JP7263446B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、負荷に供給される電力を制御する電源装置及び画像形成装置に関する。
従来、商用電源から供給される電力により動作する装置において、1次側に入力される商用電源の電圧及び1次側に流れる電流が1次側と絶縁された2次側で検出される構成が知られている。
特許文献1では、画像形成装置において、1次側に設けられた定着ヒータに印加される電圧がトランスを介して2次側で検出される構成が述べられている。CPUは、検出結果に基づいて、定着ヒータの温度を制御する。
特開2014-074766号公報
前記特許文献1において、トランスは、1次側と2次側とを絶縁する機能及び1次側における電圧を変圧して2次側に出力する機能を有する。変圧される電圧の周波数が小さいほど、トランスの巻き数を増大させる必要があり、より大きなトランスが必要となる。
前記特許文献1において変圧される電圧の周波数は50Hz又は60Hzであり、比較的周波数が低い。即ち、前記特許文献1においてトランスが用いられる場合、画像形成装置が大型化したりコストが増大したりしてしまう。
上記課題に鑑み、本発明は、第1回路と第2回路との絶縁状態を保ちつつ、装置の大型化を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電源装置は、
商用電源と接続される第1回路と、前記第1回路と絶縁される第2回路と、を有する電源装置において、
前記第1回路に設けられ、前記商用電源から前記第1回路に設けられた負荷に供給される電力を調整する調整手段と、
前記第2回路に設けられ、前記調整手段を制御する制御手段と、
前記第1回路に接続され且つ前記商用電源から前記負荷に供給される交流電圧に対応する交流電圧が入力される変換手段であって、前記交流電圧の値をアナログ値からデジタル値に変換する変換手段と、
前記第1回路に設けられ、第1の巻線を備える第1通信部と、
前記第2回路に設けられ且つ第2の巻線を備える第2通信部であって、前記第1通信部と絶縁され且つ前記第1の巻線と前記第2の巻線とを用いた無線通信を前記第1通信部と行う第2通信部と、
を有し、
前記変換手段は、前記制御手段から前記第2の巻線に出力される電圧に起因して前記第1の巻線に誘起される電圧による電力により、前記交流電圧の値を前記アナログ値から前記デジタル値に変換する動作を行うことが可能であり、
前記第1通信部は、前記変換手段が変換したデジタル値に関する情報を、前記第1の巻線に誘起された電圧の信号を用いて前記無線通信によって前記第2通信部を介して前記制御手段に送信することを特徴とする。
本発明によれば、第1回路と第2回路との絶縁状態を保ちつつ、装置の大型化を抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を説明する断面図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るACドライバの構成を示す制御ブロック図である。 トライアック駆動回路の構成を示すブロック図である。 交流電源の電圧V、発熱体に流れる電流I、制御部から出力されるH-ON信号及びゼロクロスタイミングを示すタイムチャートである。 第1実施形態に係る定着ヒータの温度を制御する方法を示すフローチャートである。 振幅変調された変調波を示す図である。 第2実施形態に係るACドライバの構成を示す制御ブロック図である。 第2実施形態に係る定着ヒータの温度を制御する方法を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の形状及びそれらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施の形態に限定される趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられるシート搬送装置を有するモノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
以下に、図1を用いて、画像形成装置100の構成および機能について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、原稿給送装置201、読取装置202及び画像印刷装置301を有する。
原稿給送装置201の原稿積載部203に積載された原稿は、給紙ローラ204によって1枚ずつ給紙され、搬送ガイド206に沿って読取装置202の原稿ガラス台214上に搬送される。更に、原稿は、搬送ベルト208によって一定速度で搬送されて、排紙ローラ205によって不図示の排紙トレイへ排紙される。読取装置202の読取位置において照明209によって照明された原稿画像からの反射光は、反射ミラー210、211、212からなる光学系によって画像読取部111に導かれ、画像読取部111によって画像信号に変換される。画像読取部111は、レンズ、光電変換素子であるCCD、CCDの駆動回路等で構成される。画像読取部111から出力された画像信号は、ASIC等のハードウェアデバイスで構成される画像処理部112によって各種補正処理が行われた後、画像印刷装置301へ出力される。前述の如くして、原稿の読取が行われる。即ち、原稿給送装置201及び読取装置202は、原稿読取装置として機能する。
