15. 前記第1通信部と前記第2通信部は、NFCによる無線通信を行うことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか一項に記載の電源装置。
  16. 前記第1検出手段は、抵抗器を含むことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか一項に記載の電源装置。
  17. 請求項1乃至1のいずれか一項に記載の電源装置と、
    シートにトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段によって前記シートに転写された前記トナー像を、前記ヒータによる熱によって前記シートに定着させる定着手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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