また、原稿の読取モードとして、第1読取モードと第2読取モードがある。第1読取モードは、一定速度で搬送される原稿の画像を、所定の位置に固定された照明系209及び光学系によって読み取るモードである。第2読取モードは、読取装置202の原稿ガラス214上に載置された原稿の画像を、一定速度で移動する照明系209及び光学系によって読み取るモードである。通常、シート状の原稿の画像は第1読取モードで読み取られ、本や冊子等の綴じられた原稿の画像は第2読取モードで読み取られる。
画像印刷装置301の内部には、シート収納トレイ302、304が設けられている。シート収納トレイ302、304には、それぞれ異なる種類の記録媒体を収納することができる。例えば、シート収納トレイ302にはA4サイズの普通紙が収納され、シート収納トレイ304にはA4サイズの厚紙が収納される。なお、記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、樹脂シート、布、OHPシート、ラベル等は記録媒体に含まれる。
シート収納トレイ302に収納された記録媒体は、給紙ローラ303によって給送されて、搬送ローラ306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。また、シート収納トレイ304に収納された記録媒体は、給紙ローラ305によって給送されて、搬送ローラ307及び306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。
読取装置202から出力された画像信号は、半導体レーザ及びポリゴンミラーを含む光走査装置311に入力される。
また、感光ドラム309は、帯電器310によって外周面が帯電される。感光ドラム309の外周面が帯電された後、読取装置202から光走査装置311に入力された画像信号に応じたレーザ光が、光走査装置311からポリゴンミラー及びミラー312、313を経由し、感光ドラム309の外周面に照射される。この結果、感光ドラム309の外周面に静電潜像が形成される。なお、感光ドラムの帯電には、例えば、コロナ帯電器や帯電ローラを用いた帯電方法が用いられる。
続いて、静電潜像が現像器314内のトナーによって現像され、感光ドラム309の外周面にトナー像が形成される。感光ドラム309に形成されたトナー像は、感光ドラム309と対向する位置(転写位置)に設けられた転写帯電器315によって記録媒体に転写される。この転写タイミングに合わせて、レジストレーションローラ308は記録媒体を転写位置へ送り込む。
前述の如くして、トナー像が転写された記録媒体は、搬送ベルト317によって定着器318へ送り込まれ、定着器318によって加熱加圧されて、トナー像が記録媒体に定着される。このようにして、画像形成装置100によって記録媒体に画像が形成される。
片面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319、324によって、不図示の排紙トレイへ排紙される。また、両面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318によって記録媒体の第1面に定着処理が行われた後に、記録媒体は、排紙ローラ319、搬送ローラ320、及び反転ローラ321によって、反転パス325へと搬送される。その後、記録媒体は、搬送ローラ322、323によって再度レジストレーションローラ308へと搬送され、前述した方法で記録媒体の第2面に画像が形成される。その後、記録媒体は、排紙ローラ319、324によって不図示の排紙トレイへ排紙される。
また、第1面に画像形成された記録媒体がフェースダウンで画像形成装置100の外部へ排紙される場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319を通って搬送ローラ320へ向かう方向へ搬送される。その後、記録媒体の後端が搬送ローラ320のニップ部を通過する直前に搬送ローラ320の回転が反転することによって、記録媒体の第1面が下向きになった状態で、記録媒体が排紙ローラ324を経由して、画像形成装置100の外部へ排出される。
以上が画像形成装置100の構成および機能についての説明である。
図2は、画像形成装置100の制御構成の例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100は商用電源としての交流電源1(AC)に接続されており、画像形成装置100の内部の各種装置は交流電源1から供給される電力によって稼働する。システムコントローラ151は、図2に示すように、CPU151a、ROM151b、RAM151cを備えている。また、システムコントローラ151は、画像処理部112、操作部152、アナログ・デジタル(A/D)変換器153、高圧制御部155、モータ制御装置157、センサ類159、ACドライバ160と接続されている。システムコントローラ151は、接続された各ユニットとの間でデータやコマンドの送受信をすることが可能である。
CPU151aは、ROM151bに格納された各種プログラムを読み出して実行することによって、予め定められた画像形成シーケンスに関連する各種シーケンスを実行する。
RAM151cは記憶デバイスである。RAM151cには、例えば、高圧制御部155に対する設定値、モータ制御装置157に対する指令値及び操作部152から受信される情報等の各種データが記憶される。
システムコントローラ151は、画像処理部112における画像処理に必要となる、画像形成装置100の内部に設けられた各種装置の設定値データを画像処理部112に送信する。更に、システムコントローラ151は、センサ類159からの信号を受信して、受信した信号に基づいて高圧制御部155の設定値を設定する。
高圧制御部155は、システムコントローラ151によって設定された設定値に応じて、高圧ユニット156(帯電器310、現像器314、転写帯電器315等)に必要な電圧を供給する。
モータ制御装置157は、CPU151aから出力された指令に応じて、画像形成装置100の内部に設けられた負荷を駆動するモータを制御する。なお、図2においては、画像形成装置のモータとしてモータ509のみが記載されているが、実際には、画像形成装置には複数個のモータが設けられている。また、1個のモータ制御装置が複数個のモータを制御する構成であっても良い。更に、図2においては、モータ制御装置が1個しか設けられていないが、2個以上のモータ制御装置が画像形成装置に設けられていてもよい。
A/D変換器153は、定着ヒータ161の温度を検出するためのサーミスタ154が検出した検出信号を受信し、検出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してシステムコントローラ151に送信する。システムコントローラ151は、A/D変換器153から受信したデジタル信号に基づいてACドライバ160の制御を行う。ACドライバ160は、定着ヒータ161の温度が定着処理を行うために必要な温度となるように定着ヒータ161を制御する。なお、定着ヒータ161は、定着処理に用いられるヒータであり、定着器318に含まれる。
システムコントローラ151は、使用する記録媒体の種類(以下、紙種と称する)等の設定をユーザが行うための操作画面を、操作部152に設けられた表示部に表示するように、操作部152を制御する。システムコントローラ151は、ユーザが設定した情報を操作部152から受信し、ユーザが設定した情報に基づいて画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。また、システムコントローラ151は、画像形成装置の状態を示す情報を操作部152に送信する。なお、画像形成装置の状態を示す情報とは、例えば、画像形成枚数、画像形成動作の進行状況、原稿読取装置201及び画像印刷装置301におけるシート材のジャムや重送等に関する情報である。操作部152は、システムコントローラ151から受信した情報を表示部に表示する。
前述の如くして、システムコントローラ151は画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。
[ACドライバ]
図3は、ACドライバの構成を示す制御ブロック図である。ACドライバ160は、交流電源1に接続される第1回路160aと当該第1回路160aと絶縁される第2回路160bとによって構成される。なお、図3に示すように、第1回路160aはACドライバ160における1次側に含まれ、第2回路160bはACドライバ160における2次側に含まれる。
ACドライバ160は、交流電源1から供給される電圧V及び定着ヒータ161に流れる電流Iを検出する検出部164、交流電源1から定着器318への電力供給を制御するリレー回路166、トライアック167、リレー回路166及びトライアック167を制御する制御部165を有する。
図3に示すように、検出部164は制御部165と絶縁されており、検出部164は第1回路160aに設けられ、制御部165は第2回路160bに設けられる。検出部164は制御部165とアンテナANTによって電磁気的に結合されている。また、制御部165は、CPU151aと接続されており、CPU151aによって制御される。なお、アンテナANTについては後に説明する。
図3に示すように、交流電源1から出力される電圧はAC/DC電源163にも入力される。AC/DC電源163は、交流電源1から出力される交流電圧を、例えば、5V及び24Vの直流電圧に変換して出力する。5Vの直流電圧は、CPU151a及び制御部165に供給される。また、24Vの直流電圧は、リレー回路166及びトライアック駆動回路167aに供給される。直流電圧5V及び24Vは、画像形成装置100の内部の各種装置にも供給される。なお、AC/DC電源163から出力される電圧は検出部164には供給されない。検出部164には、アンテナANTを介して制御部165から絶縁状態のまま電力が供給される。具体的な構成については後述する。
リレー回路166は、制御部165から出力される信号Aによって制御される。例えば、制御部165から信号A=‘H’が出力されると、リレー回路166は、交流電源1から定着器318に電力が供給される状態になる。また、制御部165から信号A=‘L’が出力されると、リレー回路166は、交流電源1から定着器318への電力供給を遮断する状態になる。例えば、定着ヒータ161に流れる電流が所定値より高くなると(即ち、異常時に)信号A=‘L’がリレー回路166に出力される。なお、制御部165は、CPU151aからの指令に応じて信号Aの出力を行う。
トライアック駆動回路167aはトライアック167を制御する回路である。図4は、トライアック駆動回路167aの構成を説明するブロック図である。図7に示すように、トライアック駆動回路167aは、第2回路160bに設けられた発光素子168a及び第1回路160aに設けられた受光素子168bによって構成されるフォトカプラ168と、受光素子168bの受光結果に応じてトライアック167を駆動する駆動回路169と、を有する。
制御部165からH-ON信号=‘H’が出力されると、トライアック駆動回路167aに設けられた発光素子168aが点灯する。そして、トライアック駆動回路167aに設けられた受光素子168bが発光素子168aから出力された光を受光することに応じて、駆動回路169は、トライアック167がON状態になるようにトライアック167を駆動する。このように、第1回路160aと第2回路160bとの絶縁が保たれた状態で、第2回路160b側から第1回路160aのトライアック167を制御することができる。
上述のようにしてトライアック167が制御されることによって、定着ヒータ161への電力の供給が行われる。定着ヒータ161に供給される電力の量は、トライアック167がON状態になるタイミングが制御されることによって調整される。
<定着ヒータの温度制御>
以下に、定着ヒータ161の温度を制御する方法を説明する。交流電源1から出力される電力はACドライバ160を介して定着器318に設けられた定着ヒータ161内部の発熱体161aに供給される。
検出部164は、交流電源1から供給される電圧V(抵抗器R2の両端電圧V)を検出する。また、検出部164は、抵抗器R2の両端電圧に基づいて、発熱体161aに流れる電流Iを検出する。
検出部164は、入力される電圧V及び電流Iをアナログ値からデジタル値に変換するA/D変換器164aを有する。検出部164は、A/D変換器164aによって変換された電圧V及び電流Iを所定の周期T(例えば、50μs)でサンプリングする。検出部164は、電圧V及び電流Iのサンプリングを行う毎に、以下の式(1)乃至(3)のように、V^2、I^2、V*Iの積算を行う。
Figure 0007263446000001
検出部164は、積算した値をメモリ164bに記憶する。
また、検出部164は、電圧Vが負の値から正の値に変化するタイミング(以下、ゼロクロスタイミングと称する)を検出する。
検出部164は、ゼロクロスタイミングになると、電圧Vの実効値Vrms、Iの実効値Irms、V*I(=P)の実効値Prmsを以下の式(4)乃至(6)を用いて演算する。
Figure 0007263446000002
検出部164は、演算した実効値Vrms、Irms、Prmsをメモリ164bに記憶する。なお、検出部164は、実効値Vrms、Irms、Prmsを演算する毎に、メモリ164bに記憶されているV^2、I^2、V*Iの積算値をリセットする。
また、検出部164は、ゼロクロスタイミングになると、メモリ164bに記憶されている実効値Vrms、Irms、Prms及びゼロクロスタイミングになったことを、後述する方法によりアンテナANTを介して制御部165に通知する。
制御部165は、検出部164から取得した実効値Vrms、Irms、Prmsをメモリ165aに記憶する。また、制御部165は、ゼロクロスタイミングであることをCPU151aに通知する(信号ZX)。
CPU151aは、制御部165からゼロクロスタイミングであることが通知されると、制御部165のメモリ165aに記憶されている実効値Vrms、Irms、Prmsを取得する。このように、CPU151aは、ゼロクロスタイミング毎に実効値Vrms、Irms、Prmsを取得する。即ち、本実施形態においては、信号ZXは、CPU151aが実効値Vrms、Irms、Prmsを取得するためのトリガーとなる信号である。
定着器318は、サーモスタット162を有する。サーモスタット162は、当該サーモスタット162が所定の温度に到達すると発熱体161aに電力が供給されないようにする機能を有する。
定着ヒータ161の付近には、定着ヒータ161の温度を検出するサーミスタ154が設けられている。図3に示すように、サーミスタ154はグラウンド(GND)に接続されている。サーミスタ154は、例えば、温度が高くなるほど抵抗値が低下する特性を有する。サーミスタ154の温度が変化するとサーミスタ154の両端の電圧Vtも変化する。この電圧Vtを検出することによって定着ヒータ161の温度が検出される。
サーミスタ154から出力されるアナログ信号としての電圧VtはA/D変換器153に入力される。A/D変換器153は、電圧Vtをアナログ信号からデジタル信号に変換してCPU151aに出力する。
CPU151aは、制御部165から取得した実効値Vrms、Irms、Prms及びA/D変換器153から出力される電圧Vtに基づいて制御部165を介してトライアックを制御することによって、定着ヒータ161の温度を制御する。以下に、定着ヒータ161の温度が制御される具体的な方法を説明する。
図5は、交流電源1の電圧V、発熱体161aに流れる電流I、制御部165から出力されるH-ON信号及びゼロクロスタイミングを示すタイムチャートである。図5に示すように、ゼロクロスタイミングの周期Tzxは、交流電源1の電圧の周期に対応する。
図5に示すように、ゼロクロスタイミングからH-ON信号=‘H’が出力されるタイミングt_on1までの時間Thが制御されることによって、発熱体161aに流れる電流量(供給される電力量)が制御される。具体的には、例えば、時間Thが短いほど、発熱体161aに流れる電流量は多くなる。即ち、時間Thが短くなるように制御されると、定着ヒータ161の温度は増大する。
本実施形態では、CPU151aは、制御部165を介して、ゼロクロスタイミングからタイミングt_on1までの時間を制御することによって発熱体161aに流れる電流量を制御する。この結果、CPU151aは定着ヒータ161の温度を制御することができる。なお、本実施形態では、タイミングt_on1においてH-ON信号=‘H’が出力されることに起因して流れる電流と同じ量且つ逆極性である電流が発熱体161aに流れるように、トライアック167が制御される。具体的には、図5に示すように、タイミングt_on1から時間Tzx/2が経過したタイミング(即ち、交流電源1の電圧の半周期後のタイミング)t_on2においてもH-ON信号=‘H’が出力される。
図6は、定着ヒータ161の温度を制御する方法を示すフローチャートである。以下に、図6を用いて、本実施形態における定着ヒータ161の温度制御について説明する。このフローチャートの処理は、CPU151aによって実行される。なお、このフローチャートの処理は、例えば、画像形成装置100が起動されると実行される。
S101において、CPU151aは、例えば、A/D変換器153から取得した電圧Vtと定着ヒータ161の目標温度に対応する電圧V0との差分値に基づいて、時間Thを設定し、時間Thを制御部165に通知する。この結果、制御部165は、設定された時間Thに基づいてH-ON信号をトライアック駆動回路167aに出力する。
その後、S102において、制御部165からCPU151aに信号ZXが入力されると、S103において、CPU151aは、A/D変換器153から出力される電圧Vt及び制御部165のメモリ165aに記憶されている実効値Vrms、Irms、Prmsを取得する。
その後、S104において、電力の実効値Prmsが閾値Pth以上である(Prms≧Pth)場合は、S109において、CPU151aは、現在設定されている時間Thを増大させる指示を制御部165に出力する。なお、時間Thを増大させる量は、予め決められた量であっても良いし、実効値Prmsと閾値Pthとの差分値に基づいて決定されてもよい。
このように、電力の実効値Prmsが閾値Pth以上である場合に実効値Prmsが閾値Pthより小さくなるように時間Thが設定されることによって、定着ヒータ161に過剰な電力が供給されてしまうことを抑制することができる。この結果、消費電力が増大することを抑制することができる。なお、閾値Pthは、定着ヒータ161の温度を目標温度まで上昇させることができるような電力よりも大きい値に設定される。
その後、処理はS110に進む。
また、S104において、電力の実効値Prmsが閾値Pthより小さい(Prms<Pth)である場合は、処理はS105に進む。
S105において、電流の実効値Irmsが閾値Ith以上である(Irms≧Ith)場合は、S109において、CPU151aは、現在設定されている時間Thを増大させる指示を制御部165に出力する。なお、時間Thを増大させる量は、予め決められた量であっても良いし、実効値Irmsと閾値Ithとの差分値に基づいて決定されてもよい。
このように、実効値Irmsが閾値Ith以上である場合に実効値Irmsが閾値Ithより小さくなるように時間Thが制御されることによって、発熱体161aに過剰な電流が供給されてしまうことを抑制することができる。この結果、定着ヒータ161の温度が過剰に上昇してしまうことを抑制することができる。なお、閾値Ithは、定着ヒータ161の温度を目標温度まで上昇させることができるような電流よりも大きい値に設定される。
その後、処理はS110に進む。
また、S105において、実効値Irmsが閾値Ithより小さい(Irms<Ith)である場合は、処理はS106に進む。
S106において、A/D変換器153から取得した電圧Vtが、定着ヒータ161の目標温度に対応する電圧V0である場合は、処理はS110に進む。
また、S106において、A/D変換器153から取得した電圧Vtが、定着ヒータ161の目標温度に対応する電圧V0でない場合は、処理はS107に進む。
S107において、電圧Vtが電圧V0より大きい場合は、S109において、CPU151aは、電圧Vtと電圧V0との偏差が小さくなるように、現在設定されている時間Thを増大させる指示を制御部165に出力する。なお、時間Thを増大させる量は、予め決められた量であっても良いし、電圧V0と電圧Vtとの差分値に基づいて決定されてもよい。
また、S107において、電圧Vtが電圧V0より小さい場合は、S108において、CPU151aは、電圧Vtと電圧V0との偏差が小さくなるように、現在設定されている時間Thを減少させる指示を制御部165に出力する。なお、時間Thを減少させる量は、予め決められた量であっても良いし、電圧V0と電圧Vtとの差分値に基づいて決定されてもよい。
S110において、温度制御が継続される(即ち、印刷ジョブが継続される)場合は、処理はS102に戻る。
また、S110において、温度制御が終了する(即ち、印刷ジョブが終了する)場合は、S111において、CPU151aは、トライアック167の駆動を停止するように制御部165を制御する。
なお、例えば、時間Thを増大させることに起因して変化する電力の変化量は、電圧の実効値が例えば100Vである場合と80Vである場合とで異なる。具体的には、電圧の実効値が100Vである場合に時間Thを増大させることに起因して変化する電力の変化量は、電圧の実効値が80Vである場合に時間Thを増大させることに起因して変化する電力の変化量よりも大きい。CPU151aは、電圧の実効値Vrmsに基づいて時間Thを制御する。
以上が、定着ヒータ161の温度を制御する方法である。
<アンテナANT>
{制御部から検出部への電力供給}
第1回路160aに設けられた検出部164は、第2回路160bに設けられた制御部165と絶縁され、第1通信部としてのコイル(巻線)L1及び第2通信部としてのコイル(巻線)L2で構成されるアンテナANTにより制御部165と電磁気的に結合される。コイルL2には、振幅変調された高周波(例えば13.56MHz)の信号が出力される。コイルL2には当該信号に応じた交流電流が流れ、当該交流電流が流れることに起因してコイルL2に発生する交流磁界によって、コイルL1に交流電圧が発生する。検出部164はコイルL1に発生する交流電圧によって動作する。このように、本実施形態では、制御部165からアンテナANTを介して検出部164に電力が供給される。この結果、第1回路160aに検出部164を動作させるための電源を設ける必要がないため、装置の大型化及びコストの増大を抑制することができる。なお、制御部165は、例えば、検出部164が電圧V及び電流Iを検出する周期よりも短い周期で検出部164に電力を供給する。また、制御部165は、画像形成装置100がスリープ中である期間は、検出部164に電力を供給しなくてもよい。
{制御部と検出部とのデータ通信}
図7は、振幅変調された信号を示す図である。図7に示すように、‘0’及び’1‘を表す信号は、第1の振幅を有する信号と第1の振幅よりも小さい第2の振幅を有する信号との組み合わせで表される。例えば、’1‘を表す信号は、1ビットの前半が第1の振幅を有する信号で表され、1ビットの後半が第2の振幅を有する信号で表される。また、’0‘を表す信号は、1ビットの前半が第2の振幅を有する信号で表され、1ビットの後半が第1の振幅を有する信号で表される。
コイルL2には、図7に示すような、振幅が変調された信号が出力される。この結果、コイルL1には、コイルL2に出力された信号に対応する信号が発生する。
検出部164は、例えば、検出部164に設けられた可変抵抗164cの抵抗値を制御部165に送信するデータに応じて変化させる。この結果、コイルL1のインピーダンスが変化することに起因してコイルL1に発生する信号が変化し、制御部165にデータが送信される。検出部164は、このようにしてコイルL1に発生する信号にデータを重畳することによって制御部165にデータを送信する。なお、データとは、実効値Vrms、Irms、Prms及びゼロクロスタイミングを示す信号ZX等に対応する。
制御部165は、検出部164がコイルL1に発生する信号にデータを重畳することに起因してコイルL2に発生する信号から当該データを抽出する。具体的には、制御部165は、検出部164がコイルL1に発生する信号にデータを重畳する際にコイルL1のインピーダンスを変化させることに起因してコイルL2に発生する信号の変化を検知することによって、検出部164からのデータを読み取る。
このようにして、検出部164はアンテナANTによって電磁気的に結合された制御部165にデータを送信する。即ち、検出部164は、コイルL1とコイルL2との無線通信によって制御部165にデータを送信する。
以上のように、本実施形態では、第1回路160aに設けられた検出部164は、第2回路160bに設けられた制御部165と絶縁され、コイルL1及びコイルL2で構成されるアンテナANTによって制御部165と電磁気的に結合される。具体的には、制御部165が出力した信号に応じてコイルL2に流れる交流電流に起因してコイルL2に発生する交流磁界によって、コイルL1に交流電圧が発生する。検出部164はコイルL1に発生する交流電圧によって動作する。このように、本実施形態では、制御部165からアンテナANTを介して検出部164に電力が供給される。この結果、第1回路160aに検出部164を動作させるための電源を設ける必要がないため、第1回路160aと第2回路160bとの絶縁状態を保ちつつ、装置の大型化及びコストの増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、検出部164は、例えば、コイルL1のインピーダンスを変化させてコイルL1に発生する信号を変化させることによって、制御部165にデータを送信する。そして、制御部165は、当該変化を検知することによって、検出部164からのデータを読み取る。このようにして、検出部164はアンテナANTによって電磁気的に結合された制御部165にデータを送信する。この結果、第1回路160aと第2回路160bとの間にトランスを設ける必要がないため、第1回路160aと第2回路160bとの絶縁状態を保ちつつ、装置の大型化及びコストの増大を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
画像形成装置100の構成が第1実施形態と同様である部分については、説明を省略する。
図8は、本実施形態におけるACドライバ160の構成を示すブロック図である。図8に示すように、本実施形態におけるACドライバ160には、抵抗器R4が第1回路160aに設けられている。抵抗器R4は、第1回路160aに流れる電流の総量である電流I2を検出するための抵抗器である。
検出部164は、第1実施形態で説明した方法(即ち、抵抗器R3から検出される電流Iに基づいて実効値Irmsを演算する方法)と同様の方法で、電流I2の検出結果に基づいて実効値I2rmsを演算する。検出部164は、当該実効値I2rmsをアンテナANTを介して制御部165に送信する。
CPU151aは、電流I2の検出結果に基づく実効値I2rmsと閾値I2thとを比較し、比較結果に基づいて時間Thを制御する。
図9は、定着ヒータ161の温度を制御する方法を示すフローチャートである。以下に、図9を用いて、本実施形態における定着ヒータ161の温度制御について説明する。このフローチャートの処理は、CPU151aによって実行される。なお、このフローチャートの処理は、例えば、画像形成装置100が起動されると実行される。
S201において、CPU151aは、例えば、A/D変換器153から取得した電圧Vtと定着ヒータ161の目標温度に対応する電圧V0との差分値に基づいて、時間Thを設定し、時間Thを制御部165に通知する。この結果、制御部165は、設定された時間Thに基づいてH-ON信号をトライアック駆動回路167aに出力する。
S202からS205の処理は、図5におけるS102からS105までの処理と同様であるため説明を省略する。
S206において、実効値I2rmsが閾値I2th以上である(Prms≧Pth)場合は、S211において、CPU151aは、現在設定されている時間Thを増大させる指示を制御部165に出力する。なお、時間Thを増大させる量は、予め決められた量であっても良いし、実効値I2rmsと閾値I2thとの差分値に基づいて決定されてもよい。なお、閾値I2thは、画像形成装置100において使用できる電力の総量よりも小さい値に設定される。
S207からS210までの処理及びS212の処理は、図5におけるS106からS111までの処理と同様であるため説明を省略する。
以上のように、本実施形態におけるACドライバ160には、第1回路160aに流れる電流の総量である電流I2を検出するための抵抗器R4が第1回路160aに設けられている。実効値I2rmsが閾値I2thを超えないように時間Thが制御されることによって、装置全体に供給される電力が画像形成装置100において使用できる電力を超えてしまうことを抑制することができる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態におけるCPU151aの機能を制御部165が有する構成であってもよいし、制御部165の機能をCPU151aが有する構成であってもよい。
第1実施形態及び第2実施形態における電圧V、電流I、電流I2等は、負荷に供給される電力に関するパラメータに対応する。
また、第1実施形態及び第2実施形態におけるトライアック駆動回路167a及びトライアック167はそれぞれ調整手段及びトライアック回路に含まれる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、CPU151aは、信号ZXが入力されることに応じて実効値を取得したが、この限りではない。例えば、CPU151aは、CPU151aの内部に設けられたタイマによる計測時間が電圧Vの1周期に対応する時間になったら実効値を取得する構成でもよい。即ち、信号ZXが制御部165からCPU151aに入力される構成でなくてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、発熱体161aに供給される電力を調整する構成として、トライアック167が用いられたが、この限りではない。例えば、第1回路160aにおける回路の抵抗を変化させて発熱体161aに供給される電圧及び電流の振幅を変調することによって発熱体161aに供給される電力を調整する構成が用いられてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、検出部164は、コイルL1のインピーダンスを変化させてコイルL1に発生する信号の振幅を変調することによってデータを制御部165に送信したが、この限りではない。例えば、検出部164は、コイルL1に発生する信号の周波数を変調することによってデータを制御部165に送信する構成であってもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、検出部164と制御部165との間の無線通信を行う方法としてNFC(Near Field Communication)が用いられるが、検出部164と制御部165との間の無線通信を行う方法は、これに限定されるわけではない。例えば、検出部164と制御部165との間の無線通信を行う方法として赤外線通信などの方法が用いられてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、第1回路160aは商用電源に接続されているが、この限りではない。例えば、第1回路160aは、バッテリー等の所定電源に接続される構成でもよい。
なお、検出部164及びコイルL1は第1通信部に含まれ、検出部164は送信部に含まれる。また、コイルL2は第2通信部に含まれる。また、抵抗R3は検出手段に含まれる。
1 商用電源
100 画像形成装置
151a CPU
160 ACドライバ
161 定着ヒータ
161a 発熱体
164 検出部
165 制御部
167 トライアック
167a トライアック駆動回路
318 定着器
L1、L2 コイル

Claims (14)

  1. 商用電源と接続される第1回路と、前記第1回路と絶縁される第2回路と、を有する電源装置において、
    前記第1回路に設けられ、前記商用電源から前記第1回路に設けられた負荷に供給される電力を調整する調整手段と、
    前記第2回路に設けられ、前記調整手段を制御する制御手段と、
    前記第1回路に接続され且つ前記商用電源から前記負荷に供給される交流電圧に対応する交流電圧が入力される変換手段であって、前記交流電圧の値をアナログ値からデジタル値に変換する変換手段と、
    前記第1回路に設けられ、第1の巻線を備える第1通信部と、
    前記第2回路に設けられ且つ第2の巻線を備える第2通信部であって、前記第1通信部と絶縁され且つ前記第1の巻線と前記第2の巻線とを用いた無線通信を前記第1通信部と行う第2通信部と、
    を有し、
    前記変換手段は、前記制御手段から前記第2の巻線に出力される電圧に起因して前記第1の巻線に誘起される電圧による電力により、前記交流電圧の値を前記アナログ値から前記デジタル値に変換する動作を行うことが可能であり、
    前記第1通信部は、前記変換手段が変換したデジタル値に関する情報を、前記第1の巻線に誘起された電圧の信号を用いて前記無線通信によって前記第2通信部を介して前記制御手段に送信することを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1通信部から送信された前記情報に基づいて、前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記負荷はヒータであり、
    前記電源装置は、前記ヒータの温度を検出する第2の検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記第2の検出手段によって検出された温度に基づいて、前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の検出手段によって検出された温度が目標温度になるように前記調整手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御手段から前記第2の巻線に電圧が出力されない状態において、前記変換手段による前記交流電圧の値の前記アナログ値から前記デジタル値への変換の動作は行われないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 前記制御手段から前記第2の巻線に電圧が出力されない状態において、前記変換手段には電力が供給されないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電源装置。
  7. 前記電源装置は、前記商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する電源変換手段を有し、
    前記制御手段には前記電源変換手段から出力される直流電圧に基づく電力が供給され、
    前記変換手段には前記電源変換手段から出力される直流電圧に基づく電力は供給されないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電源装置。
  8. 前記第1通信部は、前記第1の巻線のインピーダンスを制御することによって前記情報を送信する送信部を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電源装置。
  9. 前記第1の巻線には可変抵抗が接続されており、
    前記第1通信部は、前記可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、前記第1の巻線のインピーダンスを制御することを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
  10. 前記制御手段は、前記交流電圧に対応する交流電圧の実効値に基づいて前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電源装置。
  11. 前記電源装置は、
    前記第2回路に設けられ、光を出力する発光素子と、
    前記第1回路に設けられ、前記発光素子から出力される前記光を受光する受光素子と、
    前記受光素子による前記光の受光に応じて前記調整手段を駆動する駆動手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記発光素子の発光を制御することによって、前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電源装置。
  12. 前記調整手段はトライアック回路であり、
    前記制御手段は、前記負荷に供給される電力を増大させる場合は前記トライアック回路がON状態である期間を増大させ、前記負荷に供給される電力を減少させる場合は前記トライアック回路がON状態である期間を減少させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電源装置。
  13. 前記第1通信部及び前記第2通信部は、NFCによる前記無線通信を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の電源装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の電源装置と、
    前記負荷としてのヒータと、
    シートにトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段によって前記シートに転写された前記トナー像を、前記ヒータによる熱によって前記シートに定着させる定着手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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